シイタケ

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&font(#6495ED){登録日}:2016/09/23 Fri 05:17:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ [[&b(){&color(green){シイタケ入れんなよ!}}>桜井侑斗]] } シイタケ(椎茸)とは、キシメジ科に分類されるキノコ。 [[日本>日本国]]においてはトップクラスの知名度を誇り、食卓で見かける機会も多い、キノコの主人公・・・ヒロインとも呼べる存在である。 Menu #contents *【概要】 [[日本>日本国]]はもちろん、おとなり韓国や中国、東南アジアなど幅広く棲息するキノコ。[[英語]]名も「Shiitake」。 学名が「Lentinula &bold(){edodes}」なのは有名。ただ「江戸です」と言いたいのかなどの由来は不明。 その名の通りシイの枯れ木に生えるが、他にもクヌギやコナラ、栗の木に生えることも多い。 なお、ごくごく稀に針葉樹の根元に生える時もあるが、これはさすがに例外。基本は広葉樹の枯れ木に生える。 人工栽培方法が確立するまでは、貴重なキノコ(今の[[マツタケ]]並の高級食材)でありシイタケ栽培で一山当てようとして破滅した人も多かったようである。 その人工栽培方法としては原木栽培、菌床栽培と栽培キノコの主な生産方法が両方行われている。 特に原木栽培の歴史は江戸時代より400年続くもので、その方法も今日まで工夫され進歩し続けている。 その始まりは豊後国にいた炭焼き職人の源兵衛が、炭焼きで残ったシイの[[丸太]]にシイタケが出ていたのを見つけたことだともいわれている。 江戸時代のころの原木栽培は、原木に傷をつけてシイタケの胞子が付くのを待つという、かなり博打じみたやり方で生産量は安定しなかったが、 明治時代に三村鐘三郎により大量に集めた胞子を水に混ぜたものを原木に塗り込む方法や、シイタケの菌糸が蔓延した榾木を切り出し原木に埋め込む方法が試みられ、 さらに昭和に入って森本彦三郎がシイタケが培養された&ruby(おがくず){鋸屑}を利用した栽培方法を考案した。 そして1943年、ついに森喜作によって「種駒」を植え付ける栽培法が発明された。 この「シイタケ栽培用種駒」の技術は「真珠養殖」「ヒメマス養殖」と共に、&bold(){農林水産分野での三大発明}と言われており、 日本のシイタケ生産量を大幅に上げるものとなった。 そのシイタケだが、意外にもその種類(品種)は非常に数が多い。 農林水産省種苗登録株に登録されている菌株だけでも150を超えており、栽培方法まで違うものも存在する。 またシイタケは収穫する季節などによっても名称が変わり、 春に収穫するものは「春子」、初夏は「藤子」、秋は「秋子」、冬は「冬子」、 さらに雨に多く当たり水分を多く含んだものは「雨子」、日光によく当たり水分が少ないものは「日和子」と呼ばれる。 その他、消費者のニーズや料理のバリエーションによって「冬菇」「香信」「香菇」などにも分かれている。 生産量が多いのは、生シイタケは徳島県、干しシイタケは大分県となっている。 *【食材としてのシイタケ】 シイタケは食材としての価値が非常に高く、 出汁をとるのに使ったり、煮物や佃煮、[[天ぷら]]、[[炊き込みご飯]]、付け合せ等々、挙げていくとキリがないほど食卓では大活躍。[[精進料理>菜食主義]]にも欠かせない。 味の濃さという視点では、シイタケに勝るキノコは無いだろう。 ある意味、身近過ぎてありがたみを忘れられている面もある。 独特の風味やぐにぐにとした食感から、子供が敬遠することの多い食材だが、 大人になって出汁や旨み(シイタケの場合はグアニル酸)の存在に気付くと、とたんに魅力的になるステキな食材。 シイタケを切らずにそのまま焼いて[[ステーキ]]にするのもGood。 また、シンプルにシイタケをオーブンで焼いて[[醤油]]をかけ、バターを乗せてぱくり。至福の瞬間である。 スーパー等でキノコ売り場に行けば、まず見かける採れたての生シイタケ。 …が、ちょっと待ってほしい。時間のある方は是非乾物コーナーへ赴き、干しシイタケを手に取っていただきたい。 実はシイタケ、乾燥させることで旨み成分が増大する。 また、乾燥させることで細胞壁が壊れてしまう。 細胞壁が壊れると旨み成分を取り出しやすくなり、また味が染み込みやすくなるのだ。 ちなみに[[中華料理]]では、生シイタケが使われることはほとんどない。 #center(){&font(#00ffff){やんっ、つめたいっ///}} さて、シイタケの戻し方だが、たっぷりの水を入れたボウルにシイタケを入れ、 &font(#00ffff){冷蔵庫}で最低5時間、できれば24時間以上寝かせよう。 5℃以下の低温にさらすことで、旨み成分の元となるリボ核酸がどんどん増えていく。 ちなみに長時間常温の水で戻してしまうと、&font(#32CD32){苦み成分}である疎水性アミノ酸が増えてしまう。 また常温下や熱湯で戻してしまうとうまみ成分であるグアニル酸を壊してしまう。なので絶対に冷蔵庫で戻そう。 #center(){&font(#FA8072){お兄ちゃん・・・私、こんなに大きくなったんだよ・・・?}} シイタケを戻すと、大きさは倍に、質量は5,6倍近くにまでアップする。乾燥したものを戻せば大きくなるのはあたり前だが、 シイタケを戻すと&font(#FA8072){ぷるんぷるん}の弾力性のあるボディに大変身。 あんなに小さかった幼女は、諸君らの手でふっくらとした&font(#FA8072){ナイスバディ}になるのだ! もちろんシイタケを戻した後の水にも旨み成分がたっぷりなので、是非お[[味噌汁]]や[[鍋]]等の出汁に使おう。 &font(#FFD700){少女が入った後の風呂水をすする…ゴクリ……} ……おっと、ただし&font(#ff0000){この出汁を直接すするのはおすすめしない。}理由は後述。 余談だが、windowsの警告アイコンやXboxのロゴ等、 丸にバッテン模様のことをシイタケと呼ぶことがあるが、これは傘に×印の切れ込みを入れたシイタケに由来する。 小さなシイタケを切らずにそのまま鍋の具などにする場合、切れ込みを入れることで味が染みやすくなり、また見栄えも美味しそうになるのでお試しあれ。 ×印いがいにも、&font(#FFA500){紅葉}のように*形に切れ込みを入れるのもオツ。 *【最後に】 最後に注意点を2つ。 まず、シイタケを&bold(){加熱せずに}食べると&font(#FFA500){全身が痒くなったり}&font(#ff0000){紅斑}ができることがある。 これはしいたけ皮膚炎と呼ばれる皮膚疾患で、干しシイタケを戻さずにかじったり、シイタケの戻し汁をそのまま飲んだ場合にも発症することがある。 そのためシイタケはしっかりと加熱し、出汁はきちんと沸騰させることが望ましい。というか[[例外>タマゴタケ]]を除いてキノコは&bold(){基本は加熱しよう}。 そもそもキノコや酵母はカビと同じ&bold(){菌類}であり、生で食えるのはマッシュルームくらいしかなくそれでも予断はできない。 もう一つ、シイタケにはよく似た&font(#8B008B){[[毒キノコ]]}がいくつか確認されている。 中でも[[誤食キノコ御三家>御三家(毒キノコ)]]とも言われる[[ツキヨタケ]]は有名だろう。詳細は当該項目を参照していただきたい。 シイタケっぽいキノコが生えてるからといって、素人が1人でキノコ狩りをするのは&font(#ff0000){絶対にやめよう。} 必ずキノコに詳しい専門家の方などに連れて行ってもらうこと。素人ではまず[[毒]]があっても回避できない。 お店で売ってるシイタケは基本的に安全…だが、[[道の駅]]などの即売所でシイタケに交じってツキヨタケが売られていたという事例もいくつかある。 滅多にない事例ではあるが、一応どこで採れたか確認しておくといいだろう。キノコで注意しすぎて損することはない。 追記・修正は&font(#00ffff){冷水風呂}に24時間以上漬かった方がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 森喜作は偉大 -- 名無しさん (2016-09-23 05:43:30) - 最近話題?の干した茸は大丈夫なのかしらん -- 名無しさん (2016-09-23 07:27:51) - 何のキノコかはわからないけど、最近話題ってなるとエノキタケかな? 基本的には食用キノコは加熱すれば問題ないと思うよ。 -- 名無しさん (2016-09-23 08:45:34) - 時期的にサンシャインの犬かと思ってしまったw -- 名無しさん (2016-09-23 08:55:06) - 某ボクシング漫画で減量中に干しシイタケで水分搾り取ってたけど駄目だったんだな。アブねえとこだったぜ -- 名無しさん (2016-09-23 10:12:08) - 友達にプロレス技かけたくなるくらい苦手です。 -- 名無しさん (2016-09-23 11:11:45) - アニヲタwiki久しぶりのキノコ項目うれしいね。 -- 名無しさん (2016-09-23 11:34:39) - ↑2 しいたけ攻撃だぁ〜 -- 名無しさん (2016-09-23 11:58:10) - シイタケを入れるなって言ってるだろ! -- 名無しさん (2016-09-23 12:15:39) - 嫌いな人多いよなぁ、美味しいのに…。ちらしずしに使う甘辛く味付けしたヤツでご飯進むわー。 -- 名無しさん (2016-09-23 12:27:15) - 今は大好きだけど、子供の頃は大嫌いだったなぁ。食感も味も受け入れられなかった。 -- 名無しさん (2016-09-23 14:19:27) - 香りがダメって子供も多いらしい。昔親戚の3歳くらいの子が雑煮の出汁に使った干しシイタケの香りにあてられて化学兵器にやられたみたいにゲロ吐きまくっていた。 -- 名無しさん (2016-09-23 14:43:29) - 細切れにしてミートソースやキーマカレーに入れてもウマいぞ -- 名無しさん (2016-09-23 15:39:56) - 大好き -- 名無しさん (2016-09-23 17:15:36) - 電王、キバとライダーに二代連続で登場した食品 -- 名無しさん (2016-09-23 21:35:46) - エ ム ラ ク ー ル -- 名無しさん (2016-09-23 21:43:31) - 某銀河最強の剣士の事か? -- 名無しさん (2016-09-23 22:12:42) - 爆笑問題田中の嫌いな食べ物だな 特にポンキッキーズでよくネタにされていた -- 名無しさん (2016-09-23 23:59:34) - スライスした断面の色、グニグニ食感がナメクジみたいだしね -- 名無しさん (2016-09-24 02:06:54) - ↑ナメクジ食ったことあるのか -- 名無しさん (2016-09-24 05:40:47) - ああ、シイから生えるキノコだからシイタケか。 -- 名無しさん (2016-09-24 13:43:09) - 例外はタマゴダケかな -- 名無しさん (2016-09-24 13:54:40) - 普通のシイタケは好きだけど、干しシイタケは苦手 -- 名無しさん (2016-10-04 21:13:22) - ↑×2 マッシュルームも生でいけたような -- 名無しさん (2017-02-06 16:54:23) - ツクリタケは項目ないからなぁ -- 名無しさん (2017-02-06 17:43:36) - 戦時中によく栽培方法を発見できたな。時期的に末期戦じゃなかったからか。 -- 名無しさん (2017-02-06 18:12:14) - シイタケはやはりバター炒めで食べるのが一番! -- 名無しさん (2017-05-06 18:05:44) - しいなたけし、と言う名前の人の略称や愛称に使われる事が多いキノコ。でも、まつだたけしはマツタケとは言われない事が多い。 -- 名無しさん (2017-05-06 21:29:25) - キノコの例に漏れず、カロリーが全然ない。ダイエットに良いが、カロリー以外の栄養は淡色野菜の域を出ない。栄養的に相性の良いダイエット向食材は”ニラ”。 -- 名無しさん (2017-08-09 10:55:40) - こないだ某番組で「生で食べても美味しい!」って云って齧ってたが、生で食べたらいかんのか……。 -- 名無しさん (2017-12-21 17:18:50) - つーかキノコは基本どれも毒キノコ -- 名無しさん (2017-12-21 17:31:21) - 可食キノコは加熱すれば毒が壊れて無害化する、というだけ -- 名無しさん (2017-12-21 17:31:46) - ツクリタケとかタマゴタケみたいなキノコ以外は基本生で食えないからね…… -- 名無しさん (2017-12-21 19:16:25) - 「お兄ちゃん…私、こんなに大きくなったんだよ…?」 ←肥大化するキノコ(意味深)にこう言われても嬉しくねえ… -- 名無しさん (2018-11-14 16:52:43) - どっかのボクサーが減量のために干しシイタケを噛んでたけど危ないのなw -- 名無しさん (2019-01-17 19:59:18) - 乾燥させると旨味成分が増える、凍らせると細胞壁が壊れて旨味が強くなる、両方やったらどうなるかと思い一度凍らせてから乾燥してみたら強烈な香りに部屋が包まれたことがある。 -- 名無しさん (2020-05-10 23:10:41) - マツタケのお吸い物の本体 -- 名無しさん (2020-10-21 10:03:43) - 「お兄ちゃん…私、こんなに大きくなったんだよ…?」これを書いたヤツは明らかにふたなり好きだろうそうに違いないだろうという確信がある -- 名無しさん (2020-10-21 10:28:00) - 料理研究家リュウジがYoutubeでネギ塩牛タン風の焼きシイタケを作ってたな -- 名無しさん (2022-06-05 22:54:41) - 人工栽培確立前は高級食材の上干せば日持ちしたのでほぼ全量が中華に流れていた。だから伝統的な椎茸料理の記録はほぼ無い。 -- 名無しさん (2022-06-06 12:16:13) - ↑椎茸嫌いだけれど(出汁をとるのは好き)伝統料理としての記録がなくなるほど流通困難だったとは…なんか意外 -- 名無しさん (2022-06-06 15:03:42) - 干し椎茸は幼女というより老女だろう。老女が水分補給してグラマーな助成に戻るほうがしっくりくる -- 名無しさん (2022-06-06 15:32:12) - ファルコン伝説のバート先生が嫌いな食べ物…宇宙に浮いたシイタケとその持ち主。 -- 名無しさん (2022-06-06 15:48:54) - 「残酷焼き」まだ育成に使えるほた木ごと椎茸を炭火で焼く。焼かれながら内部から水分補給されるので、旨味とほた木の薫りが凝縮された風味としっとり生々しい歯ごたえが得られる。 -- 名無しさん (2022-08-24 15:35:12) - しいたけは食感が苦手という人も多いがそういう人にはグリル調理をオススメしたい。火加減に多少慣れはいるけど水分が抜けて旨味が凝縮された焼きしいたけのウマさたるや筆舌に尽くし難い。是非お試しあれ -- 名無しさん (2023-08-14 12:08:39) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/09/23 Fri 05:17:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ [[&b(){&color(green){シイタケ入れんなよ!}}>桜井侑斗]] } シイタケ(椎茸)とは、キシメジ科に分類されるキノコ。 [[日本>日本国]]においてはトップクラスの知名度を誇り、食卓で見かける機会も多い、キノコの主人公・・・ヒロインとも呼べる存在である。 Menu #contents *【概要】 [[日本>日本国]]はもちろん、おとなり韓国や中国、東南アジアなど幅広く棲息するキノコ、[[英語]]名も「Shiitake」。 学名が「Lentinula &bold(){edodes}」なのは有名、ただ「江戸です」と言いたいのかなどの由来は不明。 その名の通りシイの枯れ木に生えるが、他にもクヌギやコナラ、栗の木に生えることも多い。 なお、ごくごく稀に針葉樹の根元に生える時もあるが、これはさすがに例外、基本は広葉樹の枯れ木に生える。 人工栽培方法が確立するまでは、貴重なキノコ(今の[[マツタケ]]並の高級食材)でありシイタケ栽培で一山当てようとして破滅した人も多かったようである。 その人工栽培方法としては原木栽培、菌床栽培と栽培キノコの主な生産方法が両方行われている。 特に原木栽培の歴史は江戸時代より400年続くもので、その方法も今日まで工夫され進歩し続けている。 その始まりは豊後国にいた炭焼き職人の源兵衛が、炭焼きで残ったシイの[[丸太]]にシイタケが出ていたのを見つけたことだともいわれている。 江戸時代のころの原木栽培は、原木に傷をつけてシイタケの胞子が付くのを待つという、かなり博打じみたやり方で生産量は安定しなかったが、明治時代に三村鐘三郎により大量に集めた胞子を水に混ぜたものを原木に塗り込む方法や、シイタケの菌糸が蔓延した榾木を切り出し原木に埋め込む方法が試みられ、さらに昭和に入って森本彦三郎がシイタケが培養された&ruby(おがくず){鋸屑}を利用した栽培方法を考案した。 そして1943年、ついに森喜作によって「種駒」を植え付ける栽培法が発明された。 この「シイタケ栽培用種駒」の技術は「真珠養殖」「ヒメマス養殖」と共に、&bold(){農林水産分野での三大発明}と言われており、日本のシイタケ生産量を大幅に上げるものとなった。 そのシイタケだが、意外にもその種類(品種)は非常に数が多い。 農林水産省種苗登録株に登録されている菌株だけでも150を超えており、栽培方法まで違うものも存在する。 またシイタケは収穫する季節などによっても名称が変わり、 ・春に収穫するものは「春子」 ・初夏は「藤子」 ・秋は「秋子」 ・冬は「冬子」 さらに雨に多く当たり水分を多く含んだものは「雨子」、日光によく当たり水分が少ないものは「日和子」と呼ばれる。 その他、消費者のニーズや料理のバリエーションによって「冬菇」「香信」「香菇」などにも分かれている。 生産量が多いのは、生シイタケは徳島県、干しシイタケは大分県となっている。 *【食材としてのシイタケ】 シイタケは食材としての価値が非常に高く、出汁をとるのに使ったり、煮物や佃煮、[[天ぷら]]、[[炊き込みご飯]]、付け合せ等々、挙げていくとキリがないほど食卓では大活躍、[[精進料理>菜食主義]]にも欠かせない。 味の濃さという視点では、シイタケに勝るキノコは無いだろう。 ある意味、身近過ぎてありがたみを忘れられている面もある。 独特の風味やぐにぐにとした食感から、子供が敬遠することの多い食材だが、大人になって出汁や旨み(シイタケの場合はグアニル酸)の存在に気付くと、とたんに魅力的になるステキな食材。 シイタケを切らずにそのまま焼いて[[ステーキ]]にするのもGood。 また、シンプルにシイタケをオーブンで焼いて[[醤油]]をかけ、バターを乗せてぱくり、至福の瞬間である。 スーパー等でキノコ売り場に行けば、まず見かける採れたての生シイタケ。 …が、ちょっと待ってほしい。 時間のある方は是非乾物コーナーへ赴き、干しシイタケを手に取っていただきたい。 実はシイタケ、乾燥させることで旨み成分が増大する。 また、乾燥させることで細胞壁が壊れてしまう。 細胞壁が壊れると旨み成分を取り出しやすくなり、また味が染み込みやすくなるのだ。 ちなみに[[中華料理]]では、生シイタケが使われることはほとんどない。 #center(){&font(#00ffff){やんっ、つめたいっ///}} さて、シイタケの戻し方だが、たっぷりの水を入れたボウルにシイタケを入れ、&font(#00ffff){冷蔵庫}で最低5時間、できれば24時間以上寝かせよう。 5℃以下の低温にさらすことで、旨み成分の元となるリボ核酸がどんどん増えていく。 ちなみに長時間常温の水で戻してしまうと、&font(#32CD32){苦み成分}である疎水性アミノ酸が増えてしまう。 また常温下や熱湯で戻してしまうとうまみ成分であるグアニル酸を壊してしまう。なので絶対に冷蔵庫で戻そう。 #center(){&font(#FA8072){お兄ちゃん・・・私、こんなに大きくなったんだよ・・・?}} シイタケを戻すと、大きさは倍に、質量は5,6倍近くにまでアップする。 乾燥したものを戻せば大きくなるのはあたり前だが、シイタケを戻すと&font(#FA8072){ぷるんぷるん}の弾力性のあるボディに大変身。 あんなに小さかった幼女は、諸君らの手でふっくらとした&font(#FA8072){ナイスバディ}になるのだ! もちろんシイタケを戻した後の水にも旨み成分がたっぷりなので、是非お[[味噌汁]]や[[鍋]]等の出汁に使おう。 &font(#FFD700){少女が入った後の風呂水をすする…ゴクリ……} ……おっと、ただし&font(#ff0000){この出汁を直接すするのはおすすめしない。} 理由は後述。 余談だが、windowsの警告アイコンやXboxのロゴ等、丸にバッテン模様のことをシイタケと呼ぶことがあるが、これは傘に×印の切れ込みを入れたシイタケに由来する。 小さなシイタケを切らずにそのまま鍋の具などにする場合、切れ込みを入れることで味が染みやすくなり、また見栄えも美味しそうになるのでお試しあれ。 ×印いがいにも、&font(#FFA500){紅葉}のように*形に切れ込みを入れるのもオツ。 *【最後に】 最後に注意点を2つ。 まず、シイタケを&bold(){加熱せずに}食べると&font(#FFA500){全身が痒くなったり}&font(#ff0000){紅斑}ができることがある。 これはしいたけ皮膚炎と呼ばれる皮膚疾患で、干しシイタケを戻さずにかじったり、シイタケの戻し汁をそのまま飲んだ場合にも発症することがある。 そのためシイタケはしっかりと加熱し、出汁はきちんと沸騰させることが望ましい。 というか[[例外>タマゴタケ]]を除いてキノコは&bold(){基本は加熱しよう}。 そもそもキノコや酵母はカビと同じ&bold(){菌類}であり、生で食えるのはマッシュルームくらいしかなくそれでも予断はできない。 もう一つ、シイタケにはよく似た&font(#8B008B){[[毒キノコ]]}がいくつか確認されている。 中でも[[誤食キノコ御三家>御三家(毒キノコ)]]とも言われる[[ツキヨタケ]]は有名だろう。 詳細は当該項目を参照していただきたい。 シイタケっぽいキノコが生えてるからといって、素人が1人でキノコ狩りをするのは&font(#ff0000){絶対にやめよう。} 必ずキノコに詳しい専門家の方などに連れて行ってもらうこと。 素人ではまず[[毒]]があっても回避できない。 お店で売ってるシイタケは基本的に安全…だが、[[道の駅]]などの即売所でシイタケに交じってツキヨタケが売られていたという事例もいくつかある。 滅多にない事例ではあるが、一応どこで採れたか確認しておくといいだろう。 キノコで注意しすぎて損することはない。 追記・修正は&font(#00ffff){冷水風呂}に24時間以上漬かった方がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 森喜作は偉大 -- 名無しさん (2016-09-23 05:43:30) - 最近話題?の干した茸は大丈夫なのかしらん -- 名無しさん (2016-09-23 07:27:51) - 何のキノコかはわからないけど、最近話題ってなるとエノキタケかな? 基本的には食用キノコは加熱すれば問題ないと思うよ。 -- 名無しさん (2016-09-23 08:45:34) - 時期的にサンシャインの犬かと思ってしまったw -- 名無しさん (2016-09-23 08:55:06) - 某ボクシング漫画で減量中に干しシイタケで水分搾り取ってたけど駄目だったんだな。アブねえとこだったぜ -- 名無しさん (2016-09-23 10:12:08) - 友達にプロレス技かけたくなるくらい苦手です。 -- 名無しさん (2016-09-23 11:11:45) - アニヲタwiki久しぶりのキノコ項目うれしいね。 -- 名無しさん (2016-09-23 11:34:39) - ↑2 しいたけ攻撃だぁ〜 -- 名無しさん (2016-09-23 11:58:10) - シイタケを入れるなって言ってるだろ! -- 名無しさん (2016-09-23 12:15:39) - 嫌いな人多いよなぁ、美味しいのに…。ちらしずしに使う甘辛く味付けしたヤツでご飯進むわー。 -- 名無しさん (2016-09-23 12:27:15) - 今は大好きだけど、子供の頃は大嫌いだったなぁ。食感も味も受け入れられなかった。 -- 名無しさん (2016-09-23 14:19:27) - 香りがダメって子供も多いらしい。昔親戚の3歳くらいの子が雑煮の出汁に使った干しシイタケの香りにあてられて化学兵器にやられたみたいにゲロ吐きまくっていた。 -- 名無しさん (2016-09-23 14:43:29) - 細切れにしてミートソースやキーマカレーに入れてもウマいぞ -- 名無しさん (2016-09-23 15:39:56) - 大好き -- 名無しさん (2016-09-23 17:15:36) - 電王、キバとライダーに二代連続で登場した食品 -- 名無しさん (2016-09-23 21:35:46) - エ ム ラ ク ー ル -- 名無しさん (2016-09-23 21:43:31) - 某銀河最強の剣士の事か? -- 名無しさん (2016-09-23 22:12:42) - 爆笑問題田中の嫌いな食べ物だな 特にポンキッキーズでよくネタにされていた -- 名無しさん (2016-09-23 23:59:34) - スライスした断面の色、グニグニ食感がナメクジみたいだしね -- 名無しさん (2016-09-24 02:06:54) - ↑ナメクジ食ったことあるのか -- 名無しさん (2016-09-24 05:40:47) - ああ、シイから生えるキノコだからシイタケか。 -- 名無しさん (2016-09-24 13:43:09) - 例外はタマゴダケかな -- 名無しさん (2016-09-24 13:54:40) - 普通のシイタケは好きだけど、干しシイタケは苦手 -- 名無しさん (2016-10-04 21:13:22) - ↑×2 マッシュルームも生でいけたような -- 名無しさん (2017-02-06 16:54:23) - ツクリタケは項目ないからなぁ -- 名無しさん (2017-02-06 17:43:36) - 戦時中によく栽培方法を発見できたな。時期的に末期戦じゃなかったからか。 -- 名無しさん (2017-02-06 18:12:14) - シイタケはやはりバター炒めで食べるのが一番! -- 名無しさん (2017-05-06 18:05:44) - しいなたけし、と言う名前の人の略称や愛称に使われる事が多いキノコ。でも、まつだたけしはマツタケとは言われない事が多い。 -- 名無しさん (2017-05-06 21:29:25) - キノコの例に漏れず、カロリーが全然ない。ダイエットに良いが、カロリー以外の栄養は淡色野菜の域を出ない。栄養的に相性の良いダイエット向食材は”ニラ”。 -- 名無しさん (2017-08-09 10:55:40) - こないだ某番組で「生で食べても美味しい!」って云って齧ってたが、生で食べたらいかんのか……。 -- 名無しさん (2017-12-21 17:18:50) - つーかキノコは基本どれも毒キノコ -- 名無しさん (2017-12-21 17:31:21) - 可食キノコは加熱すれば毒が壊れて無害化する、というだけ -- 名無しさん (2017-12-21 17:31:46) - ツクリタケとかタマゴタケみたいなキノコ以外は基本生で食えないからね…… -- 名無しさん (2017-12-21 19:16:25) - 「お兄ちゃん…私、こんなに大きくなったんだよ…?」 ←肥大化するキノコ(意味深)にこう言われても嬉しくねえ… -- 名無しさん (2018-11-14 16:52:43) - どっかのボクサーが減量のために干しシイタケを噛んでたけど危ないのなw -- 名無しさん (2019-01-17 19:59:18) - 乾燥させると旨味成分が増える、凍らせると細胞壁が壊れて旨味が強くなる、両方やったらどうなるかと思い一度凍らせてから乾燥してみたら強烈な香りに部屋が包まれたことがある。 -- 名無しさん (2020-05-10 23:10:41) - マツタケのお吸い物の本体 -- 名無しさん (2020-10-21 10:03:43) - 「お兄ちゃん…私、こんなに大きくなったんだよ…?」これを書いたヤツは明らかにふたなり好きだろうそうに違いないだろうという確信がある -- 名無しさん (2020-10-21 10:28:00) - 料理研究家リュウジがYoutubeでネギ塩牛タン風の焼きシイタケを作ってたな -- 名無しさん (2022-06-05 22:54:41) - 人工栽培確立前は高級食材の上干せば日持ちしたのでほぼ全量が中華に流れていた。だから伝統的な椎茸料理の記録はほぼ無い。 -- 名無しさん (2022-06-06 12:16:13) - ↑椎茸嫌いだけれど(出汁をとるのは好き)伝統料理としての記録がなくなるほど流通困難だったとは…なんか意外 -- 名無しさん (2022-06-06 15:03:42) - 干し椎茸は幼女というより老女だろう。老女が水分補給してグラマーな助成に戻るほうがしっくりくる -- 名無しさん (2022-06-06 15:32:12) - ファルコン伝説のバート先生が嫌いな食べ物…宇宙に浮いたシイタケとその持ち主。 -- 名無しさん (2022-06-06 15:48:54) - 「残酷焼き」まだ育成に使えるほた木ごと椎茸を炭火で焼く。焼かれながら内部から水分補給されるので、旨味とほた木の薫りが凝縮された風味としっとり生々しい歯ごたえが得られる。 -- 名無しさん (2022-08-24 15:35:12) - しいたけは食感が苦手という人も多いがそういう人にはグリル調理をオススメしたい。火加減に多少慣れはいるけど水分が抜けて旨味が凝縮された焼きしいたけのウマさたるや筆舌に尽くし難い。是非お試しあれ -- 名無しさん (2023-08-14 12:08:39) #comment #areaedit(end) }

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