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「ミスター・サタン」(2024/03/21 (木) 18:13:15) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2012/01/04 Wed 01:17:02
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//http://nori510.com/wp-content/uploads/52d194167c66696a57695d901bf9d207.pngより引用
#center(){
&font(#800080,b){&big(){「ナンバーーーワーーーーーン!!」}}
&font(#800080,b){&big(){「セル! この砕け散った瓦を見るがいい! これが一分後の…貴様の姿だ…」}}
}
ミスター・サタンとは世界格闘チャンピオンに君臨する&font(l){一般常識的なレベルにおいては}[[最強]]の格闘家。
実力は[[Z戦士]]達に及ばないが、強い[[正義感>正義]]と英雄としての使命感を持ち合わせており、[[セル>セル(ドラゴンボール)]]や[[魔人ブウ]]を倒す為に重要な役割を果たす。
自信過剰な面があり愛娘の[[ビーデル]]から呆れられることも多いが、
子供相手にはワザと負けてあげたり、破壊と殺戮しか知らなかったブウ(善)の無垢な心をいち早く察し、善悪の基準と友情の大切さを学ぶきっかけを与える優しさも持つ。
また都市経営や企業も経営するなどまさに文武両道の人物。
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#include(テンプレ3)
#aa(){
* *
* + うそではないです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`) E)
Y Y *
}
………OK、本題に移ろう。
ミスター・サタンは、[[漫画]]『[[ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』の登場人物。
なお、サタンというのはリングネームで、マークという本名がある。
*【概要】
初登場は[[人造人間]]編。
一発キャラかと思われたが、なんやかんやで準レギュラーとなる。
名前の由来は「[[サタン>サタン(悪魔)]]」から。
本名のマークも、「あくま」のアナグラム。
娘のビーデルも「デビル」からきており、何故か[[悪魔]]縛りで名づけられている。
海外ではやはり「サタン」という名前は[[マズい為>大人の事情]]、「ミスター・ヘラクレス」に改名されている。
なお、作者は実際一発キャラとして作ったのだが、担当にいい奴と言われて筆が乗ってきたらしい。
作者の一番のお気に入りであり、戦いばかりのドラゴンボールの物語の後半における、ギャグという清涼剤とも言える。
また、読者の人気も高く扱いやすい様で初登場後は劇場版やゲームにおいて出演する事がかなり多い。
*【劇中での活躍】
全世界にセルゲーム開催を通告したセルに対し、[[人類>ヒト(生物)]]の代表として登場。
軍隊まで投入して勝てない相手なのに格闘チャンピオン一人で何ができると思ったのか、正直不明である。
軍隊を倒したのは爆薬を使ったトリックだと思っていたらしいが、たとえ本当でも爆薬に敵うわけがないだろうに・・・
で、いざセルゲームが始まると、いの一番に名乗りを挙げるものの……
#center(){
&color(blue,b){&sizex(5){アナウンサー『ミスター・サタンのダイナマイトキックがセルに炸裂ーっ!』}}
&color(purple,b){&sizex(6){ミスター・サタン「だはははーっ!」}}
&color(green,b){&sizex(6){セル「うるさい(パンッ)」}}}
…と、全く相手にされず、[[逆水平チョップ>チョップ(プロレス技)]]一発で岩肌に叩き付けられた。
そう、[[Z戦士]]なる超人どもがひしめくこの漫画の中で、久々に登場した&bold(){普通の一般人}だった(とは言え常人よりははるかに強いのだが…)のである。
セルに弾きとばされた後も自信満々な態度は変わらず((流石にビビっていたのだが見得のためになるべく隠していた))、[[ベジータ]]様からは「バカの世界チャンピオンだ」とまで言われた。
しかし、一応チャンピオンとしてのプライドもあり、死ぬかもしれないのに「子どもが戦ってるのにチャンピオンが逃げたら笑い者」と踏みとどまったばかりか、
[[人造人間16号]]の最期の頼みを引き受け、16号の残された頭を投げて[[悟飯>孫悟飯]]覚醒のきっかけを作った。
ちなみにアニメ版では、サタンとセルが戦うこと自体が前座にすぎないのに、サタンの[[弟子>弟子(属性)]]なるオリジナルの二人が追加され、
長々と毒にも薬にもならない茶番に興じたり、無謀にもセルに挑んだり((もちろん相手にすらならなかった))と、無駄に尺稼ぎをしたため、
視聴者からは「また時間稼ぎか」と呆れられたのはいうまでもない。
後述した[[クリリン]]の台詞は、まさに&bold(){視聴者の気持ちを代弁したもの}といっても過言ではないだろう。
もっともこれに関しては、アニメが原作においつくことを危惧した苦肉の策でもあることを忘れてはならない。
その後は[[アナウンサー>天下一武道会アナウンサー]]達が戦いの余波で気絶する中で悟飯とセルの戦いを見ているだけだったが、
戦いが終わってZ戦士たちが帰ったあと、カメラが壊れ、気絶していたアナウンサーに「トリックでちんたらやってたから自分がセルをふっ飛ばした」と言い張った。
そしてアナウンサーはあっさりそれを信じた。
…まぁ、本人がそう信じるならそれでいいんだろう。
それに、Z戦士達の戦いを一般人に説明しても理解してもらえるとはとても思えないし。
セルゲームから数年後の魔人ブウ編では、セルを倒した英雄として絶大な信頼を得ており、住んでいる町を「サタンシティ」と改名までしてもらっている((ただし強盗などが跋扈しビーデルが引っ張りだこになる等治安は最悪。まあ『ドラゴンボール』は割と治安の悪い地域が多いようだが。))。
相当豪勢な暮らしをしていたが、特訓などをするシーンは全く描かれておらず、娘のビーデルにも呆れられていた。
[[天下一武闘会>天下一武道会(ドラゴンボール)]]が始まると、[[18号>人造人間18号]]に鼻の下を伸ばしたり(アニメ版)、[[トランクス>トランクス(ドラゴンボール)]]や[[悟天>孫悟天]]の強さを見てセルゲームの事を思い出し、またビビる。
子供大会の優勝特典としてトランクスと戦うが、[[パンチ>パンチ(技)]]一発でリングアウト。
しかし、得意のやせ我慢で演技をし、わざと負けたことにした。
これで騙される方も騙される方である。
また、大人の出場する本戦では、18号に八百長の取り引きを持ちかけられたおかげで優勝できた。
尚、Zでは、セルゲームを再現した映画も上映され、その映画内ではサタンが爆薬トリックを使うセルを倒している。
しばらくして魔人ブウを倒すために送り込まれるが、やっぱりビビってブウに媚を売り、ブウの身の回りの世話をはじめる。
そして、世話をしてるうちにブウの純粋な面に気付き、ブウの拾った[[子犬>犬]](後にベエと名付ける)を通じてブウとの間に友情が芽生えた。
ブウが人殺しをする理由を「[[バビディ>魔導師バビディ]]たちが楽しんでいたから」「(バビディたちは)嫌な奴らだ」といった時には「そんな嫌な奴のいう事なんてきかなくていい」と、ブウを説得するなど、
&bold(){[[戦闘民族>戦闘狂(属性)]]だらけのDB世界において、武力ではなく平和的な解決方法を行った数少ない人物}である。
残念ながらこの時はあと一歩というところで[[心無い人間>ライフル銃の男と召使い(ドラゴンボール)]]にベエが撃たれてしまいブウの悪の心が失敗して善の心と分離してしまうが、非戦闘員をカリン塔の更に上にある宮殿で匿いながらその様子を遠くから眺めていたピッコロはサタンの行動を「力はオレ達にかなわんかもしれんが、やはりお前の父は誇り高い世界チャンピオンだ…」と評価した。
また、ベエが銃で撃たれた際には、ブウよりも先に飛び出して悪漢を成敗する漢気も見せる。
この時、サタンが殴り飛ばした心無い人間に向けたセリフである「[[地球]]のゴミめ…!」は視聴者の印象に残った。
そのおかげで、ブウが悪の姿になっても手を出されず、人類を絶滅させる攻撃でも一人だけ見逃してもらえた。
それからは当てもなく放浪していたが、[[ピッコロ>ピッコロ(ドラゴンボール)]]に見つけてもらえたことで[[悟天>孫悟天]]や[[トランクス>トランクス(ドラゴンボール)]]、[[デンデ>ナメック星人]]と行動を共にする。
純粋悪の魔人ブウの攻撃によって地球を破壊される瞬間も、[[悟空>孫悟空(ドラゴンボール)]]が悟飯たちよりも近くにいたサタンとデンデを拾ったために、偶然生き延びる。
このため、&bold(){作中では[[占いババ様>占いババ(ドラゴンボール)]]と共に一度も[[死亡>死]]していない地球人}となる。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){……が、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』にてフリーザが地球を破壊してしまった為、この時に占いババ共々死亡してしまった可能性が極めて高い。&br()もっとも、ウィスが時間を戻したおかげで無かった事にはされたのだが。}}
界王神界での決戦では[[界王神>界王神/東の界王神]]らに置いてかれるが、そのおかげで純粋悪のブウから善のブウが蘇る。
そして善のブウが時間を稼いでいる間ベジータの提案で悟空が限界ギリギリまでパワーをもらった[[元気玉>元気玉(ドラゴンボール)]]を作る際、&bold(){遂に彼は決定的な行動に出る。}
この時、悟飯一行の事を知っている、かつての顔見知りの人々からはすぐに元気を貰えたが、悟空たちの事を知らない大半の地球人たちからはなかなか信じてもらえない。
それどころか、呼びかけるベジータや悟空の声を「こいつが[[バビディ>魔導師バビディ]]だ」とも、「今までのことは全部[[夢]]だった」とまで言う奴まで現れ出す始末。
ちなみに言われた通りに手を差し出した場合、気を吸われて衰弱し、死ぬことはないが体力がないと倒れたりしていたため((通常の元気玉なら微量の気を分けてもらうだけなのでこうはならないが、限界まで集めようとしていたことと手を差し出すことで協力に同意したことになるためにこうなった))、
事情も何も知らない人たちが疑心暗鬼になることは当然の話である。
万事休すか…と思われたその時だった。
#center(){
&color(purple,b){&sizex(6){きっ きさまらいいかげんにしろ――――――――――っ!!!}}
&color(purple,b){&sizex(5){さっさと協力しないか―――――――――――――!!!}}
&color(purple,b){&sizex(7){このミスター・サタン様の頼みも聞けんというのか――――――――――――!!!}}
&color(purple,b){&sizex(6){オレが魔人ブウを倒してやるから&br()おまえたちもはやく力を貸さんかっ!!!}}}
余りのふがいなさにサタンはブチ切れ、地球人すべてに一喝。
悟空やベジータを知らない人々にとって、&bold(){「セルを倒した大英雄であるミスター・サタンが戦ってくれている」}ことは何よりも心強い事実だったのだ。
サタンの一喝で地球人たちは目が覚め、元気玉のパワーを悟空に送る事に見事に成功。
さらに、元気玉が完成すると負傷したベジータを危険区域から運びだし、勝利に大きく貢献した。
#center(){
&color(red){&bold(){サタンがいなければこの勝利はあり得なかったのだ。}}
&color(red,b){&sizex(4){直接戦ってこそはいないとはいえ、&sizex(5){本当に}世界の救世主となったのである。}}
&color(red){&sizex(4){その勇気ある行動は&bold(){&sizex(5){悟空とピッコロからも救世主と認められた。}}}}
悟空&bold(){「&color(orange){やるじゃねぇかサタン!!! おめぇほんとに世界の、救世主かもな!!!}」}
ピッコロ&bold(){「&color(green){ふふふふ…!! 負けた、お前には負けたぞミスター・サタン!! はははははは!!!}」}((尚、このセリフは漫画版にはなくアニメ版で聞ける。あのピッコロが快活に笑うほどに、そしてこれほどはっきりと負けを認めた人物は後にも先にもサタンのみ。ピッコロは神様と同化している事、そしてかつて神様はドラゴンボールの廃棄を検討するほど下界の人間の欲深さに失望していた事を考えれば、一般人であるはずのサタンが見せた人間力は神が負けを認めるには十分なものと言えるだろう。))
}
このシーンでサタンを見直した読者・視聴者は数えきれないほどいただろう。
大した力を持たない一般人が、ハッタリと人徳で世界を救う姿は、あるいはドラゴンボールの路線―――少数の選ばれた人間が戦いだけで問題を解決する展開―――に飽きていた作者自身の心が投影されていたのかもしれない。
そしてブウが消えた後は
#center(){
&color(purple,b){&sizex(5){地球の諸君!!!&br()格闘技世界チャンピオンのミスター・サタンだ‼‼‼&br()諸君の協力もあって恐ろしい魔人ブウはたった今死んだ!!!}}
&color(purple,b){&sizex(6){もう安心だ!!!}}
&color(purple,b){&sizex(7){恐怖から解放されたのだーっ!!!}}}
意地の悪い見方をすれば、手柄を横取りしたとも取れるかもしれない。
しかし人々が何より待ち望んだ&bold(){「魔人ブウの恐怖からの解放」}を行ったのもまたサタンであった。
「諸君の協力もあって」とさりげないながらも的確な一言で力をくれた人々への礼も欠かしていない。
なにより、人々に本当のことを言っても信じてもらえないのは明白なので、これでよかったのだろう。
元々悟空達も表立ってブウが倒された事を公表するつもりはなかったと思われるので((悟空達が作中で巨悪と戦って、その事後報告をしたのは[[ピッコロ大魔王]]編くらいである。この時も「正義の味方」としか伝えられていない。))、誰一人としてサタンの発言を非難したりはしていない。&font(l){ビーデルは恥ずかしがってたけど}
と言うかそもそも宣言の内容は「ミスター・サタンが魔人ブウの死亡を報告した」だけであり、&bold(){サタンは一言も「自分が倒した」とは言っていない}訳で……。
純粋悪のブウとの決戦後は、善の心が残ったブウを&bold(){サタンの一番弟子「ミスター・ブウ」}として扱い、自宅で一緒に暮らしている。
後にドラゴンボールを使って暴威をふるったブウの記憶は関係者以外の人々から[[消され>記憶操作]]、世間の人には「ミスター・サタンが邪悪な何者かから地球を救った」という記憶だけが残った状態になっている。
お世辞にも高い知能がある訳ではないブウも、「サタンがやられたら皆が悲しむ」ことを理解していた。
後に娘のビーデルと悟空の息子・悟飯が結婚したため、孫家とは親戚関係になり、悟飯とは義理の親子となった。
ドラゴンボールによって地球人の記憶からブウの恐怖を消し去った後は、二人でつるんで天下一武道会で八百長をしている。
ちなみに、自慢のアフロはすっかり後退してしまった。
*【人物】
エイジ736年生まれ。&bold(){年齢はクリリンと同い年}で、悟空より一つ年上。
口が達者でかなりのお調子者の目立ちたがり屋、強い者には媚び、弱い者には調子づく。
こう書いてしまうと典型的な小悪党であるが、100%正しいとしか言いようがないんだから辛い。
実際、登場直後に悟空陣営からは、
-[[亀仙人]]「あいつは殺されてもいいかもしれん…」
-クリリン「いまオレちょっとセルを応援しちゃったぜ…」
-ピッコロ「ちっ、生きていたか……さすがのセルもあんなのを殺すのは嫌だったようだな」
-ベジータ「(驚愕の表情で)あの状況でまだ実力の差が理解できていないのか? ''バカの世界チャンピオンだ。''」
と、総スカン状態であった。
しかし正義感は人一倍あり、[[銃>狙撃銃]]を持った相手にもひるまずに立ち向かったこともある他、
善のブウが純粋悪のブウにやられそうになれば、助けるために殴りに行った事もある(もちろん相手にすらならなかったが)。
その後、悟空が元気玉を放つ時には戦闘不能になったベジータが巻き添えにならないように抱えて運んだ。
最初は下心から始まった物とはいえ、ブウとの間に結ばれた友情は本物であり、
ブウが悪の化身と化し、更に最愛の娘であるビーデルを殺害した事を知った後ですら、最後の切り札として持っていた[[拳銃]]を向けることはためらっており、
地球を破壊しようとしたブウに対してついに発砲した際には、同時に悟空が気円斬でブウの身体を切断したために自分がブウを殺してしまったと勘違いし、
やむを得なかったこととはいえ、心の底から悔やみ謝罪している。
また善のブウがベジータに殺されそうになったときも見逃してくれるよう嘆願し、ベジータに脅されてもブウを助けようとした。
アニメ版ではブウを騙して撮ったブウを倒したように見える写真を「ブウの純粋な心に付け込んであざといことをしてしまった」と後悔し「こんなもの…!!」と破り捨てたこともある((皮肉にも、私利私欲のためにブウにつけ込んだことはバビディも同様であったが、こういった心情を持っていたことがバビディとサタンの差ともいえる))。
ブウと仲良くなったり地球人に声を届けた事から、ピッコロや悟空からは認められ、一目置かれている。
[[GT>ドラゴンボールGT]]でブウが[[死んだ>死]](実質同化だが)際は誰よりも悲しんでいた。
そのせいか一種のスランプに陥り引退を考える程である。
作中では娘のビーデル以外に家族はいない。
妻・ミゲル((余談ながら、「ミゲル」という名前は基本的に男性名である。女性名は「ミカエラ」や「ミゲラ」。またミカエラは大天使ミカエルに由来する。))は劇中では既に亡くなっており、娘や孫には非常に甘い。
ビーデル曰く「女の人としょっちゅう遊んでる」と言われていたが、それでも再婚しなかった辺りは、亡くなった奥さんを深く愛している模様。
悟飯とビーデルの結婚記念に大きな新居をプレゼントするなど、義理の息子である悟飯との仲もとてもいいようである。
まあグレートサイヤマンやってるとはいえ、超インテリで人格も良いし、真面目な好青年なので非の打ち所は無いだろう。
また、劇場版ではジャガー・バッダと言う名の従兄弟がいる。
莫大なファイトマネーが得られるためか、[[カプセルコーポレーション>ブルマ(ドラゴンボール)]]程ではないにしろかなりの[[大金持ち>金持ちキャラ]]。
『[[帰ってきた孫悟空と仲間たち>ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!]]』ではホテルを経営している等、実業家としても成功している。
そのせいで姻戚になった悟空からはちょっとたかられている節もあるが、何だかんだで悟空との仲も良い((悟空の方も[[実の兄貴がろくでもないヤツ>ラディッツ]]だっただけに、「(戦闘面以外では)頼りになる親族」が出来たのは嬉しかったのかもしれない。))。
ただ、18号に要求された八百長の金は支払っておらず、その後の映画『超戦士撃破!勝つのはオレだ!』ではなんやかんやあって1億ゼニーにまで膨れ上がった。
『[[ドラゴンボール超]]』の第一話では世界平和賞を受賞した際の賞金1億ゼニーを「本来は悟空達が貰うべきだから」と孫一家にプレゼントしており((とよたろう作画の漫画版のコミックスでは、ベジータに半分を渡そうとして「要らん、腐るほどある」と突き返される一枚絵が挿入されている。))、
悟空はそのおかげで農業を続けながらもある程度修行に専念できている為、地球防衛にスポンサーとして貢献しているともいえるし、
ここで自分の懐に入れない(入れられない)性格もサタンの人柄を良く表している。
少々コスいところもあるが、格闘技世界チャンピオンにふさわしい人物であることは間違いない。
Z戦士や人外を相手にしなければ無敗の実力者であるし、ファンに対してのサービスは欠かさない姿勢もチャンピオンとして評価されるべき点である。
セコイ手法を使うことはあっても、見方を変えればチャンピオンとしての矜持があるからこそ逃げずに打てる手は打つという姿勢の表れである。
前述の16号の頼みの際はアナウンサーすら「サタンは人間の世界チャンピオンなんだ」と暗にサタンも敵わない相手であることを認めていたにもかかわらず敢行しているし、
アナウンサー達が気絶してしまった後も常人には理解できない戦闘を最後まで見届けている。
この時、16号の頼みをアナウンサーが「化物の頼みなんか聞けるか!」と罵ったのを「バカモン!! チャンピオンは誰に対してもチャンピオンだ!!」と一喝しており、彼のチャンピオンに対する自負が伺える。
魔人ブウ戦の時も、Z戦士という自分より遥かに強い相手の存在を知っているのだから((だからこそ天下一武道会で悟天とトランクスの戦いを見た際にびびっている、かつてのサタンならトリックと一蹴していたであろう))、
命を懸けてまで世界チャンピオンの矜持のために魔人ブウに接触する必要はなく、彼らに任せてしまって自分は雲隠れしてしまっても良かったはずである。
にも拘わらず、ブウに対して恐怖を覚えつつも自分の可能な限りの手段は実行した上で経緯はどうあれ最終的にブウを説得し、和解することに成功している。
本編中の強さや扱いはどうであれ、彼は自分自身が地球の人たちにとって最後の希望であることを誰よりも理解しているのだ。
時に仮病を使って引き延ばしをすることはあっても、決して「敵わない」とは言わない。
「病気さえ治れば戦える」という希望があればこそ、地球の人たちは[[絶望]]せずに済むのである。
劇場版でも異常事態に対して命の危険にさらされながらも無事に生還しているし、[[バイオブロリー]]の[[弱点]]を(偶然だが)発見するキッカケを作ったり、[[ジャネンバ]]によって[[死者が蘇った>死者蘇生]]際は[[亡霊>幽霊]]を退治する等それなりに活躍はしていた。
&bold(){周囲の人間の評価や扱いを考えると(強さはともかくとして)カリスマや精神に関しては間違いなく世界チャンピオンである。}
あのピッコロをして&bold(){「力はオレたちにかなわんかもしれんが、やはりお前の父は誇り高い世界チャンピオンだ」}と言わしめた人格は伊達ではない。
悟空や悟飯達にとっても自分達が一般人として暮らしにくくなる面倒な名誉や手柄をサタンが引き受けてくれているという点で持ちつ持たれつと言える。
コラボ漫画[[CROSS EPOCH]]ではごく普通の男だったが、ある日突然[[王様>王]]になった。
&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){ドラゴンボールで願いを叶えてもらったおかげだが…}}
*【[[戦闘能力>戦闘力(ドラゴンボール)]]】
一応世界チャンピオンだが、悟空達のように超常的な力を持っているわけではない。
同じ地球人であっても、クリリンや[[ヤムチャ>ヤムチャ(ドラゴンボール)]]よりも実力は遥かに劣る。
魔人ブウ編では天下一武道会の司会者が武道会全体のレベルの低下を嘆いていたことと、作中の描写から、
彼自身も[[ナム>ナム(ドラゴンボール)]]や[[チャパ王>チャパ王(ドラゴンボール)]]といった無印時代の本選出場者達よりも弱い可能性がかなり高い。
瓦割りが得意だが、記録は&bold(){15枚中14枚}と何故かいつも最後の1枚が割れない。
ただ、瓦を割る手刀が一番下まで瓦を切断しているので((普通の瓦割りは衝撃で割るだけ))、ある意味枚数以上には凄い。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){もっとも、悟空は幼少時に指一本でレンガ3枚割っているけどね…}}
しかし、格闘技の世界チャンピオンであり、&bold(){普通の人間にしては}かなり強い方である。
[[アニメオリジナルエピソード]]でテレビ番組に出演した際は、大型バスを引っ張る、電話帳を引き裂くといった怪力を披露。
ベエを撃った悪人に逆上した時は、不意打ちも使ったとはいえ、[[機関銃]]やライフルで武装した二人組を一方的に叩きのめしている。
劇場版ではジャネンバによって蘇らされた亡霊集団を倒しており、「カメラが無いからワシの活躍がTVに映らない」と軽口をたたく余裕まで見せた。
バビディに操られる前の[[スポポビッチ>スポポビッチ&ヤムー]]もサタンに一蹴されており、一般レベルの格闘家を遥かに凌駕する実力の持ち主であることは確実である。
また、天下一武道会の予選でのパンチマシン測定でも、サタンの出した137を超える数値を出した選手は&bold(){Z戦士たちを除けば一人もおらず}、
この点においても(一般人としては)非凡な能力を持っているといえる。
少なくともDBの世界においても、地球人から見ればヒーローと呼ばれるに相応しい存在なのは間違いない。
また、凄まじい生命力を持っており、セルのしっぺやトランクスのパンチで思いっきり岩山や壁に叩き付けられたというのに普通に立ち上がれた。
劇場版ではボージャックの気弾が直撃して載っていた飛行機が墜落しても生きてたり、GTでは高齢にもかかわらず&bold(){[[超サイヤ人4>超サイヤ人]]を余裕で蹂躙できる[[超一星龍>邪悪龍(DBGT)]]の本気の[[蹴り>キック(技)]]}を受けて生きていたりもした。
それ以外にも、作中で岩が直撃したり、仲間数人に下敷きにされても生きており、殺伐とした戦いの中でも視聴者に笑いと和みを提供する事を決して忘れない。
…まぁ、これはいわゆる[[ギャグ補正]]といえるだろう。だが、サタンがこういったコメディリリーフな役割を一手に引き受ける事により、戦いばかりのDB世界に安らぎを提供できているのもまごうことなき事実。
その為&bold(){防御力だけなら[[超サイヤ人4>超サイヤ人(アニメ・ゲーム等に登場する派生形態)]]レベル}と揶揄されることも。
Z戦士のような特別な修行をしたわけではなく、気を使った技はすべてトリックだと思い込んでいた。
才能がない訳ではないので、もしもちゃんと気の修行ができていたら、クリリン級の強さにはなっていたかもしれない。
というよりクリリンやヤムチャも&bold(){亀仙人という伝説レベルの武闘家に指導してもらった}ことを忘れてはいけない。
またサタンの過去は原作では明らかにされてないが、若い頃は『サタンの城』と呼ばれる格闘技の道場に通っており、ライバルの対戦相手が食中毒になるなどかなり強運の持ち主で、たちまち世界チャンピオンとして頭角を現していくことになる。そんなある日、遠征先の南の都の酒場で師範と共に桃白白に遭遇し、うっかり髪型をからかってしまったことで、師匠は殺され自身も瀕死の重傷を負うなど、結構つらい過去を持っている事が判明。それ以降正体のわからない相手や強敵と戦うことを避けるようになり、モンスター系の強敵が出場した時は体調不良を装い欠場していた。サタンの妻であるミゲルも顔が出てきてないので、サタンの過去のスピンオフを見たいというファンも少なくないのだとか。
一部ゲームでは気弾の代わりに手榴弾を、舞空術の代わりにジェットパック(カプセルコーポレーション製だろうか?)を使って戦っているほか、気弾の代わりに放物線を描いて小石を投げつけたりする。
ガード不可の技を持っていたり必殺技で魔人ブウを召喚できたりとピンポイントな長所が付与されることもあるが、基本的には各種ステータスが低く[[最弱]]キャラと位置付けられる…というか、こいつより弱いキャラがいたらさすがに問題だろう。
[[必殺技]]はみなさんご存知「[[サタンミラクルスペシャルウルトラスーパーメガトンパンチ]]」
ちなみに、現実世界での強さは作者曰く「&bold(){ボブ・サップより少し弱いくらい}」らしい。
*【声優】
アニメでの[[声優>声優(職業)]]は牛魔王や[[閻魔大王>閻魔]]でお馴染みの故・[[郷里大輔]]。
郷里亡き後に発売された[[ゲーム]]『ドラゴンボール タッグバーサス』を経て、『[[ドラゴンボール改]]』以降の作品では、[[石塚運昇]]が引き継がれた。
その石塚も急逝した後、ゲーム『ドラゴンボールZ カカロット』では[[江原正士]]が演じる事になった。
サタンの新しい声優はゲームからの初登板が目立つ。
特に初代の郷里大輔演じるミスター・サタンは、それまで同作でも巨漢や悪漢を演じることが多かった彼の中でも珍しい
「コメディリリーフ」的な善玉キャラであった。
それまでも全くそういったキャラを演じてこなかったわけではなく、名のあるキャラもいたが
普段悪役や怖いキャラのイメージが強い郷里担当キャラクターとしては、非常に珍しい個性を持っていた。
『ドラゴンボール改』の放送途中で郷里が急逝したため、同作のセル編で石塚運昇に交代することとなる。
(なお石塚はその後も江田島平八やロビンマスクなども後任で演じていたなど、多くの役を引き継いでいる)
ビーデル役の[[皆口裕子]]は、郷里が急逝した際、
自身のブログで「ミスター・サタンが郷里さんじゃないなら、私もビーデルやりたくない」といって泣いて周りを困らせたと語っている。
*【余談】
なぜか、ドラゴンボール界のアフロの格闘家には「超人的に強いのは確かだが、通用するレベルじゃないのに自信たっぷりに出てくる」というジンクスがある。
サタン
「うぐぐ、い、痛いっ…急に腹が痛みだしたぁ〜っ!
こんな項目の追記・修正なんかわけないのに、あ〜ざんねんっ!!」
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//http://nori510.com/wp-content/uploads/52d194167c66696a57695d901bf9d207.pngより引用
#center(){
&font(#800080,b){&big(){「ナンバーーーワーーーーーン!!」}}
&font(#800080,b){&big(){「セル! この砕け散った瓦を見るがいい! これが一分後の…貴様の姿だ…」}}
}
ミスター・サタンとは世界格闘チャンピオンに君臨する&font(l){一般常識的なレベルにおいては}[[最強]]の格闘家。
実力は[[Z戦士]]達に及ばないが、強い[[正義感>正義]]と英雄としての使命感を持ち合わせており、[[セル>セル(ドラゴンボール)]]や[[魔人ブウ]]を倒す為に重要な役割を果たす。
自信過剰な面があり愛娘の[[ビーデル]]から呆れられることも多いが、
子供相手にはワザと負けてあげたり、破壊と殺戮しか知らなかったブウ(善)の無垢な心をいち早く察し、善悪の基準と友情の大切さを学ぶきっかけを与える優しさも持つ。
また都市経営や企業も経営するなどまさに文武両道の人物。
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#aa(){
* *
* + うそではないです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`) E)
Y Y *
}
………OK、本題に移ろう。
ミスター・サタンは、[[漫画]]『[[ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』の登場人物。
なお、サタンというのはリングネームで、マークという本名がある。
*【概要】
初登場は[[人造人間]]編。
一発キャラかと思われたが、なんやかんやで準レギュラーとなる。
名前の由来は「[[サタン>サタン(悪魔)]]」から。
本名のマークも、「あくま」のアナグラム。
娘のビーデルも「デビル」からきており、何故か[[悪魔]]縛りで名づけられている。
海外ではやはり「サタン」という名前は[[マズい為>大人の事情]]、「ミスター・ヘラクレス」に改名されている。
なお、作者は実際一発キャラとして作ったのだが、担当にいい奴と言われて筆が乗ってきたらしい。
作者の一番のお気に入りであり、戦いばかりのドラゴンボールの物語の後半における、ギャグという清涼剤とも言える。
また、読者の人気も高く扱いやすい様で初登場後は劇場版やゲームにおいて出演する事がかなり多い。
*【劇中での活躍】
全世界にセルゲーム開催を通告したセルに対し、[[人類>ヒト(生物)]]の代表として登場。
軍隊まで投入して勝てない相手なのに格闘チャンピオン一人で何ができると思ったのか、正直不明である。
軍隊を倒したのは爆薬を使ったトリックだと思っていたらしいが、たとえ本当でも爆薬に敵うわけがないだろうに・・・
で、いざセルゲームが始まると、いの一番に名乗りを挙げるものの……
#center(){
&color(blue,b){&sizex(5){アナウンサー『ミスター・サタンのダイナマイトキックがセルに炸裂ーっ!』}}
&color(purple,b){&sizex(6){ミスター・サタン「だはははーっ!」}}
&color(green,b){&sizex(6){セル「うるさい(パンッ)」}}}
…と、全く相手にされず、[[逆水平チョップ>チョップ(プロレス技)]]一発で岩肌に叩き付けられた。
そう、[[Z戦士]]なる超人どもがひしめくこの漫画の中で、久々に登場した&bold(){普通の一般人}だった(とは言え常人よりははるかに強いのだが…)のである。
セルに弾きとばされた後も自信満々な態度は変わらず((流石にビビっていたのだが見得のためになるべく隠していた))、[[ベジータ]]様からは「バカの世界チャンピオンだ」とまで言われた。
しかし、一応チャンピオンとしてのプライドもあり、死ぬかもしれないのに「子どもが戦ってるのにチャンピオンが逃げたら笑い者」と踏みとどまったばかりか、
[[人造人間16号]]の最期の頼みを引き受け、16号の残された頭を投げて[[悟飯>孫悟飯]]覚醒のきっかけを作った。
ちなみにアニメ版では、サタンとセルが戦うこと自体が前座にすぎないのに、サタンの[[弟子>弟子(属性)]]なるオリジナルの二人が追加され、
長々と毒にも薬にもならない茶番に興じたり、無謀にもセルに挑んだり((もちろん相手にすらならなかった))と、無駄に尺稼ぎをしたため、
視聴者からは「また時間稼ぎか」と呆れられたのはいうまでもない。
後述した[[クリリン]]の台詞は、まさに&bold(){視聴者の気持ちを代弁したもの}といっても過言ではないだろう。
もっともこれに関しては、アニメが原作においつくことを危惧した苦肉の策でもあることを忘れてはならない。
その後は[[アナウンサー>天下一武道会アナウンサー]]達が戦いの余波で気絶する中で悟飯とセルの戦いを見ているだけだったが、
戦いが終わってZ戦士たちが帰ったあと、カメラが壊れ、気絶していたアナウンサーに「トリックでちんたらやってたから自分がセルをふっ飛ばした」と言い張った。
そしてアナウンサーはあっさりそれを信じた。
…まぁ、本人がそう信じるならそれでいいんだろう。
それに、Z戦士達の戦いを一般人に説明しても理解してもらえるとはとても思えないし。
セルゲームから数年後の魔人ブウ編では、セルを倒した英雄として絶大な信頼を得ており、住んでいる町を「サタンシティ」と改名までしてもらっている((ただし強盗などが跋扈しビーデルが引っ張りだこになる等治安は最悪。まあ『ドラゴンボール』は割と治安の悪い地域が多いようだが。))。
相当豪勢な暮らしをしていたが、特訓などをするシーンは全く描かれておらず、娘のビーデルにも呆れられていた。
[[天下一武闘会>天下一武道会(ドラゴンボール)]]が始まると、[[18号>人造人間18号]]に鼻の下を伸ばしたり(アニメ版)、[[トランクス>トランクス(ドラゴンボール)]]や[[悟天>孫悟天]]の強さを見てセルゲームの事を思い出し、またビビる。
子供大会の優勝特典としてトランクスと戦うが、[[パンチ>パンチ(技)]]一発でリングアウト。
しかし、得意のやせ我慢で演技をし、わざと負けたことにした。
これで騙される方も騙される方である。
また、大人の出場する本戦では、18号に八百長の取り引きを持ちかけられたおかげで優勝できた。
尚、Zでは、セルゲームを再現した映画も上映され、その映画内ではサタンが爆薬トリックを使うセルを倒している。
しばらくして魔人ブウを倒すために送り込まれるが、やっぱりビビってブウに媚を売り、ブウの身の回りの世話をはじめる。
そして、世話をしてるうちにブウの純粋な面に気付き、ブウの拾った[[子犬>犬]](後にベエと名付ける)を通じてブウとの間に友情が芽生えた。
ブウが人殺しをする理由を「[[バビディ>魔導師バビディ]]たちが楽しんでいたから」「(バビディたちは)嫌な奴らだ」といった時には「そんな嫌な奴のいう事なんてきかなくていい」と、ブウを説得するなど、
&bold(){[[戦闘民族>戦闘狂(属性)]]だらけのDB世界において、武力ではなく平和的な解決方法を行った数少ない人物}である。
残念ながらこの時はあと一歩というところで[[心無い人間>ライフル銃の男と召使い(ドラゴンボール)]]にベエが撃たれてしまいブウの悪の心が失敗して善の心と分離してしまうが、非戦闘員をカリン塔の更に上にある宮殿で匿いながらその様子を遠くから眺めていたピッコロはサタンの行動を「力はオレ達にかなわんかもしれんが、やはりお前の父は誇り高い世界チャンピオンだ…」と評価した。
また、ベエが銃で撃たれた際には、ブウよりも先に飛び出して悪漢を成敗する漢気も見せる。
この時、サタンが殴り飛ばした心無い人間に向けたセリフである「[[地球]]のゴミめ…!」は視聴者の印象に残った。
そのおかげで、ブウが悪の姿になっても手を出されず、人類を絶滅させる攻撃でも一人だけ見逃してもらえた。
それからは当てもなく放浪していたが、[[ピッコロ>ピッコロ(ドラゴンボール)]]に見つけてもらえたことで[[悟天>孫悟天]]や[[トランクス>トランクス(ドラゴンボール)]]、[[デンデ>ナメック星人]]と行動を共にする。
純粋悪の魔人ブウの攻撃によって地球を破壊される瞬間も、[[悟空>孫悟空(ドラゴンボール)]]が悟飯たちよりも近くにいたサタンとデンデを拾ったために、偶然生き延びる。
このため、&bold(){作中では[[占いババ様>占いババ(ドラゴンボール)]]と共に一度も[[死亡>死]]していない地球人}となる。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){……が、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』にてフリーザが地球を破壊してしまった為、この時に占いババ共々死亡してしまった可能性が極めて高い。&br()もっとも、ウィスが時間を戻したおかげで無かった事にはされたのだが。}}
界王神界での決戦では[[界王神>界王神/東の界王神]]らに置いてかれるが、そのおかげで純粋悪のブウから善のブウが蘇る。
そして善のブウが時間を稼いでいる間ベジータの提案で悟空が限界ギリギリまでパワーをもらった[[元気玉>元気玉(ドラゴンボール)]]を作る際、&bold(){遂に彼は決定的な行動に出る。}
この時、悟飯一行の事を知っている、かつての顔見知りの人々からはすぐに元気を貰えたが、悟空たちの事を知らない大半の地球人たちからはなかなか信じてもらえない。
それどころか、呼びかけるベジータや悟空の声を「こいつが[[バビディ>魔導師バビディ]]だ」とも、「今までのことは全部[[夢]]だった」とまで言う奴まで現れ出す始末。
ちなみに言われた通りに手を差し出した場合、気を吸われて衰弱し、死ぬことはないが体力がないと倒れたりしていたため((通常の元気玉なら微量の気を分けてもらうだけなのでこうはならないが、限界まで集めようとしていたことと手を差し出すことで協力に同意したことになるためにこうなった))、
事情も何も知らない人たちが疑心暗鬼になることは当然の話である。
万事休すか…と思われたその時だった。
#center(){
&color(purple,b){&sizex(6){きっ きさまらいいかげんにしろ――――――――――っ!!!}}
&color(purple,b){&sizex(5){さっさと協力しないか―――――――――――――!!!}}
&color(purple,b){&sizex(7){このミスター・サタン様の頼みも聞けんというのか――――――――――――!!!}}
&color(purple,b){&sizex(6){オレが魔人ブウを倒してやるから&br()おまえたちもはやく力を貸さんかっ!!!}}}
余りのふがいなさにサタンはブチ切れ、地球人すべてに一喝。
悟空やベジータを知らない人々にとって、&bold(){「セルを倒した大英雄であるミスター・サタンが戦ってくれている」}ことは何よりも心強い事実だったのだ。
サタンの一喝で地球人たちは目が覚め、元気玉のパワーを悟空に送る事に見事に成功。
さらに、元気玉が完成すると負傷したベジータを危険区域から運びだし、勝利に大きく貢献した。
#center(){
&color(red){&bold(){サタンがいなければこの勝利はあり得なかったのだ。}}
&color(red,b){&sizex(4){直接戦ってこそはいないとはいえ、&sizex(5){本当に}世界の救世主となったのである。}}
&color(red){&sizex(4){その勇気ある行動は&bold(){&sizex(5){悟空とピッコロからも救世主と認められた。}}}}
悟空&bold(){「&color(orange){やるじゃねぇかサタン!!! おめぇほんとに世界の、救世主かもな!!!}」}
ピッコロ&bold(){「&color(green){ふふふふ…!! 負けた、お前には負けたぞミスター・サタン!! はははははは!!!}」}((尚、このセリフは漫画版にはなくアニメ版で聞ける。あのピッコロが快活に笑うほどに、そしてこれほどはっきりと負けを認めた人物は後にも先にもサタンのみ。ピッコロは神様と同化している事、そしてかつて神様はドラゴンボールの廃棄を検討するほど下界の人間の欲深さに失望していた事を考えれば、一般人であるはずのサタンが見せた人間力は神が負けを認めるには十分なものと言えるだろう。))
}
このシーンでサタンを見直した読者・視聴者は数えきれないほどいただろう。
大した力を持たない一般人が、ハッタリと人徳で世界を救う姿は、あるいはドラゴンボールの路線―――少数の選ばれた人間が戦いだけで問題を解決する展開―――に飽きていた作者自身の心が投影されていたのかもしれない。
そしてブウが消えた後は
#center(){
&color(purple,b){&sizex(5){地球の諸君!!!&br()格闘技世界チャンピオンのミスター・サタンだ‼‼‼&br()諸君の協力もあって恐ろしい魔人ブウはたった今死んだ!!!}}
&color(purple,b){&sizex(6){もう安心だ!!!}}
&color(purple,b){&sizex(7){恐怖から解放されたのだーっ!!!}}}
意地の悪い見方をすれば、手柄を横取りしたとも取れるかもしれない。
しかし人々が何より待ち望んだ&bold(){「魔人ブウの恐怖からの解放」}を行ったのもまたサタンであった。
「諸君の協力もあって」とさりげないながらも的確な一言で力をくれた人々への礼も欠かしていない。
なにより、人々に本当のことを言っても信じてもらえないのは明白なので、これでよかったのだろう。
元々悟空達も表立ってブウが倒された事を公表するつもりはなかったと思われるので((悟空達が作中で巨悪と戦って、その事後報告をしたのは[[ピッコロ大魔王]]編くらいである。この時も「正義の味方」としか伝えられていない。))、誰一人としてサタンの発言を非難したりはしていない。&font(l){ビーデルは恥ずかしがってたけど}
と言うかそもそも宣言の内容は「ミスター・サタンが魔人ブウの死亡を報告した」だけであり、&bold(){サタンは一言も「自分が倒した」とは言っていない}訳で……。
純粋悪のブウとの決戦後は、善の心が残ったブウを&bold(){サタンの一番弟子「ミスター・ブウ」}として扱い、自宅で一緒に暮らしている。
後にドラゴンボールを使って暴威をふるったブウの記憶は関係者以外の人々から[[消され>記憶操作]]、世間の人には「ミスター・サタンが邪悪な何者かから地球を救った」という記憶だけが残った状態になっている。
お世辞にも高い知能がある訳ではないブウも、「サタンがやられたら皆が悲しむ」ことを理解していた。
後に娘のビーデルと悟空の息子・悟飯が結婚したため、孫家とは親戚関係になり、悟飯とは義理の親子となった。
ドラゴンボールによって地球人の記憶からブウの恐怖を消し去った後は、二人でつるんで天下一武道会で八百長をしている。
ちなみに、自慢のアフロはすっかり後退してしまった。
*【人物】
エイジ736年生まれ。&bold(){年齢はクリリンと同い年}で、悟空より一つ年上。
口が達者でかなりのお調子者の目立ちたがり屋、強い者には媚び、弱い者には調子づく。
こう書いてしまうと典型的な小悪党であるが、100%正しいとしか言いようがないんだから辛い。
実際、登場直後に悟空陣営からは、
-[[亀仙人]]「あいつは殺されてもいいかもしれん…」
-クリリン「いまオレちょっとセルを応援しちゃったぜ…」
-ピッコロ「ちっ、生きていたか……さすがのセルもあんなのを殺すのは嫌だったようだな」
-ベジータ「(驚愕の表情で)あの状況でまだ実力の差が理解できていないのか? ''バカの世界チャンピオンだ。''」
と、総スカン状態であった。
しかし正義感は人一倍あり、[[銃>狙撃銃]]を持った相手にもひるまずに立ち向かったこともある他、
善のブウが純粋悪のブウにやられそうになれば、助けるために殴りに行った事もある(もちろん相手にすらならなかったが)。
その後、悟空が元気玉を放つ時には戦闘不能になったベジータが巻き添えにならないように抱えて運んだ。
最初は下心から始まった物とはいえ、ブウとの間に結ばれた友情は本物であり、
ブウが悪の化身と化し、更に最愛の娘であるビーデルを殺害した事を知った後ですら、最後の切り札として持っていた[[拳銃]]を向けることはためらっており、
地球を破壊しようとしたブウに対してついに発砲した際には、同時に悟空が気円斬でブウの身体を切断したために自分がブウを殺してしまったと勘違いし、
やむを得なかったこととはいえ、心の底から悔やみ謝罪している。
また善のブウがベジータに殺されそうになったときも見逃してくれるよう嘆願し、ベジータに脅されてもブウを助けようとした。
アニメ版ではブウを騙して撮ったブウを倒したように見える写真を「ブウの純粋な心に付け込んであざといことをしてしまった」と後悔し「こんなもの…!!」と破り捨てたこともある((皮肉にも、私利私欲のためにブウにつけ込んだことはバビディも同様であったが、こういった心情を持っていたことがバビディとサタンの差ともいえる))。
ブウと仲良くなったり地球人に声を届けた事から、ピッコロや悟空からは認められ、一目置かれている。
[[GT>ドラゴンボールGT]]でブウが[[死んだ>死]](実質同化だが)際は誰よりも悲しんでいた。
そのせいか一種のスランプに陥り引退を考える程である。
作中では娘のビーデル以外に家族はいない。
妻・ミゲル((余談ながら、「ミゲル」という名前は基本的に男性名である。女性名は「ミカエラ」や「ミゲラ」。またミカエラは大天使ミカエルに由来する。))は劇中では既に亡くなっており、娘や孫には非常に甘い。
ビーデル曰く「女の人としょっちゅう遊んでる」と言われていたが、それでも再婚しなかった辺りは、亡くなった奥さんを深く愛している模様。
悟飯とビーデルの結婚記念に大きな新居をプレゼントするなど、義理の息子である悟飯との仲もとてもいいようである。
まあグレートサイヤマンやってるとはいえ、超インテリで人格も良いし、真面目な好青年なので非の打ち所は無いだろう。
また、劇場版ではジャガー・バッダと言う名の従兄弟がいる。
莫大なファイトマネーが得られるためか、[[カプセルコーポレーション>ブルマ(ドラゴンボール)]]程ではないにしろかなりの[[大金持ち>金持ちキャラ]]。
『[[帰ってきた孫悟空と仲間たち>ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!]]』ではホテルを経営している等、実業家としても成功している。
そのせいで姻戚になった悟空からはちょっとたかられている節もあるが、何だかんだで悟空との仲も良い((悟空の方も[[実の兄貴がろくでもないヤツ>ラディッツ]]だっただけに、「(戦闘面以外では)頼りになる親族」が出来たのは嬉しかったのかもしれない。))。
ただ、18号に要求された八百長の金は支払っておらず、その後の映画『超戦士撃破!勝つのはオレだ!』ではなんやかんやあって1億ゼニーにまで膨れ上がった。
『[[ドラゴンボール超]]』の第一話では世界平和賞を受賞した際の賞金1億ゼニーを「本来は悟空達が貰うべきだから」と孫一家にプレゼントしており((とよたろう作画の漫画版のコミックスでは、ベジータに半分を渡そうとして「要らん、腐るほどある」と突き返される一枚絵が挿入されている。))、
悟空はそのおかげで農業を続けながらもある程度修行に専念できている為、地球防衛にスポンサーとして貢献しているともいえるし、
ここで自分の懐に入れない(入れられない)性格もサタンの人柄を良く表している。
少々コスいところもあるが、格闘技世界チャンピオンにふさわしい人物であることは間違いない。
Z戦士や人外を相手にしなければ無敗の実力者であるし、ファンに対してのサービスは欠かさない姿勢もチャンピオンとして評価されるべき点である。
セコイ手法を使うことはあっても、見方を変えればチャンピオンとしての矜持があるからこそ逃げずに打てる手は打つという姿勢の表れである。
前述の16号の頼みの際はアナウンサーすら「サタンは人間の世界チャンピオンなんだ」と暗にサタンも敵わない相手であることを認めていたにもかかわらず敢行しているし、
アナウンサー達が気絶してしまった後も常人には理解できない戦闘を最後まで見届けている。
この時、16号の頼みをアナウンサーが「化物の頼みなんか聞けるか!」と罵ったのを「バカモン!! チャンピオンは誰に対してもチャンピオンだ!!」と一喝しており、彼のチャンピオンに対する自負がうかがえる。
魔人ブウ戦の時も、Z戦士という自分より遥かに強い相手の存在を知っているのだから((だからこそ天下一武道会で悟天とトランクスの戦いを見た際にびびっている、かつてのサタンならトリックと一蹴していたであろう))、
命を懸けてまで世界チャンピオンの矜持のために魔人ブウに接触する必要はなく、彼らに任せてしまって自分は雲隠れしてしまっても良かったはずである。
にも拘わらず、ブウに対して恐怖を覚えつつも自分の可能な限りの手段は実行した上で経緯はどうあれ最終的にブウを説得し、和解することに成功している。
本編中の強さや扱いはどうであれ、彼は自分自身が地球の人たちにとって最後の希望であることを誰よりも理解しているのだ。
時に仮病を使って引き延ばしをすることはあっても、決して「敵わない」とは言わない。
「病気さえ治れば戦える」という希望があればこそ、地球の人たちは[[絶望]]せずに済むのである。
劇場版でも異常事態に対して命の危険にさらされながらも無事に生還しているし、[[バイオブロリー]]の[[弱点]]を(偶然だが)発見するキッカケを作ったり、[[ジャネンバ]]によって[[死者が蘇った>死者蘇生]]際は[[亡霊>幽霊]]を退治する等それなりに活躍はしていた。
&bold(){周囲の人間の評価や扱いを考えると(強さはともかくとして)カリスマや精神に関しては間違いなく世界チャンピオンである。}
あのピッコロをして&bold(){「力はオレたちにかなわんかもしれんが、やはりお前の父は誇り高い世界チャンピオンだ」}と言わしめた人格は伊達ではない。
悟空や悟飯達にとっても自分達が一般人として暮らしにくくなる面倒な名誉や手柄をサタンが引き受けてくれているという点で持ちつ持たれつと言える。
コラボ漫画[[CROSS EPOCH]]ではごく普通の男だったが、ある日突然[[王様>王]]になった。
&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){ドラゴンボールで願いを叶えてもらったおかげだが…}}
*【[[戦闘能力>戦闘力(ドラゴンボール)]]】
一応世界チャンピオンだが、悟空達のように超常的な力を持っているわけではない。
同じ地球人であっても、クリリンや[[ヤムチャ>ヤムチャ(ドラゴンボール)]]よりも実力は遥かに劣る。
魔人ブウ編では天下一武道会の司会者が武道会全体のレベルの低下を嘆いていたことと、作中の描写から、
彼自身も[[ナム>ナム(ドラゴンボール)]]や[[チャパ王>チャパ王(ドラゴンボール)]]といった無印時代の本選出場者達よりも弱い可能性がかなり高い。
瓦割りが得意だが、記録は&bold(){15枚中14枚}と何故かいつも最後の1枚が割れない。
ただ、瓦を割る手刀が一番下まで瓦を切断しているので((普通の瓦割りは衝撃で割るだけ))、ある意味枚数以上には凄い。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){もっとも、悟空は幼少時に指一本でレンガ3枚割っているけどね…}}
しかし、格闘技の世界チャンピオンであり、&bold(){普通の人間にしては}かなり強い方である。
[[アニメオリジナルエピソード]]でテレビ番組に出演した際は、大型バスを引っ張る、電話帳を引き裂くといった怪力を披露。
ベエを撃った悪人に逆上した時は、不意打ちも使ったとはいえ、[[機関銃]]やライフルで武装した二人組を一方的に叩きのめしている。
劇場版ではジャネンバによって蘇らされた亡霊集団を倒しており、「カメラが無いからワシの活躍がTVに映らない」と軽口をたたく余裕まで見せた。
バビディに操られる前の[[スポポビッチ>スポポビッチ&ヤムー]]もサタンに一蹴されており、一般レベルの格闘家を遥かに凌駕する実力の持ち主であることは確実である。
また、天下一武道会の予選でのパンチマシン測定でも、サタンの出した137を超える数値を出した選手は&bold(){Z戦士たちを除けば一人もおらず}、
この点においても(一般人としては)非凡な能力を持っているといえる。
少なくともDBの世界においても、地球人から見ればヒーローと呼ばれるに相応しい存在なのは間違いない。
また、凄まじい生命力を持っており、セルのしっぺやトランクスのパンチで思いっきり岩山や壁に叩き付けられたというのに普通に立ち上がれた。
劇場版ではボージャックの気弾が直撃して載っていた飛行機が墜落しても生きてたり、GTでは高齢にもかかわらず&bold(){[[超サイヤ人4>超サイヤ人]]を余裕で蹂躙できる[[超一星龍>邪悪龍(DBGT)]]の本気の[[蹴り>キック(技)]]}を受けて生きていたりもした。
それ以外にも、作中で岩が直撃したり、仲間数人に下敷きにされても生きており、殺伐とした戦いの中でも視聴者に笑いと和みを提供する事を決して忘れない。
…まぁ、これはいわゆる[[ギャグ補正]]といえるだろう。だが、サタンがこういったコメディリリーフな役割を一手に引き受ける事により、戦いばかりのDB世界に安らぎを提供できているのもまごうことなき事実。
その為&bold(){防御力だけなら[[超サイヤ人4>超サイヤ人(アニメ・ゲーム等に登場する派生形態)]]レベル}と揶揄されることも。
Z戦士のような特別な修行をしたわけではなく、気を使った技はすべてトリックだと思い込んでいた。
才能がない訳ではないので、もしもちゃんと気の修行ができていたら、クリリン級の強さにはなっていたかもしれない。
というよりクリリンやヤムチャも&bold(){亀仙人という伝説レベルの武闘家に指導してもらった}ことを忘れてはいけない。
またサタンの過去は原作では明らかにされてないが、若い頃は『サタンの城』と呼ばれる格闘技の道場に通っており、ライバルの対戦相手が食中毒になるなどかなり強運の持ち主で、たちまち世界チャンピオンとして頭角を現していくことになる。そんなある日、遠征先の南の都の酒場で師範と共に桃白白に遭遇し、うっかり髪型をからかってしまったことで、師匠は殺され自身も瀕死の重傷を負うなど、結構つらい過去を持っている事が判明。それ以降正体のわからない相手や強敵と戦うことを避けるようになり、モンスター系の強敵が出場した時は体調不良を装い欠場していた。サタンの妻であるミゲルも顔が出てきてないので、サタンの過去のスピンオフを見たいというファンも少なくないのだとか。
一部ゲームでは気弾の代わりに手榴弾を、舞空術の代わりにジェットパック(カプセルコーポレーション製だろうか?)を使って戦っているほか、気弾の代わりに放物線を描いて小石を投げつけたりする。
ガード不可の技を持っていたり必殺技で魔人ブウを召喚できたりとピンポイントな長所が付与されることもあるが、基本的には各種ステータスが低く[[最弱]]キャラと位置付けられる…というか、こいつより弱いキャラがいたらさすがに問題だろう。
[[必殺技]]はみなさんご存知「[[サタンミラクルスペシャルウルトラスーパーメガトンパンチ]]」
ちなみに、現実世界での強さは作者曰く「&bold(){ボブ・サップより少し弱いくらい}」らしい。
*【声優】
アニメでの[[声優>声優(職業)]]は牛魔王や[[閻魔大王>閻魔]]でお馴染みの故・[[郷里大輔]]。
郷里亡き後に発売された[[ゲーム]]『ドラゴンボール タッグバーサス』を経て、『[[ドラゴンボール改]]』以降の作品では、[[石塚運昇]]が引き継がれた。
その石塚も急逝した後、ゲーム『ドラゴンボールZ カカロット』では[[江原正士]]が演じる事になった。
サタンの新しい声優はゲームからの初登板が目立つ。
特に初代の郷里大輔演じるミスター・サタンは、それまで同作でも巨漢や悪漢を演じることが多かった彼の中でも珍しい
「コメディリリーフ」的な善玉キャラであった。
それまでも全くそういったキャラを演じてこなかったわけではなく、名のあるキャラもいたが
普段悪役や怖いキャラのイメージが強い郷里担当キャラクターとしては、非常に珍しい個性を持っていた。
『ドラゴンボール改』の放送途中で郷里が急逝したため、同作のセル編で石塚運昇に交代することとなる。
(なお石塚はその後も江田島平八やロビンマスクなども後任で演じていたなど、多くの役を引き継いでいる)
ビーデル役の[[皆口裕子]]は、郷里が急逝した際、
自身のブログで「ミスター・サタンが郷里さんじゃないなら、私もビーデルやりたくない」といって泣いて周りを困らせたと語っている。
*【余談】
なぜか、ドラゴンボール界のアフロの格闘家には「超人的に強いのは確かだが、通用するレベルじゃないのに自信たっぷりに出てくる」というジンクスがある。
サタン
「うぐぐ、い、痛いっ…急に腹が痛みだしたぁ〜っ!
こんな項目の追記・修正なんかわけないのに、あ〜ざんねんっ!!」
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