CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン

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CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン - (2014/05/25 (日) 11:31:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/05/25 Sun 10:38:59
更新日:2024/04/04 Thu 21:04:06
所要時間:約 3 分で読めます





「現れろ、CNo.5!混沌なる世界の亡者ども!今、その魂をひとつに溶かし、混濁とした世界に降臨せよ!亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン!」


CNo.5 亡朧龍(もうろうりゅう)カオス・キマイラ・ドラゴンとは、
遊戯王ZEXALⅡにてベクターが使用したNo.の1枚である。
胴体の中央を覆う鎧の右側に自身のナンバーである「05」が描かれている。


【アニメ概要】
ナッシュvsベクター戦にて、ベクターのRUMー千死蛮巧でお互いの墓地のCNo.101〜104を素材にし、
ダイレクトカオスエクシーズ・チェンジによってエクシーズ召喚された。

(アニメ効果)
ランク6/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル6モンスター×3体以上
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードの攻撃力はこのカードのエクシーズ素材の数×1000になる。
このカードはバトルフェイズ中に以下の効果でのみ攻撃する事ができる。
このカードのエクシーズ素材1つを取り除き、相手のデッキからカードを1枚ランダムに選択してゲームから除外する事で、このカードは1回攻撃する事ができる。
またこの時、直接攻撃する場合、このカードの攻撃力は半分になる。
バトルフェイズ終了時、このカードの効果でゲームから除外したカードを相手のデッキの一番上に置く。これらのカードはこのデュエル中に使用できない。
相手のスタンバイフェイズ時に自分のライフポイントを半分払う事で、前の自分のターンにこのカードから取り除いたエクシーズ素材全てをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
このカードが「No.5 亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン」をランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分の手札1枚をこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。

素材の数×1000となる高い攻撃力を持ち、
  • 素材を消費して相手のデッキをランダムに除外して攻撃する効果(ダイレクト時には攻撃力半減)
  • バトルフェイズ終了時に除外したカードを使用不能にしてデッキトップに戻すロック効果
  • 相手のスタンバイフェイズにライフ半分を代償に消費した素材を戻す効果
  • No.5を素材にしてる時、自分な手札を素材に加える効果
とかなり回りくどいが厄介な効果を持つ。

ナッシュのデッキから合計3枚を除外して3回もの攻撃を仕掛けるが、全て凌がれた。

その上で、使用不能になったカードをコストにすることでデッキロックを破った
ナッシュの召喚したNo.73 激瀧神アビス・スプラッシュの攻撃をオーバーレイユニットを奪うことで
攻撃力を上げて返り討ちにしようとするも、RUMークイック・カオスでランクアップしたCNo.73 激瀧瀑神アビス・スープラに戦闘破壊された。

ちなみにNo.5を介さずにランクアップしたため、作中で登場したCNo.の内、
元となるNo.が本編に登場していないのはこのカードとドン・サウザンドの創造したCNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアスしかない。




【OCG概要】
ZEXALⅡ放送終了後の5月17日発売のコレクターズパックー伝説の決闘者編ーでOCG化された。

ランク6/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル6モンスター×3体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):このカードが攻撃を行ったダメージステップ終了時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):バトルフェイズ終了時、LPを半分払い、自分・相手の墓地のカードを合計2枚対象として発動できる。
その内のカード1枚を持ち主のデッキの一番上に置き、もう1枚をこのカードの下に重ねてX素材とする。

主な変更点は
  • 素材を消費して攻撃する効果
→攻撃後に素材を消費してモンスターに追加攻撃する効果に変更。
  • 回りくどいデッキロック効果と素材回収効果
→バトルフェイズ終了時にライフを半分にして自分と相手の墓地のカード1枚ずつ対象にして、
一方をデッキトップに戻し、もう一方をエクシーズ素材として吸収する効果に変更。


素材消費しなければ攻撃出来なかったアニメとは違い普通に攻撃出来る上、モンスター限定で追加攻撃も可能。
(3)の効果で自分のカードを回収つつ相手のキーカードを吸収or自分の墓地から素材を補充しつつ
腐りそうなカードを相手のデッキトップに戻してドローロック、と言ったいやらしい使い方が出来る。
特に相手のデッキトップに戻すカードを上手く選択すれば墓地にカードがある限り相手の行動を制限出来る。
効果解決時にどちらを戻すか選べるのも、相手にプレッシャーを与えられる。

しかし、(3)の効果はライフを半分コストにするため使い過ぎるとちょっとのダメージで敗北する可能性が出てくるため注意したい。



☆6を複数並べやすい【聖刻】や【陽炎獣】なら正規手順でのエクシーズ召喚が狙えるが、
ランク5にアージェント・カオス・フォースやランク4にアストラル・フォース、また作中のように千死蛮巧で召喚することも可能。

しかしランク5には使いやすく優秀なエクシーズが揃っている上トラグーノの存在もあり、
わざわざアージェントでランクアップする必要があまりなく、千死蛮巧は相手がランク5を採用しなければ完全に腐るため難しい。

またアストラル・フォースを使用する場合、現状の闇属性・ドラゴン族のランク4が、


しか存在しない。

またこの内バハムートとオピオンはヴェルズ縛りの為、デッキを選ばず使用出来るのはウロボロスかクィーンドラグーンしかいない。

ほかにも正規召喚するにしてもランク6には優秀なエクシーズがそれなりに揃っているため、
それらを差し置いてまで採用する価値があるかと言えば微妙ではある。



それでも、高い打点と相手をコントロール出来る独特な効果を併せ持つこのカードはそれなりのポテンシャルを秘めたカードである為、
このカードを主軸に置いたデッキを組むことももちろん可能である。

その場合は、
①このカードが出るまで戦線維持しつつ
②耐性のないこのカードを徹底的にサポート
③消費の激しいライフの回復手段も盛り込み
④更に相手の対抗手段を全て凌ぎ切る腕
が必要とされる。

【ガジェット】や【光天使】などの展開力のあるデッキなら、ウロボロスも出しやすいし、サモプリで腐ったアストラル・フォースを処理出来る。
また、ショック・ルーラーで魔法選択した上でカオス・キマイラで相手の魔法をデッキトップに置いて、アニメさながらのロックを決める事も可能。

特に【光天使】ならサモプリ以外にもブックス!で手札のアストラル・フォースを処理出来る上、
3体エクシーズへの追加効果で戦線も維持しやすい。シャイニングも組んでなかったか?ホントはこいつら仲良いのか?

また、【ホープ】ならアストラル・フォースは殆ど腐ることがない上、
クィーンドラグーンを出してランクアップもいけるのでライフ回復手段と共にサイドに入れて変化球気味に攻めても面白い。
ライフが減ったら減ったでホープレイやホープONEの効果が使いやすくなる。
遊馬巡査と真月警部の友情コンボだ!



さ・ら・に、


CX 冀望皇バリアン「ベェクタァァァァ!」


実はバリアンで墓地のこのカードをコピーすると、
バリアンとカオス・キマイラの攻撃力アップ効果が重複するため、
バリアンの攻撃力が単純に倍になるのである。(ORU2つでも4000)

無論、このカードはランク6のCNo.であるため両者を採用するには多少癖のある構築とはなるが、上記の理由もあって決して相性は悪くない。
カオスオーバーハンドレッド・ナンバーズからアージェント・カオス・フォースで出すという戦術もありと言えばありだろう。

作中ではあれだけ険悪なムードだったナッシュの手助けになるとはねぇ……

ホントは仲間に飢えてたんじゃねぇのかい? ベクターさんよ~




追記・修正は仲間を作りながらお願いします。













…さて、この項目を見た人は気づいているでしょうが、
実はこのカード、OCG化にあたって
ランクアップ元であるNo.5に関する効果がなくなっている
のである。

アニメ版にはあった「No.5からランクアップした場合、1ターンに1度手札1枚を素材として補充する」効果がすっぽり抜け落ちており、
まるでNo.5なんて初めから存在しないかのような扱いである。

一応、他のCNo.の中にも、カオス化前やランクアップ元のカードに関する効果がないカードもある。
しかしながらそれらはすでに元となるカードが存在してる連中であり、このカードは違う。
No.5のカードは作中ではCNo.5のテキストの中に名前のみが存在し、現実世界では未だにOCG化の気配すらない。
この件からNo.5のOCG化は絶望視されている。



もし登場するのであれば、
「このカードを素材にしたXモンスターは以下の効果を持つ。⚫︎〜」
のような効果がついていたりすると、幸せになれるかもしれない。



追記・修正はNo.5のOCG化を祈りながらお願いします。

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