JR九州

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JR九州 - (2015/03/28 (土) 00:47:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/03/02(金)20:11:00
更新日:2024/01/07 Sun 13:07:58
所要時間:約 4 分で読めます




九州旅客鉄道(JR九州)とはJR旅客鉄道会社のうち、九州全域と山口県の一部の鉄道路線をエリアとしている鉄道会社である。
JR貨物を除くJR6社の中で所謂JR三島会社として、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から経営安定基金の支援を受けてた(過去形)

ただでさえ高速道路の新規開通が相次ぐ上に、数多くの各地に赤字ローカル線を抱えている状態で
しかも一番利益を生むであろう大都市を結ぶ博多~小倉間の新幹線をJR西日本に奪われる等かなり不利な立場にも関わらず、
鉄道事業の他に不動産、船舶、飲食業、はては農業に至るまで幅広い事業の多角化を推し進め、
関連事業の収益が鉄道事業を超えて売上の6割を占めている状態にまで至った…鉄道?

そして2004年に念願の九州新幹線が開通し、東北地方太平洋沖地震の翌日の2011年3月12日に全線が開通した。
さすがにみんな覚えてる人は少ないはず…
その九州新幹線の効果もあってかJR三島会社の中において一番着実に営業黒字を拡大し、
今後「2014年度を目処に鉄道事業を黒字化させたい」「2012年春から5カ年の中期経営計画中に株式上場したい」等としていたが
2014年7月8日、2016年度を目途に主要株主である国が売却及び悲願の上場に向けて調整に入ると報じられた。
その後黒字化の目処が立ったとされ正式に株の売却と完全民営化が承認された。

しかし、赤字路線対策の為に鉄道建設・運輸施設整備支援機構から経営安定基金はこのまま保有する方向だとか
因みに株の売却益は2035年開通予定の北海道新幹線新函館~札幌間や北陸新幹線金沢~敦賀間延伸の費用に充てられる模様。
もしかしたらちょっと開業が早くなるかもしれない?それよりもJR四国の主要な駅に自動改札を付けてあげた方がいいような…
まあ、それは置いとくとして2016年にはJR東日本JR東海JR西日本に続く完全民営化となる。

なお、全線開通を祝って大々的に流すはずだった記念CM「祝!九州縦断ウェーブ」は一時お蔵入りになるも、
某動画サイトに拡散されたことでかえって話題を呼び、
しまいには世界三大広告賞の一つ、カンヌライオンズなど複数の賞に輝くことになった。
あまりいいニュースの無かったこの会社にとって数少ない栄光であり、2013年くらいまでこれを引きずっていた。


また、2022年完成予定の長崎新幹線の着工が開始しており九州新幹線に続く新幹線が誕生する予定である。


路線


路線名 区間         営業キロ
新幹線
九州新幹線 博多~鹿児島中央 288.9km

幹線
山陽本線 下関~門司    6.3km
鹿児島本線 門司港~八代  232.3km
      川内~鹿児島  49.3km
篠栗線 桂川~吉塚     25.1km
長崎本線 鳥栖~長崎    125.3km
     喜々津~浦上   23.5km
筑肥線 姪浜~唐津     42.6km
    山本~伊万里    25.7km
佐世保線 肥前山口~佐世保 48.8km
日豊本線 小倉~鹿児島   462.6km
宮崎空港線 田吉~宮崎空港 1.4km

地方交通線
香椎線 西戸崎~宇美    25.4km
三角線 宇土~三角     25.6km
肥薩線 八代~隼人     124.2km
指宿枕崎線 鹿児島中央~枕崎 87.8km
唐津線 久保田~西唐津   42.5km
大村線 早岐~諫早     47.6km
久大本線 久留米~大分   141.5km
豊肥本線 大分~熊本    148.0km
日田彦山線 城野~夜明   68.7km
日南線 南宮崎~志布志   88.9km
吉都線 吉松~都城     61.6km
筑豊本線 若松~原田    66.1km
後藤寺線 田川後藤寺~新飯塚 13.3km


【祝!九州】
「あの日、手を振ってくれてありがとう。 笑ってくれてありがとう。 ひとつになってくれてありがとう。」

九州新幹線の鹿児島ルート(鹿児島~博多)の全線開業に先駆けて行われたCMキャンペーン。
2011年2月20日、カメラを搭載した虹色の試験列車を鹿児島から博多に向けて走らせ、沿道の人々を撮影してCMにするというもの。
「2月20日、虹色の新幹線に向かって手を振って下さい」(要約)というインパクトのあるポスターで宣伝が行われた。

結果、当日はJR九州が想定した撮影スポットは多くの人々でごった返し、それ以外の場所にも見切れ職人が大挙。
試験列車がまともに走るかどうか、人々がイベントに興味を持ってくれるかどうか未知数のままで進められたプロジェクトだったが、
撮影そのものは大成功。非常ににぎやかなCMとなった。

CMは最終的に180秒という超ロングな総集編として編集され、そこから更に15~30秒の通常のCMが多数作られた。
そして2011年3月4日。感謝を込めてCMの放送が始まる…ハズだった。

結局CM自体はわずか一週間足らずでお蔵入りになってしまったが、某動画サイトに拡散されたことで思わぬ話題を呼んだ。


追記・修正は完全民営化後もお願いします。

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