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「キオ・アスノ」(2023/02/13 (月) 14:39:00) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2012/05/12 (土) 18:12:59
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&color(blue){よろしくね、ガンダム……}}
『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の第3部、第4部の主人公。
[[フリット>フリット・アスノ]]の孫、[[アセム>アセム・アスノ]]の子にあたる。
CV:山本和臣、樋口智透(壮年期)
性別:男
年齢:13才→50才
搭乗機
-[[ガンダムAGE-3]](29話~39話)
-[[ガンダムAGE-FX]](40話~)
*【略歴】
----
A.G.151年、連邦軍人であり第2部の主人公[[アセム・アスノ]]と[[ロマリー・アスノ>ロマリー・ストーン]](旧姓:ストーン)の子として生まれる。
母譲りの茶髪と父譲りの碧眼が特徴である。
誕生した日に父アセムは最後の任務である漂流船調査に趣いてしまい、AGEデバイスを残して行方不明になる。
それ故、父はAGEデバイスを残して死んだと聞かされており、行方知れずの父に思いを馳せる毎日を過ごしていた。
母のロマリーに関しては[[エミリー>エミリー・アモンド]]と共に無事に隣町に引っ越して無事らしいが、キオ曰く「MSから降ろされる」のをわかっている為、
今は会わないことにしている。
祖父であるフリットからは幼い頃に「MSバトルシミュレーター」なる[[ゲーム]]をフリットからプレゼントされている。
そういった事情からフリットと関わることが多かったらしく、お爺ちゃん子。
純粋かつ天真爛漫で思いやり深い性格だが、若干他人が何を考えているか洞察できない鈍いところがある。
またゲームという名のシミュレーターで訓練していたため[[戦争]]に関してゲーム感覚な節がある。
さらに祖父からの偏った教えを信じたままヴェイガンの一方的な侵略を目撃したために、
[[ヴェイガン>UE/ヴェイガン]]は同じ人間と言うよりは倒すべき「敵キャラ」と考えているきらいがあり、そのことを[[シャナルア>シャナルア・マレン]]に咎められたりしている。
よく勘違いされるがシミュレーター自体は市販のゲームである。
物語開始時点で、既に[[Xラウンダー]]に無自覚ながら覚醒しかけており、ヴェイガンの侵略を察知したり、戦闘中に敵の攻撃を読んだりもしている。
13歳となったA.G.164年には[[地球]]のオリバーノーツに移住。
同年の勇気の日において、[[幼馴染>幼なじみ]]の[[ウェンディ・ハーツ]]や友人達と共に催し物会場へ向かう途中にヴェイガンの侵略を受け、フリットが持ち出したガンダムAGE-3に搭乗。
初搭乗ながら[[ダナジン]]2機と[[デファース]]と敵母艦を撃破、[[エースパイロット]]の[[ゼハート・ガレット]]が駆る[[ギラーガ]]ともなんとか渡り合う腕前を見せる。
祖父の助言や、フリットによってガンダムの操縦系統が幼い頃より遊んでいたMSバトルシミュレーターと同様に組まれていた為……とはいえ、あの重量級高出力MSを初出撃であれだけ動かせたのだから驚きである。
フリットの言葉と自身が目撃した町を破壊し虐殺を行う姿からヴェイガンを倒すべき敵と認識し、新たなガンダムと共に戦う道を決意し、[[ディーヴァ>ディーヴァ(ガンダムAGE)]]に所属するのであった(現時点でのポジションは恐らく軍属と思われる)。
のちにガンダムAGE-3がヴェイガンに奪取された際に、搭乗したままヴェイガンの本拠地である火星コロニー「セカンドムーン」に連れ去られる。
そこで暮らしていたのはフリットから聞かされていた「邪悪な侵略者」では無く「希望を失った人間」であった。
ヴェイガンの民の真実と、セカンドムーンで知り合ったディーンや、その妹であり病に苦しむ少女[[ルウ・アノン]]との出会いがキオの考えを少しずつ変え始めるが……?
なお、ルウを救うための薬と引き替えとはいえ、ヴェイガン側にAGEデバイスのデータを渡すという、かなり軽率な行動を取ってしまった。
そのためにヴェイガンが[[ガンダムレギルス]]を開発してしまう結果となる。
ヴェイガンの実情をこの目で見て、フリットやアセムとは違う自分なりの戦い方を見いだし新型のガンダムAGE-FXを受領し戦場に出撃、ヴェイガンのMSの頭部のみを切り離し中のパイロットを救うという不殺主義を持つにいたる。
そしてXラウンダーの力を和解のために使うべきと主張するが、具体案が無いため現状は只の理想論の域を出ていない。
現状、軍事面では優勢で和平交渉する気ゼロのヴェイガンをどのようにテーブルに付けさせるかのビジョンもなく、ただ話し合えと主張するのみ。結局のところ彼の主張は子供の駄々でしかなく、明確な意志をもってヴェイガン殲滅を目標とするフリットを説得することなどできるはずもなく、2人の関係は悪化した。
キオ自身はフリットの説得は諦め気味になっていった。
自分が正しいと思い込んだら頑として譲らないのはこの祖父にしてこの孫ありである。
周囲からも敵パイロットをなるべく殺さない姿勢を疑問に思われており、理解者は父とウェンディのみ、という厳しい状況。
ウェンディがキオに賛同するのは同世代としてキオの人格を知っているからだろうが、アセムの場合は少々異なる。
アセムが唱えるバランス理論(言い換えれば現状維持の事なかれ主義)は、最早理屈では情勢が動かないと考えて次善策へと妥協していった結果であり、ベストだと思える考えを頑なに持ち続けて、フリットの語る現実に正面から正反対のことを言えるキオに対して、幾分か羨望もある様子。
ここで大切なことはキオがフリットの支配から脱却して自分の考えを持ち始めたこと。
そもそもキオがどれだけ理路整然とした理屈で語ったところで数十年に渡って[[復讐]]に燃えているフリットがそれを受け入れるはずもないし仮にも[[天才]]であり地球連合の頭であったフリットに子供が理屈でぶつかったところで勝ち目もない。
つーかそんな理屈で動くならばフリットに正面きってぶつかるなど無理な話だろう。
余談だが[[PSP>PlayStation Portable]]版において[[フラム・ナラ]]から不殺戦闘、戦闘中の敵への説得行動はそのしつこさからか『布教活動』と罵倒されてしまっている。
実は不殺の理由は上記の敵側の事情を知ったからというだけではなくそのXラウンダー能力の影響で
&font(#ff0000){『撃破しようとした敵のパイロットの顔や悲鳴が脳内に流れ込んでくる』}
という事情もあったことが判明。これが殺人への拭えぬ抵抗感の原因になっているようで、実際目の前でディーンを殺害した、憎んでも憎みきれない筈の相手である[[ザナルド>ザナルド・ベイハート]]ですらとうとう殺すことが出来なかった。
(もっとも敵MSを戦闘不能にし排除している点ではきちんと自陣営の勝利に貢献しているとは言えるだろう。)
自分のような人間を二度と作らない為にヴェイガン撲滅の道に進む祖父と、ヴェイガンを理解しつつも守る者達の為に敵であるヴェイガンと戦う父。
三代目のアスノを継ぐ彼が選んだ答えとは……
*【無力の果てに】
----
双方に戦闘を止めるよう終盤まで訴え続けるも、届くことなく多くの敵と味方が目の前で散っていく事態が続き、キオの想いが届くことはないのかとも思われた。
だが、最後の最後、自らの命をプラズマダイバーミサイルの前に晒す事で祖父フリットの復讐に囚われた凶行を阻止し呪縛からも解き放つ。
エネルギーの暴走で崩壊を始めるヴェイガンのコロニーセカンドムーンを救うため、両軍全てが救助の為に動く中、暴走した[[ヴェイガンギア・シド>シド(ガンダムAGE)]]から皆を護るため一人戦いを挑むも、シドの圧倒的パワーによりCファンネルを失ってしまう。
しかしFXバーストを起動、互角にまで勝負を持っていき、さらにキオを救おうと連邦、ヴェイガン双方が一斉に援護を開始。援護を受けたキオは最後のエネルギー柱とともにVG・シドを破壊。
パイロットのゼラをも救い本当に最後の最後で全てを救って見せた。
結果的にキオの選んだ未来は、強いられた戦いから、本当に多くの人間を救うことになった。
しかし、シドとゼラの暴走が無ければフリット、ヴェイガン両者が協力する事態は生まれないため、人類は一度捨てたはずのEXA-DBに最後まで依存する羽目になった。
37年後、父と二人で祖父の銅像の前に[[平和]]を伝えにいくキオの姿が、そこにはあった―――――
外伝『UNKNOWN SOLDIERS』では17歳になったキオ(と18歳になったウェンディ、ウットビット)が描かれた。
民間協力者として軍に携わっており、ウェンディを異性として意識し始めたほか、ウットビットは恋の[[ライバル]]兼大親友となっていた。
&del(){まぁ恋路に関してはほぼ結果が見えてるが。}
作中ではウットビット作のAGE-FX用の新兵器「Aファンネル」のテスト中に巨大MS・シドと遭遇、Aファンネルで撃退した。
*【外伝:[[クライマックスヒーロー>機動戦士ガンダムAGE クライマックスヒーロー]]では】
----
#center(){&color(blue){ボクとガンダムが、戦争にトドメを刺す。}}
原作以上に明朗快活な性格として描かれている。
ガンダムへの愛着も半端なく、少し傷が付いただけで大泣きしながら治療しようとしたり、
データを解析されそうになった時にはヴェイガン兵士相手に[[リアルファイト]]を仕掛けようとした程。
*【ゲーム内での活躍】
----
**・EXVSシリーズ
ガンダムAGE-3のパイロットとしてマキシブーストから登場。
若い頃のアセムが乗る[[ガンダムAGE-2]]に「父さんなんでしょ!」と声をかけたり、ゼハートに降伏を勧めて「甘い」と切り捨てられたりするなど原作再現が豊富。
[[クロスボーン・ガンダムX1]]に「海賊に負けるわけにはいかない」と言ったり、ファンネル系武器に反応するなど[[クロスオーバー>クロスオーバ(創作)]]もある。
同じく戦争の中で成長していき、揺るぎないものを手に入れた[[バナージ>バナージ・リンクス]]と相性がいいのか、特殊セリフが味方でも敵でも存在する。
味方時:「この人と一緒なら、なんでもできる気がする」(僚機がバナージの時の勝利画面セリフ)
敵対時:「僕にもやりたいことがある!先に行かせてもらいます!」(敵にバナージがいた時の勝利画面セリフ)
マキシブーストの続編[[機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]ではAGE-FXも参戦。
原作でもAGE-FXに乗るようになってからのキオは不殺主義であるため、AGE-3と比べて平和を訴えるセリフが多い。
ちなみにFXバーストモードのN格闘では「命は取りません!でも機体は破壊します」と言いながらコックピット付近を突きまくってるが、ヴェイガン製のMSのコックピットは基本的に頭部にあるため、原作的には間違っていない。
マキオンの続編となる[[機動戦士ガンダム Extreme vs. 2]]では、フリットのAGE-1 フルグランサが参戦したため、そちらとの掛け合いが追加。
フルグランサが僚機で勝利した際には、祖父へ向けて「じいちゃんはなれたんだね。本当の救世主に…」と原作と同じセリフを言ってくれる。
**・[[スーパーロボット大戦シリーズ]]
***・[[スーパーロボット大戦BX]]
初参戦作品。
自分より年下の[[地球防衛組]]や同じガンダム乗りの[[刹那>刹那・F・セイエイ]]と[[バナージ>バナージ・リンクス]]、本物の勇者である[[騎士ガンダム>ナイトガンダム]]との邂逅を経て成長していく。
[[ヴェイガン・木連との最終決戦>君の中の英雄(スパロボ)]]では上記の『クライマックスヒーロー』を彷彿とさせる台詞を言う場面も。
AGE-3は射撃メインだが、AGE-FXに乗り換えると格闘メインになるのでそれを見越した養成をしておこう。特にヒット&アウェイは優先して付けておくべし。
Xラウンダー能力による補正に加えて、「順応」「熱血」を覚えるので前線での削り役として戦っていける。
追記・修正なんてもうやめようよ!!
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
}
#center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)}
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ある意味、彼がいたからこそフリットは真の意味で救われた -- 名無しさん (2017-02-09 13:57:02)
- BXやると地球防衛組の子達になつかれてるのな。キオ自身もいい方向に影響受けてた。 -- 名無しさん (2019-05-27 13:11:54)
- 本編リアルタイムで見てた時はイライラしてたけど、改めて見返すとこうじゃなきゃいけなくて「子供の言葉」だからこその子なんだよなとも思った -- 名無しさん (2020-06-05 18:08:53)
- 「モウヤメヨウヨ」だの当時は馬鹿にされてたけどそりゃディーン達と交流してヴェイガンの事情とか知ったらああなるだろ…って思うわ -- 名無しさん (2021-03-06 21:13:28)
- ↑それに加えてXラウンダーとしての弊害(ジラードとは別の意味で能力が暴走していたようにも見える)を抱えたのもあると思う。相手の顔や悲鳴を自動受信(OFFにはできない)しながらトドメ刺すとか、無理ゲー過ぎる。 -- 名無しさん (2021-03-10 21:21:50)
- 小説版のキャラ付けが「ゲーム脳」なんて揶揄されてるけど、ゲームの知識と現実との違いを通して大人たちの戦争を理解しようとする描写は寧ろ彼の賢さが伝わってきて好きなんだけどな。アセムやフリットともちゃんと口論できてるし -- 名無しさん (2022-12-05 22:15:11)
#comment
#areaedit(end)
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『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の第3部、第4部の主人公。
[[フリット>フリット・アスノ]]の孫、[[アセム>アセム・アスノ]]の子にあたる。
CV:山本和臣、樋口智透(壮年期)
性別:男
年齢:13才→50才
搭乗機
-[[ガンダムAGE-3]](29話~39話)
-[[ガンダムAGE-FX]](40話~)
*【略歴】
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A.G.151年、連邦軍人であり第2部の主人公[[アセム・アスノ]]と[[ロマリー・アスノ>ロマリー・ストーン]](旧姓:ストーン)の子として生まれる。
母譲りの茶髪と父譲りの碧眼が特徴である。
誕生した日に父アセムは最後の任務である漂流船調査に趣いてしまい、AGEデバイスを残して行方不明になる。
それ故、父はAGEデバイスを残して死んだと聞かされており、行方知れずの父に思いを馳せる毎日を過ごしていた。
母のロマリーに関しては[[エミリー>エミリー・アモンド]]と共に無事に隣町に引っ越して無事らしいが、キオ曰く「MSから降ろされる」のをわかっている為、
今は会わないことにしている。
祖父であるフリットからは幼い頃に「MSバトルシミュレーター」なる[[ゲーム]]をフリットからプレゼントされている。
そういった事情からフリットと関わることが多かったらしく、お爺ちゃん子。
純粋かつ天真爛漫で思いやり深い性格だが、若干他人が何を考えているか洞察できない鈍いところがある。
またゲームという名のシミュレーターで訓練していたため[[戦争]]に関してゲーム感覚な節がある。
さらに祖父からの偏った教えを信じたままヴェイガンの一方的な侵略を目撃したために、
[[ヴェイガン>UE/ヴェイガン]]は同じ人間と言うよりは倒すべき「敵キャラ」と考えているきらいがあり、そのことを[[シャナルア>シャナルア・マレン]]に咎められたりしている。
よく勘違いされるがシミュレーター自体は市販のゲームである。
物語開始時点で、既に[[Xラウンダー]]に無自覚ながら覚醒しかけており、ヴェイガンの侵略を察知したり、戦闘中に敵の攻撃を読んだりもしている。
13歳となったA.G.164年には[[地球]]のオリバーノーツに移住。
同年の勇気の日において、[[幼馴染>幼なじみ]]の[[ウェンディ・ハーツ]]や友人達と共に催し物会場へ向かう途中にヴェイガンの侵略を受け、フリットが持ち出したガンダムAGE-3に搭乗。
初搭乗ながら[[ダナジン]]2機と[[デファース]]と敵母艦を撃破、[[エースパイロット]]の[[ゼハート・ガレット]]が駆る[[ギラーガ]]ともなんとか渡り合う腕前を見せる。
祖父の助言や、フリットによってガンダムの操縦系統が幼い頃より遊んでいたMSバトルシミュレーターと同様に組まれていた為……とはいえ、あの重量級高出力MSを初出撃であれだけ動かせたのだから驚きである。
フリットの言葉と自身が目撃した町を破壊し虐殺を行う姿からヴェイガンを倒すべき敵と認識し、新たなガンダムと共に戦う道を決意し、[[ディーヴァ>ディーヴァ(ガンダムAGE)]]に所属するのであった(現時点でのポジションは恐らく軍属と思われる)。
のちにガンダムAGE-3がヴェイガンに奪取された際に、搭乗したままヴェイガンの本拠地である火星コロニー「セカンドムーン」に連れ去られる。
そこで暮らしていたのはフリットから聞かされていた「邪悪な侵略者」では無く「希望を失った人間」であった。
ヴェイガンの民の真実と、セカンドムーンで知り合ったディーンや、その妹であり病に苦しむ少女[[ルウ・アノン]]との出会いがキオの考えを少しずつ変え始めるが……?
なお、ルウを救うための薬と引き替えとはいえ、ヴェイガン側にAGEデバイスのデータを渡すという、かなり軽率な行動を取ってしまった。
そのためにヴェイガンが[[ガンダムレギルス]]を開発してしまう結果となる。
ヴェイガンの実情をこの目で見て、フリットやアセムとは違う自分なりの戦い方を見いだし新型のガンダムAGE-FXを受領し戦場に出撃、ヴェイガンのMSの頭部のみを切り離し中のパイロットを救うという不殺主義を持つにいたる。
そしてXラウンダーの力を和解のために使うべきと主張するが、具体案が無いため現状は只の理想論の域を出ていない。
現状、軍事面では優勢で和平交渉する気ゼロのヴェイガンをどのようにテーブルに付けさせるかのビジョンもなく、ただ話し合えと主張するのみ。結局のところ彼の主張は子供の駄々でしかなく、明確な意志をもってヴェイガン殲滅を目標とするフリットを説得することなどできるはずもなく、2人の関係は悪化した。
キオ自身はフリットの説得は諦め気味になっていった。
自分が正しいと思い込んだら頑として譲らないのはこの祖父にしてこの孫ありである。
周囲からも敵パイロットをなるべく殺さない姿勢を疑問に思われており、理解者は父とウェンディのみ、という厳しい状況。
ウェンディがキオに賛同するのは同世代としてキオの人格を知っているからだろうが、アセムの場合は少々異なる。
アセムが唱えるバランス理論(言い換えれば現状維持の事なかれ主義)は、最早理屈では情勢が動かないと考えて次善策へと妥協していった結果であり、ベストだと思える考えを頑なに持ち続けて、フリットの語る現実に正面から正反対のことを言えるキオに対して、幾分か羨望もある様子。
ここで大切なことはキオがフリットの支配から脱却して自分の考えを持ち始めたこと。
そもそもキオがどれだけ理路整然とした理屈で語ったところで数十年に渡って[[復讐]]に燃えているフリットがそれを受け入れるはずもないし仮にも[[天才]]であり地球連合の頭であったフリットに子供が理屈でぶつかったところで勝ち目もない。
つーかそんな理屈で動くならばフリットに正面きってぶつかるなど無理な話だろう。
余談だが[[PSP>PlayStation Portable]]版において[[フラム・ナラ]]から不殺戦闘、戦闘中の敵への説得行動はそのしつこさからか『布教活動』と罵倒されてしまっている。
実は不殺の理由は上記の敵側の事情を知ったからというだけではなくそのXラウンダー能力の影響で
&font(#ff0000){『撃破しようとした敵のパイロットの顔や悲鳴が脳内に流れ込んでくる』}
という事情もあったことが判明。これが殺人への拭えぬ抵抗感の原因になっているようで、実際目の前でディーンを殺害した、憎んでも憎みきれない筈の相手である[[ザナルド>ザナルド・ベイハート]]ですらとうとう殺すことが出来なかった。
(もっとも敵MSを戦闘不能にし排除している点ではきちんと自陣営の勝利に貢献しているとは言えるだろう。)
自分のような人間を二度と作らない為にヴェイガン撲滅の道に進む祖父と、ヴェイガンを理解しつつも守る者達の為に敵であるヴェイガンと戦う父。
三代目のアスノを継ぐ彼が選んだ答えとは……
*【無力の果てに】
----
双方に戦闘を止めるよう終盤まで訴え続けるも、届くことなく多くの敵と味方が目の前で散っていく事態が続き、キオの想いが届くことはないのかとも思われた。
だが、最後の最後、自らの命をプラズマダイバーミサイルの前に晒す事で祖父フリットの復讐に囚われた凶行を阻止し呪縛からも解き放つ。
エネルギーの暴走で崩壊を始めるヴェイガンのコロニーセカンドムーンを救うため、両軍全てが救助の為に動く中、暴走した[[ヴェイガンギア・シド>シド(ガンダムAGE)]]から皆を護るため一人戦いを挑むも、シドの圧倒的パワーによりCファンネルを失ってしまう。
しかしFXバーストを起動、互角にまで勝負を持っていき、さらにキオを救おうと連邦、ヴェイガン双方が一斉に援護を開始。援護を受けたキオは最後のエネルギー柱とともにVG・シドを破壊。
パイロットのゼラをも救い本当に最後の最後で全てを救って見せた。
結果的にキオの選んだ未来は、強いられた戦いから、本当に多くの人間を救うことになった。
しかし、シドとゼラの暴走が無ければフリット、ヴェイガン両者が協力する事態は生まれないため、人類は一度捨てたはずのEXA-DBに最後まで依存する羽目になった。
37年後、父と二人で祖父の銅像の前に[[平和]]を伝えにいくキオの姿が、そこにはあった―――――
外伝『UNKNOWN SOLDIERS』では17歳になったキオ(と18歳になったウェンディ、ウットビット)が描かれた。
民間協力者として軍に携わっており、ウェンディを異性として意識し始めたほか、ウットビットは恋の[[ライバル]]兼大親友となっていた。
&del(){まぁ恋路に関してはほぼ結果が見えてるが。}
作中ではウットビット作のAGE-FX用の新兵器「Aファンネル」のテスト中に巨大MS・シドと遭遇、Aファンネルで撃退した。
*【外伝:[[クライマックスヒーロー>機動戦士ガンダムAGE クライマックスヒーロー]]では】
----
#center(){&color(blue){ボクとガンダムが、戦争にトドメを刺す。}}
原作以上に明朗快活な性格として描かれている。
ガンダムへの愛着も半端なく、少し傷が付いただけで大泣きしながら治療しようとしたり、
データを解析されそうになった時にはヴェイガン兵士相手に[[リアルファイト]]を仕掛けようとした程。
*【ゲーム内での活躍】
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**・EXVSシリーズ
ガンダムAGE-3のパイロットとしてマキシブーストから登場。
若い頃のアセムが乗る[[ガンダムAGE-2]]に「父さんなんでしょ!」と声をかけたり、ゼハートに降伏を勧めて「甘い」と切り捨てられたりするなど原作再現が豊富。
[[クロスボーン・ガンダムX1]]に「海賊に負けるわけにはいかない」と言ったり、ファンネル系武器に反応するなど[[クロスオーバー>クロスオーバー(創作)]]もある。
同じく戦争の中で成長していき、揺るぎないものを手に入れた[[バナージ>バナージ・リンクス]]と相性がいいのか、特殊セリフが味方でも敵でも存在する。
味方時:「この人と一緒なら、なんでもできる気がする」(僚機がバナージの時の勝利画面セリフ)
敵対時:「僕にもやりたいことがある!先に行かせてもらいます!」(敵にバナージがいた時の勝利画面セリフ)
マキシブーストの続編[[機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]ではAGE-FXも参戦。
原作でもAGE-FXに乗るようになってからのキオは不殺主義であるため、AGE-3と比べて平和を訴えるセリフが多い。
ちなみにFXバーストモードのN格闘では「命は取りません!でも機体は破壊します」と言いながらコックピット付近を突きまくってるが、ヴェイガン製のMSのコックピットは基本的に頭部にあるため、原作的には間違っていない。
マキオンの続編となる[[機動戦士ガンダム Extreme vs. 2]]では、フリットのAGE-1 フルグランサが参戦したため、そちらとの掛け合いが追加。
フルグランサが僚機で勝利した際には、祖父へ向けて「じいちゃんはなれたんだね。本当の救世主に…」と原作と同じセリフを言ってくれる。
**・[[スーパーロボット大戦シリーズ]]
***・[[スーパーロボット大戦BX]]
初参戦作品。
自分より年下の[[地球防衛組]]や同じガンダム乗りの[[刹那>刹那・F・セイエイ]]と[[バナージ>バナージ・リンクス]]、本物の勇者である[[騎士ガンダム>ナイトガンダム]]との邂逅を経て成長していく。
[[ヴェイガン・木連との最終決戦>君の中の英雄(スパロボ)]]では上記の『クライマックスヒーロー』を彷彿とさせる台詞を言う場面も。
AGE-3は射撃メインだが、AGE-FXに乗り換えると格闘メインになるのでそれを見越した養成をしておこう。特にヒット&アウェイは優先して付けておくべし。
Xラウンダー能力による補正に加えて、「順応」「熱血」を覚えるので前線での削り役として戦っていける。
追記・修正なんてもうやめようよ!!
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- ある意味、彼がいたからこそフリットは真の意味で救われた -- 名無しさん (2017-02-09 13:57:02)
- BXやると地球防衛組の子達になつかれてるのな。キオ自身もいい方向に影響受けてた。 -- 名無しさん (2019-05-27 13:11:54)
- 本編リアルタイムで見てた時はイライラしてたけど、改めて見返すとこうじゃなきゃいけなくて「子供の言葉」だからこその子なんだよなとも思った -- 名無しさん (2020-06-05 18:08:53)
- 「モウヤメヨウヨ」だの当時は馬鹿にされてたけどそりゃディーン達と交流してヴェイガンの事情とか知ったらああなるだろ…って思うわ -- 名無しさん (2021-03-06 21:13:28)
- ↑それに加えてXラウンダーとしての弊害(ジラードとは別の意味で能力が暴走していたようにも見える)を抱えたのもあると思う。相手の顔や悲鳴を自動受信(OFFにはできない)しながらトドメ刺すとか、無理ゲー過ぎる。 -- 名無しさん (2021-03-10 21:21:50)
- 小説版のキャラ付けが「ゲーム脳」なんて揶揄されてるけど、ゲームの知識と現実との違いを通して大人たちの戦争を理解しようとする描写は寧ろ彼の賢さが伝わってきて好きなんだけどな。アセムやフリットともちゃんと口論できてるし -- 名無しさん (2022-12-05 22:15:11)
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