阿修羅(龍が如く)

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&font(#6495ED){登録日}:2016/11/28 (月) 00:17:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 阿修羅とは、クロヒョウ2龍が如く新章 阿修羅編 に登場する地下格闘技団体である。 #contents *【概要】 2010年頃に純粋な格闘団体として、当初10人程度の小規模なメンバーが発足したこの団体は、 僅か2年間のうちに所属構成員100人以上の組織へと膨れ上がった。 そしてそれと同時に、格闘技団体から極めて悪質な所謂半グレの犯罪者集団へと豹変した。 関西を拠点とするこの組織の主な収入源は、格闘技の試合とそれによる賭博。 密かに財界人にも愛好者が居り、ネット中継も人気を博していた2012年頃には、主業の(違法)興業だけでも莫大な収益を上げていた。 しかし、それ以上に阿修羅の組織基盤を支えるのは、先述の通り副業(だった筈)の犯罪行為。 暴行や殺人、恐喝、誘拐、人身及び臓器売買の斡旋、各種詐欺、闇金融業者との提携、銃火器の密売等、 CEROの都合で扱えないのだろう[[白いクスリ]]を除けば、作中で手を染めていない犯罪行為は存在しないと言って良い。 海外のギャング組織のように、確立された周到な手口で次々と手を染めている。 法の網を掻い潜るために方策や撤収の手筈は十分に整えた上で実行しているため、下っ端の実行犯すら長期刑を喰らう危険性を抑えている。 これは、元々犯罪行為に手慣れている人間をスカウトして取り込んでいるお陰でもあるが、 最大の要因はまた別、預言者として畏怖される男にある。 この躍進の立役者であるその預言者の存在によって構築した関西政財界とのパイプは極めて太く、 そのコネこそが阿修羅の成長と暴走を助長させている原因でもある。 まず、本拠地用に郊外のとある超高層ビルの最上階と屋上をまるごと貸し切っている。 更に、この超高層ビルへの移動ルートとして、蒼天堀地下に存在する旧日本軍の地下壕の使用が出来る。 この地下壕は都市伝説レベルのもので一般人は存在すら知らないが、財界人から使用の許可が下りている。 関西には極道組織・[[近江連合]]が既に存在するのだが、流石に近江連合といざ抗争になれば阿修羅にはまず勝ち目が無いため、 阿修羅の下っ端構成員などは近江連合の名前を聞いただけで裸足で逃げ出す。 しかし、近江連合の方も、既に警察上層部の一部の人間の援助を受けるまでに成長したこの新参組織の全容を図りかねており、 2012年当時は基本的に相互不干渉を決め込んでいた。 *【作中での顛末】 2012年、東城会直参の二岡組組長と提携して神室町に進出。 神室町を拠点として、関東で同業者として高い知名度を誇っていた[[ドラゴンヒート>ドラゴンヒート(クロヒョウ)]]に対して、 「神室町の若者達を次々と襲撃して、ドラゴンヒートのファイター候補を虱潰しにしていく」 という手段で宣戦布告した。 ドラゴンヒートで九鬼組が更生させようとしていた行き場のない不良達が相手なら、阿修羅が幾ら襲おうが警察が本気で介入することも無く、 神室町は何時もの無法ぶりに更に拍車がかかっていた。 そして、若者達の襲撃行為の中止を条件に、ドラゴンヒートの代表と阿修羅の代表による8本先取の勝ち抜き形式の勝負を持ちかけ、 阿修羅が勝利した暁にはドラゴンヒートの経営者である九鬼組の土地の権利書を譲渡するよう迫り、神室町の不良達を人質にしてこの条件を呑ませた。 この8戦勝負と言うのは、後述の「阿修羅八部衆」を総動員することが前提の人数である。 精鋭揃いで有名な彼ら相手に対抗出来る戦力なぞ、この時のドラゴンヒートには全く無かったため、 九鬼の無条件降伏か阿修羅側のストレート勝ちは避けられない。 誰もがそう思っていた時、[[右京龍也]]が参戦したことで、阿修羅八部衆は皆敗北した。 ……しかし、このドラゴンヒートを賭けた一連の試合は、二岡組長と彼が裏で手を結んでいた黒幕達が 東城会への目くらましとして用意したパフォーマンスに過ぎなかった。 彼らの一連の活動の狙いは、鶴見都知事が目論む神室町一帯を都市型カジノへと刷新する計画、 「神室町べガス」建設支援の為の地ならしである。 神室町を実質的に支配しているのは東城会幹部連だが、 「単に長年の因縁があった九鬼と二岡の小競り合いに過ぎず、その過程で二岡が阿修羅を動員しただけ。所詮火遊びの範疇だから、賭け試合でシノギにもなるなら、好きにやらせれば良い。」 と彼らに信じ込ませることで、東城会による介入の動きを鈍らせて、その間に阿修羅の手で神室町の治安を更に悪化させた。 これにより、「極道による揉め事は神室町恒例行事だったが、それ以外の厄介事も増えて、治安悪化がより目立つ」状況を演出。 この策でもって、都知事直轄の自警部隊「神室保安隊」の導入という施策を世間を受け入れやすくなるよう仕向けることが目的だった。 また、物語全体を通して、阿修羅の暴走や単なる二岡組のシノギとしての取り立てに見せかけて、 神室町内の[[地上げ]]も遂行。未来の神室町べガスの為に必要な土地を着々と確保していった。 ドラゴンヒートを賭けの対象にしたのは上記の対東城会用の目くらましだけが理由ではなく、 「九鬼組事務所のあるドラゴンヒートの真上も、神室町べガスに必須だったから」というのもある。 阿修羅八部衆と繰り広げる激闘を尻目に、阿修羅八部衆との試合で目くらましをしていた 神室町べガス計画の為の前準備である、神室保安隊の導入とお披露目でもある一斉摘発までは予定通りに完了してしまった。 加えて、九鬼組にも警察のガサ入れと見せかけて手駒を送り込み、ドラゴンヒートの土地の権利書を盗み出すことにも成功。 阿修羅首魁と鶴見都知事の思惑通りにコトは進み、龍也達ドラゴンヒートは実質完全敗北。 このまま黒幕の思い通り、計画が順調に進捗するかと思われた。 だが、ここからドラゴンヒート側の逆転攻勢が始まる。 東城会を欺く為に短期決戦を狙った二岡組の無理な地上げへの不満に目を付けた九鬼組組長・九鬼隆昌が奔走して、 神室町の一般市民に呼び掛けて、二岡組をはじめ背後に潜む東京都へ訴訟を起こす予想外の事態を起こした。 寝耳に水の二岡は東城会幹部連の制裁を恐れ、鶴見と早々に手を切る翻意を決め、幹部会での口添えを交換条件に、隆昌と龍也に二岡と鶴見の会合の盗聴記録が流出した。 盗聴記録の流出に勘付いた鶴見は刺客をけしかけて盗聴記録の入ったUSBを所持する隆昌を襲撃するも暗殺は失敗、USBは龍也の手に渡った。 龍也はミレニアムタワー屋上でドラゴンヒートの土地の権利書と盗聴記録の交換を持ちかけたが、両者の間で交渉が決裂。 格闘戦のみならず発砲騒ぎに発展し、鶴見都知事と、この場に居合わせた阿修羅首魁が死亡する事態となった。 この一連の騒動によって、格闘技団体としての求心力が落ちただけでなく、 八部衆頭目である秋田を含めた阿修羅の心臓と頭脳を一遍に失ってしまった。 *【主要メンバー】 ・阿修羅八部衆 阿修羅の中でも突出した実力を持つ、8人の所属選手達。 メタ的に言えば「クロヒョウ2」における、チャプター毎のボスキャラクターである [[秋田靖人>秋田靖人(龍が如く)]] 阿修羅八部衆の頭目。 阿修羅との対抗試合八戦における龍也の最後の相手。 「鬼狩りの秋田」という異名とつけられ、蒼天堀の若者との喧嘩では無敗で知られる。 このシリーズでもかなりの年齢不詳な顔だちで、まだ20歳そこそこの若者にもかかわらず 「郷田龍司の生き別れの兄」などとウソ設定すら信じかねない程老け込んでいて貫録がある。 詳細は該当項へ #openclose(show=沖田忍){ #center(){&bold(){10連勝の生ける伝説だって?}} #center(){&bold(){だったらオレがブッ殺して 本当の伝説にしてやるよ}} 龍也の第一試合の相手。 乱立するキックボクシング団体の中でも最強のキックボクサーとも評される。 他人を瀕死になるまで痛めつけてもヘラヘラしている下卑た人間。 秋田からは「[[八部衆の名刺代わり>ソードマスターヤマト]]」と下っ端扱いだが、 元ミドル級世界ランク持ちのロートルボクサー程度の腕前の相手ならば、軽く一蹴する実力の持ち主である。 秋田も、弱体化したドラゴンヒートの選手達なら沖田1人で8連勝も余裕だと考えていた。 少なくとも前作最序盤時点の[[右京龍也]]ではまるで歯が立たないのは確実((前作最序盤では、龍也は九鬼組構成員3人相手にしただけでボロボロになっていたため、九鬼組下っ端4人を一蹴出来る沖田の敵ではない。))で、何気に主人公の成長ぶりを推し量れるキャラクターである。 キックボクサーらしく前蹴りで距離を測ってくる戦法に加え、極めて発生の早く、 相手を吹っ飛ばす溜め技の踵落とし「アグニ」と、その後の壁ヒート((本作から導入された、壁に叩きつけて怯んだ相手に発動出来るお手軽ヒートアクション))のコンボで多くのプレイヤーを狩りまくった。 ただし、低難易度では全くと言って良い程キャッチ((所謂パリィ・カウンターに相当するアクション))を使用してこないため、一方的にタコ殴りに出来る相手であり、秋田の評も間違っていない。 必殺のヒートアクションは、キャッチやガードをこじ開ける数撃のコンボから発動する、 裏拳のフェイントからロー、ハイキックに繋げる「バックブローキックコンボ」。 威力自体は申し分ない上に、この直前のラッシュもガード・キャッチ不可という まずまず強力な代物なのだが、バグで硬直して動かなくなることがしょっちゅうという根本的な欠陥を抱え込んでいたりする。 } #openclose(show=メテオ鈴木){ #center(){&bold(){30秒は耐えろや?}} #center(){&bold(){瞬殺やと客が怒るからな!}} 龍也の第二試合の相手。本名は木島雅勝。 浅黒い肌に鶏のようなモヒカンが目立つ釣り目のチンピラ。 ヘビー級のルチャドールだが、まるでフライ級のような軽快な空中殺法を得意とする。 一般人の格闘技ファンからは「最近姿を見ないが、今でも本場で通用するだろう数少ない日本人ルチャドール」という評価を得ている。 蒼天堀の中でも一際治安の悪いバーを縄張りにしており、そこで改造銃を1丁10万円で売り捌いている。 この改造銃は殺傷能力の低い悪質な玩具((エアガンに法律上の許容量のガスを詰められるように改造して、人体の表皮を貫く程度の威力でBB弾を撃ち出す))だが、これは万一警察に発覚して逮捕されても、 「自分は確かに、ただのエアガンを10万円で売る詐欺罪は犯した。しかし、違法改造して発砲したのは買った客当人である」 と言い逃れする為の処置であり、かなり周到に動き回っている。 かつて阿修羅の商売敵だった格闘技団体「タイガースゲート」に所属しており、 かつて龍也が9戦目に戦った元ボクシングミドル級世界王者のアイアン嶋を秒殺KOしており、((一応瞬殺劇に理由はあり、阿修羅の派手に演出された試合形式に不慣れだった。ちなみに龍也が嶋に苦戦した原因は、網膜剥離を経験した嶋の為に頭部を一切狙わない手加減をしたため。))前作を含めた選手陣の中でもかなりの実力を誇る。 本作の龍也でさえ、試合自体には勝利したものの、関節を痛める手傷を負う程に苦戦を強いられた。 こいつは高難易度では隙の小さ目の打撃とキャッチを織り交ぜて上手く立ち回るため、何も考えずに打撃をかますと返り討ちに遭いズタボロになる。 必殺のヒートアクションは、猛ダッシュからのタイミングをずらしたスライディングやボディプレス等の虚を突く攻撃から繋げる「デジャブ」。 シリーズ経験者にとっては「ポールダンスの極み」と言う方が分かり易いが、コイツの場合は首を両脚で挟んだ上で 脳天をそのまま直下に叩きつける為、より凶悪になっている。 } #openclose(show=大場庄助){ #center(){&bold(){かぁ…小さいのう}} #center(){&bold(){体で もう勝負はついとるで}} 龍也の第三試合の相手。 かつて黒霧山という四股名を持っていた力士((現実には黒星を連想させるため、大相撲の幟の力士名に黒は使われない))だが、今では髷を結っていないのは無論、身体に大きな刺青を、容貌は現役時とは大きく様変わりした。 しかし、この姿の方がその気性を良く現している。 かつては、角界でガチとされる取組では無敗を誇り、「横綱ですら取組を怖れる」と噂されていた。 その強さが理由かは不明だが、大場本人も「相撲こそ最強の格闘技」と称して誇りに思っている節はある。 現役時代は先述の快進撃を続けたにもかかわらず、賭博と女とその為の借金漬けの生活態度を改める気が欠片も無く、スキャンダルの露見を恐れた親方が強制的に引退させた。 その後、如何わしいバーやクラブのドアマン等の仕事を転々とするうちに芸能界を目指して無茶をする若者を食い物にして大金をせしめるスカウト詐欺を思い付き、 阿修羅加入前からその犯罪に手を染めていた。 スカウト詐欺に併せて、阿修羅と提携する闇金や人身、臓器売買業者への斡旋にも一枚噛んでおり、 作中でも何人かの若者が臓器をぶっこ抜かれる為に海外へ飛ばされた他、 自分がスカウト詐欺で堕とした女も、性奴隷扱いしつつ更なる詐欺の片棒を担がせており、手広くやらかしている。 ドラゴンヒートに通う龍也の後輩、斎藤保も大場が脅して飼っている女詐欺師に惚れてしまい、物の見事に詐欺に引っ掛かるが………… 阿修羅の中でも性質の悪い男だが、それだけに、この大場関連での保のイベントは熱く、このゲームでも屈指の名場面の誕生に一役買っている。 戦闘時は、若干の打撃では怯まない頑丈さだが、強攻撃では普通に怯む。 その上、打撃の速度が遅い分キャッチが容易。攻撃も単発が殆ど。 低難易度だとノーダメ余裕の雑魚である。 ただし、高難易度だと状況は一変。 比較的発生の早い攻撃からコンボに繋げる積極的な立ち回りへと多少変化し、何より攻撃力が大幅強化。 軽い通常攻撃数発が当たっただけでKO不可避の、[[チンピラ先輩>チンピラ(クロヒョウ2)]]もびっくりの綱渡りゲーと化す。 体験版ボスとして登場した仕様上、2種類のヒートアクションを与えられている。 一つ目は、にじり寄りながらも突っ張りから繋げる張り手から繋げる「ぶちかまし下手投げ」。 もう一つは、文字通りの行動の後、四股を踏んで相手の頭を踏み砕く「張り手櫓投げ」。 } #openclose(show=田中一郎){ #center(){&bold(){九鬼組に関係する奴は 誰一人として生かしちゃおかん! 覚悟せえ!}} 龍也の第四試合の相手。 見た目は、どっからどう見ても髭もじゃのクッソ汚いホームレスだが、その正体は腕利きの暗殺者。 蒼天堀のスラムの中でも危険地帯とされる「あしたば公園」に 自分の手下としてホームレスを複数飼うなど、周到さと謎の甲斐性も持ち合わせている。 名前すら持たず誰一人素性を知らない、得体の知れないこの男は、先代九鬼組長に拾われてそのまま暗殺者として属していた。 しかし、人間が血を流して死ぬ姿を見るのが三度の飯より好きな悪癖を抑えきれず、 問題を起こしまくり、遂に身内の九鬼組構成員にすら手を出したことで破門に。 九鬼組に追い込みをかけられて窮地に陥ったところを、田中に利用価値を見出した二岡組に救われ、そのまま二岡のツテで阿修羅入り。 以降も暗殺者として活動し、自分の仕事の前後で嬉しそうな気持ち悪い笑みを浮かべる姿と 仕事の確実性故に、「無名」等と呼ばれて、恐れられていた。 ……とまぁ経歴を書いたが、彼の特徴の前では、堅苦しい上記の内容なぞどうでも良い。 特筆すべきは、そのバトルスタイルだろう。 公式設定では「軍隊格闘技」に精通している、と言う設定だが、これには少々語弊がある。 彼が使ってくるのは「コマンドサンボ」等の月並みな格闘技ではなく、[[&bold(){「セクシーコマンドー」}>セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん]]。 龍也との試合中も、クネクネした柔軟で蠱惑的な動きで龍也を翻弄しつつ、己の鍛えた四肢や[[おっきした愚息で龍也の顔面を打ち抜く妙技>男色ディーノ]]も披露する。 必殺のヒートアクションは、敵に背を向け尻を振る、扇情的な動作で龍也を挑発して攻撃を誘う。 この構えは隙だらけなようで、ゲームの仕様上絶対キャッチ不能な攻撃以外の全てを確実に捕える作中最強のカウンターの構えである。 そのまま不用意に攻撃してきた龍也の片腕を抑えつつ懐に飛び込んで鳩尾に肘打ち、 流れるように鉄槌による金的で怯ませた隙に背後に回りつつ片腕を極めて拘束し、 相手の延髄に&color(RED,BLACK){隠し持った苦無のような暗器を延髄にかます}「凶撃」。どう見ても死にます。 単に苦無を見せて龍也の恐怖する顔を楽しんでいるのかも知れないが。 龍也とは「龍也が勝ったら一連の事件の真相を話す」という約束をして挑み、最終的に高圧電流の通る金網に叩きつけられて敗北を喫した。 龍也は急いで医務室に駆けつけたが、野崎に待ちぼうけを食わされた挙句、 「元々心臓に持病があったようで、あの電気ショックが原因で治療中に死んでしまった」と告げられるのであった((野崎の手で体よく葬られたと推測されるが、この件について真相は定かではない。))。 } #openclose(show=柿崎元){ #center(){&bold(){ガキ同士の仲良しゴッコがつけた傷にしては痛むだろう?}} 龍也の第五試合の相手。リングネームはカズ柿崎。 かつて、アメリカの多くのリングで活躍して名を馳せ、「黄金の拳を持ったグリズリー」という無駄に長い異名を持った人気の総合格闘家だった。 飲酒運転による自損事故で引退を余儀なくされたが、後に野崎の鍼治療によって見事回復、パワーに関しては現役時代以上と言われている。 「整体師野崎先生の施術で復帰した偉大な先輩」として、沖田との戦いで半身不随になりかけた信司に接触して、彼の前でのみ人格者として振る舞い、 「ドラゴンヒート運営の悪質さ」や「引退の原因は事故でなく、かつて試合予定があった右京龍也に闇討ちされたから」等、デマから何から情報を吹きこむ役割を担当。 信司を阿修羅の尖兵として洗脳し、龍也に嗾けた。 出身故に、扱う格闘技は総合格闘技と表記されているが、戦闘スタイルはパンチやスラムが殆どなので、 ゲーム的には剛腕の極みに近い。 必殺のヒートは、大振りの振り下ろし連打を繰り出し、これが当たると発動。 大振りなフックを連続でかまし、止めの一撃を顔面にかまして敵を吹っ飛ばす「グリズリーラッシュ」。 龍也はこの時、信司に前腕を刺された直後で碌なコンディションではなかったが、 後輩を利用した悪質な手口への激怒の中では大した問題ではなく、跳躍踵で華麗に撃破した。 } #openclose(show=品原マサル){ #center(){&bold(){よう ファイトマネーはきっちり貰うぜ?}} 龍也の第六試合の相手。 格闘技に詳しくない人間ですら顔くらいは知っている程の有名人。 元々阿修羅所属のファイターだったが、常勝無敗状態になったためより金を稼げる表の世界へ飛び出していったという、 裏に魑魅魍魎が溢れる世界観では何だか珍しい気がする経歴を持っている。 そんな表舞台で上手くやっている人間だが、タップした相手の関節をアクシデントに見せかけて故意に折るなど阿修羅出身なだけに性根が腐り切っている。 そんな残虐ショーには当然批判もあるが、悪ノリしている層も少なからず居り、 「浪速のボーンクラッシャー」なんてふざけた二つ名も掲げている始末。 戦闘スタイルはほぼ打撃を使ってこず、投げやキャッチによる関節技を主体とする。 こちらから掴んでもすぐ突き放されてしまう為、投げ一辺倒でゴリ押してきたプレイヤーにとっては鬼門になり得るが、 得手不得手がかなり分かれる対戦相手である。 必殺のヒートは、途切れない連続スウェーから掴みにかかり、蛸の様に絡みついて 三角絞め→オモプラッタ→裸絞を流れるように極める「オクトパスサブミッション」 [[真島の兄さん>真島吾朗]]のような高速スウェーではないため、某「連続スィーAA」を思わせるシュールさがあり、掴みを回避するのは容易。 ぶっちゃけこの技はプレイヤーにとってのボーナスタイムである。 龍也との試合時には、唯一龍也のパンチに合わせて腕十字を極め、そのままへし折る確かな実力を見せつけたが、 腕を折られながらもその体勢のまま顔面にパンチを叩きつける龍也の根性全開の荒技の前に敗北。 試合後は、秋田にきっちり報酬を請求したが、 品原有利な状態になるようお膳立てした((この試合と並行して龍也の姉を金城に拉致させ、龍也の精神を乱した。))にもかかわらず敗北しただけでなく、 厚かましく報酬を要求する品原の醜態に対して堪忍袋の緒が切れた秋田によって制裁を受け、 そのままフェードアウトした。 } [[金城風太]] 龍也の第七試合の相手。 阿修羅八部衆の中でも、出番の短さの割にプレイヤーに色んな意味で強烈なインパクトを残した。 どれくらい強烈かと言うと、コイツだけかなり前から個別の項目が存在する程である。 詳細は該当項目 ・その他 [[野崎亮>野崎亮(龍が如く)]] 阿修羅専属の整体師。 詳細は該当項目 *【関係者】 ・鶴見正 CV: 大友龍三郎(クロヒョウ)、大杉漣(クロヒョウ2) 1の時点では警視正((シリーズで言えば、宗像警視監の一つ下の階級))だったがラストで都知事選に出馬。2では当選して都知事となっている。 清濁併せ持ち混沌とした神室町の現状を良しとせず、当人曰くの浄化を目標としている。 当選時から、断固たる決意を持った清廉潔白な人間と喧伝していた。 しかし、1995年の九鬼組と連携してのチャンピオン街地上げや再開発計画の利権にも一枚噛んでいたり、1作目の黒幕と共に汚職に手を出していた。 更に、裏カジノに入り浸ったり、数々の犯罪を繰り返す息子の素行の悪さに目を瞑り、 小遣いも望むままに渡している馬鹿親でもあり、自分に甘く他人に厳しく、潔癖と言うより排他的な人間。 1作目では、龍也との抗争で筒井が過去の犯罪の隠蔽の為に奔走していた時、 彼をスケープゴートにして自分の過去の罪状も全て押し付けることを思いついて、 筒井の懐刀だった新城も懐柔して筒井を嵌め、見事逃げ切ることに成功。 自分が気に喰わない神室町の風俗店や遊戯施設等を一掃して、大々的な再開発をする「神室町べガス計画」に 2012年にようやく着手し、裏工作用の尖兵とする為に二岡組を介して阿修羅と結託するようになった。 しかし、既得権益を神室町に築いている東城会の人間である二岡を後々排除する必要があると考えていんた鶴見は、 二岡の頭越しに阿修羅の野崎と直接やり取りをするようになり、 適当に二岡を殺して縁を切ろうと思っていた頃合いに、一足先に隆昌が2人の間に介入し逆に二岡によって足元を掬われることに。 二岡との会合の盗聴記録という、鶴見を失脚させ得る証拠を入手した隆昌と龍也から何とか盗聴記録だけでも奪い取る方向へ方針を切り替え、隆昌に刺客を差し向けて銃撃し、佐伯を引き連れて龍也と対峙。 しかし、佐伯共々龍也に返り討ちに遭った上に、真意を晒した野崎に嵌められ醜態を晒し、社会的にも抹殺されてしまう。 完全に奈落の底に叩き落されたことで錯乱した鶴見は、そのままミレニアムタワー屋上から飛び降り自殺してしまった。 &DEL(){やはりミレニアムタワーは呪われている。} ・佐伯淳 鶴見が警察に所属していた頃からの部下で、今では都知事秘書。 蛇の様な容貌のスキンヘッドの男。鶴見の汚れ仕事担当でもあり、九鬼隆太郎を襲撃、死においやった張本人である。 鶴見曰く、「剣術の世界大会((これは存在しないに等しいので、剣道世界大会のことと思われる))で優勝したこともあり、龍也なぞ比べものにならない実力」とのことだったが、 実際に龍也と戦った結果は返り討ち。しかも、「阿修羅八部衆の方がマシ」と吐き捨てられる始末だった。 ゲームとしては、最終盤のボスだけあって流石に秋田以外の八部衆よりは高レベル。 まず日本刀を所持した状態で仕掛けて来るが、ゲームの仕様上モーションは限られており、剣術家と戦っている感は無い。 そして、本編同様、刃物で斬られたからと言って即死する訳ではない。 しかし、日本刀を所持している間は、掴み投げやキャッチが無効で、打撃でも軽くノックバックする程度でダウンはしない仕様。 日本刀の振りや発生は速めでガードも受け付けない。 そのため、手数の多いコンボ重視のスタイルなら、一方的に殴れる雑魚と化すが、スタイルの選択を誤ると詰みゲーに限りなく近い怪人に化ける。 ある程度ダメージを与えると日本刀を手放して失うQTEが発生し、素手の戦いに移行。 こちらからが本番で、手刀をメインに立ち回る手数が多い古武術で攻める。 ヒートアクションは、アクロバティックなラッシュからの「裂空乱舞」。内容はざっくり言えば、餓狼伝の虎王。 龍也にKOされた後の顛末については不明だが、 全てが終わった後に現場に踏み込んできた竹中刑事に逮捕されたものと思われる。 追記修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 沖田の声は主題歌歌った縁でHAN-KUNだったんだよな。 -- 名無しさん (2016-11-28 23:20:11) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/11/28 (月) 00:17:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 阿修羅とは、クロヒョウ2龍が如く新章 阿修羅編 に登場する地下格闘技団体である。 #contents *【概要】 2010年頃に純粋な格闘団体として、当初10人程度の小規模なメンバーが発足したこの団体は、僅か2年間のうちに所属構成員100人以上の組織へと膨れ上がった。 そしてそれと同時に、格闘技団体から極めて悪質な所謂半グレの犯罪者集団へと豹変した。 関西を拠点とするこの組織の主な収入源は、格闘技の試合とそれによる賭博。 密かに財界人にも愛好者が居り、ネット中継も人気を博していた2012年頃には、主業の(違法)興業だけでも莫大な収益を上げていた。 しかし、それ以上に阿修羅の組織基盤を支えるのは、先述の通り副業(だった筈)の犯罪行為だった。 暴行や殺人、恐喝、誘拐、人身及び臓器売買の斡旋、各種詐欺、闇金融業者との提携、銃火器の密売等、 CEROの都合で扱えないのだろう[[白いクスリ]]を除けば、作中で手を染めていない犯罪行為は存在しないと言って良い。 海外のギャング組織のように、確立された周到な手口で次々と手を染めている。 法の網を掻い潜るために方策や撤収の手筈は十分に整えた上で実行しているため、下っ端の実行犯すら長期刑を喰らう危険性を抑えている。 これは、元々犯罪行為に手を染めてノウハウを培った輩をスカウトして取り込んでいるお陰でもあるが、最大の要因はまた別で、預言者として畏怖される男にある。 この躍進の立役者であるその預言者の存在によって構築した関西政財界とのパイプは極めて太く、そのコネこそが阿修羅の成長と暴走を助長させている原因でもある。 まず、本拠地用に郊外のとある超高層ビルの最上階と屋上をまるごと貸し切っている。 更に、この超高層ビルへの移動ルートとして、蒼天堀地下に存在する旧日本軍の地下壕の使用が出来る。 この地下壕は都市伝説レベルのもので一般人は存在すら知らないが、財界人から使用の許可が下りている。 関西には極道組織・[[近江連合]]が既に存在するのだが、流石に近江連合といざ抗争になれば阿修羅にはまず勝ち目が無いため、阿修羅の下っ端構成員などは近江連合の名前を聞いただけで裸足で逃げ出す。 しかし、近江連合の方も、既に警察上層部の一部の人間の援助を受けるまでに成長したこの新参組織の全容を図りかねており、2012年当時は基本的に相互不干渉を決め込んでいた。 *【作中での顛末】 2012年、東城会直参の二岡組組長と提携して神室町に進出。 神室町を拠点として、関東で同業者として高い知名度を誇っていた[[ドラゴンヒート>ドラゴンヒート(クロヒョウ)]]に対して、 「神室町の若者達を次々と襲撃して、ドラゴンヒートのファイター候補を虱潰しにしていく」 という手段で宣戦布告した。 ドラゴンヒートで九鬼組が更生させようとしていた行き場のない不良達が相手なら、阿修羅が幾ら襲おうが警察が本気で介入することも無く、神室町は何時もの無法ぶりに更に拍車がかかっていた。 そして、若者達の襲撃行為の中止を条件に、ドラゴンヒートの代表と阿修羅の代表による8本先取の勝ち抜き形式の勝負を持ちかけ、 阿修羅が勝利した暁にはドラゴンヒートの経営者である九鬼組の土地の権利書を譲渡するよう迫り、神室町の不良達を人質にしてこの条件を呑ませた。 この8戦勝負と言うのは、後述の「阿修羅八部衆」を総動員することが前提の人数である。 この時期のドラゴンヒートは大量の人材流出によるどん底から立ち直ろうと新人育成を始めたばかりで、精鋭揃いで有名な八部衆に対抗出来る戦力なぞ全く居ない。 九鬼の無条件降伏か阿修羅側のストレート勝ちは避けられない。 誰もがそう思っていた最中に、[[右京龍也]]が参戦したことで状況は一変。 阿修羅八部衆は皆敗北した。 ……しかし、このドラゴンヒートを賭けた一連の試合は、二岡組長と彼が裏で手を結んでいた黒幕達が、東城会への目くらましとして用意したパフォーマンスに過ぎなかった。 一連のパフォーマンスの裏に隠した真の狙いは、黒幕の一人である鶴見都知事が目論む計画、神室町一帯を都市型カジノへと刷新する「神室町べガス」建設支援の為の地ならしである。 神室町を実質的に支配しているのは東城会幹部連だが、 「単に長年の因縁があった九鬼と二岡の小競り合いに過ぎず、その過程で二岡が阿修羅を動員しただけ。所詮火遊びの範疇だから、賭け試合でシノギにもなるなら、好きにやらせれば良い。」 と彼等に信じ込ませることで、東城会による介入の動きを鈍らせて、その間に阿修羅の手で神室町の治安を更に悪化させた。 この工作活動によって「極道による揉め事は神室町恒例行事だったが、それ以外の厄介事も増えて、治安悪化がより目立つ」状況を演出して、治安改善の為なら不自由も止む無しと都民が容認する世論を醸成する。 この策でもって、都知事直轄の自警部隊「神室保安隊」の導入という施策を世間を受け入れやすくなるよう仕向けることが目的だった。 また、物語全体を通して、阿修羅の暴走や単なる二岡組のシノギとしての取り立てに見せかけて、神室町内の[[地上げ]]も遂行。未来の神室町べガスの為に必要な土地を着々と確保していった。 ドラゴンヒートを賭けの対象にしたのは上記の対東城会用の目くらましだけが理由ではなく、「九鬼組事務所のあるドラゴンヒートの真上も、神室町べガスに必須だったから」というのもある。 阿修羅八部衆と繰り広げる激闘を尻目に、鶴見都知事は上記の策を着々と進行させた。 そして遂に、神室町べガス計画の為の前準備である、神室保安隊の導入とお披露目でもある一斉摘発までは予定通りに完了してしまった。 加えて、九鬼組にも警察のガサ入れと見せかけて手駒を送り込み、ドラゴンヒートの土地の権利書を盗み出すことにも成功。 阿修羅首魁と鶴見都知事の思惑通りにコトは運び、試合に勝って勝負に負けた状態に陥った龍也達ドラゴンヒート陣営は実質的に完全敗北を喫した。 このまま黒幕達の計画が順調に進捗し続けるかと思われた。 だが、ここからドラゴンヒート側の逆転攻勢が始まる。 東城会を欺く為に短期決戦を狙った二岡組の無理な地上げへの不満に目を付けた九鬼組組長・九鬼隆昌が奔走して、神室町の一般市民に呼び掛けて、二岡組をはじめ背後に潜む東京都へ訴訟を起こす予想外の事態を起こした。 寝耳に水の二岡は東城会幹部連による制裁を恐れ、鶴見と早々に手を切る翻意を決意。 幹部会での口添えを交換条件に、隆昌と龍也に二岡と鶴見の会合の盗聴記録が流出した。 盗聴記録の流出に勘付いた鶴見は刺客をけしかけて盗聴記録の入ったUSBを所持する隆昌を襲撃するも暗殺は失敗、USBは龍也の手に渡った。 龍也はミレニアムタワー屋上でドラゴンヒートの土地の権利書と盗聴記録の交換を持ちかけたが、両者の間で交渉が決裂。 格闘戦のみならず発砲騒ぎに発展し、鶴見都知事と、この場に居合わせた阿修羅首魁が死亡する事態となった。 この一連の騒動によって、格闘技団体としての求心力が落ちただけでなく、八部衆頭目である秋田を含めた阿修羅の心臓と頭脳を一遍に失ってしまった。 作中で行く末を語られることはなかったが、最早組織としての体を保てずに解散への一途を辿ると思われる。 *【主要メンバー】 ・阿修羅八部衆 阿修羅の中でも突出した実力を持つ、8人の所属選手達。 メタ的に言えば「クロヒョウ2」における、チャプター毎のボスキャラクターである。 [[秋田靖人>秋田靖人(龍が如く)]] 阿修羅八部衆の頭目。 阿修羅との対抗試合八戦における龍也の最後の相手。 「鬼狩りの秋田」という異名とつけられ、蒼天堀の若者との喧嘩では無敗で知られる。 このシリーズでもかなりの年齢不詳な顔だちで、まだ20歳そこそこの若者にもかかわらず 「郷田龍司の生き別れの兄」などとウソ設定すら信じかねない程老け込んでいて貫録がある。 詳細は該当項へ #openclose(show=沖田忍){ #center(){&bold(){10連勝の生ける伝説だって?}} #center(){&bold(){だったらオレがブッ殺して 本当の伝説にしてやるよ}} 龍也の第一試合の相手。 乱立するキックボクシング団体の中でも最強のキックボクサーとも評される。 他人を瀕死になるまで痛めつけてもヘラヘラしている下卑た人間。 秋田からは「[[八部衆の名刺代わり>ソードマスターヤマト]]」と下っ端扱いだが、元ミドル級世界ランク持ちのロートルボクサー程度の腕前の相手ならば、軽く一蹴する実力の持ち主である。 秋田も、弱体化したドラゴンヒートの選手達なら沖田1人で8連勝も余裕だと考えていた。 少なくとも前作最序盤時点の[[右京龍也]]ではまるで歯が立たないのは確実((前作最序盤では、龍也は九鬼組構成員3人相手にしただけでボロボロになっていたため、九鬼組下っ端4人を一蹴出来る沖田の敵ではない。))で、何気に主人公の成長ぶりを推し量れるキャラクターである。 キックボクサーらしく前蹴りで距離を測ってくる戦法に加え、極めて発生の早く、 相手を吹っ飛ばす溜め技の踵落とし「アグニ」と、その後の壁ヒート((本作から導入された、壁に叩きつけて怯んだ相手に発動出来るお手軽ヒートアクション))のコンボで多くのプレイヤーを狩りまくった。 ただし、低難易度では全くと言って良い程キャッチ((所謂パリィ・カウンターに相当するアクション))を使用してこないため、一方的にタコ殴りに出来る相手であり、秋田の評も間違っていない。 必殺のヒートアクションは、キャッチやガードをこじ開ける数撃のコンボから発動する、裏拳のフェイントからロー、ハイキックに繋げる「バックブローキックコンボ」。 威力自体は申し分ない上に、この直前のラッシュもガード・キャッチ不可というまずまず強力な代物。 ……なのだが、バグで硬直して動かなくなることがしょっちゅうという根本的な欠陥を抱え込んでいたりする。 } #openclose(show=メテオ鈴木){ #center(){&bold(){30秒は耐えろや?}} #center(){&bold(){瞬殺やと客が怒るからな!}} 龍也の第二試合の相手。本名は木島雅勝。 浅黒い肌に鶏のようなモヒカンが目立つ釣り目のチンピラ。 ヘビー級のルチャドールだが、まるでフライ級のような軽快な空中殺法を得意とする。 一般人の格闘技ファンからは「最近姿を見ないが、今でも本場で通用するだろう数少ない日本人ルチャドール」という評価を得ている。 蒼天堀の中でも一際治安の悪いバーを縄張りにしており、そこで改造銃を1丁10万円で売り捌いている。 この改造銃は殺傷能力の低い悪質な玩具((エアガンに法律上の許容量のガスを詰められるように改造して、人体の表皮を貫く程度の威力でBB弾を撃ち出す))だが、これは万一警察に発覚して逮捕されても、 「自分は確かに、ただのエアガンを10万円で売る詐欺罪は犯した。しかし、違法改造して発砲したのは買った客当人である」 と言い逃れする為の処置であり、かなり周到に動き回っている。 かつて阿修羅の商売敵だった格闘技団体「タイガースゲート」に所属しており、かつて龍也が9戦目に戦った元ボクシングミドル級世界王者のアイアン嶋を、鈴木は秒殺KOで下したこともある((一応瞬殺劇に理由はあり、阿修羅の派手に演出された試合形式に不慣れだった。ちなみに龍也が嶋に苦戦した原因は、網膜剥離を経験した嶋の為に頭部を一切狙わない手加減をしたため。))。 前作を含めた選手陣の中でもかなりの実力を誇り、本作の龍也でさえ、試合自体には勝利したものの関節を痛める手傷を負う程に苦戦を強いられた。 こいつは高難易度では隙の小さ目の打撃とキャッチを織り交ぜて上手く立ち回るため、何も考えずに打撃をかますと返り討ちに遭いズタボロにされる。 必殺のヒートアクションは、猛ダッシュからのタイミングをずらしたスライディングやボディプレス等の虚を突く攻撃から繋げる「デジャブ」。 シリーズ経験者にとっては「ポールダンスの極み」と言う方が分かり易いが、コイツの場合は首を両脚で挟んだ上で脳天をそのまま直下に叩きつける為、より凶悪になっている。 } #openclose(show=大場庄助){ #center(){&bold(){かぁ…小さいのう}} #center(){&bold(){体で もう勝負はついとるで}} 龍也の第三試合の相手。 かつて黒霧山という四股名を持っていた力士((現実には黒星を連想させるため、大相撲の幟の力士名に黒は使われない))だが、今では髷を結っていないのは無論、身体に大きな刺青を、容貌は現役時とは大きく様変わりした。 しかし、この姿の方がその気性を良く現している。 かつては、角界でガチとされる取組では無敗を誇り、「横綱ですら取組を怖れる」と噂されていた。 その強さが理由かは不明だが、大場本人も「相撲こそ最強の格闘技」と称して誇りに思っている節はある。 現役時代は先述の快進撃を続けたにもかかわらず、賭博と女とその為の借金漬けの生活態度を改める気が欠片も無く、スキャンダルの露見を恐れた親方が強制的に引退させた。 その後、如何わしいバーやクラブのドアマン等の仕事を転々とするうちに芸能界を目指して無茶をする若者を食い物にして大金をせしめるスカウト詐欺を思い付き、阿修羅加入前からその犯罪に手を染めていた。 スカウト詐欺に併せて、阿修羅と提携する闇金や人身、臓器売買業者への斡旋にも一枚噛んでいる。 作中でも何人かの若者が臓器をぶっこ抜かれる為に海外へ飛ばされた他、自分がスカウト詐欺で堕とした女も性奴隷扱いしつつ更なる詐欺の片棒を担がせており、手広くやらかしている。 ドラゴンヒートに通う龍也の後輩、斎藤保も大場が脅して飼っている女詐欺師に惚れてしまい、物の見事に詐欺に引っ掛かるが………… 阿修羅の中でも性質の悪い男だが、それだけに、この大場関連での保のイベントは熱く、このゲームでも屈指の名場面の誕生に一役買っている。 戦闘時は、若干の打撃では怯まない頑丈さだが、強攻撃では普通に怯む。 その上、打撃の速度が遅い分キャッチが容易。攻撃も単発が殆ど。 低難易度だとノーダメ余裕の雑魚である。 ただし、高難易度だと状況は一変。 比較的発生の早い攻撃からコンボに繋げる積極的な立ち回りへと多少変化し、何より攻撃力が大幅強化。 軽い通常攻撃数発が当たっただけでKO不可避の、[[チンピラ先輩>チンピラ(クロヒョウ2)]]もびっくりの綱渡りゲーと化す。 体験版ボスとして登場した仕様上、2種類のヒートアクションを与えられている。 一つ目は、にじり寄りながらも突っ張りから繋げる張り手から繋げる「ぶちかまし下手投げ」。 もう一つは、文字通りの行動の後、四股を踏んで相手の頭を踏み砕く「張り手櫓投げ」。 } #openclose(show=田中一郎){ #center(){&bold(){九鬼組に関係する奴は 誰一人として生かしちゃおかん! 覚悟せえ!}} 龍也の第四試合の相手。 見た目は、どっからどう見ても髭もじゃのクッソ汚いホームレスだが、その正体は腕利きの暗殺者。 蒼天堀のスラムの中でも危険地帯とされる「あしたば公園」に住むホームレス達を自分の手下として複数飼うなど、周到さと謎の甲斐性も持ち合わせている。 名前すら持たず誰一人素性を知らない、得体の知れないこの男は、先代九鬼組長に拾われてそのまま暗殺者として属していた。 しかし、人間が血を流して死ぬ姿を見るのが三度の飯より好きな悪癖を抑えきれず、問題を起こしまくり、遂に身内の九鬼組構成員にすら手を出したことで破門に。 九鬼組に追い込みをかけられて窮地に陥ったところを、田中に利用価値を見出した二岡組に救われ、そのまま二岡のツテで阿修羅入り。 以降も暗殺者として活動し、自分の仕事の前後で嬉しそうな気持ち悪い笑みを浮かべる姿と仕事の確実性故に、「無名」等と呼ばれて、恐れられていた。 ……とまぁ経歴を書いたが、彼の特徴の前では、堅苦しい上記の内容なぞどうでも良い。 特筆すべきは、そのバトルスタイルだろう。 公式設定では「軍隊格闘技」に精通している、と言う設定だが、これには少々語弊がある。 彼が使ってくるのは「コマンドサンボ」等の月並みな格闘技ではなく、[[&bold(){「セクシーコマンドー」}>セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん]]。 龍也との試合中も、クネクネした柔軟で蠱惑的な動きで龍也を翻弄しつつ、己の鍛えた四肢や[[おっきした愚息で龍也の顔面を打ち抜く妙技>男色ディーノ]]も披露する。 必殺のヒートアクションは、敵に背を向け尻を振る、扇情的な動作で龍也を挑発して攻撃を誘う。 この構えは隙だらけなようで、ゲームの仕様上絶対キャッチ不能な攻撃以外の全てを確実に捕える作中最強のカウンターの構えである。 そのまま不用意に攻撃してきた龍也の片腕を抑えつつ懐に飛び込んで鳩尾に肘打ち、 流れるように鉄槌による金的で怯ませた隙に背後に回りつつ片腕を極めて拘束し、 相手の延髄に&color(RED,BLACK){隠し持った苦無のような暗器を延髄にかます}「凶撃」。どう見ても死にます。 単に苦無を見せて龍也の恐怖する顔を楽しんでいるのかも知れないが。 龍也とは「龍也が勝ったら一連の事件の真相を話す」という約束をして挑み、最終的に高圧電流の通る金網に叩きつけられて敗北を喫した。 龍也は急いで医務室に駆けつけたが、野崎に待ちぼうけを食わされた挙句、 「元々心臓に持病があったようで、あの電気ショックが原因で治療中に死んでしまった」と告げられるのであった((野崎の手で体よく葬られたと推測されるが、この件について真相は定かではない。))。 } #openclose(show=柿崎元){ #center(){&bold(){ガキ同士の仲良しゴッコがつけた傷にしては痛むだろう?}} 龍也の第五試合の相手。リングネームはカズ柿崎。 かつて、アメリカの多くのリングで活躍して名を馳せ、「黄金の拳を持ったグリズリー」という無駄に長い異名を持った人気の総合格闘家だった。 飲酒運転による自損事故で引退を余儀なくされたが、後に野崎の鍼治療によって見事回復、パワーに関しては現役時代以上と言われている。 「整体師野崎先生の施術で復帰した偉大な先輩」として、沖田との戦いで半身不随になりかけた信司に接触して、彼の前でのみ人格者として振る舞い、 「ドラゴンヒート運営の悪質さ」や「引退の原因は事故でなく、かつて試合予定があった右京龍也に闇討ちされたから」等、デマから何から情報を吹きこむ役割を担当。 信司を阿修羅の尖兵として洗脳し、龍也に嗾けた。 出身故に、扱う格闘技は総合格闘技と表記されているが、戦闘スタイルはパンチやスラムが殆どなので、 ゲーム的には剛腕の極みに近い。 必殺のヒートは、大振りの振り下ろし連打を繰り出し、これが当たると発動。 大振りなフックを連続でかまし、止めの一撃を顔面にかまして敵を吹っ飛ばす「グリズリーラッシュ」。 龍也はこの時、信司に前腕を刺された直後で碌なコンディションではなかったが、後輩を利用した悪質な手口への激怒の中では大した問題ではなく、跳躍踵で華麗に撃破した。 } #openclose(show=品原マサル){ #center(){&bold(){よう ファイトマネーはきっちり貰うぜ?}} 龍也の第六試合の相手。 格闘技に詳しくない人間ですら顔くらいは知っている程の有名人。 元々阿修羅所属のファイターだったが、常勝無敗状態になったためより金を稼げる表の世界へ飛び出していったという、裏に魑魅魍魎が溢れる世界観では何だか珍しい気がする経歴を持っている。 そんな表舞台で上手くやっている人間だが、タップした相手の関節をアクシデントに見せかけて故意に折るなど阿修羅出身なだけに性根が腐り切っている。 そんな残虐ショーには当然批判もあるが、悪ノリしている層も少なからず居り、「浪速のボーンクラッシャー」なんてふざけた二つ名も掲げている始末。 戦闘スタイルはほぼ打撃を使ってこず、投げやキャッチによる関節技を主体とする。 こちらから掴んでもすぐ突き放されてしまう為、投げ一辺倒でゴリ押してきたプレイヤーにとっては鬼門になり得るが、得手不得手がかなり分かれる対戦相手である。 必殺のヒートは、途切れない連続スウェーから掴みにかかり、蛸の様に絡みついて 三角絞め→オモプラッタ→裸絞を流れるように極める「オクトパスサブミッション」 [[真島の兄さん>真島吾朗]]のような高速スウェーではないため、某「連続スィーAA」を思わせるシュールさがあり、掴みを回避するのは容易。 ぶっちゃけこの技はプレイヤーにとってのボーナスタイムである。 龍也との試合時には、唯一龍也のパンチに合わせて腕十字を極め、そのままへし折る確かな実力を見せつけたが、腕を折られながらもその体勢のまま顔面にパンチを叩きつける龍也の根性全開の荒技の前に敗北。 試合後は、秋田にきっちり報酬を請求したが、品原有利な状態になるようお膳立てした((この試合と並行して龍也の姉を金城に拉致させ、龍也の精神を乱した。))にもかかわらず敗北しただけでなく、厚かましく報酬を要求する品原の醜態に対して堪忍袋の緒が切れた秋田によって制裁を受け、そのままフェードアウトした。 } [[金城風太]] 龍也の第七試合の相手。 阿修羅八部衆の中でも、出番の短さの割にプレイヤーに色んな意味で強烈なインパクトを残した。 どれくらい強烈かと言うと、コイツだけかなり前から個別の項目が存在する程である。 詳細は該当項目 ・その他 [[野崎亮>野崎亮(龍が如く)]] 阿修羅専属の整体師。 詳細は該当項目 *【関係者】 ・鶴見正 CV: 大友龍三郎(クロヒョウ)、大杉漣(クロヒョウ2) 1の時点では警視正((シリーズで言えば、宗像警視監の一つ下の階級))だったがラストで都知事選に出馬。2では当選して都知事となっている。 清濁併せ持ち混沌とした神室町の現状を良しとせず、当人曰くの浄化を目標としている。 当選時から、断固たる決意を持った清廉潔白な人間と喧伝していた。 しかし、1995年の九鬼組と連携してのチャンピオン街地上げや再開発計画の利権にも一枚噛んでいたり、1作目の黒幕と共に汚職に手を出していた。 更に、裏カジノに入り浸ったり、数々の犯罪を繰り返す息子の素行の悪さに目を瞑り、小遣いも望むままに渡している馬鹿親でもあり、自分に甘く他人に厳しく、潔癖と言うより排他的な人間。 1作目では、龍也との抗争で筒井が過去の犯罪の隠蔽の為に奔走していた時、彼をスケープゴートにして自分の過去の罪状も全て押し付けることを思いついて、筒井の懐刀だった新城も懐柔して筒井を嵌め、見事逃げ切ることに成功。 自分が気に喰わない神室町の風俗店や遊戯施設等を一掃して、大々的な再開発をする「神室町べガス計画」に2012年になってようやく着手。 裏工作用の尖兵とする為に二岡組を介して阿修羅と結託するようになった。 しかし、既得権益を神室町に築いている東城会の人間である二岡を後々排除する必要があると考えていんた鶴見は、二岡の頭越しに阿修羅の野崎と直接やり取りをするように。 邪魔になった二岡を適当に殺して縁を切ろうと思っていた頃合いに、一足先に隆昌が2人の間に介入し、逆に二岡によって足元を掬われることに。 二岡との会合の盗聴記録という、鶴見を失脚させ得る証拠を入手した隆昌と龍也から何とか盗聴記録だけでも奪い取る方向へ方針を切り替え、隆昌に刺客を差し向けて銃撃し、佐伯を引き連れて龍也と対峙。 しかし、佐伯共々龍也に返り討ちに遭った上に、真意を晒した野崎に嵌められ醜態を晒し、社会的にも抹殺されてしまう。 完全に奈落の底に叩き落されたことで錯乱した鶴見は、そのままミレニアムタワー屋上から飛び降り自殺してしまった。 &DEL(){やはりミレニアムタワーは呪われている。} ・佐伯淳 鶴見が警察に所属していた頃からの部下で、今では都知事秘書。 蛇の様な容貌のスキンヘッドの男。鶴見の汚れ仕事担当でもあり、九鬼隆太郎を襲撃、死においやった張本人である。 鶴見曰く、「剣術の世界大会((これは存在しないに等しいので、剣道世界大会のことと思われる))で優勝したこともあり、龍也なぞ比べものにならない実力」とのことだったが、実際に龍也と戦った結果は返り討ち。 しかも、「阿修羅八部衆の方がマシ」と吐き捨てられる始末だった。 ゲームとしては、最終盤のボスだけあって流石に秋田以外の八部衆よりは高レベル。 まず日本刀を所持した状態で仕掛けて来るが、ゲームの仕様上鉄パイプで殴るモーションと違いが無いので、剣術家と戦っている感は無い。 そして、本編同様、刃物で斬られたからと言って即死する訳ではない。 しかし、日本刀を所持している間は、掴み投げやキャッチが無効で、打撃でも軽くノックバックする程度でダウンはしない仕様。 日本刀の振りや発生は速めでガードも受け付けない。 そのため、手数の多いコンボ重視のスタイルで戦えば一方的に殴れるサンドバッグ雑魚と化すが、投げ主体等のスタイルの選択を誤ると詰みゲーに限りなく近い怪人に化ける。 ある程度ダメージを与えると日本刀を手放して失うQTEが発生し、素手の戦いに移行。 こちらからが本番で、手刀をメインに立ち回る手数が多い古武術で攻める。 ヒートアクションは、アクロバティックなラッシュからの「裂空乱舞」。内容はざっくり言えば、餓狼伝の虎王。 龍也にKOされた後の顛末については不明だが、全てが終わった後に現場に踏み込んできた竹中刑事に逮捕されたものと思われる。 追記修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 沖田の声は主題歌歌った縁でHAN-KUNだったんだよな。 -- 名無しさん (2016-11-28 23:20:11) #comment #areaedit(end) }

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