Zエンド(アイドルマスター)

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Zエンド(アイドルマスター) - (2022/08/23 (火) 16:22:23) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/10/05 Sun 20:24:56
更新日:2024/04/10 Wed 11:30:49
所要時間:約 5 分で読めます




Zエンドとは、アーケード版アイドルマスターで、幻とされていたエンディングの一つである。
クリア後のリザルトで、アイドルからの評価が最低ランクであるFをも突き抜けて、アルファベット最後の文字である『Z』という評価を下されることからその名前で呼ばれた。

長らくとされてきた理由の一つが、「第1回のロケテスト版にしか存在しなかったこと」である。
アーケード(通称:初代・アケマス・AC)正規盤の時点では存在せず、また美希・響・貴音の3人のZエンドもない。

今でこそ、765プロ全13人のアイドルが団結して立ち向かう…といった展開が主流になってきているが、初期のころは仲間同士の関係もあまり語られることはなかった。
さらに、初期のアーケード版は特に難易度が高く、真面目にプレイしていてもこのエンディングになる可能性があるほど凶悪とされている。
「アイドルを育てる」という初見で何をすべきか理解しづらいコンセプトも相まって、ゲーマーたちでさえも勝手が分からず
ロケテスト最初のプレイでこのエンドになってしまった人が多く、一部ブログやスレ内のみで語り継がれている。

あまりにも救いのない内容が強烈に残ったとされていることや、没とされたため、プロデューサー達の間では都市伝説とまで呼ばれていた。
条件はアイドル・プロデューサー評価の両方が最低の時に、ラストライブを失敗したら流れるとされているが、詳しいことは不明。


証拠と呼べる画像やデータが全く存在しないため、長い間都市伝説・噂のみで語られるだけだった。
アイドルマスターが登場してから9年、記念すべき10年目を迎えようとしていた秋……

海外で、PSP版『アイドルマスターSP』のデータを解析している勇士が発見する。
SPではXbox360版と異なり、初代と同じく一定以上の実績を積まないと先に進めないランクアップリミットが導入されていることから、AC版のデータをある程度そのまま流用していたのかもしれない。
没データの代名詞である、けつばんミュウと同じく、データのみが存在するだけで正規に拝むことはできなかった。


――2014年9月末
ニコニコ動画にある一本の動画が投稿された。


それは、初代アーケード版の没データとされた、これまでの最悪のバッドエンドをも超える結末だった。
「テキストとフルボイスの音声データが本物」であることが動画によって明かされる。
特にボイスは、アイマスガールズと同じであることが決定的だったため、幻は真実へと変わり、歴史にその名を刻んだ。
華やかさなばかりがアイドルの世界ではなく、敗者には徹底して厳しく残酷なヒロイン達の末路が描かれたことで、逆に当時のプロデューサーたちは燃え上がったとも言われている。
そのため、Zエンドの事実を知る人はアイマスにおける最初のファンであり、同時にアイマスの旗揚げにはせ参じることができた選ばれたプロデューサーだけだったのだ。

バンナムとしては、高難易度も合わせて、このような暗い内容を(下手をすると何度も)流すのは、プレイヤーがゲームから離れる原因になりかねないとして収録を見送ったのかもしれない。

2020年7月にアソビモットにて公開されたバンダイナムコ知新 第6回 アーケード版『アイドルマスター』誕生秘話【前編】 小山順一朗氏、石原章弘氏、梅木馨氏、深見和佳子氏、三枝芳宏氏、白井崇文氏、坂上陽三氏インタビューでZエンドをお蔵入りにしたと思われる理由がさり気なく掲載されている。


内容


基本的にアイドル達が容赦なく心を折られ、本来の性格とは変質している内容ばかりなので、迂闊な閲覧は注意


いずれのアイドルも、最後の選択肢が3つ登場する。明らかにはずれの選択もあるが、どれを選んでも結末が変わるわけでもない。
失敗ライブの内容はプロデューサー次第となるのだが、具体的にはアイドルとして全てを賭けて失敗したとされている。
最後の会話では才能が無かったことを知って、引退してしまうのが共通している。
中の人の演技も手伝い、涙声で語るアイドル達の悲痛な叫びはどれも槍のように突き刺さる。




追記・修正は引退ライブに失敗してからお願いします。
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