根源の渦(TYPE-MOON)

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&font(#6495ED){登録日}:2015/03/04 Wed 3:14:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[TYPE-MOON]]世界の魔術師が目指す最終到達点。 全ての始まりであり、全ての終わりであり、全てがあるとされる場所。宇宙の外に存在するとされている。 その名前は様々な作品に登場するが、たいていの場合「根源」とのみ称される。 TYPE-MOON世界におけるすべての現象、因果はこの根源の渦から始まっているらしく、 物質、概念、法則、空間、時間、位相、並行世界、星、宇宙、宇宙の外の世界、無、生命、死などのあらゆるものがここより生まれ、存在しているとされている。 過去現在未来、果ては並行世界にまでわたる情報と知識もこの中に存在している。 またその内部には英霊の座と呼ばれるものが存在し、人類史におけるありとあらゆる英雄が記録されている。 Fateシリーズに登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]はそのような英雄のコピー体に過ぎず、[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]中も本体は英霊の座に存在し続けている。 その中には人類の存亡の危機に守護者の形で現界し、世界に害するモノを排除する役割を持つ者もいる。 このあたりの詳細は[[抑止力>抑止力(TYPE-MOON)]]の項目に詳しいのでそちらを参照のこと。 尚、「根源」は人が手に入れてはならない力であり、もし至れば人類の発展が止まってしまうためそこへ至ろうとする行為は抑止力の排斥対象となる。 故に[[荒耶宗蓮]]は[[二重身体者>巫条霧絵]]や[[歪曲の魔眼の持ち主>浅上藤乃]]、起源に覚醒した[[変態女装殺人鬼>白純里緒]]らを使い式を狙うなど抑止力を回避しようとしていた。 この[[起源>起源(TYPE-MOON)]]も根源から与えられたその存在の原初の方向性であり、全ての存在はこれに従い人格を形成していく。 作中で提示された到達方法は ・召喚した英霊が「座」へと帰る際に生じる孔を固定、そこから世界の外に至る ・結界内で時間を加速させ世界の終焉を観測する ・完全な人の原型を作り上げる などがある。 基本的にTYPE-MOON世界における[[魔術>魔術(TYPE-MOON)]]の威力はこことのパイプが細いか太いかで差がつく。 「火をつける」などの誰でもできる現象を起こす魔術は根源からの力が分散されているためにパイプが細く、かけた魔力に見合った威力しか得られない。 逆に誰にもできないような現象を起こす魔術は根源からのパイプが太く、膨大な力を注ぎ込まれるためにとてつもなく強力な威力を発揮する。 魔術師が根源に至るために魔術を用いるのは「パイプが太い=根源に近い」ため。現実的ではないが、もっとパイプの太いものが見つかればそちらにホイホイついていくらしい。 その時代の文明で到達不可能な現象を起こすモノは[[魔法>魔法(TYPE-MOON)]]と呼ばれ、TYPE-MOON世界ではこの「魔法」を使える者のみを魔法使いと呼ぶ。 先の例えで言うなら魔術は根源から広がり分かれた中の一つのパイプに過ぎないが、魔法は根源に直通しているパイプである。 Fateや[[月姫]]、[[空の境界]]の時間軸で判明している魔法使いは[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]と[[蒼崎青子]]の2人のみ。 [[Fate本編>Fate/stay night]]で使われた[[宝石剣ゼルレッチ]]や[[プリズマ☆イリヤ>Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]のやたらキャラの濃い魔法少女変身ステッキも魔法によって作られた物だとか。 詳しくはそちらの項目を参照のこと。 ちなみに根源に辿り着いた者はその時点でこの世界からは消えてしまう。どっかの[[優雅なおじさん>遠坂時臣]]が到達後戻ってくる気マンマンだったのは内緒。 辿り着いた前例はあるそうなので知らなかったとは考えにくいのだが果たして…? ●統一言語 偽神の書。神代、バベルの塔以前の人間が持っていた共通言語。 世界に直接語りかける言語であり、統一言語自体が根源に通じる門として働く。 唯一修得している[[玄霧皐月]]はアトラス院や協会に属しており、魔法使いに最も近い魔術師と称されていたものの、 魔術を使う能力を持たないため門の向こう側へと至ることはなかった。 ●「 」 [[空の境界]]のヒロイン[[両儀式]]が生まれついて繋がっている先。「無」、「から」。 両儀家は汎用性を高める目的で肉体をカラであることに特化させた一族であり、その結果図らずも「 」と繋がる肉体に至ったのが式である。 彼女の第三人格はこれの一部であり、あらゆる事の結末を知ることができ、あらゆる事象を狙い通りに引き起こせるが、それゆえの退屈さのあまり意識の奥底に引きこもってしまっている。 正確にはこの人格が式の最初の人格であり、〝式〟と彼女の代わりに消えた〝識〟は「 」から生み出された人格である。 その能力については「空の境界」最終章において、 「……根源の渦。すべての原因が渦巻いている場所、すべてが用意されていて、だから何もない場所。それが私の正体。ただつながっているだけだけど、私はソレの一部だもの。それって同じ存在ってことでしょ。だから私はなんだってできる。……そうね、目に見えないほど小さな物質の法則を組み替えたり、遡って生物そのものの系統樹を変えてしまうことだって可能だわ。今の世界の秩序を組み替えることだって簡単よ。この世界を作り直すんじゃない。新しい世界で古い世界を握り潰すの」 「両儀式の体はね、根源と呼ばれる場所に通じているでしょ?内側しか見れないわたしは、だから全ての出来事を知ってしまっているの。それが苦痛で、退屈で、無意味で、私は瞼を閉じていた」 と「 」本人から語られており、つまるところ洒落にならねぇ力を持つ。 [[道教]]・老荘哲学で言うところの「太極」「無極」そのものだろう。というか「両儀式」という名前自体が、「太極図」を言い換えたものに他ならない(太極は両儀に、両儀は四象に、四象は八卦に変化する。しかし完全に別物になるのではなく、両儀は陰と陽で別れているが、同時に陰と陽でひとつの太極でもある。すなわち両儀=太極で、式は「図式」という言葉を繋げている。つまり両儀式=太極図)。実際、その名前を聞いただけで[[蒼崎橙子]]が唖然としている。 だが無制限に何でもできるわけではないらしく、アーネンエルベにおいて通常状態の本人が「そこまで便利ではない」とも言っている。 ●[[沙条愛歌]] [[Fate/Prototype]]のラスボスにして[[蒼銀のフラグメンツ>Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]の主人公。 圧倒的な魔力を有し、生まれついての根源接続者。 詳細は不明だが[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]などで語られたところでは ・少女の身でありながらあらゆる系統の魔術を誰に教わることもなく修得していた ・魔法級の大魔術である「空間転移」を無制限に行う ・[[神代の魔術師>キャスター(Fate)]]でも突破不可能な結界に、夜のお散歩程度のテンションで易々と侵入する ・全身の体液に致死性の毒が含まれており、触れ合うだけで人を殺せるはずの[[アサシン>静謐のハサン]]をわんこのようになでなでして可愛がる ・他人の夢にお邪魔する ・他の魔術師の魔術工房? なにそれおいしいの? ・[[創造神>奈須きのこ]]がダークなソウルにはまっているのを視認する ・まったく違う世界から[[すでにマスターを得ているセイバー>赤セイバー]]を呼び寄せる といった行動をとっており、ぶっちゃけドン引くぐらいにチート。 また、他者への共感能力が著しく欠如している…、というよりは世界認識とかその辺りから常人とはかけ離れているのではないかと思わせるような得体の知れない言動が見られるが、これが根源に接続していることによるものかは不明。 ●[[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]] Fate/EXTRA CCCに登場する敵役。 以下、Fate/EXTRA CCCのネタバレにつき注意! #openclose(show=ネタバレ部分を表示する){ [[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]]はムーンセルの深淵からあらゆる地母神の元であるチャタル・ヒュユクの女神が持つ万物の死と生を生み出す権能「百獣母胎」を取り込んでいる。 これは地母神たちの母にあたる女神に通ずる能力であり、この「地母神たちの母にあたる女神」こそが地球における「根源」だとEXTRA CCC内で記されている。あくまで地球上に限定した解釈の「根源」であり、上で説明している本来の「根源」とは別物。 「百獣母胎」を活用したBBの対界宝具「C.C.C.(カースド・カッティング・クレーター)」、別名霊子虚構陥穽は根源の情報を超精密立体プリンターとして出力したものである。 実はEXTRA CCCで主人公たちが歩き回るフィールドはサクラ迷宮から旧校舎に至るまでこの能力で作り出されたものである。 ムーンセル中枢にたどり着き時間軸を無視した存在になったBBが、中枢陥落の69日前にムーンセル掌握を達成したものとしてC.C.C.を使用し無の空間である虚数空間に旧校舎やサクラ迷宮を形作ったのだとか。 こういう行動のすべてが[[主人公>主人公(Fate/EXTRA)]]のためとかBBちゃんマジ回りくどい系ヒロイン。 また理論上の話でしかないが、運や偶然といった不確定要素、因果律に作用。 //この能力を破るため、主人公のサーヴァントは「その存在の原初の姿であり収束する先である」神話礼装を獲得する必要に迫られた。 //神話礼装は百獣母胎に対抗するためのもの ゲーム的にはサーヴァントED及びノーマルEDのラスボスであるムーンキャンサーの宝具として登場する。 ターン数が一定を超えると必ず使用し、アトラスの悪魔や[[熾天覆う七つの円環]]による無敵効果をも貫通してこちらを即死させてくる。 } 追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,21) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-04-09 14:52:42) - 接続者なり到達者なりが全てに飽き果てて引き籠りを決め込んだり、進行形で世界の敵になったりしてる事を思うに、根っこが群れで生きる存在であるところの人間には根源到達ってあんまり向いてないんじゃないかなって… -- 名無しさん (2016-05-27 08:46:29) - まぁ基本、人間が行っちゃイカン所なんだしそんなところに行く人間が良くも悪くも普通であるはずもないわけでな… -- 名無しさん (2016-11-17 21:12:56) - 人類悪であるビーストのクラススキル『単独顕現』を持っている「両儀式」。キャス狐から人類悪と言われた根源接続者の愛歌。つまり、根源の渦もまた乗り越えなければならない人類悪ということに…… -- 名無しさん (2016-12-19 22:17:54) - ちょっとズレた話題だけど、愛歌の記述にある「空間転移」ってなんで「魔法」じゃないんだろう?その時代の科学で起こせない事象が魔法だろ?現代でこそ、電子メール程度の質量をワープさせる実験が成功してるとかしてないとか聞くけどさ -- 名無しさん (2016-12-29 16:57:27) - 起こせないというか原理が説明できない、だと思う。空間転移はワームホールで科学的に(できるかはともかく)説明できるし。例えば第二魔法とかは科学でも説明つかない -- 名無しさん (2016-12-29 17:11:39) - 第2魔法は理論物理学として予想はされてるが、観測出来ていない。もし将来観測に成功すればゼル爺引退。時間逆行はホーキングさんも無理だろつってたから -- 名無しさん (2017-01-12 21:47:41) - 根源の渦みたいな全ての可能性を内包したナニかって実際にありそうだよな。 -- 名無しさん (2017-02-27 00:34:24) - ゼル爺は並行世界への干渉だから、観測だけでは引退はしないだろうさ。 -- 名無しさん (2017-05-10 16:53:39) - ↑ミス 並行世界の運営だった -- 名無しさん (2017-05-10 16:54:56) - ↑平行世界の観測(波だけ)なら凛が時計塔留学前にやろうとしてたね、ものの見事に失敗したけど・・・・。 -- 名無しさん (2017-05-10 20:46:20) - 辿り着いた前例はあるそう、と言う結果が伝わってるからには誰か戻ってきたんでしょ -- 名無しさん (2018-03-01 12:32:15) - 道教とか老子とか仙人とか仏教とか仏法とかの知識があるとなんとなくわかる。封神演義に出てくる太極図は多分これを宝貝化したもの。説明するのは難しいけど。 -- 名無しさん (2018-03-27 19:34:31) - ↑2 むしろ逆。行ったやつが誰も帰ってこなかったから、「何かはわからんが確実に何かがある」ってことだけ認識されてる -- 名無しさん (2018-05-03 01:55:36) - 愛歌の例を見るに、目指すのは抑止力的にアウトでも生まれつき根源に接続されてるような人間は抑止力に排除されたりはしないんだろうか? -- 名無しさん (2018-05-03 08:33:54) - きのこんげん -- 名無しさん (2018-05-03 08:39:37) - ↑2 接続してる時点で抑止力と同格だから排除したくても出来ないとかじゃねーかな -- 名無しさん (2018-06-18 15:18:59) - ↑13遅レスだけど大事なのは過程ではなく結果。空間転移は極論してしまえば歩いて移動するのと結果が変わらないから魔法ではない。 -- 名無しさん (2018-09-05 11:19:51) - 根源接続者は抑止力と同格、ということは神霊クラスと同格でもあるってことかな? -- 名無しさん (2018-10-01 10:42:30) - まあ世界を握り潰したり、神霊は権能を使って現行世界の法則をいじくれるらしいから、同格ではあると思う。たださすがに神霊と相対したら根源接続者でも勝つのは難しいんじゃないかなあ。持ってる能力は同じだけど、元々の出力が違うから。愛歌も万能だけど、魔術回路関係でできないこともあるし -- 名無しさん (2019-02-06 23:42:52) - ↑ たとえ相性が良くても圧倒的な力の差があると意味がないしね。バケツ一杯の水では大規模の山火事だと意味がないように -- 名無しさん (2019-10-20 22:43:54) - 個人的には宇宙や外宇宙を内包してるとは思えんけどね。こういってはあれだけど、アラヤもガイアも所詮は地球なんていう宇宙からすれば砂粒未満の領域と、その上を這ってるウイルスレベルじゃん?そんなんがちょっと進化した程度の物が開けた穴程度で宇宙の中心のさらに先みたいな領域に行けるか?根源の渦を地球に例えれば、マントルどころか砂粒一つ分も掘り返せるか怪しいでしょ -- 名無しさん (2021-07-31 03:48:47) - 座? -- 名無しさん (2022-07-30 22:35:30) - 根源の渦に接続したやつと触れるやつの差よな、前者はマジで宇宙やら並行世界どうこうできるが全能すぎるから目的が無く、後者は目的があってもちょいちょい根源から力引き出すしかできない -- 名無しさん (2023-02-09 01:12:42) - ルパン三世のマモーの正体。それはプロテリアル安来工場で開発されたSLD-MAGICという高性能特殊鋼と関係している。ゴエモンが最近グリーン新斬鉄剣と称してハイテン製のボディーの自動車をフルスピードでバッサリ切り刻んで、またつまらぬものを斬ってしまったと定番のセリフ言いまくっているようだ。話をもとにもどそう、ものづくりの人工知能の解析などを通じて得た摩耗の正体は、レジリエンス性も考慮された炭素結晶の競合モデル/CCSCモデルとして各学協会で講演されているようだ。 -- サムライ日本刀結晶の秘密 (2023-08-28 12:19:39) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2015/03/04 Wed 3:14:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[TYPE-MOON]]世界の魔術師が目指す最終到達点。 全ての始まりであり、全ての終わりであり、全てがあるとされる場所。宇宙の外に存在するとされている。 その名前は様々な作品に登場するが、たいていの場合「根源」とのみ称される。 TYPE-MOON世界におけるすべての現象、因果はこの根源の渦から始まっているらしく、 物質、概念、法則、空間、時間、位相、並行世界、星、宇宙、宇宙の外の世界、無、生命、死などのあらゆるものがここより生まれ、存在しているとされている。 過去現在未来、果ては並行世界にまでわたる情報と知識もこの中に存在している。 またその内部には英霊の座と呼ばれるものが存在し、人類史におけるありとあらゆる英雄が記録されている。 Fateシリーズに登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]はそのような英雄のコピー体に過ぎず、[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]中も本体は英霊の座に存在し続けている。 その中には人類の存亡の危機に守護者の形で現界し、世界に害するモノを排除する役割を持つ者もいる。 このあたりの詳細は[[抑止力>抑止力(TYPE-MOON)]]の項目に詳しいのでそちらを参照のこと。 尚、「根源」は人が手に入れてはならない力であり、もし至れば人類の発展が止まってしまうためそこへ至ろうとする行為は抑止力の排斥対象となる。 故に[[荒耶宗蓮]]は[[二重身体者>巫条霧絵]]や[[歪曲の魔眼の持ち主>浅上藤乃]]、起源に覚醒した[[変態女装殺人鬼>白純里緒]]らを使い式を狙うなど抑止力を回避しようとしていた。 この[[起源>起源(TYPE-MOON)]]も根源から与えられたその存在の原初の方向性であり、全ての存在はこれに従い人格を形成していく。 作中で提示された到達方法は ・召喚した英霊が「座」へと帰る際に生じる孔を固定、そこから世界の外に至る ・結界内で時間を加速させ世界の終焉を観測する ・完全な人の原型を作り上げる などがある。 基本的にTYPE-MOON世界における[[魔術>魔術(TYPE-MOON)]]の威力はこことのパイプが細いか太いかで差がつく。 「火をつける」などの誰でもできる現象を起こす魔術は根源からの力が分散されているためにパイプが細く、かけた魔力に見合った威力しか得られない。 逆に誰にもできないような現象を起こす魔術は根源からのパイプが太く、膨大な力を注ぎ込まれるためにとてつもなく強力な威力を発揮する。 魔術師が根源に至るために魔術を用いるのは「パイプが太い=根源に近い」ため。現実的ではないが、もっとパイプの太いものが見つかればそちらにホイホイついていくらしい。 その時代の文明で到達不可能な現象を起こすモノは[[魔法>魔法(TYPE-MOON)]]と呼ばれ、TYPE-MOON世界ではこの「魔法」を使える者のみを魔法使いと呼ぶ。 先の例えで言うなら魔術は根源から広がり分かれた中の一つのパイプに過ぎないが、魔法は根源に直通しているパイプである。 Fateや[[月姫]]、[[空の境界]]の時間軸で判明している魔法使いは[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]と[[蒼崎青子]]の2人のみ。 [[Fate本編>Fate/stay night]]で使われた[[宝石剣ゼルレッチ]]や[[プリズマ☆イリヤ>Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]のやたらキャラの濃い魔法少女変身ステッキも魔法によって作られた物だとか。 詳しくはそちらの項目を参照のこと。 ちなみに根源に辿り着いた者はその時点でこの世界からは消えてしまう。どっかの[[優雅なおじさん>遠坂時臣]]が到達後戻ってくる気マンマンだったのは内緒。 辿り着いた前例はあるそうなので知らなかったとは考えにくいのだが果たして…? ●統一言語 偽神の書。神代、バベルの塔以前の人間が持っていた共通言語。 世界に直接語りかける言語であり、統一言語自体が根源に通じる門として働く。 唯一修得している[[玄霧皐月]]はアトラス院や協会に属しており、魔法使いに最も近い魔術師と称されていたものの、 魔術を使う能力を持たないため門の向こう側へと至ることはなかった。 ●「 」 [[空の境界]]のヒロイン[[両儀式]]が生まれついて繋がっている先。「無」、「から」。 両儀家は汎用性を高める目的で肉体をカラであることに特化させた一族であり、その結果図らずも「 」と繋がる肉体に至ったのが式である。 彼女の第三人格はこれの一部であり、あらゆる事の結末を知ることができ、あらゆる事象を狙い通りに引き起こせるが、それゆえの退屈さのあまり意識の奥底に引きこもってしまっている。 正確にはこの人格が式の最初の人格であり、〝式〟と彼女の代わりに消えた〝識〟は「 」から生み出された人格である。 その能力については「空の境界」最終章において、 「……根源の渦。すべての原因が渦巻いている場所、すべてが用意されていて、だから何もない場所。それが私の正体。ただつながっているだけだけど、私はソレの一部だもの。それって同じ存在ってことでしょ。だから私はなんだってできる。……そうね、目に見えないほど小さな物質の法則を組み替えたり、遡って生物そのものの系統樹を変えてしまうことだって可能だわ。今の世界の秩序を組み替えることだって簡単よ。この世界を作り直すんじゃない。新しい世界で古い世界を握り潰すの」 「両儀式の体はね、根源と呼ばれる場所に通じているでしょ?内側しか見れないわたしは、だから全ての出来事を知ってしまっているの。それが苦痛で、退屈で、無意味で、私は瞼を閉じていた」 と「 」本人から語られており、つまるところ洒落にならねぇ力を持つ。 [[道教]]・老荘哲学で言うところの「太極」「無極」そのものだろう。というか「両儀式」という名前自体が、「太極図」を言い換えたものに他ならない(太極は両儀に、両儀は四象に、四象は八卦に変化する。しかし完全に別物になるのではなく、両儀は陰と陽で別れているが、同時に陰と陽でひとつの太極でもある。すなわち両儀=太極で、式は「図式」という言葉を繋げている。つまり両儀式=太極図)。実際、その名前を聞いただけで[[蒼崎橙子]]が唖然としている。 だが無制限に何でもできるわけではないらしく、アーネンエルベにおいて通常状態の本人が「そこまで便利ではない」とも言っている。 ●[[沙条愛歌]] [[Fate/Prototype]]のラスボスにして[[蒼銀のフラグメンツ>Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]の主人公。 圧倒的な魔力を有し、生まれついての根源接続者。 詳細は不明だが[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]などで語られたところでは ・少女の身でありながらあらゆる系統の魔術を誰に教わることもなく修得していた ・魔法級の大魔術である「空間転移」を無制限に行う ・[[神代の魔術師>キャスター(Fate)]]でも突破不可能な結界に、夜のお散歩程度のテンションで易々と侵入する ・全身の体液に致死性の毒が含まれており、触れ合うだけで人を殺せるはずの[[アサシン>静謐のハサン]]をわんこのようになでなでして可愛がる ・他人の夢にお邪魔する ・他の魔術師の魔術工房? なにそれおいしいの? ・[[創造神>奈須きのこ]]がダークなソウルにはまっているのを視認する ・まったく違う世界から[[すでにマスターを得ているセイバー>赤セイバー]]を呼び寄せる といった行動をとっており、ぶっちゃけドン引くぐらいにチート。 また、他者への共感能力が著しく欠如している…、というよりは世界認識とかその辺りから常人とはかけ離れているのではないかと思わせるような得体の知れない言動が見られるが、これが根源に接続していることによるものかは不明。 ●[[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]] Fate/EXTRA CCCに登場する敵役。 以下、Fate/EXTRA CCCのネタバレにつき注意! #openclose(show=ネタバレ部分を表示する){ [[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]]はムーンセルの深淵からあらゆる地母神の元であるチャタル・ヒュユクの女神が持つ万物の死と生を生み出す権能「百獣母胎」を取り込んでいる。 これは地母神たちの母にあたる女神に通ずる能力であり、この「地母神たちの母にあたる女神」こそが地球における「根源」だとEXTRA CCC内で記されている。あくまで地球上に限定した解釈の「根源」であり、上で説明している本来の「根源」とは別物。 「百獣母胎」を活用したBBの対界宝具「C.C.C.(カースド・カッティング・クレーター)」、別名霊子虚構陥穽は根源の情報を超精密立体プリンターとして出力したものである。 実はEXTRA CCCで主人公たちが歩き回るフィールドはサクラ迷宮から旧校舎に至るまでこの能力で作り出されたものである。 ムーンセル中枢にたどり着き時間軸を無視した存在になったBBが、中枢陥落の69日前にムーンセル掌握を達成したものとしてC.C.C.を使用し無の空間である虚数空間に旧校舎やサクラ迷宮を形作ったのだとか。 こういう行動のすべてが[[主人公>主人公(Fate/EXTRA)]]のためとかBBちゃんマジ回りくどい系ヒロイン。 また理論上の話でしかないが、運や偶然といった不確定要素、因果律に作用。 //この能力を破るため、主人公のサーヴァントは「その存在の原初の姿であり収束する先である」神話礼装を獲得する必要に迫られた。 //神話礼装は百獣母胎に対抗するためのもの ゲーム的にはサーヴァントED及びノーマルEDのラスボスであるムーンキャンサーの宝具として登場する。 ターン数が一定を超えると必ず使用し、アトラスの悪魔や[[熾天覆う七つの円環]]による無敵効果をも貫通してこちらを即死させてくる。 } 追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,22) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-04-09 14:52:42) - 接続者なり到達者なりが全てに飽き果てて引き籠りを決め込んだり、進行形で世界の敵になったりしてる事を思うに、根っこが群れで生きる存在であるところの人間には根源到達ってあんまり向いてないんじゃないかなって… -- 名無しさん (2016-05-27 08:46:29) - まぁ基本、人間が行っちゃイカン所なんだしそんなところに行く人間が良くも悪くも普通であるはずもないわけでな… -- 名無しさん (2016-11-17 21:12:56) - 人類悪であるビーストのクラススキル『単独顕現』を持っている「両儀式」。キャス狐から人類悪と言われた根源接続者の愛歌。つまり、根源の渦もまた乗り越えなければならない人類悪ということに…… -- 名無しさん (2016-12-19 22:17:54) - ちょっとズレた話題だけど、愛歌の記述にある「空間転移」ってなんで「魔法」じゃないんだろう?その時代の科学で起こせない事象が魔法だろ?現代でこそ、電子メール程度の質量をワープさせる実験が成功してるとかしてないとか聞くけどさ -- 名無しさん (2016-12-29 16:57:27) - 起こせないというか原理が説明できない、だと思う。空間転移はワームホールで科学的に(できるかはともかく)説明できるし。例えば第二魔法とかは科学でも説明つかない -- 名無しさん (2016-12-29 17:11:39) - 第2魔法は理論物理学として予想はされてるが、観測出来ていない。もし将来観測に成功すればゼル爺引退。時間逆行はホーキングさんも無理だろつってたから -- 名無しさん (2017-01-12 21:47:41) - 根源の渦みたいな全ての可能性を内包したナニかって実際にありそうだよな。 -- 名無しさん (2017-02-27 00:34:24) - ゼル爺は並行世界への干渉だから、観測だけでは引退はしないだろうさ。 -- 名無しさん (2017-05-10 16:53:39) - ↑ミス 並行世界の運営だった -- 名無しさん (2017-05-10 16:54:56) - ↑平行世界の観測(波だけ)なら凛が時計塔留学前にやろうとしてたね、ものの見事に失敗したけど・・・・。 -- 名無しさん (2017-05-10 20:46:20) - 辿り着いた前例はあるそう、と言う結果が伝わってるからには誰か戻ってきたんでしょ -- 名無しさん (2018-03-01 12:32:15) - 道教とか老子とか仙人とか仏教とか仏法とかの知識があるとなんとなくわかる。封神演義に出てくる太極図は多分これを宝貝化したもの。説明するのは難しいけど。 -- 名無しさん (2018-03-27 19:34:31) - ↑2 むしろ逆。行ったやつが誰も帰ってこなかったから、「何かはわからんが確実に何かがある」ってことだけ認識されてる -- 名無しさん (2018-05-03 01:55:36) - 愛歌の例を見るに、目指すのは抑止力的にアウトでも生まれつき根源に接続されてるような人間は抑止力に排除されたりはしないんだろうか? -- 名無しさん (2018-05-03 08:33:54) - きのこんげん -- 名無しさん (2018-05-03 08:39:37) - ↑2 接続してる時点で抑止力と同格だから排除したくても出来ないとかじゃねーかな -- 名無しさん (2018-06-18 15:18:59) - ↑13遅レスだけど大事なのは過程ではなく結果。空間転移は極論してしまえば歩いて移動するのと結果が変わらないから魔法ではない。 -- 名無しさん (2018-09-05 11:19:51) - 根源接続者は抑止力と同格、ということは神霊クラスと同格でもあるってことかな? -- 名無しさん (2018-10-01 10:42:30) - まあ世界を握り潰したり、神霊は権能を使って現行世界の法則をいじくれるらしいから、同格ではあると思う。たださすがに神霊と相対したら根源接続者でも勝つのは難しいんじゃないかなあ。持ってる能力は同じだけど、元々の出力が違うから。愛歌も万能だけど、魔術回路関係でできないこともあるし -- 名無しさん (2019-02-06 23:42:52) - ↑ たとえ相性が良くても圧倒的な力の差があると意味がないしね。バケツ一杯の水では大規模の山火事だと意味がないように -- 名無しさん (2019-10-20 22:43:54) - 個人的には宇宙や外宇宙を内包してるとは思えんけどね。こういってはあれだけど、アラヤもガイアも所詮は地球なんていう宇宙からすれば砂粒未満の領域と、その上を這ってるウイルスレベルじゃん?そんなんがちょっと進化した程度の物が開けた穴程度で宇宙の中心のさらに先みたいな領域に行けるか?根源の渦を地球に例えれば、マントルどころか砂粒一つ分も掘り返せるか怪しいでしょ -- 名無しさん (2021-07-31 03:48:47) - 座? -- 名無しさん (2022-07-30 22:35:30) - 根源の渦に接続したやつと触れるやつの差よな、前者はマジで宇宙やら並行世界どうこうできるが全能すぎるから目的が無く、後者は目的があってもちょいちょい根源から力引き出すしかできない -- 名無しさん (2023-02-09 01:12:42) - ルパン三世のマモーの正体。それはプロテリアル安来工場で開発されたSLD-MAGICという高性能特殊鋼と関係している。ゴエモンが最近グリーン新斬鉄剣と称してハイテン製のボディーの自動車をフルスピードでバッサリ切り刻んで、またつまらぬものを斬ってしまったと定番のセリフ言いまくっているようだ。話をもとにもどそう、ものづくりの人工知能の解析などを通じて得た摩耗の正体は、レジリエンス性も考慮された炭素結晶の競合モデル/CCSCモデルとして各学協会で講演されているようだ。 -- サムライ日本刀結晶の秘密 (2023-08-28 12:19:39) #comment #areaedit(end) }

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