あたしンち

「あたしンち」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

あたしンち - (2018/10/31 (水) 16:02:49) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/05/31(木) 21:30:57
更新日:2024/02/21 Wed 20:58:45
所要時間:約 5 分で読めます




こんにちは♪ ありがとう♪
さようなら♪ また逢いましょう♪

こんにちは♪ ありがとう♪
さようなら♪ また逢いましょう♪





●概要
『あたしンち』とは、1994年から2012年まで読売新聞の日曜版で連載されていた漫画(単行本はメディアファクトリーから発売)。作者はけらえいこ。

この漫画の特徴は4コマ漫画のようなコマ割を23コ繋げる23コマ漫画の形をとっている。
そのため起承転結がより深くなり、フェルトペンで書いたような暖かみのある画風も相まって、よりほのぼのとした日常が描写されている。
キャラクターはすべて2頭身で描かれているため、時々手足が伸び縮みするが気にしてはいけない。

アニメ化もされており、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』と共にゴールデンタイムに並んだこともある。
しかし、7年間約300回を全て放送された地域はネット放送を除いて近畿地方のみで、他の地域では『ボーボボ』のように途中で打ち切られている。
映画も2本作られたが、あまりよろしくなかった様子。

原作終了後、アニマックスでアニメ第2期『新あたしンち』が15年10月から16年4月まで放送された。


●どんなマンガ?
高校生2年生のみかんとその家族や友人、近所の方々との出来事や日常を面白おかしくユーモラスに描く。
掲載した時期に合わせての季節ネタや時事ネタもあったりする。品のない下ネタなどは全くない。
基本的に1話完結であり、サザエさん時空でもある。


●タチバナ家の人々
  • 立花みかん
CV.折笠富美子
タチバナ家の長女で主人公格の高2。身長は155cm。周囲と比べると哀しいくらいの貧乳らしい。
茶髪のお団子頭で「の」の字を左右対称に配置した目をしている。容姿は十人並。
テディベア研究会という部活に所属している。
親切で優しく、困っている人をみれば助けにいくような性格だが、やや天然ぽくバカなところがあるため、何をするにも空回り気味。
同級生の岩木君(CV.緑川光)に好意を抱いており、話しかけられると初々しい反応をする。
「中学生時代が可愛い」という読者も多い。

あたしンちを知らない方でも一度はどこかで見たことがあるだろう。
詳しくは該当項目参照。

  • 立花ユズヒコ
CV.阪口大助
タチバナ家の長男で中2。でも暗黒面に堕ちたりとかはしてない。
キノコヘアーの縁をギザギザにしたような髪型で、細目。驚いたときなどは開く。
容姿の描写はされていないが、ユズヒコを好いている女子もいるため、少なくとも俺らのようではない。
くだらないことに一々本気になる悪癖があり、そういった場合には「老師」なるジジイのイマジナリーフレンドが出てくる。

シャイで繊細なためか、基本的にあまり喋らないタチで、大人びている。
姉のみかんより常識的で生活能力ならユズヒコの方が上。

CV.緒方賢一
タチバナ家の大黒柱。サラリーマン。
母共々夫婦揃って作中で名前が呼ばれていない。
丸い頭と丸い眼鏡が特徴。
夫婦揃ってあまり顔と身体のバランスが取れていない。

無口で無表情。どんなときも顔に変化が見られない。
そのため、喜怒哀楽の表現のほとんどはボディランゲージ。
トイレの戸を開けながら用を足す、年頃の娘がいる前で風呂上がり全裸など、大胆かつ何も考えていない行動が多い。
酒好きだが酔いすぎると「捨て魔」となる。
妻のことは心から愛しているが、天然すぎる母には伝わっていない場面も多い。

またアニメ『あたしンち』第二エンディングテーマ『LET'S GO! あたしンち』で彼のソロパートは9割が笑い声という一種の電波ソング化している。


他にもみかんの親友しみちゃん、ユズヒコの親友藤野、父の仕事仲間の白髪のおじさんなど個性的な人も多い。


●連載終了へ
2005年から、読者投稿のコーナーが設けられ、一時期隔週連載になった。
2008年にコーナーが終わり、週間連載に戻ったが、2012年に作者の体力的な問題や心境の変化から約17年間の連載に幕を閉じた。
ショックを受けた方も多いのでは?
後の作者インタビューでは、「描き続けるにつれて、主人公の視点がみかんではなく母や父に変わっていった」と語っていて、
心境の変化はこのあたりに関わっていると思われる。


●余談
連載終了は読売新聞側も気にかけていた。
新聞を取っている家に直接行き「(あたしンち終わったけど)読売新聞を購読し続けますか?」と訪ねたほど。

単行本のカバーは型押しと呼ばれる凸凹がどこかしらの絵に施されている。また最終巻はなぜか原作終了から3年後の2015年10月に発売された。

漫画は読売新聞に掲載されていたが、アニメは朝日新聞系のテレビ朝日系列で放送された。
逆のパターンとして朝日新聞で連載され、日本テレビ系のスタジオジブリがアニメを手掛けた『ホーホケキョ となりの山田くん(現:ののちゃん)』がある。

アニメ版で「次回予告」部分を担当していたアナウンサー荻野志保子は、現在では『ドラえもん』(わさドラ版)の出来杉くん役を演じている。

2004年5月、お母さん川柳のコーナーにて、投稿者の字幕テロップの住所が「岐阜県未納加茂市」と誤植されるハプニングがあった。
当時は年金未納問題が話題になっていた。


情熱の赤い追記~♪ そしてしゅうせい~♪

この項目が面白かったなら……\ポチッと/