THE NINJA WARRIORS

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THE NINJA WARRIORS - (2016/08/03 (水) 12:53:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/05/27(木) 04:53:50
更新日:2024/03/21 Thu 21:00:49
所要時間:約 4 分で読めます




1993年、かつて栄華を誇ったこの国は、重大な危機に直面していた。

魔王「バングラー」が、その邪悪な魔力により、独裁政治を行なうようになってからというものの、人々の意識は洗脳されてしまい、社会は荒廃してしまった。

そんな中で、革命派のリーダー「マルク」は魔王バングラーを倒すべく、2体の殺人マシーン「KUNOICHI」と「NINJA」を完成させ、
勇敢に挑んでいった――。




1987年にタイトーが販売した横三画面横スクロールアクションゲーム。

全6ステージ・2人協力プレイ可能。

8方向レバーで自機(1PはKUNOICHI、2PはNINJA)の操作。
上要素はジャンプ、下要素はしゃがみとなっており、
斜めに入れると斜めジャンプやしゃがみ歩きが出来る。

ボタン1でくないを振って攻撃。
ボタン2で個数制限のある手裏剣を飛ばして攻撃。

ボタン1を押し続けでくないを構えて防御ができ、斬撃や銃弾や爆風などを防御できる。
防御状態で斜めジャンプすると回転ジャンプとなり着地まで無敵である。


本作は体力ゲージ制である。

自機は身体が部位分けされており、一定量以上のダメージを受けると忍者服が破け、内部が露出してしまう。
以降、その部位に攻撃を受けるとダメージが2倍になる。
ステージクリアで体力ゲージは全快するが、忍者服は修理されないため、なるべくダメージを受けないことも重要である。



ダライアスの筐体を流用してゲームを作ろう」というポイントからプロジェクトが発足したゲームが本作である

アメコミな作風が全般的に渡って目立ち、合成音声によるボイスが追加されたほか、非常に豊かなアニメーションを誇り、キャラクターの一つひとつが実に滑らかな動きをするのが特徴である。

ダライアスに引き続き、音楽はZUNTATA所属の小倉久佳氏が担当。
開発段階で「BGMで客を引き付けられるゲームにしたいね」という声があがり、その結果としてBGMはや非常に派手になっており、ダライアスに匹敵する素晴らしい出来になっている。
津軽三味線をサンプリングしてBGMに用いるなど、当時としは非常に画期的な手法を取った。



非常に高い難易度を誇り、
  • パターン化のしづらさ
  • 自機の移動速度の遅さと攻撃手段の弱さ
  • 敵の多さと攻撃のかわしづらさ
  • 耐久力の高い敵のオンパレード
…など1面から飛ばしているところが目立つ。

それもあってかノーマルランクでのワンコインクリアは当時、全国でも数えるほどであった。
今でこそ珍しくないが、本作こそがタイトーの鬱エンドの原点と言ってもよく、衝撃的なエンディングは当時話題になった。



  • コラム

1面のBGMは「DADDY MULK」。

革命派リーダーのマルクの事を指しており、津軽三味線の音色が用いられているのもこの曲である。

本作のBGM中でも非常に高い人気を誇り、曲の1ループだけで4分以上かかる気合いの入れようになっている。

普通にプレイしてると三味線演奏に入る前にステージクリアしてしまうため、わざわざボスの手前で立ち止まって三味線が鳴るのを待つプレイヤーも多かった。

1面のBGMを最終面にも回して瞑想感を高める手法はタイトーによく取られているが、本作も同様で6面のバングラー官邸のBGMも「DADDY MULK」である。


ダライアスと同様、本作も非常に希少なゲームとなっており、オークション等では基板がン十万の値で取引されるのはザラである。

同様に、全国のゲーセンに数えるほどのごく少数しか残されていない。


移植は、
音声オミット、サウンドもハード相応に準ずる音質に、ステージ2、4の戦車がカット、土蜘蛛に差し替えされたものの、その他の操作性、ステージ構成は崩さずに一回り難易度を落としたPCエンジン版、
唯一の忠実移植と言われているメガCD版がある。


携帯アプリでもアーケード版が配信されているが、こちらは1P側しか選ぶことが出来ない、当然だが操作がきつい、スタッフロール表記が異なる、オールクリアー時には鳴らないゲームオーバー音が鳴る、等の違和感がある。






項目が完成したなどと思ってはいけない

なぜなら彼らは不死身の

"狂った編集マシーン"なのだから・・・

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