Empires(無双シリーズ)

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Empires(無双シリーズ) - (2022/12/23 (金) 13:47:07) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/12 (日) 07:39:50
更新日:2024/03/11 Mon 08:06:15
所要時間:約 3 分で読めます




Empiresとは真・三國無双及び戦国無双にあるシリーズの一つである。


概要

初登場は真・三國無双3から。以下のシリーズは戦国無双2以外は無双→猛将伝→Empiresの発売順となっている。

本作品の特徴は、無双モードの代わりにコーエーお得意の国取りSLG要素を盛り込んだ争覇モードがあること。
内政・外政を行いつつ各敵国と無双アクションで戦い、最終的には天下統一を目標とするもの。

又、Empiresには必ずエディット(新武将)モードが搭載されており、特に三國無双5以降のエディットキャラはEmpiresの専売特許になりつつある。




各シリーズについて

  • 真・三國無双3Empires
Empiresシリーズの初登場作品。基本はできているがSLG要素はかなり簡素。
むしろ「ロックオンシステム」呼ばわりされた方向調整の効きづらさが改善され、アクションとして遊びやすくなっているのが大きかった。

Empiresの戦闘に関する「兵站戦」「味方への指示」もこの頃から。要は一定ルートで結ばれた拠点を順番に奪って戦線を押し上げていくという流れだが、
作品によっては無視して奥の拠点を奇襲することでルートを寸断できることも。

  • 真・三國無双4Empires
前作から順当に改善され、カードシステムの概念が定着。「特定武将が提案してくる政略コマンド」の収集という形になっている。
完成度は高く、後の戦国無双側の礎になったが、痒いところに手が届かない。

  • 真・三國無双5Empires
新武将のカスタマイズが大幅強化。さらに新たに君主としてでは無く、配下及び在野でプレイ出来るようになった。
配下でプレイ時は、途中で君主を裏切ったりして独立することも可能(後作品では穏当に昇進して君主の座を継承できるようになった)。

同性の仲間と義兄弟の契りを交わしたり、異性の仲間と婚約を結べるようになったのが結構評判。これにより、様々な無双武将同士のカップリングや新武将同士のカップリングができるようになった。 特に音声が活発の女性の新武将は結構いいのでオススメ。
しかし歯応えのあった内政や連舞システムアクションどちらも、戦略性が大きく低下したのは賛否が分かれる。

本作を機に三國無双Empiresの方は(三國志で言う)武将プレイとエディット要素に大きくフォーカスしていくことになる。

  • 真・三國無双6Empires
プレイヤーの行動によって上下する6つの名声レベルが特徴。6つの名声の中でどれが1番高いかでプレイヤーが出来ることが変わってくる他、エンディングも変化する。
カードシステムの概念は本作では戦闘中に使える特殊技「絶招秘計」に。
また、これまではNPCだけだった再出撃がプレイヤーもできるようになった。が、その分 モブ将も無双乱舞や秘計を使う などかなり容赦がない仕様になっていて手強い。(モブ将の乱舞は6Empiresが最後)

本作から武器を自由に持ち替えできるシステム+得意武器と無双乱舞を別々にできるようになった、音声がDLCでも追加されるようになったなどで新武将のバリエーションがかなり強化。
しかも一般武将をエディット武将に入れ替えられるシステムが導入され、「好きな武将が一向に無双武将化しない」というのをとりあえずは解決できるようになった。 ちなみに性別不問である。

概ね前作から順当に進化した作品といえるが、フリーズが割と多いことには注意。

  • 真・三國無双7Empires
エディット機能がさらに充実。エディット武将は90以上もの武器種+無双乱舞3枠+秘計などと性能面だけでも組み合わせが凄まじい数に。
加えて今回は勢力・キャラ配置などの仮想シナリオエディットを保存したり、馬や兵士の見た目をいじったりそれらを軍団としてまとめる事もできるようになった。
現在は普通に遊べるようにはなったが、アプデ前はバグが凄まじく多く初動で大きく躓いた感は否めない。
一番動作が安定しているのは恐らく初登場のSteam版だろう。

  • 真・三國無双8Empires
エディット機能が縮小。7Empiresではできていたシナリオ・軍団・馬・兵士のエディットが削除された他、残る武将エディットシステムは仁王2を参考にしたというものだが、前作までの武将作成と大きく違うばかりか痒いところに手が届かなくなってしまった。(具体的には体型の大きな変更ができない、少女・少年の顔が作れない、得意武器と無双乱舞がまたセットに逆戻りした、武将ダウンロードがID指定のみなど)
苦心して開発したという「重ね着システム」もパーツの種類が少ないことから評判はよろしくない。
戦闘システムは従来の兵站戦ではなく攻城戦に変更。要は拠点と兵器守りながら城の門開けて総大将の首取るだけ、という単調なものに。
他にも在野でやることがない、内政システムの劣化、アクションシステムが微妙に無印と違う、無印DLC武器専用の無双乱舞がない、Switch版や他シリーズに忙しいのか パーツ追加などのアプデが放棄されている など不満点が多く否定的な意見が多い作品。大丈夫かよ…

  • 戦国無双2Empires
なぜか猛将伝より先に発売された。このためガラシャは登場せず、利家と元親はモブ、小次郎と勝家は継ぎ接ぎモーションである。
基本は三國4Empiresがベースだが、政略パートのカードに「陣形」「戦場策」が加わり、コレを使うことで戦闘を優位に戦えるギミックをストックできる。
特定の条件を満たせば武将同士の会話イベントが発生する。
因みにスタート出来る年代が1561年からなので今川義元は登場しない。
中々安定した面白さがある良作である。

  • 戦国無双3Empires
武将の歴史を追体験できる戦史演舞と通常モードである争覇演舞がある。
最近の信長の野望シリーズに倣ったのか、様々な施設を建設して城下街を作る箱庭内政、合戦を繰り返し進行してゆくスタイルに。
戦史演舞は織田信長上杉謙信武田信玄伊達政宗豊臣秀吉、徳川家康、島津義弘、長宗我部元親、北条氏康、毛利元就の10名分用意されている。歴史に沿って進めるものから大いに脱線しているものと十人十色のストーリーを楽しめる。単に本編の外伝と捉えても遜色ない。
100万人の戦国無双と連動しており、箱庭の施設が増える。電波塔など戦国時代にはオーパーツな施設も。
会話イベントこそ多いものの、箱庭作りが面倒に感じて飽きやすい、戦史演武の誰得なシナリオ、戦場で味方武将に指示が出せない、武将の配置を設定出来ないなど比較的否定意見が多い。

  • 戦国無双4Empires
前作の問題点が軒並み修正…というか戦略パートは2準拠に戻った
本作は血縁・忠臣・親友等、何らかの人間関係を持っているキャラだけ操作キャラ交代が出来るようになるため、シリーズの中でも特に人間関係の構築が重要になっている。
デフォルトで各地の大名・武田四天王・毛利三兄弟等といった有名な武将約100人がエディット機能を利用した固有グラフィックに変更されており、大半が同じ顔のモブという問題点が解消(結構好評だったのか、後に発売された真田丸でも同じモデルになっている)。
さらに公式女性エディットキャラである姫武将もこれまた約100人追加。戦場に彩りを添えるだけでなく、本作の人間関係構築ゲーに一役買っている。


追記・修正は天下統一をした方がお願いします

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