お子様ランチ

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お子様ランチ - (2017/11/09 (木) 06:15:18) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/14(水) 00:55:31
更新日:2022/10/30 Sun 13:42:28
所要時間:約 6 分で読めます




お子様ランチとは、ファミリーレストランチェーン等で提供される子供向けのメニュー。
最近はキッズプレート等、洒落た名前がつけられたりしている。

この場合の子供とは、大体小学校低学年までの年齢を指す。
原型は1930年ごろの三越デパートのレストランのメニュー「御子様定食」。

子供の好きなケチャップライスや海老フライ、デザートまで完備したこれを食べるのは、外出の際のお子様の楽しみだろう。
また玩具等の「おまけ」が付属する事も多く、これを目当てに注文する子もいる。
乗っているお盆も新幹線や車を型どっていたりと子供心をくすぐる。

だが、量的に値段を高く設定出来ない上、盛り付けも手間がかかっていたりと実は店側にとってはコストパフォーマンスが悪く、
ある一定の年齢以上になると注文不可にする店も多い。
元々は三越デパートが家族連れに来てもらうためのサービスとして始めた物で、
お子様ランチに限っては儲け度外視(必要経費)と割り切っている部分もある。

しかし少食な女性客やお年寄りが注文したがる場合もあり、お年寄りは注文出来る店もある。

また、上記のお子様ランチの元祖である東京の日本橋三越のレストラン「ランドマーク」では大人も普通に注文が可能。
内容は真っ赤な蒸気機関車型プレートに乗ったチキンライス、エビフライ、ケチャップがけハンバーグ、ナポリタン、
ソーセージ、ポテトフライ、ミニトマト、フルーツ、ジュースと王道中の王道、お値段は864円也。
さらにこのレストラン、お子様ランチをまんま上位互換にしたメニュー「"大人ランチ"ランドマークプレート」というものもある。
チキンライス、デミグラスハンバーグフォアグラのせ、有頭エビフライ、ソーセージ、サラダ、スープにデザートがついて、お値段1836円也。

なお、長崎のトルコライスなどの「ワンプレートで複数の料理を味わえる」メニューを「大人のお子様ランチ」と呼ぶ例もあり、
一部のレストランではそのまんま「おとな様ランチ」という名前で提供している所もある。

アニヲタ的には、実年齢に比べて容姿や言動がロリ・ショタっぽいキャラがシャレや嫌がらせでお子様ランチを食わされ、
文句を垂れるという展開をよく見るかもしれない。
前原しのぶ種島ぽぷら天江衣など)
だが前述した通り、お店的には旨味の無いメニューなので、
そういうしょうもない悪戯の為に注文するのはあまり感心できる行為ではない。


さて、思い出してほしい。子供の頃を。

今でこそファミレスの定番だが、かつてデパートのレストランで食べたものを思い出す者も多い筈だ。

両親か、あるいは孫が可愛くて仕方ない祖父母とデパートに行く。
お洋服やオモチャを買って貰い、お昼の時間になったら、レストランに行く。

好きなものを買って貰って幸せいっぱいのところに、ウェイトレスが運んできてくれるお子様ランチ。

そこには自分の好物ばかりが乗っている……。

最高に幸せな瞬間では無かっただろうか?

お子様ランチは、そんな甘美な思い出を、我々に残してくれているのだ……。


■主なメニュー

チキンライス
ケチャップで味付けされたチキンライス。
カレー味だったりオムライスだったりする。
上に旗が乗っているのは、お子様ランチの元祖である三越デパートのシェフが、山を登頂した後に頂上に刺す旗を見て思い付いた。
因みに最初は三越のマークだったらしいが、夢が無いので国旗にされた。
持って帰った子も多数だが、大抵いつのまにか失くしている。
旗を20本集めると願いが叶うとかなんとか。

ハンバーグ
これもお子様の好物。
味付けはケチャップが多いが、デミソースの場合も。
ミートボールだったりもする。

カレー
小さなお子様カレー。
プレートの主食として、時にチキンライスにとって代わる。
スパイシーだが、甘口。

◆ふりかけごはん
型で押したごはんにふりかけをかける。ただそれだけ。
だが、お子様ランチという非日常はそれすらごちそうに変えてしまう魔力を持っている。

◆エビフライ
冷凍物が多いが、それでもうまい。
タルタルかケチャップで。

スパゲティ
甘いナポリタンスパゲティ。
添え物程度だが、子供には立派な主役。
ケチャップを口の周りにつけながら食べるのは至福。

◆デザート
コストの関係から簡単なゼリーや果物である場合が多く、プリンやアイスクリーム等の豪華なものは別に注文しなければならない。
コストは無視出来ないのだ。
舌が肥えた子は心の中で舌打ちしてるかも。

◆ジュース
お子様ランチには外せない要素。
大抵オレンジジュース、稀にカルピスやヤクルトだったりする。


■お子様ランチの必需品

◆旗
これがないとお子様ランチとは言えない その1
その国旗は、日本だったり、アメリカだったり、中国、フランスだったり、イギリスだったり…
不思議と韓国やブラジル、ナチスドイツやネパールは見たことがない。

◆様々な形のワンプレート食器
これがないとお子様ランチとは言えない その2
新幹線だったり飛行機だったり、店によってはドラえもんやアンパンマンなどお子様に大人気のキャラが描かれていたりする。
食器の専門店にでも行かないと売ってなさそうだが、新幹線なら近所のかっぱ寿司に行ってみよう。
お子様セットのプレートが1000円程度で手に入るかも。

◆オモチャ
これがないとお子様ランチとは言えない その3
元祖はやはり三越デパートで、ウルトラマンの人形をつけたところ、1日に千食以上を売り上げたらしい。
現在は大抵が百均に並んでいる程度のレベルだが、ポケモンやプリキュア等のキャラクター商品を売りにしている店もある。
男の子向け、女の子向けで分けられるのが普通だが、女の子が男の子のオモチャを欲しがったりする事もある。
昔は店員さんがおもちゃを抱えて持ってきていたが、最近はガチャガチャで済ませている場合が多い。

■その他、お子様ランチっぽいもの
  • ハッピーセット(マクドナルド)
季節ごとに代わるおもちゃがついてくるドリンクとポテトやバーガーのセット。
大人だけでも普通に購入が可能。

  • お子様すしセット(回転寿司チェーン)
さび抜きのネタにのり巻き、ゼリーなどのデザートとジュースがついているのが一般的。
おもちゃもつくことが多い。大人は注文できないことが多い。

  • ラッキーセット(ガスト)
大人向けのセットを若干量を減らして、ガチャコインのおまけをつけた品。
小学生まで注文可能。味付け的には大人のものと大差はない。

  • すきすきセット(すき家)
通常メニューにプラスでひじき煮とドリンク、そして季節ごとにかわるおもちゃがついてくるセット。
大人も注文可能。ぶっちゃけ、ひじきとドリンクを単品で頼むよりコスパがいい。

追記・修正はお子様ランチの旗をまだ大切に持っている人がお願いします。




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