のんのんびより

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のんのんびより - (2021/04/18 (日) 08:49:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/01/12 Wed 00:28:03
更新日:2024/04/06 Sat 20:25:39
所要時間:約 5 分で読めます






田舎の学校、日々是平穏、仲良くのんびり、穏々日和。



『月刊コミックアライブ』にて連載されていた漫画及びそれを原作とするアニメ。作者はあっと。

◯概要◯

日本のどこかにある田舎、生徒が5人しかいない旭丘分校を舞台としたコメディ漫画。
何でも揃っている都会とは一風変わった田舎の不便ながらものんびりとした生活を描く。

大自然の中で移り変わる季節とそこに生きる人の暮らしの描写も特徴的。
アニメEDの1フレーズ「空と地面は遠く 人と人は近く」「ここは世界一優しい おかえりが待ってる場所」がこの作品の描く世界を物語る。

◯舞台について◯

とにかく田舎。モデルとなった町があるわけではなく、作者の家周辺・祖父母の家の記憶からひっちゃかめっちゃか取り出しただけという。
その為標識や学校の名前が北海道くさい。自動車用信号が縦向きであるため、雪深い地域であることは確かであり大雪の描写もある。
作中では「旭丘」「日和」「御坊北」「下里」「奥枯木又」という地名が登場する。

  • 自宅の鍵は閉めないのが普通(この為れんげ、小鞠、夏海は鍵を所持している蛍に対し「変わってらっしゃる」とコメントした。)
  • 次のバスは5時間後(アニメでは2時間後)
  • レンタルショップは10駅向こう
  • 「牛横断注意」の標識
  • 地元の電車は一両編成手動ドア(原作では架線があり電化されているが、アニメでは架線がない)
  • 無人販売所≒コンビニ
  • 東京から6時間
  • 新幹線や飛行機に興味津々
  • 最寄りの本屋までは自転車で20分
  • ジャ○プの発売日は毎週水曜日(首都圏では月曜日)

◯登場人物◯

  • 宮内れんげ(みやうち れんげ)
CV:小岩井ことり
小学1年生。旭丘分校の生徒の中では最年少。語尾に「のん」がつくことが多い。他にも「にゃんぱすー」など独特な口調で話す。
ネーミングセンスも独特である(狸は「具」、サワガニは「お塩」、蝉の幼虫は「その日暮らし」)。
他のメンバーとは一線を画す感性を持ち、あまりの独自性に周りは理解できないことも多い。
成績はすこぶる良好で、1学期の通知表は5段階評価でオール5。また、小学1年生にして摩擦や重力などを理解したり、他の登場人物が展開の派手さに目を奪われてるドラマの問題点を冷静に指摘するなど、頭の回転も早い。
上述の通り分校最年少であり、また三姉妹の末妹でもあるためか、年下から「お姉ちゃん」と呼ばれたときには感動していた。
スタイル?貴様は小1に一体何を求めているんだ?

  • 一条蛍(いちじょう ほたる)
CV:村川梨衣
小学5年生。両親の仕事の都合で東京から旭丘分校へと転校してきた。家はかなり大きい。
都会育ちではあるものの都会風を吹かせ田舎を見下すようなことはしないよくできた子。
小学生とは思えないほど発育が良くスタイル抜群(アニメ版のデザインは原作以上に発育が進んでいる)で、まさに成長期の真っ只中。
電話に出れば「奥様ですか?」と間違われ、近所のおばさんにはお見合い写真を渡され、海では小鞠を絶望のどん底に叩き付けた上にナンパされた。君は本当に小5かね?
少々(というかかなりレズっ気があり、先輩である小鞠をとても愛でている。
自宅でこまぐるみを量産してしまうほど。そのうちお持ち帰りしそうである。
こまぐるみを量産し、他のみんなのぬいぐるみもすぐに作れる程に裁縫が得意。
歳の割には落ち着いていてしっかりした性格であるが、取り乱して泣いてしまうなど歳相応の一面を見せることもある。
実際には落ち着いた性格は意識してやっているものであり、素の性格は非常に子供らしく、両親に甘えたり積もった雪にはしゃいだしている。
ただ子供っぽいところを見られるのはかなり恥ずかしいらしく、人に見られた時はかなり動揺していた。
飼い犬のペチを溺愛している。

  • 越谷夏海(こしがや なつみ)
CV:佐倉綾音
中学1年生。小鞠の妹。天真爛漫な性格で、旭丘分校のムードメーカー兼トラブルメーカー。
小さい頃からいたずらが大好きで母親を辟易させている。人をからかうのも大好きで主なターゲットは小鞠。
姉とは違い、歳相応のスタイル(中一にしては良い方だが、蛍には及ばず)である。
身体を動かすのは好きだが勉強は苦手。通知表は10段階評価で平均5を下回る。体育の成績もいいわけではない。
テストで0点を取ったこともあり、母親に答案を発見され大目玉をくらっている。
能天気な性格だが、人間は死んだらどうなるのかについて夜通し考え込んでしまったこともある。
分校きってのトラブルメーカーだが年下への面倒見は良く、れんげのために水槽を作ったり虫取りに誘ったりしている。
また意外と空気が読めるところもあり、れんげより年下のしおりから「(ボール遊びの)師匠」と慕われた時はなんとも言えない表情を見せるれんげのために「自分の弟子」としてれんげから手ほどきを受けるようしおりに指示したりもしている。
姉よりも背が高い(でなら前例はいるが)。

  • 越谷小鞠(こしがや こまり)
CV:阿澄佳奈
中学2年生。夏海の姉。中学生にも関わらず身長が130cm程度というヒジョーに小柄なスタイルであり(妹よりも低い)、本人も気にしている。
あだ名は「こまちゃん」。小鞠だからではなく、細(こま)いからである。ただし本人はこのあだ名を気に入っておらず、呼ばれると怒る。
体型ゆえか人一倍大人への憧れが強く、事あるごとに年長者らしく大人の女性っぽく振る舞おうとするが空振りに終わるため、夏海にからかわれている。
大人ぶりたい本人とは裏腹に海では迷子センターに連れていかれるなど周りからは完全に子供扱いされる。
怖いものが苦手だったり幼い面も垣間見える。憧れの女性はおめかしした蛍(ただし小鞠は相手が蛍だと気付いていない)。
物語開始時点ではメシマズだったが、母親やこのみからの手ほどきを受けた結果、カレーやクッキーなどは作れるようになっていった。でも魚は焼けない

CV:???
中学3年生。小鞠と夏海の兄。旭丘分校の最年長者であり、唯一の男子生徒。寡黙であり言葉を発することはほとんどない。
最年長者ながらその扱いは往々にして雑であり、彼を除いた4人で行動していることも多い。
成績は優秀らしい。手先は器用であり、粘土で猫を作れと言われ短時間でハイクオリティな猫耳少女を作り上げた(直後に夏海に破壊されたが)。
その影の薄さに共感を覚えたのか、コミック3巻の帯ではなんと\アッカリ〜ン/からメッセージを送られた。*1
ピアノが弾けるため、合唱の時は伴奏を担当する。詳細は個別項目で。

  • 宮内一穂(みやうち かずほ)
CV:名塚佳織
24歳。れんげ、ひかげの姉。旭丘分校教師。
授業はほぼ自習にして眠りこける、遠足の名のもとに生徒達に田植えを手伝わせる、小鞠が行方不明(迷子センターに連れてかれてた)になった際にビビッて引率責任を放棄しようとする、妹(7歳)が逃げた兎を釣ろうとして置いたモロコシに釣られる、いい匂いがする消しゴムをかじるなどなどはっきりいってダメ人間。
かなりのマイペース人間だが、たまに年長者らしい気配りも見せる。ホントたまにだけど。

  • 宮内ひかげ(みやうち ひかげ)
CV:福圓美里
高校1年生。れんげの姉で一穂の妹。東京の高校に通っている。年下組からは「ひか姉」と呼ばれている。
おそらく東京での生活は3ヵ月程度であると考えられるが、夏休みに地元に戻り都会風を吹かせるニワカ都会人。しかし生粋の都会人である蛍には勝てず。
姉は身長も高く胸もあるが、こちらは小鞠ほどではないにしても背も胸もちっこいお子様体型。れんちょんの明日はどっちだ?
ノリがとても良く、夏海の遊びに乗っかってはトラブルに巻き込まれ、キレの良いツッコミを見せている。
元は作者の別の漫画『こあくまメレンゲ』のキャラ。

  • 越谷雪子(こしがや ゆきこ)
CV:平松晶子
卓、小鞠、夏海の母。時には鉄拳制裁も辞さない厳格な母親で、子供たちは逆らえない。
3人の子供達を一年ごとに産んだ地味にすごい人。身体能力も卓以上で、劇中最強である。

  • 石川ほのか(いしかわ ほのか)
CV:高垣彩陽
小学1年生。夏休みに祖母宅に里帰りしていた女の子。れんげにとっては唯一の同年代の友達。

  • 加賀山楓(かがやま かえで)
CV:佐藤利奈
20歳。旭丘分校の卒業生で、現在は駄菓子屋を経営している。不良っぽく見えるがそうではないらしい。
駄菓子屋に客がほとんどいないため駄菓子以外にスキーのレンタルなどもやっている。
それでも生活に余裕はなく、貧乏性である。
れんげにかなり懐かれており、自身もれんげを妹のように思っている。
愛称は「駄菓子屋」で、これはひかげが命名した。
楓→ひかげ→夏美→れんげの順に虫取りの知識が継承されている。

  • 富士宮このみ(ふじみや このみ)
CV:新谷良子
高校3年生。越谷家の隣人。明朗快活で猪突猛進気味。吹奏楽部所属で楽器はフルート。
面倒見がよく社交的であるが、さらっと毒を吐くことも。あと策士。
越谷姉妹からは姉のように慕われており、二人とも頭が上がらない。小毬「このみちゃんになんとかしてもらうもん!」
得意技はアイアンクロー。

  • 篠田あかね(しのだ あかね)
CV:田中あいみ
高校1年生。このみの後輩で吹奏楽部所属、楽器はこのみと同じくフルート。
人見知りであり、それを知ったこのみと強制的に人見知りを治すための特訓をすることに。
このみとの練習や、分校の生徒たちとの交流で人見知りもある程度克服できたようだ。
愛称はあかちゃん

  • しおり(しおり)
CV:久野美咲
6歳。村の駐在さんの娘。名字は不明。物語後半から登場した。
迷子のところを助けてもらったれんげを「お姉ちゃん」と慕っている。
れんげに匹敵する独特の感性の持ち主。夏美「強いれんげイズムを感じる」
……彼女の旭丘分校への入学をもって、この優しくも暖かい物語は幕を下ろす。

◯アニメ版の展開◯

2014年4月、イベントにて二期の制作が発表された。
2017年5月、新作アニメの制作が発表された。
2018年8月、劇場版アニメ「のんのんびより ばけーしょん」が公開。当初は27館のみの上映だったが、のちに全国71館に拡大上映された。舞台となる沖縄県では上映されていない上映!!同年12月1日から12月14日まで。
2020年5月、第三期の制作が発表。2021年1月に放送予定。
2021年3月、第三期完結。



今回ここまで


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