GEAR戦士電童

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GEAR戦士電童 - (2020/03/20 (金) 12:15:30) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/31(木) 18:41:08
更新日:2024/03/10 Sun 13:46:10
所要時間:約 7 分で読めます





胸の奥で震えてる…


思いが、目覚める


その瞬間、待ってる





『GEAR戦士電童(ギアファイターでんどう)』は、2000年10月から2001年6月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメ。全38話。

主人公が小学生二人な正統派。スーパーロボットタイプなのだが、変形合体等がない珍しい作品。

コミックボンボン』にて漫画が連載されており、小説版も存在する。


のちに『機動戦士ガンダムSEED』シリーズを手掛ける福田己津央、両澤千晶コンビがメインスタッフを務めた作品である。




【あらすじ】
人類を滅ぼそうとする機械帝国《ガルファ》が、地球に侵略を開始した。
星見町に住む小学生〈出雲銀河〉と、その日星見町に引越してきた〈草薙北斗〉は、知り合って間もなくガルファの襲撃に遭遇し、ピンチに陥ってしまう。
襲撃してきたロボットに襲われ、いよいよ追い詰められたその時、地下から地面を破って巨大ロボットが現れた。
そのロボットの名は《GEAR戦士 電童》。
人類が持つ唯一ガルファに対抗できる力だった。



【主な登場人物】
◆出雲銀河
CV.松岡洋子
主人公右。
星見小学校に通う5年生。考えるより先に動き、あまり物事を深く考えない性格。頭は悪い。
母親が営む道場で拳法を学んでいるため、電童の戦闘スタイルは銀河の拳法が主になる。
三人組アイドルユニット『C-DRiVE』の大ファンで、特に「ユキちゃん」が好き。要するにお前ら


◆草薙北斗
CV.進藤尚美
主人公左。
銀河と同じクラスに転入して来た少年。銀河とは逆に頭を使うタイプで、小学生なのにやたら電子機器やPCに詳しい。だがサッカーが好きだったり、見よう見まねで銀河の拳法に合わせられたりと、頭だけでなく運動神経も良い。
ロボットも好きらしく「ニュータイプ」という単語を使ったりプラモデルを作ったりしている。


◆エリス・ウィラメット
CV.鶴野恭子
銀河と北斗のクラスに転入してきた外人の少女。
実はGEARアメリカからデータウェポンの解析にやって来たメンバーで、すでに大学を出ている才女。そのため同い年である銀河や北斗に対してやや年上目線で接する。
動物が好き。
一応ヒロイン的ポジションだが……。


◆ベガ
CV.三石琴乃
仮面で顔を隠した女性。
GEARの副司令だが、水陸両用バイク〈ワルキューレ〉を駆り電童のサポートで前線に赴く。仮面でバイクという事は仮面ライダーと言えるだろう。
メジャーをムチのように扱い、コマ型爆弾を投げたりで生身のままガルファ機獣と戦うお人。エリスよりヒロイン要素が多い。
たまに北斗を呼び捨てにするが……。


◆渋谷長官
CV.西村知道
GEARの長官で下の名前は不明。かなり太ちょだが実は武術の段持ち。


◆吉良国進
CV.野島健児
GEARの隊員で元々電童のパイロット候補だったが、電童が銀河と北斗を選んだためサポートに回る。
気合いたっぷりな熱血漢。


◆浅野愛子
CV.芳野美樹
GEARのオペレーターの一人でお姉さん的な性格。よく遅刻ギリギリになるらしい。


◆ドクター井上
CV.高戸靖広
GEARの科学者。色々作るがあんまり報われない。


◆草薙織絵
CV.三石琴乃
北斗の母親。得意料理はシチュー。
ある隠し事が……。


◆出雲みどり
CV.加藤優子
銀河の母親。
拳法の使い手で道場を開いており、銀河も通っている。
おっかない。


◆C-DRiVE
銀河が大ファンになっているアイドルユニット。YUKI, SAKI,MIKIの3人で構成されている。
舞-HiME』の鴇羽 舞衣,玖我 なつき,杉浦 碧の元ネタでもある。
アニメ『電童』放送当時は現実の歌手ユニットとコラボレートした企画がサンライズの公式サイトにおいて掲載されていた。


【GEAR(組織)】
電童を保有する防衛組織。名前は『Guard Earth and Advanced Reconnaissance』の略。
ガルファの存在を知り得た“ある人物”により創設され、対抗手段を講じていた。
世界各地に支部を持つ。




【ガルファ】
人類の滅亡を目論む機械帝国。

◆アルテア
CV.中田和宏
凰牙のパイロット。ガルファ皇帝の親衛隊隊長で〈ブラックナイト アルテア〉と呼ばれる。
顔を仮面で覆っており、素顔は不明。
かなりの実力者であり、電童はほぼ毎回ボコボコにされている。


◆螺旋城
CV.西村知道
地球侵略の前線拠点である〈螺旋城〉の主。
部下からはお舘様と呼ばれる。


◆ギガウイッター
CV.高戸靖広
三機将の一人。電磁波を発生させられる他、身体をバラバラにして戦う事も出来る。頭部さえ無事なら他のパーツは再生可能。


◆ギガアブゾルート
CV.野島健児
三機将の一人。他の二体を仕切るリーダー各。
身体が液体金属になる。


◆ギガグルメイ
CV.一条和矢
三機将の一人。身体が大きいパワー型。口から強力なビーム攻撃を行う。


◆チップ達
三機将がデータウェポンを探すため地球に送り出した人間大の小型端末、橋の下を拠点にして活動する。
小型化したせいで、バグって三馬鹿トリオになっている。
ウィッターは語尾に「ジャン」、アブゾルートは「ダワ」、グルメイは「バリ」が付く。

◆スバル
CV.鈴村健一
ガルファ皇帝の息子として育てられた美ショタ
アルテアの後釜であるGEAR操縦者で、北斗を拉致洗脳してパートナーに仕立て上げた。
北斗との間に奇妙な友情を芽生えさせる。
当初はララァ・スンをモデルとして、「悪の心を持った7~8歳の幼女」としてデザインされていたが、最終的に「悪の心を持たない13歳のショタ」になった。ちなみに没にされた女スバルは、後に『舞-乙HiME』のマーヤ・ブライスに転用された。

◆ゼロ
CV.速水奨
ガルファ皇帝の執事的存在。普段は白いスーツを着た伊達男風の人間態を取る。
戦闘では白いメカに変身し、支援機のベクターと合体した「ベクターゼロ」となって闘う。


◆ガルファ皇帝
CV.???
惑星アルクトスの生態系管理コンピューター。
計算の結果アルクトス人が惑星環境を破壊するという結論に達し、惑星保護の為アルクトス人を殲滅した。

ゼロとガルファ皇帝は相互バックアップの関係にあり、両方を同時に倒さなければどちらかが復活する。ガルファ皇帝のCVも速水奨である。

アルクトス人

GEAR(機体)
作中に登場する巨大人型ロボット。電童と凰牙の二体存在する。
圧倒的な戦闘力を持ち、人類側は実質電童一体だけでガルファの侵略を凌いでいる。
動力源は《ハイパーデンドーデンチ》二本。
大きな特徴は両手両足に装備したタービンであり、それを駆使した独特なアクションを行う。

◆GEAR戦士 電童
ギアファイター デンドー
本作の主役機。カラーリングは青と白で、二人のパイロットがいなければ動かない。銀河の体術で戦う。


◆騎士GEAR 凰牙
ナイトギア オウガ
電童と対を成すもう一体のギア。カラーリングは黒と赤。機体構造自体は電童と大差ないが、一人乗りに改造されている。
勿論レーシングマシンでは無い。


◆ギアコマンダー
ギアを動かすのに必要な機器。また、データウェポンの使用にも使われる。
劇中で青、黒、白の三種が登場するが、色以外は全くの同型である。



データウェポン
全部で6体存在し、全て揃えれば世界の王になれると言われる『電子の聖獣』。
手に入れる事で電童や凰牙の封印された能力を解放し、インストールすれば武器として使える。
エネルギーをほぼ全消費する必殺技〈ファイナルアタック〉も使用可能。
アニメ放送当時は『コミックボンボン』誌において新規デザインの読者公募も行われていたが、その後は音沙汰なく顛末は不明瞭である。

◆ユニコーンドリル
求めるものは『信頼』。インストールすると右腕に装備される。
解放される能力は〈ファイヤーウォール〉。


◆レオサークル
求めるものは『勇気』。インストールすると右足に装備される。
解放される能力は〈ハイパースキャン〉。


◆バイパーウィップ
求めるものは『自信』。インストールすると左腕に装備される。
解放される能力は〈イリュージョンフラッシュ〉。


◆ガトリングボア
求めるものは『創造』。インストールすると胴体に装備される。
解放される能力は〈クロックマネージャー〉。


◆ドラゴンフレア
求めるものは『慈愛』。インストールすると左足に装備される。
解放される能力は〈クラッシュレイ〉。


◆ブルホーン
求めるものは『知恵』。
インストールすると右腕に装備される。
解放される能力は〈オートプレッシャー〉。



【主題歌】
OP
『W-Infinity』

ED
『COUNT DOWN』


スパロボシリーズにはR、MXの二度参戦。
  • ハイパーデンドーデンチシステム(補給ではENを回復できない、電池は弾数制で補給で回復しない。つまり電童の補給は有限。利点を挙げると射程が長いので補給よりは楽にできる)
  • FA威力はEN残量に比例。使用後EN10(しかも威力は他のロボの必殺技に比べても普通)
  • データウェポン装備は『変形』扱い(能力はそのDW装備時しか使えない)
とデメリットばかり強調されて使いづらく、シナリオの中核を為すせいで強制出撃が多い。
だが、ほぼ生身(てかバイク)で参戦するベガ母さんはいずれの作品でも激烈に強い
(回避力が異常に高く、スロットもあるため削り役としてはスパロボ中屈指の性能)


玩具売上不振という事で打ち切りになったが作品自体は好評で、続編の話があった。この際の『電童2』の没デザインは放送終了後に会員制の公式サイト企画『電童ファンクラブ』にて掲載された。しかし監督がガンダムSEEDの準備があり断った。





どんな時も失くせない!

希望は、僕らの追記・修正さ!!

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