舞-乙HiME

登録日:2011/01/31 (月) 22:10:24
更新日:2024/04/15 Mon 15:43:37
所要時間:約 5 分で読めます




舞-乙HiMEとは、サンライズによるアニメ作品。アニメは全26話。
本作品は舞-HiMEプロジェクトの第2弾として制作され、舞-HiMEの後継作品という位置付けとなる。
ちなみに第三弾がアイドルマスターXENOGLOSSIAである。

ただし、国内のアニメでは採用例が珍しい(手塚系作品ぐらい)スターシステムにより、キャラクターを俳優に見立てて再利用する形式が用いられた。
正確には『続編』とは異なるが、ミユの存在やアリカとアリッサの関係など、随所で前作との直接的な繋がりを示す要素が散らばっている。

ちなみに、発表当初のタイトルは舞☆MAiD(まいすたーめいど)だったが、同時期に世間を騒がせたある事件と重なるので変更された。

本編後日談のOVA「舞-乙HiME Zwei」
レナ・セイヤーズを主人公にした本編前日談のOVA「舞-乙HiME 0〜S.ifr〜(マイオトメ・シフル)」
100年前を舞台にした小説「舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)アヤネ降臨♥篇」
後日談OVAのコミック化当たる「舞-乙HiME列伝 竜と乙女の涙」

これらテレビアニメ本編を基準としたスピンオフが複数存在するほか、

アニメ版とは違う独自路線のストーリーが展開する漫画版が
週刊少年チャンピオンにて佐藤健悦作画で連載された、全5巻。
先に書いた通り登場キャラはアニメ版と共通部分も多いが、ストーリー的には完全に別物。
漫画版の続編に当たる短編「舞-乙HiME嵐」全1巻も存在する。

一方、チャンピオンREDにて阿倍野ちゃこ作画で連載されたZweiのコミカライズ版も存在し、こちらはアニメの設定に忠実になっている。全1巻。


【あらすじ】

舞台は惑星エアル。
ある日の夜、ヴィントブルーム王国の城に賊が侵入した。
国王と王妃は殺害され、兵士も次々に命を落とす中、一人の女性が赤ん坊にペンダントをかけて川へと逃がす。

それから14年……。

砂漠を一人の少女がさまよっていた。
彼女の名はアリカ・ユメミヤ。
かつてオトメだったという母を捜して、単身ヴィントブルームを目指していた。
街へ辿り着いたアリカは、偶然にもオトメ養成学園ガルデローベの予科生主席ニナ・ウォン、そして王女マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルームと出会う。
ここに、少女たちの夢と恋の舞台が幕を開けた―――。


【主要登場人物】
◆アリカ・ユメミヤ
CV:菊地美香
本作の主人公。
非常にポジティブな陽性の正当派主人公で、前作主人公の舞衣が何かと悩みっぱなしで思い詰めていたのと対照的に、一時期落ち込んでもすぐに立ち直った。
いわばカミーユの後のジュドー。
ちなみに中の人の菊地美香はデカピンクの外の人である。

蒼天の青玉を受け継ぐ。

ニナ・ウォン
CV:小清水亜美
コーラルオトメNo.1の実力を持つ優等生。
漆黒の金剛石でナギと契約する。
作中最も運命に翻弄されてしまう。
漫画版の可愛さ、健気さは異常


◆マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム
CV:ゆかな
ヴィントブルーム王国の女王。
当初はワガママし放題で悪政を行い、中盤でそのツケを支払う事に……。
前作における風花真白だが、その性格は正反対。

ちなみに漫画版では闇堕ちする。


◆エルスティン・ホー
CV:栗林みな実
愛称はエルス。巨乳。
少々内気で控えめな性格。
多少百合の気がある模様。
もともとニナと同室でそこにアリカが加わり、やがて三人は親友になるが………。
名前はホルスタインのアナグラムである。


◆トモエ・マルグリット
CV:田中理恵
シズルに憧れるコーラルオトメ次席のクラス委員。
しっかり者で、アリカにも優しく接する。…………………が?

「もうトキメキで胸が張り裂けそうなの。だって、私ずっっとあなたのこと…だあいっ嫌いだったんですもの!」

優等生は仮の姿。その正体は影から人を操り、アリカに嫌がらせをする陰険女。
どうやら、大好きなシズルお姉さまに気に入られているアリカが気に食わない模様。

シズルお姉さまLoveで、後に捕らえられていたお姉さまにまさかの赤ちゃんプレイをしてもらった。(赤ちゃん役)
ちなみにやらされたお姉さまは「これはこれで楽しい」とのこと。
シズルさまマジパネェ……。

その歪んだ想いは、彼女を誤った道へと歩ませる。
後半の暴走具合は、前作のシズルに近いものがある。
特に22話と25話は必見。

前作ではモブキャラクターの雛菊巴。
田中氏の演技力はスタッフを脱帽させ、学園編で退場する予定が最後まで出続けた。


◆ジュリエット・ナオ・チャン
CV:南里侑香
本科生パールオトメのNo.4。
夜な夜な街へ繰り出し、愚連隊シマシマ団を率いるリーダーとしてヴィントブルーム裏社会で名を馳せている。
金持ちの男を捕まえて楽に生きようと考えていたが、五柱の四の柱に選ばれ大幅に人生設計を狂わされることに。
GEMは破絃の尖晶石。
前作では結城奈緒。
ただし、同じく斜に構えているものの、要所でアリカやニナを気遣う良き姉貴分として大活躍した。


ナツキ・クルーガー
CV:千葉紗子
氷雪の銀水晶を持つガルデローベ学園長で、伝説のマイスターオトメ五柱の二の柱。マヨラー。
「前作キャラで最も学園長に似合わない人は?」という人選で学園長に就任した。
中盤まではまだ凛々しい部分があったのだが、シズルと離れた途端次々とボロを出していく。ロリコン鉤爪ヤローとは関係ない。
……前作の玖我なつきという時点でお察し下さい。

遂に猥褻物陳列罪により検挙されました。本当にありがとうございました。


シズル・ヴィオーラ
CV:進藤尚美
嬌嫣の紫水晶を持つ伝説のマイスターオトメ五柱の三の柱。
アリカがオトメを目指すキッカケとなった人物。
学園ではナツキの補佐役に徹している。
前作の藤乃静留だが、内面的には前作と全く変わっていない。
変身シーンはどう見ても敵にしか見えず、ファンの間では『魔王』や『シズルさま』と呼ばれ、親しまれている。
ハルカ・アーミテージ(CV.柚木涼香)にライバル視されている。

◆マリア・グレイスバート
CV:松岡洋子
ガルデローベの教師。学園長・ナツキのお目付け役でもある。周囲からは「ミス・マリア」と呼ばれている。
また現役最高齢のマイスターオトメ。所持GEMは「久遠の碧玉」。
本編の半世紀前に勃発した「竜王戦争」を経験し、生き残った人物。
またミユと共にシリーズ3本すべてに登場する数少ないキャラクター。
本編時点では年齢は推定65歳前後、「0〜S.ifr〜」時点では39歳。

麗しい老夫人の外見だが、マテリアライズすると体内のナノマシンが活性化されるためか、外見が若返る。それを見たアリカ達は驚愕していた。当人は理想的に歳を重ねていたのでこの姿を晒すのが嫌だったらしい。
ちなみに舞衣、ナツキもマテリアライズ姿を見たことがなかったらしい。
マテリアライズしなくてもその戦闘能力は高く、本編で学園を占拠した兵士達を体術のみでのしている。

OVA「Zwei」ではマイスターオトメになるが、単位が足りないため卒業出来なかったアリカの家庭教師を務めている。

◆セルゲイ・ウォン
CV:小西克幸
アルタイ公国大使館の駐在武官で、ニナの養父。階級は少佐。
楯祐一と雰囲気が似ているが、キャラクターデザインの久行宏和が完全な別人であると述べている。
その行動から視聴者からはエロゲイだのロリゲイだの何だの言われる事に。
加えて、女性声優陣からの評判も最悪に近かった。不気味だの大嫌いだの……。
漫画版ではセルゲイ・オーギュストという似て非なる奴がおり、漫画版ではそいつが真のラスボスである。

鴇羽舞衣
CV:中原麻衣
東方諸国ジパングの将軍家の娘で、将来を有望視されていた炎綬の紅玉を持つオトメ。
五柱に選ばれた後、長らく失踪していたが、(本当に)終盤にて登場を果たす(すでに五柱の席は無くなっている)。
前作では同姓同名の主人公:鴇羽舞衣。
鬱屈していた前作とは異なり精神的に余裕ができて、彼女本来の母性的でおおらかな性格を発揮しアリカを導いた。

スタッフに“ミョーなトラウマ”があったらしく、旧主人公だからこそ出番はかなり少ない。


漫画版では闇堕ちして黒HiME化する。





「追記の修正石を持つ我がアニヲタよ」


「我が名において、汝の項目を解放する」


チュッ



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • アニメ
  • サンライズ
  • スターシステム
  • 姉妹制度
  • マリア様がみてる
  • レズアニメ
  • 女子校
  • 舞-乙HiME
  • 舞-HiME
  • マテリアライズ!
  • キス
  • ばっちゃが言ってた
  • マスター
  • マイスター
  • オトメ
  • 猥褻物陳列罪
  • 百合
  • 乙女
  • 宝石
  • バージンの園
  • シズル様はやっぱり最強
  • 妙に出番の少ない前作主人公
  • 05年秋アニメ
  • 菊地美香
  • 萌え×燃え
  • 後半は鬱展開

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月15日 15:43