The M(漆黒のシャルノス)

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The M(漆黒のシャルノス) - (2013/11/30 (土) 00:23:13) の編集履歴(バックアップ)


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更新日:2023/06/26 Mon 00:46:52
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お前の声は届かない


残 念 だ っ た な ! !


漆黒のシャルノスの登場人物。
CV.越雪光


本名不詳、年齢不詳の謎の男。
時にジェイムズ・モリアーティの名を名乗ることもあるが、基本的に自らを『M』とだけ称する。

《結社》こと《西インド会社》の最上級エージェント。
巷では「犯罪の帝王」と呼ばれる人物と同一視されているが、その悪行の大半は《教授》なる人物が担っているとされる。


《怪異》の破壊、そしてメアリの監視を目的としており、彼女に生き餌となって《怪異》達を呼び寄せる代わりにシャーリィを目覚めさせるという契約を交わし、メアリを監視下に置く。

メアリに対してはただの道具として見ているようでいて、何かを期待している節もああり、彼女の姿を見る時、まるで眩しいものを見るかのように瞳を歪ませている。

ぶっちゃけメアリに対する態度はツンデレそのものであり、メアリが食べたがっていたケーキをわざわざ用意したり、彼女が出版した絵本をしっかりチェックしてファンレターを送ったりしている。
ただ言葉数が少なすぎるため、本人に伝わることはほとんどない。まあ伝える気があるかどうかも分からないが。



以下ネタバレ







その正体は異界《シャルノス》の王。

《ふるきもの》の王、《黒の王》、《シャドウビルダー》、《這い寄る混沌》。


即ち、《ニャルラトテップ》その人である。


分かる人にはわかると思うが、シャルノスというのはクトゥルー神話に登場する外なる宇宙の惑星の一つで、Nyarlathotepの故郷とされる場所のこと。


スチパン世界におけるシャルノスは、まだ人間が生まれるより以前から《ふるきもの》たちの王国として栄えた闇の世界であったが、人類が文明の光を手に入れたことで《ふるきもの》たちは姿を消し、ただ一人時代の移り変わりを受け入れることが出来なかった王だけを残して暗がりに閉ざされた。

しかしある時から未来に怯える人間たちが永遠に変わることのない世界であるシャルノスを求め始め、その姿を見た王は、世界が変わって行くと言うことを突きつけられた時、自分同様にそれを受け入れず独りきりになることを選ぶか、それともまた別の選択をするのか。それを知りたいという欲求を持つようになった。


そして彼と同じく、人間が「永劫の一日」と「変わり行く明日」のどちらを選択するのかを見定めるという実験を目論んでいたジェイムズ・モリアーティ教授から肉体を与えられ、《黒の王》は「シャルノスに焦がれる者を導く黒の道化」ーーバロン・ミュンヒハウゼンと、「諦めることのない“誰か”を探す黒い男」ーー『M』に分かれて現世に顕現した。


顕現した彼はシャルノス降臨を目指すと共に自身とは違う選択を選ぶことのできる誰かを探し求めたが、多くの人々は自身の願いを諦めてしまい、彼は既に人間に興味を失ってしまっている。
しかしその中でただ一人、あの少女ならば、あるいは。



●クルーシュチャ方程式


城よりこぼれたかけらのひとつ

クルーシュチャの名を以て

方程式は導き出す

我が姿と我が権能、失われたもの

喰らう牙

足掻くすべてを一とするもの


スチパン恒例、テンプレ戦闘。


Mの能力。
正確に言えば、シャルノスに存在する本体の権能を肉体に顕現させる特殊な方程式。

これを発動すると体が斜めに裂け、巨大な口の如き異形に変わる。
そして《怪異》はこの口にもぐもぐされ、問答無用で砕かれる。



本編での動向


事の起こりは1900年(漆黒のシャルノス本編の5年前)、大英帝国で行われたゾシーク計画。
対外的には先進的機関ゾスの実験と発表されていたその計画は、その実未来を確定し、大英帝国の繁栄を永遠のものにしようとする試みであった。

だがしかし、その計画は《史実の書》に記された恐るべき1914年ーー第一次世界大戦の未来を垣間見たことで中断され、今日の繁栄を永遠のものとするため、永遠の今日たるシャルノスを降臨させるシャルノス計画に移行した。

ゾシーク計画に参加していた碩学の一人、ヨセフ・チャペック教授は自ら降霊会を行い、シャルノスを降臨させようとするが、バロンと教授の企てによって失敗。《怪異》を発現させてしまった。

更に教授はその裏でシャーリィに暗示をかけて彼女の恐怖を増長させ、《緑の石》を与えて『M』と契約を交わさせた。

そして1905年、シャーリィが《怪異》バンシーを発現させたことで再び《怪異》達が現世に現れ、『M』はそれを砕いていく。

そいて4体の《怪異》は全て砕かれ、バンシーがメアリの黒の剣能に貫かれたことで全ての準備は整った。

鍵たる黒の剣能によって開かれたタタールの門より、かがり火たる《怪異》を道しるべとして、ロンドンの地下に張り巡らされた《機関回廊》を依代に、ついにシャルノスは降臨する。

しかしその中でも諦めなかったメアリによってシャルノスは消失し、その選択を見届けた彼もまた、自らを縛る百億の茨から解き放たれ、明日へと踏み出すことを決めたのだった。



その後

どうやらロンドンを離れたようだが、黄金瞳を狙われてピンチに陥るメアリを助けに来たり、時計人間の《大機関時計》を破壊したりと各地で活躍している。

彼に守護されていることでメアリは《結社》からは監視も不可能な存在として扱われているとか。



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