ゴールデンラッキー(漫画)

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&font(#6495ED){登録日}:2016/09/12 Mon 23:45:27 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『GOLDEN LUCKY』は『[[えの素]]』等で知られる榎本俊二の[[漫画]]作品。講談社の『週刊モーニング』で90年から96年まで連載された。 愛称は『ゴッキー』……別に[[G>ゴキブリ]]ではない。 なお、この呼び方は連載中に作品内で提唱された略称である。 単行本は講談社からワイドKCモーニングとして全10巻、後に太田出版から完全版と銘打たれた全3集が刊行。 現在では電子書籍化もされている。 90年代初頭、『伝染るんです。』のヒットを受けて発生したシュール[[4コマ>4コマ漫画]]ブームの潮流の中で誕生した怪作であり、年長で硬派な読者も多い誌面では堂々とアンケート最下位を走り続けたという。 当時の担当の回想によれば、編集長からこの“アンケート最下位”が作品の個性として認められ「アンケート最下位から脱したら連載終了」と通告されていたらしい。 結局、週刊連載にして6年にも及ぶ長期連載作品となっているが、本当にこの期間中に一度も最下位から浮上しなかったとは流石に……まあ、あるのかな? ……とにかく。 そんな状況だったからか、単行本もあっという間に絶版に追い込まれてしまっていたらしいが、連載当時から作者の感性を熱く支持する読者や著名人もいた。 そうした意味では典型的な玄人好みのする隠れた名作と言える。 実際に「年齢を重ねてから読み返して面白さに気付いた」との意見が寄せられたりもしており、その無駄に先鋭的な感性を評価する声は地味に尽きていない。 ***【概要】 若き作者が自らの感性のみを武器に描いた初の連載作品にして、シュールな榎本作品の中でも群を抜いてシュールな4コマ漫画。 基本的には単発ネタだが、時期によってレギュラー化するキャラクターと、そのキャラクターを主人公としたシリーズが登場した。 それらのレギュラー化したキャラクターは、本編に登場しなくなってからもマスコット的な位置付けで描かれる事もあった。 『えの素』等に比べると下ネタ要素は少なめだが、その分だけ“より”理解に苦しむような展開も多い。 作中ではハッキリと区分けはされていないものの、作中には普通の人間と作者特有のディフォルメにより描かれた人間(怪物)が登場してくる。 登場人物の殆どに共通してアクションが煩いのが特徴で、その情熱的なポージングには注目したいところ。 ***【レギュラー化キャラクター】 前述の様に基本的には単発ネタだが、一部のキャラクターの中には時期毎にレギュラー化するキャラクターが存在する。 初期には、まだ普通の漫画っぽいキャラクターも居たのだが……。 ■ハーモニー母さん その名のように清らかな歌声で人々を安らかにしてくれる女性。 [[ライバル]]のシャウト母さんの他にも同時期には「○○母さん」というキャラクターが多く登場していた。 その歌声は海賊版も出まわるくらい人気があるようなのだが、当人は著作権には厳しい。 「罰金ね」 ■ケロ 『ゴールデンラッキー』内では何故か優遇されているカエル達の筆頭格。 キャラクターと呼べるのは事あるごとに潰されてしまうケロくんだが、他にも似た容姿のカエルが多数登場。 ■かまくら 頭にかまくらを被った裸の親父。 というか、親父が服を脱いで雪を被ったり氷山に突入したりしてかまくらに変身する。 かまくらになる事で超人的な力を発揮する。 「おれはかまくらだ~~~!!」 ■ヒマワリ 野原に咲く人面ヒマワリ。 多く登場してくるのは丸眼鏡に[[髭>ヒゲ]]の哲学的思考を好む紳士風だが、他にも同族のヒマワリがいる。 「TO BE OR NOT TO BE…… THAT'S THE QUESTION……」 ■健太と先生 大人びて小賢しい健太くんと大人げない担任の女先生。 ほんの些細なやり取りからどんどん関係が悪化していき天敵と呼び合う仲に。 「とにかく僕は自分で自分の仕事を立派だなんて豪語するような人間にはなりたくないだけです」 「まあ なんて憎たらしい人間なの!!このゲロ野郎」 「それが子どもに対して使う言葉ですか?」 ■スケートパパ 冬になると凍結した路面を疾走するスピードスケート好きのお父さん。 ある日の朝の邂逅を機にかまくらと因縁が生まれ、他キャラも巻き込んだ一大抗争に発展してしまう。 「スケートパパのご出勤だ~~~!!」 ■クマちゃんを溺愛する男 ぬいぐるみのクマちゃんを溺愛する男。 ぬいぐるみのクマちゃんへの愛情が実の息子のタケシへの愛情より深くなってしまい、そこから家庭内が荒れていってしまうが……。 大企業の部長であり、職場にもドラマがある。 「この歳でぬいぐるみに夢中なんておかしいことなのかな?」 ■ニヒルなブタ 西部劇のヒーローのようにニヒルなブタのガンマン。 顔にキズがあり、その首には高額な賞金も懸かっている。 「……それではお前は何ドルだ?」 ■ひょっとこファミリー 用意周到な気遣いに惹かれてひょっとことお見合いする事になったみどり。 そのまま用意周到な気遣いを見せるひょっとこと交際、結婚……2人の間にはかわいいひょっとこベイビーも誕生する。 ……が、夫と息子は唐突にみどりの目の前から姿を消すのだった。 「用意周到な人……」 ■西園寺園寺百合子 背に巨大な[[恐竜]]のぬいぐるみ・公望(きんもち)を背負った超[[お嬢様>お嬢様(属性)]]の西園寺園寺百合子。 優雅に舞ったりするが、公望が巨大すぎて周囲が大迷惑を被る。 名前の由来は西園寺公望と思われる。 「ありがと公望……」 ■ワンちゃん 無駄に哀しそうな目をした子犬で人々の同情を集めるが、あちこちで食べ物を強奪したりと悪どい部分も。 かわいいはかわいいため、読書投稿でネタやマンガを募集した「ボク、ワンちゃん」という企画も組まれたりした。 ■インベーダー 他人の体や概念を乗っ取ってしまうまさにインベーダー(侵略者)で、入れ替わった後でニヒルな笑顔を浮かべて“ニヤリ”とほくそ笑むのが特徴。 他の[[宇宙人]]キャラと区別するため、ファンからは“ニヤリ”ベーダーとも呼ばれる。 基本的に入れ替わられた相手は殺されてしまっているようだが、イケメンの高島先輩のような例外も存在する。 “ニヤリ” ■ジェイコブ 長い鼻が特徴のおかっぱパーマでビキニパンツ姿のナイスガイ。 最初は単なる兄貴的キャラだったのに段々と[[イエス>イエス・キリスト]]を思わせるような聖人と化していく……が、[[金>お金]]の魅力に取りつかれた末に酒に溺れて堕落。 信者の声にも反応を示さなかったが、少女を[[爆弾]]から救うべく空に舞い壮絶な爆死を遂げる……? 「やるじゃないかしげのり」 ■悪のジェイコブ 爆死したと思われていたジェイコブの悪心のみが帰還した姿。 善のジェイコブと違い無口が基本。 髪と衣装が黒になり白目と黒目が逆転した姿に。後には五分刈りやパーマにもなった。 切れ味鋭い手刀で人々を虐殺し仲間を増やしていく。 さらにタイムマシンを強奪して過去に遡り、善のジェイコブをも殺害。 タイムパラドックスも起こさず、何事もなかったかのように現在に帰還した。 「ホマイリー!!」 ※二人のジェイコブの戦いは死後、意外な結末を迎えることになる。 ■ヘタくん 頭にヘタのついた小人。 チビで恐がりだけどすぐに調子に乗ってしまう面も。 可哀想に見えるが、割と自業自得な事も多い。 ■悪のヘタくん 悪のジェイコブが善のジェイコブの鼻を輪切りにしたついでに輪切りになってしまった悪のジェイコブの鼻を食べ、変身したヘタくん。 悪のジェイコブとコンビを組むも、ジェイコブの信者に人質に取られてしまい、救われるついでに輪切りにされて頭だけの存在に。 その後は 善のジェイコブの鼻に付く→ 元のヘタくんに戻る→ 善のジェイコブが殺害される→ 悪のジェイコブの鼻に付く→ 悪に戻る ……を経て、悪のジェイコブの鼻となって現在にやってくる。口から石化ガスも吐ける。 ■ゲラケロ 見た目はケロに似ているが親父顔でゲラゲラと笑い続けている。 潰されても笑う。 「げらげらげらげら」 ■ヘチくん ヘタくんそっくりだが親父顔でゲラゲラと笑い続ける小人。 印象と違って割といいヤツ。 「俺たちがやらねえ手はねえぜ!!」 ■ハンサムミスター その名のようにファッションが趣味のラテン系の親父。ヘタくんをオシャレにすべくパーマにした張本人。 落ち込むヘタくんを慰めるべく自らもパーマに。 それに感化された悪のジェイコブ&悪のヘタくん、ゲラケロ、ヘチくんらもパーマになり“パーマーズ”が結成された。 「男はパーマだ」 ■俊彦 24歳のクールなイケメン。 ワケあってカンガルーの着ぐるみを着込んでいる。 話が進む内に無口になり、他人を不幸に突き落とすが自分だけは強運や運動能力で無事に逃れるというのが定番パターンとなった。 ■ひろみ 俊彦のガールフレンド。 悲劇のヒロインぶっているが浮気者。 虫も殺さない様な顔をしているが貞操観念が緩い。 ■ひろみの父 バカな娘を溺愛する親父。 俊彦を逆恨みして命を狙うが、達夫の運転するトラックに轢かれて入院。 退院した時にはひろみに子供が生まれていた。 ■島崎一家 トラック運転手の達夫、パートで家計も支える美人妻の祥子、そして一人息子の尊明の仲睦まじい家族。 俊彦が飛び出してきたのが原因で達夫がひろみの父をはねてしまい(俊彦は驚異的な跳躍力により回避)、達夫は逮捕されてしまった上に仕事をクビに。 それを逆恨みして家族ぐるみで俊彦を狙うがいつも寸での所でかわされてしまい、ヤクザに殴られる等のヒドい目に遭う。 「ママ ボクたち疲れてるんだ そっとしておいてよ」 ■セクシー軍団 水着姿で世の男性を悩殺しようとする謎の集団。 若い女性のみならず“セクシー”であるのなら中年どころか老婆でも入団可能。 漫画を越えて入団希望者が読者にまで波及していき、本気でセクシーさをアピールする者まで現われた。 「三度の飯より全裸が好きー!!」 ■遠山君 惚けた顔をしたサラリーマンで、主体性がない上に常に周囲から干渉を受けてしまうタイプ。 基本的に人畜無害だが、理解力に乏しく冗談が通じなかったりして有能とは言いがたい。 ついにはクビになってしまったが、それを理解しないまま会社に通い続けた末に最後は社長の身代わりとなって凶弾に倒れる。 スペシャルで主役回まで作られたキャラの最期としては寂しい結末だが、死後にその功績を称えられて会社前に銅像を建てられた。 ■さなえ 幸薄そうな美人で、[[土下座]]して頼まれると裸を見せてしまう習性を持つ。 本人はそんな自分を変えたいと思っているが、祖父ゆずりの脱衣癖は母親を経て自分の遺伝子にも刻まれていた変えようのない本能の記憶であった。 「こんな私ですが 幸せになれるでしょうか」 ■ピーやん 連載初期からちょくちょく同族も登場していた不思議生物の俳優。 女性人気が高い。 本人は無口だが鬼畜で、ブス(昌代)に容赦がなかったり、過去の悪事により命を狙われている。 ■昌代 ピーやんのグルーピーの一人で、一番のブスなデブ女。 ブス嫌いのピーやんから手酷い仕打ちを受けても健気に尽くす、自己主張が強いのを除けばいい娘。 ……ピーやんと昌代の物語は最後には意外な結末を迎えることに。 ■スピール夫 ハードボイルドな雰囲気を漂わせる[[私立探偵>探偵]]だが、その見た目は手足のない不思議生物。当然のようにヘビースモーカー。 [[ウンコ>うんこ]]をするのが得意技で、ウンコを弾丸のように放ったり、人の形をしたウンコを捻り出して偽装に利用したりする。 ウンコカットの可愛い美人秘書で恋人の晶子は初登場時は偽装で生み出されたウンコだったのだが、後には普通の人間として描かれている。 「お灸をすえてやろう」 ■フライド 空飛ぶ鳥の丸焼き。妙に感動したがる上に他人に対して説教くさくなる事も多いためか反感も買いやすいという、悪いヤツではないんだけど面倒臭いタイプ。 鳥に、しかも丸焼きに説教される筋合いはないとの感想が出るのも当然だろう。 そんな息子を優しく見守るお母さんもいるが、実はフライドが丸焼きになった原因。 「えらいぞ 君は今 人としてたいへん尊い事をしたよ」 ■ベインビール 『ゴールデンラッキー』最終盤に登場した狂気の殺人[[ロボット]]。 かなりの理屈屋にして皮肉屋で、淡々と殺害理由を述べつつ人や動物の頭をもぎ取っていく殺人狂。 自分への意見や反論も許せないタイプで、反抗された際には抑揚のない口調ながら確かな怒りが台詞に滲む。 「親友じゃないなら生かしておく理由がないな」 ■榎本俊二 『ゴールデンラッキー』連載当時の作者。 漫画内ばかりか単行本では顔出し出演までしている。 作品の狂いっぷりに反して、本人はお調子者風だが結構なイケメンである。 連載中に結婚したが、その途端に休んだり作風がエロくなったとファンから分析されている恥ずかしい人。 フィナーレでは頭が割れて、作中に登場した全キャラが飛び出した。 追記修正を頼め?お安いご用さ。でも、やらせた後で生かしておけとは言われてなかったよ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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