メガストーム/ギガストーム(ビーストウォーズⅡ)

登録日:2012/04/08(日) 10:09:53
更新日:2024/03/19 Tue 23:15:26
所要時間:約 5 分で読めるんだぞ!





ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー』に登場するキャラクター。
CV:松山鷹志

【概要】

デストロン機甲軍団の新破壊大帝ガルバトロンの弟。語尾に「~だぞ!」をつけるのが口癖。

兄に代わってリーダーになるという、どこぞの愚か者の航空参謀を彷彿とさせる思いを抱いているが、
実の所一種の見栄っ張りであり内心は兄を尊敬していると共に劣等感も感じていた。

性格は冷徹かつ残忍であり、アニメ・玩具設定どちらにおいても「ガルバトロンの前では猫を被っているが、本性は兄より冷酷」という設定が強調されている。
だがそれ以上にバカでもあり、算数ができず、そのせいで交渉で言いくるめられてしまったり、物事を短絡的に考えすぎてしまい、兄に呆れられたりと頭はあまり良くない(にもかかわらず玩具設定ではなぜか頭脳が9と高い)。
ガルバトロンが居る時と居ない時とで、喋り方や声色がガラっと違うのも特徴。

だが、スキャンの副作用でバグを起こして眠ってしまった兄に代わり機甲軍団を指揮した際には的確な指揮ぶりを発揮。
セイバートロンモードでは惑星ガイアの大気に耐えられない問題面を補うためにコンピューターを使い自身を含めたメンバー全員にスキャンを行いマシンモードへの変形を可能にしたり、
オートスティンガー率いるオートローラーズには前線基地を作ってアンゴルモアエネルギーの採掘を行わせ、
スタスク姐さんをはじめとしたコンバットロンには白いライオン(ライオコンボイ)の捕獲を命じたりと、
ガルバトロン不在時には悪くない指揮を執っている。

このあたりはライオコンボイが不在で纏まりが欠けていた初期のサイバトロンと対になっており、
メガストームにリーダーの資質が皆無なわけではないことが覗える(兄に比べてカリスマ性が劣っているのは事実だが)。

軍団の中では一番の火力や耐久性を持っており、戦車モードではビッグホーンの体当たりにも耐える固い装甲を誇り、
主砲であるメガキャノン砲のチャージショットの威力は凄まじい。
だが。チャージに時間がかかる上命中率に難があるなど汎用性はあまりよくない。まあでも低出力での連射は可能だし、手持ちの銃で補ってもいる。
自作で爆弾を作るなど危険物には精通しているらしい(頭脳9はもしかしてコレか?)が、部下にはあまり信用されていない模様(自作の爆弾を全部自分で喰らってしまった話もあったが、ダージとスラストのせいであり爆弾自体には特に問題はなかった)。


中盤でリストラを恐れたスタースクリームによってパワーアップできると偽られ、アンゴルモアエネルギーが煮えたつマグマに落とされてしまった。「かつてこの星を闊歩していた恐竜みたいに、兄みたいに強くなりたかった」(何気にガイア=地球に恐竜がいた事を知っていた)と本心を吐露する彼。だがその思いはエネルギーに通じ…


◆ギガストーム

前述の経緯でメガストームがパワーアップした姿。「兄のように、恐竜のように」というイメージが反映された結果、超巨大メカ恐竜と化した。
本人曰く「スーパーパワーアップバージョン」。だがその言葉はあながち嘘ではなく、パワーもかなり増加しており兄をも凌ぐほど。
また武装も噛み付きやダイヤモンド以上の硬度を持つギガホーンの他後頭部にあるヘッドミサイル、両肩のビーム砲であるストームキャノン、尻尾を振り回して竜巻を起こすテールストーム、口から炎を放つアンゴルモアバーンなど手数が増えた。
また装甲も劇中では大した損傷は受けておらず凄まじい耐久性を持つ。

この他、要塞モードになることも可能でこの形態でダージとスラストをパワーアップさせた他、飛行能力もあり映画版では兄を救助した。
イボンコ風に言えば大きく、強く、格好良くなったと言った所か。
だが、宇宙船に入りきらないほど巨大化してしまったため船に入る時は素粒子コントロール光線でサイズを縮小化している(あとお仕置きにも使われる)。また恐竜モードでは浮遊できないせいか仲間に持ってもらっていた。
性格はあまり変わっていない…というか、アンゴルモアエネルギーの副作用で凶暴性が増したからなのか、あるいは単に巨体になった分オイルの巡りが悪くなったのか、バカと短絡さに磨きがかかった。現に上記の玩具設定では頭脳が9から8に下がっている。
とはいえ、スタスクをシメるため再び自作の爆弾を作ったことがあり、この時は成功したため危険物の扱いはやはり優れている模様(このせいでスタスクとBBはパワーアップしたが…)。


決戦では分身ともいえるライオジュニアと融合し緑のライオンと化したライオコンボイに挑むが、敵わず斃されてしまった。
やはり自分は兄には敵わないと嘆くが、兄は彼の健闘を褒め、それに感謝しながら機能停止した(アニメではエネルギー切れで済んだが、漫画版ではこれで死んでしまう)。

その後、マグマが尻尾にふれて火傷し飛び上がりながら復活(ヘルスクリームから「雰囲気を台無しにして!」と嘆かれた)し、兄の事を叫びながら部下と共にネメシスを脱出。ラストシーンでサイバトロンが視聴者に別れの挨拶をした後「俺もいるんだぞー!!」と叫び、Ⅱを締めくくった。
その後の消息は不明だったが、『ネオ』の最終回では
ビッグコンボイ部隊の卒業式に殴り込んだマグマトロンらの大乱闘の後でセイバートロン星に帰還したようで、その復興に励んでいた。


Ⅱの雰囲気はゆるいと言われるが、間違いなくそうたらしめている一人であり、また一種の清涼剤的キャラだとも言えるだろう。


【玩具】

メガストームはG2メガトロンのリデコ。音声ギミックは削除されている他、目元が黒く塗られている。

ギガストームはダイナザウラーのリデコ。パーツはいくらか削除されているが、頭部のギガホーンや体の模様が追加され見栄えは良くなっている。
また電動歩行や基地への変形も健在である。なお、迷彩のような模様があるが恐らくメガストーム時の名残と思われる。
別キャラとはいえ、こういう形でダイナザウラーが再販されたのには驚いた人もいた模様。


【余談】

担当声優の松山鷹志氏は後番組の『ネオ』ではビッグコンボイの戦友であるロックバスターを演じた他、
カーロボット』ではファイヤーコンボイであるゴッドマグナスを演じた。特に、ゴッドマグナスはある事情で兄に複雑な思いを抱く、仲間を運べるほどの巨体、自分の力で仲間をパワーアップさせるなどメガストームとの共通点が多く見受けられる。










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最終更新:2024年03月19日 23:15