マーベル・シネマティック・ユニバース

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&font(#6495ED){登録日}:2014/10/31 Fri 00:36:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 60 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(32px,b){&color(red,silver){MARVEL} &color(silver,red){STUDIOS}} } &bold(){&ruby(マーベル・シネマティック・ユニバース){MARVEL CINEMATIC UNIVERSE}(MCU)}とは、アメリカのコミック会社[[MARVEL>MARVEL COMICS]]原作のコミックを、子会社のマーベル・スタジオが実写映画化した映画シリーズの総称、またシリーズが所有する世界観全体を指す。 #contents(){} *概要 これまでのマーベル社原作のアメコミ映画は『[[X-MEN>X-MEN(映画)]]』、『[[スパイダーマン>スパイダーマン(映画)]]』、『[[ファンタスティック・フォー>ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]]]』等、外部の映画スタジオに版権を貸し出して製作もスタジオ任せにすることが一般的だった。 たが、『アイアンマン』を皮切りに自社の傘下にあるマーベル・スタジオに製作を任せることで版権問題を解決し、マーベルのコミックヒーロー達を随時映画化しながらクロスオーバーさせる方式をとるようになった。 配給は当初パラマウント映画が担当していたが((『インクレディブル・ハルク』のみ、リメイク前との兼ね合いでユニバーサルが担当。日本では『アイアンマン』と『ハルク』をソニー・ピクチャーズが担当))、2009年にディズニーがMARVELを買収した影響もあり、パラマウントは『アベンジャーズ』以降の配給権をディズニーに譲渡。以後はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給を担当している。 『アベンジャーズ』と『アイアンマン3』の冒頭にパラマウントのロゴが流れるのは、元々同社が配給予定であった名残である。 『アベンジャーズ』以降のマーベルスタジオはディズニーの映画レーベルを兼ねるようになったため、シンデレラ城でおなじみのディズニーのロゴは当然流れないが、スパイダーマンシリーズではソニー及びコロンビア・ピクチャーズのロゴも流されている。 クロスオーバーの最もたる例が『アベンジャーズ』であり、ここではシリーズの集大成としてこれまで登場した映画の主役であるヒーロー達が一堂に会しチームを組んでいる。 &footnote(ただし、FOXの保有するX-MENシリーズとファンタスティック・フォーに関しては、同じマーベルでも組み込むことはできない。しかし原作ではX-MENのメンバーかつマグニートーの子供であるスカーレットウィッチとクイックシルバーが『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場。クイックシルバーはX-MENシリーズにも登場しているが、MCUとはパラレルな存在である。その後、ディズニーがFOXを買収したため、X-MENやF4のMCU登場が内定した。) &footnote(ソニー・ピクチャーズが保有するスパイダーマンは、ソニーとマーベルスタジオの業務提携によりMCU参戦が決定し、単独映画制作に先駆けて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にて初登場。また、デアデビルやゴーストライダー、パニッシャーといった、以前は他社が配給していた作品も映像化権利がマーベルに戻った事で、ドラマシリーズに登場している。) &footnote(また「ベイマックス」こと「Big Hero 6」も含まれない) そのため『アベンジャーズ』シリーズと『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は作中に登場するヒーローの映画をあらかじめ観ることが推奨されている。 これだけではなく、各映画でも共通のキーワードや小道具、登場人物に至るまで他の作品と密接なリンクが見受けられ、世界観を共通していることがわかる。 また、映画だけでなく短編シリーズ「マーベル・ワンショット」や連続ドラマ『[[エージェント・オブ・シールド>エージェント・オブ・シールド(海外ドラマ) ]]』や『エージェント・カーター』、さらに配信サービス、Netflixのドラマシリーズ(『デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』、『アイアン・フィスト』等で結成されるヒーローチーム『ザ・ディフェンダーズ』)も世界観に組み込まれている。 あくまで映画が本筋であるためドラマのキャラ、設定が映画内で語られることは長らくなかった。 その後、2019年に開始したディズニーの配信サービス・Disney+で、サブキャラクターのスピンオフドラマが配信されることが決定した。 これに伴って、Netflixで配信されていたドラマシリーズは全てキャンセルされた。 Netflixとマーベルは、使用から終了してから2年はNetflix側がキャラクター権利を保有するという取り決めがあり、2年後の2020年から、随時Netflix側が保有していたマーベルキャラクターの権利がマーベル/ディズニー側に返還された。 これにより、2021年からマーベル/ディズニーが制作するマーベル作品に彼らが登場するようになった。 なお無数にあるマルチバース(多元世界)の中の「アース199999&footnote(作中では「アース616」と呼称)」の物語として、一応原作コミックの世界にも含まれている。 (前述したX-MENシリーズやF4などの映画シリーズ、スパイダーマンの映画シリーズ、その他のMCU始動以前に制作された様々な映画、ドラマ、アニメ作品などの映像作品なども一応含まれている) MCUのヒット以降、他会社も映画のユニバース化を試みるようになった。 しかし、ユニバース化を目的とするあまり各作品の構成が歪になるという欠点が目立って酷評されるパターンが多い中で、MCUはいずれも映画として一定の評価を得ている上、同時に世界観の構築にも成功している、先駆者にして稀有な例であると言える。 &footnote(ディズニー買収前の20世紀FOXのマーベル映画では『ファンタスティック・フォー』のリブート版を、将来的に『X-MEN』とクロスオーバーさせる企画があったが、その『F4』が制作段階で多くのトラブルに見舞われた上、酷評や大コケによって同作の続編が製作中止となる形で共演も中止になった。) &footnote(ライバルのDCも「DCエクステンデッド・ユニバース/DCフィルムズ・ユニバース」として『マン・オブ・スティール』以降のDC映画の世界観をリンクさせる試みを始めた。これに含まれるのは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』などで、[[ティム・バートン]]版およびジョエル・シュマッカー版バットマン、『ダークナイトトリロジー』などの過去作は含まれない。しかし、批評家からの賛否両論・酷評や『ジャスティス・リーグ』の制作上の紆余曲折を経ての興行的失敗を教訓に、現在はユニバース計画が大きく見直され、各映画の繋がりは薄まり、独立性の高い作風が強くなった。また、映画シリーズとは別に「アロー」「フラッシュ」「スーパーガール」といったドラマ作品でも世界観をリンクさせている。クロスオーバーも積極的で、例えば「アロー」にはフラッシュやラーズ・アル・グール、コンスタンティンなどがゲスト出演している。) &footnote(ユニバーサル・ピクチャーズはトム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を皮切りに、往年のモンスター映画を現代風にリメイクして世界観も共有する「ダーク・ユニバース」を展開予定であった。ハビエル・バルデムやジョニー・デップが主演予定だった作品の制作も内定していたが、『ザ・マミー』の酷評や大コケの影響で、ユニバースの展開が白紙となってしまった。) &footnote(その他、レジェンダリー・ピクチャーズ製作で『GODZILLA ゴジラ』『キングコング 髑髏島の巨神』等のハリウッド製怪獣映画の世界観「モンスターバース」やニュー・ライン・シネマ製作の『死霊館』に連なる「死霊館バース」、『アンブレイカブル』『スプリット』『ミスター・ガラス』の「シャマランバース」など様々なユニバースシリーズが製作されてきた。) ちなみに本来は『キャプテン・アメリカ』を中心とした企画であったが、『アイアンマン』の予想外の大ヒットで急遽アイアンマンも物語の中心位置になった事がコミコンで明かされている。 *主な登場人物 **ヒーロー ◆[[&b(){&color(red){トニー・スターク}/&color(goldenrod,red){アイアンマン}}>トニー・スターク/アイアンマン(MCU)]] 演:[[ロバート・ダウニーJr]](吹き替え:[[藤原啓治]]) 大企業スターク・インダストリーズの社長にして稀代の発明家。 自身の発明した特殊スーツにより武装し、戦争をふっかけてくる敵と戦う。 自信過剰なところが玉に瑕だが、根は真面目で繊細なのでやる時はやる。 ◆[[&b(){&color(blue){スティーブ・ロジャース}/&color(red,blue){キャプテン&color(white){・}アメリカ}}>スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(MCU)]] 演:クリス・エヴァンス(吹き替え:[[中村悠一]]) 1940年代、ドイツから亡命してきた科学者のエイブラハム・アースキン博士が発明した超人血清を打たれ肉体を超人化した兵士。 強靭な肉体とトレードマークである特殊合金「ヴィヴラニウム」の盾を武器に持つ。 愛国心と責任感に優れた好青年であり、アベンジャーズの指揮を務める。愛称は「キャップ」。 登場するたびに強くなってると評判。成長力まで超人のようだ。 ◆[[&b(){&color(gold,gray){ソー}}>ソー(MCU)]] 演:クリス・ヘムズワース(吹き替え:三宅健太) 神々の国アスガルドの王子。 怪力と雷を呼び起こすハンマー「ムジョルニア」を駆使し敵を駆逐する。 元々は傲慢な性格だったが地球人の女性との交流を経て成長し、思慮深さも出た。 ◆[[&b(){&color(green){ブルース・バナー}/&color(black,green){ハルク}}>ブルース・バナー/ハルク(MCU)]] 演:エドワード・ノートン(吹き替え:水嶋ヒロ『インクレディブル・ハルク』) →マーク・ラファロ(吹き替え:宮内敦士『アベンジャーズ』以降) 人体実験が失敗し怒ると緑色の巨大な怪物に変身するようになった科学者。 一たび変身すると制御不能になるため、戦力になるが扱いづらいという諸刃の剣を持つ。 普段は冷静かつ温厚だが、ハルク化すると性格も粗暴になる。 ◆[[&b(){&color(darkred){ナターシャ・ロマノフ}/&color(crimson,black){ブラック・ウィドウ}}>ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(MCU)]] 演:スカーレット・ヨハンソン(吹き替え:佐古真弓『アイアンマン2』→ [[米倉涼子]]『アベンジャーズ』以降) S.H.I.E.L.D.の女エージェント。 元ロシアのスパイで、隠密行動や対人戦闘に長けている。 幼少時の悲惨な訓練生時代で、人には言えないトラウマを抱える。 ◆[[&b(){&color(purple){クリント・バートン}/&color(black,darkslateblue){ホークアイ}}>クリント・バートン/ホークアイ(MCU)]] 演:ジェレミー・レナー(吹き替え:阪口周平『マイティ・ソー』→ 宮迫博之『アベンジャーズ』~『アベンジャーズ/エンドゲーム』→ [[東地宏樹]]『ブラック・ウィドウ』以降) S.H.I.E.L.D.のエージェント。二児の父。 百戦錬磨の弓使いで、どんな無茶な射的もこなしてしまう。「ただの弓の人」でもヒーローなのだ。 ◆[[&b(){&color(dimgray){ジェームズ・“ローディ”ローズ}/&color(silver,dimgray){ウォーマシン}}>ジェームズ・“ローディ”ローズ/ウォーマシン(MCU)]] 演:テレンス・ハワード(吹き替え:[[高木渉>高木渉(声優)]]『アイアンマン』) →ドン・チードル(吹き替え:目黒光祐『アイアンマン2』以降) トニーのよき友人の空軍大佐。 強い愛国心を持ち、アイアンマンスーツを基にしたアーマーで武装した戦士となる。 ◆&b(){&color(brown){サム・ウィルソン}/&color(orangered,gray){ファルコン}} 演:アンソニー・マッキー(吹き替え:溝端淳平『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』~『アベンジャーズ/エンドゲーム』→ 濱野大輝『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』以降) スティーブと親しい退役軍人。 人工翼による空中戦を得意とする。 ◆&b(){&color(lightsteelblue){バッキー・バーンズ}/&color(lightsteelblue,gray){ウィンター&color(red){・}ソルジャー}} 演:セバスチャン・スタン(吹き替え:白石充) スティーブの幼馴染でかつての同期の軍人。 ヒドラとの戦いで谷底に転落死したと思われていたが生存しており、ヒドラの実験により洗脳された傀儡兵士と成り果ててしまう。 スティーブとの再会以降、紆余曲折を経てヒーローとして再起し、地球を守るために戦う決意を固める。 ◆[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(MCUのチーム)]]  ○&b(){&color(maroon){ピーター・クイル}/&color(maroon,gray){スター・ロード}}   演:クリス・プラット(吹き替え:[[山寺宏一]])  ○&b(){&color(mediumvioletred,forestgreen){ガモーラ}}   演:ゾーイ・サルダナ(吹き替え:[[朴ロ美]])  ○&b(){&color(crimson,slategray){ドラックス・ザ・デストロイヤー}}   演:デイヴ・バウティスタ(吹き替え:楠見尚己)  ○&b(){&color(darkblue,brown){ロケット・ラクーン}}   声:ブラッドリー・クーパー(吹き替え:加藤浩次)  ○&b(){&color(black,saddlebrown){グルート}}   声:ヴィン・ディーゼル(吹き替え:遠藤憲一)  ○&b(){&color(floralwhite,limegreen){マンティス}}   演:ポム・クレメンティエフ(吹き替え:秋元才加) 銀河の果てで戦っている元ロクデナシ集団。 陽気なリーダーとクールな女戦士、脳筋破壊魔におっさんアライグマと癒し系植物人間の五人。後に新メンバーとしてエンパス虫少女が加入。 ◆&b(){&color(deepskyblue,steelblue){ネビュラ}} 演:カレン・ギラン(吹き替え:森夏姫) ガモーラの義理の姉妹で、サノスの養子。義理の父と姉を恨んでいる。 ガーディアンズとの関わりを経てガモーラと和解し、サノスとの決着を付けるためアベンジャーズとともに戦う。 ◆ハワード・ザ・ダック 演:セス・グリーン(声のみ)(吹き替え:不明) 別次元、アース791021から来た水鳥型宇宙人((ただし、それはあくまでも正史世界“アース616”での話であり、MCUの世界であるアース199999ではその設定を持つかどうかは不明。))。 &font(l){半ば原作通りに}主にガーディアンズシリーズのカメオ出演キャラとして活躍している。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実はエンドゲームの決戦のシーンにも、一瞬だが参戦している様子が見られる。}} ◆[[&b(){&color(crimson){ワンダ・マキシモフ}/&color(black,crimson){スカーレット・ウィッチ}}>ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(MCU)]] 演:エリザベス・オルセン(吹き替え:行成とあ) ヒドラのインフィニティ・ストーンを利用した実験で超能力を得た少女。 テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ。 当初はウルトロンの配下として登場するも、彼の真の目的を知って離反しアベンジャーズに加入した。 ヴィジョンと恋仲になるが、『インフィニティ・ウォー』において思わぬ方向に。そして『ワンダヴィジョン』で更なる変化が…? ◆&b(){&color(silver){ピエトロ・マキシモフ}/&color(blue,silver){クイックシルバー}} 演:アーロン・テイラー=ジョンソン(吹き替え:小松史法) ワンダの双子の兄。 高速移動の能力を持つ。ウルトロンとの戦いで戦死。 原作ではワンダ共々『X-MEN』シリーズに登場するミュータントだが、『X-MEN』映画化の権利を持つ20世紀FOXとマーベルの交渉の結果、設定変更することで参戦を果たした。 &font(#ff0000,u){&font(#ffffff){しかし、X-MENがMCU入りする事になったので、なんだかんだで蘇るかもしれない。…と思ったら、『ワンダヴィジョン』に演者が20世紀FOX版準拠に変更されたピエトロが登場したかと思いきや、ただの洗脳された一般人だった。}} ◆&b(){&color(mediumvioletred,mediumaquamarine){ヴィジョン}} 演:ポール・ベタニー(吹き替え:加瀬康之) ↑のジャーヴィスを、マインドストーンの力で人工肉体に意識を移植して完成した人造超人。 紳士的で人間に友好を示すチート能力者。あまりにチートすぎるため、脚本の都合でよく弱体化させられる。 ◆[[&b(){&color(peru){スコット・ラング}/&color(crimson,silver){アントマン}}>スコット・ラング/アントマン(MCU)]] 演:ポール・ラッド(吹き替え:木内秀信) 身体を縮めるバツイチ男。 ピム粒子の力で怪力を持った小さなヒーローとなり、隠密工作を行う。 ◆&b(){&color(orange){ホープ・ヴァン・ダイン}/&color(saddlebrown,gold){ワスプ}} 演:エヴァンジェリン・リリー(吹き替え:内田有紀) ピム博士の娘で、スコットのパートナー。 母の後を継いでワスプとなり、飛行能力を生かした戦闘をする。 ◆&b(){&color(goldenrod){キャシー・ラング}/&color(purple,silver){スタチュア}} 演:アビー・ライダー・フォートソン(幼少期)(吹き替え:太田梨香子『アントマン』『アントマン&ワスプ』) →エマ・ファーマン(成長後)(吹き替え:イブ優里安『アベンジャーズ/エンドゲーム』) →キャスリン・ニュートン(成長後)(吹き替え:[[高橋李依]]『アントマン&ワスプ:クアントマニア』以降) スコットの愛娘にして、ヒーローである父に憧れるティーンエイジャー。 ◆[[&b(){&color(deepskyblue){ピーター・パーカー}/&color(blue,red){スパイダーマン}}>ピーター・パーカー/スパイダーマン(MCU)]] 演:トム・ホランド(吹き替え:榎木淳弥) 蜘蛛のスーパーパワーを得た高校生にして親愛なる隣人。 アントマンとヒドラ残党が対決した時点で既に活動して世間の注目を集めていた。 ヒーロー活動に目を付けたアイアンマンにスカウトされる。 『シビル・ウォー』の制作に伴いルッソ兄弟がMCUへの登場を熱望し、映画化の権利を持っていたソニーとマーベルの業務提携により、映画化権を共有することで奇跡の参戦を果たしたアメリカ内外屈指の人気キャラ。 ◆&b(){&color(royalblue,silver){ヴァルキリー}} 演:テッサ・トンプソン(吹き替え:[[沢城みゆき]]) アスガルドの女戦士隊の一人。ノリのいい豪快な女性。 ◆[[&b(){&color(navy){ティ・チャラ}/&color(purple,black){ブラックパンサー}}>ティ・チャラ/ブラックパンサー(MCU)]] 演:チャドウィック・ボーズマン(吹き替え:田村真) アフリカに存在するワカンダ国の若き王。 ワカンダの守護神たる黒豹の名を冠したヴィヴラニウム製の強化スーツと爪で戦う。 ◆&b(){&color(navy){シュリ}/&color(gold,black){ブラックパンサー}} 演:レティーシャ・ライト(吹き替え:百田夏菜子) ワカンダの王女にしてティ・チャラの妹。そしてワカンダ一の頭脳を持つ天才科学者。 ◆&b(){&color(maroon,red){オコエ}} 演:ダナイ・グリラ(吹き替え:[[斎賀みつき]]) ティ・チャラの親衛隊長を務めるワカンダ最強の槍使い。 ◆&b(){&color(orangered){リリ・ウィリアムズ}/&color(black,orangered){アイアンハート}} 演:ドミニク・ソーン(吹き替え:[[早見沙織]]) トニー・スタークのアイアンマンスーツに匹敵するアーマースーツを開発する天才少女。トニーの母校であるMITの学生であり、大学の課題で提出したヴィブラニウムの探知装置を危険視したタロカンに命を狙われる羽目に。 ◆&b(){&color(red,midnightblue){ドクター・スティーヴン・ストレンジ}} 演:ベネディクト・カンバーバッチ(吹き替え:三上哲) 天才外科医だったが事故で両手が麻痺し、マスターズ・オブ・ミスティックアーツの寺院カマー・タージにて魔術の才能に目覚めた。 多元宇宙の力を引き出した魔術で武器の出現、空間移動、マントによる浮遊、時間操作を駆使する。 ◆&b(){&color(indianred){ウォン}} 演:ベネディクト・ウォン(吹き替え:田中美央) ストレンジの同僚の魔術師。 ◆&b(){&color(red,blue){アメリカ・チャベス}} 演:ソーチー・ゴメス(吹き替え:[[鬼頭明里]]) マルチバースを渡り歩く能力を持つ少女。 ◆&b(){&color(black,red){シュー・シャン・チー}} 演:シム・リウ(吹き替え:細谷佳正) 秘密結社テン・リングスの首領ウェンウーの息子。 妻を失ったウェンウーによって暗殺者として育て上げられアメリカに渡るが、そのことを隠して生活を送っていた。 ◆&b(){&color(gold){キャロル・ダンヴァース}/&color(gold,red){キャプテン・マーベル}} 演:ブリー・ラーソン(吹き替え:[[水樹奈々]]) 四次元キューブの力を得てクリーで訓練を受けた地球人の空軍パイロット。 全身にフォトンエネルギーを宿し、放出による攻撃や、単独で宇宙空間を活動し空を飛べる。 ◆エターナルズ  ○&b(){&color(black,green){セルシ}}   演:ジェンマ・チャン(吹き替え:恒松あゆみ)  ○&b(){&color(khaki,blue){イカリス}}   演:リチャード・マッデン(吹き替え:川田紳司)  ○&b(){&color(gold,navy){エイジャック}}   演:サルマ・ハエック(吹き替え:[[戸田恵子]])  ○&b(){&color(orange,springgreen){スプライト}}   演:リア・マクヒュー(吹き替え:金子陸)  ○&b(){&color(khaki,plum){キンゴ}}   演:クメイル・ナンジアニ(吹き替え:[[杉田智和]])  ○&b(){&color(black,blueviolet){ファストス}}   演:ブライアン・タイリー・ヘンリー(吹き替え:後藤光祐)  ○&b(){&color(orangered,black){ドルイグ}}   演:バリー・コーガン(吹き替え:[[内山昂輝]])  ○&b(){&color(darkgray,orangered){マッカリ}}   演:ローレン・リドロフ  ○&b(){&color(lightyellow,khaki){セナ}}   演:アンジェリーナ・ジョリー(吹き替え:深見梨加)  ○&b(){&color(darkolivegreen,sienna){ギルガメッシュ}}   演:ドン・リー(マ・ドンソク)(吹き替え:[[稲田徹]]) セレスティアルズに生み出された、永遠の命を生きる種族。 有史以前から地球人の営みを監視し続け、人知れず脅威から守り抜いてきたが、それにはある目的があった。 ◆&b(){&color(purple){ケイト・ビショップ}/&color(black,violet){ホークアイ}} 演:ヘイリー・スタインフェルド(吹き替え:種崎敦美) NY決戦でクリントに命を救われて以来、ホークアイに憧れを抱き、弓術を極めるようになった。 ◆&b(){&color(steelblue){マーク・スペクター}/&color(whitesmoke,steelblue){ムーンナイト}} ◆&b(){&color(lightsteelblue){スティーヴン・グラント}/&color(whitesmoke,lightsteelblue){Mr.ナイト}} 演:オスカー・アイザック(吹き替え:[[関智一]]) 寡黙で頑固な人格「マーク」と温厚で知識のある人格「スティーヴン」が混在している多重人格者の傭兵。 エジプトの神コンスと契約して化身(アバター)となり、悪人を懲罰するダークヒーローとなる。 ◆&b(){&color(tomato){カマラ・カーン}/&color(blue,orangered){ミズ・マーベル}} 演:イマン・ヴェラーニ(吹き替え:松岡美里) アベンジャーズオタク(特にキャプテン・マーベルの大ファン)のパキスタン系アメリカ人の高校生。祖母から送られた魔法のバングルから発生する光(ヌール)エネルギーを具現化して利用し、構造物を作成する能力を獲得した。 ◆&b(){&color(lightgreen){ジェニファー・ウォルターズ}/&color(black,lightgreen){シー・ハルク}} 演:タチアナ・マスラニ―(吹き替え:[[井上麻里奈]]) 超人法を専門とするGLK&H事務所の弁護士で、ハルクことブルース・バナーの従姉妹。交通事故により同乗者のブルースの血液に触れてしまい、力強く緑がかったシー・ハルクに変身する体質となってしまう。 [[第四の壁>メタ発言]]を破ることができる。 **ヒーローの協力者達 ◆&b(){&color(maroon,black){ニック・フューリー}} 演:サミュエル・L・ジャクソン(吹き替え:手塚秀彰『アイアンマン』~『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』→ 竹中直人『アベンジャーズ』以降) S.H.I.E.L.D.長官。左目に眼帯をした壮年の男。 アベンジャーズの総指揮として結集の役目を果たすも、自身の腹に色々と一物を抱えている為人望は薄い。 ◆フィル・コールソン 演:クラーク・グレッグ(吹き替え:村治学) S.H.I.E.L.D.のエージェント。フューリーの補佐を務める。 アベンジャーズ結集のため様々な映画の裏で頑張っていた苦労人。 映画オリジナルキャラだが人気が出たためコミックに逆輸入された。 一度死亡したがドラマ版で極秘に蘇生されS.H.I.E.L.D.を陰で支える。 ◆マリア・ヒル 演:コビー・スマルダーズ(吹き替え:本田貴子) S.H.I.E.L.D.のエージェントで、フューリーの副官。 長官の右腕として高い射撃の腕前を持つ。 ◆ペッパー・ポッツ 演:グウィネス・パルトロー(吹き替え:岡寛恵『アイアンマン』~『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』→ 小林さやか『アベンジャーズ/エンドゲーム』) トニーの秘書で恋人(のちにスターク・インダストリーズの社長を襲名)。 色々勝手をやらかすトニーに冷や汗をかきつつも、彼の身を案じ見守っている。 ◆ジャーヴィス 声:ポール・ベタニー(吹き替え:加瀬康之) トニーの執事AI。アイアンマンのサポートを行う。 ◆ハワード・スターク 演:ジョン・スラッテリー(吹き替え:仲野裕)(壮年時)、ドミニク・クーパー(吹き替え:野島裕史)(青年時) トニーの父親で、偉大な先達発明家。 キャプテン・アメリカと共に戦場を駆け巡り、絆を培った。 S.H.I.E.L.D.の創設メンバーだが、仕事で多忙な日々を送っていたために息子を放任してしまい親子仲に溝を作ってしまう。 1991年に妻のマリア共々交通事故で死亡したが、その裏には衝撃的な真実が隠されていた。 ◆ペギー・カーター 演:ヘイリー・アトウェル(吹き替え:園崎未恵) キャップの監督役兼パートナーの女性軍人。 スティーブにとっても彼女にとっても、互いに運命の人と思っていた。 ◆ハンク・ピム 演:マイケル・ダグラス(吹き替え:御友公喜) アントマンの後見人の博士。 ハワードのライバルで、彼と息子のトニーを敵視。 若い頃は初代アントマンとして戦場を駆け巡っており、キャプテン・アメリカが凍り付いた後の世界の平和を陰から支えていた。 ◆ジェーン・フォスター 演:ナタリー・ポートマン(吹き替え:[[坂本真綾]]) ソーと初めて知り合った人間の天文学者。 彼と通じ合ううちに恋人同士になるが、『バトルロイヤル』前に破局。しかし…? ◆エリック・セルヴィグ 演:ステラン・スカルスガルド(吹き替え:金子由之) ソーと対面した物理学者。 これを機に、S.H.I.E.L.D.絡みで様々な事件と関わりを持つが色々とひどい目に合う。 ◆タロス 演:ベン・メンデルソーン(吹き替え:[[関俊彦]]) クリーと敵対する、変身能力を持ったスクラル人の将軍。 窮地を救ってくれたキャプテン・マーベルとフューリーには恩義を感じており、その後も彼らに手を貸している。 ◆スタン・リー 演:本人 劇中のあらゆる場所、あらゆる星、あらゆる時代にも登場する謎の御大。 #openclose(show=≪その正体は……≫){ 実はウォッチャー・インフォーマントと呼ばれる&font(#ff0000){コズミックビーイング}。 宇宙を旅し冒険談をウォッチャーに報告する役目を持っており、1943年代頃から地球に頻繁に訪れている。その他にもザンダーやサカール等の他の惑星にも精力的に足を延ばして活動している。 } **[[ヴィラン>マーベル・シネマティック・ユニバースに登場するヴィラン]] ◆[[&b(){&color(black,yellowgreen){ロキ}}>ロキ(MCU)]] 演:トム・ヒドルストン(吹き替え:[[平川大輔]]) ソーの義弟。 自身の出生と兄の立場を妬んでいる。『アベンジャーズ』ではメインヴィランを務め、ヒーロー達との激戦を繰り広げた。 紆余曲折を経てソーとの和解を果たし、改心して兄を支える決意を固めた矢先、サノスによって壮絶な最期を遂げてしまう。 しかし、『エンドゲーム』での2012年の世界で発生した思わぬ出来事により、2012年当時のロキが四次元キューブと共に逃亡。その後の彼の動向はスピンオフドラマ『ロキ』で描かれる。 ◆[[&b(){&color(goldenrod,slateblue){サノス}}>サノス(MARVEL)]] 演:ジョシュ・ブローリン(吹き替え:[[銀河万丈]])(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』以降) 銀河最強最悪の力を持つ戦士。 インフィニティ・ストーンを集め、宇宙の半分の生命を虐殺することで宇宙の救済を果たそうとする狂気のタイタン人。 その他のヴィランについては[[この項目>マーベル・シネマティック・ユニバースに登場するヴィラン]]を参照。 **マーベル・テレビジョン作品の登場人物 ◆&bold(){スカイ/デイジー・ジョンソン} 演:クロエ・ベネット(吹き替え:渋谷はるか) コールソンにスカウトされた新人S.H.I.E.L.D.エージェント。 実は過去にクリー人と関係が…。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その後、なんやかんやあってインヒューマンへと覚醒してしまい、超振動によってあらゆる物を粉砕する“クエイク”へと生まれ変わってしまった。}} ◆&b(){マット・マードック/&color(black,crimson){デアデビル}} 演:チャーリー・コックス(吹き替え:内田夕夜) ニューヨークで弁護士として働く盲目の男。 発達した聴覚を活かし、法では裁けない悪人を成敗している。 ◆&b(){ジェシカ・ジョーンズ} 演:クリステン・リッター(吹き替え:渡辺明乃) ニューヨークの女探偵。怪力のスーパーパワーを持つ。 変態男キルグレイヴに執着されており、執拗に追い回されたことがトラウマとなって酒を飲んだくれている。 ◆&b(){カール・ルーカス/&color(#804012,yellow){ルーク・ケイジ}} 演:マイク・コルター(吹き替え:武田雅則) ハーレム在住の黒人ヒーロー。 刑務所で受けた人体実験により強靭な肉体と怪力を持ち、街を守るために雇われヒーローとして戦う。 ◆&b(){ダニー・ランド/&color(gold,#004d00){アイアン・フィスト}} 演:フィン・ジョーンズ(吹き替え:森宮隆) 秘境クン・ルンで修行を重ね、ついには龍の試練を突破しアイアン・フィストの称号を得た若きカンフーマスター。 幼いころ両親と共に飛行機事故に遭い、ひとりクン・ルンに拾われそこで育ったが、自らの生家であるランド社に忍び寄る危機を前に帰還する。 ◆[[&bold(){フランク・キャッスル/&color(ghostwhite,black){パニッシャー}}>The Punisher]] 演:ジョン・バーンサル(吹き替え:坂詰貴之) 犯罪者を抹殺する使命に燃える復讐者。 如何なる悪人でも殺さないデアデビルと対立する。 ◆&b(){エレクトラ・ナチオス} 演:エロディ・ユン(吹き替え:桜木可奈子) 富豪の令嬢でマットの元カノ。 自身が継いだ会社の金が犯罪に使われていた為、ヤクザから取り返す為にマットに接触するも断られてしまう。 そこでマットに勝手に金を振り込んで、無理矢理仕事を引き受けさせてパートナーにした。 ◆&b(){ロビー・レイエス/&color(orange,black){ゴーストライダー}} 演:ガブリエル・ルナ(吹き替え:桐本拓哉) 地獄の炎をまとう復讐の精霊。 ストリートギャングの銃撃による交通事故で死亡するが、先代ゴーストライダーとの取引で復活を果たす。 ◆ランナウェイズ  ○&b(){アレックス・ワイルダー}   演:レンジ―・フェリズ(吹き替え:林勇)  ○&b(){ニコ・ミノル}   演:岡野りりか(吹き替え:志田有彩)  ○&b(){カロリーナ・ディーン}   演:ヴァージニア・ガードナー(吹き替え:[[潘めぐみ]])  ○&b(){ガート・ヨークス}   演:アリエラ・ベアラー(吹き替え:石田嘉代)  ○&b(){チェイス・ステイン}   演:グレッグ・サルキン(吹き替え:中島ヨシキ)  ○&b(){モリー・ハイエス}   演:アレグラ・アコスタ(吹き替え:遠藤さやか) ◆&b(){タイロン・ジョンソン/&color(white,black){クローク}} 演:オーブリー・ジョセフ 闇の能力者。 石油基地の爆破事故により、漆黒のマントで自在に姿を消せるようになった。 ◆&b(){タンディ・ボウエン/&color(gold,white){ダガー}} 演:オリヴィア・ホルト 光の能力者。 石油基地の爆破事故により、光の短剣を操れるようになった。 *シリーズ中での主なキーワード ▼地球 シリーズの主な舞台となるMCUの地球であり、銀河の人間からはテラとも呼ばれている。 他の星々と比べ文明の発展は遅れ銀河の中では重要なものはないとされ、ある人物からは「マジでクソ溜めみたいな場所」と言われるほど。 しかし、アイアンマン以降から続々と超人達が現れ始めたり、後述のインフィニティー・ストーンが6つの内3つも存在したり、2度も銀河中を巻き込んだ大事件の中心になったりとパワーバランスが不安定すぎるある意味魔境と化している。 ▼S.H.I.E.L.D(戦略国土調停補強管理局) アメリカ合衆国の危機に対して対策を取り、防衛するために結成された組織。 アベンジャーズをはじめとするヒーローを管理・サポートしつつ国土防衛するのが仕事。 ▼超人兵士 1940年代の第二次世界大戦時に計画された、兵士を最強の兵器として改造する人体試験計画。 ハワード・スタークが一部の技術を提供し、被験者としてスティーブ・ロジャースが選ばれ実験は成功したが、計画自体は中止となってしまう。 後にブルース・バナーが軍からの依頼で独自の案で再現しようとしたが失敗に終わった。 ▼アスガルド 北欧神が支配する九つの世界の一つ。 他の世界と行き来できる虹の橋を有している。 ▼ヒドラ 第二次世界大戦中のドイツに潜伏していた秘密結社。 世界征服を目論んでいたが、キャプテン・アメリカにより野望は打ち砕かれ、組織は解体されたが、その残照は今もなお残っている。 ▼チタウリ 凶暴で好戦的な宇宙人種族。サノスを通じ、ロキの指揮の下、地球を攻撃した。 所謂戦闘員枠。 大軍勢でNYを襲撃するも、結成したアベンジャーズとアイアンマンの決死の覚悟によって壊滅し、失敗した。 この襲撃によって、全世界に宇宙人や超人達の存在が知れ渡り、チタウリが地球に残した外宇宙のテクノロジーの多くは一般人への流出を防ぐために S.H.I.E.L.D.やダメージコントロール局によって回収されたが、その強引なやり方はバルチャー一味が止む無く犯罪に手を染める遠因にもなり、彼らやS.H.I.E.L.D.内部に潜んでいたヒドラ残党は回収されなかった兵器を手中に収め、これを悪用してしまう。 ▼クリー アンドロメダ銀河系に住む、青肌が特徴の種族。 地球にも太古の時代から何人か来訪し、地球人に何かしらの影響を与えている。 #openclose(show=≪実は≫){ 他の惑星を侵攻し、自分達に従わない種族を弾圧している侵略者。 また、生体実験なども幾度となく行っており、インヒューマンズも、元々クリー人が地球人と天界人(セレスティアルズ)の遺伝子を融合して創った人工生命体に等しい存在である。 } ▼スクラル クリーと敵対する種族。 変身能力を持ち、他の惑星に潜伏している。 #openclose(show=≪実は≫){ クリーによる印象操作で悪者に仕立て上げられ、迫害されている。 キャプテン・マーベルの活躍でクリーの手から逃れ、サノスとの戦いの後にはフューリーらに協力している。 } ▼[[無限の石(インフィニティ・ストーン)>インフィニティ・ジェム]] 宇宙誕生の特異点の残骸となった6つの石の総称。 それぞれの石には宇宙を揺るがすほどの力を有している。 ・スペース・ストーン/テッセラクト(コズミック・キューブ) ・リアリティ・ストーン/エーテル ・パワー・ストーン/オーブ ・マインド・ストーン/セプター(チタウリの杖の先端の石) ・タイム・ストーン/正式名称不明(アガモットの目の中央の石) ・ソウル・ストーン の6つがある。 そして、これら6つを全て嵌め込むことで完成するインフィニティ・ガントレットが存在する。 ▼ピム粒子 ハンク・ピムが開発した、物体の原子・分子間の距離を縮めて密度を変化させ、自在に縮小・拡大ができる粒子。しかし、どんなに密度を変えても対象の物体が持つ元々の質量は変わらないため、小さい姿のまま強烈なパンチやキックなどを繰り出したりできるなど、対象のパワーをそのまま発揮できる優れもの。 アントマンやワスプの力の源であり、制御を解除し、分子以下の未知の大きさの限界まで小さくなると「量子世界」と呼ばれる異界へと転移できる。 ▼ソコヴィア協定 ニューヨークやソコヴィアでのアベンジャーズの戦闘被害を危惧した国連が制定した協定で、スーパーヒーローの出撃許可や管理を国連が全て行うというもの。 この協定の賛否および協定締結式で発生したウィンター・ソルジャーのテロ事件を巡り、最終的にアベンジャーズは瓦解することとなる。 協定自体はその後も廃止されておらず、『インフィニティ・ウォー』ではホークアイとアントマンが協定を受け入れた結果、協定違反の罪で2年間の自宅軟禁の処分を受けた事が語られた。 #openclose(show=なお){ 『エンドゲーム』で5年が経過した時点では、指名手配されていたはずのスティーブはセラピーを主催していたり、ハルクも5年の間に起きた変化で市民に受け入れられる存在に変化していたりと、協定は機能していなかった。 それに関する疑問は、2019年12月頃に解禁されたオリジナル脚本の中で、協定の発案者であるロス長官が指パッチンで消滅していた設定が明かされた事で一応解消されている。 } ▼ワカンダ国 ジャングルの奥深くに存在するアフリカの小国家。 宇宙最強の鉱物ヴィブラニウムの技術の恩恵を受けており、発展途上国の皮を被った超科学大国を築き上げている。ティ・チャラ以前の国王の代までは技術を封印していたが、ティ・チャラにより、国の全貌と、その技術が全世界に知らされることになった。 ▼魔術 マルチバースの力を借りて発現する、人の技を超えた力。 ドクター・ストレンジや魔術師たちはこれを駆使した武器や特殊能力で戦う。 ▼“指パッチン” / "The Decimation" 『インフィニティ・ウォー』ラストで発生した事象。 #openclose(show=その実態){ インフィニティ・ストーンを6個全て集めたサノスがインフィニティ・ガントレットにより指を鳴らした結果、全宇宙の半分の生命が文字通り塵となって消えた。 アベンジャーズのメンバーをはじめとしたヒーロー達とその関係者も例外ではなく、その混乱は5年後、アベンジャーズがストーンを6個集め直し、ハルクが再び指パッチンを行い消えた生命を呼び戻すまで続いた。 全世界に異星人の脅威を知らしめた大事件である。 } ▼ヘルズ・キッチン Netflix製作ドラマシリーズの舞台。ちなみに「ヘルズ・キッチン」はニューヨークにある実在の都市。チタウリ襲撃の爪痕が未だ多く残っているニューヨークのスラムで、治安も回復しておらず海外マフィアや怪人が跋扈し、犯罪の温床となっている。 *作品一覧 シリーズの区切り(主にアッセンブルスの「アベンジャーズ」名義の作品)ごとに区切られている。 2作品以上登場しているキャラも軽く紹介する。 **インフィニティ・サーガ フェーズ1~フェーズ3の22作の総称。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開に合わせて命名された。 #openclose(show=≪フェーズ1、08~12年≫){ ●[[アイアンマン>アイアンマン(映画)]] / Iron Man 2008年5月2日北米公開/2008年9月27日日本公開 監督:ジョン・ファヴロー キャラ:アイアンマン、ペッパー、ローディ、ハッピー、ジャーヴィス、フューリー、コールソン、クリスティン、インセン ヴィラン:オバディア・ステイン/アイアンモンガー(死亡) 「装着せよ──強き自分。」 アイアンマンの誕生、トニーの成長とテロ組織との戦いを描く。 本作の予想を超える好評と大ヒットが、後のMCUの成功を決定づけたと言える。 ●[[インクレディブル・ハルク>インクレディブル・ハルク(映画)]] / The Incredible Hulk 2008年6月13日北米公開/2008年8月1日日本公開 監督:ルイ・レテリエ キャラ:ハルク、アイアンマン(トニー生身)、ロス将軍、アボミネーション ヴィラン:エミル・ブロンスキー/アボミネーション(逮捕監禁) 「その『力』、ためらうな。」 ハルクの誕生と彼の軍からの逃亡劇を描く。 映画のラストにトニーが登場するが、この頃はまだユニバース化が未定だったためか繋がりが見えにくいきらいがある。 ハルクを演じる役者が後に変更されたり、本作のキャストがMCUの他作品に出演する事も殆どなかったため、 『シビル・ウォー』公開まではユニバースの中でもやや独立した作品となっていた。 ●[[アイアンマン2>アイアンマン2(映画)]] / Iron Man 2 2010年5月7日北米公開/2010年6月11日日本公開 監督:ジョン・ファヴロー キャラ:アイアンマン、ブラック・ウィドウ、ペッパー、ウォーマシン、ハッピー、ジャーヴィス、フューリー、コールソン、スターン議員、ハワード、クリスティン ヴィラン:イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ(死亡)、ジャスティン・ハマー(逮捕) 「ヒーローになった男、トニー・スターク。次なる試練。」 トニーがぶち当たった壁、自身を狙う強敵との対決を描く。 この辺りから、ユニバース化を意識した描写が増えてくる。 ●[[マイティ・ソー>マイティ・ソー(映画)]] / Thor 2011年5月6日北米公開/2011年7月2日日本公開 監督:ケネス・ブラナー キャラ:ソー、ロキ、ジェーン、オーディン、フリッガ、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、シフ、ヘイムダル、セルヴィグ博士、ダーシー、フューリー、ホークアイ、コールソン、シットウェル ヴィラン:ラウフェイ(死亡)、ロキ(生存) 「神失格の男──二つの世界の運命は、彼の手に。」 ソーの追放と地球での成長、ロキとの決別と対決を描く。 ●[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]] / Captain America: The First Avenger 2011年7月22日北米公開/2011年10月14日日本公開 監督:ジョー・ジョンストン キャラ:キャプテン・アメリカ、ペギー、バッキー、レッドスカル、ゾラ、ハワード、フューリー ヴィラン:ヨハン・シュミット/レッドスカル(行方不明→生存) 「なぜ彼は、地球最初のヒーローと呼ばれたのか──」 スティーブがキャプテン・アメリカとなり、戦場を駆け巡りながらヒドラを倒すも、北極に墜落し70年眠りについた後、蘇生されるまでを描く。 次回作に「アベンジャーズ」が迫ったため全編にわたって繋がりが見える。 テッセラクト登場。 ●[[アベンジャーズ>アベンジャーズ(2012年の映画)]] / Marvel's The Avengers 2012年5月4日北米公開/2012年8月14日日本公開 監督:ジョス・ウェドン キャラ:アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ロキ、フューリー、コールソン、ヒル、シットウェル、ペッパー、ジャーヴィス、セルヴィグ博士、サノス、ジェーン(写真)、ペギー(未公開) ヴィラン:ロキ(生存)、チタウリ(全滅) 「日本よ、これが映画だ。」 初のアッセンブル映画。初結成したアベンジャーズが仲違いしつつ地球侵略を目論むロキと彼の率いるチタウリらと激闘を繰り広げる。 「日本よ、これが映画だ」のキャッチコピーで有名。 セプター登場。 } #openclose(show=≪フェーズ2、13~15年≫){ ●[[アイアンマン3>アイアンマン3(映画)]] / Iron Man 3 2013年5月3日北米公開/2013年4月26日日本公開 監督:シェーン・ブラック キャラ:アイアンマン、ペッパー、ローディ(アイアンパトリオット)、ハッピー、ジャーヴィス、ハーレー、インセン、ハルク(バナー生身)、トレヴァー ヴィラン:マンダリン(偽物→逮捕)、アルドリッチ・キリアン(死亡) 「さらば──アイアンマン。」 チタウリ戦後、心に傷を負ったトニーがそれを乗り越えながらも、自身が生んだ敵との彼自身の戦いを果たすまでを描く。 メインヴィランを巡るどんでん返しは賛否両論だが、事前宣伝を逆手に取ったり、公開前の予想を覆す意外なストーリー展開は、 以後の作品でも度々導入されている。 ●[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド]] / Thor: The Dark World 2013年11月8日北米公開/2014年2月1日日本公開 監督:アラン・テイラー キャラ:ソー、ロキ、ジェーン、オーディン、フリッガ、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、シフ、ヘイムダル、セルヴィグ博士、ダーシー、コレクター、キャプテン・アメリカ(変装) ヴィラン:マレキス(死亡) 「アベンジャーズ最強の男、降臨。」 アスガルドに迫る新たな敵を倒すため、ロキと協力し愛する人と国を守るためのソーの戦いを描く。 エーテル登場。 ●[[キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー]] / Captain America: The Winter Soldier 2014年4月4日北米公開/2014年4月19日日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、フューリー、ヒル、ウィンター・ソルジャー、ファルコン、シャロン(エージェント13)、ピアース、ラムロウ、ゾラ、シットウェル、スターン議員、バトロック、ペギー、ハワード(写真)、ストラッカー、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバー ヴィラン:アレクサンダー・ピアース(死亡) 「アベンジャーズ以外、全員敵」 キャップの、S.H.I.E.L.D.に所属し戦うことへの苦悩と彼に迫る罠、そしてS.H.I.E.L.D.自体に隠された巨大な陰謀との戦いを描く。 高いクオリティのアクションシーンは各方面から絶賛され、MCUの映画としての評価を高める結果となった。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(映画)]] / Guardians of the Galaxy 2014年8月1日北米公開/2014年9月13日日本公開 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、ヨンドゥ、クラグリン、ロナン、コラス、ネビュラ、コレクター、サノス、ハワード・ザ・ダック、コスモ、ジェイソン・クイル ヴィラン:ロナン(死亡) 「宇宙よ、これがヒーローか。」 遥か彼方の銀河で、ひょんなことから組んだならず者達が、オーブを巡る戦いに巻き込まれ、銀河を救うため立ち上がる。 キャッチコピーの「宇宙よ、これがヒーローか」はアベンジャーズの自社パロ。 オーブ登場。 ●[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]] / Avengers: Age of Ultron 2015年5月1日北米公開/2015年7月4日日本公開 監督:ジョス・ウェドン キャラ:アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ、ジャーヴィス、フューリー、ウォーマシン、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバー、ヴィジョン、ファルコン、ヒル、ペギー、ヘイムダル、セルヴィグ博士、ローラ、クーパー、ライラ、ナサニエル、フライデー、ストラッカー、サノス ヴィラン:ウルトロン(死亡)、バロン・ヴォルフガング・フォン・ストラッカー(死亡) 「愛を知る──全人類に捧ぐ。」 「世界を滅ぼすのは──アイアンマン。」 アッセンブルス映画第2弾。 トニーの発明した人工知能ウルトロンが意志を持ち、暴走を開始。後ろ盾を無くしたアベンジャーズの熾烈な戦いを描く。 フェイズ2の集大成にしてフェイズ3の布石を至る所に張る重要な物語。 ●[[アントマン>アントマン(映画)]] / Ant-Man 2015年7月17日北米公開/2015年9月19日日本公開 監督:ペイトン・リード キャラ:アントマン、ホープ、ハンク、ジャネット(シルエットのみ)、ルイス、デイブ、カート、キャシー、マギー、パクストン、ファルコン、ハワード、ペギー、キャプテン・アメリカ、ウィンター・ソルジャー ヴィラン:ダレン・クロス/イエロージャケット(死亡) 「身長1.5cmの男は、ヒーローになれるのか!?」 マーベル史上最小のヒーローを映画化。AoUの裏側で繰り広げられていたイエロージャケット・ヒドラ残党との戦いを描く。 映画では原作の二代目アントマンにあたるスコット・ラングが主人公。 初代アントマンことハンク・ピムはスコットをスカウトする役割。 フェーズ2の締めくくりとシビル・ウォーへの橋渡し的映画でもある。 } #openclose(show=≪フェーズ3、16~19年≫){ ●[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ]] / Captain America: Civil War 2016年5月6日北米公開/2016年4月29日日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ウィンター・ソルジャー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、ウォーマシン、ファルコン、ヴィジョン、アントマン、ブラックパンサー、スパイダーマン、メイおばさん、ペッパー(名前だけ)、フライデー、クロスボーンズ、ロス長官、シャロン、ロス捜査官、ティ・チャカ、アヨ、ジモ ヴィラン:ヘルムート・ジモ(逮捕)、ブロック・ラムロウ/クロスボーンズ(死亡) 「友情が、友情を引き裂く──」 ヒーローの国連への登録協定がきっかけで、罠にかけられたウィンター・ソルジャーを巡って、過去と現在の友情に苦悩するキャップと賛成派にして度重なる犠牲に苦しむトニーの対立を描く。 フェーズ3の始まりにしてシリーズの終結と混沌への助走となった作品。 ●[[ドクター・ストレンジ>ドクター・ストレンジ(映画)]] / Doctor Strange 2016年11月4日北米公開/2017年1月27日日本公開 監督:スコット・デリクソン キャラ:ドクター・ストレンジ、モルド、エンシェント・ワン、ウォン、クリスティーン・パーマー、ドルマムゥ、ソー ヴィラン:カエシリウス(死亡)、ドルマムゥ(生存) 「上から目線の天才外科医。彼を目覚めさせるのは、魔術──」 ストレンジの挫折と魔術との邂逅、そして闇の魔術との戦いを通じ、彼の魔術師への目覚めを描く。 MCUでは異色の異次元描写が話題を呼んだ。 アガモットの目登場。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス]] / Guardians of the Galaxy Vol. 2 2017年5月5日北米公開/2017年5月12日日本公開 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート(ベビー)、マンティス、ヨンドゥ、クラグリン、ネビュラ、アイーシャ、ハワード・ザ・ダック、ジェイソン・クイル ヴィラン:エゴ(死亡)、アイーシャ(生存) 「銀河の危機は、彼らのノリに託された!」 スター・ロードの父と名乗る人物の登場とヨンドゥとの関係の決着を描く。 ほぼサノス絡みの物語ではないが、その分MCU内でも自由な描写が可能となった。 ●[[スパイダーマン:ホームカミング]] / Spider-Man: Homecoming 2017年7月7日北米公開/2017年8月11日日本公開 監督:ジョン・ワッツ キャラ:スパイダーマン、アイアンマン、ネッド、リズ、MJ、フラッシュ、ベティ・ブラント、ハリントン先生、メイおばさん、ハッピー、ペッパー、フライデー、カレン(AI)、キャプテン・アメリカ(ビデオ出演) ヴィラン:エイドリアン・トゥームス/バルチャー(逮捕) 「みせてやる、僕の力を──」 ピーターの学園生活とバルチャーとの対決を描く。学園青春ものの要素が強く、若々しく溌剌なピーターとクラスメイト達の描写が印象的。 また反面、ヴィランであるバルチャーとその仲間たちの、けして浮世離れしていない等身大の「悪」のあり方も同時に濃く追いかけられている。 眩しくも無謀な子供の世界と、現実の淀みに浸った大人の世界との混じり合いが両者の現実を決定的に変えてしまう、 ――という流れは監督ジョン・ワッツの一貫した作家性の延長線上にもある。 アイアンマン=トニー・スタークも登場し、ピーターとトニーの触れ合いも描くほか、用心棒ハッピーやとある人物などアイアンマンサイドの補足も要注目。 なお版権の関係上、配給はソニー・ピクチャーズが担当する。 ●[[マイティ・ソー バトルロイヤル>マイティ・ソー/バトルロイヤル]] / Thor: Ragnarok 2017年11月3日北米・日本公開 監督:タイカ・ワイティティ キャラ:ソー、ハルク、ロキ、オーディン、ヘイムダル、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、ヴァルキリー、グランドマスター、コーグ、ミーク、ドクター・ストレンジ、ブラック・ウィドウ(映像のみ)、ソー役の俳優、ロキ役の俳優、オーディン役の俳優 ヴィラン:ヘラ(死亡) 「死の女神の復讐が始まる」 死の女神ヘラによってアスガルドを追放されたソーがハルクと共に宇宙の果ての闘技場で出会い、アスガルドを賭けた運命の戦いに挑む。 前2作と比べてコメディタッチが強めだが、メインストーリー自体はシリアスである。 ●[[ブラックパンサー>ブラックパンサー(映画)]] / Black Panther 2018年2月16日北米公開/2018年3月1日日本公開 監督:ライアン・クーグラー キャラ:ブラックパンサー、ナキア、オコエ、シュリ、ラモンダ、アヨ、エムバク、ウカビ、ティ・チャカ、ロス捜査官、クロウ、ウィンター・ソルジャー ヴィラン:エリック・スティーブンス/キルモンガー(死亡)、ユリシーズ・クロウ(死亡) 「国王として守るか?ヒーローとして戦うか?」 『シビル・ウォー』後のワカンダで、ブラックパンサーとヴィブラニウム密売を目論むクロウの追跡戦と、国盗りを目論むキルモンガーの戦いを描く。 現代の国際情勢や社会問題を取り入れた作風が話題となり、アメリカ国内では『アベンジャーズ』を超える予想以上の売り上げを叩き出し、 最終的には『インフィニティ・ウォー』を超えるヒット作となった。 アメコミ映画で史上初となるアカデミー作品賞にノミネートされた。 ●[[アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー]] / Avengers: Infinity War 2018年4月27日北米・日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、ブラックパンサー、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、ウォーマシン、ウィンター・ソルジャー(ホワイトウルフ)、オコエ、シュリ、エムバク、アヨ、スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、マンティス、ネビュラ、ロキ、ヘイムダル、ウォン、ネッド、フライデー、ペッパー、ハッピー(未公開シーン)、ロス長官、コレクター、フューリー、ヒル、レッドスカル、サノス、ブラック・オーダー ヴィラン:サノス(生存)、ブラック・オーダー(全員死亡) 「最強の、終わりへ──」 ついにサノスがインフィニティ・ストーンを集めて地球へと侵攻。アベンジャーズ最大の戦いが始まる。 多数のキャラが参戦する群像劇であり、ヒーロー以上にサノスに比重をもった描写が特徴。 ルッソ兄弟の意向でキャストにも作品の全容を知らせない、観客に対して緘口令を敷くなど、徹底的な秘密主義で制作が進められた。 冒頭から物語は怒涛の勢いで進んでいき、観客やファンの予想を覆す展開やまさかのサプライズも多く見られ、衝撃のラストは『エンドゲーム』へと続いていく。 ●[[アントマン&ワスプ>アントマン&ワスプ(映画)]] / Ant-Man and the Wasp 2018年7月6日北米公開/2018年8月31日日本公開 監督:ペイトン・リード キャラ:アントマン、ワスプ、ハンク、ジャネット、ルイス、デイブ、カート、キャシー、マギー、パクストン、ウー捜査官 ヴィラン:エイヴァ・スター/ゴースト(生存)、ソニー・バーチ(逮捕) 「こんな相棒、アリ?」 「身長1.5cmのバディ・ヒーローアクション誕生!」 量子世界に閉じ込められたジャネットを救出する作戦を決行しようとするピム親子とスコット。 だが、技術を狙うゴーストやマフィアに襲撃を受け、三つ巴の七転八倒の大騒ぎに。 時間軸は『シビル・ウォー』と『インフィニティ・ウォー』の間で、二作の重要な出来事が大きく関わる。 ●[[キャプテン・マーベル>キャプテン・マーベル(映画)]] / Captain Marvel 2019年3月8日北米公開/2019年3月15日日本公開 監督:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック キャラ:キャプテン・マーベル、フューリー、コールソン、マリア・ランボー、モニカ、グース、ヨン・ロッグ、ロナン、コラス、タロス、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ハルク(バナー生身)、ウォーマシン(ローディ生身) ヴィラン:ヨン・ロッグ(生存) 「彼女の失われた<記憶>が、世界を変える。」 1995年、スクラル人との戦いの中で地球へとやって来たクリーの戦士ヴァース。 彼女は若きエージェント時代のニック・フューリーと出会い、自分の出生の秘密を探っていく。 『アベンジャーズ』以前の物語を描き、90年代のアクション映画リスペクトが散りばめられている。 ●[[アベンジャーズ/エンドゲーム]] / Avengers: Endgame 2019年4月26日北米・日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォーマシン、アントマン、ロケット、ネビュラ、キャプテン・マーベル、ローラ、クーパー、ライラ、ナサニエル、ペッパー、キャシー、フライデー、オコエ、ヴァルキリー、コーグ、ミーク、ロキ、エンシェント・ワン、シットウェル、ラムロウ、ピアース、フリッガ、ジェーン、ハワード、ペギー、ジャーヴィス(人間)、レッドスカル、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、マンティス、グルート、ファルコン、ブラックパンサー、ウィンター・ソルジャー(ホワイトウルフ)、スカーレット・ウィッチ、シュリ、エムバク、ウォン、ワスプ、クラグリン(未公開シーン)、ハワード・ザ・ダック、ネッド、ラモンダ、ハッピー、ハンク、ジャネット、ハーレー、ロス長官、ヒル、フューリー、サノス、ブラック・オーダー ヴィラン:サノス(死亡)、ブラック・オーダー(死亡) 「最強の、&ruby(アベンジ){逆襲}へ──。」 当初は『インフィニティ・ウォーPart2』だったが、ストーリーの都合で別タイトルとなった。 サノスに大敗を喫したアベンジャーズ。彼らの最強の&ruby(アベンジ){逆襲}が始まる。 前作以上に秘密主義が徹底され、作品の具体的な詳細は公開まで殆ど伏せられていた。 インフィニティ・サーガの集大成といえる作品であり、かの『タイタニック』『アバター』を超えて世界歴代興行収入1位に昇りつめ、世界中で社会現象を巻き起こした。 ●[[スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム]] / Spider-Man: Far From Home 2019年7月5日北米公開/2019年6月28日日本公開 監督:ジョン・ワッツ キャラ:スパイダーマン、MJ、ネッド、フラッシュ、ベティ・ブラント、ハリントン先生、メイおばさん、ハッピー、フューリー、ヒル、タロス、JJJ ヴィラン:クエンティン・ベック/ミステリオ(死亡) 「終わらせない──僕がいる。」 「その鉄の意志を受け継いで、僕は戦う。」 フェーズ3ラストの映画にして、フェイズ4への橋渡しとなる作品。 ピーターと仲間たちがヨーロッパ旅行中に怪事件に襲われ、突如現れたフューリーに協力する羽目になる。 MCU史上、類を見ない大スケールかつトンデモ設定&展開のオンパレードだった『エンドゲーム』公開後だからこそ仕掛けられたどんでん返しが話題となった。 } **マルチバース・サーガ フェーズ4~フェーズ6の総称。2022年のサンディエゴ・コミコンで命名された。 #openclose(show=≪フェーズ4、21~22年≫){ 【映画】 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初よりも予定が大幅に遅延した。今後もさらに延期される可能性があるので、公開日については話半分に聞いておくのが吉。 ディズニーは『ムーラン』(実写映画版)、ピクサーの『ソウルフル・ワールド』や『[[あの夏のルカ]]』、『私ときどきレッサーパンダ』といった自社ブランドの一部映画をDisney+での配信に移行しているが、Disney+向けにMCUの映画を製作する予定はなく、延期された作品は現在でも劇場公開させる予定。 ケヴィン・ファイギも映画シリーズは劇場公開のみで展開していく方針を崩そうとしなかったが、アメリカやヨーロッパなどで感染拡大が未だに続く中、ディズニーの意向もあって『ブラック・ウィドウ』は劇場公開とDisney+での有料配信の両面で展開される事となった。 ●[[ブラック・ウィドウ>ブラック・ウィドウ(映画)]] / Black Widow 2021年7月9日北米公開/2021年7月8日日本公開 監督:ケイト・ショートランド キャラ:ブラック・ウィドウ、エレーナ、レッド・ガーディアン、メリーナ、ホークアイ(声のみ)、ロス長官、ヴァレンティーナ ヴィラン:ドレイコフ将軍(死亡)、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター(生存) 「過去の闇と戦え。それだけが、世界に残された光──」 「誰も信じるな──過去、家族、自分さえも。」 『シビル・ウォー』で逃亡者となったナターシャは、かつて自分が壊滅させた元所属のレッドルームがまだ存続していたことを知る。 自分の過ちを清算するため、彼女は昔の「家族」と組んでレッドルームの壊滅を試みる。 ナターシャと「家族」の関係を見つめ直し、アベンジャーズとの関係を再定義した。 ●[[シャン・チー/テン・リングスの伝説]] / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings 2021年9月3日北米・日本公開 監督:デスティン・ダニエル・クレットン キャラ:シャン・チー、ケイティ、シャーリン、ナン、レーザー・フィスト、トレヴァー、ウォン、アボミネーション、ハルク、キャプテン・マーベル ヴィラン:シュー・ウェンウー(死亡)、闇の魔物(死亡) 「最強ゆえに、戦いを禁じた新ヒーロー誕生」 秘密結社テン・リングスの首領ウェンウーの息子として育ったシャン・チー。 亡き家族を取り戻す事に執着し、知らず知らずの内に世界を破滅させんとする父の思惑を止めるため、彼は戦士としての道を歩むこととなる。 MCU初のアジア系ヒーローの映画化。現実世界においてアジア系人種へのヘイトクライムが社会問題化する中、自身のルーツや過去に向き合うことへのメッセージを送り出し、アジア系層の支持を得て大ヒットした。 ●[[エターナルズ>エターナルズ(映画)]] / Eternals 2021年11月5日北米・日本公開 監督:クロエ・ジャオ キャラ:セルシ、イカリス、エイジャック、スプライト、キンゴ、ファストス、ドルイグ、マッカリ、セナ、ギルガメッシュ、デイン、カルーン、エロス、ピップ、アリシェム、????(声のみ) ヴィラン:イカリス(死亡)、クロ(死亡)、アリシェム(生存) 「地球滅亡まで、あと7日。」 「『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、始まりに過ぎない──」 天界人([[セレスティアルズ]])の改造人間「エターナルズ」の物語を描く。 マーベルヒーロー史上、最強の力を持つ超存在、セレスティアルズ。 彼らによって生み出された不死の宇宙種族エターナルズは、何世紀にも渡り、人類を導き見守り地球でひっそりと暮らしていたが、『エンドゲーム』の後、ある予想だにしなかった悲劇がエターナルズの存在を世界に明らかにしてしまう。 そして、同じくセレスティアルズから生み出された邪悪なディヴィアンツが地球に侵略を開始したことで、世界に散っていた彼らは再び集結する。 彼らが如何にして地球へと降り立ち、如何にして人類に叡智を授けたのか。なぜ彼らは人類の前から長らく姿を消し、そして見守ってきたのか。人類の歴史と共に、彼らの長い長い旅路と戦いの歴史が描かれる。 ●[[スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム]] / Spider-Man: No Way Home 2021年12月17日北米公開/2022年1月7日日本公開 監督:ジョン・ワッツ キャラ:スパイダーマン(ピーター1)、ドクター・ストレンジ、MJ、ネッド、メイおばさん、ハッピー、フラッシュ、ベティ・ブラント、ハリントン先生、JJJ、ウォン、リズ(写真)、デアデビル、クリアリー捜査官、スパイダーマン(ピーター2)、スパイダーマン(ピーター3)、ヴェノム ヴィラン:ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン、オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパス、フリント・マルコ/サンドマン、カート・コナーズ/リザード、マックス・ディロン/エレクトロ(全員生存し元の世界に帰還) 「全ての運命が集結する」 ミステリオの罠によって、全世界にその正体をバラされた挙句殺人犯の汚名まで着せられたスパイダーマンことピーター・パーカー。市民の罵声を浴び、平和な日常を奪われたピーターはドクター・ストレンジに助けを求める。 ストレンジは周囲の人間からピーターに関する記憶を消すための魔術を使うが、それは予期せぬ強敵を次々とマルチバースから呼び寄せてしまう。 これまでのソニーが製作した映画『[[スパイダーマン>スパイダーマン(映画)]]』シリーズおよび『[[アメイジング・スパイダーマン>アメイジング・スパイダーマン(映画)]]』シリーズに登場したヴィラン(&bold(){グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、サンドマン、リザード、エレクトロ})が勢揃いし、さらにグリーン・ゴブリンとドクター・オクトパスとエレクトロに関しては事前情報により、それぞれの過去作品と&bold(){同一の演者、同一の人物}であることが判明し、その他のヴィラン(サンドマン、リザード)においても過去作品と同じ&bold(){「本人」}であることが&bold(){確定}しているため、今作はスパイダーマンの映画シリーズ史上、最大の規模のクロスオーバー映画となる。 当初、本作は後述の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の後の作品として、2021年7月に公開される予定であったが、コロナウイルスの影響により大幅に脚本、展開、結末を変更した上で製作・公開されるに至った。 本作は『MoM』で行われるはずであった「マルチバースのMCUへの導入」という大きな役割を背負い、『MoM』への重要な橋渡しとしても機能する、MCUフェーズ4において重要なターニング・ポイントとなる作品となる。 これらの経緯や、『[[ヴェノム>ヴェノム(映画)]]』シリーズや『モービウス』といったソニー独自のマーベルユニバース「SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)」との関係性などから、「MCUとは別の過去シリーズや、別物とされてきたSSUシリーズとの本格的なクロスオーバー展開に発展していくのでは?」という噂も囁かれている。 ●[[ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス]] / Doctor Strange in the Multiverse of Madness 2022年5月6日北米公開/2022年5月4日日本公開 監督:サム・ライミ キャラ:ドクター・ストレンジ、スカーレット・ウィッチ、アメリカ・チャベス、ウォン、リントラ、ディフェンダー・ストレンジ(死亡)、スプリーム・ストレンジ(死亡)、クリスティーン・パーマー、クリスティーン(Earth-838)、マスター・モルド(Earth-838)、ワンダ(Earth-838)、リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック(死亡)、ペギー・カーター/キャプテン・カーター(死亡)、マリア・ランボー/キャプテン・マーベル(生死不明)、ブラックボルト(死亡)、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(死亡)、クレア ヴィラン:ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(生死不明)、ガルガントス(死亡)、シニスター・ストレンジ(死亡) 「無限の可能性が存在する──禁断の世界《マルチバース》が開かれる。」 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にて、禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジ。彼は“マルチバース”という名の狂気の扉を開いてしまう。 マルチバースを転移する力を持ち、何者かに追われている少女アメリカ・チャベスを保護したストレンジは盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求める。 しかし、マルチバースを越えてアメリカをつけ狙う張本人は、禁断の書物「ダークホールド」を手にしたワンダだった……。 『ドクター・ストレンジ』シリーズ第2弾。当初は前作よりスコット・デリクソン監督が続投することとなっていたが、スタジオ側との創作上の折り合いがつかず降板。 後任監督としてかつて[[スパイダーマン3部作>スパイダーマン(映画)]]を手掛けたサム・ライミが10年以上の時を経てマーベル映画に帰還することとなった。 なお、デリクソンは製作総指揮として残留し、引き続き制作に携わる。 スカーレット・ウィッチや格ゲーでもお馴染みの[[シュマゴラス]](ガルガントス)、ニューヒロインとしてアメリカ・チャベスが登場。特に、アメリカ・チャベスはファイギ氏が「マルチバースとも具体的に関係する」と発言しており、今後の展開を左右するキャラになると思われる。 さらに、ドラマ『ワンダヴィジョン』や『ロキ』、アニメシリーズの『ホワット・イフ…?』、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とも大きくリンクする。 特に『ワンダヴィジョン』とは重要な繋がりがあり、同作の完結編という側面もある。 さらに別世界の人間ではあるものの、[[プロフェッサーX>プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア]]や[[Mr.ファンタスティック>ファンタスティック・フォー(MARVEL)]]がゲスト出演し話題を呼んだ。 当初、本作はワンダヴィジョンの次、ノー・ウェイ・ホームの前の作品として、2021年5月に公開される予定であったが、コロナウイルスの影響により大幅に脚本、展開、結末を変更した上で製作・公開されるに至った。 MCUとして、本格的に「多元宇宙=マルチバース」の要素が取り入れられ、さらにシリーズ初のホラー演出がなされる。 ●[[ソー:ラブ&サンダー]] / Thor: Love and Thunder 2022年7月8日北米・日本公開 監督:タイカ・ワイティティ キャラ:ソー、マイティ・ソー、ヴァルキリー、コーグ、シフ、スター・ロード、ロケット、グルート、ドラックス、ネビュラ、マンティス、クラグリン、ミーク、ダリル、ソー役の俳優、ロキ役の俳優、オーディン役の俳優、ダーシー、セルヴィグ博士、ゼウス、ヘラクレス、ラブ、ヘイムダル ヴィラン:ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー(死亡) 「”ソー“サプライズな神バトル」 『マイティ・ソー』シリーズ第4弾。MCUの映画シリーズとしては、史上初の4作目にあたる映画が制作されることとなった。 GotGと共に自分探しの旅に出たソー。しかし答えは出ず、仲間の救出のため彼らと別れることに。 その後、新アスガルドの危機を知った彼は、雷神の力を手に入れた元カノのジェーンと再会。 ソーはジェーン=マイティ・ソーと共に、最強の「神殺し」ゴアに立ち向かう。 ジェーン・フォスターが新ヒーロー「マイティ・ソー」として再登場。 今作のヴィラン・ゴアは『[[ダーク>バットマン ビギンズ(映画)]][[ナイト>ダークナイト(映画)]][[三部作>ダークナイト ライジング(映画)]]』で[[バットマン>バットマン(人物)]]を演じたクリスチャン・ベールが起用された。 ●[[ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー]] / Black Panther: Wakanda Forever 2022年11月11日北米・日本公開 監督:ライアン・クーグラー キャラ:シュリ(新ブラックパンサー)、ラモンダ、ナキア、オコエ、エムバク、アヨ、アネカ、アイアンハート、ロス捜査官、ヴァレンティーナ、ネイモア、ティ・チャラ(回想)、キルモンガー ヴィラン:ネイモア・ザ・サブマリナー(生存) 「想いは、受け継がれる。」 『ブラックパンサー』シリーズ第2弾。 国王、ティ・チャラを失ったワカンダ。その悲しみに耐えるしかないナキア、オコエ、シュリらワカンダの女達。 だがその悲しみが癒える間もなく、カリブ海の底に眠る大国タロカンがワカンダに牙を剥く。果たして、次なるワカンダの守護神は誰か……? 2020年8月にティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンが急逝。諸事情で俳優が変更されて現在に至るローディやバナーと違い、ティ・チャラの後任は立てられず、彼が不在のままワカンダの各キャラを掘り下げる模様。 海底国タロカン(原作ではアトランティスだが、映画では名称変更)の王子ネイモア・ザ・サブマリナーや、『アイアンハート』に先立ち、リリ・ウィリアムズも登場予定。 【ドラマ】 ●[[ワンダヴィジョン]] / WandaVision 2021年1月15日配信開始 監督:マット・シャクマン キャラ:スカーレット・ウィッチ、ヴィジョン、モニカ・ランボー、ウー捜査官、ダーシー、クイックシルバー(偽者)、アガサ ヴィラン:アガサ・ハークネス(無害化で生存) スカーレット・ウィッチとヴィジョンがメインのドラマ。 トム・キングの『ヴィジョン』をベースに、60年代の新興住宅地を舞台にワンダとヴィジョンの夫婦生活が描かれる「シットコム(シチュエーションコメディ)」風の奇妙な作風になり、すでにコンセプトアートから不穏な空気が漂う。 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』とリンクする。 『マイティ・ソー』のダーシーや『アントマン&ワスプ』のウー捜査官、更に『キャプテン・マーベル』のモニカが成長した姿で登場する一方、&bold(){なぜか}『[[X-MEN:フューチャー&パスト>X-MEN:フューチャー&パスト(映画)]]』世界と同じ姿(演者)のピエトロも出演。 時代錯誤と現実と奇妙さが入り乱れる世界で、ワンダたちの壮大で、かつ悲壮的な物語が展開される。 当初はドラマ第2弾の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大によって撮影中断が相次ぎ、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の配信も延期となり、こちらが先に配信されることに。 2020年はMCUファンのみならず、世界中の人々が「エンタメ」自体に対して触れる機会が大きく減ったため、約1年振りとなる本作に対しては多大な注目が注がれ、 日本では毎週新エピソードが配信されるたびにアクセスが集中してサーバーがダウンし、ディズニーとdocomoが謝罪する事態となったことからもその凄さがうかがえる。 また、アメリカのメディア会社による需要調査の結果、「今世界で最も人気のあるドラマシリーズ」と発表された。 ●[[ファルコン&ウィンター・ソルジャー]] / The Falcon and the Winter Soldier 2021年3月19日配信開始 監督:カリ・スコグランド キャラ:ファルコン(2代目キャプテン・アメリカ)、ウィンター・ソルジャー、USエージェント、シャロン、ジモ、ウォーマシン(ローディ生身)、アヨ、バトロック、ヴァレンティーナ ヴィラン:カーリ・モーゲンソウ(死亡)、ジョルジュ・バトロック(死亡)、シャロン・カーター/パワー・ブローカー(生存) 『シビル・ウォー』で名コンビぶりを見せたサム・ウィルソンとバッキー・バーンズら、通称「バッキー&翼」が主役のドラマ。 「インフィニティ・ウォーで描かれた"指パッチン"がもし現実で起こってしまったら?」を徹底的に考察し、 それによって生活苦に陥る主人公サム、戦いの後も長年の罪の贖罪を続け自分を模索するバッキー、未だにヒーローと力に対する復讐と不信感の中にいるジモ、長年不自由な生活を強いられてきたシャロン、現実にも存在する無政府主義者たちで結成されたテロ組織の暗躍など、 ヒーロー、ヴィラン、第三者、それぞれの立場を克明に、かつ丁寧に描写した上、コロナ禍で浮き彫りとなってしまった人種差別問題にも正面から向き合い、 それら全てをを含めて「アメリカという国」を、そして「その国を背負うキャプテン・アメリカとは何なのか?」という長年の命題を現実世界とリンクさせながら見事に描き切り、MCUなりの力強いメッセージで有終の美を飾り完結した。 ●[[ロキ(シーズン1)>ロキ(シーズン1)]]/ Loki Season 1 2021年6月9日配信開始 監督:ケイト・ヘロン キャラ:ロキ、シルヴィ、メビウス、ラヴォーナ、シフ(幻想)、“在り続ける者” ヴィラン:“在り続ける者”(死亡) 『エンドゲーム』作中の2012年で逃走したが、神聖時間軸を保護する組織TVAに捕らえられてしまったロキ。 そこで彼は、自分の変異体を捕まえるためにTVAに協力することになる。しかし、任務の最中に出会った自身の変異体「シルヴィ」との出会いが、神聖時間軸を大きく揺るがすことになる。 MCUの時間軸を大きく揺るがす事件が起こり、マルチバース導入の先駆けとなった作品。 映画作品『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ : イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』、『アントマン&ワスプ:クアンタマニア』、Disney+オリジナル配信作品次作である『ホワット・イフ…?』など、複数の作品へと繋がる序章(プロローグ)的役割も担っている。 ●[[ホークアイ>ホークアイ(ドラマ)]] / Hawkeye 2021年11月24日配信開始 監督:バート&バーティ、リス・トーマス キャラ:ホークアイ、ケイト、エレーナ、エコー、ローラ、クーパー、ライラ、ナサニエル、キングピン ヴィラン:ウィルソン・フィスク/キングピン(不明)、エレノア・ビショップ(逮捕) ホークアイが主役のドラマ。主演は映画と同じくジェレミー・レナー。 舞台はアベンジャーズ / エンドゲームから1年後、2024年のクリスマス。「アベンジャーズを辞めたい男」、ホークアイことクリント・バートンの願いは、家族とともにクリスマスホリデーを、ただ平和に過ごすこと。しかし、そんな願いも虚しく、自らの過去に纏わる戦いに巻き込まれ、その渦中で出会った「ヒーローになりたい女」ケイト・ビショップと、6日間の大冒険がはじまる。ケイトへの「ホークアイ」の継承、2018年の指パッチン事件後からエンドゲームまでの5年間の「ローニン」時代も合わせて描かれる。 『ブラック・ウィドウ』に登場したナターシャの「妹」エレーナもポストクレジットシーンから繋がる形で登場する。 ●[[ムーンナイト>ムーンナイト(ドラマ)]] / Moon Knight 2022年3月30日配信開始 監督:モハメド・ディアブ、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド キャラ:ムーンナイト、Mr.ナイト、スカーレット・スカラベ、コンス、タウエレト ヴィラン:アーサー・ハロウ(死亡?)、アメミット(封印) マーベルきっての異色キャラ・多重人格ヒーローがまさかのMCU入り。 しがない博物館職員のスティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、幻覚と幻聴に悩まされ、現実と夢の区別がつかない日々に苦心していた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる。 彼の心の奥底、暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、狂気の英傑「ムーンナイト」が暴走を開始する。果たして、ムーンナイトは本当にスーパーパワーを持っているのか。それとも、全て彼の妄想に過ぎないのか? マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーローが誕生する――。 主人公スティーヴン・グラントを演じるのは『スター・ウォーズ』シークエル・トリロジーにも出演したオスカー・アイザック。過去のマーベル作品では『X-MEN:アポカリプス』のアポカリプス役や『[[スパイダーマン:スパイダーバース>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]』のスパイダーマン2099役を演じている。 また、イーサン・ホークもキャストに加わっている。 ●[[ミズ・マーベル>ミズ・マーベル(ドラマ)]] / Ms. Marvel 2022年6月8日配信開始 監督:アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー キャラ:ミズ・マーベル、ブルーノ、ナキア・バハディル、カムラン、ゾーイ、ムニーバ、ユスフ、アーミル、サナ、レッド・ダガー、クリアリー捜査官、キャプテン・マーベル ヴィラン:ナジマ(死亡)、サディ・ディーヴァー捜査官(生存) 「未来は彼女の手の中に」 イスラム系の少女カマラ・カーンはキャプテン・マーベルに憧れている。 ある日、カマラは屋根裏部屋で不思議な腕輪を見つけるが、それは持ち主に「見えざる手」を与える不思議な力を秘めていた。 若き少女は、憧れのヒーローのように強く、逞しい人間になる決意を固める。 ●シー・ハルク:ザ・アトーニー / She-Hulk: Attorney at Law 2022年8月17日配信開始 監督:カット・コイロ キャラ:シー・ハルク、ハルク、アボミネーション、ウォン、デアデビル、ニッキ、パグ、ルーク、タイタニア ヴィラン:トッド・フェルプス(逮捕) 「彼女を怒らせると素敵なことになる」 格闘ゲームでもおなじみの、ハルクの従妹である女性弁護士ヒーローが主役。 デッドプール同様メタなネタを持つキャラクターだが、ドラマでは反映されるか気になるところ。 主人公ジェニファー・ウォルターズはタチアナ・マスラニーが演じる。 他にも、元祖ハルクのブルース・バナー(もちろんマーク・ラファロが演じる)とウォンに加え、スパイダーマンのイロモノヒーローであるフロッグマンやデアデビルことマット・マードックも登場。 さらに、『インクレディブル・ハルク』のアボミネーションも10数年ぶりに登場し、当時と同じくティム・ロスが再演する。 【短編映画】 ●ウェアウルフ・バイ・ナイト / Werewolf by Night 2022年10月7日配信開始 監督:マイケル・ジアッキーノ キャラ:ウェアウルフ、マンシング、エルサ ヴィラン:ヴェルーサ・ブラッドストーン(死亡) ハロウィンスペシャル映画。 とある豪邸に集められたモンスター・ハンター達。名目は、偉大なるハンターの後継者を決めるためのモンスター退治。 だが、彼らの中には人ならざる者が紛れていた。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル]] / The Guardians of the Galaxy Holiday Special 2022年11月25日配信開始 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、マンティス、ドラックス、ネビュラ、ロケット、グルート、クラグリン、コスモ、ヨンドゥ(回想)、ケヴィン・ベーコン GotGのスペシャル短編映画がDisney+にて公開。Vol.3とは別物。 タイトルは、1978年に放送されたスター・ウォーズのミュージカル特番の題名パロディ。 ガモーラを失って落ち込むクイルに、ドラックスとマンティスはクリスマスプレゼントとして地球からケヴィン・ベーコンを連れてこようと画策して……。 【アニメ】 ●[[ホワット・イフ…?(シーズン1)>ホワット・イフ…?(アニメ・シーズン1)]]/ What If...? Season 1 2021年8月11日配信開始 監督:ブライアン・アンドリュース MCU初のアニメ作品。原作アメコミの『What If』のように、「正史ではないif(&bold(){もしも})を描く」シリーズ。 前作『ロキ』シーズン1最終回における事件によって、神聖時間軸から派生した新たなる時間軸を描いたとも捉れる、スピンオフの位置づけの側面を持った作品でもある。 具体的には「&bold(){もしも}[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]]においてスティーブ・ロジャースではなくペギー・カーターがキャプテン・カーターとなり、痩せ細ったままのスティーブはハワード・スタークの作ったアーマーを装着して戦ったら?」、 などの本来ならあり得なかった「もしも」が描かれる。 全10話構成の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により1話分がシーズン2に延期され、全9話となった。 案内役であるウォッチャーを演ずるのはジェフリー・ライト。 そして今までMCUのキャラクターを演じていた俳優陣が声優として参加しており、ソー=クリス・ヘムズワースやバナー&ハルク=マーク・ラファロなどはもちろんのこと、ブラックパンサー=チャドウィック・ボーズマンも生前に収録に参加している。 是非、彼の最後の勇姿を見届けよう。 また、キルモンガー=マイケル・B・ジョーダンやヨンドゥ=マイケル・ルーカーなど、一体どのような&bold(){「もしも」}が見られるのか興味深いキャストも多数である。 ●アイ・アム・グルート(シーズン1)/ I Am Groot Season 1 2022年8月10日配信開始 ベビー・グルートが主役の短編アニメ作品。 } #openclose(show=≪フェーズ5、23~25年≫){ 【映画】 ●[[アントマン&ワスプ:クアントマニア]] / Ant-Man and the Wasp: Quantumania 2023年2月17日北米・日本公開 監督:ペイトン・リード キャラ:アントマン、ワスプ、キャシー・ラング、ハンク、ジャネット、ヴェブ、クアズ、ジェントーラ、カーン、ロキ、メビウス ヴィラン:征服者カーン(死亡)、ダレン・クロス/M.O.D.O.K.(死亡)、クライラー卿(生死不明)、イモータス、センチュリオン、ラマタト、ヴィクター・タイムリー(クレジットシーンに登場) 「世界を変えるのは――最小ヒーロー<アントマン&ワスプ>か、最大の敵<カーン>か?」 「過去、現在、未来…&ruby(カーン){征服者}が全てを奪う。」 『アントマン』シリーズの第3弾。 スコットの娘キャシーの発明の事故によって量子世界に転移してしまったスコット親子とピム一家。 そこは独自の文明が発達し、征服者「カーン」の支配する異世界だった。 量子世界とマルチバースを牛耳る悪役、ジョナサン・メジャース演じる征服者カーンが登場。マルチバース・サーガの大きな布石となる作品。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3]] / Guardians of the Galaxy Vol. 3 2023年5月3日日本公開/2023年5月5日北米公開 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、ガモーラ(別次元)、ロケット、ネビュラ、ドラックス、マンティス、グルート、クラグリン、コスモ、スタカー、ヨンドゥ(幻影)、アダム、アイーシャ、ハワード・ザ・ダック、ブローカー、ジェイソン・クイル ヴィラン:ハイ・エボリューショナリー(恐らく死亡)、アダム・ウォーロック(改心して生存) 「ついに――運命の時が来た」 「&ruby(<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>){銀河の落ちこぼれたち}よ、ラストバトルを、響かせろ。」 『GotG』シリーズ完結編。前2作よりもダークかつ壮大な展開で、ロケットを中心とした物語とのこと。 当初はジェームズ・ガン監督のもと2020年5月の公開を予定していたが、ガン監督の過去のツイートが問題視され、ディズニーの判断で解雇が決定し、製作が一時中断。 しかし、その後キャストの署名運動や極秘交渉の結果再雇用が決定し、監督として続役。上映時期を延期しての制作となった。 ウィル・ポールター演じるアダム・ウォーロックやチュクウディ・イウジ演じるハイ・エヴォリューショナリーが本格参戦する。 ●マーベルズ / The Marvels 2023年11月10日北米・日本公開 監督:ニア・ダコスタ キャラ:キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベル、ニック・フューリー ヴィラン:ダー・ベン 「2023年 このチームで 全てが変わる 誰もが変わる」 「一人ではたどり着けない、最強へ」 『キャプテン・マーベル』シリーズ第2弾。 キャロル・ダンヴァースの他、Disney+配信ドラマ『ワンダヴィジョン』に登場する大人モニカ、同じく配信ドラマである『ミズ・マーベル』のカマラ・カーン/ミズ・マーベルが共演し、3人の「マーベル」の名を持つ女性ヒーロー達が活躍する。『梨泰院クラス』のパク・ソジュンも出演。 ●デッドプール&ウルヴァリン / Deadpool & Wolverine 2024年7月26日北米公開予定 監督:ショーン・レヴィ 「この夏 誰もが望む ハッピーエンドへ」 「このふたり 混ぜるな危険」 『[[X-MEN>X-MEN・ユニバース(映画)]]』のスピンオフである人気シリーズ第3作であり、ディズニーによる20世紀フォックス買収後の動向がファンから注目されていたが、 マーベル・スタジオが製作を引き継ぎ、[[前2作>デッドプール(映画)]][[までの>デッドプール2(映画)]]世界観はそのままにMCUへの合流が決定。 イメージポスターではおなじみ[[デッドプール]]のマークに「III」を意識した[[鉤爪]]の跡が刻まれたものであり、ヒュー・ジャックマンが再び[[ウルヴァリン>ウルヴァリン(X-MEN)]]を演じ、シリーズのお馴染みのキャスト陣も復帰。TVAも映画作品に初参戦となる。 2010年代以降のディズニーは大人向け映画の製作から離れており、過激な内容が削られるのではないかと懸念されていたが、 従来通りR指定のレイティングを視野に製作される模様で、ユニバースとしても初のR指定映画となる見込み。 監督は『[[ナイトミュージアム>ナイトミュージアム(映画)]]』シリーズや『[[フリー・ガイ>フリー・ガイ(映画)]]』を手掛けたショーン・レヴィ。 脚本家ストライキの影響でMCU各作品が公開延期の中、本作品は2024年に唯一公開されるMCU映画作品となった。 ●キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(原題)/ Captain America: Brave New World 2025年2月14日北米公開予定 監督:ジュリアス・オナー 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカを襲名したサム・ウィルソンが主人公。『インクレディブル・ハルク』から17年ぶりにリヴ・タイラーがエリザベス・"ベティ"・ロス、ティム・ブレイク・ネルソンがサミュエル・スターンズ/リーダーを続投。また、2022年に他界したウィリアム・ハートに代わり新たに名優ハリソン・フォードがロス将軍を引き継いだ。 当初副題は『New World Order』だった。 ●サンダーボルツ*(原題)/ Thunderbolts* 2025年5月2日北米公開予定 監督:ジェイク・シュライアー ヴァレンティーナが集めたヴィランズのチームを描く作品。 バッキー、エレーナ、レッド・ガーディアン、USエージェント、ジモ、ゴースト、タスクマスターがメンバー。ロバート・レイノルズ/セントリーを『[[トップガン マーヴェリック>トップガン マーヴェリック(映画)]]』のルイス・プルマンが演じる。 【ドラマ】 ●シークレット・インベージョン / Secret Invasion 2023年6月21日配信開始 監督:トーマス・ベズーチャ、アリ・セリム キャラ:ニック・フューリー、タロス(死亡)、マリア・ヒル(死亡)、ジェームズ・“ローディ”・ローズ、エヴェレット・ロス、ガイア、ソーニャ・ファルズワース、リック・メイソン、リットソン、ソレン(死亡)、ラーヴァ(死亡) ヴィラン:グラヴィク(死亡) 「思っているよりも終わりは近い」 「誰を信じる?」 原作でも人気のシリーズを実写ドラマ化。 あらゆる人間に擬態し暗躍してきたスクラル人。地球に帰還したフューリーは、彼らが密かに進める侵略計画に独り戦いを挑むことになる。 フューリーとタロスの、『キャプテン・マーベル』で組んだ二人の活躍を描く。マリア・ヒルやウォーマシン/ローディ・ローズも登場。 『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークや、『あの夜、マイアミで』のキングズリー・ベン=アディルなど豪華キャストが集結。 ●ロキ(シーズン2)/ Loki Season 2 2023年10月6日配信開始 監督:ジャスティン・ベンソン、アーロン・ムアヘッド他 新キャラ:ウロボロス、ヴィクター・タイムリー マルチバースを懸けたロキの戦いはさらに続く。『[[エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス]]』でアカデミー賞を受賞したキー・ホイ・クァンも出演。 ●エコー / Echo 2024年1月10日一挙配信開始 『ホークアイ』に登場したダークヒーロー、エコーことマヤ・ロペスが主人公のスピンオフドラマ。チャーリー・コックス演じるデアデビル、ヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンも再び登場。 ●アガサ(原題)/ Agatha 2024年9月19日配信開始予定 『ワンダヴィジョン』に登場したアガサ・ハークネスのスピンオフドラマ。 『House of Harkness』など様々な副題に変更されていたが現在はシンプルに『Agatha』となっている。 ●デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)/ Daredevil: Born Again 2025年配信開始予定 Netflix版以来となるデアデビルのドラマシリーズ。 主演はNetflix版に引き続ききチャーリー・コックス。キングピンも引き続き登場し、ジョン・バーンサル演じるフランク・キャッスル/パニッシャーも登場。 ●アイアンハート(原題)/ Ironheart 配信時期未定 トニー・スタークの研究を受け継ぎ、アーマースーツを身に包み戦う天才少女リリ・ウィリアムズの物語。ヴィランには『イン・ザ・ハイツ』や『[[トランスフォーマー ビースト覚醒]]』のアンソニー・ラモス演じるパーカー・ロビンス/ザ・フッド。 【アニメ】 ●アイ・アム・グルート(シーズン2)/ I Am Groot Season 2 2023年9月6日配信開始 ベビー・グルートが主役の短編アニメ作品の新シーズン。 ●ホワット・イフ…?(シーズン2)/ What If...? Season 2 2023年12月22日配信開始 シーズン1と同じく全9話構成で、フェイズ4の作品を原案としたエピソードも描かれる予定。 シーズン1にて公開されるはずだった1話分を加えた物語が新たに配信予定。 ●X-MEN '97 / X-Men'97 2024年3月20日配信開始 1992~97年に放映されたTVアニメシリーズ『X-MEN』の続編。 マグニートーを主役としたTV版最終話から地続きのストーリーをはじめ、オリジナルシリーズを踏襲するスタイルとなる予定。 現在は字幕版のみ配信されており、日本語吹替版が後日追加されるかは不明。 ●ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン(原題) / Your Friendly Neighborhood Spider-Man 2024年配信開始予定 ピーター・パーカー/スパイダーマンのオリジンを描くアニメ作品。ただし、アース616(本編世界)のピーターではなく別アース。 当初のタイトルは『Spider-Man: Freshman Year』だった。 共同制作は『[[シドニアの騎士]]』や『亜人』のポリゴン・ピクチュアズ。 ●マーベル・ゾンビーズ(原題) / Marvel Zombies 2024年配信開始予定 「ホワット・イフ…?」5話の世界の延長線を描くアニメ作品。 新世代ヒーローとゾンビ化したヒーローの戦いを描く模様。 } #openclose(show=≪フェーズ6、25~27年予定≫){ 【映画】 ●ザ・ファンタスティック・フォー(原題)/ The Fantastic Four 監督:マット・シャクマン 2025年7月25日北米公開予定 20世紀フォックス買収によってMCU参戦が決定。 『マンダロリアン』のペドロ・パスカルがミスター・ファンタスティック、『ミッション・インポッシブル』シリーズのヴァネッサ・カービーがインビシブル・ウーマン、『ストレンジャー・シングス』のジョセフ・クインがヒューマン・トーチ、『パニッシャー』にも出演したエボン・モス=バクラックがザ・シングをそれぞれ演じる。 ストライキの影響などにより様々な変更を経て、現在はフェーズ6の始まりを告げる作品となった。 ●ブレイド(原題)/ Blade 2025年11月7日北米公開予定 監督:ヤン・ドマンジュ ヴァンパイア・ハンターのヒーローがMCUでリブート。 ブレイド役は『ムーンライト』、『グリーンブック』でアカデミー助演男優賞を2度受賞し、『アリータ:バトル・エンジェル』などに出演したマハーシャラ・アリ。 アリは『ルーク・ケイジ』のコットンマウス役や『[[スパイダーマン:スパイダーバース>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]』のアーロン役(声の出演)で知られており、 ヴィランを経てヒーローを演じる事になった。 ●アベンジャーズ5(仮題)/ Avengers 5(仮題) 2026年5月1日北米公開予定 『エンドゲーム』に続くアベンジャーズ第5作。 当初副題は『The Kang Dynasty』だったが、カーン役のジョナサン・メジャースが有罪判決を受けたことによりマーベル・スタジオから解雇されたため、同作のタイトル及びカーンの登場は未定となった。 ●アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)/ Avengers: Secret Wars 2027年5月7日北米公開予定 アベンジャーズ第6作。これらをもってフェーズ6が幕を閉じる。 この他にも未発表の作品が2026年2月13日、7月24日、11月6日に北米公開予定。 } #openclose(show=≪今後の企画・時期未定≫){ 【映画】 ●アーマー・ウォーズ(原題)/ Armor Wars ウォーマシン/ローディ・ローズが主役。 トニーが生前に恐れていた「アーマーの技術が悪の手に渡ってしまったら?」という最悪の可能性。 それが現実のものとなってしまい、トニーの親友、ローディ率いるアーマー軍団が立ち上がる。 ●スパイダーマン新三部作 引き続きトム・ホランド主演で企画が進行中。 ●タイトル未定のシャン・チー続編 デスティン・ダニエル・クレットンが監督を続投し、引き続きシム・リウ主演で企画が進行中。 ●タイトル未定のスカーレット・ヨハンソン制作の映画 長年ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じたスカーレット・ヨハンソンがプロデューサーを務める企画が進行中。 また、将来的にX-MENの参戦もほぼ確定しているが、MCUには現在もミュータントの概念が存在せず、長年の展開との整合性を維持する必要もあるため、 MARVEL側はX-MENの早期登場に慎重な姿勢を見せており、準備期間を長めに設ける方針((なお、プロフェッサーXなどのX-MENメンバーは先行して映画作品に登場している))。 【ドラマ】 ●ワンダーマン(原題) / Wonder Man MARVELの中でも様々な苦境に立たされたヒーローのドラマ化。 主演は『[[アクアマン>アクアマン(映画)]]』のブラックマンタを演じたヤーヤ・アヴドゥル=マティーン2世。トレヴァー・スラッタリー役のベン・キングスレーも続投し、『トップガン マーヴェリック』のエド・ハリスも出演。 ●ヴィジョン・クエスト(原題) / Vision Quest 『ワンダヴィジョン』に登場した白いヴィジョンを主役にした物語。 ●タイトル未定のノヴァシリーズ 宇宙を駆けるスーパーヒーロー、リチャード・ライダー/ノヴァが主役の物語。 【アニメ】 ●アイズ・オブ・ワカンダ(原題) / Eyes of Wakanda 2024年配信開始予定 『ブラックパンサー』のアニメシリーズ。詳細は不明だが、タイトル通りワカンダが舞台になる模様。 } *ドラマ **マーベル・スタジオ製作 ≪Disney+配信ドラマ≫ ディズニー主導のストリーミングサービス。映画シリーズと同じく、マーベル・スタジオが製作し、映画でキャラを演じた俳優も続投。映画と変わらぬ大規模なスケールで物語が展開される。 後述のドラマ作品群とは違い、Disney+配信作は映画を製作しているケヴィン・ファイギ率いるマーベル・スタジオの手によるものになり、ファイギ氏がインタビューで示唆しているように他のドラマ作品群よりも、映画世界とのかかわりが濃密になる。 詳細は各フェイズの欄を参照。 #openclose(show=≪マーベル・ワンショット≫){ 各種作品の特典映像として収録される短編ドラマ。 本編からカットされた削除シーンとは異なり、新規に撮影されたコンテンツ。 ●相談役 / The Consultant 『マイティ・ソー』に収録。 シットウェルに、一連のハルク事件の当事者・ブロンスキーがアベンジャーズ計画のメンバーの一員としてスカウトの話が来ていることを相談するコールソン。 しかし、暴走したブロンスキーにその話を持ちかけるわけにはいかない2人は一計を案じ…… ●ハンマー墜落現場に向かう途中での出来事 / A Funny Thing Happened on the Way to Thor's Hammer 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』に収録。 『アイアンマン2』と『マイティ・ソー』の間に起こった出来事。 ムジョルニアが落ちたニューメキシコへの向かうコールソンの道中に起こった、とある小さな珍事件。 ●アイテム47 / Item 47 『アベンジャーズ』に収録。 NY決戦後。戦いの後始末にS.H.I.E.L.D.のエージェントたちが追われる中、チタウリが落とした銃を拾う強盗のカップルがいて…。 ●エージェント・カーター / Agent Carter 『アイアンマン3』に収録。 1947年。終戦を迎えて役目を終え、戦略科学予備軍で書類整理などの雑用ばかり押し付けられ、男性たちからなじられる日々を送っていたペギー・カーターは、入った依頼を勝手に引き受け…。 後にこのストーリーをベースにテレビドラマ『エージェント・カーター』が製作される運びとなった。 ●王は俺だ / All Hail the King 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に収録。 刑務所に入ったマンダリンに、思わぬ面会客が訪れる。 『アイアンマン2』に登場したハマー社元CEO、ジャスティン・ハマーも登場する。 後の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にも繋がる重要なエピソード。 ●“チーム・ソー”結成 / Team Thor 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に収録。 ウルトロンとの戦いの後、ソーは休暇を取りオーストラリアでホームステイをしていた。 とはいえアベンジャーズとしての使命を忘れたわけではない。ルームメイトのダリルを巻き込みながら、ソコヴィア協定で対立するアイアンマンとキャップの仲を取り持とうと一計を案じたり、幼稚園でアベンジャーズの啓蒙活動をしてみたり… 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』にも通じる何者にも縛られないソーの姿をモキュメンタリーで描く。 ●帰ってきた“チーム・ソー” / Team Thor: Part 2 『ドクター・ストレンジ』に収録。 アベンジャーズが分裂しても、チーム・ソーは不滅。ソーとダリルのオーストラリア生活はまだまだ続く。 ●“チーム・ソー”のその後…/Team Darryl 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』に収録。 ソーがオーストラリアを去ったのち、ダリルはアメリカで新生活を始める。そんな彼のもとに今度はグランドマスターが現れて…。 } **マーベル・テレビジョン製作 MCUと同世界観だが、ケヴィン・ファイギが製作に関わっていないためか映画とのリンクは今一つ希薄((彼が関わっていたのは『エージェント・カーター』くらい。ドラマ内で映画の出来事が語られる程度でそれ以上のクロスオーバー要素は控えめである。))。 マーベル・テレビジョンの指揮を務めていたアイザック・パルムッターが、人種やジェンダーなどの認識を巡りファイギと根深い確執を抱えている事情や、それに対してディズニーの介入で マーベル・スタジオがディズニー直属の部門となり、テレビジョンの管轄が別々となったのも映画とドラマの関わりが薄くなる一因となり、さらに映画とTVの予算の違いによるクオリティの差も目立つようになってしまった。 テレビジョンが制作していたドラマは、制作部門の統合によるテレビジョンの閉鎖などの影響で打ち切りとなり、ほとんどのドラマが物語道半ばで完結。計画されていた企画も全て白紙になってしまった。 これに対して、ファンの間では各ドラマ再開の要求の声が根強くあり、一部のドラマに関しては、出演していた俳優陣たちも賛成の声を上げている。 2020年、マーベル・テレビジョンは閉鎖され、マーベル・スタジオ内のマーベル・テレビスタジオへ統合。今後はドラマ製作も全てマーベル・スタジオとケヴィン・ファイギが関わり、ほとんどがDisney+や傘下のHuluなどで展開されていく予定になっている。 そして2021年以降、ドラマの登場人物の一部がMCU本軸の作品に登場するようになった。 #openclose(show=≪テレビドラマ≫){ ●[[エージェント・オブ・シールド>エージェント・オブ・シールド(海外ドラマ)]] / Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D. MCU各映画の裏側で世界各地で起こるヒーロー絡みの事件を、シールドのエージェントたちの視点から描く。『アベンジャーズ』で死亡後に極秘蘇生したコールソンがリーダーを務めている。 当初は映画とのリンクが意識されていたが、徐々にドラマ独自の展開が多くなっている。 シーズン2でインヒューマンズの存在が明らかになり、シーズン3以降はメンバーにインヒューマンのチームを設立。 (『インヒューマンズ』が先行き不透明になったためインヒューマンズがメインになりつつある) シーズン4ではゴーストライダーが登場。 シーズン5からは映画シリーズとの繋がりをほぼ断ち切った完全オリジナルストーリー路線へと変更。 2020年放送のシーズン7で物語は完結したが、映画とのクロスオーバーが実現しなかったのを惜しむ声も少なくない。 なお、コールソンの映画への再登場自体は『キャプテン・マーベル』にて別の形で実現した。 ●エージェント・カーター / Marvel's Agent Carter スティーブが消息不明となった後、SSR、そしてS.H.I.E.L.D.のエージェントとなったペギーの戦いの記録。ハワード・スタークと、トニーのサポートAI、そしてヴィジョンの人格となるジャーヴィスの基になった、人間のジャーヴィスも登場。 後にジャーヴィスは『エンドゲーム』にサプライズゲストとして登場し、『エージェント・オブ・シールド』でも果たされなかった映画との本格的なクロスオーバーが実現。マーベル・テレビジョン製作のドラマシリーズ全体においても唯一と言っていい事例となった。 高評価に反して視聴率は苦戦していたらしく、2016年放送のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 シーズン3以降の製作も企画されており、カーターの兄がヴィランとして彼女達の前に立ちはだかり、兄妹同士の戦いが繰り広げられる構想であったという。 ●インヒューマンズ / Marvel's Inhumans 『AoS』にて初登場した、クリーの力を受け継いだ超能力者、インヒューマンズのとある家族の物語。 初回2話はIMAX劇場で公開される破格の扱いとなったが、不評によりシーズン1で打ち切りとなった。 後に映画の1作において登場人物の一人が意外な形で登場した。 } #openclose(show=≪Netflix配信ドラマ≫){ 『アベンジャーズ』後のニューヨーク。犯罪の温床ヘルズ・キッチンを舞台に、日の当たることのない裏社会で暗躍する「ストリートヒーロー」の活躍を描く。 映画よりも対象年齢が大人向けで、殴る蹴る、流血描写はもちろん、性的やバイオレンスなどの過激な描写も多く、登場するヒーローは暗い過去を背負ったダークヒーローが主流。 世界観は映画シリーズと同じではあるが、2021年になるまでクロスオーバーは行われなかった。 現在は全作がNetflixから引き上げられており、Disney+で視聴が可能。 2024年、Disney+の時系列カテゴリにNetflix制作の番組が追加されたことにより正式にマーベル・シネマティック・ユニバースの作品となった。 ●デアデビル / Marvel's Daredevil キャラ:デアデビル、エレクトラ、スティック、パニッシャー、クレア・テンプル、カレン、マダム・ガオ、ホガース 主なヴィラン:ウィルソン・フィスク(S1)、ザ・ハンド(S2) 盲目の弁護士が変身する、超聴力を持った自警ヒーローが、闇社会の悪を討つ。 凶悪なマフィアや、苛烈な復讐鬼、ヘルズ・キッチンに根付くニンジャ集団とも対決する。 2018年配信のシーズン3で、物語は一応の完結を迎えた。 ●ジェシカ・ジョーンズ / Marvel's Jessica Jones キャラ:ジェシカ、ルーク、ホガース 主なヴィラン:キルグレイヴ(S1) 超能力を持つ探偵ジェシカが、超能力を悪用する凶悪犯罪者と対決。シーズン1はキルグレイヴとの対決を描いた。 2019年配信のシーズン3で、物語は一応の完結を迎えた。 ●ルーク・ケイジ / Marvel's Luke Cage キャラ:ルーク、クレア・テンプル、ミスティ 主なヴィラン:コーネル・ストークス/コットンマウス(S1) 超人として目覚めた男ルークが、ハーレムを脅かすマフィアと対決する。 2018年配信のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 ●アイアン・フィスト / Marvel's Iron Fist キャラ:アイアン・フィスト、コリーン、クレア・テンプル、ホガース、マダム・ガオ 大企業の御曹司ダニーが仙人の村で拳法と不死の龍の力を会得し、裏社会でマフィアと戦う。 2018年配信のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 ●ザ・ディフェンダーズ / Marvel's The Defenders キャラ:デアデビル、ジェシカ、ルーク、アイアン・フィスト、クレア・テンプル、コリーン、ミスティ、アレクサンドラ、エレクトラ……他過去作のキャラが多数登場 主なヴィラン:ヤミノテ(ザ・ハンド)の5本指 各々の戦いを経て自らの道を進んでいたヒーロー達、デアデビル/ジェシカ・ジョーンズ/ルーク・ケイジ/アイアン・フィストの4人が邂逅する。 歴史の裏で暗躍していたヤミノテ(ザ・ハンド)の指導者とその計画がついに顕わになった時、4人はニューヨークの「守り手」になれるのか。 ●パニッシャー / Marvel's The Punisher キャラ:パニッシャー、カレン、マイクロ 『デアデビル』で好評だったため、単独シリーズ化。 家族を殺した組織の黒幕を追うフランクが、米軍の陰謀に巻き込まれる。 2019年配信のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 } #openclose(show=≪Hulu配信ドラマ≫){ ●ランナウェイズ / Marvel's Runaways 慈善団体「プライド」に所属する親を全員が持ち、同じハイスクールに通う6人の少年少女たちが、親たちの悪事を目撃してしまう。彼らはそれぞれの特殊能力を使い、親たち「プライド」に反抗、そして逃亡することになる。『エージェント・オブ・シールド』、『ワンダヴィジョン』、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場する禁断の書物、「ダークホールド」が本作でもキーアイテムとして登場した。 2019年配信のシーズン3で、物語は一応の完結を迎えた。 ●クローク&ダガー / Marvel's Cloak & Dagger 光の力を持つ少女と闇の力を持つ少年、運命で結ばれたふたりが巨大企業「ロクソン社」の暗部と対峙する。 直接的なクロスオーバーはないが、いくつかの台詞などで映画はもちろん、Netflix配信ドラマの設定へのちょっとした言及がある。また、ランナウェイズともクロスオーバーを果たした。 2019年配信のシーズン2で、物語は一応完結を迎えた。 ●ヘルストローム / Helstrorm 謎の連続殺人鬼を親に持つダイモン・ヘルストロームと、ダイモンの妹であるサナのふたりが、襲いくる様々な脅威と戦いを繰り広げる。 他のマーベルドラマと違いオカルトホラー色が強いテイストの作品であり、その独特な作風から、通常ならマーベル系列のドラマには必ず題名にマーベルのロゴが配されるものが、このドラマの題には一切なく、Hulu側も「マーベルのヒーロードラマ」としてではなく、一つの「Huluオリジナルドラマ作品」として扱う方針になっている。 2020年からアメリカ版Huluで随時配信されるも、作品自体の不評やマーベル・テレビジョンの再編の影響もあり、シーズン1での打ち切りが決定した。 これを以て、マーベル・テレビジョンが製作してきたドラマシリーズは正式に全て完全に完結することとなった。 } #center(){&bold(){TSUIKI SHUSEI WILL RETURN}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,35) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/10/31 Fri 00:36:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 60 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(32px,b){&color(red,silver){MARVEL} &color(silver,red){STUDIOS}} } &bold(){&ruby(マーベル・シネマティック・ユニバース){MARVEL CINEMATIC UNIVERSE}(MCU)}とは、アメリカのコミック会社[[MARVEL>MARVEL COMICS]]原作のコミックを、子会社のマーベル・スタジオが実写映画化した映画シリーズの総称、またシリーズが所有する世界観全体を指す。 #contents(){} *概要 これまでのマーベル社原作のアメコミ映画は『[[X-MEN>X-MEN(映画)]]』、『[[スパイダーマン>スパイダーマン(映画)]]』、『[[ファンタスティック・フォー>ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]]]』等、外部の映画スタジオに版権を貸し出して製作もスタジオ任せにすることが一般的だった。 たが、『アイアンマン』を皮切りに自社の傘下にあるマーベル・スタジオに製作を任せることで版権問題を解決し、マーベルのコミックヒーロー達を随時映画化しながらクロスオーバーさせる方式をとるようになった。 配給は当初パラマウント映画が担当していたが((『インクレディブル・ハルク』のみ、リメイク前との兼ね合いでユニバーサルが担当。日本では『アイアンマン』と『ハルク』をソニー・ピクチャーズが担当))、2009年にディズニーがMARVELを買収した影響もあり、パラマウントは『アベンジャーズ』以降の配給権をディズニーに譲渡。以後はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給を担当している。 『アベンジャーズ』と『アイアンマン3』の冒頭にパラマウントのロゴが流れるのは、元々同社が配給予定であった名残である。 『アベンジャーズ』以降のマーベルスタジオはディズニーの映画レーベルを兼ねるようになったため、シンデレラ城でおなじみのディズニーのロゴは当然流れないが、スパイダーマンシリーズではソニー及びコロンビア・ピクチャーズのロゴも流されている。 クロスオーバーの最もたる例が『アベンジャーズ』であり、ここではシリーズの集大成としてこれまで登場した映画の主役であるヒーロー達が一堂に会しチームを組んでいる。 &footnote(ただし、FOXの保有するX-MENシリーズとファンタスティック・フォーに関しては、同じマーベルでも組み込むことはできない。しかし原作ではX-MENのメンバーかつマグニートーの子供であるスカーレットウィッチとクイックシルバーが『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場。クイックシルバーはX-MENシリーズにも登場しているが、MCUとはパラレルな存在である。その後、ディズニーがFOXを買収したため、X-MENやF4のMCU登場が内定した。) &footnote(ソニー・ピクチャーズが保有するスパイダーマンは、ソニーとマーベルスタジオの業務提携によりMCU参戦が決定し、単独映画制作に先駆けて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にて初登場。また、デアデビルやゴーストライダー、パニッシャーといった、以前は他社が配給していた作品も映像化権利がマーベルに戻った事で、ドラマシリーズに登場している。) &footnote(また「ベイマックス」こと「Big Hero 6」も含まれない) そのため『アベンジャーズ』シリーズと『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は作中に登場するヒーローの映画をあらかじめ観ることが推奨されている。 これだけではなく、各映画でも共通のキーワードや小道具、登場人物に至るまで他の作品と密接なリンクが見受けられ、世界観を共通していることがわかる。 また、映画だけでなく短編シリーズ「マーベル・ワンショット」や連続ドラマ『[[エージェント・オブ・シールド>エージェント・オブ・シールド(海外ドラマ) ]]』や『エージェント・カーター』、さらに配信サービス、Netflixのドラマシリーズ(『デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』、『アイアン・フィスト』等で結成されるヒーローチーム『ザ・ディフェンダーズ』)も世界観に組み込まれている。 あくまで映画が本筋であるためドラマのキャラ、設定が映画内で語られることは長らくなかった。 その後、2019年に開始したディズニーの配信サービス・Disney+で、サブキャラクターのスピンオフドラマが配信されることが決定した。 これに伴って、Netflixで配信されていたドラマシリーズは全てキャンセルされた。 Netflixとマーベルは、使用から終了してから2年はNetflix側がキャラクター権利を保有するという取り決めがあり、2年後の2020年から、随時Netflix側が保有していたマーベルキャラクターの権利がマーベル/ディズニー側に返還された。 これにより、2021年からマーベル/ディズニーが制作するマーベル作品に彼らが登場するようになった。 なお無数にあるマルチバース(多元世界)の中の「アース199999&footnote(作中では「アース616」と呼称)」の物語として、一応原作コミックの世界にも含まれている。 (前述したX-MENシリーズやF4などの映画シリーズ、スパイダーマンの映画シリーズ、その他のMCU始動以前に制作された様々な映画、ドラマ、アニメ作品などの映像作品なども一応含まれている) MCUのヒット以降、他会社も映画のユニバース化を試みるようになった。 しかし、ユニバース化を目的とするあまり各作品の構成が歪になるという欠点が目立って酷評されるパターンが多い中で、MCUはいずれも映画として一定の評価を得ている上、同時に世界観の構築にも成功している、先駆者にして稀有な例であると言える。 &footnote(ディズニー買収前の20世紀FOXのマーベル映画では『ファンタスティック・フォー』のリブート版を、将来的に『X-MEN』とクロスオーバーさせる企画があったが、その『F4』が制作段階で多くのトラブルに見舞われた上、酷評や大コケによって同作の続編が製作中止となる形で共演も中止になった。) &footnote(ライバルのDCも「DCエクステンデッド・ユニバース/DCフィルムズ・ユニバース」として『マン・オブ・スティール』以降のDC映画の世界観をリンクさせる試みを始めた。これに含まれるのは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』などで、[[ティム・バートン]]版およびジョエル・シュマッカー版バットマン、『ダークナイトトリロジー』などの過去作は含まれない。しかし、批評家からの賛否両論・酷評や『ジャスティス・リーグ』の制作上の紆余曲折を経ての興行的失敗を教訓に、現在はユニバース計画が大きく見直され、各映画の繋がりは薄まり、独立性の高い作風が強くなった。また、映画シリーズとは別に「アロー」「フラッシュ」「スーパーガール」といったドラマ作品でも世界観をリンクさせている。クロスオーバーも積極的で、例えば「アロー」にはフラッシュやラーズ・アル・グール、コンスタンティンなどがゲスト出演している。) &footnote(ユニバーサル・ピクチャーズはトム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を皮切りに、往年のモンスター映画を現代風にリメイクして世界観も共有する「ダーク・ユニバース」を展開予定であった。ハビエル・バルデムやジョニー・デップが主演予定だった作品の制作も内定していたが、『ザ・マミー』の酷評や大コケの影響で、ユニバースの展開が白紙となってしまった。) &footnote(その他、レジェンダリー・ピクチャーズ製作で『GODZILLA ゴジラ』『キングコング 髑髏島の巨神』等のハリウッド製怪獣映画の世界観「モンスターバース」やニュー・ライン・シネマ製作の『死霊館』に連なる「死霊館バース」、『アンブレイカブル』『スプリット』『ミスター・ガラス』の「シャマランバース」など様々なユニバースシリーズが製作されてきた。) ちなみに本来は『キャプテン・アメリカ』を中心とした企画であったが、『アイアンマン』の予想外の大ヒットで急遽アイアンマンも物語の中心位置になった事がコミコンで明かされている。 *主な登場人物 **ヒーロー ◆[[&b(){&color(red){トニー・スターク}/&color(goldenrod,red){アイアンマン}}>トニー・スターク/アイアンマン(MCU)]] 演:[[ロバート・ダウニーJr]](吹き替え:[[藤原啓治]]) 大企業スターク・インダストリーズの社長にして稀代の発明家。 自身の発明した特殊スーツにより武装し、戦争をふっかけてくる敵と戦う。 自信過剰なところが玉に瑕だが、根は真面目で繊細なのでやる時はやる。 ◆[[&b(){&color(blue){スティーブ・ロジャース}/&color(red,blue){キャプテン&color(white){・}アメリカ}}>スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(MCU)]] 演:クリス・エヴァンス(吹き替え:[[中村悠一]]) 1940年代、ドイツから亡命してきた科学者のエイブラハム・アースキン博士が発明した超人血清を打たれ肉体を超人化した兵士。 強靭な肉体とトレードマークである特殊合金「ヴィヴラニウム」の盾を武器に持つ。 愛国心と責任感に優れた好青年であり、アベンジャーズの指揮を務める。愛称は「キャップ」。 登場するたびに強くなってると評判。成長力まで超人のようだ。 ◆[[&b(){&color(gold,gray){ソー}}>ソー(MCU)]] 演:クリス・ヘムズワース(吹き替え:三宅健太) 神々の国アスガルドの王子。 怪力と雷を呼び起こすハンマー「ムジョルニア」を駆使し敵を駆逐する。 元々は傲慢な性格だったが地球人の女性との交流を経て成長し、思慮深さも出た。 ◆[[&b(){&color(green){ブルース・バナー}/&color(black,green){ハルク}}>ブルース・バナー/ハルク(MCU)]] 演:エドワード・ノートン(吹き替え:水嶋ヒロ『インクレディブル・ハルク』) →マーク・ラファロ(吹き替え:宮内敦士『アベンジャーズ』以降) 人体実験が失敗し怒ると緑色の巨大な怪物に変身するようになった科学者。 一たび変身すると制御不能になるため、戦力になるが扱いづらいという諸刃の剣を持つ。 普段は冷静かつ温厚だが、ハルク化すると性格も粗暴になる。 ◆[[&b(){&color(darkred){ナターシャ・ロマノフ}/&color(crimson,black){ブラック・ウィドウ}}>ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(MCU)]] 演:スカーレット・ヨハンソン(吹き替え:佐古真弓『アイアンマン2』→ [[米倉涼子]]『アベンジャーズ』以降) S.H.I.E.L.D.の女エージェント。 元ロシアのスパイで、隠密行動や対人戦闘に長けている。 幼少時の悲惨な訓練生時代で、人には言えないトラウマを抱える。 ◆[[&b(){&color(purple){クリント・バートン}/&color(black,darkslateblue){ホークアイ}}>クリント・バートン/ホークアイ(MCU)]] 演:ジェレミー・レナー(吹き替え:阪口周平『マイティ・ソー』→ 宮迫博之『アベンジャーズ』~『アベンジャーズ/エンドゲーム』→ [[東地宏樹]]『ブラック・ウィドウ』以降) S.H.I.E.L.D.のエージェント。二児の父。 百戦錬磨の弓使いで、どんな無茶な射的もこなしてしまう。「ただの弓の人」でもヒーローなのだ。 ◆[[&b(){&color(dimgray){ジェームズ・“ローディ”ローズ}/&color(silver,dimgray){ウォーマシン}}>ジェームズ・“ローディ”ローズ/ウォーマシン(MCU)]] 演:テレンス・ハワード(吹き替え:[[高木渉>高木渉(声優)]]『アイアンマン』) →ドン・チードル(吹き替え:目黒光祐『アイアンマン2』以降) トニーのよき友人の空軍大佐。 強い愛国心を持ち、アイアンマンスーツを基にしたアーマーで武装した戦士となる。 ◆&b(){&color(brown){サム・ウィルソン}/&color(orangered,gray){ファルコン}} 演:アンソニー・マッキー(吹き替え:溝端淳平『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』~『アベンジャーズ/エンドゲーム』→ 濱野大輝『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』以降) スティーブと親しい退役軍人。 人工翼による空中戦を得意とする。 ◆&b(){&color(lightsteelblue){バッキー・バーンズ}/&color(lightsteelblue,gray){ウィンター&color(red){・}ソルジャー}} 演:セバスチャン・スタン(吹き替え:白石充) スティーブの幼馴染でかつての同期の軍人。 ヒドラとの戦いで谷底に転落死したと思われていたが生存しており、ヒドラの実験により洗脳された傀儡兵士と成り果ててしまう。 スティーブとの再会以降、紆余曲折を経てヒーローとして再起し、地球を守るために戦う決意を固める。 ◆[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(MCUのチーム)]]  ○&b(){&color(maroon){ピーター・クイル}/&color(maroon,gray){スター・ロード}}   演:クリス・プラット(吹き替え:[[山寺宏一]])  ○&b(){&color(mediumvioletred,forestgreen){ガモーラ}}   演:ゾーイ・サルダナ(吹き替え:[[朴ロ美]])  ○&b(){&color(crimson,slategray){ドラックス・ザ・デストロイヤー}}   演:デイヴ・バウティスタ(吹き替え:楠見尚己)  ○&b(){&color(darkblue,brown){ロケット・ラクーン}}   声:ブラッドリー・クーパー(吹き替え:加藤浩次)  ○&b(){&color(black,saddlebrown){グルート}}   声:ヴィン・ディーゼル(吹き替え:遠藤憲一)  ○&b(){&color(floralwhite,limegreen){マンティス}}   演:ポム・クレメンティエフ(吹き替え:秋元才加) 銀河の果てで戦っている元ロクデナシ集団。 陽気なリーダーとクールな女戦士、脳筋破壊魔におっさんアライグマと癒し系植物人間の五人。後に新メンバーとしてエンパス虫少女が加入。 ◆&b(){&color(deepskyblue,steelblue){ネビュラ}} 演:カレン・ギラン(吹き替え:森夏姫) ガモーラの義理の姉妹で、サノスの養子。義理の父と姉を恨んでいる。 ガーディアンズとの関わりを経てガモーラと和解し、サノスとの決着を付けるためアベンジャーズとともに戦う。 ◆ハワード・ザ・ダック 演:セス・グリーン(声のみ)(吹き替え:不明) 別次元、アース791021から来た水鳥型宇宙人((ただし、それはあくまでも正史世界“アース616”での話であり、MCUの世界であるアース199999ではその設定を持つかどうかは不明。))。 &font(l){半ば原作通りに}主にガーディアンズシリーズのカメオ出演キャラとして活躍している。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実はエンドゲームの決戦のシーンにも、一瞬だが参戦している様子が見られる。}} ◆[[&b(){&color(crimson){ワンダ・マキシモフ}/&color(black,crimson){スカーレット・ウィッチ}}>ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(MCU)]] 演:エリザベス・オルセン(吹き替え:行成とあ) ヒドラのインフィニティ・ストーンを利用した実験で超能力を得た少女。 テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ。 当初はウルトロンの配下として登場するも、彼の真の目的を知って離反しアベンジャーズに加入した。 ヴィジョンと恋仲になるが、『インフィニティ・ウォー』において思わぬ方向に。そして『ワンダヴィジョン』で更なる変化が…? ◆&b(){&color(silver){ピエトロ・マキシモフ}/&color(blue,silver){クイックシルバー}} 演:アーロン・テイラー=ジョンソン(吹き替え:小松史法) ワンダの双子の兄。 高速移動の能力を持つ。ウルトロンとの戦いで戦死。 原作ではワンダ共々『X-MEN』シリーズに登場するミュータントだが、『X-MEN』映画化の権利を持つ20世紀FOXとマーベルの交渉の結果、設定変更することで参戦を果たした。 &font(#ff0000,u){&font(#ffffff){しかし、X-MENがMCU入りする事になったので、なんだかんだで蘇るかもしれない。…と思ったら、『ワンダヴィジョン』に演者が20世紀FOX版準拠に変更されたピエトロが登場したかと思いきや、ただの洗脳された一般人だった。}} ◆&b(){&color(mediumvioletred,mediumaquamarine){ヴィジョン}} 演:ポール・ベタニー(吹き替え:加瀬康之) ↑のジャーヴィスを、マインドストーンの力で人工肉体に意識を移植して完成した人造超人。 紳士的で人間に友好を示すチート能力者。あまりにチートすぎるため、脚本の都合でよく弱体化させられる。 ◆[[&b(){&color(peru){スコット・ラング}/&color(crimson,silver){アントマン}}>スコット・ラング/アントマン(MCU)]] 演:ポール・ラッド(吹き替え:木内秀信) 身体を縮めるバツイチ男。 ピム粒子の力で怪力を持った小さなヒーローとなり、隠密工作を行う。 ◆&b(){&color(orange){ホープ・ヴァン・ダイン}/&color(saddlebrown,gold){ワスプ}} 演:エヴァンジェリン・リリー(吹き替え:内田有紀) ピム博士の娘で、スコットのパートナー。 母の後を継いでワスプとなり、飛行能力を生かした戦闘をする。 ◆&b(){&color(goldenrod){キャシー・ラング}/&color(purple,silver){スタチュア}} 演:アビー・ライダー・フォートソン(幼少期)(吹き替え:太田梨香子『アントマン』『アントマン&ワスプ』) →エマ・ファーマン(成長後)(吹き替え:イブ優里安『アベンジャーズ/エンドゲーム』) →キャスリン・ニュートン(成長後)(吹き替え:[[高橋李依]]『アントマン&ワスプ:クアントマニア』以降) スコットの愛娘にして、ヒーローである父に憧れるティーンエイジャー。 ◆[[&b(){&color(deepskyblue){ピーター・パーカー}/&color(blue,red){スパイダーマン}}>ピーター・パーカー/スパイダーマン(MCU)]] 演:トム・ホランド(吹き替え:榎木淳弥) 蜘蛛のスーパーパワーを得た高校生にして親愛なる隣人。 アントマンとヒドラ残党が対決した時点で既に活動して世間の注目を集めていた。 ヒーロー活動に目を付けたアイアンマンにスカウトされる。 『シビル・ウォー』の制作に伴いルッソ兄弟がMCUへの登場を熱望し、映画化の権利を持っていたソニーとマーベルの業務提携により、映画化権を共有することで奇跡の参戦を果たしたアメリカ内外屈指の人気キャラ。 ◆&b(){&color(royalblue,silver){ヴァルキリー}} 演:テッサ・トンプソン(吹き替え:[[沢城みゆき]]) アスガルドの女戦士隊の一人。ノリのいい豪快な女性。 ◆[[&b(){&color(navy){ティ・チャラ}/&color(purple,black){ブラックパンサー}}>ティ・チャラ/ブラックパンサー(MCU)]] 演:チャドウィック・ボーズマン(吹き替え:田村真) アフリカに存在するワカンダ国の若き王。 ワカンダの守護神たる黒豹の名を冠したヴィヴラニウム製の強化スーツと爪で戦う。 ◆&b(){&color(navy){シュリ}/&color(gold,black){ブラックパンサー}} 演:レティーシャ・ライト(吹き替え:百田夏菜子) ワカンダの王女にしてティ・チャラの妹。そしてワカンダ一の頭脳を持つ天才科学者。 ◆&b(){&color(maroon,red){オコエ}} 演:ダナイ・グリラ(吹き替え:[[斎賀みつき]]) ティ・チャラの親衛隊長を務めるワカンダ最強の槍使い。 ◆&b(){&color(orangered){リリ・ウィリアムズ}/&color(black,orangered){アイアンハート}} 演:ドミニク・ソーン(吹き替え:[[早見沙織]]) トニー・スタークのアイアンマンスーツに匹敵するアーマースーツを開発する天才少女。トニーの母校であるMITの学生であり、大学の課題で提出したヴィブラニウムの探知装置を危険視したタロカンに命を狙われる羽目に。 ◆&b(){&color(red,midnightblue){ドクター・スティーヴン・ストレンジ}} 演:ベネディクト・カンバーバッチ(吹き替え:三上哲) 天才外科医だったが事故で両手が麻痺し、マスターズ・オブ・ミスティックアーツの寺院カマー・タージにて魔術の才能に目覚めた。 多元宇宙の力を引き出した魔術で武器の出現、空間移動、マントによる浮遊、時間操作を駆使する。 ◆&b(){&color(indianred){ウォン}} 演:ベネディクト・ウォン(吹き替え:田中美央) ストレンジの同僚の魔術師。 ◆&b(){&color(red,blue){アメリカ・チャベス}} 演:ソーチー・ゴメス(吹き替え:[[鬼頭明里]]) マルチバースを渡り歩く能力を持つ少女。 ◆&b(){&color(black,red){シュー・シャン・チー}} 演:シム・リウ(吹き替え:細谷佳正) 秘密結社テン・リングスの首領ウェンウーの息子。 妻を失ったウェンウーによって暗殺者として育て上げられアメリカに渡るが、そのことを隠して生活を送っていた。 ◆&b(){&color(gold){キャロル・ダンヴァース}/&color(gold,red){キャプテン・マーベル}} 演:ブリー・ラーソン(吹き替え:[[水樹奈々]]) 四次元キューブの力を得てクリーで訓練を受けた地球人の空軍パイロット。 全身にフォトンエネルギーを宿し、放出による攻撃や、単独で宇宙空間を活動し空を飛べる。 ◆エターナルズ  ○&b(){&color(black,green){セルシ}}   演:ジェンマ・チャン(吹き替え:恒松あゆみ)  ○&b(){&color(khaki,blue){イカリス}}   演:リチャード・マッデン(吹き替え:川田紳司)  ○&b(){&color(gold,navy){エイジャック}}   演:サルマ・ハエック(吹き替え:[[戸田恵子]])  ○&b(){&color(orange,springgreen){スプライト}}   演:リア・マクヒュー(吹き替え:金子陸)  ○&b(){&color(khaki,plum){キンゴ}}   演:クメイル・ナンジアニ(吹き替え:[[杉田智和]])  ○&b(){&color(black,blueviolet){ファストス}}   演:ブライアン・タイリー・ヘンリー(吹き替え:後藤光祐)  ○&b(){&color(orangered,black){ドルイグ}}   演:バリー・コーガン(吹き替え:[[内山昂輝]])  ○&b(){&color(darkgray,orangered){マッカリ}}   演:ローレン・リドロフ  ○&b(){&color(lightyellow,khaki){セナ}}   演:アンジェリーナ・ジョリー(吹き替え:深見梨加)  ○&b(){&color(darkolivegreen,sienna){ギルガメッシュ}}   演:ドン・リー(マ・ドンソク)(吹き替え:[[稲田徹]]) セレスティアルズに生み出された、永遠の命を生きる種族。 有史以前から地球人の営みを監視し続け、人知れず脅威から守り抜いてきたが、それにはある目的があった。 ◆&b(){&color(purple){ケイト・ビショップ}/&color(black,violet){ホークアイ}} 演:ヘイリー・スタインフェルド(吹き替え:種崎敦美) NY決戦でクリントに命を救われて以来、ホークアイに憧れを抱き、弓術を極めるようになった。 ◆&b(){&color(steelblue){マーク・スペクター}/&color(whitesmoke,steelblue){ムーンナイト}} ◆&b(){&color(lightsteelblue){スティーヴン・グラント}/&color(whitesmoke,lightsteelblue){Mr.ナイト}} 演:オスカー・アイザック(吹き替え:[[関智一]]) 寡黙で頑固な人格「マーク」と温厚で知識のある人格「スティーヴン」が混在している多重人格者の傭兵。 エジプトの神コンスと契約して化身(アバター)となり、悪人を懲罰するダークヒーローとなる。 ◆&b(){&color(tomato){カマラ・カーン}/&color(blue,orangered){ミズ・マーベル}} 演:イマン・ヴェラーニ(吹き替え:松岡美里) アベンジャーズオタク(特にキャプテン・マーベルの大ファン)のパキスタン系アメリカ人の高校生。祖母から送られた魔法のバングルから発生する光(ヌール)エネルギーを具現化して利用し、構造物を作成する能力を獲得した。 ◆&b(){&color(lightgreen){ジェニファー・ウォルターズ}/&color(black,lightgreen){シー・ハルク}} 演:タチアナ・マスラニ―(吹き替え:[[井上麻里奈]]) 超人法を専門とするGLK&H事務所の弁護士で、ハルクことブルース・バナーの従姉妹。交通事故により同乗者のブルースの血液に触れてしまい、力強く緑がかったシー・ハルクに変身する体質となってしまう。 [[第四の壁>メタ発言]]を破ることができる。 **ヒーローの協力者達 ◆&b(){&color(maroon,black){ニック・フューリー}} 演:サミュエル・L・ジャクソン(吹き替え:手塚秀彰『アイアンマン』~『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』→ 竹中直人『アベンジャーズ』以降) S.H.I.E.L.D.長官。左目に眼帯をした壮年の男。 アベンジャーズの総指揮として結集の役目を果たすも、自身の腹に色々と一物を抱えている為人望は薄い。 ◆フィル・コールソン 演:クラーク・グレッグ(吹き替え:村治学) S.H.I.E.L.D.のエージェント。フューリーの補佐を務める。 アベンジャーズ結集のため様々な映画の裏で頑張っていた苦労人。 映画オリジナルキャラだが人気が出たためコミックに逆輸入された。 一度死亡したがドラマ版で極秘に蘇生されS.H.I.E.L.D.を陰で支える。 ◆マリア・ヒル 演:コビー・スマルダーズ(吹き替え:本田貴子) S.H.I.E.L.D.のエージェントで、フューリーの副官。 長官の右腕として高い射撃の腕前を持つ。 ◆ペッパー・ポッツ 演:グウィネス・パルトロー(吹き替え:岡寛恵『アイアンマン』~『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』→ 小林さやか『アベンジャーズ/エンドゲーム』) トニーの秘書で恋人(のちにスターク・インダストリーズの社長を襲名)。 色々勝手をやらかすトニーに冷や汗をかきつつも、彼の身を案じ見守っている。 ◆ジャーヴィス 声:ポール・ベタニー(吹き替え:加瀬康之) トニーの執事AI。アイアンマンのサポートを行う。 ◆ハワード・スターク 演:ジョン・スラッテリー(吹き替え:仲野裕)(壮年時)、ドミニク・クーパー(吹き替え:野島裕史)(青年時) トニーの父親で、偉大な先達発明家。 キャプテン・アメリカと共に戦場を駆け巡り、絆を培った。 S.H.I.E.L.D.の創設メンバーだが、仕事で多忙な日々を送っていたために息子を放任してしまい親子仲に溝を作ってしまう。 1991年に妻のマリア共々交通事故で死亡したが、その裏には衝撃的な真実が隠されていた。 ◆ペギー・カーター 演:ヘイリー・アトウェル(吹き替え:園崎未恵) キャップの監督役兼パートナーの女性軍人。 スティーブにとっても彼女にとっても、互いに運命の人と思っていた。 ◆ハンク・ピム 演:マイケル・ダグラス(吹き替え:御友公喜) アントマンの後見人の博士。 ハワードのライバルで、彼と息子のトニーを敵視。 若い頃は初代アントマンとして戦場を駆け巡っており、キャプテン・アメリカが凍り付いた後の世界の平和を陰から支えていた。 ◆ジェーン・フォスター 演:ナタリー・ポートマン(吹き替え:[[坂本真綾]]) ソーと初めて知り合った人間の天文学者。 彼と通じ合ううちに恋人同士になるが、『バトルロイヤル』前に破局。しかし…? ◆エリック・セルヴィグ 演:ステラン・スカルスガルド(吹き替え:金子由之) ソーと対面した物理学者。 これを機に、S.H.I.E.L.D.絡みで様々な事件と関わりを持つが色々とひどい目に合う。 ◆タロス 演:ベン・メンデルソーン(吹き替え:[[関俊彦]]) クリーと敵対する、変身能力を持ったスクラル人の将軍。 窮地を救ってくれたキャプテン・マーベルとフューリーには恩義を感じており、その後も彼らに手を貸している。 ◆スタン・リー 演:本人 劇中のあらゆる場所、あらゆる星、あらゆる時代にも登場する謎の御大。 #openclose(show=≪その正体は……≫){ 実はウォッチャー・インフォーマントと呼ばれる&font(#ff0000){コズミックビーイング}。 宇宙を旅し冒険談をウォッチャーに報告する役目を持っており、1943年代頃から地球に頻繁に訪れている。その他にもザンダーやサカール等の他の惑星にも精力的に足を延ばして活動している。 } **[[ヴィラン>マーベル・シネマティック・ユニバースに登場するヴィラン]] ◆[[&b(){&color(black,yellowgreen){ロキ}}>ロキ(MCU)]] 演:トム・ヒドルストン(吹き替え:[[平川大輔]]) ソーの義弟。 自身の出生と兄の立場を妬んでいる。『アベンジャーズ』ではメインヴィランを務め、ヒーロー達との激戦を繰り広げた。 紆余曲折を経てソーとの和解を果たし、改心して兄を支える決意を固めた矢先、サノスによって壮絶な最期を遂げてしまう。 しかし、『エンドゲーム』での2012年の世界で発生した思わぬ出来事により、2012年当時のロキが四次元キューブと共に逃亡。その後の彼の動向はスピンオフドラマ『ロキ』で描かれる。 ◆[[&b(){&color(goldenrod,slateblue){サノス}}>サノス(MARVEL)]] 演:ジョシュ・ブローリン(吹き替え:[[銀河万丈]])(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』以降) 銀河最強最悪の力を持つ戦士。 インフィニティ・ストーンを集め、宇宙の半分の生命を虐殺することで宇宙の救済を果たそうとする狂気のタイタン人。 その他のヴィランについては[[この項目>マーベル・シネマティック・ユニバースに登場するヴィラン]]を参照。 **マーベル・テレビジョン作品の登場人物 ◆&bold(){スカイ/デイジー・ジョンソン} 演:クロエ・ベネット(吹き替え:渋谷はるか) コールソンにスカウトされた新人S.H.I.E.L.D.エージェント。 実は過去にクリー人と関係が…。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その後、なんやかんやあってインヒューマンへと覚醒してしまい、超振動によってあらゆる物を粉砕する“クエイク”へと生まれ変わってしまった。}} ◆&b(){マット・マードック/&color(black,crimson){デアデビル}} 演:チャーリー・コックス(吹き替え:内田夕夜) ニューヨークで弁護士として働く盲目の男。 発達した聴覚を活かし、法では裁けない悪人を成敗している。 ◆&b(){ジェシカ・ジョーンズ} 演:クリステン・リッター(吹き替え:渡辺明乃) ニューヨークの女探偵。怪力のスーパーパワーを持つ。 変態男キルグレイヴに執着されており、執拗に追い回されたことがトラウマとなって酒を飲んだくれている。 ◆&b(){カール・ルーカス/&color(#804012,yellow){ルーク・ケイジ}} 演:マイク・コルター(吹き替え:武田雅則) ハーレム在住の黒人ヒーロー。 刑務所で受けた人体実験により強靭な肉体と怪力を持ち、街を守るために雇われヒーローとして戦う。 ◆&b(){ダニー・ランド/&color(gold,#004d00){アイアン・フィスト}} 演:フィン・ジョーンズ(吹き替え:森宮隆) 秘境クン・ルンで修行を重ね、ついには龍の試練を突破しアイアン・フィストの称号を得た若きカンフーマスター。 幼いころ両親と共に飛行機事故に遭い、ひとりクン・ルンに拾われそこで育ったが、自らの生家であるランド社に忍び寄る危機を前に帰還する。 ◆[[&bold(){フランク・キャッスル/&color(ghostwhite,black){パニッシャー}}>The Punisher]] 演:ジョン・バーンサル(吹き替え:坂詰貴之) 犯罪者を抹殺する使命に燃える復讐者。 如何なる悪人でも殺さないデアデビルと対立する。 ◆&b(){エレクトラ・ナチオス} 演:エロディ・ユン(吹き替え:桜木可奈子) 富豪の令嬢でマットの元カノ。 自身が継いだ会社の金が犯罪に使われていた為、ヤクザから取り返す為にマットに接触するも断られてしまう。 そこでマットに勝手に金を振り込んで、無理矢理仕事を引き受けさせてパートナーにした。 ◆&b(){ロビー・レイエス/&color(orange,black){ゴーストライダー}} 演:ガブリエル・ルナ(吹き替え:桐本拓哉) 地獄の炎をまとう復讐の精霊。 ストリートギャングの銃撃による交通事故で死亡するが、先代ゴーストライダーとの取引で復活を果たす。 ◆ランナウェイズ  ○&b(){アレックス・ワイルダー}   演:レンジ―・フェリズ(吹き替え:林勇)  ○&b(){ニコ・ミノル}   演:岡野りりか(吹き替え:志田有彩)  ○&b(){カロリーナ・ディーン}   演:ヴァージニア・ガードナー(吹き替え:[[潘めぐみ]])  ○&b(){ガート・ヨークス}   演:アリエラ・ベアラー(吹き替え:石田嘉代)  ○&b(){チェイス・ステイン}   演:グレッグ・サルキン(吹き替え:中島ヨシキ)  ○&b(){モリー・ハイエス}   演:アレグラ・アコスタ(吹き替え:遠藤さやか) ◆&b(){タイロン・ジョンソン/&color(white,black){クローク}} 演:オーブリー・ジョセフ 闇の能力者。 石油基地の爆破事故により、漆黒のマントで自在に姿を消せるようになった。 ◆&b(){タンディ・ボウエン/&color(gold,white){ダガー}} 演:オリヴィア・ホルト 光の能力者。 石油基地の爆破事故により、光の短剣を操れるようになった。 *シリーズ中での主なキーワード ▼地球 シリーズの主な舞台となるMCUの地球であり、銀河の人間からはテラとも呼ばれている。 他の星々と比べ文明の発展は遅れ銀河の中では重要なものはないとされ、ある人物からは「マジでクソ溜めみたいな場所」と言われるほど。 しかし、アイアンマン以降から続々と超人達が現れ始めたり、後述のインフィニティー・ストーンが6つの内3つも存在したり、2度も銀河中を巻き込んだ大事件の中心になったりとパワーバランスが不安定すぎるある意味魔境と化している。 ▼S.H.I.E.L.D(戦略国土調停補強管理局) アメリカ合衆国の危機に対して対策を取り、防衛するために結成された組織。 アベンジャーズをはじめとするヒーローを管理・サポートしつつ国土防衛するのが仕事。 ▼超人兵士 1940年代の第二次世界大戦時に計画された、兵士を最強の兵器として改造する人体試験計画。 ハワード・スタークが一部の技術を提供し、被験者としてスティーブ・ロジャースが選ばれ実験は成功したが、計画自体は中止となってしまう。 後にブルース・バナーが軍からの依頼で独自の案で再現しようとしたが失敗に終わった。 ▼アスガルド 北欧神が支配する九つの世界の一つ。 他の世界と行き来できる虹の橋を有している。 ▼ヒドラ 第二次世界大戦中のドイツに潜伏していた秘密結社。 世界征服を目論んでいたが、キャプテン・アメリカにより野望は打ち砕かれ、組織は解体されたが、その残照は今もなお残っている。 ▼チタウリ 凶暴で好戦的な宇宙人種族。サノスを通じ、ロキの指揮の下、地球を攻撃した。 所謂戦闘員枠。 大軍勢でNYを襲撃するも、結成したアベンジャーズとアイアンマンの決死の覚悟によって壊滅し、失敗した。 この襲撃によって、全世界に宇宙人や超人達の存在が知れ渡り、チタウリが地球に残した外宇宙のテクノロジーの多くは一般人への流出を防ぐために S.H.I.E.L.D.やダメージコントロール局によって回収されたが、その強引なやり方はバルチャー一味が止む無く犯罪に手を染める遠因にもなり、彼らやS.H.I.E.L.D.内部に潜んでいたヒドラ残党は回収されなかった兵器を手中に収め、これを悪用してしまう。 ▼クリー アンドロメダ銀河系に住む、青肌が特徴の種族。 地球にも太古の時代から何人か来訪し、地球人に何かしらの影響を与えている。 #openclose(show=≪実は≫){ 他の惑星を侵攻し、自分達に従わない種族を弾圧している侵略者。 また、生体実験なども幾度となく行っており、インヒューマンズも、元々クリー人が地球人と天界人(セレスティアルズ)の遺伝子を融合して創った人工生命体に等しい存在である。 } ▼スクラル クリーと敵対する種族。 変身能力を持ち、他の惑星に潜伏している。 #openclose(show=≪実は≫){ クリーによる印象操作で悪者に仕立て上げられ、迫害されている。 キャプテン・マーベルの活躍でクリーの手から逃れ、サノスとの戦いの後にはフューリーらに協力している。 } ▼[[無限の石(インフィニティ・ストーン)>インフィニティ・ジェム]] 宇宙誕生の特異点の残骸となった6つの石の総称。 それぞれの石には宇宙を揺るがすほどの力を有している。 ・スペース・ストーン/テッセラクト(コズミック・キューブ) ・リアリティ・ストーン/エーテル ・パワー・ストーン/オーブ ・マインド・ストーン/セプター(チタウリの杖の先端の石) ・タイム・ストーン/正式名称不明(アガモットの目の中央の石) ・ソウル・ストーン の6つがある。 そして、これら6つを全て嵌め込むことで完成するインフィニティ・ガントレットが存在する。 ▼ピム粒子 ハンク・ピムが開発した、物体の原子・分子間の距離を縮めて密度を変化させ、自在に縮小・拡大ができる粒子。しかし、どんなに密度を変えても対象の物体が持つ元々の質量は変わらないため、小さい姿のまま強烈なパンチやキックなどを繰り出したりできるなど、対象のパワーをそのまま発揮できる優れもの。 アントマンやワスプの力の源であり、制御を解除し、分子以下の未知の大きさの限界まで小さくなると「量子世界」と呼ばれる異界へと転移できる。 ▼ソコヴィア協定 ニューヨークやソコヴィアでのアベンジャーズの戦闘被害を危惧した国連が制定した協定で、スーパーヒーローの出撃許可や管理を国連が全て行うというもの。 この協定の賛否および協定締結式で発生したウィンター・ソルジャーのテロ事件を巡り、最終的にアベンジャーズは瓦解することとなる。 協定自体はその後も廃止されておらず、『インフィニティ・ウォー』ではホークアイとアントマンが協定を受け入れた結果、協定違反の罪で2年間の自宅軟禁の処分を受けた事が語られた。 #openclose(show=なお){ 『エンドゲーム』で5年が経過した時点では、指名手配されていたはずのスティーブはセラピーを主催していたり、ハルクも5年の間に起きた変化で市民に受け入れられる存在に変化していたりと、協定は機能していなかった。 それに関する疑問は、2019年12月頃に解禁されたオリジナル脚本の中で、協定の発案者であるロス長官が指パッチンで消滅していた設定が明かされた事で一応解消されている。 } ▼ワカンダ国 ジャングルの奥深くに存在するアフリカの小国家。 宇宙最強の鉱物ヴィブラニウムの技術の恩恵を受けており、発展途上国の皮を被った超科学大国を築き上げている。ティ・チャラ以前の国王の代までは技術を封印していたが、ティ・チャラにより、国の全貌と、その技術が全世界に知らされることになった。 ▼魔術 マルチバースの力を借りて発現する、人の技を超えた力。 ドクター・ストレンジや魔術師たちはこれを駆使した武器や特殊能力で戦う。 ▼“指パッチン” / "The Decimation" 『インフィニティ・ウォー』ラストで発生した事象。 #openclose(show=その実態){ インフィニティ・ストーンを6個全て集めたサノスがインフィニティ・ガントレットにより指を鳴らした結果、全宇宙の半分の生命が文字通り塵となって消えた。 アベンジャーズのメンバーをはじめとしたヒーロー達とその関係者も例外ではなく、その混乱は5年後、アベンジャーズがストーンを6個集め直し、ハルクが再び指パッチンを行い消えた生命を呼び戻すまで続いた。 全世界に異星人の脅威を知らしめた大事件である。 } ▼ヘルズ・キッチン Netflix製作ドラマシリーズの舞台。ちなみに「ヘルズ・キッチン」はニューヨークにある実在の都市。チタウリ襲撃の爪痕が未だ多く残っているニューヨークのスラムで、治安も回復しておらず海外マフィアや怪人が跋扈し、犯罪の温床となっている。 *作品一覧 シリーズの区切り(主にアッセンブルスの「アベンジャーズ」名義の作品)ごとに区切られている。 2作品以上登場しているキャラも軽く紹介する。 **インフィニティ・サーガ フェーズ1~フェーズ3の22作の総称。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開に合わせて命名された。 #openclose(show=≪フェーズ1、08~12年≫){ ●[[アイアンマン>アイアンマン(映画)]] / Iron Man 2008年5月2日北米公開/2008年9月27日日本公開 監督:ジョン・ファヴロー キャラ:アイアンマン、ペッパー、ローディ、ハッピー、ジャーヴィス、フューリー、コールソン、クリスティン、インセン ヴィラン:オバディア・ステイン/アイアンモンガー(死亡) 「装着せよ──強き自分。」 アイアンマンの誕生、トニーの成長とテロ組織との戦いを描く。 本作の予想を超える好評と大ヒットが、後のMCUの成功を決定づけたと言える。 ●[[インクレディブル・ハルク>インクレディブル・ハルク(映画)]] / The Incredible Hulk 2008年6月13日北米公開/2008年8月1日日本公開 監督:ルイ・レテリエ キャラ:ハルク、アイアンマン(トニー生身)、ロス将軍、アボミネーション ヴィラン:エミル・ブロンスキー/アボミネーション(逮捕監禁) 「その『力』、ためらうな。」 ハルクの誕生と彼の軍からの逃亡劇を描く。 映画のラストにトニーが登場するが、この頃はまだユニバース化が未定だったためか繋がりが見えにくいきらいがある。 ハルクを演じる役者が後に変更されたり、本作のキャストがMCUの他作品に出演する事も殆どなかったため、 『シビル・ウォー』公開まではユニバースの中でもやや独立した作品となっていた。 ●[[アイアンマン2>アイアンマン2(映画)]] / Iron Man 2 2010年5月7日北米公開/2010年6月11日日本公開 監督:ジョン・ファヴロー キャラ:アイアンマン、ブラック・ウィドウ、ペッパー、ウォーマシン、ハッピー、ジャーヴィス、フューリー、コールソン、スターン議員、ハワード、クリスティン ヴィラン:イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ(死亡)、ジャスティン・ハマー(逮捕) 「ヒーローになった男、トニー・スターク。次なる試練。」 トニーがぶち当たった壁、自身を狙う強敵との対決を描く。 この辺りから、ユニバース化を意識した描写が増えてくる。 ●[[マイティ・ソー>マイティ・ソー(映画)]] / Thor 2011年5月6日北米公開/2011年7月2日日本公開 監督:ケネス・ブラナー キャラ:ソー、ロキ、ジェーン、オーディン、フリッガ、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、シフ、ヘイムダル、セルヴィグ博士、ダーシー、フューリー、ホークアイ、コールソン、シットウェル ヴィラン:ラウフェイ(死亡)、ロキ(生存) 「神失格の男──二つの世界の運命は、彼の手に。」 ソーの追放と地球での成長、ロキとの決別と対決を描く。 ●[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]] / Captain America: The First Avenger 2011年7月22日北米公開/2011年10月14日日本公開 監督:ジョー・ジョンストン キャラ:キャプテン・アメリカ、ペギー、バッキー、レッドスカル、ゾラ、ハワード、フューリー ヴィラン:ヨハン・シュミット/レッドスカル(行方不明→生存) 「なぜ彼は、地球最初のヒーローと呼ばれたのか──」 スティーブがキャプテン・アメリカとなり、戦場を駆け巡りながらヒドラを倒すも、北極に墜落し70年眠りについた後、蘇生されるまでを描く。 次回作に「アベンジャーズ」が迫ったため全編にわたって繋がりが見える。 テッセラクト登場。 ●[[アベンジャーズ>アベンジャーズ(2012年の映画)]] / Marvel's The Avengers 2012年5月4日北米公開/2012年8月14日日本公開 監督:ジョス・ウェドン キャラ:アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ロキ、フューリー、コールソン、ヒル、シットウェル、ペッパー、ジャーヴィス、セルヴィグ博士、サノス、ジェーン(写真)、ペギー(未公開) ヴィラン:ロキ(生存)、チタウリ(全滅) 「日本よ、これが映画だ。」 初のアッセンブル映画。初結成したアベンジャーズが仲違いしつつ地球侵略を目論むロキと彼の率いるチタウリらと激闘を繰り広げる。 「日本よ、これが映画だ」のキャッチコピーで有名。 セプター登場。 } #openclose(show=≪フェーズ2、13~15年≫){ ●[[アイアンマン3>アイアンマン3(映画)]] / Iron Man 3 2013年5月3日北米公開/2013年4月26日日本公開 監督:シェーン・ブラック キャラ:アイアンマン、ペッパー、ローディ(アイアンパトリオット)、ハッピー、ジャーヴィス、ハーレー、インセン、ハルク(バナー生身)、トレヴァー ヴィラン:マンダリン(偽物→逮捕)、アルドリッチ・キリアン(死亡) 「さらば──アイアンマン。」 チタウリ戦後、心に傷を負ったトニーがそれを乗り越えながらも、自身が生んだ敵との彼自身の戦いを果たすまでを描く。 メインヴィランを巡るどんでん返しは賛否両論だが、事前宣伝を逆手に取ったり、公開前の予想を覆す意外なストーリー展開は、 以後の作品でも度々導入されている。 ●[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド]] / Thor: The Dark World 2013年11月8日北米公開/2014年2月1日日本公開 監督:アラン・テイラー キャラ:ソー、ロキ、ジェーン、オーディン、フリッガ、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、シフ、ヘイムダル、セルヴィグ博士、ダーシー、コレクター、キャプテン・アメリカ(変装) ヴィラン:マレキス(死亡) 「アベンジャーズ最強の男、降臨。」 アスガルドに迫る新たな敵を倒すため、ロキと協力し愛する人と国を守るためのソーの戦いを描く。 エーテル登場。 ●[[キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー]] / Captain America: The Winter Soldier 2014年4月4日北米公開/2014年4月19日日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、フューリー、ヒル、ウィンター・ソルジャー、ファルコン、シャロン(エージェント13)、ピアース、ラムロウ、ゾラ、シットウェル、スターン議員、バトロック、ペギー、ハワード(写真)、ストラッカー、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバー ヴィラン:アレクサンダー・ピアース(死亡) 「アベンジャーズ以外、全員敵」 キャップの、S.H.I.E.L.D.に所属し戦うことへの苦悩と彼に迫る罠、そしてS.H.I.E.L.D.自体に隠された巨大な陰謀との戦いを描く。 高いクオリティのアクションシーンは各方面から絶賛され、MCUの映画としての評価を高める結果となった。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(映画)]] / Guardians of the Galaxy 2014年8月1日北米公開/2014年9月13日日本公開 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、ヨンドゥ、クラグリン、ロナン、コラス、ネビュラ、コレクター、サノス、ハワード・ザ・ダック、コスモ、ジェイソン・クイル ヴィラン:ロナン(死亡) 「宇宙よ、これがヒーローか。」 遥か彼方の銀河で、ひょんなことから組んだならず者達が、オーブを巡る戦いに巻き込まれ、銀河を救うため立ち上がる。 キャッチコピーの「宇宙よ、これがヒーローか」はアベンジャーズの自社パロ。 オーブ登場。 ●[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]] / Avengers: Age of Ultron 2015年5月1日北米公開/2015年7月4日日本公開 監督:ジョス・ウェドン キャラ:アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ、ジャーヴィス、フューリー、ウォーマシン、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバー、ヴィジョン、ファルコン、ヒル、ペギー、ヘイムダル、セルヴィグ博士、ローラ、クーパー、ライラ、ナサニエル、フライデー、ストラッカー、サノス ヴィラン:ウルトロン(死亡)、バロン・ヴォルフガング・フォン・ストラッカー(死亡) 「愛を知る──全人類に捧ぐ。」 「世界を滅ぼすのは──アイアンマン。」 アッセンブルス映画第2弾。 トニーの発明した人工知能ウルトロンが意志を持ち、暴走を開始。後ろ盾を無くしたアベンジャーズの熾烈な戦いを描く。 フェイズ2の集大成にしてフェイズ3の布石を至る所に張る重要な物語。 ●[[アントマン>アントマン(映画)]] / Ant-Man 2015年7月17日北米公開/2015年9月19日日本公開 監督:ペイトン・リード キャラ:アントマン、ホープ、ハンク、ジャネット(シルエットのみ)、ルイス、デイブ、カート、キャシー、マギー、パクストン、ファルコン、ハワード、ペギー、キャプテン・アメリカ、ウィンター・ソルジャー ヴィラン:ダレン・クロス/イエロージャケット(死亡) 「身長1.5cmの男は、ヒーローになれるのか!?」 マーベル史上最小のヒーローを映画化。AoUの裏側で繰り広げられていたイエロージャケット・ヒドラ残党との戦いを描く。 映画では原作の二代目アントマンにあたるスコット・ラングが主人公。 初代アントマンことハンク・ピムはスコットをスカウトする役割。 フェーズ2の締めくくりとシビル・ウォーへの橋渡し的映画でもある。 } #openclose(show=≪フェーズ3、16~19年≫){ ●[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ]] / Captain America: Civil War 2016年5月6日北米公開/2016年4月29日日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ウィンター・ソルジャー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、ウォーマシン、ファルコン、ヴィジョン、アントマン、ブラックパンサー、スパイダーマン、メイおばさん、ペッパー(名前だけ)、フライデー、クロスボーンズ、ロス長官、シャロン、ロス捜査官、ティ・チャカ、アヨ、ジモ ヴィラン:ヘルムート・ジモ(逮捕)、ブロック・ラムロウ/クロスボーンズ(死亡) 「友情が、友情を引き裂く──」 ヒーローの国連への登録協定がきっかけで、罠にかけられたウィンター・ソルジャーを巡って、過去と現在の友情に苦悩するキャップと賛成派にして度重なる犠牲に苦しむトニーの対立を描く。 フェーズ3の始まりにしてシリーズの終結と混沌への助走となった作品。 ●[[ドクター・ストレンジ>ドクター・ストレンジ(映画)]] / Doctor Strange 2016年11月4日北米公開/2017年1月27日日本公開 監督:スコット・デリクソン キャラ:ドクター・ストレンジ、モルド、エンシェント・ワン、ウォン、クリスティーン・パーマー、ドルマムゥ、ソー ヴィラン:カエシリウス(死亡)、ドルマムゥ(生存) 「上から目線の天才外科医。彼を目覚めさせるのは、魔術──」 ストレンジの挫折と魔術との邂逅、そして闇の魔術との戦いを通じ、彼の魔術師への目覚めを描く。 MCUでは異色の異次元描写が話題を呼んだ。 アガモットの目登場。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス]] / Guardians of the Galaxy Vol. 2 2017年5月5日北米公開/2017年5月12日日本公開 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート(ベビー)、マンティス、ヨンドゥ、クラグリン、ネビュラ、アイーシャ、ハワード・ザ・ダック、ジェイソン・クイル ヴィラン:エゴ(死亡)、アイーシャ(生存) 「銀河の危機は、彼らのノリに託された!」 スター・ロードの父と名乗る人物の登場とヨンドゥとの関係の決着を描く。 ほぼサノス絡みの物語ではないが、その分MCU内でも自由な描写が可能となった。 ●[[スパイダーマン:ホームカミング]] / Spider-Man: Homecoming 2017年7月7日北米公開/2017年8月11日日本公開 監督:ジョン・ワッツ キャラ:スパイダーマン、アイアンマン、ネッド、リズ、MJ、フラッシュ、ベティ・ブラント、ハリントン先生、メイおばさん、ハッピー、ペッパー、フライデー、カレン(AI)、キャプテン・アメリカ(ビデオ出演) ヴィラン:エイドリアン・トゥームス/バルチャー(逮捕) 「みせてやる、僕の力を──」 ピーターの学園生活とバルチャーとの対決を描く。学園青春ものの要素が強く、若々しく溌剌なピーターとクラスメイト達の描写が印象的。 また反面、ヴィランであるバルチャーとその仲間たちの、けして浮世離れしていない等身大の「悪」のあり方も同時に濃く追いかけられている。 眩しくも無謀な子供の世界と、現実の淀みに浸った大人の世界との混じり合いが両者の現実を決定的に変えてしまう、 ――という流れは監督ジョン・ワッツの一貫した作家性の延長線上にもある。 アイアンマン=トニー・スタークも登場し、ピーターとトニーの触れ合いも描くほか、用心棒ハッピーやとある人物などアイアンマンサイドの補足も要注目。 なお版権の関係上、配給はソニー・ピクチャーズが担当する。 ●[[マイティ・ソー バトルロイヤル>マイティ・ソー/バトルロイヤル]] / Thor: Ragnarok 2017年11月3日北米・日本公開 監督:タイカ・ワイティティ キャラ:ソー、ハルク、ロキ、オーディン、ヘイムダル、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、ヴァルキリー、グランドマスター、コーグ、ミーク、ドクター・ストレンジ、ブラック・ウィドウ(映像のみ)、ソー役の俳優、ロキ役の俳優、オーディン役の俳優 ヴィラン:ヘラ(死亡) 「死の女神の復讐が始まる」 死の女神ヘラによってアスガルドを追放されたソーがハルクと共に宇宙の果ての闘技場で出会い、アスガルドを賭けた運命の戦いに挑む。 前2作と比べてコメディタッチが強めだが、メインストーリー自体はシリアスである。 ●[[ブラックパンサー>ブラックパンサー(映画)]] / Black Panther 2018年2月16日北米公開/2018年3月1日日本公開 監督:ライアン・クーグラー キャラ:ブラックパンサー、ナキア、オコエ、シュリ、ラモンダ、アヨ、エムバク、ウカビ、ティ・チャカ、ロス捜査官、クロウ、ウィンター・ソルジャー ヴィラン:エリック・スティーブンス/キルモンガー(死亡)、ユリシーズ・クロウ(死亡) 「国王として守るか?ヒーローとして戦うか?」 『シビル・ウォー』後のワカンダで、ブラックパンサーとヴィブラニウム密売を目論むクロウの追跡戦と、国盗りを目論むキルモンガーの戦いを描く。 現代の国際情勢や社会問題を取り入れた作風が話題となり、アメリカ国内では『アベンジャーズ』を超える予想以上の売り上げを叩き出し、 最終的には『インフィニティ・ウォー』を超えるヒット作となった。 アメコミ映画で史上初となるアカデミー作品賞にノミネートされた。 ●[[アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー]] / Avengers: Infinity War 2018年4月27日北米・日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、ブラックパンサー、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、ウォーマシン、ウィンター・ソルジャー(ホワイトウルフ)、オコエ、シュリ、エムバク、アヨ、スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、マンティス、ネビュラ、ロキ、ヘイムダル、ウォン、ネッド、フライデー、ペッパー、ハッピー(未公開シーン)、ロス長官、コレクター、フューリー、ヒル、レッドスカル、サノス、ブラック・オーダー ヴィラン:サノス(生存)、ブラック・オーダー(全員死亡) 「最強の、終わりへ──」 ついにサノスがインフィニティ・ストーンを集めて地球へと侵攻。アベンジャーズ最大の戦いが始まる。 多数のキャラが参戦する群像劇であり、ヒーロー以上にサノスに比重をもった描写が特徴。 ルッソ兄弟の意向でキャストにも作品の全容を知らせない、観客に対して緘口令を敷くなど、徹底的な秘密主義で制作が進められた。 冒頭から物語は怒涛の勢いで進んでいき、観客やファンの予想を覆す展開やまさかのサプライズも多く見られ、衝撃のラストは『エンドゲーム』へと続いていく。 ●[[アントマン&ワスプ>アントマン&ワスプ(映画)]] / Ant-Man and the Wasp 2018年7月6日北米公開/2018年8月31日日本公開 監督:ペイトン・リード キャラ:アントマン、ワスプ、ハンク、ジャネット、ルイス、デイブ、カート、キャシー、マギー、パクストン、ウー捜査官 ヴィラン:エイヴァ・スター/ゴースト(生存)、ソニー・バーチ(逮捕) 「こんな相棒、アリ?」 「身長1.5cmのバディ・ヒーローアクション誕生!」 量子世界に閉じ込められたジャネットを救出する作戦を決行しようとするピム親子とスコット。 だが、技術を狙うゴーストやマフィアに襲撃を受け、三つ巴の七転八倒の大騒ぎに。 時間軸は『シビル・ウォー』と『インフィニティ・ウォー』の間で、二作の重要な出来事が大きく関わる。 ●[[キャプテン・マーベル>キャプテン・マーベル(映画)]] / Captain Marvel 2019年3月8日北米公開/2019年3月15日日本公開 監督:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック キャラ:キャプテン・マーベル、フューリー、コールソン、マリア・ランボー、モニカ、グース、ヨン・ロッグ、ロナン、コラス、タロス、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ハルク(バナー生身)、ウォーマシン(ローディ生身) ヴィラン:ヨン・ロッグ(生存) 「彼女の失われた<記憶>が、世界を変える。」 1995年、スクラル人との戦いの中で地球へとやって来たクリーの戦士ヴァース。 彼女は若きエージェント時代のニック・フューリーと出会い、自分の出生の秘密を探っていく。 『アベンジャーズ』以前の物語を描き、90年代のアクション映画リスペクトが散りばめられている。 ●[[アベンジャーズ/エンドゲーム]] / Avengers: Endgame 2019年4月26日北米・日本公開 監督:アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 キャラ:アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォーマシン、アントマン、ロケット、ネビュラ、キャプテン・マーベル、ローラ、クーパー、ライラ、ナサニエル、ペッパー、キャシー、フライデー、オコエ、ヴァルキリー、コーグ、ミーク、ロキ、エンシェント・ワン、シットウェル、ラムロウ、ピアース、フリッガ、ジェーン、ハワード、ペギー、ジャーヴィス(人間)、レッドスカル、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、マンティス、グルート、ファルコン、ブラックパンサー、ウィンター・ソルジャー(ホワイトウルフ)、スカーレット・ウィッチ、シュリ、エムバク、ウォン、ワスプ、クラグリン(未公開シーン)、ハワード・ザ・ダック、ネッド、ラモンダ、ハッピー、ハンク、ジャネット、ハーレー、ロス長官、ヒル、フューリー、サノス、ブラック・オーダー ヴィラン:サノス(死亡)、ブラック・オーダー(死亡) 「最強の、&ruby(アベンジ){逆襲}へ──。」 当初は『インフィニティ・ウォーPart2』だったが、ストーリーの都合で別タイトルとなった。 サノスに大敗を喫したアベンジャーズ。彼らの最強の&ruby(アベンジ){逆襲}が始まる。 前作以上に秘密主義が徹底され、作品の具体的な詳細は公開まで殆ど伏せられていた。 インフィニティ・サーガの集大成といえる作品であり、かの『タイタニック』『アバター』を超えて世界歴代興行収入1位に昇りつめ、世界中で社会現象を巻き起こした。 ●[[スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム]] / Spider-Man: Far From Home 2019年7月5日北米公開/2019年6月28日日本公開 監督:ジョン・ワッツ キャラ:スパイダーマン、MJ、ネッド、フラッシュ、ベティ・ブラント、ハリントン先生、メイおばさん、ハッピー、フューリー、ヒル、タロス、JJJ ヴィラン:クエンティン・ベック/ミステリオ(死亡) 「終わらせない──僕がいる。」 「その鉄の意志を受け継いで、僕は戦う。」 フェーズ3ラストの映画にして、フェイズ4への橋渡しとなる作品。 ピーターと仲間たちがヨーロッパ旅行中に怪事件に襲われ、突如現れたフューリーに協力する羽目になる。 MCU史上、類を見ない大スケールかつトンデモ設定&展開のオンパレードだった『エンドゲーム』公開後だからこそ仕掛けられたどんでん返しが話題となった。 } **マルチバース・サーガ フェーズ4~フェーズ6の総称。2022年のサンディエゴ・コミコンで命名された。 #openclose(show=≪フェーズ4、21~22年≫){ 【映画】 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初よりも予定が大幅に遅延した。今後もさらに延期される可能性があるので、公開日については話半分に聞いておくのが吉。 ディズニーは『ムーラン』(実写映画版)、ピクサーの『ソウルフル・ワールド』や『[[あの夏のルカ]]』、『私ときどきレッサーパンダ』といった自社ブランドの一部映画をDisney+での配信に移行しているが、Disney+向けにMCUの映画を製作する予定はなく、延期された作品は現在でも劇場公開させる予定。 ケヴィン・ファイギも映画シリーズは劇場公開のみで展開していく方針を崩そうとしなかったが、アメリカやヨーロッパなどで感染拡大が未だに続く中、ディズニーの意向もあって『ブラック・ウィドウ』は劇場公開とDisney+での有料配信の両面で展開される事となった。 ●[[ブラック・ウィドウ>ブラック・ウィドウ(映画)]] / Black Widow 2021年7月9日北米公開/2021年7月8日日本公開 監督:ケイト・ショートランド キャラ:ブラック・ウィドウ、エレーナ、レッド・ガーディアン、メリーナ、ホークアイ(声のみ)、ロス長官、ヴァレンティーナ ヴィラン:ドレイコフ将軍(死亡)、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター(生存) 「過去の闇と戦え。それだけが、世界に残された光──」 「誰も信じるな──過去、家族、自分さえも。」 『シビル・ウォー』で逃亡者となったナターシャは、かつて自分が壊滅させた元所属のレッドルームがまだ存続していたことを知る。 自分の過ちを清算するため、彼女は昔の「家族」と組んでレッドルームの壊滅を試みる。 ナターシャと「家族」の関係を見つめ直し、アベンジャーズとの関係を再定義した。 ●[[シャン・チー/テン・リングスの伝説]] / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings 2021年9月3日北米・日本公開 監督:デスティン・ダニエル・クレットン キャラ:シャン・チー、ケイティ、シャーリン、ナン、レーザー・フィスト、トレヴァー、ウォン、アボミネーション、ハルク、キャプテン・マーベル ヴィラン:シュー・ウェンウー(死亡)、闇の魔物(死亡) 「最強ゆえに、戦いを禁じた新ヒーロー誕生」 秘密結社テン・リングスの首領ウェンウーの息子として育ったシャン・チー。 亡き家族を取り戻す事に執着し、知らず知らずの内に世界を破滅させんとする父の思惑を止めるため、彼は戦士としての道を歩むこととなる。 MCU初のアジア系ヒーローの映画化。現実世界においてアジア系人種へのヘイトクライムが社会問題化する中、自身のルーツや過去に向き合うことへのメッセージを送り出し、アジア系層の支持を得て大ヒットした。 ●[[エターナルズ>エターナルズ(映画)]] / Eternals 2021年11月5日北米・日本公開 監督:クロエ・ジャオ キャラ:セルシ、イカリス、エイジャック、スプライト、キンゴ、ファストス、ドルイグ、マッカリ、セナ、ギルガメッシュ、デイン、カルーン、エロス、ピップ、アリシェム、????(声のみ) ヴィラン:イカリス(死亡)、クロ(死亡)、アリシェム(生存) 「地球滅亡まで、あと7日。」 「『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、始まりに過ぎない──」 天界人([[セレスティアルズ]])の改造人間「エターナルズ」の物語を描く。 マーベルヒーロー史上、最強の力を持つ超存在、セレスティアルズ。 彼らによって生み出された不死の宇宙種族エターナルズは、何世紀にも渡り、人類を導き見守り地球でひっそりと暮らしていたが、『エンドゲーム』の後、ある予想だにしなかった悲劇がエターナルズの存在を世界に明らかにしてしまう。 そして、同じくセレスティアルズから生み出された邪悪なディヴィアンツが地球に侵略を開始したことで、世界に散っていた彼らは再び集結する。 彼らが如何にして地球へと降り立ち、如何にして人類に叡智を授けたのか。なぜ彼らは人類の前から長らく姿を消し、そして見守ってきたのか。人類の歴史と共に、彼らの長い長い旅路と戦いの歴史が描かれる。 ●[[スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム]] / Spider-Man: No Way Home 2021年12月17日北米公開/2022年1月7日日本公開 監督:ジョン・ワッツ キャラ:スパイダーマン(ピーター1)、ドクター・ストレンジ、MJ、ネッド、メイおばさん、ハッピー、フラッシュ、ベティ・ブラント、ハリントン先生、JJJ、ウォン、リズ(写真)、デアデビル、クリアリー捜査官、スパイダーマン(ピーター2)、スパイダーマン(ピーター3)、ヴェノム ヴィラン:ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン、オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパス、フリント・マルコ/サンドマン、カート・コナーズ/リザード、マックス・ディロン/エレクトロ(全員生存し元の世界に帰還) 「全ての運命が集結する」 ミステリオの罠によって、全世界にその正体をバラされた挙句殺人犯の汚名まで着せられたスパイダーマンことピーター・パーカー。市民の罵声を浴び、平和な日常を奪われたピーターはドクター・ストレンジに助けを求める。 ストレンジは周囲の人間からピーターに関する記憶を消すための魔術を使うが、それは予期せぬ強敵を次々とマルチバースから呼び寄せてしまう。 これまでのソニーが製作した映画『[[スパイダーマン>スパイダーマン(映画)]]』シリーズおよび『[[アメイジング・スパイダーマン>アメイジング・スパイダーマン(映画)]]』シリーズに登場したヴィラン(&bold(){グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、サンドマン、リザード、エレクトロ})が勢揃いし、さらにグリーン・ゴブリンとドクター・オクトパスとエレクトロに関しては事前情報により、それぞれの過去作品と&bold(){同一の演者、同一の人物}であることが判明し、その他のヴィラン(サンドマン、リザード)においても過去作品と同じ&bold(){「本人」}であることが&bold(){確定}しているため、今作はスパイダーマンの映画シリーズ史上、最大の規模のクロスオーバー映画となる。 当初、本作は後述の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の後の作品として、2021年7月に公開される予定であったが、コロナウイルスの影響により大幅に脚本、展開、結末を変更した上で製作・公開されるに至った。 本作は『MoM』で行われるはずであった「マルチバースのMCUへの導入」という大きな役割を背負い、『MoM』への重要な橋渡しとしても機能する、MCUフェーズ4において重要なターニング・ポイントとなる作品となる。 これらの経緯や、『[[ヴェノム>ヴェノム(映画)]]』シリーズや『モービウス』といったソニー独自のマーベルユニバース「SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)」との関係性などから、「MCUとは別の過去シリーズや、別物とされてきたSSUシリーズとの本格的なクロスオーバー展開に発展していくのでは?」という噂も囁かれている。 ●[[ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス]] / Doctor Strange in the Multiverse of Madness 2022年5月6日北米公開/2022年5月4日日本公開 監督:サム・ライミ キャラ:ドクター・ストレンジ、スカーレット・ウィッチ、アメリカ・チャベス、ウォン、リントラ、ディフェンダー・ストレンジ(死亡)、スプリーム・ストレンジ(死亡)、クリスティーン・パーマー、クリスティーン(Earth-838)、マスター・モルド(Earth-838)、ワンダ(Earth-838)、リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック(死亡)、ペギー・カーター/キャプテン・カーター(死亡)、マリア・ランボー/キャプテン・マーベル(生死不明)、ブラックボルト(死亡)、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(死亡)、クレア ヴィラン:ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(生死不明)、ガルガントス(死亡)、シニスター・ストレンジ(死亡) 「無限の可能性が存在する──禁断の世界《マルチバース》が開かれる。」 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にて、禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジ。彼は“マルチバース”という名の狂気の扉を開いてしまう。 マルチバースを転移する力を持ち、何者かに追われている少女アメリカ・チャベスを保護したストレンジは盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求める。 しかし、マルチバースを越えてアメリカをつけ狙う張本人は、禁断の書物「ダークホールド」を手にしたワンダだった……。 『ドクター・ストレンジ』シリーズ第2弾。当初は前作よりスコット・デリクソン監督が続投することとなっていたが、スタジオ側との創作上の折り合いがつかず降板。 後任監督としてかつて[[スパイダーマン3部作>スパイダーマン(映画)]]を手掛けたサム・ライミが10年以上の時を経てマーベル映画に帰還することとなった。 なお、デリクソンは製作総指揮として残留し、引き続き制作に携わる。 スカーレット・ウィッチや格ゲーでもお馴染みの[[シュマゴラス]](ガルガントス)、ニューヒロインとしてアメリカ・チャベスが登場。特に、アメリカ・チャベスはファイギ氏が「マルチバースとも具体的に関係する」と発言しており、今後の展開を左右するキャラになると思われる。 さらに、ドラマ『ワンダヴィジョン』や『ロキ』、アニメシリーズの『ホワット・イフ…?』、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とも大きくリンクする。 特に『ワンダヴィジョン』とは重要な繋がりがあり、同作の完結編という側面もある。 さらに別世界の人間ではあるものの、[[プロフェッサーX>プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア]]や[[Mr.ファンタスティック>ファンタスティック・フォー(MARVEL)]]がゲスト出演し話題を呼んだ。 当初、本作はワンダヴィジョンの次、ノー・ウェイ・ホームの前の作品として、2021年5月に公開される予定であったが、コロナウイルスの影響により大幅に脚本、展開、結末を変更した上で製作・公開されるに至った。 MCUとして、本格的に「多元宇宙=マルチバース」の要素が取り入れられ、さらにシリーズ初のホラー演出がなされる。 ●[[ソー:ラブ&サンダー]] / Thor: Love and Thunder 2022年7月8日北米・日本公開 監督:タイカ・ワイティティ キャラ:ソー、マイティ・ソー、ヴァルキリー、コーグ、シフ、スター・ロード、ロケット、グルート、ドラックス、ネビュラ、マンティス、クラグリン、ミーク、ダリル、ソー役の俳優、ロキ役の俳優、オーディン役の俳優、ダーシー、セルヴィグ博士、ゼウス、ヘラクレス、ラブ、ヘイムダル ヴィラン:ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー(死亡) 「”ソー“サプライズな神バトル」 『マイティ・ソー』シリーズ第4弾。MCUの映画シリーズとしては、史上初の4作目にあたる映画が制作されることとなった。 GotGと共に自分探しの旅に出たソー。しかし答えは出ず、仲間の救出のため彼らと別れることに。 その後、新アスガルドの危機を知った彼は、雷神の力を手に入れた元カノのジェーンと再会。 ソーはジェーン=マイティ・ソーと共に、最強の「神殺し」ゴアに立ち向かう。 ジェーン・フォスターが新ヒーロー「マイティ・ソー」として再登場。 今作のヴィラン・ゴアは『[[ダーク>バットマン ビギンズ(映画)]][[ナイト>ダークナイト(映画)]][[三部作>ダークナイト ライジング(映画)]]』で[[バットマン>バットマン(人物)]]を演じたクリスチャン・ベールが起用された。 ●[[ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー]] / Black Panther: Wakanda Forever 2022年11月11日北米・日本公開 監督:ライアン・クーグラー キャラ:シュリ(新ブラックパンサー)、ラモンダ、ナキア、オコエ、エムバク、アヨ、アネカ、アイアンハート、ロス捜査官、ヴァレンティーナ、ネイモア、ティ・チャラ(回想)、キルモンガー ヴィラン:ネイモア・ザ・サブマリナー(生存) 「想いは、受け継がれる。」 『ブラックパンサー』シリーズ第2弾。 国王、ティ・チャラを失ったワカンダ。その悲しみに耐えるしかないナキア、オコエ、シュリらワカンダの女達。 だがその悲しみが癒える間もなく、カリブ海の底に眠る大国タロカンがワカンダに牙を剥く。果たして、次なるワカンダの守護神は誰か……? 2020年8月にティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンが急逝。諸事情で俳優が変更されて現在に至るローディやバナーと違い、ティ・チャラの後任は立てられず、彼が不在のままワカンダの各キャラを掘り下げる模様。 海底国タロカン(原作ではアトランティスだが、映画では名称変更)の王子ネイモア・ザ・サブマリナーや、『アイアンハート』に先立ち、リリ・ウィリアムズも登場予定。 【ドラマ】 ●[[ワンダヴィジョン]] / WandaVision 2021年1月15日配信開始 監督:マット・シャクマン キャラ:スカーレット・ウィッチ、ヴィジョン、モニカ・ランボー、ウー捜査官、ダーシー、クイックシルバー(偽者)、アガサ ヴィラン:アガサ・ハークネス(無害化で生存) スカーレット・ウィッチとヴィジョンがメインのドラマ。 トム・キングの『ヴィジョン』をベースに、60年代の新興住宅地を舞台にワンダとヴィジョンの夫婦生活が描かれる「シットコム(シチュエーションコメディ)」風の奇妙な作風になり、すでにコンセプトアートから不穏な空気が漂う。 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』とリンクする。 『マイティ・ソー』のダーシーや『アントマン&ワスプ』のウー捜査官、更に『キャプテン・マーベル』のモニカが成長した姿で登場する一方、&bold(){なぜか}『[[X-MEN:フューチャー&パスト>X-MEN:フューチャー&パスト(映画)]]』世界と同じ姿(演者)のピエトロも出演。 時代錯誤と現実と奇妙さが入り乱れる世界で、ワンダたちの壮大で、かつ悲壮的な物語が展開される。 当初はドラマ第2弾の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大によって撮影中断が相次ぎ、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の配信も延期となり、こちらが先に配信されることに。 2020年はMCUファンのみならず、世界中の人々が「エンタメ」自体に対して触れる機会が大きく減ったため、約1年振りとなる本作に対しては多大な注目が注がれ、 日本では毎週新エピソードが配信されるたびにアクセスが集中してサーバーがダウンし、ディズニーとdocomoが謝罪する事態となったことからもその凄さがうかがえる。 また、アメリカのメディア会社による需要調査の結果、「今世界で最も人気のあるドラマシリーズ」と発表された。 ●[[ファルコン&ウィンター・ソルジャー]] / The Falcon and the Winter Soldier 2021年3月19日配信開始 監督:カリ・スコグランド キャラ:ファルコン(2代目キャプテン・アメリカ)、ウィンター・ソルジャー、USエージェント、シャロン、ジモ、ウォーマシン(ローディ生身)、アヨ、バトロック、ヴァレンティーナ ヴィラン:カーリ・モーゲンソウ(死亡)、ジョルジュ・バトロック(死亡)、シャロン・カーター/パワー・ブローカー(生存) 『シビル・ウォー』で名コンビぶりを見せたサム・ウィルソンとバッキー・バーンズら、通称「バッキー&翼」が主役のドラマ。 「インフィニティ・ウォーで描かれた"指パッチン"がもし現実で起こってしまったら?」を徹底的に考察し、 それによって生活苦に陥る主人公サム、戦いの後も長年の罪の贖罪を続け自分を模索するバッキー、未だにヒーローと力に対する復讐と不信感の中にいるジモ、長年不自由な生活を強いられてきたシャロン、現実にも存在する無政府主義者たちで結成されたテロ組織の暗躍など、 ヒーロー、ヴィラン、第三者、それぞれの立場を克明に、かつ丁寧に描写した上、コロナ禍で浮き彫りとなってしまった人種差別問題にも正面から向き合い、 それら全てをを含めて「アメリカという国」を、そして「その国を背負うキャプテン・アメリカとは何なのか?」という長年の命題を現実世界とリンクさせながら見事に描き切り、MCUなりの力強いメッセージで有終の美を飾り完結した。 ●[[ロキ(シーズン1)>ロキ(シーズン1)]]/ Loki Season 1 2021年6月9日配信開始 監督:ケイト・ヘロン キャラ:ロキ、シルヴィ、メビウス、ラヴォーナ、シフ(幻想)、“在り続ける者” ヴィラン:“在り続ける者”(死亡) 『エンドゲーム』作中の2012年で逃走したが、神聖時間軸を保護する組織TVAに捕らえられてしまったロキ。 そこで彼は、自分の変異体を捕まえるためにTVAに協力することになる。しかし、任務の最中に出会った自身の変異体「シルヴィ」との出会いが、神聖時間軸を大きく揺るがすことになる。 MCUの時間軸を大きく揺るがす事件が起こり、マルチバース導入の先駆けとなった作品。 映画作品『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ : イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』、『アントマン&ワスプ:クアンタマニア』、Disney+オリジナル配信作品次作である『ホワット・イフ…?』など、複数の作品へと繋がる序章(プロローグ)的役割も担っている。 ●[[ホークアイ>ホークアイ(ドラマ)]] / Hawkeye 2021年11月24日配信開始 監督:バート&バーティ、リス・トーマス キャラ:ホークアイ、ケイト、エレーナ、エコー、ローラ、クーパー、ライラ、ナサニエル、キングピン ヴィラン:ウィルソン・フィスク/キングピン(不明)、エレノア・ビショップ(逮捕) ホークアイが主役のドラマ。主演は映画と同じくジェレミー・レナー。 舞台はアベンジャーズ / エンドゲームから1年後、2024年のクリスマス。「アベンジャーズを辞めたい男」、ホークアイことクリント・バートンの願いは、家族とともにクリスマスホリデーを、ただ平和に過ごすこと。しかし、そんな願いも虚しく、自らの過去に纏わる戦いに巻き込まれ、その渦中で出会った「ヒーローになりたい女」ケイト・ビショップと、6日間の大冒険がはじまる。ケイトへの「ホークアイ」の継承、2018年の指パッチン事件後からエンドゲームまでの5年間の「ローニン」時代も合わせて描かれる。 『ブラック・ウィドウ』に登場したナターシャの「妹」エレーナもポストクレジットシーンから繋がる形で登場する。 ●[[ムーンナイト>ムーンナイト(ドラマ)]] / Moon Knight 2022年3月30日配信開始 監督:モハメド・ディアブ、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド キャラ:ムーンナイト、Mr.ナイト、スカーレット・スカラベ、コンス、タウエレト ヴィラン:アーサー・ハロウ(死亡?)、アメミット(封印) マーベルきっての異色キャラ・多重人格ヒーローがまさかのMCU入り。 しがない博物館職員のスティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、幻覚と幻聴に悩まされ、現実と夢の区別がつかない日々に苦心していた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる。 彼の心の奥底、暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、狂気の英傑「ムーンナイト」が暴走を開始する。果たして、ムーンナイトは本当にスーパーパワーを持っているのか。それとも、全て彼の妄想に過ぎないのか? マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーローが誕生する――。 主人公スティーヴン・グラントを演じるのは『スター・ウォーズ』シークエル・トリロジーにも出演したオスカー・アイザック。過去のマーベル作品では『X-MEN:アポカリプス』のアポカリプス役や『[[スパイダーマン:スパイダーバース>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]』のスパイダーマン2099役を演じている。 また、イーサン・ホークもキャストに加わっている。 ●[[ミズ・マーベル>ミズ・マーベル(ドラマ)]] / Ms. Marvel 2022年6月8日配信開始 監督:アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー キャラ:ミズ・マーベル、ブルーノ、ナキア・バハディル、カムラン、ゾーイ、ムニーバ、ユスフ、アーミル、サナ、レッド・ダガー、クリアリー捜査官、キャプテン・マーベル ヴィラン:ナジマ(死亡)、サディ・ディーヴァー捜査官(生存) 「未来は彼女の手の中に」 イスラム系の少女カマラ・カーンはキャプテン・マーベルに憧れている。 ある日、カマラは屋根裏部屋で不思議な腕輪を見つけるが、それは持ち主に「見えざる手」を与える不思議な力を秘めていた。 若き少女は、憧れのヒーローのように強く、逞しい人間になる決意を固める。 ●シー・ハルク:ザ・アトーニー / She-Hulk: Attorney at Law 2022年8月17日配信開始 監督:カット・コイロ キャラ:シー・ハルク、ハルク、アボミネーション、ウォン、デアデビル、ニッキ、パグ、ルーク、タイタニア ヴィラン:トッド・フェルプス(逮捕) 「彼女を怒らせると素敵なことになる」 格闘ゲームでもおなじみの、ハルクの従妹である女性弁護士ヒーローが主役。 デッドプール同様メタなネタを持つキャラクターだが、ドラマでは反映されるか気になるところ。 主人公ジェニファー・ウォルターズはタチアナ・マスラニーが演じる。 他にも、元祖ハルクのブルース・バナー(もちろんマーク・ラファロが演じる)とウォンに加え、スパイダーマンのイロモノヒーローであるフロッグマンやデアデビルことマット・マードックも登場。 さらに、『インクレディブル・ハルク』のアボミネーションも10数年ぶりに登場し、当時と同じくティム・ロスが再演する。 【短編映画】 ●ウェアウルフ・バイ・ナイト / Werewolf by Night 2022年10月7日配信開始 監督:マイケル・ジアッキーノ キャラ:ウェアウルフ、マンシング、エルサ ヴィラン:ヴェルーサ・ブラッドストーン(死亡) ハロウィンスペシャル映画。 とある豪邸に集められたモンスター・ハンター達。名目は、偉大なるハンターの後継者を決めるためのモンスター退治。 だが、彼らの中には人ならざる者が紛れていた。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル]] / The Guardians of the Galaxy Holiday Special 2022年11月25日配信開始 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、マンティス、ドラックス、ネビュラ、ロケット、グルート、クラグリン、コスモ、ヨンドゥ(回想)、ケヴィン・ベーコン GotGのスペシャル短編映画がDisney+にて公開。Vol.3とは別物。 タイトルは、1978年に放送されたスター・ウォーズのミュージカル特番の題名パロディ。 ガモーラを失って落ち込むクイルに、ドラックスとマンティスはクリスマスプレゼントとして地球からケヴィン・ベーコンを連れてこようと画策して……。 【アニメ】 ●[[ホワット・イフ…?(シーズン1)>ホワット・イフ…?(アニメ・シーズン1)]]/ What If...? Season 1 2021年8月11日配信開始 監督:ブライアン・アンドリュース MCU初のアニメ作品。原作アメコミの『What If』のように、「正史ではないif(&bold(){もしも})を描く」シリーズ。 前作『ロキ』シーズン1最終回における事件によって、神聖時間軸から派生した新たなる時間軸を描いたとも捉れる、スピンオフの位置づけの側面を持った作品でもある。 具体的には「&bold(){もしも}[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]]においてスティーブ・ロジャースではなくペギー・カーターがキャプテン・カーターとなり、痩せ細ったままのスティーブはハワード・スタークの作ったアーマーを装着して戦ったら?」、 などの本来ならあり得なかった「もしも」が描かれる。 全10話構成の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により1話分がシーズン2に延期され、全9話となった。 案内役であるウォッチャーを演ずるのはジェフリー・ライト。 そして今までMCUのキャラクターを演じていた俳優陣が声優として参加しており、ソー=クリス・ヘムズワースやバナー&ハルク=マーク・ラファロなどはもちろんのこと、ブラックパンサー=チャドウィック・ボーズマンも生前に収録に参加している。 是非、彼の最後の勇姿を見届けよう。 また、キルモンガー=マイケル・B・ジョーダンやヨンドゥ=マイケル・ルーカーなど、一体どのような&bold(){「もしも」}が見られるのか興味深いキャストも多数である。 ●アイ・アム・グルート(シーズン1)/ I Am Groot Season 1 2022年8月10日配信開始 ベビー・グルートが主役の短編アニメ作品。 } #openclose(show=≪フェーズ5、23~25年≫){ 【映画】 ●[[アントマン&ワスプ:クアントマニア]] / Ant-Man and the Wasp: Quantumania 2023年2月17日北米・日本公開 監督:ペイトン・リード キャラ:アントマン、ワスプ、キャシー・ラング、ハンク、ジャネット、ヴェブ、クアズ、ジェントーラ、カーン、ロキ、メビウス ヴィラン:征服者カーン(死亡)、ダレン・クロス/M.O.D.O.K.(死亡)、クライラー卿(生死不明)、イモータス、センチュリオン、ラマタト、ヴィクター・タイムリー(クレジットシーンに登場) 「世界を変えるのは――最小ヒーロー<アントマン&ワスプ>か、最大の敵<カーン>か?」 「過去、現在、未来…&ruby(カーン){征服者}が全てを奪う。」 『アントマン』シリーズの第3弾。 スコットの娘キャシーの発明の事故によって量子世界に転移してしまったスコット親子とピム一家。 そこは独自の文明が発達し、征服者「カーン」の支配する異世界だった。 量子世界とマルチバースを牛耳る悪役、ジョナサン・メジャース演じる征服者カーンが登場。マルチバース・サーガの大きな布石となる作品。 ●[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3]] / Guardians of the Galaxy Vol. 3 2023年5月3日日本公開/2023年5月5日北米公開 監督:ジェームズ・ガン キャラ:スター・ロード、ガモーラ(別次元)、ロケット、ネビュラ、ドラックス、マンティス、グルート、クラグリン、コスモ、スタカー、ヨンドゥ(幻影)、アダム、アイーシャ、ハワード・ザ・ダック、ブローカー、ジェイソン・クイル ヴィラン:ハイ・エボリューショナリー(恐らく死亡)、アダム・ウォーロック(改心して生存) 「ついに――運命の時が来た」 「&ruby(<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>){銀河の落ちこぼれたち}よ、ラストバトルを、響かせろ。」 『GotG』シリーズ完結編。前2作よりもダークかつ壮大な展開で、ロケットを中心とした物語とのこと。 当初はジェームズ・ガン監督のもと2020年5月の公開を予定していたが、ガン監督の過去のツイートが問題視され、ディズニーの判断で解雇が決定し、製作が一時中断。 しかし、その後キャストの署名運動や極秘交渉の結果再雇用が決定し、監督として続役。上映時期を延期しての制作となった。 ウィル・ポールター演じるアダム・ウォーロックやチュクウディ・イウジ演じるハイ・エヴォリューショナリーが本格参戦する。 ●マーベルズ / The Marvels 2023年11月10日北米・日本公開 監督:ニア・ダコスタ キャラ:キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベル、ニック・フューリー ヴィラン:ダー・ベン 「2023年 このチームで 全てが変わる 誰もが変わる」 「一人ではたどり着けない、最強へ」 『キャプテン・マーベル』シリーズ第2弾。 キャロル・ダンヴァースの他、Disney+配信ドラマ『ワンダヴィジョン』に登場する大人モニカ、同じく配信ドラマである『ミズ・マーベル』のカマラ・カーン/ミズ・マーベルが共演し、3人の「マーベル」の名を持つ女性ヒーロー達が活躍する。『梨泰院クラス』のパク・ソジュンも出演。 ●デッドプール&ウルヴァリン / Deadpool & Wolverine 2024年7月26日北米公開予定 監督:ショーン・レヴィ 「この夏 誰もが望む ハッピーエンドへ」 「このふたり 混ぜるな危険」 『[[X-MEN>X-MEN・ユニバース(映画)]]』のスピンオフである人気シリーズ第3作であり、ディズニーによる20世紀フォックス買収後の動向がファンから注目されていたが、 マーベル・スタジオが製作を引き継ぎ、[[前2作>デッドプール(映画)]][[までの>デッドプール2(映画)]]世界観はそのままにMCUへの合流が決定。 イメージポスターではおなじみ[[デッドプール]]のマークに「III」を意識した[[鉤爪]]の跡が刻まれたものであり、ヒュー・ジャックマンが再び[[ウルヴァリン>ウルヴァリン(X-MEN)]]を演じ、シリーズのお馴染みのキャスト陣も復帰。TVAも映画作品に初参戦となる。 2010年代以降のディズニーは大人向け映画の製作から離れており、過激な内容が削られるのではないかと懸念されていたが、 従来通りR指定のレイティングを視野に製作される模様で、ユニバースとしても初のR指定映画となる見込み。 監督は『[[ナイトミュージアム>ナイトミュージアム(映画)]]』シリーズや『[[フリー・ガイ>フリー・ガイ(映画)]]』を手掛けたショーン・レヴィ。 脚本家ストライキの影響でMCU各作品が公開延期の中、本作品は2024年に唯一公開されるMCU映画作品となった。 ●キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(原題)/ Captain America: Brave New World 2025年2月14日北米公開予定 監督:ジュリアス・オナー 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカを襲名したサム・ウィルソンが主人公。『インクレディブル・ハルク』から17年ぶりにリヴ・タイラーがエリザベス・"ベティ"・ロス、ティム・ブレイク・ネルソンがサミュエル・スターンズ/リーダーを続投。また、2022年に他界したウィリアム・ハートに代わり新たに名優ハリソン・フォードがロス将軍を引き継いだ。 当初副題は『New World Order』だった。 ●サンダーボルツ*(原題)/ Thunderbolts* 2025年5月2日北米公開予定 監督:ジェイク・シュライアー ヴァレンティーナが集めたヴィランズのチームを描く作品。 バッキー、エレーナ、レッド・ガーディアン、USエージェント、ジモ、ゴースト、タスクマスターがメンバー。ロバート・レイノルズ/セントリーを『[[トップガン マーヴェリック>トップガン マーヴェリック(映画)]]』のルイス・プルマンが演じる。 【ドラマ】 ●シークレット・インベージョン / Secret Invasion 2023年6月21日配信開始 監督:トーマス・ベズーチャ、アリ・セリム キャラ:ニック・フューリー、タロス(死亡)、マリア・ヒル(死亡)、ジェームズ・“ローディ”・ローズ、エヴェレット・ロス、ガイア、ソーニャ・ファルズワース、リック・メイソン、リットソン、ソレン(死亡)、ラーヴァ(死亡) ヴィラン:グラヴィク(死亡) 「思っているよりも終わりは近い」 「誰を信じる?」 原作でも人気のシリーズを実写ドラマ化。 あらゆる人間に擬態し暗躍してきたスクラル人。地球に帰還したフューリーは、彼らが密かに進める侵略計画に独り戦いを挑むことになる。 フューリーとタロスの、『キャプテン・マーベル』で組んだ二人の活躍を描く。マリア・ヒルやウォーマシン/ローディ・ローズも登場。 『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークや、『あの夜、マイアミで』のキングズリー・ベン=アディルなど豪華キャストが集結。 ●ロキ(シーズン2)/ Loki Season 2 2023年10月6日配信開始 監督:ジャスティン・ベンソン、アーロン・ムアヘッド他 新キャラ:ウロボロス、ヴィクター・タイムリー マルチバースを懸けたロキの戦いはさらに続く。『[[エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス]]』でアカデミー賞を受賞したキー・ホイ・クァンも出演。 ●エコー / Echo 2024年1月10日一挙配信開始 『ホークアイ』に登場したダークヒーロー、エコーことマヤ・ロペスが主人公のスピンオフドラマ。チャーリー・コックス演じるデアデビル、ヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンも再び登場。 ●アガサ(原題)/ Agatha 2024年9月19日配信開始予定 『ワンダヴィジョン』に登場したアガサ・ハークネスのスピンオフドラマ。 『House of Harkness』など様々な副題に変更されていたが現在はシンプルに『Agatha』となっている。 ●デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)/ Daredevil: Born Again 2025年配信開始予定 Netflix版以来となるデアデビルのドラマシリーズ。 主演はNetflix版に引き続ききチャーリー・コックス。キングピンも引き続き登場し、ジョン・バーンサル演じるフランク・キャッスル/パニッシャーも登場。 ●アイアンハート(原題)/ Ironheart 配信時期未定 トニー・スタークの研究を受け継ぎ、アーマースーツを身に包み戦う天才少女リリ・ウィリアムズの物語。ヴィランには『イン・ザ・ハイツ』や『[[トランスフォーマー ビースト覚醒]]』のアンソニー・ラモス演じるパーカー・ロビンス/ザ・フッド。 【アニメ】 ●アイ・アム・グルート(シーズン2)/ I Am Groot Season 2 2023年9月6日配信開始 ベビー・グルートが主役の短編アニメ作品の新シーズン。 ●ホワット・イフ…?(シーズン2)/ What If...? Season 2 2023年12月22日配信開始 シーズン1と同じく全9話構成で、フェイズ4の作品を原案としたエピソードも描かれる予定。 シーズン1にて公開されるはずだった1話分を加えた物語が新たに配信予定。 ●X-MEN '97 / X-Men'97 2024年3月20日配信開始 1992~97年に放映されたTVアニメシリーズ『X-MEN』の続編。 マグニートーを主役としたTV版最終話から地続きのストーリーをはじめ、オリジナルシリーズを踏襲するスタイルとなる予定。 現在は字幕版のみ配信されており、日本語吹替版が後日追加されるかは不明。 ●ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン(原題) / Your Friendly Neighborhood Spider-Man 2024年配信開始予定 ピーター・パーカー/スパイダーマンのオリジンを描くアニメ作品。ただし、アース616(本編世界)のピーターではなく別アース。 当初のタイトルは『Spider-Man: Freshman Year』だった。 共同制作は『[[シドニアの騎士]]』や『亜人』のポリゴン・ピクチュアズ。 ●マーベル・ゾンビーズ(原題) / Marvel Zombies 2024年配信開始予定 「ホワット・イフ…?」5話の世界の延長線を描くアニメ作品。 新世代ヒーローとゾンビ化したヒーローの戦いを描く模様。 } #openclose(show=≪フェーズ6、25~27年予定≫){ 【映画】 ●ザ・ファンタスティック・フォー(原題)/ The Fantastic Four 監督:マット・シャクマン 2025年7月25日北米公開予定 20世紀フォックス買収によってMCU参戦が決定。 『マンダロリアン』のペドロ・パスカルがミスター・ファンタスティック、『ミッション・インポッシブル』シリーズのヴァネッサ・カービーがインビシブル・ウーマン、『ストレンジャー・シングス』のジョセフ・クインがヒューマン・トーチ、『パニッシャー』にも出演したエボン・モス=バクラックがザ・シングをそれぞれ演じる。 ストライキの影響などにより様々な変更を経て、現在はフェーズ6の始まりを告げる作品となった。 ●ブレイド(原題)/ Blade 2025年11月7日北米公開予定 監督:ヤン・ドマンジュ ヴァンパイア・ハンターのヒーローがMCUでリブート。 ブレイド役は『ムーンライト』、『グリーンブック』でアカデミー助演男優賞を2度受賞し、『アリータ:バトル・エンジェル』などに出演したマハーシャラ・アリ。 アリは『ルーク・ケイジ』のコットンマウス役や『[[スパイダーマン:スパイダーバース>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]』のアーロン役(声の出演)で知られており、 ヴィランを経てヒーローを演じる事になった。 ●アベンジャーズ5(仮題)/ Avengers 5(仮題) 2026年5月1日北米公開予定 『エンドゲーム』に続くアベンジャーズ第5作。 当初副題は『The Kang Dynasty』だったが、カーン役のジョナサン・メジャースが有罪判決を受けたことによりマーベル・スタジオから解雇されたため、同作のタイトル及びカーンの登場は未定となった。 ●アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)/ Avengers: Secret Wars 2027年5月7日北米公開予定 アベンジャーズ第6作。これらをもってフェーズ6が幕を閉じる。 この他にも未発表の作品が2026年2月13日、7月24日、11月6日に北米公開予定。 } #openclose(show=≪今後の企画・時期未定≫){ 【映画】 ●アーマー・ウォーズ(原題)/ Armor Wars ウォーマシン/ローディ・ローズが主役。 トニーが生前に恐れていた「アーマーの技術が悪の手に渡ってしまったら?」という最悪の可能性。 それが現実のものとなってしまい、トニーの親友、ローディ率いるアーマー軍団が立ち上がる。 ●スパイダーマン新三部作 引き続きトム・ホランド主演で企画が進行中。 ●タイトル未定のシャン・チー続編 デスティン・ダニエル・クレットンが監督を続投し、引き続きシム・リウ主演で企画が進行中。 ●タイトル未定のスカーレット・ヨハンソン制作の映画 長年ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じたスカーレット・ヨハンソンがプロデューサーを務める企画が進行中。 また、将来的にX-MENの参戦もほぼ確定しているが、MCUには現在もミュータントの概念が存在せず、長年の展開との整合性を維持する必要もあるため、 MARVEL側はX-MENの早期登場に慎重な姿勢を見せており、準備期間を長めに設ける方針((なお、プロフェッサーXなどのX-MENメンバーは先行して映画作品に登場している))。 【ドラマ】 ●ワンダーマン(原題) / Wonder Man MARVELの中でも様々な苦境に立たされたヒーローのドラマ化。 主演は『[[アクアマン>アクアマン(映画)]]』のブラックマンタを演じたヤーヤ・アヴドゥル=マティーン2世。トレヴァー・スラッタリー役のベン・キングスレーも続投し、『トップガン マーヴェリック』のエド・ハリスも出演。 ●ヴィジョン・クエスト(原題) / Vision Quest 『ワンダヴィジョン』に登場した白いヴィジョンを主役にした物語。 ●タイトル未定のノヴァシリーズ 宇宙を駆けるスーパーヒーロー、リチャード・ライダー/ノヴァが主役の物語。 【アニメ】 ●アイズ・オブ・ワカンダ(原題) / Eyes of Wakanda 2024年配信開始予定 『ブラックパンサー』のアニメシリーズ。詳細は不明だが、タイトル通りワカンダが舞台になる模様。 } *ドラマ **マーベル・スタジオ製作 ≪Disney+配信ドラマ≫ ディズニー主導のストリーミングサービス。映画シリーズと同じく、マーベル・スタジオが製作し、映画でキャラを演じた俳優も続投。映画と変わらぬ大規模なスケールで物語が展開される。 後述のドラマ作品群とは違い、Disney+配信作は映画を製作しているケヴィン・ファイギ率いるマーベル・スタジオの手によるものになり、ファイギ氏がインタビューで示唆しているように他のドラマ作品群よりも、映画世界とのかかわりが濃密になる。 詳細は各フェイズの欄を参照。 #openclose(show=≪マーベル・ワンショット≫){ 各種作品の特典映像として収録される短編ドラマ。 本編からカットされた削除シーンとは異なり、新規に撮影されたコンテンツ。 ●相談役 / The Consultant 『マイティ・ソー』に収録。 シットウェルに、一連のハルク事件の当事者・ブロンスキーがアベンジャーズ計画のメンバーの一員としてスカウトの話が来ていることを相談するコールソン。 しかし、暴走したブロンスキーにその話を持ちかけるわけにはいかない2人は一計を案じ…… ●ハンマー墜落現場に向かう途中での出来事 / A Funny Thing Happened on the Way to Thor's Hammer 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』に収録。 『アイアンマン2』と『マイティ・ソー』の間に起こった出来事。 ムジョルニアが落ちたニューメキシコへの向かうコールソンの道中に起こった、とある小さな珍事件。 ●アイテム47 / Item 47 『アベンジャーズ』に収録。 NY決戦後。戦いの後始末にS.H.I.E.L.D.のエージェントたちが追われる中、チタウリが落とした銃を拾う強盗のカップルがいて…。 ●エージェント・カーター / Agent Carter 『アイアンマン3』に収録。 1947年。終戦を迎えて役目を終え、戦略科学予備軍で書類整理などの雑用ばかり押し付けられ、男性たちからなじられる日々を送っていたペギー・カーターは、入った依頼を勝手に引き受け…。 後にこのストーリーをベースにテレビドラマ『エージェント・カーター』が製作される運びとなった。 ●王は俺だ / All Hail the King 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に収録。 刑務所に入ったマンダリンに、思わぬ面会客が訪れる。 『アイアンマン2』に登場したハマー社元CEO、ジャスティン・ハマーも登場する。 後の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にも繋がる重要なエピソード。 ●“チーム・ソー”結成 / Team Thor 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に収録。 ウルトロンとの戦いの後、ソーは休暇を取りオーストラリアでホームステイをしていた。 とはいえアベンジャーズとしての使命を忘れたわけではない。ルームメイトのダリルを巻き込みながら、ソコヴィア協定で対立するアイアンマンとキャップの仲を取り持とうと一計を案じたり、幼稚園でアベンジャーズの啓蒙活動をしてみたり… 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』にも通じる何者にも縛られないソーの姿をモキュメンタリーで描く。 ●帰ってきた“チーム・ソー” / Team Thor: Part 2 『ドクター・ストレンジ』に収録。 アベンジャーズが分裂しても、チーム・ソーは不滅。ソーとダリルのオーストラリア生活はまだまだ続く。 ●“チーム・ソー”のその後…/Team Darryl 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』に収録。 ソーがオーストラリアを去ったのち、ダリルはアメリカで新生活を始める。そんな彼のもとに今度はグランドマスターが現れて…。 } **マーベル・テレビジョン製作 MCUと同世界観だが、ケヴィン・ファイギが製作に関わっていないためか映画とのリンクは今一つ希薄((彼が関わっていたのは『エージェント・カーター』くらい。ドラマ内で映画の出来事が語られる程度でそれ以上のクロスオーバー要素は控えめである。))。 マーベル・テレビジョンの指揮を務めていたアイザック・パルムッターが、人種やジェンダーなどの認識を巡りファイギと根深い確執を抱えている事情や、それに対してディズニーの介入で マーベル・スタジオがディズニー直属の部門となり、テレビジョンの管轄が別々となったのも映画とドラマの関わりが薄くなる一因となり、さらに映画とTVの予算の違いによるクオリティの差も目立つようになってしまった。 テレビジョンが制作していたドラマは、制作部門の統合によるテレビジョンの閉鎖などの影響で打ち切りとなり、ほとんどのドラマが物語道半ばで完結。計画されていた企画も全て白紙になってしまった。 これに対して、ファンの間では各ドラマ再開の要求の声が根強くあり、一部のドラマに関しては、出演していた俳優陣たちも賛成の声を上げている。 2020年、マーベル・テレビジョンは閉鎖され、マーベル・スタジオ内のマーベル・テレビスタジオへ統合。今後はドラマ製作も全てマーベル・スタジオとケヴィン・ファイギが関わり、ほとんどがDisney+や傘下のHuluなどで展開されていく予定になっている。 そして2021年以降、ドラマの登場人物の一部がMCU本軸の作品に登場するようになった。 #openclose(show=≪テレビドラマ≫){ ●[[エージェント・オブ・シールド>エージェント・オブ・シールド(海外ドラマ)]] / Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D. MCU各映画の裏側で世界各地で起こるヒーロー絡みの事件を、シールドのエージェントたちの視点から描く。『アベンジャーズ』で死亡後に極秘蘇生したコールソンがリーダーを務めている。 当初は映画とのリンクが意識されていたが、徐々にドラマ独自の展開が多くなっている。 シーズン2でインヒューマンズの存在が明らかになり、シーズン3以降はメンバーにインヒューマンのチームを設立。 (『インヒューマンズ』が先行き不透明になったためインヒューマンズがメインになりつつある) シーズン4ではゴーストライダーが登場。 シーズン5からは映画シリーズとの繋がりをほぼ断ち切った完全オリジナルストーリー路線へと変更。 2020年放送のシーズン7で物語は完結したが、映画とのクロスオーバーが実現しなかったのを惜しむ声も少なくない。 なお、コールソンの映画への再登場自体は『キャプテン・マーベル』にて別の形で実現した。 ●エージェント・カーター / Marvel's Agent Carter スティーブが消息不明となった後、SSR、そしてS.H.I.E.L.D.のエージェントとなったペギーの戦いの記録。ハワード・スタークと、トニーのサポートAI、そしてヴィジョンの人格となるジャーヴィスの基になった、人間のジャーヴィスも登場。 後にジャーヴィスは『エンドゲーム』にサプライズゲストとして登場し、『エージェント・オブ・シールド』でも果たされなかった映画との本格的なクロスオーバーが実現。マーベル・テレビジョン製作のドラマシリーズ全体においても唯一と言っていい事例となった。 高評価に反して視聴率は苦戦していたらしく、2016年放送のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 シーズン3以降の製作も企画されており、カーターの兄がヴィランとして彼女達の前に立ちはだかり、兄妹同士の戦いが繰り広げられる構想であったという。 ●インヒューマンズ / Marvel's Inhumans 『AoS』にて初登場した、クリーの力を受け継いだ超能力者、インヒューマンズのとある家族の物語。 初回2話はIMAX劇場で公開される破格の扱いとなったが、不評によりシーズン1で打ち切りとなった。 後に映画の1作において登場人物の一人が意外な形で登場した。 } #openclose(show=≪Netflix配信ドラマ≫){ 『アベンジャーズ』後のニューヨーク。犯罪の温床ヘルズ・キッチンを舞台に、日の当たることのない裏社会で暗躍する「ストリートヒーロー」の活躍を描く。 映画よりも対象年齢が大人向けで、殴る蹴る、流血描写はもちろん、性的やバイオレンスなどの過激な描写も多く、登場するヒーローは暗い過去を背負ったダークヒーローが主流。 世界観は映画シリーズと同じではあるが、2021年になるまでクロスオーバーは行われなかった。 現在は全作がNetflixから引き上げられており、Disney+で視聴が可能。 2024年、Disney+の時系列カテゴリにNetflix制作の番組が追加されたことにより正式にマーベル・シネマティック・ユニバースの作品となった。 ●デアデビル / Marvel's Daredevil キャラ:デアデビル、エレクトラ、スティック、パニッシャー、クレア・テンプル、カレン、マダム・ガオ、ホガース 主なヴィラン:ウィルソン・フィスク(S1)、ザ・ハンド(S2) 盲目の弁護士が変身する、超聴力を持った自警ヒーローが、闇社会の悪を討つ。 凶悪なマフィアや、苛烈な復讐鬼、ヘルズ・キッチンに根付くニンジャ集団とも対決する。 2018年配信のシーズン3で、物語は一応の完結を迎えた。 ●ジェシカ・ジョーンズ / Marvel's Jessica Jones キャラ:ジェシカ、ルーク、ホガース 主なヴィラン:キルグレイヴ(S1) 超能力を持つ探偵ジェシカが、超能力を悪用する凶悪犯罪者と対決。シーズン1はキルグレイヴとの対決を描いた。 2019年配信のシーズン3で、物語は一応の完結を迎えた。 ●ルーク・ケイジ / Marvel's Luke Cage キャラ:ルーク、クレア・テンプル、ミスティ 主なヴィラン:コーネル・ストークス/コットンマウス(S1) 超人として目覚めた男ルークが、ハーレムを脅かすマフィアと対決する。 2018年配信のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 ●アイアン・フィスト / Marvel's Iron Fist キャラ:アイアン・フィスト、コリーン、クレア・テンプル、ホガース、マダム・ガオ 大企業の御曹司ダニーが仙人の村で拳法と不死の龍の力を会得し、裏社会でマフィアと戦う。 2018年配信のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 ●ザ・ディフェンダーズ / Marvel's The Defenders キャラ:デアデビル、ジェシカ、ルーク、アイアン・フィスト、クレア・テンプル、コリーン、ミスティ、アレクサンドラ、エレクトラ……他過去作のキャラが多数登場 主なヴィラン:ヤミノテ(ザ・ハンド)の5本指 各々の戦いを経て自らの道を進んでいたヒーロー達、デアデビル/ジェシカ・ジョーンズ/ルーク・ケイジ/アイアン・フィストの4人が邂逅する。 歴史の裏で暗躍していたヤミノテ(ザ・ハンド)の指導者とその計画がついに顕わになった時、4人はニューヨークの「守り手」になれるのか。 ●パニッシャー / Marvel's The Punisher キャラ:パニッシャー、カレン、マイクロ 『デアデビル』で好評だったため、単独シリーズ化。 家族を殺した組織の黒幕を追うフランクが、米軍の陰謀に巻き込まれる。 2019年配信のシーズン2で、物語は一応の完結を迎えた。 } #openclose(show=≪Hulu配信ドラマ≫){ ●ランナウェイズ / Marvel's Runaways 慈善団体「プライド」に所属する親を全員が持ち、同じハイスクールに通う6人の少年少女たちが、親たちの悪事を目撃してしまう。彼らはそれぞれの特殊能力を使い、親たち「プライド」に反抗、そして逃亡することになる。『エージェント・オブ・シールド』『ワンダヴィジョン』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場する禁断の書物、「ダークホールド」が本作でもキーアイテムとして登場した。 2019年配信のシーズン3で、物語は一応の完結を迎えた。 ●クローク&ダガー / Marvel's Cloak & Dagger 光の力を持つ少女と闇の力を持つ少年、運命で結ばれたふたりが巨大企業「ロクソン社」の暗部と対峙する。 直接的なクロスオーバーはないが、いくつかの台詞などで映画はもちろん、Netflix配信ドラマの設定へのちょっとした言及がある。また、ランナウェイズともクロスオーバーを果たした。 2019年配信のシーズン2で、物語は一応完結を迎えた。 ●ヘルストローム / Helstrorm 謎の連続殺人鬼を親に持つダイモン・ヘルストロームと、ダイモンの妹であるサナのふたりが、襲いくる様々な脅威と戦いを繰り広げる。 他のマーベルドラマと違いオカルトホラー色が強いテイストの作品であり、その独特な作風から、通常ならマーベル系列のドラマには必ず題名にマーベルのロゴが配されるものが、このドラマの題には一切なく、Hulu側も「マーベルのヒーロードラマ」としてではなく、一つの「Huluオリジナルドラマ作品」として扱う方針になっている。 2020年からアメリカ版Huluで随時配信されるも、作品自体の不評やマーベル・テレビジョンの再編の影響もあり、シーズン1での打ち切りが決定した。 これを以て、マーベル・テレビジョンが製作してきたドラマシリーズは正式に全て完全に完結することとなった。 } #center(){&bold(){TSUIKI SHUSEI WILL RETURN}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,35) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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