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&font(#6495ED){登録日}：2012/04/23(月) 18:58:27
&font(#6495ED){更新日}：&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}：約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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今やオタクにとって馴染みの深い[[エロゲー>18禁アダルトゲーム]]。
様々なブランドから[[純愛]]、陵辱、抜きゲーや[[泣きゲー]]など、様々なジャンルのエロゲーが生み出されている。
実は、エロゲーを最初に出したのは光栄マイコンシステム。
…つまり現在で言うところの無双シリーズや信長の野望、ネオロマンスシリーズでお馴染みのコーエーテクモゲームスである（以下：光栄）。
光栄だけでなく、エニックス（現：スクウェア・エニックス・ホールディングス）などの有名メーカーが
マイコン（当時のパソコンの呼び名。PC-8801、PC-9801など）向けのエロゲーを発売していた。
ここでは一部ではあるが、エロゲーの歴史の礎となるマイコンエロゲーについて紹介する。
☆ナイトライフ（光栄）
日本初のアダルトソフト。
ゲームというよりは夜の生活をサポートするツールに近い。
「安全日の計算」、「最適な体位の算出」など結構実用的に作られている。
体位は画像で見ることが可能だが、かなりシュール。
☆団地妻の誘惑（同上）
セールスマンとなって、団地に住む女性にコンドームを実演販売する。
最初にパラメータをスロットで決めることができ、
体力や知性、精力やシンボルの角度まで決めることが可能。
エロゲーなのでもちろん本番もあるのだが、
&color(red){「パソリンカット」}とかいう所謂黒消しで足の部分しか見えない…。
☆オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか？（同上）
タイトルの元ネタは小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」
ダッチワイフメーカーから盗まれたダッチワイフを回収しつつ、
警官に見つからないように出会った女性を…というゲーム。
本番はあるが、当たり前のように&color(red){「パソリンカット」}されている。
本作と「団地妻」は「ストロベリーポルノシリーズ」として発売されていた。
☆マリちゃん危機一髪（エニックス）
マリちゃんの恋人となって、様々な死の危機からマリちゃんを守るゲーム。
マリちゃんは終始謎のポーズをとっている。
そして敵にナイフを向けられても笑っている。&color(red){危機一髪の顔じゃない。}
ジャンケンに勝っていけばマリちゃんは助かり、
ステージクリアごとに一枚ずつ脱いでくれる（上記の謎のポーズはとったまま）。
……しかし、ジャンケンで命を懸けた戦いを繰り広げられるマリちゃんは結構不幸な気がする。
☆女子寮パニック（同上）
厳格な女子寮に忍び込み、彼女の「ロムちゃん」を連れ出すゲーム。
女子寮の部屋に入りロムちゃんを探しながら、
ガードマンや犬などの妨害をくぐり抜ける必要がある。
部屋に入るとロムちゃん以外にもかわいい女の子が出てきたりするが、外れもあり。
外れの中には「オカマ」もいる。
&color(purple){…オカマは女子寮にいていいのだろうか？}
☆[[ロリータ・シンドローム]]（同上）
メゾンロリータというアパートの住人達とイチャイチャするゲーム……と思いきや、
ドアの向こうは狂気に満ちあふれている。
&color(red){・手術台に寝かされている少女に迫る電動ノコギリを阻止する}
&color(red){・張り付けにされた少女に刺さらない様にナイフ投げをする}
ここアパートだよね？
失敗したときの表現が結構グロい。
ある意味リョナの元祖と言える作品かもしれない。
☆マイ・ロリータ（光栄）
「ロリータ・シンドローム」と同じ作者のゲーム。
所謂「お医者さんごっこ」ゲームなのだが、
前作以上に狂気に満たされ…というか狂気しかない。
&color(red){・少女のクローン人間を作る為に卵子を摘出する}
&color(red){・便秘の少女に浣腸をする}
その病気っぷりに前作の発売元のエニックスが発売を拒否したレベル。
&bold(){&color(red){コーエーはよく許可したな}}
当時のゲーム紹介雑誌に&color(purple){「病気度120％」}とか、
ソフトパッケージにも&color(purple){「病気のソフト」}とか書かれている。
☆女子大生プライベート（日本ファルコム）
15パズルタイプの絵合わせゲーム。
ファルコムにとって最初で最後のエロゲー。
なお、これらのゲームはメーカーにとってほぼ全てが黒歴史となっている。
光栄を例に取れば、歴史ゲームを出している堅いイメージや[[乙女ゲーム]]を出しているロマンティックなイメージがあるのに
&color(red){「昔&bold(){エロゲー}を出してました」}なんて言えるわけがないのだろう…
（女子大生プライベートでさえファルコムの30周年記念本「Falcom Chronicle」に記載されていない）
光栄のシブサワ・コウこと襟川社長いわく、
「新ジャンルにどんどん挑戦していこうということで、ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームやアクションゲームなど、シミュレーション以外の作品もいろいろ作っていたんです。そのひとつとして艶笑落語的といいますか、大人のちょっとした楽しみがゲームになるようなものを作ってみようかなと。ほかの会社はそういうものをあまり作っていなかったですから。でも、ちょうど会社が急成長している時期で、そういうソフトを出していると上場審査で問題になる恐れがあると、中止したほうがいいというアドバイスをいただきまして、そこで止めました。」とのこと。
ツイキ シュウセイ オネガイシマス
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}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- そういえばエロではないがＡＶＧでスクウェアから「アルファ」というゲームがあったがある失敗をすると主人公の少女が鎖に繋がれた状態で一糸纏わぬヌードにされて尋問されるという場面が（開放された少女が泣いているのがまた・・・） -- 名無しさん (2014-10-31 22:08:57)
- 光栄ゲーム用語事典にはナイトライフとかの項目もあったなあ。まあもう30年近く前の本だが -- 名無しさん (2017-04-27 14:29:09)
- スクエニの前身のエニックスとかコーエーとかファルコムとかエロゲー出してたってのがなかなかのおもしろ&衝撃ポイント。黒歴史化もまあしゃーない -- 名無しさん (2019-08-30 16:00:44)
- スクエニといえば、昔、『TOKYOナンパSTREET』というナンパＳＬＧがあってのう。 -- 名無しさん (2019-08-30 16:53:22)
- エロゲーを作る程にどのメーカーも経営とか色々苦労しまくってたのだろうか・・・？ -- 名無しさん (2019-08-30 18:12:13)
- ↑従兄弟から聞いたのだが、ひどいものになると、そのゲームが失敗すると、社員全員で漁船に乗り込むこともあるらしい。真偽はわからんが。 -- 名無しさん (2019-08-30 18:56:42)
#comment
#areaedit(end)
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今やオタクにとって馴染みの深い[[エロゲー>18禁アダルトゲーム]]。
様々なブランドから[[純愛]]、陵辱、抜きゲーや[[泣きゲー]]など、様々なジャンルのエロゲーが生み出されている。
実は、エロゲーを最初に出したのは光栄マイコンシステム。
…つまり現在で言うところの無双シリーズや信長の野望、ネオロマンスシリーズでお馴染みのコーエーテクモゲームスである（以下：光栄）。
光栄だけでなく、エニックス（現：スクウェア・エニックス・ホールディングス）などの有名メーカーが
マイコン（当時のパソコンの呼び名。PC-8801、PC-9801など）向けのエロゲーを発売していた。
ここでは一部ではあるが、エロゲーの歴史の礎となるマイコンエロゲーについて紹介する。
☆ナイトライフ（光栄）
日本初のアダルトソフト。
ゲームというよりは夜の生活をサポートするツールに近い。
「安全日の計算」、「最適な体位の算出」など結構実用的に作られている。
体位は画像で見ることが可能だが、かなりシュール。
☆団地妻の誘惑（同上）
セールスマンとなって、団地に住む女性にコンドームを実演販売する。
最初にパラメータをスロットで決めることができ、
体力や知性、精力やシンボルの角度まで決めることが可能。
エロゲーなのでもちろん本番もあるのだが、
&color(red){「パソリンカット」}とかいう所謂黒消しで足の部分しか見えない…。
☆オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか？（同上）
タイトルの元ネタは小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」
ダッチワイフメーカーから盗まれたダッチワイフを回収しつつ、
警官に見つからないように出会った女性を…というゲーム。
本番はあるが、当たり前のように&color(red){「パソリンカット」}されている。
本作と「団地妻」は「ストロベリーポルノシリーズ」として発売されていた。
☆マリちゃん危機一髪（エニックス）
マリちゃんの恋人となって、様々な死の危機からマリちゃんを守るゲーム。
マリちゃんは終始謎のポーズをとっている。
そして敵にナイフを向けられても笑っている。&color(red){危機一髪の顔じゃない。}
ジャンケンに勝っていけばマリちゃんは助かり、
ステージクリアごとに一枚ずつ脱いでくれる（上記の謎のポーズはとったまま）。
……しかし、ジャンケンで命を懸けた戦いを繰り広げられるマリちゃんは結構不幸な気がする。
☆女子寮パニック（同上）
厳格な女子寮に忍び込み、彼女の「ロムちゃん」を連れ出すゲーム。
女子寮の部屋に入りロムちゃんを探しながら、
ガードマンや犬などの妨害をくぐり抜ける必要がある。
部屋に入るとロムちゃん以外にもかわいい女の子が出てきたりするが、外れもあり。
外れの中には「オカマ」もいる。
&color(purple){…オカマは女子寮にいていいのだろうか？}
☆[[ロリータ・シンドローム]]（同上）
メゾンロリータというアパートの住人達とイチャイチャするゲーム……と思いきや、
ドアの向こうは狂気に満ちあふれている。
&color(red){・手術台に寝かされている少女に迫る電動ノコギリを阻止する}
&color(red){・張り付けにされた少女に刺さらない様にナイフ投げをする}
ここアパートだよね？
失敗したときの表現が結構グロい。
ある意味リョナの元祖と言える作品かもしれない。
☆マイ・ロリータ（光栄）
「ロリータ・シンドローム」と同じ作者のゲーム。
所謂「お医者さんごっこ」ゲームなのだが、
前作以上に狂気に満たされ…というか狂気しかない。
&color(red){・少女のクローン人間を作る為に卵子を摘出する}
&color(red){・便秘の少女に浣腸をする}
その病気っぷりに前作の発売元のエニックスが発売を拒否したレベル。
&bold(){&color(red){コーエーはよく許可したな}}
当時のゲーム紹介雑誌に&color(purple){「病気度120％」}とか、
ソフトパッケージにも&color(purple){「病気のソフト」}とか書かれている。
☆女子大生プライベート（日本ファルコム）
15パズルタイプの絵合わせゲーム。
ファルコムにとって最初で最後のエロゲー。
なお、これらのゲームはメーカーにとってほぼ全てが黒歴史となっている。
光栄を例に取れば、歴史ゲームを出している堅いイメージや[[乙女ゲーム]]を出しているロマンティックなイメージがあるのに
&color(red){「昔&bold(){エロゲー}を出してました」}なんて言えるわけがないのだろう…
（女子大生プライベートでさえファルコムの30周年記念本「Falcom Chronicle」に記載されていない）
光栄のシブサワ・コウこと襟川社長いわく、
「新ジャンルにどんどん挑戦していこうということで、ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームやアクションゲームなど、シミュレーション以外の作品もいろいろ作っていたんです。そのひとつとして艶笑落語的といいますか、大人のちょっとした楽しみがゲームになるようなものを作ってみようかなと。ほかの会社はそういうものをあまり作っていなかったですから。でも、ちょうど会社が急成長している時期で、そういうソフトを出していると上場審査で問題になる恐れがあると、中止したほうがいいというアドバイスをいただきまして、そこで止めました。」とのこと。
ツイキ シュウセイ オネガイシマス
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- そういえばエロではないがＡＶＧでスクウェアから「アルファ」というゲームがあったがある失敗をすると主人公の少女が鎖に繋がれた状態で一糸纏わぬヌードにされて尋問されるという場面が（開放された少女が泣いているのがまた・・・） -- 名無しさん (2014-10-31 22:08:57)
- 光栄ゲーム用語事典にはナイトライフとかの項目もあったなあ。まあもう30年近く前の本だが -- 名無しさん (2017-04-27 14:29:09)
- スクエニの前身のエニックスとかコーエーとかファルコムとかエロゲー出してたってのがなかなかのおもしろ&衝撃ポイント。黒歴史化もまあしゃーない -- 名無しさん (2019-08-30 16:00:44)
- スクエニといえば、昔、『TOKYOナンパSTREET』というナンパＳＬＧがあってのう。 -- 名無しさん (2019-08-30 16:53:22)
- エロゲーを作る程にどのメーカーも経営とか色々苦労しまくってたのだろうか・・・？ -- 名無しさん (2019-08-30 18:12:13)
- ↑従兄弟から聞いたのだが、ひどいものになると、そのゲームが失敗すると、社員全員で漁船に乗り込むこともあるらしい。真偽はわからんが。 -- 名無しさん (2019-08-30 18:56:42)
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