アナベル・ガトー

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&font(#6495ED){登録日}:2009/11/04 Wed 22:23:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 22 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){再びジオンの理想を掲げる為に!}} &sizex(5){&bold(){星の屑、成就の為に…!}} &sizex(7){&bold(){&color(RED){ソロモンよ!私は帰って来た!}}}} アナベル・ガトーとは、『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]』の登場人物。 CV:[[大塚明夫]] 年齢は&font(#ff0000){25}歳 ◇搭乗機 [[リック・ドム]]RS型 [[ゲルググ]] [[ガンダム試作2号機]] [[ノイエ・ジール]] ●目次 #contents *【概要】 ジオン残党であるデラーズ・フリートの一員で[[一年戦争]]時に「ソロモンの悪夢」と恐れられ、 連邦軍の現代戦史の教本にも載った[[エースパイロット]]で撃墜数200機とされている。正式なスコアは100機程度らしい。 一年戦争時の階級は大尉だったが、後に少佐に昇進。 デラーズ紛争でも3年間のブランクを思わせないような技量を見せつけた。 いくらジオン系の技術が色濃いとは言え、連邦製の新型MSを初搭乗で十分に乗り回してみせるなど、屈指の操縦センスを誇る。 しかし普段からソロモン付近で活動していて&font(#ff0000){連邦の&bold(){MSとは}交戦機会などほぼなかった}ため、ソロモン撤退戦とア・バオア・クーだけでどうやって100機も落としたのかは他のエース以上にかなりの謎である((彼に限らずジオン軍エースの撃墜数はいかがわしい設定が多い。中には「ずっと宇宙の前線にいた(※ルナツーさえ僻地で、ジムの配備は地上が優先されていた)」「大戦末期は本国の教導隊にいた(前線不参加)」のに、なぜか「MSを196機も撃墜した」なんていう変なのもいる。というか連邦がMSを戦場に投入し始めたのが大体終戦の3ヶ月前なのにどこでどうやって稼ぐんだそのスコア。))。 ちなみに[[ジオング>ジオング(MS)]]で出撃した[[シャア・アズナブル]]は、ア・バオア・クーでMS18機と戦艦4隻しか落とせていない。 多くのMSで武装するジオン軍を相手に、多くの戦場で戦い無双した[[アムロ・レイ]]でさえMS142機、艦船9隻にとどまるのに、たった二回の出撃でその六割が達成できるはずがない。弾切れの問題もある。 しかも二戦目は最後の方まで戦っているわけではなく、機体の損傷の影響で途中で手近な船に着艦し、そこでデラーズに一緒に撤退すべきと説得されたため、その後は戦闘せずに終戦を迎えたはずである。 …なお、地球連邦側に「一年戦争時のMS撃墜数&bold(){149機}」というすごい記録を持つパイロット(テネス・A・ユング((アニメ版には登場せず、『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』やギレンの野望シリーズに登場。)))がいるのだが、これについてのフォローに「ジオン軍の空母などをMSに出てくる隙を与えずに艦船ごと撃破」という戦法で稼いだ((こういうカウントがありなら、ジオン軍の空母で最大のドロス級は「MSを最大182機収納できる」という設定なので、半分ぐらい搭出撃済みでもこれ1隻で90機近く撃墜になってしまう。))という説明がされたことがあるので、もしやガトーもそう言う方法で荒稼ぎしたんだろうか… ぶっちゃけて言うと&font(b,#ff0000){スタッフ座談会がソース}らしいので、上司の「ヒゲに二時間」と同じく実際はネタに近いと思われる((ちなみにこの手の「撃墜スコア」ネタだと、作中の活躍具合がはっきりしていてごまかしが利かないシャアは、GMやボールで武装した連邦軍と最低三回(ジャブロー、コンペイ島近海、ア・バオア・クー)戦っているが毎回すぐにガンダムと対峙して撤退するということを繰り返しているために落とした機体数が少なく、実力は高いもののランク外になっている。))。 いちMSパイロットに過ぎないのに連邦軍の教本に載っているので、連邦でも最大限の評価がされるほどの人物であるのは確かだが((教本に載った件については、ソロモン戦後の追撃部隊を彼の活躍で阻まれたことが要因かもしれない。退却戦の殿が多大な危険を伴うのは今も昔も変わらない。対して連邦軍はMS配備後、困難な退却戦をしたことがない。ただ、この時の追撃部隊はティアンムが戦死しまともな統制下にあったか疑問であるし、追撃可能な位置にいた=前線から外された2線級部隊だった可能性もあり、連邦の失態を誤魔化すための過剰評価の可能性も残る。戦後に敵軍を再評価し、逆説的に自軍の評価につなげるのは現実でも見られる論法である))、後付け設定が追加されない限り、撃墜数の矛盾が解消されることはないだろう。 *【劇中での活躍】 **一年戦争 [[ドズル・ザビ]]が指揮する宇宙攻撃軍第302哨戒中隊隊長として、ソロモンを中心とした宙域で活躍。 ソロモン撤退戦では[[ア・バオア・クー>ア・バオア・クー(機動戦士ガンダム)]]へ撤退するドロス級空母二番艦ドロワを中心とした艦隊の殿を務め、ジム部隊を全滅または壊滅状態に追い込むなど連邦軍追撃艦隊に多大な損害を与えた((この時、「ソロモンの悪夢」の異名が付き、8隻の戦艦を撃沈したと言われている))。 この時の搭乗機はリック・ドムもしくはゲルググと言われているが、 現在はリック・ドムに乗っていて、ソロモン撤退後にゲルググ乗ったことになっている。 PS2版ゲーム『めぐりあい宇宙』では、青と緑のリック・ドム(ビーム・バズーカ装備)に乗り、[[アムロ>アムロ・レイ]]と交戦している。 ちなみにゲームにそのシーンのアニメムービーも収録されている。 部下に奨められ撤退したが、アムロは「もう少し戦っていたらどうなっていたか」と発言している…とは言え、原作アムロの化け物っぷりを考えるとちょっとアレ((当時のアムロがどれぐらいかというと、ゲルググに乗ったシャアと調整万全のエルメスで武装したララァが二人掛かりでも勝負にならないレベル。))。 これらの件についてはファンから評判が良いとは言えない。但し、&bold(){あくまで本ゲームにおける設定}という点には留意されたい。原作でどうかは不明。 ア・バオア・クー防衛戦には青と緑のパーソナルカラーに塗り分けられた専用のゲルググで参戦していたが、戦闘中に乗機の右腕に被弾。 修理を受ける為、偶然近くに居た[[エギーユ・デラーズ]]の乗艦、グワジン級戦艦グワデンに着艦する。 だが、デラーズは戦闘宙域からの撤退を決定していたため修理を受けられなかった。 止むを得ず艦のドックに残されていたプロトタイプリック・ドム(ドム・フュンフという説もある)を強奪……もとい乗り換えて出撃しようとするが、デラーズに説き伏せられ、ア・バオア・クーの戦線より離脱する。 この際乗ろうとしたプロトタイプリック・ドムは、小説版ではデラーズ専用機になっている(ランバ・ラルに供与されないほどドムが足りないというのに、どうせ乗りもしない人によくMSを与えたものだが……)。 尚、彼のゲルググにダメージを与えたのはアムロの流れ弾と言われている。 その後暫くは、月で潜伏生活を送る。 その時に[[ニナ・パープルトン]]やフォン・ブラウン市に滞在していた戦友であるケリィ・レズナーと交流があった。 宇宙世紀0081年9月17日にデラーズ・フリートに復帰。 **デラーズ紛争 0083年10月13日、地球連邦軍[[トリントン基地>トリントン基地/トリントン湾岸基地]]にバルフィッシュと言うコードネームを使用し、ニック・オービルの乗るジープで潜入。 変装用の連邦軍の制服を利用して、同基地から[[ガンダム開発計画]]の機体・Mk-82核弾頭搭載の[[ガンダム試作2号機]]を強奪。 追撃を振り切りながら、アフリカ方面へ逃亡する。 アフリカでのアルビオンとの戦闘には脱出用のHLVに乗り込んでいたため参加せず、キンバライド鉱山基地司令ノイエン・ビッター少将の時間稼ぎにより宇宙に脱出する。 またその際ビッターからダイヤモンドを譲り受ける。 その後、ガンダム試作2号機を駆りコンペイ島(ソロモン)宙域で行われた連邦軍の観艦式を襲撃。 集結していた連邦軍艦隊の3分の2(実質的に連邦軍艦隊の半数以上で[[グリーン・ワイアット]]大将搭乗の[[旗艦バーミンガム>バーミンガム級戦艦]]、[[ペガサス級グレイファントム>改ペガサス級強襲揚陸艦の同型艦]]含む)を航行不能に陥らせた。 核攻撃の直後、追撃してきた[[コウ・ウラキ]]の[[ガンダム試作1号機フルバーニアン>ガンダム試作1号機/試作1号機フルバーニアン]]との一騎打ちに突入するが、核攻撃時の衝撃で機体の左腕が不調となった上に、シーマですら苦戦するフルバーニアンの性能とケリィとの戦いを経て成長したウラキは手強く、予想外の苦戦を強いられた結果相打ちとなりガンダム試作2号機は大破してしまう。 その後、アクシズ先遣艦隊から提供された[[ノイエ・ジール]]に乗り、デラーズ・フリートの最終目的である地球へのコロニー落としを成功させるため出撃する。 MSしか搭乗していない経歴からMAに搭乗したのは始めてと思われるが、ノイエ・ジールの姿を見てジオンの魂の具現化であると感嘆したガトーは奮起、初出撃で追撃して来た連邦艦隊を単機で壊滅させる腕前を披露した。 地球軌道上での戦闘では[[シーマ・ガラハウ]]の裏切りによるデラーズの死を乗り越え、連邦軍が切り札として展開していたソーラ・システムⅡのコントロール艦を破壊し、コロニー破壊を阻止。 さらにコロニー内部のコントロールルームに進入し、コロニーの最終軌道調整を自身の手で果たす。 この時ニナと再会するが、コウにその隙を突かれ脇腹を負傷。 その後はニナに助けられるも、彼女を巻き込まない為に気絶させカリウスに預ける。 そして連邦軍艦隊の包囲網から逃れるチャンスを無視し、コウとの最後の一騎打ちへと突入する。 戦闘は最初こそ劣勢だったが相手の最大火力武装のメガビーム砲を防げる機体なので大した損害はなく、[[試作三号機>ガンダム試作3号機/試作3号機ステイメン]]のIフィールド発生装置を壊してからは優勢に転じた。 最終的に弾薬の尽きたコウを捕獲したが、[[バスク・オム]]の味方の損害も無視したソーラ・システムⅡの第二射を受ける。 この一撃により機体が中破。コウも行動不能になるが、あえて止めを刺さずにその宙域を去る。 残存した味方部隊とともにアクシズ先遣艦隊へと到達するため連邦の包囲網を突破しようとする((連邦側からは「無駄死にはするな」と投降を勧告されたが、ガトーをはじめとしたデラーズ・フリートの行動を鑑みれば、仮に投降したとしても身の安全が保障されるかどうか疑わしかったと言える。無論、捕虜の待遇について定めた戦時条約の南極条約など適用されるはずもない))。 しかし、圧倒的多数による攻撃に加え、機体・心身ともに消耗が激しく、各所に被弾。 味方機が次々脱落する中、雄叫びを上げながら[[サラミス級宇宙巡洋艦>サラミス級巡洋艦(ガンダムシリーズ)]]に特攻を仕掛け戦死した。 *【名セリフ】 「この機体と核弾頭は頂いて行く!ジオン再興のために!」 「このアナベル・ガトーは、3年待ったのだ!」 「君も将校なら、もっと大局的に物を見ろ!」 「所詮は連邦と言う看板がなければ何もできん奴らめ!」(連邦とジオンをひっくり返してみると、誰かさんにも当てはまるのではないだろうか?) 「それは一人前の男の台詞だ!」 「連邦の亡者め…薙ぎ払ってくれる!」 「いつぞやの男か!?」 「ウラキと言ったな……二度と忘れん!」 「ウラキよ、貴様は何の為に戦っている?答えられるか!」 「我らは真の解放を掴み取るのだ。我が、正義の剣によってな!」 「鎧袖一触とはこの事か」 *【キャラクターの評価】 2018年5月5日に放送された[[全ガンダム大投票]]では今なお根強い人気を維持している。 &bold(){総合部門のキャラクターランキングでの順位は&color(#F54738){あらゆるガンダムシリーズのキャラクター中で第8位。}} この順位は宇宙世紀を扱った作品ではアムロとシャア、カミーユに次ぐ順位と言われればその凄さはよく分かるだろう。 宇宙世紀でも屈指のエースパイロットであることと、劇中での鬼神の如き闘いぶり(と、ふんだんに熟語を用いた舞台風の科白回し)に惹かれる者は今も絶えず、熱きジオン魂は決して潰えていないことを見せつけた。 *【他媒体での活躍】 各種ゲームでは大体原作どおりの状況から登場するのだが、スパロボや一部Gジェネ等では、状況によっては「ジオンの子」であるシャアから 「スペースノイドの独立はザビ家やそれに毒された思想では成せない」等と説かれ、より大きな視野((特にスパロボでは地球人類共通の敵がわんさか居るため。))を持ち、 今の状況から脱却するように呼びかけられたりすると、動揺したり心を動かされたりするなど、 完全にザビ家&デラーズを妄信して会話不可能ではないとする作品もあり、そういった作品では大抵はフラグを建てると仲間になることも多い。 特にギレンに関しては、デラーズを始め「ギレンのために散った部下」をギレンが「使い捨てのコマ」のように言い表したりすると、彼に怒りをあらわにして決別するケースすらある。 ただどの作品でも「とにかく連邦政府が嫌い」と言う性格をしているため、一度説得しただけでは完全に心が動かず、複数のフラグを建ててやる必要がある。 さらに「ジオンの正統な子であるシャアが決起すると付いていく」という描写も多く、スパロボでは下記のような状態になったりする。地球環境のために隕石落として地球環境破壊するとか良いのか?それで…((流石にこれで敵ながらも正統性はあると主張するのは困難だと判断したのかスパロボでは別の理由で落とす場合も多い))。もっとも核弾頭使用やコロニー落としも平然と決行する男なので原作のイメージとかけ離れていないのがある意味で困ったところ。 仕えるべき主君とスペースノイドの開放、打倒連邦を求めてさ迷い歩くその姿は、まさに漫画家の松浦まさふみ氏のガトー評を借りれば「&bold(){おさむらいバカ}」のそれと言える。 …なお、当のスパロボのプロデューサーを務めていた[[寺田貴信]]氏は「&bold(){ガトーはハマーンともシャアとも共闘しそうじゃない}」とぶっちゃけてたりするので、[[大人の都合]]も大きそうである。 **◆Gジェネレーションシリーズ パイロットとしてはもちろん指揮や魅力など全体的に優れ、[[UC>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]のオールドタイプの中でも上位クラスに位置付けられることも多い。 [[ヤザン>ヤザン・ゲーブル]]のような他の強豪OTに比べると本編で[[NT>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]と戦っていないことから疑問を呈する声もあるが、作中では最後まで最強であり続けたことが大きいのかもしれない。 『F.IF』以前だと戦闘系ステータスは[[W>新機動戦記ガンダムW]]勢を超え、NT補正を抜きにすれば[[CCA>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]版のアムロやシャアにも匹敵するほど。 …まぁ、NT補正の影響力が大きすぎて実際には圧倒的な実力差があるし、そうでなくとも[[東方不敗>東方不敗マスター・アジア]]よりは遥かに弱いが。 演出面でもGP02でのソロモン強襲がムービーになったり一年戦争に参加していたことから出番も多く、色々とコウより目立っている。 GジェネNEOではイベントムービーで[[クワトロ>クワトロ・バジーナ]]の乗る[[百式>百式(MS)]]と戦い、 「お互いが決定打だと思った攻撃を悉く避け合う&致命傷にならないため決着がつかない」という破格の扱いのムービーが用意された。 GジェネDSでは序盤がジオン視点でストーリーが進むため、一年戦争時代の彼や専用ゲルググも自軍で使用出来るだけではなく、 ソロモンを舞台に彼とドズルと[[ノリス>ノリス・パッカード]]((ちなみに彼が駆るのはケンプファー。妙に似合っている))の3名だけで戦うという漢臭いステージも用意されている他、 星の屑作戦が原作と違う終わり方をしたため、Z期になっても生存しており、ハマーン率いるアクシズ軍と合流してるのだが グレミーの反乱等で自身の在り方に疑問を持ち、様々な人物から戦闘前会話((フラグに必須な物ではない))で説教されたり、説得を受けて自軍に降ったりしている。 他にも[[プル>エルピー・プル]]との戦闘会話ではエゥーゴ(プレイヤー)に対して「こんな子供を戦場に出すなぞ言語道断!」と啖呵を切ったはいいのだが、 [[ジュドー>ジュドー・アーシタ]]に「プルは元々ネオ・ジオンの人間だ」と言い返された際に、[[薔薇の騎士>マシュマー・セロ]]やおっぱいオバケを脳裏に浮かべたガトーが、 「確かにネオ・ジオンのカラーだ…」とぐぬぬな感じで言い負かされる彼には珍しいコミカルなシーンがあったり、 アクシズ軍がザフトと同盟を結んだ事で[[ゲイツR>ゲイツ(MS)]](ナチュラル用OSに書き換え済み)に乗ることになる際には、 [[コーディネーター用MSを平然と操るナチュラルの彼>ラウ・ル・クルーゼ]]から「(OSの書き換えは)君には不要かもしれないがね」なんて言われるシーンもある。 **◆[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 初登場となるウインキー時代では「異星人」という地球人類の共通となる明確な敵が居り、ガトーの所属するDCは「脆弱な連邦政府の代わりにこれを討つ」ことを目的としているため、 状況によってはプレイヤー部隊と共闘しようとするなど、原作に比べると話がわかる面もあるが、 最終作である「第四次」「F完」では連邦政府のやり方に賛同できず、また敵勢力に鞍替えしている。(ここから条件を満たせばまた味方になる) 上記のような「自らが望む大儀」「連邦嫌い」の為、スパロボシリーズ全体を通して、条件を満たせば仲間になるものの&bold(){終盤や続編で裏切り再び敵となる}というケースが多い。 特に『[[IMPACT>スーパーロボット大戦IMPACT]]』隠しマップにてクワトロこと[[シャア>シャア・アズナブル]]と共に裏切り、敵となる。 その時、なんとガトーのレベルは&font(#ff0000){99}。[[サザビー>サザビー(MS)]]に乗ったシャアより強いです、はい。 育て方にもよるが、ダンクーガが一撃で落とされるのは驚愕を通り越して爆笑ものである。 ウインキー時代では世界観が原作どおりではなく、『EX』では「あのような物騒なものは、そう使うものではない」とアトミックバズーカを使うことを恥じて封印処置を施している((『第3次』でアトミックバズーカを使ったのも、バスクと異星人の会談をブチ壊しにするためという緊急事態のためだった。後に『F完結編』で普通にロンド・ベルにブッパしてくるけどな!))など話がわかる面も多いが((それでも第四次ではジャミトフ等への反発でデラーズ主導のコロニー落とし作戦に参加している))、 ただしF完ではドズルの忘れ形見をハマーンが担ぎ出したため、ミネバを守るためにあえてDCに出戻っており、ロンド・ベルと戦うことすら本意ではなかった。 初登場マップで12ターン経過するとオリジナルキャラのリューネが登場し、其処からなぜか話がこじれ「ドズル閣下を愚弄するか!」とロンド・ベルへの敵意を固めてしまう((ゲーム内のテキストデータでは話がこじれず、「ハマーンからミネバを奪還すればいいだろう」と説得されてロンドベルに部下のカリウスと共に降るという流れがあったのが確認できる。この流れが没になってなければ歴代でもかなり素直なガトーになっていた。))。 αシリーズだと自己の主張に固執するあまり論点を摩り替え((『α』での核バズーカ後のスパロボ主人公との会話。))たり自分の事を棚上げにするような((『第2次α』でのゼクスへの嫌味。))言動が目立っているためプレイヤーからはあまり良い印象は持たれない。 もっとも最後の戦いでは、幾多の戦いで成長し、自分を筋の通った論説で説き伏せたコウの賞賛、シャアの最終決戦に付き合う形で潔く散ったため コウからの評価は悪くなく、『[[第3次α>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]』でも「力を貸してくれる良き霊」の中に居るような描写が差し込まれた。 ちなみに『64』では「地球がすでに異星人に占領された」所から話が始まる異色の話であるため、ガトーも風変わりな登場の仕方をしている。 &font(l){風変わりさが斜め下過ぎてクワトロに「馬鹿な真似をする」「運が良ければ救助されるだろう」と自分が助けに行く気ゼロで呆れられた} ソーシャルゲーム(現在は[[サービス終了]])『Card Chronicle』では一年戦争の時代から試作2号機に搭乗しているものの、 ギレンの策略により&bold(){そうとは知らずデギン公王を巻き込む核攻撃を敢行させられる}という災難に見舞われた。&font(l){Gジェネといい忠臣をもっと大切にしてあげて下さいギレン閣下}((そもそもガトーはギレン麾下ではないから、彼からは「名前しか知らないドズルの残党」ぐらいにしか見ていないのだろう。)) この時ばかりは流石のガトーも深い心の傷を負ったらしく、その直後に転移したバイストン・ウェルで傭兵稼業に身をやつしながら死に場所を探し流離うという状態に陥ってしまった。 つまるところ、&bold(){原作におけるシーマの境遇にガトーが陥ってしまった}訳で、両者の原作における境遇を考えるとある種の因果応報を感じさせる展開である。 その後は自軍部隊との交戦で命を落とすも、後にイベント「放たれたタマシイ」で[[ノリス・パッカード]]共々死者として一時的に復活、自軍に協力した。 同じくソーシャルゲームの『X-Ω』では2019年4月度に『0083』が期間限定参戦したのに伴い登場。 原作におけるソロモンへの核攻撃直後に外宇宙からの侵略者が殺到したという状況でシナリオが開始するため、 一時だけとはいえコウ達と共に侵略者相手に共闘するという潔さを見せた。 **◆機動戦士ガンダム(セガサターン) ア・バオア・クー戦において、色こそノーマルだが、画面の背景ですごい勢いで連邦の部隊を蹴散らして離脱していくゲルググ((こちらが干渉する事は出来ない))が存在する。 ゲームのアニメを担当していたのが0083のスタッフであったことから、お遊びでガトーのような存在を差し込んだのではないかと言われている。 また、PSのゲーム「パーフェクト・ワン・イヤー・ウォー」のパラレルモードでは、史実と違う展開になったりすると 0083やMSVの面々と共に敵として出てくるサプライズ出演を果たしている((ただし0083やMSVの声はオリジナルモードで『機動戦士ガンダム』のモブや脇役をやっていた声優が兼任しており、原作どおりではない))。 **◆[[GUNDAM WAR]] 戦闘修正が2、2、2、でNTを持たないという宇宙世紀作品に登場するキャラクターの中ではかなり稀な戦闘力。ガトー以外には[[ヤザン・ゲーブル]]くらいである。 能力もユニット破壊からガンダム奪取に戦闘破壊無効と豊富 そして各種専用機は赤のベルガ・ダラスのテキスト(名称:&font(#ff0000){ベルガ}のユニットを配備エリアに出す。ゲルググアナ&font(#ff0000){ベル・ガ}トー機。・はカード名に含みません。ノー&font(#ff0000){ベルガ}ンダムも同じ。)で出すことができる また、28弾ではACEとしてガンダム試作2号機と共に収録されることが決まっている **◆[[機動戦士ガンダム カードビルダー]] キラ加工がされたレアカードの軍服、パイロットスーツ版。レアリティが若干低い連邦制服の三種類のガトーが存在する。 ただこの中で一番強いのは制服ガトー(他2枚も決して弱くないが)。 他と比べ能力は少し低いが、潜入時のコードネームかつ専用能力である「バルフィッシュ」を持っている。 その内容は「連邦の機体、武器カードを無償で1枚だけデッキに組み込んで使用できる。」という非常に強力、かつ汎用性が高い物。 (通常はジオン側で連邦の機体や武器カードを使用できない。特殊なカスタムカードなどをつけなければならないが、デッキコストがかさむし、編成の自由度も失われる) 制限が非常に緩かったので、高性能なGP03を鹵獲してガーベラテトラのビームマシンガンを装備したりと戦略の幅を大きく広げ、高値で取引された。 **◆[[機動戦士ガンダム Extreme vs.]] 無印より試作2号機で参戦している。 リリース当初からの登場だが他作品との掛け合いは少なく、原作通り試作1号機のウラキを青二才と詰る台詞や、次回作EXVSFBで追加されたシーマ・ガラハウに対して嫌悪感を表すものが主体。 EXVSFBの家庭用DLCからはゲルググ搭乗時のガトーも登場。こちらは掛け合いが豊富で幾分か物腰が柔らかい。[[新米伍長>バーナード・ワイズマン]]を気遣い、[[赤い彗星>シャア・アズナブル]]には敵対しても敬意を表し続けている。 一方でキシリア派のマ・クベに対しては猜疑心を隠さず、離反したドアンにも見放したような態度を取る。シーマに対しても裏切り者とは罵らないが、海兵隊への黒い噂を信じているようでもある。 余談だが、[[EXVSMBON>機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]まで格闘CSでビームサーベルを最大出力にすると、&color(yellowgreen){\ミヨッ!/}と喋る。 **◆機動戦士ガンダムU.C. ENGAGE 「ソロモンの悪夢」の異名がついたソロモン撤退戦をイベント化。 このイベントでもリック・ドム(ビーム・バズーカ装備)を駆っての登場。 イベントの最後ではショートアニメも付いており、直接の戦闘はないが不死身の第4小隊がガトーの猛撃を目撃し、バニングが「コイツは・・・悪夢だ!」と驚愕するシーンがある。 *【余談】 &font(b,#ff69b4){「アナベル」というのは完全に女性の名前}。語源は「愛すべき」という意味。ちなみに苗字のガトーは「雄猫」という意味らしい。 [[こっちのニュータイプ>カミーユ・ビダン]]のファーストネームは実際は男にも使われているもの(日本語の「薫」みたいな感じ 例:聖闘士星矢 ファイアーエムブレム)なのだが、アナベルはどうしようもない……(日本語ならさしずめ「猫田愛美」か?)。 良くも悪くも豪胆で、理想に直情的な男であるが、高い階級とそれに見合った操縦技術には誇りがあるらしく、後に連邦軍の制服を着る際に「大尉の軍服しかなかったのか?」と言うなど変なところにこだわっていたり、嫌いな連邦兵であるはずのコウとMS談義をしたりもしており、なんだかんだで人間臭いところもある。 ことぶきつかさの描いた0079の最終決戦時の漫画『12月31日の決意』では、出撃前にドロワで新兵と交流しており、 ガトーが新兵の事を気にかけ、ドロワの防衛のために奮戦する一コマが描かれている。 「大儀や正義」ではなく「戦友の為」に荒ぶるこのガトーは忌憚なくかっこいい。ファンは一読の価値がある。 [[長谷川裕一]]の描いた短編『バカがボォルでやってくる!』(単行本『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』に収録)では一コマだけ登場。 ソロモン攻略戦に際して、当時連邦の少尉だったウモン・サモンが戦場に持ち出した[[Bガンダム>機動戦士Bガンダム]]の存在によってもたらされた「誤報」を鵜呑みにしてしまい、 アムロの操縦するガンダムを&bold(){ソロモンに素通りさせてしまう}という迂闊な一面を見せている。&font(l){おおおオフィシャルではございませぬぞ} アナベル・ガトーのモデルは声を担当した大塚明夫氏であるとのこと。 大塚氏の髪の色を変え、髭を無くすとガトーになるらしい。 また、メタルギアシリーズの[[スネーク>ソリッド・スネーク]]役に大塚氏が抜擢されたのは、小島秀夫監督曰わく、このアナベル・ガトーを見て決めたとのこと。 敵の基地に単独潜入して[[核搭載の二足歩行兵器>ガンダム試作2号機]]を奪い、核をぶっ放した人間が、敵の基地に単独潜入して[[核搭載二足歩行戦車>METAL GEAR]]の核発射を幾度なく止める側になるとは……。 ちなみにGジェネシリーズでは0083の元ネタとなった『[[ガンダム・センチネル]]』のキャラ「マニングス」を演じているが、何の因果か彼は連邦軍であり、&bold(){地球への質量攻撃を身を挺して防ぐ}という役柄である。 Gジェネシリーズにて映像化していないキャラのCVは別作品に出てくる声優陣が充てられるのはよくある事だが、ここまで皮肉に塗れた配役は存在していない。 しかし全く真逆というわけではなく、主人公の超えるべき壁であり&bold(){最終的に超えられなかった}という共通点はある。 #center(){&font(#0000ff){再び項目の追記、修正をするために!}} #center(){&font(#0000ff){良項目、作成の為に…!}} #center(){&font(#ff0000){アニヲタよ!私は帰って来た!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/11/04 Wed 22:23:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 22 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){再びジオンの理想を掲げる為に!}} &sizex(5){&bold(){星の屑、成就の為に…!}} &sizex(7){&bold(){&color(RED){ソロモンよ!私は帰って来た!}}}} アナベル・ガトーとは、『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]』の登場人物。 CV:[[大塚明夫]] 年齢は&font(#ff0000){25}歳 ◇搭乗機 [[リック・ドム]]RS型 [[ゲルググ]] [[ガンダム試作2号機]] [[ノイエ・ジール]] ●目次 #contents *【概要】 ジオン残党であるデラーズ・フリートの一員で[[一年戦争]]時に「ソロモンの悪夢」と恐れられ、 連邦軍の現代戦史の教本にも載った[[エースパイロット]]で撃墜数200機とされている。正式なスコアは100機程度らしい。 一年戦争時の階級は大尉だったが、後に少佐に昇進。 デラーズ紛争でも3年間のブランクを思わせないような技量を見せつけた。 いくらジオン系の技術が色濃いとは言え、連邦製の新型MSを初搭乗で十分に乗り回してみせるなど、屈指の操縦センスを誇る。 しかし普段からソロモン付近で活動していて&font(#ff0000){連邦の&bold(){MSとは}交戦機会などほぼなかった}ため、ソロモン撤退戦とア・バオア・クーだけでどうやって100機も落としたのかは他のエース以上にかなりの謎である((彼に限らずジオン軍エースの撃墜数はいかがわしい設定が多い。中には「ずっと宇宙の前線にいた(※ルナツーさえ僻地で、ジムの配備は地上が優先されていた)」「大戦末期は本国の教導隊にいた(前線不参加)」のに、なぜか「MSを196機も撃墜した」なんていう変なのもいる。というか連邦がMSを戦場に投入し始めたのが大体終戦の3ヶ月前なのにどこでどうやって稼ぐんだそのスコア。))。 ちなみに[[ジオング>ジオング(MS)]]で出撃した[[シャア・アズナブル]]は、ア・バオア・クーでMS18機と戦艦4隻しか落とせていない。 多くのMSで武装するジオン軍を相手に、多くの戦場で戦い無双した[[アムロ・レイ]]でさえMS142機、艦船9隻にとどまるのに、たった二回の出撃でその六割が達成できるはずがない。弾切れの問題もある。 しかも二戦目は最後の方まで戦っているわけではなく、機体の損傷の影響で途中で手近な船に着艦し、そこでデラーズに一緒に撤退すべきと説得されたため、その後は戦闘せずに終戦を迎えたはずである。 …なお、地球連邦側に「一年戦争時のMS撃墜数&bold(){149機}」というすごい記録を持つパイロット(テネス・A・ユング((アニメ版には登場せず、『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』やギレンの野望シリーズに登場。)))がいるのだが、これについてのフォローに「ジオン軍の空母などをMSに出てくる隙を与えずに艦船ごと撃破」という戦法で稼いだ((こういうカウントがありなら、ジオン軍の空母で最大のドロス級は「MSを最大182機収納できる」という設定なので、半分ぐらい搭出撃済みでもこれ1隻で90機近く撃墜になってしまう。))という説明がされたことがあるので、もしやガトーもそう言う方法で荒稼ぎしたんだろうか… ぶっちゃけて言うと&font(b,#ff0000){スタッフ座談会がソース}らしいので、上司の「ヒゲに二時間」と同じく実際はネタに近いと思われる((ちなみにこの手の「撃墜スコア」ネタだと、作中の活躍具合がはっきりしていてごまかしが利かないシャアは、GMやボールで武装した連邦軍と最低三回(ジャブロー、コンペイ島近海、ア・バオア・クー)戦っているが毎回すぐにガンダムと対峙して撤退するということを繰り返しているために落とした機体数が少なく、実力は高いもののランク外になっている。))。 いちMSパイロットに過ぎないのに連邦軍の教本に載っているので、連邦でも最大限の評価がされるほどの人物であるのは確かだが((教本に載った件については、ソロモン戦後の追撃部隊を彼の活躍で阻まれたことが要因かもしれない。退却戦の殿が多大な危険を伴うのは今も昔も変わらない。対して連邦軍はMS配備後、困難な退却戦をしたことがない。ただ、この時の追撃部隊はティアンムが戦死しまともな統制下にあったか疑問であるし、追撃可能な位置にいた=前線から外された2線級部隊だった可能性もあり、連邦の失態を誤魔化すための過剰評価の可能性も残る。戦後に敵軍を再評価し、逆説的に自軍の評価につなげるのは現実でも見られる論法である))、後付け設定が追加されない限り、撃墜数の矛盾が解消されることはないだろう。 *【劇中での活躍】 **一年戦争 [[ドズル・ザビ]]が指揮する宇宙攻撃軍第302哨戒中隊隊長として、ソロモンを中心とした宙域で活躍。 ソロモン撤退戦では[[ア・バオア・クー>ア・バオア・クー(機動戦士ガンダム)]]へ撤退するドロス級空母二番艦ドロワを中心とした艦隊の殿を務め、ジム部隊を全滅または壊滅状態に追い込むなど連邦軍追撃艦隊に多大な損害を与えた((この時、「ソロモンの悪夢」の異名が付き、8隻の戦艦を撃沈したと言われている))。 この時の搭乗機はリック・ドムもしくはゲルググと言われているが、 現在はリック・ドムに乗っていて、ソロモン撤退後にゲルググ乗ったことになっている。 PS2版ゲーム『めぐりあい宇宙』では、青と緑のリック・ドム(ビーム・バズーカ装備)に乗り、[[アムロ>アムロ・レイ]]と交戦している。 ちなみにゲームにそのシーンのアニメムービーも収録されている。 部下に奨められ撤退したが、アムロは「もう少し戦っていたらどうなっていたか」と発言している…とは言え、原作アムロの化け物っぷりを考えるとちょっとアレ((当時のアムロがどれぐらいかというと、ゲルググに乗ったシャアと調整万全のエルメスで武装したララァが二人掛かりでも勝負にならないレベル。))。 これらの件についてはファンから評判が良いとは言えない。但し、&bold(){あくまで本ゲームにおける設定}という点には留意されたい。原作でどうかは不明。 ア・バオア・クー防衛戦には青と緑のパーソナルカラーに塗り分けられた専用のゲルググで参戦していたが、戦闘中に乗機の右腕に被弾。 修理を受ける為、偶然近くに居た[[エギーユ・デラーズ]]の乗艦、グワジン級戦艦グワデンに着艦する。 だが、デラーズは戦闘宙域からの撤退を決定していたため修理を受けられなかった。 止むを得ず艦のドックに残されていたプロトタイプリック・ドム(ドム・フュンフという説もある)を強奪……もとい乗り換えて出撃しようとするが、デラーズに説き伏せられ、ア・バオア・クーの戦線より離脱する。 この際乗ろうとしたプロトタイプリック・ドムは、小説版ではデラーズ専用機になっている(ランバ・ラルに供与されないほどドムが足りないというのに、どうせ乗りもしない人によくMSを与えたものだが……)。 尚、彼のゲルググにダメージを与えたのはアムロの流れ弾と言われている。 その後暫くは、月で潜伏生活を送る。 その時に[[ニナ・パープルトン]]やフォン・ブラウン市に滞在していた戦友であるケリィ・レズナーと交流があった。 宇宙世紀0081年9月17日にデラーズ・フリートに復帰。 **デラーズ紛争 0083年10月13日、地球連邦軍[[トリントン基地>トリントン基地/トリントン湾岸基地]]にバルフィッシュと言うコードネームを使用し、ニック・オービルの乗るジープで潜入。 変装用の連邦軍の制服を利用して、同基地から[[ガンダム開発計画]]の機体・Mk-82核弾頭搭載の[[ガンダム試作2号機]]を強奪。 追撃を振り切りながら、アフリカ方面へ逃亡する。 アフリカでのアルビオンとの戦闘には脱出用のHLVに乗り込んでいたため参加せず、キンバライド鉱山基地司令ノイエン・ビッター少将の時間稼ぎにより宇宙に脱出する。 またその際ビッターからダイヤモンドを譲り受ける。 その後、ガンダム試作2号機を駆りコンペイ島(ソロモン)宙域で行われた連邦軍の観艦式を襲撃。 集結していた連邦軍艦隊の3分の2(実質的に連邦軍艦隊の半数以上で[[グリーン・ワイアット]]大将搭乗の[[旗艦バーミンガム>バーミンガム級戦艦]]、[[ペガサス級グレイファントム>改ペガサス級強襲揚陸艦の同型艦]]含む)を航行不能に陥らせた。 核攻撃の直後、追撃してきた[[コウ・ウラキ]]の[[ガンダム試作1号機フルバーニアン>ガンダム試作1号機/試作1号機フルバーニアン]]との一騎打ちに突入するが、核攻撃時の衝撃で機体の左腕が不調となった上に、シーマですら苦戦するフルバーニアンの性能とケリィとの戦いを経て成長したウラキは手強く、予想外の苦戦を強いられた結果相打ちとなりガンダム試作2号機は大破してしまう。 その後、アクシズ先遣艦隊から提供された[[ノイエ・ジール]]に乗り、デラーズ・フリートの最終目的である地球へのコロニー落としを成功させるため出撃する。 MSしか搭乗していない経歴からMAに搭乗したのは始めてと思われるが、ノイエ・ジールの姿を見てジオンの魂の具現化であると感嘆したガトーは奮起、初出撃で追撃して来た連邦艦隊を単機で壊滅させる腕前を披露した。 地球軌道上での戦闘では[[シーマ・ガラハウ]]の裏切りによるデラーズの死を乗り越え、連邦軍が切り札として展開していたソーラ・システムⅡのコントロール艦を破壊し、コロニー破壊を阻止。 さらにコロニー内部のコントロールルームに進入し、コロニーの最終軌道調整を自身の手で果たす。 この時ニナと再会するが、コウにその隙を突かれ脇腹を負傷。 その後はニナに助けられるも、彼女を巻き込まない為に気絶させカリウスに預ける。 そして連邦軍艦隊の包囲網から逃れるチャンスを無視し、コウとの最後の一騎打ちへと突入する。 戦闘は最初こそ劣勢だったが相手の最大火力武装のメガビーム砲を防げる機体なので大した損害はなく、[[試作三号機>ガンダム試作3号機/試作3号機ステイメン]]のIフィールド発生装置を壊してからは優勢に転じた。 最終的に弾薬の尽きたコウを捕獲したが、[[バスク・オム]]の味方の損害も無視したソーラ・システムⅡの第二射を受ける。 この一撃により機体が中破。コウも行動不能になるが、あえて止めを刺さずにその宙域を去る。 残存した味方部隊とともにアクシズ先遣艦隊へと到達するため連邦の包囲網を突破しようとする((連邦側からは「無駄死にはするな」と投降を勧告されたが、ガトーをはじめとしたデラーズ・フリートの行動を鑑みれば、仮に投降したとしても身の安全が保障されるかどうか疑わしかったと言える。無論、捕虜の待遇について定めた戦時条約の南極条約など適用されるはずもない))。 しかし、圧倒的多数による攻撃に加え、機体・心身ともに消耗が激しく、各所に被弾。 味方機が次々脱落する中、雄叫びを上げながら[[サラミス級宇宙巡洋艦>サラミス級巡洋艦(ガンダムシリーズ)]]に特攻を仕掛け戦死した。 *【名セリフ】 「この機体と核弾頭は頂いて行く!ジオン再興のために!」 「このアナベル・ガトーは、3年待ったのだ!」 「君も将校なら、もっと大局的に物を見ろ!」 「所詮は連邦と言う看板がなければ何もできん奴らめ!」(連邦とジオンをひっくり返してみると、誰かさんにも当てはまるのではないだろうか?) 「それは一人前の男の台詞だ!」 「連邦の亡者め…薙ぎ払ってくれる!」 「いつぞやの男か!?」 「ウラキと言ったな……二度と忘れん!」 「ウラキよ、貴様は何の為に戦っている?答えられるか!」 「我らは真の解放を掴み取るのだ。我が、正義の剣によってな!」 「鎧袖一触とはこの事か」 *【キャラクターの評価】 2018年5月5日に放送された[[全ガンダム大投票]]では今なお根強い人気を維持している。 &bold(){総合部門のキャラクターランキングでの順位は&color(#F54738){あらゆるガンダムシリーズのキャラクター中で第8位。}} この順位は宇宙世紀を扱った作品ではアムロとシャア、カミーユに次ぐ順位と言われればその凄さはよく分かるだろう。 宇宙世紀でも屈指のエースパイロットであることと、劇中での鬼神の如き闘いぶり(と、ふんだんに熟語を用いた舞台風の科白回し)に惹かれる者は今も絶えず、熱きジオン魂は決して潰えていないことを見せつけた。 *【他媒体での活躍】 各種ゲームでは大体原作どおりの状況から登場するのだが、スパロボや一部Gジェネ等では、状況によっては「ジオンの子」であるシャアから 「スペースノイドの独立はザビ家やそれに毒された思想では成せない」等と説かれ、より大きな視野((特にスパロボでは地球人類共通の敵がわんさか居るため。))を持ち、 今の状況から脱却するように呼びかけられたりすると、動揺したり心を動かされたりするなど、 完全にザビ家&デラーズを妄信して会話不可能ではないとする作品もあり、そういった作品では大抵はフラグを建てると仲間になることも多い。 特にギレンに関しては、デラーズを始め「ギレンのために散った部下」をギレンが「使い捨てのコマ」のように言い表したりすると、彼に怒りをあらわにして決別するケースすらある。 ただどの作品でも「とにかく連邦政府が嫌い」と言う性格をしているため、一度説得しただけでは完全に心が動かず、複数のフラグを建ててやる必要がある。 さらに「ジオンの正統な子であるシャアが決起すると付いていく」という描写も多く、スパロボでは下記のような状態になったりする。地球環境のために隕石落として地球環境破壊するとか良いのか?それで…((流石にこれで敵ながらも正統性はあると主張するのは困難だと判断したのかスパロボでは別の理由で落とす場合も多い))。もっとも核弾頭使用やコロニー落としも平然と決行する男なので原作のイメージとかけ離れていないのがある意味で困ったところ。 仕えるべき主君とスペースノイドの開放、打倒連邦を求めてさ迷い歩くその姿は、まさに漫画家の松浦まさふみ氏のガトー評を借りれば「&bold(){おさむらいバカ}」のそれと言える。 …なお、当のスパロボのプロデューサーを務めていた[[寺田貴信]]氏は「&bold(){ガトーはハマーンともシャアとも共闘しそうじゃない}」とぶっちゃけてたりするので、[[大人の都合]]も大きそうである。 **◆Gジェネレーションシリーズ パイロットとしてはもちろん指揮や魅力など全体的に優れ、[[UC>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]のオールドタイプの中でも上位クラスに位置付けられることも多い。 [[ヤザン>ヤザン・ゲーブル]]のような他の強豪OTに比べると本編で[[NT>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]と戦っていないことから疑問を呈する声もあるが、作中では最後まで最強であり続けたことが大きいのかもしれない。 『F.IF』以前だと戦闘系ステータスは[[W>新機動戦記ガンダムW]]勢を超え、NT補正を抜きにすれば[[CCA>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]版のアムロやシャアにも匹敵するほど。 …まぁ、NT補正の影響力が大きすぎて実際には圧倒的な実力差があるし、そうでなくとも[[東方不敗>東方不敗マスター・アジア]]よりは遥かに弱いが。 演出面でもGP02でのソロモン強襲がムービーになったり一年戦争に参加していたことから出番も多く、色々とコウより目立っている。 GジェネNEOではイベントムービーで[[クワトロ>クワトロ・バジーナ]]の乗る[[百式>百式(MS)]]と戦い、 「お互いが決定打だと思った攻撃を悉く避け合う&致命傷にならないため決着がつかない」という破格の扱いのムービーが用意された。 GジェネDSでは序盤がジオン視点でストーリーが進むため、一年戦争時代の彼や専用ゲルググも自軍で使用出来るだけではなく、 ソロモンを舞台に彼とドズルと[[ノリス>ノリス・パッカード]]((ちなみに彼が駆るのはケンプファー。妙に似合っている))の3名だけで戦うという漢臭いステージも用意されている他、 星の屑作戦が原作と違う終わり方をしたため、Z期になっても生存しており、ハマーン率いるアクシズ軍と合流してるのだが グレミーの反乱等で自身の在り方に疑問を持ち、様々な人物から戦闘前会話((フラグに必須な物ではない))で説教されたり、説得を受けて自軍に降ったりしている。 他にも[[プル>エルピー・プル]]との戦闘会話ではエゥーゴ(プレイヤー)に対して「こんな子供を戦場に出すなぞ言語道断!」と啖呵を切ったはいいのだが、 [[ジュドー>ジュドー・アーシタ]]に「プルは元々ネオ・ジオンの人間だ」と言い返された際に、[[薔薇の騎士>マシュマー・セロ]]やおっぱいオバケを脳裏に浮かべたガトーが、 「確かにネオ・ジオンのカラーだ…」とぐぬぬな感じで言い負かされる彼には珍しいコミカルなシーンがあったり、 アクシズ軍がザフトと同盟を結んだ事で[[ゲイツR>ゲイツ(MS)]](ナチュラル用OSに書き換え済み)に乗ることになる際には、 [[コーディネーター用MSを平然と操るナチュラルの彼>ラウ・ル・クルーゼ]]から「(OSの書き換えは)君には不要かもしれないがね」なんて言われるシーンもある。 **◆[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 初登場となるウインキー時代では「異星人」という地球人類の共通となる明確な敵が居り、ガトーの所属するDCは「脆弱な連邦政府の代わりにこれを討つ」ことを目的としているため、 状況によってはプレイヤー部隊と共闘しようとするなど、原作に比べると話がわかる面もあるが、 最終作である「第四次」「F完」では連邦政府のやり方に賛同できず、また敵勢力に鞍替えしている。(ここから条件を満たせばまた味方になる) 上記のような「自らが望む大儀」「連邦嫌い」の為、スパロボシリーズ全体を通して、条件を満たせば仲間になるものの&bold(){終盤や続編で裏切り再び敵となる}というケースが多い。 特に『[[IMPACT>スーパーロボット大戦IMPACT]]』隠しマップにてクワトロこと[[シャア>シャア・アズナブル]]と共に裏切り、敵となる。 その時、なんとガトーのレベルは&font(#ff0000){99}。[[サザビー>サザビー(MS)]]に乗ったシャアより強いです、はい。 育て方にもよるが、ダンクーガが一撃で落とされるのは驚愕を通り越して爆笑ものである。 ウインキー時代では世界観が原作どおりではなく、『EX』では「あのような物騒なものは、そう使うものではない」とアトミックバズーカを使うことを恥じて封印処置を施している((『第3次』でアトミックバズーカを使ったのも、バスクと異星人の会談をブチ壊しにするためという緊急事態のためだった。後に『F完結編』で普通にロンド・ベルにブッパしてくるけどな!))など話がわかる面も多いが((それでも第四次ではジャミトフ等への反発でデラーズ主導のコロニー落とし作戦に参加している))、 ただしF完ではドズルの忘れ形見をハマーンが担ぎ出したため、ミネバを守るためにあえてDCに出戻っており、ロンド・ベルと戦うことすら本意ではなかった。 初登場マップで12ターン経過するとオリジナルキャラのリューネが登場し、其処からなぜか話がこじれ「ドズル閣下を愚弄するか!」とロンド・ベルへの敵意を固めてしまう((ゲーム内のテキストデータでは話がこじれず、「ハマーンからミネバを奪還すればいいだろう」と説得されてロンドベルに部下のカリウスと共に降るという流れがあったのが確認できる。この流れが没になってなければ歴代でもかなり素直なガトーになっていた。))。 αシリーズだと自己の主張に固執するあまり論点を摩り替え((『α』での核バズーカ後のスパロボ主人公との会話。))たり自分の事を棚上げにするような((『第2次α』でのゼクスへの嫌味。))言動が目立っているためプレイヤーからはあまり良い印象は持たれない。 もっとも最後の戦いでは、幾多の戦いで成長し、自分を筋の通った論説で説き伏せたコウの賞賛、シャアの最終決戦に付き合う形で潔く散ったため コウからの評価は悪くなく、『[[第3次α>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]』でも「力を貸してくれる良き霊」の中に居るような描写が差し込まれた。 ちなみに『64』では「地球がすでに異星人に占領された」所から話が始まる異色の話であるため、ガトーも風変わりな登場の仕方をしている。 &font(l){風変わりさが斜め下過ぎてクワトロに「馬鹿な真似をする」「運が良ければ救助されるだろう」と自分が助けに行く気ゼロで呆れられた} ソーシャルゲーム(現在は[[サービス終了]])『Card Chronicle』では一年戦争の時代から試作2号機に搭乗しているものの、 ギレンの策略により&bold(){そうとは知らずデギン公王を巻き込む核攻撃を敢行させられる}という災難に見舞われた。&font(l){Gジェネといい忠臣をもっと大切にしてあげて下さいギレン閣下}((そもそもガトーはギレン麾下ではないから、彼からは「名前しか知らないドズルの残党」ぐらいにしか見ていないのだろう。)) この時ばかりは流石のガトーも深い心の傷を負ったらしく、その直後に転移したバイストン・ウェルで傭兵稼業に身をやつしながら死に場所を探し流離うという状態に陥ってしまった。 つまるところ、&bold(){原作におけるシーマの境遇にガトーが陥ってしまった}訳で、両者の原作における境遇を考えるとある種の因果応報を感じさせる展開である。 その後は自軍部隊との交戦で命を落とすも、後にイベント「放たれたタマシイ」で[[ノリス・パッカード]]共々死者として一時的に復活、自軍に協力した。 同じくソーシャルゲームの『X-Ω』では2019年4月度に『0083』が期間限定参戦したのに伴い登場。 原作におけるソロモンへの核攻撃直後に外宇宙からの侵略者が殺到したという状況でシナリオが開始するため、 一時だけとはいえコウ達と共に侵略者相手に共闘するという潔さを見せた。 **◆機動戦士ガンダム(セガサターン) ア・バオア・クー戦において、色こそノーマルだが、画面の背景ですごい勢いで連邦の部隊を蹴散らして離脱していくゲルググ((こちらが干渉する事は出来ない))が存在する。 ゲームのアニメを担当していたのが0083のスタッフであったことから、お遊びでガトーのような存在を差し込んだのではないかと言われている。 また、PSのゲーム「パーフェクト・ワン・イヤー・ウォー」のパラレルモードでは、史実と違う展開になったりすると 0083やMSVの面々と共に敵として出てくるサプライズ出演を果たしている((ただし0083やMSVの声はオリジナルモードで『機動戦士ガンダム』のモブや脇役をやっていた声優が兼任しており、原作どおりではない))。 **◆[[GUNDAM WAR]] 戦闘修正が2、2、2、でNTを持たないという宇宙世紀作品に登場するキャラクターの中ではかなり稀な戦闘力。ガトー以外には[[ヤザン・ゲーブル]]くらいである。 能力もユニット破壊からガンダム奪取に戦闘破壊無効と豊富 そして各種専用機は赤のベルガ・ダラスのテキスト(名称:&font(#ff0000){ベルガ}のユニットを配備エリアに出す。ゲルググアナ&font(#ff0000){ベル・ガ}トー機。・はカード名に含みません。ノー&font(#ff0000){ベルガ}ンダムも同じ。)で出すことができる また、28弾ではACEとしてガンダム試作2号機と共に収録されることが決まっている **◆[[機動戦士ガンダム カードビルダー]] キラ加工がされたレアカードの軍服、パイロットスーツ版。レアリティが若干低い連邦制服の三種類のガトーが存在する。 ただこの中で一番強いのは制服ガトー(他2枚も決して弱くないが)。 他と比べ能力は少し低いが、潜入時のコードネームかつ専用能力である「バルフィッシュ」を持っている。 その内容は「連邦の機体、武器カードを無償で1枚だけデッキに組み込んで使用できる。」という非常に強力、かつ汎用性が高い物。 (通常はジオン側で連邦の機体や武器カードを使用できない。特殊なカスタムカードなどをつけなければならないが、デッキコストがかさむし、編成の自由度も失われる) 制限が非常に緩かったので、高性能なGP03を鹵獲してガーベラテトラのビームマシンガンを装備したりと戦略の幅を大きく広げ、高値で取引された。 **◆[[機動戦士ガンダム Extreme vs.]] 無印より試作2号機で参戦している。 リリース当初からの登場だが他作品との掛け合いは少なく、原作通り試作1号機のウラキを青二才と詰る台詞や、次回作EXVSFBで追加されたシーマ・ガラハウに対して嫌悪感を表すものが主体。 EXVSFBの家庭用DLCからはゲルググ搭乗時のガトーも登場。こちらは掛け合いが豊富で幾分か物腰が柔らかい。[[新米伍長>バーナード・ワイズマン]]を気遣い、[[赤い彗星>シャア・アズナブル]]には敵対しても敬意を表し続けている。 一方でキシリア派のマ・クベに対しては猜疑心を隠さず、離反したドアンにも見放したような態度を取る。シーマに対しても裏切り者とは罵らないが、海兵隊への黒い噂を信じているようでもある。 余談だが、[[EXVSMBON>機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]まで格闘CSでビームサーベルを最大出力にすると、&color(yellowgreen){\ミヨッ!/}と喋る。 **◆機動戦士ガンダムU.C. ENGAGE 「ソロモンの悪夢」の異名がついたソロモン撤退戦をイベント化。 このイベントでもリック・ドム(ビーム・バズーカ装備)を駆っての登場。 イベントの最後ではショートアニメも付いており、直接の戦闘はないが不死身の第4小隊がガトーの猛撃を目撃し、バニングが「コイツは・・・悪夢だ!」と驚愕するシーンがある。 *【余談】 &font(b,#ff69b4){「アナベル」というのは完全に女性の名前}。語源は「愛すべき」という意味。ちなみに苗字のガトーは「雄猫」という意味らしい。 [[こっちのニュータイプ>カミーユ・ビダン]]のファーストネームは実際は男にも使われているもの(日本語の「薫」みたいな感じ 例:聖闘士星矢 ファイアーエムブレム)なのだが、アナベルはどうしようもない……(日本語ならさしずめ「猫田愛美」か?)。 良くも悪くも豪胆で、理想に直情的な男であるが、高い階級とそれに見合った操縦技術には誇りがあるらしく、後に連邦軍の制服を着る際に「大尉の軍服しかなかったのか?」と言うなど変なところにこだわっていたり、嫌いな連邦兵であるはずのコウとMS談義をしたりもしており、なんだかんだで人間臭いところもある。 ことぶきつかさの描いた0079の最終決戦時の漫画『12月31日の決意』では、出撃前にドロワで新兵と交流しており、 ガトーが新兵の事を気にかけ、ドロワの防衛のために奮戦する一コマが描かれている。 「大儀や正義」ではなく「戦友の為」に荒ぶるこのガトーは忌憚なくかっこいい。ファンは一読の価値がある。 [[長谷川裕一]]の描いた短編『バカがボォルでやってくる!』(単行本『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』に収録)では一コマだけ登場。 ソロモン攻略戦に際して、当時連邦の少尉だったウモン・サモンが戦場に持ち出した[[Bガンダム>機動戦士Bガンダム]]の存在によってもたらされた「誤報」を鵜呑みにしてしまい、 アムロの操縦するガンダムを&bold(){ソロモンに素通りさせてしまう}という迂闊な一面を見せている。&font(l){おおおオフィシャルではございませぬぞ} アナベル・ガトーのモデルは声を担当した大塚明夫氏であるとのこと。 大塚氏の髪の色を変え、髭を無くすとガトーになるらしい。 また、メタルギアシリーズの[[スネーク>ソリッド・スネーク]]役に大塚氏が抜擢されたのは、小島秀夫監督曰わく、このアナベル・ガトーを見て決めたとのこと。 敵の基地に単独潜入して[[核搭載の二足歩行兵器>ガンダム試作2号機]]を奪い、核をぶっ放した人間が、敵の基地に単独潜入して[[核搭載二足歩行戦車>METAL GEAR]]の核発射を幾度なく止める側になるとは……。 ちなみにGジェネシリーズでは0083の元ネタとなった『[[ガンダム・センチネル]]』のキャラ「マニングス」を演じているが、何の因果か彼は連邦軍であり、&bold(){地球への質量攻撃を身を挺して防ぐ}という役柄である。 Gジェネシリーズにて映像化していないキャラのCVは別作品に出てくる声優陣が充てられるのはよくある事だが、ここまで皮肉に塗れた配役は存在していない。 しかし全く真逆というわけではなく、主人公の超えるべき壁であり&bold(){最終的に超えられなかった}という共通点はある。 #center(){&font(#0000ff){再び項目の追記、修正をするために!}} #center(){&font(#0000ff){良項目、作成の為に…!}} #center(){&font(#ff0000){アニヲタよ!私は帰って来た!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,17) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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