SDガンダムフォース

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SDガンダムフォース - (2023/12/23 (土) 06:59:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/01/19(水) 09:18:16
更新日:2024/05/03 Fri 03:29:39
所要時間:約 10 分で読めます






「ガンダムフォース、サイコー!!」



「えー、皆さんこんにちは」「こんちは」「おいっス」
「本日のミーティングは……」

「「「SDガンダムフォースってなんなんだー!!」」」

「……です」


【目次】




【概要】

『SDガンダムフォース』とは2004年に放送されたアニメである。
SDガンダムの海外展開を視野に入れて企画された作品で、製作は2003年にはアメリカで先行公開された。
海外版は前半の2クールで打ち切られているが、同放映時点で全話製作済であり、日本では早期にアフレコが終了していた状態だった。

日本アニメ至上初のフル3Dアニメでもあり、加えてSDでありながらモーションキャプチャーを採用した異質の作品。
映像も当時はまだ発展途上だったトゥーンレンダリング方式だが、当時の3Dアニメにあったカクカク感がなく、物凄いfpsでぬるぬる動く。
こういった制作環境に対応するため、監督には特撮畑となるアベユーイチ(当時は阿部雄一名義)を起用した。
これは勿論、アクションシーンにおいて特撮のノウハウを活用するためであった。
一方でアニメーション作品であることから、副監督にはアニメ畑の近藤信宏を起用し、2頭体勢での製作となった。
他にも、劇伴は相棒で有名な池頼広が担当。ハリウッドオーケストラの協力の下、壮大な楽曲として仕上げている。

声優は、長年ガンダム作品に出演することを夢見ていた神谷浩史をキャプテンガンダムに、さらに∀ガンダムで主役を張ったこともある朴璐美を相棒のシュウト役に添えている。
ただ、池田秀一の出演が話題を呼んだなどはあるが、レギュラー陣にガンダムでメインで出演があった経験者は実はそれほど多くない。
どちらかと言えば目新しい起用が多い布陣であった。

一年通しの4クール・全52話は、それまで最長だったVガンダムを抜いて、ガンダムシリーズ最長となっている。
これは未だに打ち破られていない記録である。以降は徐々に話数が短縮される傾向にあるため、破られる可能性も低め。
また、基本的に本作以降は分割クール方式がメインとなったため、一年通しで区切るならこれはほぼ破られる可能性はないと言える。

また、繋がりは明言されていないものの、過去のSDガンダムシリーズに登場したのと同名の武器が登場している。
さらに一部の登場人物や武器デザインが過去のSDガンダム作品をモチーフとしている。ラクロア王もかの有名な初代からの系譜であることも示唆されている。
ちなみにゼロ、爆熱丸 、嵐の騎士トールギスは「SDガンダム英雄伝」に登場していた機兵をほぼそのままモデル流用されている。

【商業】

ガンダムSEED DESTINY』と同時期に放送されており、そちらに埋もれてぶっちゃけ影が薄い。
そもそも当時は『SEED』全盛の時代で、SDガンダムはあまり子供人気がなかった。
ガンプラも低年齢向けを目指したもののクオリティは低く、BB戦士も再現度はそこそこ。
さらに同時期にリリースされた武者烈伝だと、『親子二世代で楽しませる』コンセプトのはずが、子武者が『武者○伝』のふぬけ武者からかっこいい武者に大変身する要素をカットして貧相な体型のまま、かつ親武者が変態的なクオリティ&過去の武者頑駄無たちのリメイクでオッサンホイホイだった。おかげで子武者の人気はすこぶる低く成長した子武者が主役の続編は流れてしまう。
よって注目度も低い……と不遇。
つーか何自分で首絞めてんだ磐梯。
完成品の玩具もクオリティがまちまち。ただし概ね中盤以降は造形もアクション性も強化されてまあまあだった。

また、ガンダムシリーズで唯一放送中にDVDが展開されない(放送から4年後の2008年に無事DVD-BOX発売)など、その扱いはかなり不遇。
視聴率や売り上げも奮わず、知名度も低い……。
これもあって所謂オタク向けのイベントに乏しく、声優が登壇するイベントは放送から7年程経った2009年の『GUNDAM BIG EXPO』まで待つこととなる。
後半の盛り上がりを受けてか、サウンドトラックが発売された。ただし、残念ながら未収録曲がかなり多い。

【評価】

ぶっちゃけ序盤の評価は最悪である。
フェイスオープンによりガンダムから口が見えるという衝撃的デザインだったこと、過去作の設定の引用の方法が原作を意識していなかったこと、
テンポが非常に悪く戦闘シーンにメリハリが薄かったこと、物語自体も最初のコンセプトを引きずっていた*1ため盛り上がりに欠けたこと…
それに加えて当初はモーションキャプチャーに不慣れだったこともあり、動きが若干モタついていたりと、問題が山積であった。
フル3Dであること、過去のSDガンダムシリーズのキャラクターをモチーフにしつつ設定を一新していることなどから、SDガンダムファンからの前評判はそこまでであった。
実際、視聴前からSDガンダムのファンからの興味は薄く、見始めても1クール目で視聴を切られたりしがちであった。

しかしこれらの問題点は制作中に少しずつ改善され、特撮のノウハウとアニメのノウハウの融合も徐々にシンクロしていくようになった。
そして当初から個性豊かかつそれぞれ深いバックボーンを持つキャラクター達と、その成長、子供向けらしい王道で熱いストーリー展開、
濃密な伏線、表面的にはあっさりしているが実は考察しがいのある複雑な設定、涙腺崩壊の展開が目白押しな内容となった。
よって総合的な作品自体の評価は高い。4年後にDVD-BOXとしてパッケージ化されたのもファンの声援を受けてのことであるという。
現在でも続編やブルーレイ化を望む根強いファンが存在する。なおブルーレイ化は後にSDシリーズを網羅という形で実現している。

序盤がダルいという意見は本作によく寄せられる意見である。が、是非最後まで見て欲しい。
まず1クール目は初のフル3Dに加えてモーションキャプチャーという手法から、技術も手探り状態だった。
よって映像はさておきアクションのテンポが悪く、脚本も後半を踏まえれば納得とはされつつも、気怠い内容があまり評価は高くなかった。
しかし、そこで物語の地盤を固め、技術を磨いたからこそ2クール目以降の高評価があるのである。
2クール終盤のコマンダー戦は特に集大成的な内容となっており、池田秀一の熱演も相まってその熱い展開と泥臭いアクションは必見。
3クール以降はアクションが洗練され、物語的にもバトルが中心となっていったため、それまで付いてきたファンに答える内容へと昇華されている。

このことは後半の熱い展開を知った海外の視聴者が「どうして途中で打ち切ったのか」と詰った程であるという。
そのおかげか、先の日本版BOX化の際には海外でも全クールソフト化されている。

え? キャプテンの口がキモい?
……誰もが通る道です。
慣れると可愛い。しかし慣れない人は一向に慣れない。
ちなみにこれは監督が表情をわかりやすくするための措置だったらしい。

【その後について】


評価は全体的に高いのだが、スーパーロボット大戦やGジェネレーションといった作品では一切参戦していない。
戦争ものではない純粋なヒーロー物に近いスタンスだからであろうか……。
ただし副監督の近藤信宏が担当していた時期のケロロ軍曹では、本作のオマージュと思われる演出が度々使われた。
(ザクレロゲートとコントロールホーン)

また、ガンダムビルドダイバーズではSDガンダムフォースモチーフのものが多く採用された。*2

【主題歌】

●オープニングテーマ
『SUNRISE』- PUFFY (1月〜3月)
『LOVE & PEACE』 - little by little (4月〜6月)
『太陽に焦がれて』- 晴晴゛(7月〜12月)

●エンディングテーマ
『信じる力』- Whiteberry (1月〜3月)
『ココロオドル』- nobodyknows+ (4月〜6月)
『キミと僕』- I WiSH (7月〜9月)
『恋しくて…。』- Les.R(10月〜12月)

nobodyknows+の『ココロオドル』は発売当時ガンダムに興味のない人でも1度は聞いたことがあるほど流行し、前代未聞となる『所属事務所無し』でのNHK紅白歌合戦出場を決めることとなった。

また、晴晴゛ の『太陽に焦がれて』とWhiteberryの『信じる力』はどちらもグループ解散前ラストシングルとなってしまったが、本作の熱いストーリーに違わぬ王道のアニソンとなっている。


【あらすじ】

人とロボットが共存し、平和に暮らす未来都市ネオトピア。
しかし、異次元から現れた勢力・ダークアクシズが全ての次元世界を破壊すべく侵略を開始する。
ネオトピアのロボットを操り、あらゆる有機物を石化していくダークアクシズ。

そんな中、ネオトピアの少年・シュウトがロボット・キャプテンガンダムと出会い危機を救われる。
やがて異世界からやってきたゼロ、爆熱丸も加わり、彼ら「ガンダムフォース」はダークアクシズとの戦いを繰り広げていく。



【用語】

世界関連

  • ネオトピア
キャプテンとシュウトが住まう世界。物語前半の舞台。
人間とモビルシチズン(ロボット)が共存する平和な世界だが、未知なる脅威に対抗するため「ガンダムフォース」を組織している。
基本的に平和なため、他の世界に比べると住人達は大分明るい雰囲気。
登場するロボット・メカのモチーフはU.C.世界の連邦系MS。

  • ラクロア
剣と魔法が存在する、SD外伝のラクロア王国をモデルにした国家。物語中盤の舞台。
王族を頂点とし、騎士ガンダムの親衛隊によって守護されていたが、ダークアクシズと手を結んだ反乱軍によって崩壊。
人間を含む有機物は石化し、騎士ガンダムたちはダークアクシズによって殆どが殺されてしまった。
登場するロボット・メカのモチーフは『ガンダムW』のMS。

  • 天宮(アーク)
刀と戦が蔓延る、武者ガンダムシリーズの島国をモデルにした国家。物語終盤の舞台。
武家社会で本来は「大将軍」によって統治されるが、何らかの理由でそれが空位になり戦国時代の真っただ中。
現在は老将・武里天丸の軍とダークアクシズの支援を受けた知将・騎馬王丸の軍が争っている。
ネオトピアやラクロアと違い人間は存在しない。
登場するロボット・メカのモチーフは『Gガンダム』のMF。

  • ソラディオラーマ
ネオトピアとは異なる次元に存在する並行世界の一種。
作中では上記のラクロアと天宮がこれに該当する。次元移動魔法や転送装置を使えば行き来が出来る。

  • ミノフス境海
各世界の間に存在する次元の隙間。目標となる世界が不明確なまま次元移動すると迷い込む。


勢力関連

  • S.D.G.
正式には「スーパーディメンショナルガード(Super Dimensional Guard=超次元防衛軍)」。
異次元からの侵略者に対抗すべく密かに設立されていたネオトピアの防衛組織。

  • ガンダムフォース
S.D.G.の特殊部隊。
キャプテンガンダムをリーダーに異世界からの協力者ゼロ、爆熱丸、そして特別隊員のシュウトをメインメンバーにダークアクシズと戦う。

  • ダークアクシズ
各世界への侵略を画策する闇の勢力。
ソラディオラーマの虚空に浮かぶ「ダークアクシズ要塞」を拠点に様々な世界に侵略の手を伸ばし破壊活動を行っている。
所属するロボットのモチーフはジオン公国軍、デラーズ・フリート、ネオ・ジオン軍などのMS。
人間やガンダムとは美的感覚が正反対で、花や人間を目の当たりにした時は気持ち悪がり吐く事が多い。


ロボット関連

  • ガンダム
各世界に存在しているロボットの一種。
その肉体は共通して「ガンダミウム」という金属で出来ている。

ネオトピアでは防衛戦闘用ロボット「モビルディフェンダー」の一種。
人間と遜色ない心を持つが、騎士ガンダムや武者頑駄無とは違い純然たる機械。
作中ではキャプテンガンダムがこれに該当する。

  • 騎士(ナイト)ガンダム
ラクロアに存在するガンダム。
精霊術という魔法の力を使うことが出来、王国を守護する。
物語開始時点で殆どがジェネラルの溶鉱炉に投げ込まれ死亡している

  • 武者頑駄無(むしゃがんだむ)
天宮に存在するガンダム。
武士や忍者のような姿をしており、戦国時代的な文化を持つ。
生真面目なものが多い一方、どこかコミカルな連中。



【登場人物】

◆ネオトピア

S.D.G.


キャプテンガンダム
CV.神谷浩史
本作の主役。
ガンダムフォースのリーダーでありダークアクシズと戦うために秘密防衛組織S.D.G.に作られたロボット。
様々な武器を使いこなす戦闘のエキスパート。また、「ソウルドライブ」という特殊な機構を内蔵されている。
序盤では感情が薄く、任務に忠実なロボットらしい性格であったが、
仲間達との交流を経て徐々に人間味がでてくる。
少々天然気味だが根は熱い漢。
モチーフはガンダム試作1号機


シュウト
CV.朴璐美
ネオトピアに住む10歳の少年。
キャプテンの嫁。その扱いはほとんどヒロイン。
彼の応援によりソウルドライブが発動でき、その功績からS.D.G特別隊員に任命される。
彼の機転や発明により危機を救われることも多く、もう一人の主人公と言える。


翼の騎士 ゼロ
CV.斎賀みつき
ダークアクシズに滅ぼされたラクロアの騎士ガンダムであり、その唯一の生き残り。
剣と盾を持つ他、多彩な魔法を操り、普段から魔法の力で空を飛んでいることが多い。
騎士道を重んじ、性格は紳士的だが若干キザ。だがヘタレ
爆熱丸とは喧嘩する程仲がいい関係。
モチーフはウイングガンダム


武者頑駄無 爆熱丸(ばくねつまる)
CV.千葉進歩
次元転送装置の実験事故で、天宮から愛馬・炎天號と共にネオトピアに飛ばされてきた武里天丸軍の若き武者頑駄無。
炎を纏った二振りの刀を武器とする。
性格は情に厚く騒がしく涙もろい熱血漢。他のメンバーと比べて若干頭が弱いフシがある。好物はおにぎり
ゼロとは喧嘩する程仲がいい関係 。
モチーフはシャイニングガンダム


リリジマーナ・ミヤ・ド・ラクロア
CV.松来未祐
ラクロアの第一王位継承者であり、物語後半のヒロイン。通称「リリ姫」。
物語後半まではダークアクシズにより石化されており、石化が解けた後にガンダムフォース一行と同行することになる。
性格は強気で勝ち気、マイペースで少し我が儘。
それまでのイメージと、彼女の登場直前まで登場していた彼女の偽物(おしとやかでドジっ娘。通称黒リリ。可愛い)とのギャップで視聴者を驚かせた。
まあ本物も十分可愛いんですけどね。


武者頑駄無元気丸(げんきまる)
CV.小林由美子
物語中盤からガンダムフォースに同行する子供の武者頑駄無。
とある事情から騎馬王丸の命を狙っている。
かなり生意気なうえ、成り行きで同行することになったためガンダムフォースの面々を信用していないが、徐々に気を許していく。
戦闘力は低いが、「井」の字を宙に書くことで空間移動をすることができる。


ガンバイカー
CV.柳沢栄治
総合支援型モビルディフェンダー。
その姿はガンダムヘッドが付いた巨大なバイクというシュールなものだが、キャプテンの指導教官を務めた優秀なAIの持ち主。
当初は堅物だったが、後に若干丸くなる。


ガンイーグル
CV.浪川大輔
空戦型モビルディフェンダー。
空中戦を得意とするガンダムフォースの一員で高い戦闘力を持つ。
キャプテンの事は尊敬しているが、他に対しては露骨に態度が悪くなるなど若者っぽい振る舞いが多い。
モチーフはνガンダム


ガンダイバー
CV.中井和哉(01)、吉水孝宏(02)、他
海戦型モビルディフェンダー。
同時開発された7機で「ガンダイバーズ」を構成しており、水中での戦闘や救助活動を得意とする。
真面目で気のいい連中。


ハロ長官
CV.吉水孝弘
S.D.G.の最高責任者。
ハロを模した仮面を被っており、正体は謎に包まれている
八頭身のハロがラスボスに生身で立ち向かうという凄まじい姿を披露したおそらく作中最強の人間。多分人間。


◆ラクロア

反乱軍


嵐の騎士 トールギス
CV.楠大典
ラクロアの白い騎士型MS。通称「T様」。
優れた騎士であるがプライド故かかなり性格は歪んでおり、自分が騎士団に入れなかった理由を「ガンダムではないから差別されたため」と思い込み、その恨みから反乱を起こした。
現在は表向きラクロアの統治者であるが、次元を超え度々ガンダムフォースに襲い掛かる。
モチーフはトールギス


闇の騎士 デスサイズ
CV.伊藤健太郎
ダークアクシズの三幹部の1人で本作きっての変態。
リリ姫が好きすぎてT様を唆しラクロアと同志たちを裏切った変態。
石化したリリ姫に恍惚と話しかける姿はどう見ても変態。
裏切る前からストーカー行為を嗜んでいた筋がね入りの変態。
モチーフはデスサイズヘル(EW版)な変態。



◆天宮

武里天丸軍


武里天丸(ぶりてんまる)
CV.丸山詠二
武里天丸軍の総大将を務める年配の武者頑駄無。
かつては生半可な武者では触れることすら出来ない「爆心の鎧」を一か月纏い続け戦ったという猛将だが、現在は小柄お爺ちゃん。
浪々の爆熱丸を拾い一端の武者にまで育て上げたが、彼が失踪したこともあって若干人間不信気味。
モチーフはジョンブルガンダム。


騎馬王丸軍


騎馬王丸(きばおうまる)
CV.田中正彦
武力により天宮の平和勝ち取らんと名乗りを上げた武者頑駄無であり、ダークアクシズの三幹部の一人。
腕が立つのは勿論だが、将棋が趣味で戦場においても相手の二手先を読む知将。
高いカリスマ性と勝利の為なら非道な行為も辞さない冷酷性を併せもつ。他の幹部二人(狂人と変態)に比べるとかなりまともな人。
配下の騎馬王衆、虚武羅忍群、阿修羅丸、そして移動城塞・天地城を操り武里天丸軍と争っており、新たな力として機動武者大神将の復活を目論む。
モチーフはゼウスガンダム。


虚武羅丸(こぶらまる)
CV.梁田清之
騎馬王丸の配下・虚武羅忍群の一員。正式名は「虚武羅丸ノ黒」。
様々な忍法を駆使した潜入工作の達人であり「城落としの虚武羅丸」と恐れられた。
忍としてプライドと忠義に篤い実直な性格の持ち主。
序盤でS.D.G.に敗れ、後半からは元気丸を狙い潜入するが彼の優しさに触れ味方となる。
モチーフはコブラガンダム+ガンダムシュピーゲル


阿修羅丸(あしゅらまる)
CV.小西克幸
騎馬王丸配下の武士。
かつては「孔雀丸」という名で爆熱丸とは同門だったが、彼との決闘に敗れたうえ情けを掛けられたことで復讐を誓う。
そして騎馬王丸の軍門に下り、現在の姿と名を得た。
モチーフはアシュラガンダム。


東方不敗(とうほうふはい) 爆覇丸(ばくはまる) (CV.小村哲生)
天剣絶刀(てんけんぜっとう) 猛禽丸(もうきんまる) (CV.西脇保)
獅王争覇(ししおうそうは) 機獣丸(きじゅうまる) (CV.野島裕史)
笑倣江湖(しょうほうこうこ) 破餓音丸(はがねまる) (CV.浪川大輔)
騎馬王丸直属の武者集団「騎馬王衆」の面々。
天地城の四方を預かっており、中でも爆覇丸はガンダムフォースの面々を圧倒する荒武者。
モチーフはデビルガンダム四天王


???

完全善大将軍(かんぜんぜんだいしょうぐん)
CV.小杉十郎太
突如ネオトピアに現れた謎の武者頑駄無。
白金の宝船に乗っており、次元を超えてその姿を現す。
本来空位であるはずの大将軍を名乗っているが、額にはちゃんと大将軍の証である頑駄無結晶がついている。
やたら大仰で時代がかった喋り方をするが、ケーキのような甘い物が大好物。
実はその正体は、成長した未来の元気丸ではないかと予測されている。
(井の字のゲートを使ったり、ハリセンを使ったりと、元気丸との共通点が多い)




◆ダークアクシズ


ザッパーザク
CV.柳沢栄治
ダークアクシズのネオトピア侵攻部隊長の一人。
すぐにマシンガンをぶっ放す暴れ者
…だったのだが、中盤、S.D.Gの捕虜となり、白い部屋ことロボクリニックに入れられ
ハロ長官の洗脳…もとい教育を受け、お花大好きお掃除大好きな性格に変貌を遂げる。
最終話では衝撃の事実が発覚する。


グラップラーグフ
CV.岩尾万太郎
ネオトピア侵攻部隊の部隊長の一人。
当初は冷酷なヒットマンだったが、
どんどん3バカのツッコミ役と化していった。


デストロイヤードム
CV.松本大
ネオトピア侵攻部隊長の一人。
武器マニアであほのこ。
口癖は「武器〜!」「〜ドム」。


ザコソルジャー
CV.千葉進歩、西脇保、伊藤健太郎 他
ダークアクシズの下っ端で、本作品のマスコット的存在。
語尾に「〜ザコ」とつけて話し、それぞれに個性もある。
違うんですよそうなんですよ、Cパートでは作品解説コーナー「ザコザコアワー」も担当してるんですよー


コマンダーサザビー
CV.池田秀一
ネオトピア侵攻部隊の最高指揮官。
普段は赤いザコソルジャー・ザコレッドに意識を移し行動している。
悪の美学の持ち主であり、前述の通り彼との戦いは非常に熱い。
元ネタの赤いロリコンや同時期に演じていた議長とはまた違った悪役全開の池田ボイスが聞ける。
モチーフはサザビーナイチンゲール


プロフェッサーガーベラ
CV.大塚明夫
ダークアクシズの三幹部の一人にして、平常時における最高指揮官。
物を作るのが苦手なダークアクシズで唯一、制作、修理が可能な人物。
冷静な性格だがどこか狂気染みた部分があり、ジェネラルの意志を受け各世界への侵攻を画策する。
ちなみに普段見せている姿は鎧で偽装したもの。その正体は未来の事故で行方不明となり、ジェネラルに悪の記憶を植え付けられたキャプテンの後継機GP04マドナッグ(MADNUG)。
モチーフはガーベラ・テトラ




ジェネラルジオング
ダークアクシズの頭領あり、ラスボス。
何処から来たのかは定かでないが、ダークアクシズ要塞の最奥にあるジェネラルの間、その施設と一体になった巨大な身体にすべてを破壊しようという凶悪かつ純粋な悪意を内包する存在。
完全体になるためにガンダムの身体を作るガンダミウムを欲しており、各世界に侵攻しガンダムを捕え溶鉱炉に放り込み吸収している。
モチーフはジオング


【余談】

アメリカ先行配信となっていたが、元々バンダイがアメリカの市場開拓を狙ったため。
しかし前述のように本作での海外市場開拓は失敗、日本では最終回まで放送されるも市場的にも振るわなかったゆえ海外でしか発売されなかったフィギュアが存在する。*3
海外で市販されたガンパンツァーは日本では抽選品、完全善大将軍に至っては北米でも発売されずバンダイコリアから発売された希少品となった。
闇の騎士デスサイズも国内未販売となっており希少だが、こちらは幸いプラモデルがリリースされているため立体化が全くなかったわけではない。
一方完全善大将軍はプラモデルは未販売で白金の宝船までつき、宝船が馬形態へ変形できる完全仕様。
フィギュアシリーズ最終弾という流通数の少なさも相まって、SDガンダムフォースグッズでも最もプレミアがついている。



ネオトピアへの侵攻に対し、私は特例として編集を許可されている
速やかに追記修正せよ!

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