グレミィ・トゥミュー(グエナエル・リー)

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&font(#6495ED){登録日}:2014/09/06 Sat 13:10:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(pink){ざざっ ざぁ ざぁ ざー ー ーっ} &color(pink){わしを殴ったように見えたか? できんよ そんなことは絶対にできん} &color(pink){わしは「V」} &color(pink){“&ruby(バニシング・ポイント){消尽点}“のグエナエル} &color(pink){わしの存在はお前達の 視界からも意識からも 完全に消えて 無くなる}} &underdot(#c0c0c0,2px){&sizex(4){&color(pink){“ V ” グエナエル・リー        }}} &sizex(3){&font(#a9a9a9){Guenael Lee}} &font(#7fbfff){[職業]滅却師} &font(#7fbfff){[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」}  &font(#99ddff){[聖文字]“ V ”}  &font(#99ddff){[能 力]VANISHING POINT ― &ruby(バニシング・ポイント){消尽点} ―}   &font(#99ddff){― 自分の存在を相手に認知させなくする}  &font(#99ddff){[完聖体]神の??????}  &font(#99ddff){[CV]宮澤正} 漫画『[[BLEACH]]』の登場人物。 *&font(#4169e1){†} 概要 ---- 最終章「千年血戦篇」における敵対組織『見えざる帝国』に所属する[[滅却師>滅却師(BLEACH)]]であり、[[星十字騎士団>星十字騎士団(BLEACH)]]の一員と思われる。 [[ユーハバッハ]]から賜ったと思しき聖文字は“V”で、能力名は「&ruby(バニシング・ポイント){消尽点}」。 「なんで能力名の頭に「The」が付いてねえの?」と思われる方もいるかもしれないが、その疑問はひとまず置いてほしい。 外見はピンク色の髪を独特なアフロヘアで纏めており 頭に丸い飾りを4つ付け眼鏡をかけた小柄な白髪の老人。 [[やちる>草鹿やちる]]と勇音が傷付いた拳西とローズを介抱している部屋に突如現れ、やちると交戦した。 *&font(#4169e1){†} 戦闘能力 ---- #center(){&bold(){&color(pink){&ruby(シュテルンリッター){星十字騎士団}「&ruby(ブイ){V}」 わしは「&ruby(バニシング・ポイント){消尽点}」のグエナエル・リー}} &bold(){&color(pink){お前達は このわしの存在を}} &bold(){&color(pink){見ることも 感じることも そして}} &bold(){&color(pink){記憶することもできん}}} **&font(#b369d3){◇─ &ruby(バニシング・ポイント){消尽点}} 聖文字“V”の能力。 視界からも意識からも、さらに記憶からも消えてなくなるという能力を持つ。 この能力には3つのバージョンがある。 ・&bold(){バージョン1} 自身の姿だけを消す。 このバージョンでは姿を視認できなくなるだけで、グエナエルの存在自体は消えているわけではない。 よって攻撃はこのバージョンで行う。 ・&bold(){バージョン2} 自身の存在すらも消す。 主に攻撃後に敵からのカウンターを回避したり距離を取ったりするために使用する。 相手が反撃してもグエナエルはもうそこには“存在“しないため、相手には残像を“殴った“という錯覚のみが残る。 ・&bold(){バージョン3} 自身の存在を意識の中からも消す。 つまり相手の記憶からグエナエルという存在そのものが消える。 彼はバージョン1と2を交互に使いヒット&アウェイで戦うが、対応され始めるとバージョン3も交えて戦っていた。 **技 &font(#b369d3){◇─ &ruby(バニシング・スライダー){消尽滑体}} 自分の存在を消すのではなく、わずかに後ろにずらす事だけに全霊圧を集中。 これにより、あらゆる反応速度を越えた速度で攻撃をかわすことが出来る。 &font(#4169e1){†} 活躍 ---- やちると勇音が拳西とローズを介抱している部屋を襲撃。 相手に認識されなくなり、どこに居るかのみならず敵か味方かの判断すら不可能にさせる能力で交戦したやちるを翻弄する。 当初は優勢であったものの「なんかザワッとした」らしく判断でも反応でも無く本能による反射でグエナエルを攻撃するようになったやちるの反撃を受けて取り乱す。 気を取り直したグエナエルは、やちるの更なる攻撃を今度こそ完全にかわしたと確信するが、やちるは始解『三歩剣獣』を解放しており、これは相手の動きの誤差を許容して攻撃する能力であり残像に攻撃しても本体を攻撃出来てしまうため、回避したつもりでも斬られてしまっていた。 今度はグエナエルを真っ二つにするつもりで斬りかかったやちるに対して、彼は『消尽滑体』を使いかろうじて真っ二つにされることは免れたのだが… 追記・修正は存在感のある方にお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更 )&link_copy(text=項目コピー ) &link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){ごめんね}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){君が誰だか知らないけど}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){もう君の未来を想像できない}}} 何とグエナエル・リーの正体は“空想の産物“だったのだ。すなわちグエナエルは星十字騎士団の一員ではなかった。 グエナエルの能力名の頭に「The」が付いていなかったのはこれの伏線だったと思われる。 そして彼を創り出したのはグレミィ・トゥミュー。フードを被り、ポケットに常に手を入れている金髪の少年である。 このグレミィ・トゥミューこそが真の『見えざる帝国』に所属する滅却師であり、星十字騎士団の真の一員である。 まず彼は、自分が見切りを付けられたことに激怒して襲いかかってきたグエナエルを消滅させた後、 治療中の拳西とローズを死亡させ、更に攻撃してきたやちるの骨を全て脆いクッキーに変えてしまったのだった。 &underdot(#c0c0c0,2px){&sizex(6){&color(#FFCB05){“ V ” グレミィ・トゥミュー        }}} &sizex(3){&font(#a9a9a9){Gremmy Thoumeaux}} &font(#7fbfff){[職業]滅却師} &font(#7fbfff){[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」}  &font(#99ddff){[誕生日]6月30日(かに座)}  &font(#99ddff){[身長]155cm}  &font(#99ddff){[聖文字]“ V ”}  &font(#99ddff){[能 力]The Visionary ― &ruby(ザ・ヴィジョナリィ){夢想家} ―}   &font(#99ddff){― 想像を現実にする}  &font(#99ddff){[完聖体]神の??????}  &font(#99ddff){[CV][[&font(#99ddff){花江夏樹}>花江夏樹]]} *&font(#4169e1){†} 人物 ---- &bold(){「想像力」}こそこの世で一番強い力と持論を語り、&bold(){「星十字騎士団」最強}を自負する自信家。 仲間意識が希薄な騎士団の中でも一際危うい性格をしており、主である[[ユーハバッハ]]すら攻撃に巻き込む事に躊躇が無い。 その能力から[[ナックルヴァール>アスキン・ナックルヴァール]]や[[バズビー>バズビー(BLEACH)]]はおろかユーハバッハからも危険視されており、監禁されていた為に一度目の尸魂界侵攻には参加していなかった。 後日談の小説『[[BLEACH Can't Fear Your Own World]]』では「勝手しすぎて牢屋にぶち込まれた悪党」と言われているので、やはりトンデモ行為((仲間割れや同士打ち等))を平然とする騎士団員ですら比較にならない&bold(){余程のこと}を過去にやらかした様子である。 と言ってもグレミィの方も平然と「この騎士団は&bold(){陛下含めて}身勝手な人間ばかり」と発言しているので、ある意味彼の方も騎士団は勿論、ユーハバッハの本質を客観的に観て熟知していたようである。((それでも彼が悠然とこのような発言が出来るのは自身の能力と実力があるので、他の騎士団は当然として当のユーハバッハすらも全く恐れていなかったという証左でもある)) そのあまりにも強すぎる能力を持つが故に、他人や物事に関しては無関心で、何かに渇望するといったこともなかった。 確かに一旦振り切れると騎士団は勿論、ユーハバッハにとっても危険極まる性格と能力をしているのは間違いないが、普段は無関心無気力で大人しくしていたのも事実である。 特に[[リルトット>リルトット・ランパード]]は、他の騎士団員達と違って彼のそんなところを深く理解していたらしく、二次侵攻前に彼の所を訪ねて、お菓子を強請った挙句に菓子の味にダメ出ししたりしていた。 さらにグレミィの方もそんな彼女に半ば呆れながらも、他意無くお菓子を想像で出して持て成したりしていた。 後述の戦闘に対する渇望や一喜一憂ぶりに加えて、生前に「戦争が終わって暇になったら(能力を使わずに)料理でもしてみる。案外&bold(){自分の想像外}の味が出来るかも」とささやかな夢を語っていたことから、その化け物染みた反則の極みみたいな能力と反比例して結構人間味がある人物だったりもする。 リルの方もそんな彼だから気安く接しており、戦争でも彼を倒した存在を危険視し、また仇を討とうと考えて行動したのである。((小説ではお菓子のお礼にグレミィが殺し損ねた相手がいたらトドメを刺す、もしくは適当に嫌がらせをしておくとリルは言っていた。))(正直リルからの好感度は[[バンビちゃん>バンビエッタ・バスターバイン]]よりグレミィの方が遥かに高そうである……まあ、沸点がかなり低い上にキレたら味方もろとも皆殺しにする勢いの人なので当然と言えば当然だろうか。) *&font(#4169e1){†} 戦闘能力(真) ---- **&font(#b369d3){◇─ &ruby(ザ・ヴィジョナリィ){夢想家}} &bold(){本当の}聖文字“V”の能力。 上述のこともグエナエルを創り出したことも全てグレミィが想像した通りに起きたことである。 そう、彼の能力とは&bold(){想像したことが現実になる}というとんでもないものだったのだ! 作中では ・灼熱の溶岩や大量の水、無数の重火器を一瞬で創り出す。 ・瞬間移動。 ・鬼道で作られた結界内に全く気づかれずに侵入する。 ・自身の体を鋼鉄のように硬くする。 ・相手の骨をクッキーのように脆くする。 ・地形操作。 ・命を作り出す(これによりグエナエルを作ったり、複数の自分自身を作れる) ・果てには天変地異を引き起こしたり宇宙空間を召喚する。 ・自分自身の強化(ただしこれは失敗した。理由は後述) ……など多彩かつ反則的な効果を見せつけた。 自然物や人工物に限らず生命をも創造することができ、事実、前述のグエナエルや[[シャズ・ドミノ]]のような他の騎士団と比較しても遜色ない能力の手駒を作り出した。 極めつけに“自分自身“を生み出す(数も二人に留まらない)ことで想像力を単純に増加させ、隕石や宇宙空間など強力なイメージを実現させることができる。 たとえ重傷を負っても“無傷の自分“を想像すればたちどころに全快してしまう。[[鏡花水月>藍染惣右介]]も真っ青である。 ただし現実化の効果は必ずしも永久的なものではないので、対象から意識を逸らせば元に戻るなどの制限がある。 更に相手の死に様という結果だけを想像してホイホイ瞬殺するような芸当も出来ないと思われる。 %%それが出来たらチートどころかストーリーが成立しなくなるがな!%% 当然ながら自分にとってマイナスの想像も実現してしまうため、&bold(){精神的に動揺すればネガティブなイメージを引きずり弱体化してしまう。} [[自分自身が敗けることなど想像すれば>アウレオルス=イザード]]自分を死に追いやる危険性をはらんだ諸刃の剣でもある。 また、想像で創り出したもののスケールによっては汗をかきながら息を切らすほどに消耗するため、想像で実現出来ることにも限度がある模様(これは彼の体の事情もあるかもしれない)。 物質変化のように想像を継続させる必要があるものは意識が途切れると元に戻るのだが((やちるの骨をクッキーにした件))、想像によって生じた『現実』までは本当に消失しないらしく、序盤に築いた舞台はずっと残っていた。 自身の体や血などは敗北したのを自覚してしまったからか消えてしまったが、戦闘が終わっても剣八は重体のままで、舞台も崩壊はしたが消えはしなかった((剣八は消えてしまったか…と言っているが、瓦礫は残っている))。 訳が分からないが、要するに彼の言っていた言葉は事実であり、隕石召喚時に倒したとしても本当に隕石が残っていたと思われる。 登場時にローズと拳西に止めをさしていたが、剣八のことや上記の性質を考えると恐らく倒された後も容体に変化はなかった可能性が高い。 完全無欠とまではいかないが、騎士団最強を自称するだけのことはあるチートぶりと言えよう。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){どこぞの自称十刃最強の5番とは違うぜ!}} あと何気に身体能力もそれなりに高い。 剣八戦では「指一本使わない」という自身の発言や剣八の異常な動きもあり基本的に受け身に徹していたが、最初のやちる戦ではやちると三歩剣獣の間合いを的確に見抜いて、余裕で斬撃を躱したりしている。 *&font(#4169e1){†} 活躍 ---- **&font(#b369d3){◇─ 剣八到着} 絶体絶命のやちる達。そんなやちる達とグレミィの前に現れたのはついに己に眠る真の力を物にしたあの男だった。 &color(#594255){何だァ?やちるの霊圧が随分グラついてやがるから捜して来てみりゃ。ガキが一匹騒いでやがるだけじゃねえか} &font(#f09199){剣ちゃん} 思わずその名を口にするやちる。[[更木剣八]]とは、彼が[[卯ノ花>>卯ノ花烈]]との死闘に入った時以来の再会であった。 そして剣八はその手で卯ノ花を斬ったことを勇音に告げて「憎ければ自分を斬っても構わない」とまで言ったが、勇音は卯ノ花の死を悲しむと共に剣八が“名“を継いだことに安堵する。 グレミィはそんなやりとりに水を注し、あの『更木剣八』との戦いに相応しい舞台を用意するべく地面をせり上げ巨大な石の闘技場を作り上げた。 更にグレミィは自分に斬りかかる剣八に対して自分の体が“鋼鉄を遥かに超える強度だったら“と想像して剣を受け止めて見せた。 だが、剣八はそんなことなどお構い無しにそのまま斬ってしまう。 #center(){&color(#594255){鋼鉄ぐれえの硬さならそう言っとけよ。最初から鉄斬るつもりで斬ってやるからよ} &font(#FFCB05){・・・・・・・・・・・} &color(#594255){何だそのツラは。斬れねえとでも想像したか?言っとくぜ。てめえ如きの想像力で俺に斬れねえものなんざ創れねえ} &bold(){&color(#594255){俺が「剣八」だからだ}}} しかし“斬られた傷がもう治ってる自分“を想像することで傷を治したグレミィは笑いながら淡々と言い放つ。 #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){かかっておいでよ更木剣八。指一本で相手するなんてチャチなことは言わないよ。指一本だって使わない。}} &bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){頭の中だけできみを殺してみせよう}}}} **&font(#b369d3){◇─ 戦いの始まり} グレミィは剣八に溶岩を浴びせかけ、それを薙ぎ払われたら今度は水に閉じ込めてから地割れに落とし窒息死を狙ったものの、剣八は舞台を破壊し、やちるを抱えて脱出した。 グレミィがやちるから意識を逸らしたことによりやちるの骨はクッキーではなくなっていた。 そしてグレミィのやちるへの想像力が途絶えてしまった理由に剣八は彼ならではの視点で気付いたのだ。 #center(){&color(#594255){あたりめえだろ。続く訳が無え。お前えは俺と何がしてえんだ。戦いてえんだろ?} &font(#FFCB05){戦い……} &color(#594255){お前ェ自分を何つった。最強の滅却師じゃねェのかよ。最強なら最強を叩き潰してェんじゃねえのかよ。来いよ。“戦い“を始めようぜ。} &bold(){&color(#594255){目の前の敵以外に気を向けられるようなもんを“戦い“だとは呼ばねえだろ!!!}}} こうして最強を名乗る者達の本当の戦いが始まったのだった。 **&font(#b369d3){◇─ 戦い} #center(){&font(#FFCB05){(何だ 今 何て言ったんだこいつは?最強なら最強を叩き潰したいだろうって?そんなこと考えたこともなかった。最初からぼくに手を出す奴なんて1人だっていなかった)} &font(#FFCB05){(だってわかりきってるから。ぼくが1番強いことなんてわかりきってることだから。だれかを殺して証明する必要なんてない。だから、だれかを叩き潰したいなんて思ったこともない)} &bold(){&font(#FFCB05){(なのに それなのになんでぼくはこんなに こいつを叩き潰したいと思ってるんだ!!!!)}}} 今までのどこか冷めた笑いとは全く違う笑い方をしながら大量の銃やミサイルで攻撃し、グレミィはポケットから手を出して爆風から顔を守る。 しかし剣八に大したダメージは無い。 #center(){&bold(){&color(#594255){…手ェ使ったな。いい顔だ。漸くこいつも悦んでくれそうだぜ}} &bold(){&font(#FFCB05){(『いい顔だ』って?ぼくが今どんな顔してるか知らないけど、その顔がいい顔かどうかも知らないけど…)&br()(ふしぎだよ。なんでぼくはこんなに 今ぼくはこんなに 気分がいいんだ!!!)}}} かつてないほどの高揚感に心躍らせながらグレミィは剣八に次々と攻撃を仕掛ける。 剣八はそれらをものともせずグレミィにまた一撃を喰わせた。隙が出来たグレミィに剣八は更に畳みかける。 そうして劣勢に陥ったことで、自分が敗けるところを想像して危うく自分の死を自分で現実にしてしまいそうになったグレミィ。 だが、そんなグレミィの心に気付いた剣八がそれを指摘し、彼は立ち直った。 この漫画においては珍しく戦いの中で精神的に成長した敵であると言えよう。 そして剣八の言葉によって自分の死のイメージを消すことが出来たことに対する礼としてグレミィはとっておきを披露した。 想像によってもう一人の“自分“を創り出すことで想像する力を倍にして巨大な隕石を創り出したのだ。 瀞霊廷をも覆う規模のそれにモブ死神達はおろかバズビー、ナックルヴァール、[[ハッシュヴァルト>ユーグラム・ハッシュヴァルト]]といった各々が隊長クラスの実力を持つ騎士団においても上位の実力者達すら焦りを見せる。だが剣八は… #center(){&bold(){&color(#594255){呑め『野晒』}}} 斬魄刀を解放し、一太刀で隕石を粉々に。本人曰く自分に斬れないものは無いとのこと。 動揺を隠せないグレミィは剣八に斬れないものが無いなら形の無いもので殺すべく更に“自分“を何人も増やして何倍にも上げた想像力を以て宇宙空間に包み込んだが、これすらも相手ごと斬ってしまった。 続けて宇宙空間から抜け出た剣八を爆発に巻き込むも剣八はまだ倒れない。 グレミィは息を荒げながらも嬉しげに笑みを浮かべる。 #center(){&bold(){&font(#FFCB05){何なんだ…ホントに化け物かよ…わかったよ。それならぼく自身が おまえより強くなればいいんだ!!!}}} 自分の体を剣八のような筋骨隆々とした巨体に変化させていくグレミィ。 #center(){&bold(){&color(Gray){(勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい。生まれて初めて誰かに勝ちたいと思ってるんだ)}}} そして… #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){おまえを叩き潰してぼくの力を証明するんだ!!!おまえ自身に!!!}}}} 突然グレミィの体から骨と筋肉が剥き出しになり大量の血飛沫が噴き上がる。 #center(){&bold(){&color(#594255){……お前えはお前えの中で俺を化け物にしちまった。その化け物に殺されたんだ。馬鹿野郎が}}} あまりに強大過ぎる力にグレミィの体は耐えられず結果的に自滅してしまった…。 **&font(#b369d3){◇─ 戦いの終わり} グレミィの想像力は正しかった。正し過ぎた。剣八の力の全てを正しく想像出来ていた。 ただ一つ彼が想像出来なかったのは、剣八の力を超えた自身の体だったということだ。 そしてそれも言い訳にすぎないと自身で評し、自分の想像力の負けであるということをグレミィは認めた。 #center(){&bold(){&font(#FFCB05){……ああ ちくしょう……勝ちたかったなあ……っ}}} その直後グレミィの体は崩壊していく。 その場に現れたのは&bold(){カプセルのようなものに入った脳}だった。 何と少年の体すらも想像の産物であり、ただの脳こそが彼の正体だったのだ。 #center(){&bold(){&font(#FFCB05){言ったろ。指一本だって使わずにきみを殺してみせようってね。ぼくのこの体も全てはぼくの想像の産物。言葉通り確かにぼくはきみに指一本だって使っちゃいない。}} &bold(){&font(#FFCB05){まあ…死んだのはぼくなんだけどさ}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){ああ そろそろぼくの想像力も限界だ}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){淋しくなるよ}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){この先の何も想像できない世界を…想像するとさ…}}}} #center(){消えゆく彼の顔はどこか穏やかなものだった。} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){美しさとは}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){そこに何もないこと}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){(BLEACH64 DEATH IN VISION より)}}} #center(){&bold(){&color(#594255){手前ェで作った舞台も血溜りも残さず消えちまったか…}}} 剣八はグレミィとの戦闘で負ったダメージから長らく立ち直れず、結果的にその後の戦局に少なくない影響を与えている。 そして残されたグレミィの本体は後に、前述の戦争集結後の騒動を描いた小説にて[[ある悪魔のような人物>綱彌代時灘(BLEACH)]]に利用されることに…。 *&font(#4169e1){†} グレミィの能力について ---- 上述している通り多彩のことが出来るのに反して、様々な制限がある能力なのだが、 もう一つ特筆すべき点を挙げるとすれば、グレミィは&bold(){自分で自分の想像力に制限を掛けている}と見られる描写がある。 それが分かり易いのがやちる戦までで見せたグレミィの能力とその後の剣八戦で見せた能力の方向性の違いである。 実は最初に見せた現象は、拳西やローズに触れただけで殺し、やちるの体をクッキーに変えるなど相手の体や命そのものに働きかける力なのだが、 次の剣八戦では様々な事象を起こしてはいるものの、これはあくまで攻撃の手段として用いているに留め、先のような相手の身体そのものに働きかけるような想像をしていない。 つまりやちる戦までは殺すために想像力を用いているのに、剣八戦では明確に戦うため&bold(){だけ}に想像力を使っているのである。 またこの能力は自らのイメージに強く影響される能力なのだが、グレミィ自身は自らを最初から「最強」と自称していたものの、&bold(){『無敵』}とは一言も言っておらず、しかもこれですら「最強だと&bold(){思うから}」と明言を避けている。 そして剣八のことも最初から「想像通りに強そう」と語り、中盤からは「いくら君が化け物でも」と剣八を(無自覚に)評価する想像をしている。 つまりこのように剣八を評価している時点で、剣八に直接干渉出来るような想像をグレミィは避けているのである。 もしグレミィが最初から自身を『無敵』と称して、剣八を今までの相手のように歯牙にも掛けない存在と見なしていたら果たして結果はどうなっていただろうか? ただリルトットとの料理会話もそうだが、グレミィは自身の&bold(){想像外のことが起きること}をなによりも望んでいる節がある。 更にはあくまで自身を「最強(だと思う)」止まりに留めていたことからも、グレミィは(無自覚に)自分の能力の最大活用を忌避し、上限を狭めていた様子が見られる。 それは奇しくもかつて卯ノ花に対峙し、戦うために自らの力を無自覚に抑えた剣八と&bold(){酷似している。} ただ詳細はどうあれ、自身が求めてやまなかった「自分と対等の最強たる存在」と死力を尽くせて戦えたこと、そして自分の想像ですら叶えることが能わなかった勝利すなわち自らの敗北を最期に味わえたことは、彼にとって&bold(){至上の喜び}だったのは間違いない。 ある意味では、戦死した騎士団員の中でも一番幸せな部類なのではないだろうか? 追記・修正は想像力のある方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,76) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 自壊した剣八見て確信した。そらあんなもん想像したらグレミィも死ぬわな -- 名無しさん (2016-04-20 14:29:37) - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-04-23 20:02:34) - ヘタレじゃない某錬金術師って感じだったな 自分の能力でもかなわない勝利を得るために全力で戦ってる感じが好きだった -- 名無しさん (2016-05-16 22:22:55) - 和尚、石田、ハッシュヴァルト、ジェラルド等、グレミィやリジェより強くキャラが出てくるとは思わんかったな。 -- 名無しさん (2016-08-04 16:51:50) - ジェラルドは聖別されて死んだけど、そうじゃなけりゃ倒せない相手だったからな -- 名無しさん (2016-08-20 19:59:12) - 体を鍛えてたら…ワンチャンあったね -- 名無しさん (2016-08-30 15:06:19) - ↑そもそも肉体ないんだから…後剣八の真の力は本人でも耐えられないし不可能だよ  -- 名無しさん (2016-08-30 17:07:01) - 陛下すら危険視してたのに聖別で殺さなかったのは何故だろう。それすら空想で無力化できたってことかな。 -- 名無しさん (2016-12-24 17:24:01) - 強さは本物だったしね 毒を持って毒を制する感じだったんだろう -- 名無しさん (2017-01-28 04:44:30) - 相手が死ぬ所を想像すれば誰でも瞬殺、剣八が勝ったのはご都合主義 -- 名無しさん (2017-04-15 04:56:10) - ↑想像で現実化させる事象のスケールに応じて霊力を消耗する能力だからな。副隊長レベルならともかく自身と互角かそれ以上の霊圧持ちを即死させるのは不可能 -- 名無しさん (2017-04-15 22:32:52) - 剣八の剣が通用しないくらい固くなった想像をしたが、ロギアみたいな想像すれば剣八は手も足も出なかったろ -- 名無しさん (2017-07-13 17:15:48) - むしろご都合主義しかない鰤の中で数少ない真っ当な敵だった -- 名無しさん (2017-10-11 20:39:38) - 数少ない最終章で面白かったと思える戦いと魅力を持った敵 -- 名無しさん (2017-10-11 20:45:12) - 結局自滅したのって剣八の力が想像力の限界を超えていたのか、剣八本人も耐えられない卍解の結果を再現したかのどっちだろ -- 名無しさん (2017-10-15 08:41:12) - ↑3剣八は空気すら切断ことができる(小説版だけど) -- 名無しさん (2017-10-27 19:25:21) - 色々誤字 -- 名無しさん (2017-10-27 19:26:03) - 剣八の戦闘はどれも好きだけど、その中でも上位に来る戦いだった -- 名無しさん (2018-05-17 05:20:07) - 健全なる青少年達の願いを叶える、ってどうやるの?美人でえっちな子を目の前に出現させて、「君が好き……」とか言わせて行為に及ぶのか?お姉さんテイストにするのかロリテイストにするのかは想像の赴くままに、みたいな。他にもまぁ、色々と、自在でんなぁ………。 -- 名無しさん (2018-05-17 15:16:56) - ↑5  -- 名無しさん (2018-07-27 02:36:01) - 卍解まで込みで想像できてたと妄想。ちょうどやちる関連もあそこで一気にまとめてたし、最後の剣八の自壊もどこかグレミィの自壊と被って見えたし意図的かなと -- 名無しさん (2018-07-27 02:38:07) - こいつを親衛隊にしなかったあたり、ガチで陛下からも危険視されていたな。 -- 名無しさん (2018-08-19 02:02:43) - 現在掲載中の小説版でコイツの残された脳がなにかしら関わってくるらしい -- 名無しさん (2018-09-30 19:01:35) - よく分からないんだけど最後自滅した瞬間に自分の身体が治るところを想像すれば元通りなんじゃないの?それを想像しないまま死んだのが納得できないんだけど -- 名無しさん (2019-07-24 11:24:17) - 自壊したことはむしろ適切な想像であり、耐えられる肉体は想像できなかった=修復できるようなものではなく、その負荷というか力が自分に向いてしまったことで力(想像力)の欠如かパンクを引き起こしたか限界に達したのかではないかと。よく分からないけど。 -- 名無しさん (2019-07-24 15:01:37) - 単純に霊力を使い果たして、身体を維持できなくなったんじゃない?自滅前に分身多数作成+隕石+宇宙空間の大技連発で息切れしてたし -- 名無しさん (2019-07-24 19:07:44) - 通常なら宇宙空間で剣八死んでたんだろうな、でも脳の中ではこれでも多分殺せないと、化け物の剣八をつくってしまったと -- 名無しさん (2019-09-01 09:24:04) - 劇中だと死にかけ(外からじゃ生死がわからないレベル)の奴しか即死させられてなかったから多分ピンピンしてる奴の即死(突然死)は想像しづらいんだろうか -- 名無しさん (2019-10-14 13:19:56) - 途中から剣八の死を想像出来なくなってしまったことが主な敗因だな -- 名無しさん (2020-04-05 19:46:29) - まともに相手とかち合わなければほぼ死ぬことはない最強クラスの能力だが、監禁されてたせいか初めて出会った強敵更木の強さに興味を示してしまったのが運の尽きだった -- 名無しさん (2020-04-10 02:01:12) - 剣八の強さに内心驚愕して、途中から「これでもこいつは死なないかも……」って想像を抱えてしまったんだろうな。その上で剣八を超える存在を想像してしまったから、自己矛盾起こしてバーストしたんじゃないかな -- 名無しさん (2021-01-04 03:26:25) - ご都合主義ってどこら辺が? -- 名無しさん (2021-01-04 23:33:37) - これ浦原くらい頭が良ければもっと強かったんだろうな -- 名無しさん (2021-01-05 11:46:33) - 自分の霊力の限界を超えた事象は現実化できないし、創造するものはミサイルの内部構造まで正確に把握しないと駄目。戦闘中に少しでも動揺するか弱気になったらアウトだし強力だけどすげー使いにくい能力だよな -- 名無しさん (2021-01-29 20:56:54) - 無感情繊細美少女から毒舌オレッ娘ロリに走った炭治郎 -- 名無しさん (2021-03-06 19:25:05) - ↑3浦原みたいなキャラは自分が不利な状況も想定=イメージしてしまうからむしろ相性最悪だろう -- 名無しさん (2021-03-06 19:53:14) - よく「何でこいつ親衛隊に選ばれなかったの?」って言われるけど親衛隊の選定って霊王宮侵攻時でしょ?その時アスキンも「俺は選んでもらえるのか…」って言ってたし。選定時点で死んでる以上、選ぶも糞もない。 -- 名無しさん (2021-07-13 08:40:02) - ユーハバッハはその気になればメンバー全員を復活させられるのに、グレミィは復活させてもらえなかったということは…やっぱり、ユーハバッハに戦力として選ばれてもらえなかったとしか思えない。 -- 名無しさん (2021-10-06 10:56:30) - ↑ちゃんと言うこと聞かなくて無茶苦茶するからでは?眠ってる間にまた巨大隕石落とされたりしたら面倒だし -- 名無しさん (2021-10-06 12:08:01) - これグレミィが自滅した時に「もう治ってる自分」を想像すれば治せたんじゃないの?なんで死んだのか分からん -- 名無しさん (2022-01-20 11:34:51) - 自滅し敗北して死んだ自分、のイメージの方が強かったんだろう -- 名無しさん (2022-02-27 04:09:03) - 言葉通り正しく想像出来ていたからこその自滅なんだよね 現に剣八すら耐えられずに自滅してるし -- 名無しさん (2022-05-08 09:59:20) - 自滅した時点でもう体を直す霊力も残ってなかったから -- 名無しさん (2022-11-06 13:32:51) - 戦闘民族VS幻想の怪物。会敵から決着までデタラメ兼劇的だった。 -- 名無しさん (2022-11-09 08:09:20) - 2クール目PVでグレミィ戦後の一護のセリフがあったからそこまでやるのは確定、CV花江夏樹のグレミィ楽しみだ -- 名無しさん (2023-01-06 15:54:16) - 仲間からも忌避される超危険人物なのにアニメでは普通に同じテーブルに着いてた人 -- 名無しさん (2023-07-27 13:37:15) - 陛下からも警戒されると言う、明らかにバンビ以上の脅威な危険人物なんだけど、リルトットにはバンビよりも安心して付き合える相手だった模様 -- 名無しさん (2023-07-28 19:41:18) - 回りから怖がられてるグレミィにはお菓子をねだってくるリルが新鮮に感じたんだろうね。 -- 名無しさん (2023-07-28 19:44:17) - 能力は最強だと思うんだけど、“自分の絶対性に寸分の疑いも抱かないガチの狂人”でなければ使いこなせない能力だと思う。 -- 名無しさん (2023-07-30 12:43:29) - グエナエルの中の人って双六爺さんの人かよw -- 名無しさん (2023-08-17 15:47:04) - 敵味方無差別なら最強だけど、味方を殺さずに敵だけ倒すになると苦労しそうな能力 -- 名無しさん (2023-08-17 16:18:17) - ↑2 それと『こち亀』のホンダラ親父こと麻里晩の中の人でもあったり -- 名無しさん (2023-08-17 17:43:38) - 好きなキャラだが、味方巻き込むの承知で○石落としてるから確かに扱いづらい騎士団員になりそう。 -- 名無しさん (2023-08-17 19:53:47) - ↑2調べたらハガレンのコマンチ爺さんやジョジョのDIOの親父のダリオもやってるらしい、ほんとよくこんなにピッタリな人たち見つけてくるな -- 名無しさん (2023-08-17 22:11:41) - 成る程ね。確かにやちると剣八で想像力の使い方がまるで違うわ。グレミィは勝つよりも戦いたかったのか -- 名無しさん (2023-08-21 20:10:38) - やっぱり声と動きがあると全然違う。 -- 名無しさん (2023-08-21 20:48:41) - グエナエルのジっちゃんの時点でインチキみたいな能力なのに、想像主のほうは輪をかけてデタラメ。 -- 名無しさん (2023-08-25 19:49:53) - やちるみたいな小っこいのならまだしも剣ちゃんみたいな筋肉隆々野郎の骨がクッキーとか想像できんわ…いくら想像力が実現する能力でも現実からかけ離れすぎたイメージは実現できないんだろうよ。人体干渉系の技はいわば格下用の技… -- 名無しさん (2023-08-27 22:02:32) - 剣八の力を正しく想像→卍解剣八は本人でも身体か耐えられない力→それより強い力!……そりゃ無理よ -- 名無しさん (2023-09-02 14:06:49) - 「勝ちたい」と思った時点でコイツには「剣八には勝てない」という思いが心のどこかにあったかもしれないから負けたのかも。ネガティブな考え持ってたらアウトって能力だし。 -- 名無しさん (2023-10-05 12:08:59) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/09/06 Sat 13:10:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(pink){ざざっ ざぁ ざぁ ざー ー ーっ} &color(pink){わしを殴ったように見えたか? できんよ そんなことは絶対にできん} &color(pink){わしは「V」} &color(pink){“&ruby(バニシング・ポイント){消尽点}“のグエナエル} &color(pink){わしの存在はお前達の 視界からも意識からも 完全に消えて 無くなる}} &underdot(#c0c0c0,2px){&sizex(4){&color(pink){“ V ” グエナエル・リー        }}} &sizex(3){&font(#a9a9a9){Guenael Lee}} &font(#7fbfff){[職業]滅却師} &font(#7fbfff){[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」}  &font(#99ddff){[聖文字]“ V ”}  &font(#99ddff){[能 力]VANISHING POINT ― &ruby(バニシング・ポイント){消尽点} ―}   &font(#99ddff){― 自分の存在を相手に認知させなくする}  &font(#99ddff){[完聖体]神の??????}  &font(#99ddff){[CV]宮澤正} 漫画『[[BLEACH]]』の登場人物。 *&font(#4169e1){†} 概要 ---- 最終章「千年血戦篇」における敵対組織『見えざる帝国』に所属する[[滅却師>滅却師(BLEACH)]]であり、[[星十字騎士団>星十字騎士団(BLEACH)]]の一員と思われる。 [[ユーハバッハ]]から賜ったと思しき聖文字は“V”で、能力名は「&ruby(バニシング・ポイント){消尽点}」。 「なんで能力名の頭に「The」が付いてねえの?」と思われる方もいるかもしれないが、その疑問はひとまず置いてほしい。 外見はピンク色の髪を独特なアフロヘアで纏めており 頭に丸い飾りを4つ付け眼鏡をかけた小柄な白髪の老人。 [[やちる>草鹿やちる]]と勇音が傷付いた拳西とローズを介抱している部屋に突如現れ、やちると交戦した。 *&font(#4169e1){†} 戦闘能力 ---- #center(){&bold(){&color(pink){&ruby(シュテルンリッター){星十字騎士団}「&ruby(ブイ){V}」 わしは「&ruby(バニシング・ポイント){消尽点}」のグエナエル・リー}} &bold(){&color(pink){お前達は このわしの存在を}} &bold(){&color(pink){見ることも 感じることも そして}} &bold(){&color(pink){記憶することもできん}}} **&font(#b369d3){◇─ &ruby(バニシング・ポイント){消尽点}} 聖文字“V”の能力。 視界からも意識からも、さらに記憶からも消えてなくなるという能力を持つ。 この能力には3つのバージョンがある。 ・&bold(){バージョン1} 自身の姿だけを消す。 このバージョンでは姿を視認できなくなるだけで、グエナエルの存在自体は消えているわけではない。 よって攻撃はこのバージョンで行う。 ・&bold(){バージョン2} 自身の存在すらも消す。 主に攻撃後に敵からのカウンターを回避したり距離を取ったりするために使用する。 相手が反撃してもグエナエルはもうそこには“存在“しないため、相手には残像を“殴った“という錯覚のみが残る。 ・&bold(){バージョン3} 自身の存在を意識の中からも消す。 つまり相手の記憶からグエナエルという存在そのものが消える。 彼はバージョン1と2を交互に使いヒット&アウェイで戦うが、対応され始めるとバージョン3も交えて戦っていた。 **技 &font(#b369d3){◇─ &ruby(バニシング・スライダー){消尽滑体}} 自分の存在を消すのではなく、わずかに後ろにずらす事だけに全霊圧を集中。 これにより、あらゆる反応速度を越えた速度で攻撃をかわすことが出来る。 &font(#4169e1){†} 活躍 ---- やちると勇音が拳西とローズを介抱している部屋を襲撃。 相手に認識されなくなり、どこに居るかのみならず敵か味方かの判断すら不可能にさせる能力で交戦したやちるを翻弄する。 当初は優勢であったものの「なんかザワッとした」らしく判断でも反応でも無く本能による反射でグエナエルを攻撃するようになったやちるの反撃を受けて取り乱す。 気を取り直したグエナエルは、やちるの更なる攻撃を今度こそ完全にかわしたと確信するが、やちるは始解『三歩剣獣』を解放しており、これは相手の動きの誤差を許容して攻撃する能力であり残像に攻撃しても本体を攻撃出来てしまうため、回避したつもりでも斬られてしまっていた。 今度はグエナエルを真っ二つにするつもりで斬りかかったやちるに対して、彼は『消尽滑体』を使いかろうじて真っ二つにされることは免れたのだが… 追記・修正は存在感のある方にお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更 )&link_copy(text=項目コピー ) &link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){ごめんね}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){君が誰だか知らないけど}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){もう君の未来を想像できない}}} 何とグエナエル・リーの正体は“空想の産物“だったのだ。すなわちグエナエルは星十字騎士団の一員ではなかった。 グエナエルの能力名の頭に「The」が付いていなかったのはこれの伏線だったと思われる。 そして彼を創り出したのはグレミィ・トゥミュー。フードを被り、ポケットに常に手を入れている金髪の少年である。 このグレミィ・トゥミューこそが真の『見えざる帝国』に所属する滅却師であり、星十字騎士団の真の一員である。 まず彼は、自分が見切りを付けられたことに激怒して襲いかかってきたグエナエルを消滅させた後、 治療中の拳西とローズを死亡させ、更に攻撃してきたやちるの骨を全て脆いクッキーに変えてしまったのだった。 &underdot(#c0c0c0,2px){&sizex(6){&color(#FFCB05){“ V ” グレミィ・トゥミュー        }}} &sizex(3){&font(#a9a9a9){Gremmy Thoumeaux}} &font(#7fbfff){[職業]滅却師} &font(#7fbfff){[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」}  &font(#99ddff){[誕生日]6月30日(かに座)}  &font(#99ddff){[身長]155cm}  &font(#99ddff){[聖文字]“ V ”}  &font(#99ddff){[能 力]The Visionary ― &ruby(ザ・ヴィジョナリィ){夢想家} ―}   &font(#99ddff){― 想像を現実にする}  &font(#99ddff){[完聖体]神の??????}  &font(#99ddff){[CV][[&font(#99ddff){花江夏樹}>花江夏樹]]} *&font(#4169e1){†} 人物 ---- &bold(){「想像力」}こそこの世で一番強い力と持論を語り、&bold(){「星十字騎士団」最強}を自負する自信家。 仲間意識が希薄な騎士団の中でも一際危うい性格をしており、主である[[ユーハバッハ]]すら攻撃に巻き込む事に躊躇が無い。 その能力から[[ナックルヴァール>アスキン・ナックルヴァール]]や[[バズビー>バズビー(BLEACH)]]はおろかユーハバッハからも危険視されており、監禁されていた為に一度目の尸魂界侵攻には参加していなかった。 後日談の小説『[[BLEACH Can't Fear Your Own World]]』では「勝手しすぎて牢屋にぶち込まれた悪党」と言われているので、やはりトンデモ行為((仲間割れや同士打ち等))を平然とする騎士団員ですら比較にならない&bold(){余程のこと}を過去にやらかした様子である。 と言ってもグレミィの方も平然と「この騎士団は&bold(){陛下含めて}身勝手な人間ばかり」と発言しているので、ある意味彼の方も騎士団は勿論、ユーハバッハの本質を客観的に観て熟知していたようである。((それでも彼が悠然とこのような発言が出来るのは自身の能力と実力があるので、他の騎士団は当然として当のユーハバッハすらも全く恐れていなかったという証左でもある)) そのあまりにも強すぎる能力を持つが故に、他人や物事に関しては無関心で、何かに渇望するといったこともなかった。 確かに一旦振り切れると騎士団は勿論、ユーハバッハにとっても危険極まる性格と能力をしているのは間違いないが、普段は無関心無気力で大人しくしていたのも事実である。 特に[[リルトット>リルトット・ランパード]]は、他の騎士団員達と違って彼のそんなところを深く理解していたらしく、二次侵攻前に彼の所を訪ねて、お菓子を強請った挙句に菓子の味にダメ出ししたりしていた。 さらにグレミィの方もそんな彼女に半ば呆れながらも、他意無くお菓子を想像で出して持て成したりしていた。 後述の戦闘に対する渇望や一喜一憂ぶりに加えて、生前に「戦争が終わって暇になったら(能力を使わずに)料理でもしてみる。案外&bold(){自分の想像外}の味が出来るかも」とささやかな夢を語っていたことから、その化け物染みた反則の極みみたいな能力と反比例して結構人間味がある人物だったりもする。 リルの方もそんな彼だから気安く接しており、戦争でも彼を倒した存在を危険視し、また仇を討とうと考えて行動したのである。((小説ではお菓子のお礼にグレミィが殺し損ねた相手がいたらトドメを刺す、もしくは適当に嫌がらせをしておくとリルは言っていた。))(正直リルからの好感度は[[バンビちゃん>バンビエッタ・バスターバイン]]よりグレミィの方が遥かに高そうである……まあ、沸点がかなり低い上にキレたら味方もろとも皆殺しにする勢いの人なので当然と言えば当然だろうか。) *&font(#4169e1){†} 戦闘能力(真) ---- **&font(#b369d3){◇─ &ruby(ザ・ヴィジョナリィ){夢想家}} &bold(){本当の}聖文字“V”の能力。 上述のこともグエナエルを創り出したことも全てグレミィが想像した通りに起きたことである。 そう、彼の能力とは&bold(){想像したことが現実になる}というとんでもないものだったのだ! 作中では ・灼熱の溶岩や大量の水、無数の重火器を一瞬で創り出す。 ・瞬間移動。 ・鬼道で作られた結界内に全く気づかれずに侵入する。 ・自身の体を鋼鉄のように硬くする。 ・相手の骨をクッキーのように脆くする。 ・地形操作。 ・命を作り出す(これによりグエナエルを作ったり、複数の自分自身を作れる) ・果てには天変地異を引き起こしたり宇宙空間を召喚する。 ・自分自身の強化(ただしこれは失敗した。理由は後述) ……など多彩かつ反則的な効果を見せつけた。 自然物や人工物に限らず生命をも創造することができ、事実、前述のグエナエルや[[シャズ・ドミノ]]のような他の騎士団と比較しても遜色ない能力の手駒を作り出した。 極めつけに“自分自身“を生み出す(数も二人に留まらない)ことで想像力を単純に増加させ、隕石や宇宙空間など強力なイメージを実現させることができる。 たとえ重傷を負っても“無傷の自分“を想像すればたちどころに全快してしまう。[[鏡花水月>藍染惣右介]]も真っ青である。 ただし現実化の効果は必ずしも永久的なものではないので、対象から意識を逸らせば元に戻るなどの制限がある。 更に相手の死に様という結果だけを想像してホイホイ瞬殺するような芸当も出来ないと思われる。 %%それが出来たらチートどころかストーリーが成立しなくなるがな!%% 当然ながら自分にとってマイナスの想像も実現してしまうため、&bold(){精神的に動揺すればネガティブなイメージを引きずり弱体化してしまう。} [[自分自身が敗けることなど想像すれば>アウレオルス=イザード]]自分を死に追いやる危険性をはらんだ諸刃の剣でもある。 また、想像で創り出したもののスケールによっては汗をかきながら息を切らすほどに消耗するため、想像で実現出来ることにも限度がある模様(これは彼の体の事情もあるかもしれない)。 物質変化のように想像を継続させる必要があるものは意識が途切れると元に戻るのだが((やちるの骨をクッキーにした件))、想像によって生じた『現実』までは本当に消失しないらしく、序盤に築いた舞台はずっと残っていた。 自身の体や血などは敗北したのを自覚してしまったからか消えてしまったが、戦闘が終わっても剣八は重体のままで、舞台も崩壊はしたが消えはしなかった((剣八は消えてしまったか…と言っているが、瓦礫は残っている))。 訳が分からないが、要するに彼の言っていた言葉は事実であり、隕石召喚時に倒したとしても本当に隕石が残っていたと思われる。 登場時にローズと拳西に止めをさしていたが、剣八のことや上記の性質を考えると恐らく倒された後も容体に変化はなかった可能性が高い。 完全無欠とまではいかないが、騎士団最強を自称するだけのことはあるチートぶりと言えよう。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){どこぞの自称十刃最強の5番とは違うぜ!}} あと何気に身体能力もそれなりに高い。 剣八戦では「指一本使わない」という自身の発言や剣八の異常な動きもあり基本的に受け身に徹していたが、最初のやちる戦ではやちると三歩剣獣の間合いを的確に見抜いて、余裕で斬撃を躱したりしている。 *&font(#4169e1){†} 活躍 ---- **&font(#b369d3){◇─ 剣八到着} 絶体絶命のやちる達。そんなやちる達とグレミィの前に現れたのはついに己に眠る真の力を物にしたあの男だった。 &color(#594255){何だァ?やちるの霊圧が随分グラついてやがるから捜して来てみりゃ。ガキが一匹騒いでやがるだけじゃねえか} &font(#f09199){剣ちゃん} 思わずその名を口にするやちる。[[更木剣八]]とは、彼が[[卯ノ花>>卯ノ花烈]]との死闘に入った時以来の再会であった。 そして剣八はその手で卯ノ花を斬ったことを勇音に告げて「憎ければ自分を斬っても構わない」とまで言ったが、勇音は卯ノ花の死を悲しむと共に剣八が“名“を継いだことに安堵する。 グレミィはそんなやりとりに水を注し、あの『更木剣八』との戦いに相応しい舞台を用意するべく地面をせり上げ巨大な石の闘技場を作り上げた。 更にグレミィは自分に斬りかかる剣八に対して自分の体が“鋼鉄を遥かに超える強度だったら“と想像して剣を受け止めて見せた。 だが、剣八はそんなことなどお構い無しにそのまま斬ってしまう。 #center(){&color(#594255){鋼鉄ぐれえの硬さならそう言っとけよ。最初から鉄斬るつもりで斬ってやるからよ} &font(#FFCB05){・・・・・・・・・・・} &color(#594255){何だそのツラは。斬れねえとでも想像したか?言っとくぜ。てめえ如きの想像力で俺に斬れねえものなんざ創れねえ} &bold(){&color(#594255){俺が「剣八」だからだ}}} しかし“斬られた傷がもう治ってる自分“を想像することで傷を治したグレミィは笑いながら淡々と言い放つ。 #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){かかっておいでよ更木剣八。指一本で相手するなんてチャチなことは言わないよ。指一本だって使わない。}} &bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){頭の中だけできみを殺してみせよう}}}} **&font(#b369d3){◇─ 戦いの始まり} グレミィは剣八に溶岩を浴びせかけ、それを薙ぎ払われたら今度は水に閉じ込めてから地割れに落とし窒息死を狙ったものの、剣八は舞台を破壊し、やちるを抱えて脱出した。 グレミィがやちるから意識を逸らしたことによりやちるの骨はクッキーではなくなっていた。 そしてグレミィのやちるへの想像力が途絶えてしまった理由に剣八は彼ならではの視点で気付いたのだ。 #center(){&color(#594255){あたりめえだろ。続く訳が無え。お前えは俺と何がしてえんだ。戦いてえんだろ?} &font(#FFCB05){戦い……} &color(#594255){お前ェ自分を何つった。最強の滅却師じゃねェのかよ。最強なら最強を叩き潰してェんじゃねえのかよ。来いよ。“戦い“を始めようぜ。} &bold(){&color(#594255){目の前の敵以外に気を向けられるようなもんを“戦い“だとは呼ばねえだろ!!!}}} こうして最強を名乗る者達の本当の戦いが始まったのだった。 **&font(#b369d3){◇─ 戦い} #center(){&font(#FFCB05){(何だ 今 何て言ったんだこいつは?最強なら最強を叩き潰したいだろうって?そんなこと考えたこともなかった。最初からぼくに手を出す奴なんて1人だっていなかった)} &font(#FFCB05){(だってわかりきってるから。ぼくが1番強いことなんてわかりきってることだから。だれかを殺して証明する必要なんてない。だから、だれかを叩き潰したいなんて思ったこともない)} &bold(){&font(#FFCB05){(なのに それなのになんでぼくはこんなに こいつを叩き潰したいと思ってるんだ!!!!)}}} 今までのどこか冷めた笑いとは全く違う笑い方をしながら大量の銃やミサイルで攻撃し、グレミィはポケットから手を出して爆風から顔を守る。 しかし剣八に大したダメージは無い。 #center(){&bold(){&color(#594255){…手ェ使ったな。いい顔だ。漸くこいつも悦んでくれそうだぜ}} &bold(){&font(#FFCB05){(『いい顔だ』って?ぼくが今どんな顔してるか知らないけど、その顔がいい顔かどうかも知らないけど…)&br()(ふしぎだよ。なんでぼくはこんなに 今ぼくはこんなに 気分がいいんだ!!!)}}} かつてないほどの高揚感に心躍らせながらグレミィは剣八に次々と攻撃を仕掛ける。 剣八はそれらをものともせずグレミィにまた一撃を喰わせた。隙が出来たグレミィに剣八は更に畳みかける。 そうして劣勢に陥ったことで、自分が敗けるところを想像して危うく自分の死を自分で現実にしてしまいそうになったグレミィ。 だが、そんなグレミィの心に気付いた剣八がそれを指摘し、彼は立ち直った。 この漫画においては珍しく戦いの中で精神的に成長した敵であると言えよう。 そして剣八の言葉によって自分の死のイメージを消すことが出来たことに対する礼としてグレミィはとっておきを披露した。 想像によってもう一人の“自分“を創り出すことで想像する力を倍にして巨大な隕石を創り出したのだ。 瀞霊廷をも覆う規模のそれにモブ死神達はおろかバズビー、ナックルヴァール、[[ハッシュヴァルト>ユーグラム・ハッシュヴァルト]]といった各々が隊長クラスの実力を持つ騎士団においても上位の実力者達すら焦りを見せる。だが剣八は… #center(){&bold(){&color(#594255){呑め『野晒』}}} 斬魄刀を解放し、一太刀で隕石を粉々に。本人曰く自分に斬れないものは無いとのこと。 動揺を隠せないグレミィは剣八に斬れないものが無いなら形の無いもので殺すべく更に“自分“を何人も増やして何倍にも上げた想像力を以て宇宙空間に包み込んだが、これすらも相手ごと斬ってしまった。 続けて宇宙空間から抜け出た剣八を爆発に巻き込むも剣八はまだ倒れない。 グレミィは息を荒げながらも嬉しげに笑みを浮かべる。 #center(){&bold(){&font(#FFCB05){何なんだ…ホントに化け物かよ…わかったよ。それならぼく自身が おまえより強くなればいいんだ!!!}}} 自分の体を剣八のような筋骨隆々とした巨体に変化させていくグレミィ。 #center(){&bold(){&color(Gray){(勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい 勝ちたい。生まれて初めて誰かに勝ちたいと思ってるんだ)}}} そして… #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){おまえを叩き潰してぼくの力を証明するんだ!!!おまえ自身に!!!}}}} 突然グレミィの体から骨と筋肉が剥き出しになり大量の血飛沫が噴き上がる。 #center(){&bold(){&color(#594255){……お前えはお前えの中で俺を化け物にしちまった。その化け物に殺されたんだ。馬鹿野郎が}}} あまりに強大過ぎる力にグレミィの体は耐えられず結果的に自滅してしまった…。 **&font(#b369d3){◇─ 戦いの終わり} グレミィの想像力は正しかった。正し過ぎた。剣八の力の全てを正しく想像出来ていた。 ただ一つ彼が想像出来なかったのは、剣八の力を超えた自身の体だったということだ。 そしてそれも言い訳にすぎないと自身で評し、自分の想像力の負けであるということをグレミィは認めた。 #center(){&bold(){&font(#FFCB05){……ああ ちくしょう……勝ちたかったなあ……っ}}} その直後グレミィの体は崩壊していく。 その場に現れたのは&bold(){カプセルのようなものに入った脳}だった。 何と少年の体すらも想像の産物であり、ただの脳こそが彼の正体だったのだ。 #center(){&bold(){&font(#FFCB05){言ったろ。指一本だって使わずにきみを殺してみせようってね。ぼくのこの体も全てはぼくの想像の産物。言葉通り確かにぼくはきみに指一本だって使っちゃいない。}} &bold(){&font(#FFCB05){まあ…死んだのはぼくなんだけどさ}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){ああ そろそろぼくの想像力も限界だ}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){淋しくなるよ}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#FFCB05){この先の何も想像できない世界を…想像するとさ…}}}} #center(){消えゆく彼の顔はどこか穏やかなものだった。} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){美しさとは}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){そこに何もないこと}}} #center(){&sizex(5){&font(#FFCB05){(BLEACH64 DEATH IN VISION より)}}} #center(){&bold(){&color(#594255){手前ェで作った舞台も血溜りも残さず消えちまったか…}}} 剣八はグレミィとの戦闘で負ったダメージから長らく立ち直れず、結果的にその後の戦局に少なくない影響を与えている。 そして残されたグレミィの本体は後に、前述の戦争集結後の騒動を描いた小説にて[[ある悪魔のような人物>綱彌代時灘(BLEACH)]]に利用されることに…。 *&font(#4169e1){†} グレミィの能力について ---- 上述している通り多彩のことが出来るのに反して、様々な制限がある能力なのだが、 もう一つ特筆すべき点を挙げるとすれば、グレミィは&bold(){自分で自分の想像力に制限を掛けている}と見られる描写がある。 それが分かり易いのがやちる戦までで見せたグレミィの能力とその後の剣八戦で見せた能力の方向性の違いである。 実は最初に見せた現象は、拳西やローズに触れただけで殺し、やちるの体をクッキーに変えるなど相手の体や命そのものに働きかける力なのだが、 次の剣八戦では様々な事象を起こしてはいるものの、これはあくまで攻撃の手段として用いているに留め、先のような相手の身体そのものに働きかけるような想像をしていない。 つまりやちる戦までは殺すために想像力を用いているのに、剣八戦では明確に戦うため&bold(){だけ}に想像力を使っているのである。 またこの能力は自らのイメージに強く影響される能力なのだが、グレミィ自身は自らを最初から「最強」と自称していたものの、&bold(){『無敵』}とは一言も言っておらず、しかもこれですら「最強だと&bold(){思うから}」と明言を避けている。 そして剣八のことも最初から「想像通りに強そう」と語り、中盤からは「いくら君が化け物でも」と剣八を(無自覚に)評価する想像をしている。 つまりこのように剣八を評価している時点で、剣八に直接干渉出来るような想像をグレミィは避けているのである。 もしグレミィが最初から自身を『無敵』と称して、剣八を今までの相手のように歯牙にも掛けない存在と見なしていたら果たして結果はどうなっていただろうか? ただリルトットとの料理会話もそうだが、グレミィは自身の&bold(){想像外のことが起きること}をなによりも望んでいる節がある。 更にはあくまで自身を「最強(だと思う)」止まりに留めていたことからも、グレミィは(無自覚に)自分の能力の最大活用を忌避し、上限を狭めていた様子が見られる。 それは奇しくもかつて卯ノ花に対峙し、戦うために自らの力を無自覚に抑えた剣八と&bold(){酷似している。} ただ詳細はどうあれ、自身が求めてやまなかった「自分と対等の最強たる存在」と死力を尽くせて戦えたこと、そして自分の想像ですら叶えることが能わなかった勝利すなわち自らの敗北を最期に味わえたことは、彼にとって&bold(){至上の喜び}だったのは間違いない。 ある意味では、戦死した騎士団員の中でも一番幸せな部類なのではないだろうか? 追記・修正は想像力のある方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,77) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 自壊した剣八見て確信した。そらあんなもん想像したらグレミィも死ぬわな -- 名無しさん (2016-04-20 14:29:37) - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-04-23 20:02:34) - ヘタレじゃない某錬金術師って感じだったな 自分の能力でもかなわない勝利を得るために全力で戦ってる感じが好きだった -- 名無しさん (2016-05-16 22:22:55) - 和尚、石田、ハッシュヴァルト、ジェラルド等、グレミィやリジェより強くキャラが出てくるとは思わんかったな。 -- 名無しさん (2016-08-04 16:51:50) - ジェラルドは聖別されて死んだけど、そうじゃなけりゃ倒せない相手だったからな -- 名無しさん (2016-08-20 19:59:12) - 体を鍛えてたら…ワンチャンあったね -- 名無しさん (2016-08-30 15:06:19) - ↑そもそも肉体ないんだから…後剣八の真の力は本人でも耐えられないし不可能だよ  -- 名無しさん (2016-08-30 17:07:01) - 陛下すら危険視してたのに聖別で殺さなかったのは何故だろう。それすら空想で無力化できたってことかな。 -- 名無しさん (2016-12-24 17:24:01) - 強さは本物だったしね 毒を持って毒を制する感じだったんだろう -- 名無しさん (2017-01-28 04:44:30) - 相手が死ぬ所を想像すれば誰でも瞬殺、剣八が勝ったのはご都合主義 -- 名無しさん (2017-04-15 04:56:10) - ↑想像で現実化させる事象のスケールに応じて霊力を消耗する能力だからな。副隊長レベルならともかく自身と互角かそれ以上の霊圧持ちを即死させるのは不可能 -- 名無しさん (2017-04-15 22:32:52) - 剣八の剣が通用しないくらい固くなった想像をしたが、ロギアみたいな想像すれば剣八は手も足も出なかったろ -- 名無しさん (2017-07-13 17:15:48) - むしろご都合主義しかない鰤の中で数少ない真っ当な敵だった -- 名無しさん (2017-10-11 20:39:38) - 数少ない最終章で面白かったと思える戦いと魅力を持った敵 -- 名無しさん (2017-10-11 20:45:12) - 結局自滅したのって剣八の力が想像力の限界を超えていたのか、剣八本人も耐えられない卍解の結果を再現したかのどっちだろ -- 名無しさん (2017-10-15 08:41:12) - ↑3剣八は空気すら切断ことができる(小説版だけど) -- 名無しさん (2017-10-27 19:25:21) - 色々誤字 -- 名無しさん (2017-10-27 19:26:03) - 剣八の戦闘はどれも好きだけど、その中でも上位に来る戦いだった -- 名無しさん (2018-05-17 05:20:07) - 健全なる青少年達の願いを叶える、ってどうやるの?美人でえっちな子を目の前に出現させて、「君が好き……」とか言わせて行為に及ぶのか?お姉さんテイストにするのかロリテイストにするのかは想像の赴くままに、みたいな。他にもまぁ、色々と、自在でんなぁ………。 -- 名無しさん (2018-05-17 15:16:56) - ↑5  -- 名無しさん (2018-07-27 02:36:01) - 卍解まで込みで想像できてたと妄想。ちょうどやちる関連もあそこで一気にまとめてたし、最後の剣八の自壊もどこかグレミィの自壊と被って見えたし意図的かなと -- 名無しさん (2018-07-27 02:38:07) - こいつを親衛隊にしなかったあたり、ガチで陛下からも危険視されていたな。 -- 名無しさん (2018-08-19 02:02:43) - 現在掲載中の小説版でコイツの残された脳がなにかしら関わってくるらしい -- 名無しさん (2018-09-30 19:01:35) - よく分からないんだけど最後自滅した瞬間に自分の身体が治るところを想像すれば元通りなんじゃないの?それを想像しないまま死んだのが納得できないんだけど -- 名無しさん (2019-07-24 11:24:17) - 自壊したことはむしろ適切な想像であり、耐えられる肉体は想像できなかった=修復できるようなものではなく、その負荷というか力が自分に向いてしまったことで力(想像力)の欠如かパンクを引き起こしたか限界に達したのかではないかと。よく分からないけど。 -- 名無しさん (2019-07-24 15:01:37) - 単純に霊力を使い果たして、身体を維持できなくなったんじゃない?自滅前に分身多数作成+隕石+宇宙空間の大技連発で息切れしてたし -- 名無しさん (2019-07-24 19:07:44) - 通常なら宇宙空間で剣八死んでたんだろうな、でも脳の中ではこれでも多分殺せないと、化け物の剣八をつくってしまったと -- 名無しさん (2019-09-01 09:24:04) - 劇中だと死にかけ(外からじゃ生死がわからないレベル)の奴しか即死させられてなかったから多分ピンピンしてる奴の即死(突然死)は想像しづらいんだろうか -- 名無しさん (2019-10-14 13:19:56) - 途中から剣八の死を想像出来なくなってしまったことが主な敗因だな -- 名無しさん (2020-04-05 19:46:29) - まともに相手とかち合わなければほぼ死ぬことはない最強クラスの能力だが、監禁されてたせいか初めて出会った強敵更木の強さに興味を示してしまったのが運の尽きだった -- 名無しさん (2020-04-10 02:01:12) - 剣八の強さに内心驚愕して、途中から「これでもこいつは死なないかも……」って想像を抱えてしまったんだろうな。その上で剣八を超える存在を想像してしまったから、自己矛盾起こしてバーストしたんじゃないかな -- 名無しさん (2021-01-04 03:26:25) - ご都合主義ってどこら辺が? -- 名無しさん (2021-01-04 23:33:37) - これ浦原くらい頭が良ければもっと強かったんだろうな -- 名無しさん (2021-01-05 11:46:33) - 自分の霊力の限界を超えた事象は現実化できないし、創造するものはミサイルの内部構造まで正確に把握しないと駄目。戦闘中に少しでも動揺するか弱気になったらアウトだし強力だけどすげー使いにくい能力だよな -- 名無しさん (2021-01-29 20:56:54) - 無感情繊細美少女から毒舌オレッ娘ロリに走った炭治郎 -- 名無しさん (2021-03-06 19:25:05) - ↑3浦原みたいなキャラは自分が不利な状況も想定=イメージしてしまうからむしろ相性最悪だろう -- 名無しさん (2021-03-06 19:53:14) - よく「何でこいつ親衛隊に選ばれなかったの?」って言われるけど親衛隊の選定って霊王宮侵攻時でしょ?その時アスキンも「俺は選んでもらえるのか…」って言ってたし。選定時点で死んでる以上、選ぶも糞もない。 -- 名無しさん (2021-07-13 08:40:02) - ユーハバッハはその気になればメンバー全員を復活させられるのに、グレミィは復活させてもらえなかったということは…やっぱり、ユーハバッハに戦力として選ばれてもらえなかったとしか思えない。 -- 名無しさん (2021-10-06 10:56:30) - ↑ちゃんと言うこと聞かなくて無茶苦茶するからでは?眠ってる間にまた巨大隕石落とされたりしたら面倒だし -- 名無しさん (2021-10-06 12:08:01) - これグレミィが自滅した時に「もう治ってる自分」を想像すれば治せたんじゃないの?なんで死んだのか分からん -- 名無しさん (2022-01-20 11:34:51) - 自滅し敗北して死んだ自分、のイメージの方が強かったんだろう -- 名無しさん (2022-02-27 04:09:03) - 言葉通り正しく想像出来ていたからこその自滅なんだよね 現に剣八すら耐えられずに自滅してるし -- 名無しさん (2022-05-08 09:59:20) - 自滅した時点でもう体を直す霊力も残ってなかったから -- 名無しさん (2022-11-06 13:32:51) - 戦闘民族VS幻想の怪物。会敵から決着までデタラメ兼劇的だった。 -- 名無しさん (2022-11-09 08:09:20) - 2クール目PVでグレミィ戦後の一護のセリフがあったからそこまでやるのは確定、CV花江夏樹のグレミィ楽しみだ -- 名無しさん (2023-01-06 15:54:16) - 仲間からも忌避される超危険人物なのにアニメでは普通に同じテーブルに着いてた人 -- 名無しさん (2023-07-27 13:37:15) - 陛下からも警戒されると言う、明らかにバンビ以上の脅威な危険人物なんだけど、リルトットにはバンビよりも安心して付き合える相手だった模様 -- 名無しさん (2023-07-28 19:41:18) - 回りから怖がられてるグレミィにはお菓子をねだってくるリルが新鮮に感じたんだろうね。 -- 名無しさん (2023-07-28 19:44:17) - 能力は最強だと思うんだけど、“自分の絶対性に寸分の疑いも抱かないガチの狂人”でなければ使いこなせない能力だと思う。 -- 名無しさん (2023-07-30 12:43:29) - グエナエルの中の人って双六爺さんの人かよw -- 名無しさん (2023-08-17 15:47:04) - 敵味方無差別なら最強だけど、味方を殺さずに敵だけ倒すになると苦労しそうな能力 -- 名無しさん (2023-08-17 16:18:17) - ↑2 それと『こち亀』のホンダラ親父こと麻里晩の中の人でもあったり -- 名無しさん (2023-08-17 17:43:38) - 好きなキャラだが、味方巻き込むの承知で○石落としてるから確かに扱いづらい騎士団員になりそう。 -- 名無しさん (2023-08-17 19:53:47) - ↑2調べたらハガレンのコマンチ爺さんやジョジョのDIOの親父のダリオもやってるらしい、ほんとよくこんなにピッタリな人たち見つけてくるな -- 名無しさん (2023-08-17 22:11:41) - 成る程ね。確かにやちると剣八で想像力の使い方がまるで違うわ。グレミィは勝つよりも戦いたかったのか -- 名無しさん (2023-08-21 20:10:38) - やっぱり声と動きがあると全然違う。 -- 名無しさん (2023-08-21 20:48:41) - グエナエルのジっちゃんの時点でインチキみたいな能力なのに、想像主のほうは輪をかけてデタラメ。 -- 名無しさん (2023-08-25 19:49:53) - やちるみたいな小っこいのならまだしも剣ちゃんみたいな筋肉隆々野郎の骨がクッキーとか想像できんわ…いくら想像力が実現する能力でも現実からかけ離れすぎたイメージは実現できないんだろうよ。人体干渉系の技はいわば格下用の技… -- 名無しさん (2023-08-27 22:02:32) - 剣八の力を正しく想像→卍解剣八は本人でも身体か耐えられない力→それより強い力!……そりゃ無理よ -- 名無しさん (2023-09-02 14:06:49) - 「勝ちたい」と思った時点でコイツには「剣八には勝てない」という思いが心のどこかにあったかもしれないから負けたのかも。ネガティブな考え持ってたらアウトって能力だし。 -- 名無しさん (2023-10-05 12:08:59) #comment #areaedit(end) }

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