登録日:2016/01/06 (金曜日) 20:32:00
更新日:2024/04/17 Wed 19:18:16
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Dishonoredは、ベゼスダ・ソフトワークスより2012年10月に発売された一人称ステルスアクションアドベンチャーゲームである。
プラットフォームはMicrosoft Windows、PlayStation3、Xbox360だが、日本語版はPS3版のみが通常販売されており、Xbox360はamazon専売、PC日本語版は発売されていない。
日本では2015年8月27日に、PlayStation4、XboxOneでDLC全部入りのHD版が発売されているので、今からプレイするならこちらがおすすめ。
2016年12月8日には、続編の「Dishonored2」が発売されている。
■概要
スチームパンクとオカルトを基調とした架空の都市「ダンウォール」で繰り広げられる、復讐と政治的陰謀を題材としたステルスアクションゲーム。プレイヤーは高速移動や時間停止といった超常能力や、機会に細工をしたり金属片をばらまいたりする様々なガジェットを駆使して、面クリア方式の暗殺ミッションに挑む。
ミッションの舞台となるステージにはあらゆる侵入経路が存在するうえ、指定された目的さえ果たせれば敵の目を盗んで隠密に徹しようと、立ちはだかる者全てを切り刻もうとクリアすることが出来る。先述の超常能力やガジェットの存在も併せて、攻略の自由度は極めて高い(ネズミに取り付いて通気口から侵入、時を止めて敵の銃弾を躱し、眼前にクロスボウを放ってDIO様ごっこ……等々)。
但し、あまりにも敵を殺し過ぎると「カオス度」と呼ばれるステータスが増加し、周囲の状況が悪化していく他、エンディングの内容にも影響を及ぼす。カオス度を低くしておくには、非殺傷の手段で敵を無力化していく必要がある。
また、全ての標的には単純に殺害する他に、「社会的抹殺」を行う手段が存在するのも特徴の一つ。前述の非殺傷の手段(首絞めや麻酔ボルトなど)と併せれば、暗殺が主題のゲームなのに、誰一人手にかけないというプレイも可能。標的によっては死よりもえぐそうな末路を辿ることになるのは言わないお約束
■ストーリー
女王ジェサミン・カルドゥインの治める「諸島帝国」の首都ダンウォール。王室護衛官コルヴォ・アッターノは女王の命で、近年ダンウォールを蝕み続けている疫病の問題解決のための救援要請を求めるために周辺国へと赴く。
しかし、旅から帰還したコルヴォの報告は、あまり良いものでは無かった。その直後、奇怪な能力を使う暗殺者の襲撃を受け、コルヴォの奮戦虚しく女王は殺害され、女王の一人娘エミリーまで誘拐されてしまう。そしてコルヴォ自身も女王殺害の実行犯に仕立て上げられる。
処刑を待つ身となったコルヴォは王政支持者を名乗る集団の手引きで脱獄に成功。仮面でかつての身分を隠し、謎の存在「アウトサイダー」から受け取った「超常能力」と共に、復讐への戦いを始めるのであった。
■登場人物
主人公。かつては王室護衛官であったが、王室間諜の策略によって濡れ衣を着せられ、暗殺者として活動するようになった男。諸島帝国の一つ「サーコノス」の出身。
いわゆる無口系主人公で、うめき声などを除いて台詞は一切存在しない。素顔は手配書など限られた場所でしか拝めないが、かなりのイケメンである。
オーハイエス
「虚無」と呼ばれる場所に姿を現す、青年の姿をした超越者。コルヴォの左手に印を刻み、超常能力を授けた。他の人物にもそれぞれ違う能力を付与している(つまり、超常能力の使い手は一人ではない)。
善悪の概念は存在せず、超常能力を授けられた人間がどのような行動をするかを眺めて、楽しんでいる模様。
「諸島帝国」を治める女王。ダンウォールに帰還したコルヴォから報告を受けた直後、超常能力の使い手である暗殺者に殺害される。
その後、彼女の魂はアウトサイダーが造り出した奇怪な道具「心臓」に封じ込められる。生前は民のことを一心に思う良君であったが、心臓に転生してからは何かと陰鬱な発言が目立つようになる。ちなみにゲームでは「心臓」を使うと、パワーアップアイテムの「ルーン」や「ボーンチャーム」の在処を感知し、キャラクターの秘密を聞けることもある。
ジェサミンの娘で次期王位継承者。齢10歳にして目の前で母親を殺されたうえに、暗殺者によって誘拐されるという悲惨な境遇のヒロイン。コルヴォを父のように慕っている。物語の終盤で、本当にコルヴォとジェサミンの間に生まれた娘ではないかと噂されていることが判明するが、本編中で真偽が明かされることはない。
前述のカオス度の影響を最も大きく受ける人物。カオス度が高いと残酷な暴君としての片鱗を見せるようになっていき……
女王ジェサミン暗殺計画の首謀者であり、コルヴォを暗殺の実行犯に仕立て上げた張本人。現女王が死亡し、継承者も行方不明となったことで、ダンウォールの実権を握り、横暴な独裁政治を始めた。ハゲ。元々の役職は王室間諜であり、当時から疫病患者に対して強硬な姿勢を取り、度々ジェサミンと対立していた。
実は、ダンウォールに疫病が広まるようになったのは、この男が未知の大陸から持ち込んだ凶暴なネズミが原因。つまり、全ての元凶である。貧困層の排除が目的であったそうだが、人道的問題云々以前に、そんなことをしたら国全体が崩壊する可能性もあることに気が付かなかったのだろうか。
コルヴォの協力者であり、王政支持者たちのリーダー。初老の軍人で、威厳のある男。任務を着々とこなしていくコルヴォを見ているうちに少しずつ危険な考えに囚われていくようになってしまう。そして最終的には……
王政支持派のメンバーである貴族。臆病な性格で、兄弟にも長年いじめられていたらしい。尤も、兄弟たちがコルヴォの標的となった際は複雑な感情を吐露するなど、心底憎んでいるわけではない様子。
王政支持派のメンバー。ダンウォールで強い権力を持ち、アウトサイダーやその信望者と対立する宗教組織「大衆の大修道院」の聖職者である、「監督官」を務める男。
物語の序盤では拘束されているが、コルヴォの手によって救出される。
王政支持派の協力者であり、自然哲学者兼発明家の中年男性。コルヴォの仮面の制作者である他、ガジェットの改良や、消耗品の調達なども務めている。
一見腰の低い男にも見えるが、実は結構プライドの高い性格。
彼の作った「ピエロのスピリチュアル治療薬」は疫病の予防薬として、「ソコロフのライフエリクサー」と競合している。ゲームシステム的には前者はマナ(超常能力を使うためのMPのようなもの)、後者はHPの回復薬である。気になるメイドの風呂を覗いたりするスケベオヤジな一面もある
王政支持派の協力者。船頭としてコルヴォを各ステージに運ぶ役割を担っている。恋を忘れるために海に出た純朴な男。カオス度から受ける影響が二番目に大きい人物。
自然哲学アカデミーの学長も務める王室医師。侵入者を一瞬にして灰にする「光の壁」や「電弧塔」を開発した天才発明家だが、その性格は偏屈の一言に尽きる。画家としての一面もある。
かなりのワイン狂であり、好物のワイン一瓶で、頑なに渡さなかった情報についてあっさりと口を割るほど。良い子は調達が面倒だからってネズミが空腹か確かめようとしちゃだめだゾ。
暗殺集団「捕鯨員」のリーダーにして、女王暗殺の実行犯。コルヴォ同様アウトサイダーから受け取った超常能力を扱う、極めて戦闘能力の高い暗殺者。冷酷だが、ジェサミンの暗殺に関しては後悔している節もある。DLCストーリーでは主人公を務めている。
我、追記・修正に命を捧げん
- ターゲットを変態に引き渡すとか、変態ドMを拷問にかけて金庫の番号を聞き出すとかもできる -- 名無しさん (2017-01-06 22:22:45)
- エミリーちゃんが……続編で暗殺者になってしまった…… -- 名無しさん (2017-01-06 22:41:46)