UQ HOLDER!

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UQ HOLDER! - (2016/10/08 (土) 15:43:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/10/11 (土) 20:08:29
更新日:2024/03/21 Thu 18:53:32
所要時間:約 5 分で読めます




私はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

吸血鬼だ 七百年生きてる

何? 羨ましいって?

待て待て若造やめておけ

不老不死なんて想像するほど良いもんじゃない

けっこーキツイぞ?

まあ楽しい時はある

けどそれも長い人生からしたら一瞬だ

別れは来る

いやその前にどんなに好きだったものにも飽きてしまう

情熱を傾けられなくなる

何もかもどんどん忘れてしまうんだ

ロクなもんじゃないのさ


これは……何の因果か

そんなろくでもないモノになってしまった者達の お話だ


週刊少年マガジンで連載中の赤松健の近代ファンタジー漫画。
何らかの理由で『不老不死』の力を持った者たちの物語。
前作魔法先生ネギま!の時代から100年後が舞台となっており、エヴァを筆頭として一部の登場人物が続投している。
作画含め完全デジタル化し、絵柄もシンプルなものに変えたため、隔週連載に陥らずに済んだようだ。

ネギま!の世界観を引き継いでいるが、コメディ要素の強かった前作に対して結構ディストピアな世界になっているので、
前作を知っていると少しガッカリする恐れもある。ネギまの終わり方が曖昧だっただけに猶更。

2016年にアニメ化が発表、更に連載誌「別冊少年マガジン」へと移籍する事も告知された。


あらすじ

魔法が一般社会に認知されてから10年。
九州のとある村に住む少年・近衛刀太は育ての親である雪姫と平和に暮らしていた。
ある事件をきっかけに不老不死の「吸血鬼」となった刀太はその力を何かの役に立ちたいと考え、
雪姫はかつて創った不死者の組織「UQホルダー」を紹介する。
地下での試験の末、合格した刀太は任務を通じて人と世界の闇と対峙するのであった。

登場人物

UQ(悠久)ホルダー

雪姫とある人物が創設した国際的な互助組織名。常に人の世から弾き出され、蹂躙され、忘れ去られる者達の側に付く。
構成員はすべて不死身の人外であり、不死身衆(ナンバーズ)はとりわけ不死身度の高いメンバーが所属している。

  • 近衛刀太(このえ とうた)
今作の主人公で、前作の主人公ネギの孫。UQホルダー不死身衆№7。
快活で熱血漢であり、どちらかというと曾祖父のナギに近い感性の持ち主。
雪姫を狙う賞金稼ぎの攻撃によってガチで死にかけるが、雪姫の血を舐めた事で「吸血鬼」となった。
雪姫の眷属であるが故に首を斬られても無事という不死身度の高さを誇る
戦闘スタイルは徒手空拳と、本拠地の地下空間で手に入れた重力剣を使った剣術がメイン。
何故かエヴァとネギにしか会得できなかった(某チート馬鹿は除外する)「闇の魔法(マギア・エレベア)」を一切の修行も無しに(そもそも魔法自体トーシロレベル)発現した。

現時点では色々と未熟な部分があるが、凄腕の不死狩りたちが驚嘆する程の戦闘勘を発揮し、格上相手にも食らいつくほどの戦闘力を見せる。
また外見こそ中学生程度だが、データ上は『4歳』と不可解な点が多い。
料理が得意であり、作中で披露するシーンがある。

一級フラグ建築士で、複数の女子から好意を持たれており、本人もその対象に相応の好意を持っている。
雪姫を救いたいと告白するが即フラれ、雪姫の愛するネギを救うため、世界を救う決意をする。

UQホルダーの創設者にして、刀太の育ての親。UQホルダー不死身衆№1。
訳あって年齢詐称薬で大人の姿に変え、2年前に起きた事故で両親を失った刀太を育てていた。
700年も生きた「吸血鬼」だけはあってか、不死身度もずば抜けている
しかし料理は苦手であり、刀太にフライパンを取り上げられたシーンがある。
相変わらず桁違いに強いものの、所々でかつてよりも力が衰えている事を示すような言動があるが、理由は現時点では不明。

不死狩り一族の神鳴流剣士にして、刀太の一番の相棒。UQホルダー不死身衆№11。
不死狩りでありながら、自身も、呪式不死化実験によって、治癒再生力を超強化した不死者
一族内で厄介者扱いを受け、命令により雪姫と刀太を襲うが、雪姫にも刀太にも一撃で負けた結果、強引に刀太のダチにされ、UQホルダー入りをした。
しかし実は刀太には内緒でめっちゃ手加減しており、本気の実力は刀太にも勝ることが後に発覚、刀太怒りのコブラツイスト(全裸)炸裂とかなんとか。
その多彩な神鳴流宴会芸奥義の数々は様々な場面で活躍、また簡単な伝統魔法も使用でき、主に半裸にされた時や全裸にされた時の着替え調達に役立つ。
「八咫の烏族」という少数種族で、成人までは性別がない。16歳の成人の儀式で性別を選択する。
本人は男になりたいと思っていたが、やがて刀太への思いが女としての恋であると自覚し、身体の女性化が始まった。
が、刀太を永遠に守りたい思いとの板挟みで、いまだ無性との間で揺れ続けている。
ちなみに「時坂九龍(ときさか くりゅう)」と名乗る従妹がいる……というのは刀太についた嘘で、九郎丸が金髪の少女に変装した姿の偽名である。

『UQホルダー』に所属する少女。UQホルダー不死身衆№4。
クールな性格からエグさを覗かせている。
肉体を世界から断絶された事で、痛みは感じるものの、ケタ外れの不死身度を誇る。故に、「鋼鉄の聖女」と呼ばれていた。
日本刀と戦鎚が武器だが、徒手空拳での戦闘もお手の物。だいたい全裸になる。
聖なる光である「光輪(ニンブス)」を発動させて神の力を使えるが、彼女は何らかの理由でその力を使いたがらないようだ。
自分を助けてくれた雪姫を慕っているのだが、その雪姫と同居した刀太を目の敵にしている。が、色々あって今はちょっと気になる相手。
あと、超星仔というヘンタイ、キモ刺客に狙われている。

  • 宍戸仁兵衛(ししど じんべえ)
『UQホルダー』に所属する男性。UQホルダー不死身衆№2。
食べ物に意地汚く、人の食べ物を勝手に食べる事もしばしば。
雪姫の秘蔵の沖縄酒と焼き鳥の食いさしを勝手に食べたため、本拠地の地下空間に突き落とされ、
更に雪姫が突き落としたことをスッカリ忘れていたため、2年近く地下空間をさまよって居た。
1400年前に若狭国(福井県南部)にて人魚の肉を食って不死者となったが、不死身力と再生力は低い(体中が傷だらけなのはそのためであり、首を切断されると即死)
しかし、彼の真価は膨大な経験値によって裏打ちされた、刀太と九郎丸はおろか凄腕の不死狩りを圧倒するほどの高い戦闘能力にある。
本拠地の地下空間をさまよっていたときに入団テストで地下空間に突き落とされた刀太と久郎丸に出会い、共同で脱出を企てることとなる。
普段は人を育てるのような面倒事を嫌う仁兵衛だが、このときは刀太に重力剣を与えたり刀太と九郎丸の不死の能力について解説したり、割と協力的な姿勢を見せていた。
八極拳に酷似した拳法と巨大な瓦礫をも投げ飛ばす強力な身体能力を生かして戦う。
また詳細不明だが、アポーツ(取り寄せ)能力を持っており、遠方にある物体を自分の手元に引き寄せる能力も持つ。

  • 飴屋一空(あめや いっくう)
『UQホルダー』に所属する男性。UQホルダー不死身衆№10。
見た目は青年だが、心は少年、そして実年齢は老人。
それは、13歳の時に事故で72年間にも及ぶ昏睡状態に陥り、科学による全身サイボーグ化を施されて復活した過去を持つ
本作世界では全身サイボーグは珍しくは無いのだが一空の場合、それより更に先に踏み込んだ脳の機械化による電脳知性体という存在になっており、例え今のボディを全損されても予備ボディに意識を移す事が可能となっている。
前述のように13歳の時に事故で長期間昏睡状態になっていたため、実は刀太や九郎丸よりも年下であり、度々少年らしい言動をすることもある。
目からレーザーや右手からキャノン砲を発射したり、巨大なパイルバンカーを召喚したり、背中の推進器で空戦も可能と多彩なギミックと武装を生かした戦闘を得意とする。
原理は不明だが、腕を切り落とされても、切断面同士をくっつけると再生可能等、継戦能力も極めて高い。
これだけ聞くとかなりのチートだが、本人の戦闘センスは言うほど高くはないので、自身の義体のスペックを凌駕する戦闘スキルの持ち主相手だと苦戦は免れない。

  • 真壁 源五郎(まかべ げんごろう)
『UQホルダー』に所属する男性。UQホルダー不死身衆№6。
ウェイター姿が特徴的な青年で、ホルダーの本拠地である温泉宿「仙境館」を取り仕切る。
不死者として能力は現時点では不明。
刀太らと同じく刀を使うが、何故か鞘に収めたまま戦っている。
他にも扉絵で重火器を所持しているだが、これからの活躍に期待。
身体能力は極めて高く、重力剣の重量を千倍にまで高めた刀太を片手で軽々と持ち上げる程。

『UQホルダー』に所属している少女だが、活動資金の最大出資者としての顔を持っている。UQホルダー不死身衆№9。
表向きは大人しそうな少女を演じているが、実際は気が強い上に腹黒い性格をしている。
彼女自身が死亡すればセーブポイントを設置した時間と場所に戻り、それまでに起こったことを帳消しに出来ると言う反則じみた固有能力を持っており
キリヱはそれを「リセットOKな人生(リセット&リスタート)」と名づけている。
発動時に任意の相手に触れていることでその対象も記憶を保持してリセットできる。
都合良く死ぬのが難しく、ときには自殺も必要となるなど、能力の発動条件自体はかなり厄介な部類に入る。
その代わり時間と場所を戻るときに条件設定を行うことが可能で、周囲の人間の記憶を引き継ぎつつ時間を遡ったり、時間を遡るのと同時に出現位置を変更したり、発動に成功すればかなり融通が効く。
能力自体はかなり強力である反面、戦闘能力は皆無である。
また、この能力には致命的かつ最悪の欠点が存在する。それは、セーブ直後に死亡確定の状況に陥るとどうにもならないこと。こうなるとむしろそのチート性能全てが欠点と化す。
記憶が引き継がれるので何度も何度も死ぬ瞬間を体験する羽目になり、ほぼ時間が経過しないので他の人間を含めてフォローすることもできない。下手をすると某ボスより惨い事態になる。
いくら肉体が不死だろうと、精神は確実に擦り切れるだろう。そのため、メンバーの中でも珍しい普通の物理攻撃だけで殺し得る不死者となっている。
ついでに、その時に他の人に触っているとその人間まで無限の死に巻き込まれるのである。

刀太のことは「むのー」と呼んでいたが、やがて好意を抱いていく。その影響なのか、彼とキスすると時間停止能力という更なるチートが発動するようになった。

  • 佐々木三太(ささき さんた)
長髪で三白眼の少年。UQホルダー不死身衆№12。
日光が苦手なせいか、いつもフードをかぶっている。ゲームで日々の生計を立てる引きこもり。
幽鬼(レブナント)と呼ばれる、人間と同じような実体を持つ幽霊。不死者というより、もう死んでいる人。
かつて天之御柱学園に所属していた生徒だったがひどいいじめに遭い、どんな人間も味方しないまま、最終的に不良グループに都合が悪い存在となったために殺された。その後、水無瀬小夜子の力により幽鬼として復活した。
幽霊でも自分の味方をしてくれた小夜子に好意を抱いている。
飛行、透過、憑依、念動力という幽霊由来の多彩な能力を有しており、チートじみた強さを持つ。透過能力は退魔系の攻撃しか効かず、触れた相手も透過するため地面に埋めれば即死ないし戦闘不能になる攻撃力となる。念動力も凄まじく、大型の貨物船も持ち上げることが可能。
最初の頃は孤独感ゆえかひねくれた様子だったか、本来は心根の優しい少年で、刀太と出会ってからは徐々に心を開いている。

敵対者

前作からの登場人物。
今や太陽系最強の魔法使いとまで呼ばれるようになった怪物にしてUQホルダーの真の敵。
一空・夏凜・刀太・九郎丸を纏めて倒すなどそれに相応しい強さを持つが、夏凜のあんまりな質問にも途中まではまじめに答えてくれる一面を持つ。
が、これ以上「踏み込んだら」雪姫に殺されると察したのかそこで中断した。

制服を着た黒髪ロングの少女だが、れっきとした幽霊。
自殺した者たちを無視して生きている者たちへの報復を企んでいる。
高等魔法に高い再生能力、普通の人間はおろか不死者をもゾンビにして操るなど、高い実力を持っている。

追記修正は、不老不死の力を持ってからお願いします

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