G級防具(MHF‐G)

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G級防具(MHF‐G) - (2015/12/31 (木) 19:24:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/12/31(木) ??:??:??
更新日:2021/01/08 Fri 14:24:24
所要時間:約 8 分で読めます







モンスターハンターフロンティアG』に登場する防具の一種。



概要

最上位ランク「G級」への昇格後に解禁される防具の一種。
G級では他の防具(覇種防具、狩護防具etc…)も派生強化が実質解禁されたりするが、
この項目は純正のG級防具について取り扱う。


基本的には従来と同じく、モンスター素材と採取素材、G級専用通貨のGzを元手に生産・強化する。
しかしここはインフレの激しいMHF。増してやその中でも現状最上位コンテンツの装備である。
非G級の防具が高くても180ぐらいがせいぜいだったのに対し(それでも本家より高い!)、G級防具は低くて200前後、最終強化で400程の大台に達するものが珍しくない。
参考までに、本家のナンバリングシリーズにおけるG級の防具をフル装備&鎧玉で限界強化した時の合計防御力は
作品と状況にもよるが500~600が殆ど。
対してG級防具は同条件でもその3~4倍の防御力を誇るのである。
モンハン全体を振り返っても、未だこの数値に到達した防具は存在していない。


強化段階は○○G→○○GF→○○GX。
どうでもいいがGFとGXはゲーム内のテキストでは半角英字になっている(それ以前のFY、FXなども同じ)。


防具の持つスキルは勿論、凄腕ランクまでにはなかったG級スキルの数々がここでお目見えに。
その中には複合スキルも多く存在しており、一度に沢山のスキル効果を発動することが現実的に可能となる。
最終的なスロット数は実装時期によってまちまちで、GG以前のものは最終強化でもスロ3にならないものが見受けられ、G5以降は全て確定スロ3。

また、G級防具特有の効果・システムを持つのも特徴(後述)。


G級防具の特徴

特殊効果

  • 攻撃倍率+30
G級防具を3部位以上装備してG級クエストに出発すると発動。
装備武器を問わない。

  • スキル枠拡張
3部位以上の装備でスキル枠の上限が+1され、5部位フル着用で+2に。
つまりそれぞれ11、12個までスキルがつけられるようになる。
G級では武器種にもよるが欲しいスキルが多くなりすぎて、枠からはみ出してしまうケースが頻発するためとても重要。
武器側の自動発動スキルに頼れない場合の頼みの綱である。

ちなみにスキル枠はG級防具固有の効果というではなく、G級狩護防具、G以降の遷悠防具でも同様の効果が働く。
「G級防具の印」をつけた天廊防具も同じ。
例えば、G狩護(遷悠・G印天廊)2部位+G級3部位の構成にした場合はスキル枠が+2される。


精錬

G級防具最大の特徴
G、GF、GXの各段階でLv7にまで強化したG級防具を、装飾品として文字通り精錬することができる
これを「G級装飾品」と呼び、SP防具*1以外の全防具につけることが可能。
つまり、G級防具でなくとも任意にG級スキルを発動させられるようになる
精錬して出来た装飾品は剣士防具だと「○○剣珠」、ガンナー防具だと「○○射珠」という名前が付く。

一応はG級防具固有のシステムという事になっており、他のカテゴリの防具では精錬自体ができない。
ただし、例外的にG級秘伝防具は最終強化で精錬可能。


G級装飾品は基本的に元となったG級防具のスキルポイントを抜き出しているが、全てのスキルポイントがそっくりそのまま付与されるわけではなく、若干数値が低下する。
数値だけで言えばGよりGF以降の方が実用性でも上。
また、GFまでは防具側の所有スキルから決められた3種類が抜き出され、GXでは部位ごとに異なるスキルポイントが新たに付与されて4種類になる。

なお、一部のG級防具はGXLv7にならないと精錬できなかったり、そもそも精錬自体不可能だったりするものがある。


装飾品として作れること自体が強力だからか、GF以降の精錬は楽じゃない。
というのも、GFのLv7では強化素材の中にあのHC素材が、GXに至ってはGHC素材、つまりG級モンスターのHC素材が要求されるからだ。
HC素材は剥ぎ取りのみ、しかも2%という超低確率もあって、狩人祭で稼いだポイントやNポイントの交換等を用いない限りは量産なんて程遠い夢である。
期間限定イベントによっては確定でHC素材が手に入るデイリークエストが配信されていることもあるが、目当てのものに合致しているとは限らないのが辛い。
しかも部位ごとにGFで要求されるHC素材が異なるおまけ付き。

ただし、数少ない例外としてポボルバルムのG級防具だけはGFでHC素材が要求されない。
一部のG級防具(主にゲーム内イベントで貰える専用素材で作ったものとか)もHC素材自体が要求されないことがある。

更に言うと、GXへの派生とそれ以降の強化には定期開催イベント「極限征伐戦」の報酬素材を使う。
そのためG級上がりたての場合、極限征伐戦が開催されていない時はGX派生がお預けとなる。
最近はそれなりに連戦するだけでも最大強化までに必要な素材は手に入るよう調整されているが、精錬諸々を考えるとなるべく極征クエストを回して溜め込んだほうがいいので要注意。


どんなG級装飾品(防具)が良いのかは個人のプレイスタイルと装備構成によって異なるが、最低限つけたいスキル(剛撃、一閃などの火力系)と自分の欲しいスキルが一緒に付与されていると嬉しいものがあるはず。
ただ、その防具の実装時期次第では最新のものと比較したら型落ちして使いづらい、ということもある。



変遷

MHFからMHF-Gへの超大型アップデート前、G級クエストでは防御力が極めて重要な要素になるとされていた為、高い防御力を持つG級防具には注目が集まっていた。


ところが、G1当時のG級防具は要求素材量があまりに多く、強化も精錬もハードルが高かった。
流石に秘伝防具ほどのマゾさ加減では無かったが、それでも従来の防具と比べるとやたらに数が多い。
しかも、倍率上昇効果を当て込んでも覇種武器+覇種防具5部位の構成には火力面で惨敗するという事実が発覚。
G級防具側に今ほど強力なG級スキルが充実していなかったことや、G1におけるG級コンテンツ自体の杜撰すぎた内容のせいもあって、その構成によるハメプレイが流行し、G級防具は装飾品としての活用以外では殆ど見向きもされなかったのである。
結果としてプレイヤー達からは「G級防具は装飾品(として作る以外に利用価値が無い)」などと言われてしまった。


G級コンテンツに酷評を受けた後の改新途上だったG2ではGX強化、およびGX装飾品が解禁。
それまで(GF以上の段階は無いだろうと思って)GF装飾品を作っていた人への救済として、期間限定でGF装飾品を元にGX段階の防具を生産するレシピも公開された。

…が、ここで問題になったのが肝心のゲームバランス。
GXへの派生強化にはG2実装の極限征伐戦をこなす必要があったのだが、よりによってその極限征伐戦第1回のクエストGXレベルの防御力でも無い限り即死オンラインになるという本末転倒な有様だったのである
更に、極征以外のクエストもバランス調整が杜撰で折角の高防御力が活かされず、GXへの派生強化で一時的な性能ダウンが発生する仕様があった為に、まだG級防具は覇種防具を押し退けて主流足りえることができずにいた。


G3で素材面が改善された事により強化難易度が下がり、ようやく防具の量産(と精錬)が現実的になる。
ところが、課金装備のG級狩護防具がスキル諸々でG級防具を上回る優秀さを誇っていた為、またしても主流から追いやられる危機に直面。
運営も高性能のG級防具を少しずつながら登場させることで格差を埋めていくようになり、G5以降は全部位(最終的に)スロット3が以後のG級防具共通規格となったことで優位に立ち、不動の地位を確立させるに至った。

これ以降、G級防具の価値を大きく揺るがすような出来事はG9に至るまで起きていない。



余談・防御力についての話

G級クエストでは独自に「防御減算」という補正が発生しており、難易度の★の数に応じた分だけ防御力が引かれる仕組みが存在する。
計算式は「合計防御力-(★の数-1)×150=クエスト中の防御力」。



何でこんな計算処理をわざわざ入れるんだよ、と疑問に思う方もいるだろう。
実は、元々ある仕様の被ダメージ計算式だとどんなに高防御力でも数値に見合うダメージ軽減が働いてくれないのだ
これが顕著に現われてしまったのがフォワード.5に実装された覇種で、詳しくは覇種の項目を参照していただきたいが、
ぶっ壊れに等しい狂った攻撃力のせいでハンターの防御力が全く意味をなさず、しかも元気のみなもと込みでも即死する大技の存在からプレイヤー間に「根性スキルや課金入れて耐えればいい」という歪な空気を構築してしまい、脱落者(ようは引退)すら生み出した。

その光景を見て、運営は従来の仕様ではG級防具が機能しないと考えて防御減算式を仕組んだのだと思われる。
確かにこの計算式なら、むやみにモンスター側の攻撃倍率を上げるより、
防御力の数値に見合うダメージ軽減が確実に機能する。
実際、G級防具を順当に強化していけば+100でもG級クエストでは被ダメージの減少を明確に実感できるようになっている。
これは烈種・始種、および遷悠種相手であっても同様。防御力ひとつで有利不利が大きく変わるので、間違っても低防御力に根性スキルで耐えるなんて方法には手を出さない方がいい。




アニヲタ追記珠GX・アニヲタ修正珠GX
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