バッドエンド

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&font(#6495ED){登録日}:2010/02/13 Sat 23:24:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 86 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,20){バッドエンド(BAD END)}} #contents() *概要 物語が不幸な結末で終わる事。または[[正しい終わり方>トゥルーエンド]]ではないEDを迎える事。 フィクションの王道である[[ハッピーエンド]]の対となる終わり方。 前者は余りにも悲惨な終わり方をした場合に使われ、ゲーム以外の作品にも使われる。 基本的に主人公が死ぬ物語は悲劇やバッドエンドに分類されるが、もちろん例外もたくさんある。比較的有名な例としては絵本『[[100万回生きたねこ]]』か。 「実はバッドエンドではない」「周囲としてはバッドエンドだが本人としてはハッピーエンド」「エンディングの本質は悲惨さではない」なんてものは意外と多い。 主要キャラクターが死亡して終わる「デッドエンド」についても、特に主人公が死ぬものはバッドエンドと捉えられやすいが、 そのキャラクターが死亡したことは確かに当人やその周囲の親しい人間にとっては悲劇ではあるが、 その死によって他の仲間や世界が救われ、物語としてはハッピーエンドを迎えたりすることもあるので、一概にデッドエンド=バッドエンドとは言えないだろう。 中には&font(#0000ff){「ハッピーに見えて最後までやると実はバッドだった」} &font(#0000ff){「ハッピーに見えて冷静に考えると、実際は何も解決してない、むしろ主人公達の行動が深刻な問題の火種をまいている」} というハイレベルなものもある。 このパターンは「メリーバッドエンド」と呼ばれることもある。 有名作品だと、 #co(){この2作についてはここに当てはまるように読み取り辛いのでコメントアウト。戻すならここか作品の項目で補足欲しいです。 ・[[もののけ姫]] ・[[トイ・ストーリー]] } ・[[風の谷のナウシカ(漫画)]] ・[[僕のヒーローアカデミア]]の「神野の悪夢」 ・[[Re:ゼロから始める異世界生活]]の「カララギ√」(「ナツキ・レム」) などがこれらのパターンに該当する。 トゥルーエンドに設定されている作品も少なくない。 この他、大多数にとっては悲劇でも当事者が概ね満足しているなど、視点を変えれば解釈の変わる結末も「メリーバッドエンド」と呼ばれる事もある。 例としてアンデルセンの『[[マッチ売りの少女]]』は、「マッチ売りの少女が誰にも買ってもらえず、家にも帰れないまま衰弱死した」という展開だけ見れば悲劇的だが、 その最期は「マッチの火に見た、優しかった祖母の幻に抱きしめられながら天国に召される」という、少女当人にとっては幸せなものだったことが語られている。 なお誤解されやすいが、同作者の『人魚姫』は主人公の人魚姫が空気の精霊に転生して王子達の結婚を祝福し新しい人生を歩みだすラストで、 先輩の空気の精霊が「悲しむと願いが叶うのが遅くなる(要約)」説明している所を見る限り、夢を目指し前向きに歩んでいくオチである。 こちらも同じく有名作品を例を挙げると、 ・[[秒速5センチメートル]] ・[[天気の子]] ・トイ・ストーリー4 ・[[カーズ/クロスロード]] などが該当する。 またバッドエンドとなった作品を続編等で補完しハッピーエンドにする場合もあるが、その場合は大抵賛否両論が巻き起こる。 「あの[[(ザクの)パイロット>バーナード・ワイズマン]]は奇跡的に一命を取り留めたようだよ」((ただこのセリフが出てくる作品では、作者が『三流のハッピーエンド』になってしまうのをわかったうえで、アニメで涙したファンのために、あえてこうしたというエピソードがある)) これ以外にもバッドエンドになりやすい場合としては、既存作品のスピンオフとして展開される前日譚等が挙げられる。 ただ、前日譚である以上、&bold(){ハッピーエンドで終わってしまっては原作本編に辿り着けなくなる}こともあるので、致し方ない面もある。 連載作品の場合、時には作者の意図しない形で作品がバッドエンドになることもある。 「主人公が死んでしまうが仲間により復活する」という話を予定していたのに、主人公が死んだ時点で[[打>打ち切り(漫画)]][[ち>打ち切り(テレビ番組)]][[切>打ち切り(海外ドラマ・ラジオ番組)]][[り>打ち切り(ライトノベル)]]が決定してしまい、 結果、読者からは主人公が死ぬバッドエンドと認識されてしまうような場合等がそれである。 ほとんどの場合は[[無理矢理にでも話を終わらせる>ソードマスターヤマト]]形で話を畳むが、展開的にどうあがいても少ない話数を畳めなかったり、 作者が急逝して物理的にこれ以上話を進ませることができなくなった場合は投げっぱなしエンドになってしまう。 近年では[[ソーシャルゲーム]]の[[サービス終了]]にそういった事例を多く見かけるだろう。 [[間違えやすいカタカナ英単語]]にもある通り、非常に間違われやすいが、バッ“ド”エンドである。 そしてシナリオライターが稀に患うバッドエンド的終わり方しか作れなくなる&font(#ff0000){「バッドエンド症候群」}と言う疾病がある。 ***◎バッドエンド症候群罹患者 ○石ノ森章太郎(※ストーリーも自分で書いた作品のみ) ○梶原一騎 ○[[首藤剛志]] ○野島伸司 ○[[Revo]] ○雪野みなと ○ダーレン・アロノフスキー ***◎元・バッドエンド症候群罹患者 ○[[富野由悠季]] ○CLAMP ○タイトー ○[[鬼頭莫宏]] ○[[虚淵玄]] *バッドエンド作品の一覧 一応&color(#F54738){ネタバレ注意}。 ゲーム作品のバッドエンドについては[[バッドエンド(ゲーム)]]を参照のこと。 #openclose(show=文学作品){ #areaedit() 【外国文学】 //○[[人魚姫]] //恐らく&bold(){世界一有名}なバッドエンド作品(一応「転生出来るかも」という救いがあるが)。報われない一途な恋心。 //ディズニーの手によるリメイク作『リトルマーメイド』ではハッピーエンドに改変されたが、賛否両論。 //↑人魚姫は「できるかも」じゃなく転生してます(一部のアレンジ訳ではラストがカットされているのがあるが原作は転生後のシーンがある)。ラストの空気の精霊の「(魂を得る願いは)微笑めば早く嘆けば遅くなる(要約)」というセリフや本人が王子達を祝福して去っていく描写からむしろグッドとまではいかなくても十分ハッピーではないかと…まあ家族と別れていますがそれは王子と結ばれても同じだったし。 ○フランダースの犬 世界的に有名な作品。だがネロとパトラッシュが天に召されるシーンしか知らない人も多いと思われる。 唯一の肉親である祖父の死をきっかけにネロの感情の起伏が少なくなり、加えて一部の周囲の大人たちから「甘えるな」と言わんばかりに冷たくあしらわれるなど、鬱展開の要素も強い(アニメ版では特に顕著)。 アニメ版では最後に「ネロとパトラッシュは苦しみの無い、大好きな母や祖父がいる遠い世界へと旅立って行きました(意訳)」と、メリーバッドエンドと取れるようなナレーションが入る。 舞台となった村はベルギーに実在するが、地元住民からの評価は最悪…というより空気扱いで、イギリス人作家がベルギーを舞台に書いた作品だがイギリス・ベルギーの双方で知名度は低く、 「マイナーな児童文学が日本で大ヒットした理由とは」というドキュメンタリーの題材になったほど。現在では日本人観光客の問い合わせが多かったため一応銅像を作ってみたりはしているが。 2015年にはアニメ版最終話のその後の出来事を独自の解釈で描いた映画『[[天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~]]』が公開された。 ○運命の道 O・ヘンリーの短編小説。 彼の作品はハッピーエンドな作品が多いが、この作品はかなりのバッドエンドである。 詩人としての成功を求めてパリへ向かう青年の目の前で左右2つに分かれる道。 右に進むか、それとも左か、はたまた通ってきた道を戻って田舎に帰るか。 御丁寧に3つそれぞれの選択肢を選んだ結果どうなるかが分岐して描かれているがその結果は…。 ○ノートルダム・ド・パリ 純粋ゆえに不純な男達に翻弄された末魔女として処刑されるジプシーの少女エスメラルダ、初めて覚えた恋愛感情に狂って悪魔と化す僧侶フロロ、 そんな2人を愛していた醜い鐘つきカジモドは両者を喪った失意から姿を消す……という主要人物がことごとく悲惨な結末に終わる何の救いも無い作品。 なお主要人物にはフェビュスという浮気性の隊長もいるが、こいつは婚約者がいながらエスメラルダに手を出し、 いざ浮気がばれたら保身のために彼女を魔女扱いして死へ追いやる屑にも関わらず&bold(){何の制裁も受けずに生き残る。} 一応嫉妬深い婚約者と結婚したことが悲劇とされているが、胸糞の悪さは拭いきれない。 ディズニー映画版は原作の悲劇性を薄めて分かりやすいハッピーエンドとしているが、それはそれで原作の魅力を無くしているとして賛否両論。 ○[[水滸伝]] 腐敗しきった政治の犠牲者となった悪人達の生き様(?)を描いた作品。 各々の事情で梁山泊へ集結し、当時の中国王朝である北宋に帰順して賊軍と戦うも腐敗役人の謀略で碌な恩賞も出ないまま、幾多の戦いによって仲間たちが多数死亡(一部は梁山泊を見限って去る者も)。 更に生き残った者も戦争での怪我が原因で死亡するものが多数、一応最後には皇帝にも功績を認められ、恩賞ももらえたが彼らを快く思わない腐敗役人達の謀略で主要キャラが次々と毒殺、それに準じて死亡していく。 流石にあんまりすぎたのか、二次創作の中には黒幕にキッチリ引導を渡す物も。 また、「いくら自分達を理不尽な目に合わせた悪人相手とは言え、やっている事が酷すぎる」「結局こいつ等は好き勝手やってるだけじゃん」「散々暴れまわっておいて官軍として正義面するとは何事だ!!」という意見も多く、 17世紀に作られた「七十回本」の様に梁山泊終結で締めて帰順後のエピソードをバッサリ切り落とす作品もある((類似パターンだと日本でも横山漫画版の「119回目で話を止めて『犠牲は大きいかったが皇帝に功績を認められた』ところで終わらせる」という締めがある。))。 尤も「七十回本」制作背景には「梁山泊の戦う賊軍の中にいた異民族王朝『遼』(リアルにおいて北宋を倒した)≒当時中国を支配していた異民族王朝『清』に見えて政府的によろしくなかったからでは」なんて説もあるが。 史実ではこの作品で扱われた時代に北宋は滅亡しているので、「梁山泊連中がいたら歴史変わるかも」的な配慮(?)があったのかも知れない。 ○三国志演義 史実をベースにした世界的に有名な作品。 前半主人公([[劉備]])は苦難の果てに国(蜀)を起こし宿敵(曹操)の国(魏)との闘いに勝利してようやく軌道に乗り始めた矢先、義兄弟を謀略で殺され仇討ちも失敗して失意の内に病死。 後半主人公([[諸葛亮]])は劉備の遺志を継いで国内を纏め、志を果たそうとするが志半ばで過労死。そして、曹操の国は諸葛亮の宿敵である司馬懿がクーデターを起こして乗っ取ってしまう。 その後劉備が起した国は宦官の不正で弱体化し、司馬懿の子孫に滅ぼされるのであった。 一応、史実準拠なので主人公がバッドなのは当然ともとれるし晋(司馬懿の子孫が興した国)や呉視点で見ればバッドではない。 だがその後の史実では、呉には[[二宮の変>二宮の変(三国志)]]からの[[孫皓]]の暴政、晋には八王の乱→[[五胡十六国時代]]というバッドエンドが待っている… ○[[アーカム計画>アーカム計画(小説)]] 時間がとまった。死が死にたえた。そして大いなる[[クトゥルー>クトゥルフ]]が世界に躍りでた。永遠の治世をはじめるために。 ○[[1984年>1984年(小説)]] [[誰もビッグ・ブラザーからは逃れられない>テレスクリーン(1984年)]]。[[それこそが秩序である>二重思考/ダブルシンク(1984年)]]。 ○西部戦線異状なし 「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」 ○[[帰ってきたヒトラー]] ネオナチの襲撃が、皮肉にも「彼」をヒーローにしてしまう。彼の視点だった原作とは違い、映画版は更に恐ろしいことに…。 「歩き出すのだ。これから全てを」 ○クージョ 狂犬は死んだが、それに至るまでに時間がかかり過ぎた結果…。 作者自身、本気で書き直したいとさえ考え、映画化の際にハッピーエンドに改編されても賛成したほどの悲劇。 ○アイ・アム・レジェンド 「&bold(){俺こそが、伝説の怪物だったのだ(I am legend)}」 「最後の人類」を待ち受けていたのは、自らの価値観をも全壊させる皮肉な終焉だった…。 なお、この作品は何度か映画化されているが(設定などが変更されるが筋書きは大体同じ)、あまりにも救いのないラストだけは原作のテーマなどを維持しつつ、希望の残るラストに変更されることが多い。 2007年の映画では原作に近い価値観の逆転が描かれるラストだったが、試写会で批判が殺到して[[公開版では希望が残るものに差し替えられたという>別エンディング(映画)]]。 …だが、試写会版エンドでは原作と違い主人公が生存し、公開版エンドでは主人公が死亡する(80年代映画版と同じエンド)ため、何をもって「バッドエンド」とするのか考えさせられるものがある。 またこれをモチーフに描かれたのが藤子・F・不二雄の『流血鬼』である(こちらはメリーバッドエンドorハッピーエンドだが、原作に近いオチ)。 〇車輪の下 ヘルマン・ヘッセの小説。 神学校の試験に好成績で合格した主人公だが、次第に勉学に疲弊して自主退学。 職人としてやり直すこととなるが、昔ともに学んだ同級生への劣等感や、一目ぼれした少女との突然の別れ等から自暴自棄になり、最後は慣れない酒で泥酔した挙句…。 【日本文学】 ○[[ごんぎつね>ごんぎつね(児童文学)]] 少年時代のトラウマとして名高い一冊。 自分の悪戯で兵十の母を死なせてしまったごんぎつね。人知れず、その償いを続けるごんであったが、ある日、兵十の誤解により悲劇が起こる… 兵十「ごん…お前だったのか…」 ○吾輩は猫である ビールを飲んでしまって酔っ払い、水甕の中に転落して溺れ、安らかに死んでいく。 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい。」 ○[[赤い蝋燭と人魚]] 欲に目がくらんだおかげで、誰も幸せにならなかった… ○戦国自衛隊 自衛隊の近代兵器を持ってしても歴史の修正力には勝てなかったよ… この要素は「続・戦国自衛隊」や「戦国自衛隊1549」にも受け継がれた。 ○[[ラスト・レター>妖精作戦]] 「私、もうやめるね」 超能力少女を助けるために走り続けた少年と同級生たちは、最後の最後で精神が限界を迎えた少女に「助け」られ、無理やり少女と事態から引き離された。 宇宙戦争の危機は有耶無耶の内に少年たちは日常に戻され、そして少女は独り宇宙の果てへ…。 『[[イリヤの空、UFOの夏]]』のベースになったエンディングでもあり、『レインツリーの国』の劇中作のモデルにもなった。 ○[[ハーモニー>ハーモニー(小説)]] <null>さよなら、わたし。さよなら、たましい。もう二度と会うことはないでしょう。</null> ○[[Fate/Zero]] [[主人公>衛宮切嗣]]は愛する妻や相棒を喪い、自身の理想も叶えられることなく、舞台となった街の一角を地獄に変える結果に終わる。 [[原作>Fate/stay night]]の前日譚である以上、少なくとも『主人公の理想の頓挫』『黒幕の生存』『冬木の街の大火災』『原作登場人物達の受難』は確定しており、なるべくしてなったとも言える。 そして10年後、[[主人公の理想を継いだ者>衛宮士郎]]は[[かつての養父の共闘者>セイバー(Fate)]]と共に、聖杯を巡る戦いに身を投じる事になるのだった。 ちなみにアニメ版においても原作に準ずるが、しかし[[1人の少女>遠坂凛]]の勇気によって、無残に散らされる小さな命が1つだけ救われることとなる。 ○マタンゴ 最後の逆襲 [[同名映画>マタンゴ]]の公式続編として発表された小説。 元の映画自体もバッドエンドの代表格な結末だったが、こちらはより一層(それも世界規模で)救いがない。 ○終りに見た街 戦時下にタイムスリップしていたはずの主人公が「終りに見た街」は、焦土と化した現代の東京だった…。 21世紀に作られたリメイクドラマ版とラジオドラマ版では、より「放送時の現代ないし近未来」だと分かる様な台詞が挿入されている。 ○[[リング>リング(小説)]] 妻子を助けるため、舅・姑(下手したら他の連中をも)をもビデオの呪いに巻き込むことを決意した主人公。 しかしその覚悟は『らせん』では完全に裏目に出、主人公一家全滅というバッドエンドに。 ちなみに『リング2』では子供と協力者「だけ」助かり、ストーリーを改編したドラマ版『リング〜最終章〜』のみ主人公が報われる結末となった。 ○王様ゲーム 命令に反すれば死亡という王様ゲームに参加させられたクラスメイトは、主人公を残し全員死亡。次作の「終極」では主人公も含めクラスメイト全員死亡。 しかし、その後も生死をかけた王様ゲームは消えることなく続く…。 ○リアル鬼ごっこ 王様が「佐藤」姓を減らすという名目で、鬼に捕まったら死ぬという「リアル鬼ごっこ」を開始。 1人生き残った主人公は王様を殺し、直後に殺されたため、「佐藤」姓はその後王位に即位した王子以外いなくなった。 ドラマ版も若干設定が変わっているもののたどる結末はだいたい同じ。 映画版第1弾、及びその後を描いた第2弾は「佐藤」姓を追う設定こそ変わらないが、 ほぼ別のストーリーになっていて死者も原作ほどは出ておらず、 主人公も両作品で最後まで生き残り、過酷な環境ではあるがそれに対して前向きに立ち向かうと言う、バッドエンドでない結末になっている。 ◯[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] テロに失敗し捕まった主人公ハサウェイは友人であり良き敵であったケネスの手により処刑される。 ところがケネスの最後の行動が裏目に出た結果、ハサウェイの死に際は連邦に都合が良いように事実を捻じ曲げられて伝えられるという後味の悪い結末を迎えてしまった。 執筆した富野監督が涙したともされるあんまりな結末だったからか、同作が初参戦した『[[スーパーロボット大戦V]]』ではハサウェイがこの結末を回避しようとする意図を見せている。 ○新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~ 『[[新機動戦記ガンダムW]]』の外伝小説だが、結末からすれば&bold(){副題があまりにも皮肉以外の何物でもない。} 「どうして、オレは右の手にこんなものを持っていたんだ!」 ○青の炎 かつて母や自分に暴力を振るったためにすぐに別れた母の元夫が再び家に居ついてしまった母と妹と暮らす17才の高校生。 暴力を振るい金を奪う義父に対して主人公は法的手段に訴えたが、大人は誰も手を差し伸べてくれず、 母と妹を守るため自分で完全犯罪になるであろう手段を思いつき殺害を決行。 この時一部始終を見られた上に物証を知り合いの不良に見られたが、これもトリックを使って正当防衛に見せかけ殺害。 …で、これで全て終わったかに思えたが、実は最初の犯行から既に完全犯罪は破綻しており、 しかも我慢していれば義父も病気でご臨終だった事を知ってしまった主人公は… ○[[乃木若葉は勇者である]] 珠子、杏、千景、高嶋…共に戦ってきた勇者達は若葉を残して皆戦死してしまった。 更に天の神が遣わしたバーテックスの力により、四国以外の大地は生命体が生きられない灼熱地獄へと書き換えられてしまった…。 6人の巫女を生け贄に「奉火祭」を行った事で人類は天の神から「赦され」、結界内の中で命を繋ぐことに成功するも、 結果を見れば人類側の降伏であり、実質的に敗北エンド。 しかし若葉は、同じく生き残った巫女のひなたと共に、長きに渡る反抗の決意を固めるのだった。 そして物語は「鷲尾須美は勇者である」に続いていく…。 ○野ブタ。をプロデュース 大ヒットしたドラマ版とは設定が全く違い、全てがうまくいっていた主人公は最後にはそれが煩わしいとのたまい、ヒロインを振って仲間も見捨てて自分だけで完結。 まさかの主人公自身が意図して導き出したバッドエンド。 #areaedit(end) } #openclose(show=映画){ #areaedit() 【外国映画】 ○[[ミスト(映画)]] あと少し待っていれば… ○ペット・セメタリー 呪いに縋ってでも家族を生き返らせようとした男に待っていたのは、余りにも悲惨な結果であった。 ○[[キャンディマン>キャンディマン(映画)]] 都市伝説を葬り去った主人公自身が都市伝説と化してしまう… ○[[エド・ウッド>エド・ウッド(映画)]] 映画監督としての才能はないが、誰よりも映画を愛していたエド。しかし、それは永遠の片想いだった。 こちらも史実に基づいた映画の為に、バッドエンドにならざるを得ない作品である。しかし、[[エドを愛した映画監督>ティム・バートン]]がその意志を受け継いでいた。 ○[[PLANET OF THE APES/猿の惑星]] 帰ってきたら… なお、原作小説もオチは違うがバッドエンドである。 ○[[スカーフェイス(映画)]] 下っ端からマフィアのボスへ成り上がり憧れの女も手に入れた。が、それは終わりの始まりだった。 ○カリートの道 裏社会から抜け出したくても自身の伝説と周りの人間が許してくれない。それでも平穏な生活を望み足掻くが…… 「悪事から足を洗おうとする人間は死ぬ」という[[死亡フラグ]]を作品全体で表現しているかのような映画。 ○[[ターミネーター3(映画)]] 「恐れるな、未来は変えられる」なんて嘘だったのか… ○テキサスチェーンソー ビギニング 後ろから… ○[[●REC>●REC(映画)]] 拐われた。 ○[[ドーン・オブ・ザ・デッド>ドーン・オブ・ザ・デッド(映画)]] 脱出して島についたら… ○ブレアウィッチ・プロジェクト 映像が途切れました。 ○[[クローバーフィールド>クローバーフィールド/HAKAISHA]] 最後の観覧車シーンを見ると…。海ェ… ○[[ザ・グリード]] お次はなんだ? ○アメリカン・ヒストリーX …そっちかよ。 ○[[アレックス>アレックス(映画)]] 時は全てを破壊する…。平穏も将来の希望も。 ○[[SAW>SAW(映画)]]シリーズ 「GAME OVER」 ○[[ファニーゲーム>ファニーゲーム(映画)]] 善良な家族はゲームに負け、新たな駒が選ばれる。 ○ミリオンダラー・ベイビー 彼の選択を、あなたは受け入れられるだろうか。 ○[[12モンキーズ>12モンキーズ(映画)]] 運命に抗い続けること自体、運命だったのだ。 ○ドラゴン怒りの鉄拳 師匠を殺した日本人に復讐を果たしたチェンは、仲間を守るため警察へ自首することを決意した。 しかし道場の前で日本人の用意した機動隊が銃を持ち、チェンを待ち伏せていた… ヴァチャアーーーッ!ヴァーーーッ! バン!ババン!バン! #center(){終劇 THE END} ○[[レクイエム・フォー・ドリーム>レクイエム・フォー・ドリーム(映画)]] ドラッグという短絡的な手段で夢を叶えようとした結果…。永遠に来ない春。 ○ホステル2 前作とは違ってとっさの駆け引きで身の安全が保障されたのだが、それと引き換えに主人公は二度と表の世界には戻れなかった。 ○ダンサー・イン・ザ・ダーク 真実を言い出さないまま絞首刑。子供の手術は成功しそうなのが救いである。 ○隣人は静かに笑う 隣人のテロ計画を止めようと奔走する主人公だが、逆に利用されFBI本部ビルごと爆死。 爆破は主人公のせいにされ、隣人は新たなテロを起こすべく別の場所へ引っ越していくのだった… 更に公開から3年後には9.11テロが発生。恐ろしいことに&bold(){内容が現実味を帯びてしまっている}。 ○ニンフォマニアック やっぱり童貞なんかこじらせるもんじゃないな。 ○[[鑑定士と顔のない依頼人>鑑定士と顔のない依頼人(映画)]] やっぱり童貞なんかこじらせ(ry ○[[セブン>セブン(映画)]] 最後二つの大罪"Envy"と"Wrath"とはいったい誰のことかというと… ○[[The Room>ザ・ルーム(映画)]] ジョニーは恋人リサの為に懸命に働き、仲間を思いより良い毎日を目指した。しかしなかなか出世できないばかりにリサにはDVを受けたと嘘を広められ、浮気までされる。人間不信になったジョニーは次第に狂いやがて…。 %%え?そんな悲劇的な映画に見えない?ですよねー%% ○ディザスター・アーティスト ↑の撮影状況や背景を基にした映画。冴えない演出家であった彼はある風変わりな男に出会う。 言葉巧みに意気投合し、やがて大勢の同志と共に一つの映画を作る。だがそれは芸術家を気取った「ディザスター=厄災」であった…! ○マーティン・エデン 学のない船乗りマーティンがひょんなことから上流階級の令嬢エレナに一目ぼれし、作家になることを目指す。 艱難辛苦の末にチャンスをつかみ偉大な作家となるが、夢をかなえた代償はあまりに大きすぎた。 学を身につけたが故に見えてしまう、乗り越えがたい階級の壁。さらに思想や発言力を得たことにより、周囲との関係も悪化し、孤独を深めてゆく…… //最後は大切な人の愛さえ拒絶した末に、戦争が始まったとの報が流れ…… 彼はまさに、「成功の犠牲者」だったのである。 ○フローズン スキーのリフト代をケチったばかりに悲劇を味わう三人の男女。 主人公(女)は助かったが、翌日から判断すると…。 ○[[チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~]] 長きに渡って続いてきたホラーシリーズにおいて殺人人形[[チャッキー>チャッキー(チャイルド・プレイ)]]と深い因縁を持つ2人の主人公。 共通の宿敵との戦いの末、1人は肝心なところで足をすくわれ、もう1人は最終的に何もかも失ってしまい、トドメと言わんばかりに新たな恐怖が生まれる等、被害者側にとっては完全敗北エンド。 唯一の救いは[[まだ希望が残っている>チャイルド・プレイ2]]という点。 ○ウォーロード/男たちの誓い(原題:投名状) 「生死を託し助け合い、不幸も苦難も共に乗り越える。義兄弟を傷つけし者には必ずや死を。その者が義兄弟であれ、必ずや死を。天地山河にこれを誓う。裏切りには天誅を。」 「ブラッド・ブラザース 刺馬」という清末において史実に起きた暗殺事件を元にした作品のリメイク。 3人の男たちは投名状という儀式を行い義兄弟となった。だが、悲惨な戦いを経て兄弟たちはすれ違っていき、ついに… ○ワナオトコ 謎の殺人鬼が仕掛けた数々の罠をくぐり抜けたものの、最後の最後で最悪の展開を迎えてしまった。 決着は続編の『パーフェクト・トラップ』に持ち越される事となる… ○ボディ・スナッチャー 「盗まれた街」という小説を原作にした映画で、人間が眠っている間に養分を吸い尽くして殺害し、人間の容姿と記憶をそっくりコピーしてその人に成り代わる宇宙生物の恐怖を描く。 3作品制作されている。 ・1956年版:主人公の周りの人々が次々に成り代わられ、ついに恋人も成り変わられてしまった。絶望した主人公はハイウェイで「次はお前たちだ!」と叫び続けるのだった。本来はここで終わりなのだが、あまりにも救いのないラストに難色を示した配給会社によって、政府が侵略に気付き対応に乗り出すシーンが追加された。だが、故郷も友人も恋人も失った主人公にとってなんの救いもないラストであることに違いはない。 ・1978年版:生物が次々と人に成り代わる中、逃げ回る二組の夫婦。だが主人公の妻が養分を吸われて死んでしまう。そして主人公も追手に見つかり…翌日、一緒に逃げていた女性が主人公を見つけて駆け寄ってくるが、主人公は女性を指差して奇声を上げる。主人公も既に成り代わられていたのだった。 ・1993年版:父親が再婚し、軍事基地に引っ越した少女が主人公。最初に継母が成り代わられ、追手から命からがら逃げ回る。義理の弟も成り代わられてしまうが、ヘリで脱出し、宇宙生物を全滅させるために基地にミサイルを打ち込む。だが侵略は既に世界に広がっており、どこにも逃げ場がないことを示唆して映画は終わる。 ○デモンズ(映画) 呪われた映画館に閉じ込められた人々が次々と怪物「デモンズ」へと変貌していく映画作品。 デモンズとの死闘の末、主人公とヒロインは映画館から脱出する事に成功するのだが…… ちなみにパラレルワールドにあたる『デモンズ2』の方は本作とは真逆の結末を迎えていた。 【日本映画】 ○[[日本沈没>日本沈没(映画)]] タイトル通り。 生き残った日本人が多数いる事と(本来作者は難民化した日本人を書きたかったらしい)、原作者の他作品で「ニュー日本を創るべく宇宙開拓者となる日本人の子孫」という未来が描かれたため、あくまで「日本列島」にとってのバッドエンドである。 ○日本以外全部沈没 ギャグだが題名通り最後は日本も… ○[[世界大戦争]] 人類は素晴らしい物なんですがねぇ… ○[[ゴジラ対ヘドラ]] 怪獣王[[ゴジラ]]と公害により誕生した怪獣・[[ヘドラ]]という2大怪獣の壮絶な戦いはゴジラの勝利に終わる。 勝利に沸く人間たちだったが、公害そしてヘドラを生み出した元凶ともいえる彼らにゴジラは怒りの視線を向けた。 そしてその頃、誰も知らないとある海で…。 ○[[ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃]] 戦没者の怨念の集合体である破壊の神・呉爾羅はとある1人の人間の決死の行動により、自らの熱線によってついにその身を滅ぼす。 …しかしその後、東京湾の底で蠢いていたものは…。 〇[[ゴジラ-1.0]] 主人公が自分の戦争を終わらせ、死んだと思った大切な人も実は生きており、大団円で終わったように見えるが……シーンが切り替わり相模湾海底でGMKと同じく蠢いてるものが……。 ○[[THE END OF EVANGELION>新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]] 「[[気持ち悪い>気持ち悪い(THE END OF EVANGELION)]]」 エンディングの後にどうなったかでファン間でも解釈が分かれるため、バッドエンドではないとする見方も一定数存在する。 ○それでもボクはやってない 痴漢の冤罪をかけられた主人公・徹平は、自身の無実を訴える努力もむなしく、懲役3ヶ月の有罪判決を受けてしまう。しかし、それでも自身が無実であることを証明するために控訴することを選んだ。 &bold(){「どうか私を あなたたち自身が 裁いて欲しいと思うやり方で 裁いてください」} ……この項目を見ているそこの貴方、&bold(){これは決して他人事ではないことを忘れてはならない。}もしかすると明日、自分も徹平と同じことになるのかもしれないのだから。 ○[[さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち]] 乗組員は次々と死亡し、古代はヤマトと共に巨大戦艦に突っ込んでいく… ○人狼 JIN-ROH 「そして狼は、赤ずきんを食べた」 ○吸血鬼ゴケミドロ 「どうしてこんなことになったんだ…こんなことに…?遅すぎたんだ…何もかも遅すぎたんだ!」 ○[[マタンゴ]] 最後まで自制を保っていた主人公も誘惑に負け… 「…あの島に残っていれば良かったんだ」 ○CURE 殺人鬼は滅びた。しかし、悪は形を変えて顕在する。 背景のウェイトレスの動きをよーく見ると… ○[[地下幻燈劇画 少女椿]] 地獄のような生活から解放され、ようやく幸せになれると思った矢先… ○対馬丸 さよなら沖縄 乗っていた疎開船対馬丸がアメリカ軍の潜水艦「ボーフィン号」の魚雷攻撃により沈没し、多くの搭乗者が死亡。 生き乗った主人公・清も「このことを言ったらスパイ」と口止めされ、その後の十・十空襲で父親・英俊も清を庇い死亡。 EDでは実際に犠牲になった人物の名前が映し出され、その後のキャスト・スタッフクレジットも沈没した対馬丸の背景の中であり、前半はギャグ展開も多かったためトラウマアニメと言われている。 清の声を演じた[[田中真弓]]も延々と続く児童名簿のテロップを見て、「こんなに死んだのか!?」と体が震えたと言い、ED中の泣くのを堪えているような清の台詞はリアルで泣きながら台本を読んだそうである。 〇[[火垂るの墓]] 主人公の清太が死亡するところから始まり、それまでの3ヶ月間の出来事の回想と、妹の節子が亡くなる顛末が描かれ、 その遺体を荼毘に付し、遺骨を持った清太は冒頭で亡くなっていた駅に訪れ、そして冒頭に繋がる。 なお、映画では主人公は幽霊となった後も、[[いつまでも成仏できずに現代までずっと上記の三か月間を思い返している>無限ループ]]ことを示唆するシーンが追加されている。 ○on your mark オゾン層が完全に破壊されあらゆる[[放射線]]が降り注ぎ、人々が地下でしか生きられなくなった世界。 ある任務で翼を持った少女を確保した二人の警官(CHAGE&ASKA)はその少女を地上へ返そうと思い立ち、様々な障害を乗り越え、地上への出口でマスクを外す。 無事に送り届けられ空を羽ばたく少女に別れを告げた二人だったが、地上を走り続けていた二人の乗る車は止まっていた…… ○[[平成狸合戦ぽんぽこ]] 住み処を賭けた人類との戦いの果てに、狸達を待っていたものは、あまりにも屈辱的な敗北だった。 多摩ニュータウンの建設を元にした話であるため、ある意味では史実通りの結末と言えるかもしれない。 だがそんな中でもひっそりとではあっても前向きに暮らしていくという結末であるため、どちらかといえばビターエンドとも。 ○[[鋼の錬金術師 シャンバラを征く者]] [[「あれ、きっとエドだ。もう、待たせてくれないんだね……」>ウィンリィ・ロックベル]] 繋がってしまった二つの世界の門を破壊するためドイツに戻った[[エド>エドワード・エルリック]]だったが、諦めきれなかった[[アル>アルフォンス・エルリック]]が付いてきてしまう。 錬金術は二度と使えず、迫り来る戦争と持ち込まれたウラニウム爆弾の行方を憂いながら、エルリック兄弟は現実世界で生きていくことを決意する……。 「この世界が、自分に関係がないとはもう思えない。ここが、俺達の世界だ。何の違いもない。ここで―――俺達は生きていく」 ウィンリィを始めとする残されたアメストリスの人々を思うと非常にやり切れない結末だが、兄弟は前向きに生きる意志を見せているため、メリーバッドエンドとも言えよう。((兄弟の目的であるウラニウム爆弾が史実ではどうなったかは…ここに記すまでもないだろう。)) ○[[劇場版魔法少女まどか☆マギカ 【新編】叛逆の物語]] [[インキュベーター>キュゥべえ]]の企みを破綻させるために[[ほむら>暁美ほむら]]が取った行動、それは「神に対する叛逆」だった… 本編最終話の[[まどか>鹿目まどか]]の選択を否定しかねないものであるが、ほむら視点であればハッピーエンドとも解釈出来る、賛否両論の結末となっている。どちらかと言えばバッドよりも、メリーバッドエンドの趣が強いと言える。 「…やっぱり、あなたの方が似合うわね」 ○[[クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦]] 時は戦国。不思議な力によって時をさかのぼり、[[とある侍>井尻又兵衛由俊]]の命を救ったしんのすけはその時代の人々と交流し、小さな国を守り抜くことに成功した。 しかし、最後に銃声が鳴り響き……。 映画クレヨンしんちゃん初のこの結末には&bold(){テレ朝が抗議を行い}、後に制作されたリメイク実写版では一部変更される事になる。 ○[[クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ夕日のカスカベボーイズ]] 映画の中の世界で、繰り広げられる無限ループから抜け出したしんのすけ達。 そこに待っていたのは「映画の終わり」を体現した、一つの悲しい別れだった。 ○VERSUS ヴァーサス 「もうこの世には壊すモンがなくなっちまったよ」 ○ミュージアム 巴亮介の同名漫画を原作とした映画作品。 殺人鬼「カエル男」との死闘の末、部下を失うも妻と息子を救い出した主人公。 そこまでの大筋こそ原作と同じだが、ラストで主人公の一人息子が「第二のカエル男」になる事を示唆する行動を見せてしまう…… なお原作は一応ビターエンドな結末を迎えているが、&bold(){解釈によっては何の救いも無いバッドエンドの可能性がある}ため、こちらは明確に希望が残されている分マシである。 ○富江re-birth ホラー漫画『[[富江>富江(漫画)]]』を原作とした実写映画3作目。 主人公の恋人や友人達が富江に翻弄されて次々と狂気に呑まれてしまい、愛する恋人だけでも救おうと奮闘したものの、それすらも報われる事なく…… [[世界観の都合上>富江(登場キャラクター)]]、ほとんどの実写シリーズがハッピーエンドとは言い難い結末を迎えるのだが、本作は後味の悪さが強調されている。 #areaedit(end) } #openclose(show=テレビドラマ){ #areaedit() ○[[ジャイアントロボ>ジャイアントロボ(東映版)]] 敵の首領を追い詰めるも、敵を下手に倒そうものなら、大爆発を起こして地球まで滅びてしまう。 地球を、人類を守るため、ロボは最初で最後の命令違反をする… 大作「どうして僕の命令が聞けないんだ!?戻って来い、ロボ!ロボォォーーッ!!」 平山亨によると、ラストにすべての戦いを終えたジャイアントロボが遊園地で子供たちと遊ぶ余生を送るという結末も検討され、こちらは[[ハッピーエンド]]だった。 ○[[パワーレンジャー・ターボ]] ゴールドゴイル戦で主要な装備の大半失い、戦闘員軍団の奇襲によって基地も破壊されて変身能力を失ったレンジャーが、囚われたゾードンを救うべくシャトルで地球を去って終了。 敵との決着は次作『イン・スペース』に持ち越される。 ○[[鉄人タイガーセブン]] 敵を全滅させる[[主人公>滝川剛/タイガーセブン]]。その体に遺された命が、あと数日もないと知ってもなお… ○[[サンダーマスク]] 勝ち目のない戦い、絶望する人々。それでも、ヒーローは命と引き換えに悪との戦いに赴く。 ○仮面ライダーBLACK(TV版) 敵組織を滅ぼしたが、主人公・[[南光太郎]]は[[全てを失った…>ゴルゴム最期の日]] しかし[[続編>仮面ライダーBLACK RX]]ではふしぎな事が起こり、物語はハッピーエンドを迎えた。 …だが、後述するとおりこちらも捉え方によってはバッドエンドである。漫画版よりはましだが。 光太郎「さよなら、みんな…楽しい思い出…」 ○仮面ライダーBLACK RX 上述の「仮面ライダーBLACK(TV版)」の続編。 遂に巨悪・クライシス皇帝を打ち破った光太郎。怪魔界の脅威は去り、地球の人類にとっては平和を手に入れられたハッピーエンドとなる。 だがクライシス皇帝は命と引き換えに怪魔界を道連れにし、罪なき50億の民は宇宙に散る…。 ○[[真・仮面ライダー 序章]] 恐らく全ライダー屈指のバッドエンド。 恋人や父親を失うものの、[[敵組織>財団(真・仮面ライダー 序章)]]は健在。 当初はその後続編(全3部、もしくは5部)が制作される予定だった。 ビデオ売上も良く映画に格上げされ当初は真の続編の案もあったが、完全新作の『[[仮面ライダーZO]]』に企画変更されたたため続編は未だに制作されていない。 [[後日談に当たる作品>MASKED RIDER SHIN EDITION -終わりの始まり、始まりの終わり-]]では更なる悲劇が…。 ○[[仮面ライダー龍騎]] 本編最終回([[劇場版>劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]や[[スペシャル回>仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]])以外は戦いの連鎖が終わるまで毎回全員死ぬゲームが無限ループ。また、本編のエンドも決して一概にハッピーと言えるものではない。 登場人物一人一人も、「[[宿敵との決着、想い人との初デートを前に病死>北岡秀一/仮面ライダーゾルダ]]」「[[幸せになったと思ったら鏡の世界に取り残され、絶望の中で消滅>佐野満/仮面ライダーインペラー]]」「[[答えを出せないまま事故死、皮肉にも死後に賞賛される>東條悟/仮面ライダータイガ]]」とロクな目に合わない。 主人公の[[二>城戸真司/仮面ライダー龍騎]][[人>秋山蓮/仮面ライダーナイト]]もその例外ではなく…… ただ、最終的には再び時間が巻き戻され、戦いがはじめから起きなかった世界が構築された。 [[しかし平成最後の年、再び戦いが起きてしまう。>RIDER TIME 仮面ライダー龍騎]] ○[[仮面ライダー555]] 当面の脅威は去り、平和を手に入れたかに見える。 しかし少年は救えず、[[オルフェノク]]の寿命も違いことから[[主人公>乾巧]]も死期が近いというお先真っ暗エンド。 そして20年後…… ○[[仮面ライダーディケイド]] [[鳴滝>鳴滝(仮面ライダーディケイド)]]「ディケイドが全ての世界を滅ぼす、全ての仮面ライダーを…!そして、門矢士をも滅ぼすのだ!」 映画完結編まで含めればハッピーエンド。 だが、TV放送されていた番組の完結編を映画で行うという手法は現実世界で批判を呼んだ。 ○[[仮面ライダーアマゾンズ]](シーズン2) 人を喰らう異形、「アマゾン」と人間の壮絶な戦いの物語。 シーズン1も決してハッピーとは言えないラストを迎えたが、その5年後を描いたシーズン2はその比ではないバッドエンドである。 人間と異形の存亡をかけた戦いの末、最終的に人間側の勝利に終わったのだが、多くの惨劇を生んだ戦いに晴れやかさは微塵も無く、ただ後味が悪くやりきれないものであった。 シーズン1を含む犠牲者はもちろんであるが、[[やる事なす事が裏目に出てしまった異形の生き残り>水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ]]、 [[身も心もボロボロになった末に愛する者を失った異形の狩人>鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ]]、[[呪われた運命に翻弄され続けた異形の落とし子>千翼/仮面ライダーアマゾンネオ]]等、 新旧主人公達も報われない末路を辿ってしまう。 何より最もやりきれないのは[[全ての元凶たる黒幕>野座間製薬(仮面ライダーアマゾンズ)]]が現在進行形で健在という事実。 そして物語は最終回より2年後を描いた[[「最後ノ審判」>仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判]]へと続いたが、そこではハッピーエンドとまではいかないものの、希望のある結末を迎えている。 ○[[アクマイザー3]] 相討ち&裏ボスに封印。続編『超神ビビューン』でケリはついたが、残念ながらこっちの主人公達は復活できず。 ○[[超新星フラッシュマン]] 敵を倒した末に待っていたのは、「異星で育った」副作用による地球との別れだった… …が、[[後の>高速戦隊ターボレンジャー]][[シリーズ>海賊戦隊ゴーカイジャー]]ではちゃっかり戻ってきてたりする。 ○ライオン丸G 獅子丸ちゃんとヒロイン?姉妹以外全員死亡。 ある意味ピープロ風を忠実に再現した。 ○ケータイ捜査官7 最終回で[[フォンブレイバー]]は全て破壊されてしまった。 //○[[ウルトラマンダイナ]] //人類の宇宙進出を幾度となく妨害してきた宇宙生命体・スフィアの本体を、防衛隊・スーパーGUTSとウルトラマンダイナは撃破に成功するが、 //その爆発によって発生したワームホールの力場から逃れられなかったウルトラマンダイナは消えてしまった。 //カットシーン追加版に「発生したワームホールで別の宇宙に行ってしまう」という台詞があるのだが、テレビ放送版では闇に呑まれた設定のために死んだようにしか見えない。 //[[10年以上後の作品>大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]でその後も元気にやっていることが明らかになったこと、 //現在でも時折「元気に悪の怪獣と殴り合うダイナ(=アスカ)」「相変わらず熱血漢かつ人情家で、どこかコミカルなアスカ」が描かれることから緩和はされている。 //完全なバッドエンドではないし、ビターエンドの項目にもかいてあるのでこっちはコメントアウトとします ○[[ウルトラセブン1999最終章>平成ウルトラセブン]] 人類を愛しすぎたヒーローは、愛ゆえに全宇宙を敵に回した。 それと引き換えに防衛軍は宇宙へ非戦の誓いを発信。これで地球に平和が戻るだろう。 ……と思いきや、続く『EVOLUTION』では侵略者の謀略で防衛軍が壊滅してしまい、人類は再びヒーローを必要とすることになる。 ○[[ファイヤーマン>ファイヤーマン(作品)]] 宇宙人の攻撃が開始され、怪獣と侵略兵器が破壊の限りを尽くす。 怪獣はなんとか倒したが、エネルギーが回復していない状態では侵略兵器を破壊できない。 そんな状況の中、ファイヤーマンは自らの命と引き換えに地球を救う決意をした。 兵器とともに宇宙に飛んでいくファイヤーマン。 そして炎の勇者は、爆発の中に消えたのだった… ○[[世にも奇妙な物語]] オムニバスホラーな都合上、バッドエンド回がやたら多い。 中には「バッドじゃない、ホラーじゃない『世にも』は『世にも』じゃない」というファンまでいる程。 ○戦国自衛隊・関ヶ原の戦い サトエリが悟りを開くと言うまさかのダジャレオチ。 ○探偵物語(ドラマ版) 松田優作が演じる主人公・工藤が組織に殺された仲間の復讐を果たす。 だがその後ビリヤード場で報復に来たゴロツキに背後から襲われ絶命。 彼の帰らない探偵事務所では待ち続ける女達が… ○[[相棒(Season13)>相棒(ドラマ)]] [[3代目相棒>甲斐享]]との余りにも哀しい別離。そして、事件の責任を問われた主人公は… 「愛想尽きかけとはいえ…ええ、些か、自分に愛想が尽きかけています」 その後、主人公はSeason14にて復帰するも、心に負った傷は未だに癒えてはいない…。 ○マジすか学園5 果てしなき殺し合いの末、敵味方全員死亡。 唯一生き残ったセンターも逮捕される運命… ○家なき子(ドラマ)(シーズン1) 家族も恋人も友も亡くしたすず。それでも彼女は一人生き続ける… ○リップスティック かけがえのない仲間である真白を失った主人公達。 そして、真白を死に追いやった彼女の母親と義父はたいしたお咎めも受けず、悪びれる様子もなく外面を良くしてのこのこと真白の葬式に参列。 そのどこまでも腐り果てたクズ親の救いようのなさに怒りが爆発した主人公達は… 「子供産んだんなら女捨てて母親になれよ!」 ○振り返れば奴がいる 死期が近づく中、自分の体よりも同僚・司馬の闇を公開する事にした石川。 何とか司馬の悪事を公開し病院から追放することに成功するも、皮肉にも自分の身を治す事が出来るのは司馬のみであることを知る。 それぞれの思いが交差する中、司馬は石川の執刀を決意。手術は無事執り行われたのだが… 「戻ってこい!!石川!!!」 そして司馬も、自分が破滅させた元上司に後ろから刺され… ○満福少女ドラゴネット 主人公が終盤、悪の組織に連れ去られ、最凶最悪の怪物に改造され、暴走を引き起こしてしまう。 主人公の姉妹とその従兄弟がその怪物を倒し消滅させるものの、主人公も一緒に消滅してしまった。 ○非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛 なんと最後の戦いでアキバレンジャー全員死亡という展開に…。 最終回の終盤で幽霊?となって登場し、殉職した公認の戦隊ヒーローに見守られながら、締めくくった。 &font(l){信夫「何かあったら八手三郎が適当に生き返らせてくれるさ!」} ○[[ギルティ 悪魔と契約した女]] 冤罪で人生を奪われた主人公の復讐劇。 最終的に復讐は達成したのだが、そこで得られたのは皮肉極まりない真相と血塗られた自分だけであり、そして…。 ○iゾンビ(シーズン1) ある突然ゾンビになってしまった主人公が物語後半へ向けて黒幕に立ち向かっていくにつれて運命を狂わされ、彼女の周りから次々と大切な人を失わせ、彼女自身も最悪の結末を迎えてしまう。 次のシーズンでは首の皮一枚で繋がった事が明かされたものの、大切なものを失った事には変わりなく…。 ○セーラーゾンビ 友人・想い人・仲間が次々犠牲になりながらもやっと生き残りのいる場所に着くのだが、最終的に主人公達の行動によって生き残りもゾンビに襲われ全滅し、主人公達も死亡する。 ○[[神ノ牙-JINGA-]] 主人公の存在自体がフラグだったために…。 ○恐竜家族 進みすぎた恐竜文明は、取り返しのつかない環境破壊を巻き起こす。 起死回生の気象変動実験は大失敗に終わり、地球には氷河期が訪れる。 恐竜たちの物語は、[[いずれ訪れる絶滅>恐竜絶滅の原因]]をただ待ち続けるだけの幕引きを迎える…。 ○キャプテンパワー アメリカ製の特撮ドラマで、日本でも放送された。 シーズン2が製作される予定だったが、グッズの売れ行きの不振と暴力的ドラマだという抗議が来たことで製作中止となる。 その結果、最終回で主人公たちの基地が敵に侵攻され、女性隊員が基地を自爆させて戦死するという、ヒーローの完全敗北で終わるバッドエンド作品となってしまった。 ◯[[私は貝になりたい]] 第二次世界大戦で軍人として出征していた主人公は生き残るものも、終戦後に戦犯として逮捕され、死刑を宣告されてしまう。 妻らが死刑を免除するように奮闘するも、その努力も虚しく、主人公は死刑を執行される…。 実際の元軍人が戦犯として牢獄に入れられていた時に書いた手記を原作としており、ドラマの他、映画化もされている。 なお、手記を書いた人物はドラマ・映画とは違い最終的に死刑を免除されて刑を軽減されて出所している。 ○[[TAROMAN]] 人類全体の運命もいつかは消える。 それで良いのだ。 無目的に膨らみ、輝いて最後に爆発する。 平然と人類がこの世から去るとしたら、 それがぼくには栄光だと思える。 &bold(){そう、岡本太郎も言っていた。} #areaedit(end) } #openclose(show=TVA・OVA){ #areaedit() ○魔法のプリンセスミンキーモモ(第1作) あるエピソードで主人公・モモは魔法の力を失った後トラックに轢かれ帰らぬ人となってしまう…が、 モモは人間界で生まれ変わり、(スポンサーの都合で)この後も物語は続いた。首藤剛志、渾身の一品。 ○魔法のプリンセスミンキーモモ(第2作) もはやモモには魔法は使えず、故郷へも帰ることはできない。 そして人間界のパパとママは重病を患い、モモ自身もいつ存在を保てなくなるか知れない。 モモはそれら全てを受け止め、近い将来に砕け散る日常に戻っていく…。首藤剛志のさらに煮詰まった想いの結晶。 その想いはやがて、「[[アニメ ポケットモンスター最終回の没プロット]]」に続いていく。 ○海のトリトン(アニメ) [[原作>海のトリトン(漫画)]]:不死身のポセイドン族の王(とその先祖)を倒すため、主人公・トリトンは彼らをロケットに閉じ込めて一緒に宇宙に運び、二度と帰ることはなかった。 ただ、これからもトリトンの妻・ピピと、7人の子供たちがトリトン族を語り継いでいくだろう。という締めなのでやや悲しいが希望はある締め。 アニメ:敵のポセイドン族がトリトン族を憎む理由は、トリトン族こそが最大の悪だったからと判明する。 (もっとも何も知らない子供のトリトンまで攻撃して、彼と敵対したのはポセイドン族の薮蛇行為だったが) それでもなおトリトンは敵組織を全滅させ、何も知らないピピと仲間達に勝利を語るのだった… 小説版では「勝利の果てに平和は掴んだ。だが正義は無かった」と断言される後味の悪いエンド。 [[富野由悠季]]監督の初監督作品であり、原作との余りの違いに原作者・[[手塚治虫]]先生がマジギレしたとの噂も。 ○[[無敵超人ザンボット3]] 守っているはずの地球人からも時に罵声を浴びせられながら、肉親や友達を喪いながらガイゾックと戦い続けた主人公。 しかし、最終決戦の果てにガイゾックの衝撃的な事実を知り、ガイゾックを倒すことには成功するが、自らの正義やそれまでの行動の意味を否定されてしまう。 そして、心身共に衰弱しながら帰還した主人公を、地球の人々が温かく迎え入れるところで話の幕は降ろされた。 因みに、監督が自ら製作しながらも「墓場まで持っていく」として未発表に終わった小説版においては、ラストシーンでやってきた人々の目的が「&bold(){宇宙人の最後の生き残りを始末する}」ことだと暗示される、原作以上に悲劇的な完結だったとか… ○[[伝説巨神イデオン]] 誤解と無理解から殺し合いをやめない地球人とバッフ・クランを見限ったイデは、両方の種族を根絶やしにすることを選んだ。 富野監督曰く「エゴを突き詰めるとやがて無限大になっていって、それがイデにとっての皆殺しだった」。 後に真の完結編として公開された劇場版『発動編』でも各キャラの壮絶な死に様がこれでもかと描かれたが、そちらでは「死後の世界でようやく分かりあうことのできた2つの地球の人々が、ルゥとメシアという次の世代に新たな世界を託す」という、大団円とは言い難いが希望もある幕引きとなっている。 ○[[聖戦士ダンバイン]] 敵も味方もチャムを残して全滅。 そしてそのチャムも、バイストン・ウェルの物語を地上人に語った後に何処かへと消える。 こうして2つの世界は本来の姿へと戻ったのだった。 一応、「戦争を終わらせる」「全てのオーラマシンをなくす」という主人公達の目的そのものは果たされており、また登場キャラは新しい世界に転生できたため救いがないわけではない。 ○[[重戦機エルガイム]] 自分の出生行方不明だった義妹を探し出し全ての元凶である黒幕を倒す事に成功したのだが、 相棒はヒロインの一人と共に死出の旅に向かい、他のヒロイン達の恋も失恋に終わり、 主人公も精神崩壊した義妹の為に故郷へ帰って隠棲してしまった事で、結果的に黒幕が望んだ通りの結末を迎えてしまう。 一応旅に出た時の目的は果たしており、かつては自分と同じ境遇だった黒幕の末路を目の当たりにした事で争いの連鎖を断ち切る為にこの様な行動に出たとも言える。 …が実は裏設定ではその黒幕も影武者に過ぎなかった事が判明した。 ただし、真の黒幕(過去の大戦の英雄)は自分は戦後の統治力とかないのでそれができる人間に任せようと影武者に後を託してたら影武者がやりたい放題し始めたが、 今更自分が表に出てもさらに状況が悪化すると判断していたというオチで、主人公が影武者倒して争いの連鎖を断ち切ったのは真の黒幕としても望んでいた事だった模様。 &font(l){いやそこは少しは責任取ろうぜ……} ○[[宇宙戦士バルディオス]] 打ち切り津波エンド、まさかの悪が完全勝利して終了。 その上敵視点でもまったく喜べない真実が待ち構えており、文字通り誰一人得をしないエンディングとなっている。 ちなみに打ち切りが決まって何もかもうっちゃったのではなくバッドエンドになること自体は最初から決められていた(後を描いた劇場版では「地球全土核汚染」、TV版を補完した小説版では生き残った仲間全員が自ら死地に……)。 実はタッチの差でイデオンより早かったため、富野が悔しがったとか。 ちなみに脚本は首藤剛志だが「この回で終了」は想定外だったため、本作の経験から「数話余裕があればすぐ最終回が出来るように」最終回案を複数考えるようになり、ミンキーモモ第1期で役に立った。 また「作品世界のことを本当に真剣に考えると、バッドエンドより他に終わらせようがない」という彼のクセは、ここから始まった。 『[[スーパーロボット大戦Z]]』でも再現でき、ご丁寧に特殊ゲームオーバーシーン付き(正史は回避エンド)。 ○[[機動戦士Ζガンダム]](TV放映版) 敵味方問わず、親しい人も含めた多くの人が戦争で死んでいく中、戦争を利用していた宿敵を倒すことに成功するも、主人公は[[肥大化した能力で感じ取ってきた多くの『死』に精神が耐え切れず、精神が崩壊する。>宇宙を駆ける(機動戦士Ζガンダム)]] あまりに救いのない結末に、数多くの視聴者に衝撃を与えた。 しかし、[[続編>機動戦士ガンダムΖΖ]]のラストシーンでは主人公が回復した姿が描かれ、視聴者を安堵させた。 ○[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]] 中立地帯のサイド6で起こったジオン工作隊と連邦の戦いを戦争に憧れる一人の少年の視点から描いた異色作品。 連邦側はコロニーを襲撃したジオン軍を撃退するも戦争に嫌悪感を持つサイド6に一方的に糾弾され、ジオン側は全員死亡。一応元々の目的は達成はして、虐殺も阻止出来てはいるが、&bold(){無意味な戦いにそうとは知らず命を懸け戦死}というバーニィの末路にはやはりやるせなさを感じざるを得ない。 ちなみに小説版は映像作品よりも救済の余地が多少増えている。 ○[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] 主人公は核攻撃もコロニー落としも阻止できず、コロニー落としを成功させたライバルも、成果を最も憎むべき敵に攫われてしまう。 そして、この「最も憎むべき敵」はコロニー落としを利用し、地球至上主義結社「[[ティターンズ]]」を設立(これが作品の本題)、物語は前述の『Ζガンダム』へと続く。 しかもこの「ティターンズ」の前身はこの時点では完全に被害者側である。前期主題歌に歌われた通りの「勝利者などいない戦い」。 ○[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]] 「挫折するプロジェクトX」のコンセプトは伊達ではない、毎回バッドエンド。 しかし登場人物はほぼ全員が「己がやりたいことをやり遂げた」結果の死である為、不思議と読後感は悪くない。…若くして散った少年の死以外は…。 そして歴史の闇に葬り去られたはずの[[ゴーストファイター>ヅダ]]が、後の世に復活することとなり…。 ○[[銀河烈風バクシンガー]] 烈風散華、主人公達全滅エンド。モデルが新撰組だから… ○魔境伝説アクロバンチ 今までの冒険は何だったのか…。 ○[[ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー]] 惑星と仲間たちを守るために破壊兵器に挑んだ主人公は敵の罠により破壊兵器ごと木っ端微塵に… [[続編>超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス]]では復活。というか、元々続けて放送していたものを、日本語版で別作品として区切ったことでバッドエンドになってしまった。 ○[[ハーメルンのバイオリン弾き(TVアニメ)]] 主人公封印。[[でもいつか箱は開く…>終りなきひとつの道(ハーメルンのバイオリン弾き)]] 当初から予定された結末との事である。 ○[[真マジンガー 衝撃! Z編]] [[兜甲児>兜甲児(真マジンガー)]]は眠っている。今、その朽ち果てた全身に戦いの終止符を打ち付けられ、どれ程の悲しげな咆吼がそのマシンの全身に響こうとも、兜甲児に聞こえる事は無い… そして、彼の行く手には自分の立ち向かった「運命の結末と始まり」が、ただ静かに立ちはだかっていた… ○[[革命機ヴァルヴレイヴ]] 全てを失いヒロインと和解できぬまま、たった一人の「友達」に看取られて死んでいった主人公… その後も彼の願いは悉く否定され、他の仲間共々迫害した者達の権威樹立の為に祭り上げられて終わる。 バッドエンドの中でも特に希望の見えない終わり方をした類だが、一定の説明とフォローがあれば見方が変わる好例とも言える。 また、公式サイトで公表された「その後」のシナリオにおいてヒロインは上記の「友達」と共に主人公が遺したビデオメッセージを確認し、 彼の真実と真意を受け止めて前に進むことを決意しており、ヒロインとも(間接的に)和解していたことが明かされている。 ○[[スカルマン>スカルマン(アニメ)]] 妹を失い、主人公は悪に完全敗北…。 「全てを黒き幻影のために!」 そして物語は[[サイボーグ009]]へと続いていく… ○[[蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT]] 「[[そこにはもう、だれもいない>どうせみんないなくなる]]」。 遺された希望と命のバトンは[[後輩達へと託された>蒼穹のファフナー]]が、[[忘れてはならない>蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]。 [[生きて>羽佐間翔子]][[いた証>小楯衛]][[として>日野道生]][[残る>堂馬広登]][[もの>カノン・メンフィス]]が「[[みんなここにいる>蒼穹のファフナー EXODUS]]」[[ことを…>蒼穹のファフナー THE BEYOND]] ○[[ファイアボール チャーミング>ファイアボール(アニメ)]] [[お嬢様>ドロッセル・ジュノー・フィアツェーンテス・ハイツレギスタ・フュルスティン・フォン・フリューゲル]]「チャーミング人類はいなかった。そうでしょ?ゲデヒトニス」 念の為に言うと、この作品は第一期よりも昔の出来事を描いた続編である。 また、第一期最終回『夢の生まれる場所』で[[ゲデヒトニス]]の「良い報せ」にお嬢様が「ワクワクするわね」と言っている事から救いが感じられる。 ○[[X>X(漫画)]] 天の龍・地の龍…どちらの『神威』も破滅を迎える(前者はTV版、後者は劇場版)。 ○[[くまみこ]](アニメ版) 田舎育ちで都会に憧れている主人公のまちは望み通りに仙台に進出し、上手く物事も運んでいたのだが、被害妄想の幻覚から都会恐怖症に陥り精神的に子供になる。 そして友人(クマ)のナツが望んでいた様にまちとナツはいつまでもじゃれあうのだった。 この斜め上の結末はキャラを微妙に黒くして原作の一部を再構成した実質アニオリであり、当然放送後は炎上。アニメ版は各方面から黒歴史と化した。 なお、原作の仙台へ行く云々は&bold(){一話限りのギャグ(※退行などはない)}として軽く片付けられている。 一方原作はハッピーエンドで完結した。 ○[[クロノクルセイド]](アニメ版) 「怖いよ! 死にたくないよ! もっと生きたい、もっと生きたい…!」 最後の戦いに勝利したが、その代償はあまりにも大きなものだった。 逃れられない絶望を突きつけられた主人公は愛する者と共に永遠の眠りについた。その後二人を見つけたアズマリアがそんな中でも二人が幸せを得ていた事を知り、二人の遺志を継いでいく事を決意する。 …だが、その後に待っていたのはその約50年後に「二人が命を捨ててまで葬ったはずの巨悪が何の前触れもなく復活する」という救いのない結末だった。 ちなみに原作単行本だとヒロインが末期の息で死の恐怖を得た時に「主人公と再会」する場面で綺麗に終わり、他キャラもある程度救済されている((アニメ版を否定するファンからはこのラストなどを根拠に原作者がアニメ版に対して憤慨していると憶測で主張する声が出ているが、原作者当人は「原作そのままだと面白くない」、「アニメの空気感は漫画では出せない」というスタンスであり公式でその様な事実はない。又その後出たアニメ版のDVDBOXのカバーイラストも手掛けている。))が、 少年画報社版単行本の解説ではそんな最終回の余韻を台無しにするような「未来(エピローグで描かれた1999年のアメリカ)は最終決戦のせいで別な大問題が発生してるよ!(意訳)」と酷いことが明かされている。 又主人公二人の視点に限れば、見方によっては&bold(){本編後に主人公がヒロインを看取り独りで長い時を生き続けるだろう}原作版より、&bold(){2人で共に逝く事を選んだ}アニメ版の方が報われているのではないかという意見もある。 ○[[デュエル・マスターズ チャージ>デュエル・マスターズ(アニメ)]] 友は救えず闇に堕ち、仲間の一人は主人公を庇い命を落とす。 FE編以降はアニメ化されていないので、続きは[[原作>デュエル・マスターズ(漫画)]]を読むしかない。 展開自体は原作通りになぞっているのだが、試合内容がより重苦しいものになっている。 〇[[シャーマンキング]](2001年版アニメ) 「だからお前じゃダメなんだ!!」 一度は敗北し取り込まれるも、仲間達の声援を受け、ハオを打倒した葉。 G・Sも失われた事でシャーマンファイトは無期限中断になり、葉達は日常に戻るが、最後の最後にオラクルベルが鳴り響き…。 当時原作が未完だったがゆえの結末だが、後に原作で&bold(){ハオを倒すだけでは幾度となく転生を繰り返す}事が明かされたため、バッドエンドである事が確定した。 また原作及び2021年版アニメが「ハオを受け入れ、救う」結末に対し、こちらは「ハオを拒絶し、倒す」という真逆の結末となっている。((実はオパチョが取った行動も真逆で、前者ではハオに拒絶されても寄り添う意志を見せたが、後者では激昂するハオに恐れをなして逃げ出した。)) ○ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~ Z本編はハッピーエンドだが、悟空の親父ィが主役のTVSPはバッドエンド(本編では故人である以上そうするしかないのだが)。ちなみに[[バーダック]]はこれが初登場となる。 奮闘むなしく、バーダックは惑星ベジータを救う事が出来ずに惑星もろとも爆死。 [[フリーザ一味>フリーザ軍]]との決着はバーダックの息子、[[カカロット>孫悟空(ドラゴンボール)]]に託されることとなる… もう一つのバーダックのお話、「[[エピソード・オブ・バーダック]]」はハッピーエンド寄りなのは救いであろう。 ○[[ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日]] とある人物とそれに関連した悲劇・言葉不足・子供に超兵器を託していた結果、社会的にはハッピーエンドと言えるものの(被害多数だがこのおかげで地球に居る生物ほぼ全滅は免れた)、 敵味方ともに非常にやるせない終わり方を迎えた。 作品全体の素晴らしい出来栄えと、「首」とそれに対して反射的に「やってしまった」ことを始めとする悲惨な流れは、視聴者に惜しみない賛美と同時にトラウマを植え付けた。 ○ほれいけ!DEKAPAN-MAN([[おそ松さん]] 第一期第3話『こぼれ話集』) 自分なりの正義を貫き、困った人たちを助けようとする心優しき正義のヒーロー・デカパンマン。しかし彼はその善行の後、乾いた銃声と共に眉間を射抜かれ……… [[おそ松>松野おそ松(おそ松さん)]]「全然、わかってねぇ…」 [[元ネタ>それいけ!アンパンマン]]のイメージをぶち壊しかねない内容だったため、[[お蔵入りに>封印作品]]。 DVD・BD版ではショート映像「リアル松」に差し替えられた。 ○装鬼兵M.D.ガイスト 主人公の個人的な目的が原因で人々は破滅の危機を迎えてしまう。 その後の出来事が描かれた続編でも主人公のせいで多くの犠牲者を出す事に…。 「俺のゲームはまだ終わっちゃいない。…これから始めるんだ」 ○[[バトルスピリッツ 少年激覇ダン]]/[[バトルスピリッツ ブレイヴ]] 「俺が消えても俺が変えた”事実”は残る!これからは俺が作った時代だ!」 新世界の創造のため、今ある世界を破壊する黒幕の企みは[[主人公>馬神弾]]の手で一先ず阻止された。 しかし曲がりなりにも世界を憂いての行動を代案のない「とりあえず」で阻止した「世界を救った英雄たち」に待ち受けていた運命は、まだ”少年”だった彼らには[[余りにも過酷なもの>マスゴミ]]だった… 『少年激覇ダン』単体でみればハッピーエンドなのだが、続編である『ブレイヴ』でその後の出来事が語られたことで実はバッドエンドだったことが明かされた。 そして新たな戦いの果てに主人公は… ○[[デビルマンレディー>デビルマンレディー(アニメ)]] 見方にもよるが、[[主人公>不動ジュン/デビルマンレディー]]やごく一部の人物以外死亡。 更に主人公が[[互いに気持ちを共有できる相手>アスカ蘭]]や両腕、誰かを愛する気持ちを無くし物語から退場する結末は今でも賛否両論。 それでも漫画版よりはマシなのだが……。 ○[[鷲尾須美は勇者である>結城友奈は勇者である]] タカヒロの本気。 主要人物の1人が[[死亡>三ノ輪銀]]、残りの2人もそれぞれ[[全身不随>乃木園子]]、[[記憶喪失&両足不随>東郷美森/鷲尾須美]]という徹底ぶり。 そして物語は「結城友奈の章」へ続いていく…。 ○[[Carnival Phantasm]]『ドキドキデート大作戦』 攻略ヒロイン全員と付き合いバッドエンド一直線の限界水域に達してしまった[[衛宮士郎]]と[[遠野志貴]]。 バカ二人は懊悩の果て2択にまで絞り込むも、&bold(){どうあがいても絶望な未来しか彼らには残っていなかった}。 ・全員とデート:何とか全員の機嫌を取り持とうと無茶な同時並行デートに挑むも、スケジュール管理の破綻、及び別のヒロインとの約束を忘れていたせいで…。 ・メインヒロインとデート:浮気心をすっぱりと切り[[メイン>セイバー(Fate)]][[ヒロイン>アルクェイド・ブリュンスタッド]]を選んだ2人。だがその翌日から、二人の生活は陰りだし…。 ○[[星合の空]] ラスト、主人公は母親が元夫である父親に暴力を振るわれ金を奪われたことをきっかけについに耐え切れなくなり、包丁を持って、父親の住むアパートへ向かい…。 メタ的な事を言うと、&bold(){本来2クール構想だった作品の1クール短縮が決まったのに、スタッフがシナリオ修正を行わなかった結果}という、あんまりにも程のある事情である(一応、後日談であるOVAの制作が決定した)。 ○絶対衝激 〜PLATONIC HEART〜 ヒロインは友達となった少女の行方を追うために、勝ち残ることで願いを叶える事が出来るバトルに身を投じていく。 だが戦いの果てにたどり着いたのは、親友も、想いを寄せる親友の兄も、探していた少女も、皆がヒロインの血筋を怨み、復讐するために自分を騙していたという残酷な真実だった。 銃撃されて痛みにのたうち回るヒロインだが、母親の介入で命は救われる。 しかし、信じていた人全てに裏切られたヒロインには、絶望しか残されていなかった。 物語は、痛む体を引きずったヒロインが、兄妹の母親(同様にヒロインの血筋を怨んでいる)の元を訪れ、母親が驚愕の表情を浮かべたところで終わる。 直前まで普通の萌えバトルとして見ていた視聴者を絶望のどん底に叩き落とす、一片の救いもないラストであった。 ○「艦これ」いつかあの海で そもそも&bold(){[[1944年から始まる物語>太平洋戦争]]}という時点で不穏な空気しかないのだが、 開始時点で&bold(){第一期メインメンバーほぼ全員がいなくなっている}((第一期とは世界線が違うので劇場版の後で第一期メインメンバーが壊滅したというわけではない。))という状況から始まり、途中なんとか盛り返せそうな様子を見せる事もあったが、 最終話にて史実における坊ノ岬沖海戦が発生。史実を越えて生き残っていた主人公も参戦するが圧倒的不利を覆す事はできなかった……。 &font(l){この展開を再現したと思われる[[ゲーム版のイベント>絶対防衛線!「小笠原兵団」救援(艦隊これくしょん)]]もとんでもない難易度になっていた。} とはいえEDでは現代世界である&ruby(いま){未来}、平和な日本で日常を過ごす艦娘達の姿も描かれており、史実通り戦いの果てで敗北はしたものの未来を守り切る事はできたという事だと思われる。 #areaedit(end) } #openclose(show=漫画){ #areaedit() ○アトムの最後 余りに後味が悪すぎて、作者本人すらパラレルだと断言。 「お…俺はジュリーを二度殺したんだ…! さぁ、どうにでもしろ!かかってこいよ!!」 ○アトム今昔物語 宇宙人の手を借り、アトムがたどり着いた先は地球。だが、そこは… 「アトム…とうとうこの日が来てしまったわ。あなたは消えなくてはならないのよ!」(連載版と現行版ではそれを決断したキャラが違う) 作品全体を見ればバッドではないが、「最初に登場したアトム」目線ではバッドである。 ○アトム還る 辿り着いた世界は遥か大昔の地球…なわけがなかった。 「こうして神は、砂漠の中で眠りについた。その姿を後に人はこう呼ぶ…『スフィンクス』と」 ○アトム二世 より人間らしい第二のアトムを作ったは良いが…。 「おれ 正義の味方だからジタバタしないんだ。」 「イヨー、性戯の味方ーっ」 ○悪右衛門 「世界一の…大馬鹿者よ、フン!」 ○泥だらけの行進 「なんでぼくがくるってるんだ! ぼくは正義の味方なんだ!!」 ○安達が原 あさまになりぬ あさましや 我が姿 という声は なお すさまじき 夜嵐の中 ○ブタのヘソのセレナーデ ドタバタ喜劇からの一転鬱エンド。というか、可愛いペットを死にそうだというだけで即食おうとするのもどうかと。 「誰が人間に核兵器なんか埋め込みますか!近くにいたブタに埋めたんですよ、私は!」 ○コラープス 臥薪嘗胆の末、敵には勝った。勝つこと「しか」できなかった。 ○鳥人大系 長い戦いの末、人類は鳥人に滅ぼされた。 しかしその鳥人も、人類と同じ道をたどっていた… ○苦情銀行 「もうあなたみたいに乱暴なお客はおことわりです!エネルギーのまま『そっくり』お返しいたします!!」 ○人間ども集まれ! &bold(){これ以上ない程皮肉なタイトル}。敵は討てたが、敵以外も皆…。 「おまえたちはセックスにシットしているだけなんだ!出ていけッ!!」 連載版での後日談がカットされた結果こうなった。 ○[[MW-ムウ-]] 「悪は滅びた、多大なる犠牲のもとに」。 なんて終わり方をすると思いきや… ○[[奇子>奇子(漫画)]] 奇子「は」生き残る。奇子「は」。これも連載版ではまだましなエンディングだったという…。 ○アドルフに告ぐ 様々な人々の運命を狂わせた「書類」は「公開」も「廃棄」も間に合わず時間切れで紙屑と化し、語り手は弟の骨も拾えぬまま、空襲が切っ掛けで聴力や妻を失い娘だけが残され、 妻の息子(前夫との子)は心を病み外道化し友情を捨て母に絶縁されても信じたかった[[人物>アドルフ・ヒトラー]]に死に逃げされ流浪の旅に。 そしてWW2が終わり、空襲やユダヤ人迫害「は」無くなった世界。だがそれは家族思いで真面目なパン屋すら非情な軍人と化す、泥沼のパレスチナ紛争・中東テロの始まりでしかなく、 題名の言葉により荒野で元親友な「妻の息子」と「パン屋」、2人の「アドルフ」が互いを&bold(){家族の仇}として殺しあうも、勝った「アドルフ」も後に…。 「最後のアドルフが死んだ今 この物語を子孫達へ贈る」。 ○[[仮面ライダー(漫画版)]] 2人の仮面ライダーの力を以てしても[[ショッカー]]は滅ぼすことが出来なかった。 「しまった! 医者を一人さらってくるのを忘れた!!」 そして戦いは『仮面ライダーEVE』に続く… ○仮面ライダーBLACK(原作版) 敵は倒したものの、光太郎が無人の東京湾で沈没した日本丸の上に立ち、自分が何者なのかという問う所で終了。 光太郎「おしえてくれ~!!オレはだれだ!?」 ○[[変身忍者嵐>変身忍者 嵐]](週刊少年マガジン版) 倒した敵の親玉が生き別れの父親であり、更に敵の親玉の女達に罵声を喰らい、主人公が絶叫した所で終了。 この設定を引き継いだ『変身忍者嵐 SHADOW STORM』なんて漫画もある。 ちなみに同作者による『希望の友』掲載版も別ベクトルで救いがない結末。 ○[[人造人間キカイダー]](週刊少年サンデー版) 『ピノキオは人間になりました。めでたし、めでたし…』 「…だがピノキオは人間になって、本当に幸せになれたのだろうか…?」 忘れられやすいが、『イナズマン』の漫画版で語られた後日談を見る限り、この後キカイダーは新人類帝国に捕まって操られ尖兵にされていた。 しかしそれによって、イナズマンと出会い助けられたので人生万事塞翁が馬である。 ○ロボット刑事(週刊少年マガジン版) 埋めることの出来ない、永遠の孤独。 「ああっ、マザー!!!」 ○[[明智警部の事件簿]](原作版) 警察の闇を暴いたせいで大切な人を次々と失った[[明智>明智健悟]]はもう誰にも頼らないことを決意し、冷徹な存在になり果てる。 だが忘れてはいけない。[[とある少年>金田一一(金田一少年の事件簿)]][[との出会い>雪夜叉伝説殺人事件(金田一少年の事件簿)]]が待ち受けていることを。 ○[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]] 公式で3度描かれた最終回の一つ、「[[ドラえもん未来へ帰る>ドラえもん未来へ帰る(ドラえもん)]]」(「小学四年生」1971年3月号掲載)は唯一の完全なバッドエンドとなっている。 時間旅行者の過去の人間に対する迷惑行為や犯罪の増加に伴い、22世紀の政府は時間旅行の規制を強化。 市民の過去への渡航は禁止となるため、ドラえもんも22世紀に帰らなければならない。 ドラえもんは「のび太くんとわかれるのいやだあ」と泣きわめくもセワシに引きずられ、志半ばで未来に帰って行った… 「つくえの引き出しは、ただの引き出しにもどりました。でも……、[[ぼく>野比のび太]]は開けるたびにドラえもんを思い出すのです」 もう一つの最終回「[[ドラえもんがいなくなっちゃう!?>ドラえもんがいなくなっちゃう!?(ドラえもん)]]」(「小学四年生」1972年3月号掲載)も、「のび太のドラえもん依存は深刻であり、このままでは彼がダメ人間になってしまうと危惧したセワシの説得で、ドラえもんは帰還を決断する」という、ややネガティブな理由が設定されていた。 ただしこちらは、自転車の練習に励むのび太をドラえもんがタイムテレビ越しに応援するという、少し希望の持てる結末を迎えている。 これでは手厳しすぎると感じたのか、"最終回の決定版"((上記2作のような雑誌連載の終了回では無く、作品自体も「帰ってきたドラえもん」に繋がっているため、厳密には最終回では無い。しかしその完成度の高さから、ある種の「最終回」とみなされている))とされる事の多い「[[さようなら、ドラえもん>さようなら、ドラえもん(ドラえもん)]]」(「小学三年生」1974年3月号掲載。コミックス6巻収録)では、別れることについて完全な和解をした状態で未来に帰る展開となっている。 ○[[ミノタウロスの皿]] 「あのー『残酷』とは、どういう意味なんですかね」 待望のステーキをほうばりながら、おれは泣いた。 ○[[間引き>間引き(漫画)]] 「だっておなかがすいてしょうがなかったんだもの」 ○流血鬼 明るすぎるバッドエンド。いろんな意味で。 「気が付かなかった。赤い目や青白い肌の美しさに!  気が付かなかった!夜がこんなに明るく優しい光に満ちていたなんて!」 元ネタである『アイ・アム・レジェンド』と比較すると十分ハッピーエンドであるが。 ○どことなくなんとなく 「我々は最後のチャンスを与えてやったのに…」 ○[[大予言>大予言(漫画)]] 予知能力者のジレンマ。そして「危機」に充ち溢れすぎた世界と「危機」に無関心すぎる人々…。 ○[[クレオパトラだぞ>クレオパトラだぞ(漫画)]] 夜毎見るクレオパトラの夢から輪廻転生の存在を確信した主人公は、ろくな目に合わない今の人生から逃れるべく短絡的に自殺を図る。 今より悪くはならない、だめならまた生まれ直せばいい、と楽観する彼を待つ次の人生は… ○[[ヒョンヒョロ]] &bold(){「誘拐ヲ実行スル!」} そして誰もいなくなった。 ○ノスタル爺 「抱けぇっ!!」 主人公が子供の頃からいた気の触れた老翁の正体は…。 ○カンビュセスの籤(くじ) [[藤子・F・不二雄]]版[[ソイレントシステム]]。 「命の籤引き」をしたくないと逃げた男は、皮肉にもたどり着いた果てである女性の「全て」を託されてしまった…。 ○[[ある日……>ある日……(漫画)]] 「「ある日」は「唐突」にやってくる。「伏線」など張るひまもなく。「説得力」のある破壊なんてあるものか。「ある日」がいつくるか……今日にも……」 &bold(){プツン……} ○箱舟はいっぱい 二つの家族は仲良くピクニック…そろそろ気候が…。 世の中、知らない方がいいこともあるのだ…。 ○絶滅の島 漫画版:人類は彼らが[[病気>ハゲ]]特効薬になると言う迷信を信じた宇宙人のせいで絶滅するも、宇宙人側の動物保護官によって最後の少年少女は辛うじて守られた。 OVA版:「&bold(){人類はみな、兄弟なのです}」という↑の内容のアニメが流れる場所は…。 ○自分会議 財産をめぐって醜い言い争いをする未来の「自分」達を見て、嫌気がさした子供の頃の「自分」がとった行動は…。 ○笑ゥせぇるすまん 謎のセールスマン・[[喪黒福造]]が現代人の「ココロのスキマ」を埋めるオムニバス集。 「喪黒との約束を破ったため破滅もしくは死亡する」「本人的にはハッピーエンドかもしれないが、社会的には…」という末路を迎える依頼人が殆ど。 中には喪黒が依頼人へ意図的に不幸を押し付ける場合も… 「さて、今日のお客様は…ホーッホッホッホッホッ…」 ○[[明日は日曜日そしてまた明後日も……]] 永遠に来ることのない「日常」。両親も主人公も疲れ切った顔で… ○総員玉砕せよ! 「誰に見られることもなく…誰に語ることもできず…ただ…忘れ去られるのみ…」 ○ススムちゃん大ショック 親の愛?[[そんなものは最初から存在しなかったのだ。>蛮野天十郎]] ○[[デビルマン(漫画)]] アーマゲドン。主人公・不動明に見捨てられた人類は完全に蚊帳の外のまま滅亡してしまった… 明「俺はもう、何もない…。生きる希望も幸福も…生きる意味さえも! 守るべき何者もない…」 主人公とラスボスの関係性のケリは『[[バイオレンスジャック>バイオレンスジャック(漫画)]]』ラストへと引き継がれる。 ○[[グレートマジンガー(桜多吾作版)>グレートマジンガー(桜多吾作版)]] ハードながらも大筋はTVシリーズに沿ってはいるが、最後に主人公が…… 他にも量産型グレートマジンガーのエピソードなど、話単位で暗い結末を迎えてるものも。 ○[[UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)>UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)]] ベガ星は倒したが、人類もまた滅びの道を辿る。 [[グレンダイザー>グレンダイザー(機体)]]は地上を無に返し、デュークたちは新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入るのだった…。 ラストでは敵味方の生き残りが地球の再建を誓う場面で締め。 ○[[ゲッターロボG(桜多吾作版)>ゲッターロボ/ゲッターロボG(桜多吾作版)]] 関東を手中に収めた百鬼帝国を滅ぼすため、竜馬たちはその若き命を犠牲にする事に。 ○それゆけコンバット [[石川賢]]の連載デビュー作。当初は戦争題材のギャグマンガだったが最終話では…… 「ちくしょー戦争なんかくそくらえだ! 死んじまえみんな死んじまえ 死んじまえー死んじまえー」 ○タイガーマスク(原作版) 世界戦に向かう途中、子供をかばってダンプに轢かれる主人公。 今際の際に主人公が取った行動は、マスクを処分してタイガーマスクの正体を隠蔽する事だった。 アニメ版では交通事故に遭わなかったものの、原作版とは別の意味で悲しい結末を迎える事に…… ○[[ベルサイユのばら]] 副主人公と彼氏はボロボロだった体を押してフランス革命に身を投じ、その直後相次いで戦死。 正主人公は夫を処刑された後子供達と引き離され自らも処刑され、正主人公の本命彼氏も後に故郷で惨殺。 そして数多の血を流しながらも革命は「主導者の処刑」等により成功しつつも中途半端な結果に終わり、後に『栄光のナポレオン-エロイカ』で描かれるナポレオンの時代へ突入する。 『三国志演義』と同様に「史実ベースなゆえにバッドエンドにならざるを得なかった作品」。副主人公カップルに関してはバッドとも言い難いが。 せめてもの救いは、史実ではその後悲惨な末路を辿る事になるルイ17世が無事に生き延びる事ができると示準された事だろうか。 ○紫電改のタカ 母親と幼馴染が基地を見舞う頃、主人公は沖縄の空に散って行った… ○ザ・コクピット 第二次世界大戦を舞台にしたオムニバス形式の戦争漫画。各エピソードの主人公は大抵死亡する場合が多い。 ○[[マーズ>マーズ(横山光輝作品)]] 六神体を倒し、地球爆発の危機も回避したマーズ。 しかし地球人の醜さに絶望した彼は、「本来の任務」を思い出してしまい… 「ナントイウミニクイ姿ダ コレガ人間カ……ドウシテボクハコノ動物ヲ守ロウトシタ」 この作品を原作とするアニメ『[[六神合体ゴッドマーズ]]』は大幅改変されてもはや別物に。 その後原作準拠で再アニメ化されるが、原作と比較すると救いのあるエンディングとなっている。 ○にんじん大好き! 主人公・たかしの祈りが神さまに通じ、たかしは人参嫌いを克服したが…? 「わーー 大きなにんじんだあ… かぷっ おいしぃっっ」 ○[[東京BABYLON]] 姉を殺した星史郎への復讐を決意する昴流。そして物語は『[[X>X(漫画)]]』へ続く… 昴流「あの人だけは僕が…殺します」 ○[[魔法騎士レイアース]](第一章) 囚われの姫から告げられた、魔法騎士の真実と残酷な宿命… 光「こんなのって、こんなのってないよー!!」 [[スパ>スーパーロボット大戦T]][[ロボ>スーパーロボット大戦30]]でも&bold(){全く容赦無し}(強さ的意味でも)。 ○銭ゲバ 「愛」を得られぬ程の醜い顔や困窮で母を失ったことで「銭ゲバ」となり、様々な人々を犠牲にして金と権力を手に入れた主人公。 しかし皮肉にも勝利した後「ささやかな幸せの夢想」と「自分の歩んだ修羅の道」を思い、そして…。 「てめえたちゃ みんな銭ゲバと同じだ。いや銭ゲバよりひでえな。」(主人公を観察してきた作家の言葉)。 ドラマ版でのラストでは原作の「ささやかな幸せの夢想」部分が拡張されて終わった。 ○[[ザ・ムーン>ザ・ムーン(漫画)]] ジョージ秋山唯一のロボットマンガ。 人類と宇宙人の交渉決裂により戦争が勃発、宇宙人の手によって地球全土に降り注ぐカビに次々と倒れる主人公たち。 そして主を失った巨大ロボット「ザ・ムーン」は雪の中、その大きな両目から涙を流した… ○西岸良平短編集「地球最後の日」 「地球最後の日」「海底人8823」「終わりなき悪夢」が該当。 「ミイラの論理」も後味が悪すぎる結末。 ○サスケ 忍者漫画の金字塔。 幼いながらも忍者としての宿命を背負うサスケ。 新しい家族を得てようやく穏やかな生活を手に入れた矢先、隠れ里の崩壊で父と義母は命を落とし、義理の姉は行方不明となる。 最終話では異母弟の子ザルも行方不明となり廃人となりながら荒野をさまようサスケの姿だった。 その生きた屍となった姿は宿敵の柳生十兵衛すらとどめを刺すのをやめてしまうものであった……。 ○milk junkie 『[[封神演義>封神演義(漫画)]]』の藤崎竜による、星新一のSSを思わせる短編。 ただ背を伸ばしたかった。その単純すぎる願いは、止めようもない「欲望」に変わった。 何のことはない、全ては黒幕の予測通りでしかなかったのだ。 ○ピューと吹く!ジャガー [[サザエさん時空]]?そんなものはありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。 連載期間約10年の長編ギャグ漫画。主人公は最終話で、あまりにも残酷な現実を突きつけられる。また、単行本最終巻では登場人物のその後が明かされた。 「どうせいくつになったって、先の事なんてわかんないんだから。それに…お前には珍笛があるじゃないか!」 ○ゆび 「くだらねえ」 ○"LOVe" 最終回で爆死・失踪と一気に暗くなる週刊少年サンデーのテニス漫画。 ○[[Z/X -Zillions of enemy X-]](Vジャンプ版) 真祖の仮面を被ったガムビエルが特異点達を次々に抹殺、世界を海に沈めてしまう。収束するバッドエンドフラグ。 それを見た大和…いや、サタンはほくそ笑み、絶望に打ちひしがれたアラトは、飛鳥から奪った力でタイムリープを発動する――。 ○[[空が灰色だから>空が灰色だから(漫画)]] 全体的に欝な話が多い短編集。 最終話『[[歩み>歩み(空が灰色だから)]]』は将棋の駒(歩兵と桂馬)の動きを知った後に読み返すと…? 唐井「誰かこんな情けない私を、どうか――『許さないでくれ』」 ○[[絶叫学級/絶叫学級 転生>絶叫学級]] 少女漫画とは思えない恐怖の短編集。 「あなたが体験したことのない授業へ、私がご案内します」 ○[[魔石商ラピス・ラズリ]] 各話ごとに出てくる主人公に襲いかかる、[[死亡フラグ]]とバッドエンドの宝庫。 最後はその元凶たる人物が消滅し、被害にあった主人公たちも元通りとなったが……? 「最後にまぶしいくらいの絶望を、ありがとうございました」 ○うわこい 主人公は決して幸せになってはいけなかった。 ○[[彼岸島]]~最後の四十七日間 「いい景色だ、血で溢れている  ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」 宿敵・雅による吸血鬼ウイルスを持つ蚊をバラ蒔く計画を止める事ができず日本は地獄と化す…。 そして物語は『48日後…』に引き継がれる。 ○ステルス交境曲 週刊少年ジャンプにあるまじきハートフルボッコエンド。 物語の中心人物である少年が、最後の最後までその人生を他人の欲望に歪められ、それを救えなかった主人公。 最後は数多の世界が交じり合った都市で、少年の生き写しのような人物が平凡な生活を送っているように描かれていた。 僅かながらまだ希望が残っているだけましか。 ○ノラネコノタマの作品の大半 目の前で妹が射殺されて自身も廃人にされる。 秘密を知った事で輪姦された後に証拠隠滅のために殺される。 仲間を助けに行こうと単身仲間の元へ向かおうとするも、捕まって同化する。 人形に魂を食われ、肉体は人形に乗っ取られる。 etc…… 同人誌から書籍化にあたる際に書き下ろされたものも… ○[[ジンキ エクステンド リレイション>『JINKI』シリーズ]] メインヒロインがガチレイプされ孕んだ事が示唆された挙句、またまた中断。スッキリしないってレベルではない。 ○[[池上遼一版スパイダーマン>スパイダーマン(池上遼一版)]] 守るべき人々こそが真のヴィランという現実を突きつけられたスパイダーマンは絶望の末に… 「ちくしょう! 弱者はいつだって強者によって ふみにじられ しいたげられ 殺されるんだ いつの時代だって!」 ○[[地獄の使者たち]] 「&bold(){小早川大尉どの、愛しておりました…}」 [[山川>山川純一]]先生の作品でバッドエンドには他にも『[[男狩り]]』『[[教育実習生絶頂す]]』などがある。 ○[[シグルイ]] 因習と血で塗れた「武士」という修羅道にて、それぞれの信念を貫かんとした二人の武士の物語。 二人を待ち受ける修羅の道のりとその果ては「残酷無惨時代劇」の肩書に偽りなし。 %%脇に変態共も多いがのう。%% なお原作は同じオチでもここまで無残ではないが、&bold(){結局主人公…というか参加者全員に未来なんて無かった}。というか史実では主催者もろくな死に方してないし…。 ○BM ネクタール ゾンビ物が流行る前に存在していたパニックホラー漫画。ゾンビではなく、有機物なら何でも食べられるように開発された食用人工生物「BM」の暴走による。 第一部は都市一つ、第二部は大型ビル一棟が範囲とかなり規模が小さかったが、その後九州以外のほぼ全ての地域に蔓延した。まあ、その九州も第三部で滅んだけど。 小学生の頃に巻き込まれ、家族を失ってもなおたくましく生きたかつての少年少女は、最終的に半ば崩壊してしまった日本の安全地帯でそれぞれ恋人(あるいは恋人候補)と安堵の時を得る。 と思ったら、第二部の惨劇のきっかけだったアメリカ産BMが開発再開されたという事実がラジオから舞い込む。 日本の現状も顧みない自国の愚行に、救助に来ていたアメリカ軍人は絶望の声をあげてEND。 ○エレル 病院に搬送されてきた探検家の老人は、ジャングルの奥地で謎の生物「エレル」に寄生されていた。 次々に感染が広がり、人がモンスターと化していく中、少年達はやっとの思いで病院の出口までたどり着く。 だがそこで彼らが目にしたのは、エレルに寄生された人間が大挙して押し寄せてくる光景だった。 ○[[金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]] ある意味最も分かりやすい&bold(){「約束されたバッドエンド」}。ついでに言えば犯人死亡エンドのエピソードも容赦なく&font(l){船津先生に追い打ちを受けている}『犯人たちの事件簿』エピソード化されているため、当該回はある意味2重のバッドエンド化も。 せいぜい『本編シリーズにおける[[高遠>高遠遙一]]初登場回』くらいがギリ例外か。 「バレる訳がない…!名探偵でも現れない限り…な」 また[[この回>魔犬の森の殺人(金田一少年の事件簿)]]とかは「そもそも『犯人たちの~』以前に原作が(主役="名探偵"にとっての)バッドエンド」と言えるだろう。 ○[[なるたる]] 強大な力さえあれば、幸せに近づける…と思ってませんか?ひょんなことで超常的な力を得た少年少女たちの、夢と希望と挫折と絶望の物語。 発狂のオードブル、鬱と死の満開全席。 むしろ最終回でウィニングラン感覚に(何言ってるかわからねえとおm(ry 一応エンドシーンは希望的とも言えなくはないが)。 最後の最期で身近な人と日常全てを喪った主人公は、最後の知人となった少女の振るった猛威の後、妊婦二人と竜達だけの廃墟世界で最初に夢想した「願い」を突きつけられる。 「命は代替が利くからこそ、命たりうるんだから」 アニメはちょうど中間点で終わり。そっちも別ベクトルで悲惨な展開+不穏な先行き。 もっとも異能を持ったからと言って''精神や価値観まで成長するかは別問題''であり、実際和解や説得の場面は殆どなく、一方的なエゴの押し付け合いによる結末ばかり。(人や世間から逃げると言う選択もあまりしてない)ゆえに一連の結末も''ある意味必然''、と俯瞰的な評価も多い。 ○むこうぶち 80年代のバブル時代の高レート麻雀で、「人鬼」と呼ばれる青年[[傀]]と卓を囲み翻弄された者達を描くオムニバス集。 &bold(){「御無礼」}されてしまうとただ金を失ったのみならず、人生の残額まで使い切ったり麻雀でのし上がる道を絶たれたり後ろ盾や職を失ったり逮捕されたりして社会的に抹殺されたりもするなど、大概本人あるいはその周囲にとって多種多様なバッドエンドを迎える。 一方でそうした逆境に置かれながらも、傀にリベンジを果たすため舞い戻ってレギュラーに昇格することもある。が、そんな猛者であっても破滅せず被害も軽微になるだけで、肝心のリベンジを果たせることは無い。 本作の狂言回しである麻雀プロ・安永に至っては傀と出会った当初からそんな「呪い」を負わされた人物であり、彼が大会に臨むも勝ち切れない、勝ってもアヤがつくという苦い結末に終わる話も多い。 ○[[BTOOOM!]](Dark真実編) 世界を裏から操っている黒幕が仕組んだ死のサバイバルゲームを強要された主人公達の物語。 もう1つの結末である『Dark真実編』では、ヒロインの命がけの行動で黒幕を葬り去る事に成功したのだが、恋仲であった主人公は……。 なお、連載時に描かれた『Light友情編』では逆に黒幕が生き残っているものの、こちらは一応ハッピーエンドを迎えている。これに関し作者は『Light友情編』は「商業的」な完結を、『Dark真実編』は「物語として」の完結を書きたかったと編集側と議論して作成したと語っている。 なお続編を見る限り、『Dark真実編』は正史ではないifルートになっている。 ○[[Nein>Nein(Sound Horizon)]](漫画版) 骨董店で入手した意志持つサングラスの改竄による「[[他の>Chronicle 2nd(Sound Horizon)]][[地>Thanatos(Sound Horizon)]][[平>Lost(Sound Horizon)]][[線>Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜(Sound Horizon)]][[での>Roman]][[悲>Moira(Sound Horizon)]][[劇>Marchen]](ビター・バッドエンドに繋がる魂をかけた選択)の否定(Nein)」を、最後に自身への干渉を「否定」し、熱い歌をサングラスに届ける事で終わらせた主人公。 だが白昼夢から覚め路地裏を歩いていた彼の元に、突如として骨董店主と黒猫が現れ「サングラスとの『約束』(対価)を果たす時」を宣告。そして… 「&bold(){ワタシの【否定】(Nein)を否定するのなら 貴方の【輪廻】(これから)も決して否定できない}」 …この後のシーンは自らの眼で確認・解釈してほしい。 原作アルバムでは「否定」の「否定」に対しサングラスが気持ちを歌にして返して終了なためバッドではないのだが、 コンサート版では日替わりのエンディング(BD受注限定版収録)があり、中には「骨董店主がお代を取り立てる」場面も登場。 ラスト公演は漫画とは違うもののやはりバッドエンド(そして未だ綴られぬ次回作)を想起させるような場面で終了し、その後行われたタイアップカフェでもそれを補強するような演出がされていたという。 ただCDのスタッフクレジットでは「物語解釈の自由」が謳われているため、これらのエンディングもまた解釈の一つであろう。 ○[[ゴミ屋敷とトイプードルと私]] 自称キラキラ女子が身の丈に合わない生活を続けた結果… ○[[U19>U19(漫画)]] 主人公の笑顔で締めくくられているが、条件付きで子供を刑事罰の対象にできる法案が可決、更に子供が人体実験の被検体となるなど、子供に対する処遇は改善されるどころか逆に悪化とお先真っ暗。 しかもそれらの原因の殆どが主人公が暴れまわったせいと、ある意味ではジャンプ漫画の中でも最悪のエンディングと言える。 ○[[ジオブリーダーズ]] ようやく全てがうまく行く…と思った所から、最終巻の内容は、「知り過ぎた」ことによる神楽総合警備ほぼ死亡の壊滅エンド。 生き残ったのは主人公(皆のおかげで何とか逃亡)、社長(姉の命で現メンバーの記憶を喪失or封印し新企業立ち上げに参加)、高見(拷問か何かを受けて敵に協力させられ、まやを削除したのが最後の姿)のみ。 一応単行本未収録の部分で主人公と社長のその後を描く第三部があるものの、開始直後に作者が病気療養に入り停止中。 ○禍霊ドットコム 謎の予言サイト「禍霊ドットコム」による様々な事件の話。 予言は悉くが人が不幸になるというもので、主人公はそれを防ごうとする。 が、ほとんどの事例において阻止は失敗に終わり、バッドエンドとなる。 主人公の回りだけ見ても、かつての同級生とその兄・現在の親友・年上の旧友・美術の先生・ともに行動する仲間が死亡または消滅する羽目になった。事件に遭遇して生存したのは妹だけ。 なお、サイト自体は余計なことをしなければ本当にただ不幸な怪奇現象を予言するだけの存在である。閲覧期間が切れると死ぬけど。 3巻で終了したが、本人はまだ抗うつもりであるなど、終わり方自体はバッドエンドではない。 ○[[連ちゃんパパ]] 再び元の鞘に戻り、まっとうな暮らしを目指して再出発した日之本一家。 だがパチンコの誘惑からは簡単には逃れられず、このままでは足を洗えないと悟った主人公は東京を離れ借金取りの伝でド田舎への移住を決意する。 一家揃って笑顔で畑仕事に精を出し、充実した自給自足の生活を送る彼らだったが…… 「''こんな所にパチンコ屋建てて儲かるのかね''」 はっきりと結末が描かれているわけでもないのにその後の展開が完璧に理解できてしまう恐るべきラストシーン。 (ある程度改心しているとはいえ)日之本夫妻のこれまでの所業を考えれば''ある意味ハッピーエンド''ではあるかも。 ちなみにラスト5話の表紙絵はピクニック中の楽しげな日之本一家の姿……なのだがよく見ると''端っこの方で妻がまた誰ぞ男と密会している''。君こそ真ノ邪悪ダ。 ○監獄学園 キヨシと千代が結ばれ、ハッピーエンドになるかと思われた矢先、キヨシの恋を応援しようとした花が暴走してしまい… 最終的に千代が裏生徒会21代名会長になり、キヨシたち男子はまた監獄へ収容されてしまう。 ○[[ポケットモンスターSPECIAL]] [[第5章>第5章 ファイアレッド・リーフグリーン編(ポケットモンスターSPECIAL)]]:闘いの果てに、[[デオキシス]]を[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]から解放した[[図>レッド(ポケットモンスターSPECIAL)]][[鑑>グリーン(ポケットモンスターSPECIAL)]][[所>ブルー(ポケットモンスターSPECIAL)]][[有>イエロー(ポケットモンスターSPECIAL)]][[者>シルバー(ポケットモンスターSPECIAL)]]達。だが[[予期せぬ人物>サキ(ポケットモンスターSPECIAL)]]の[[介入>ダークライ]]を受けたことで、物言わぬ石像となってしまう… [[第10章>第10章 ブラック・ホワイト編(ポケットモンスターSPECIAL)]]:[[N>N(ポケモン)]]との和解を果たした[[ブラック>ブラック(ポケットモンスターSPECIAL)]]だったが、[[ゲーチス>ゲーチス(ポケモン)]]を見逃したことで[[レシラム]]の石化能力に巻き込まれてしまう。そしてブラックを取り込んだままライトストーンは虚空へと飛び去り、残された[[ホワイト>ホワイト(ポケットモンスターSPECIAL)]]の慟哭が響き渡るのだった… ○どろろんぱっ! 「あさりちゃん」の室山まゆみ原作のギャグ漫画。 ラストでは、主人公の小町がヒロインの娘として転生するが、その年はノストラダムスが予言した恐怖の大王が降臨する1999年だった。 しかし、人類を滅ぼすような災害も戦争も起こる気配はない。 一体恐怖の大王は何なのかと問う天使アンジーに、大天使ミカエルはその正体を話す。 恐怖の大王とは、やがて核兵器をこえる何かを創り出し、人類を滅亡に導く存在だと。 1999年に恐怖の大王は降臨するのではない、生まれるのだと。 ヒロインの行き過ぎた英才教育の果てに、小町が超兵器を発明して人類を滅亡へと導くことを示唆して、物語は幕を閉じる。 なお、「どろろんぱっ!」は「あさりちゃん」と世界観を共有している可能性があり、もしそうなら「あさりちゃん」の世界もやがて滅亡することになる。 #areaedit(end) } #openclose(show=楽曲){ #areaedit() ○およげ!たいやきくん 不自由な世界から抜け出して新世界へ飛び出そう!→結局そこでも強者から逃げ回る日々、そして食われました。 だがそんな哀愁漂うテーマが当時のサラリーマンの胸に響いて日本一売れたシングルに。 ○泳げたいやき屋のおじさん 不自由な世界から抜け出して海へ飛び出そう!→結局命が惜しかった。 前述の哀愁漂うテーマを所ジョージがパロディした曲だが、結末は変わらなかった。 ○とんでったバナナ 小さな喧嘩をきっかけに広い海へと飛び立った一本のバナナも結局お船の船長さんに食べられてしまいました。 ○チコタン ぼくのおよめさん 4番までの夢溢れる歌詞から急転直下の超鬱展開。悲痛な叫び声が胸を打つ。 ○謳う丘~Salavec rhaplanca.~ 大切な1人を護るため、999人の命を捨て去った「英雄」の物語。 ○スーパーヒーロー(Nem.) ぼくは ただ あなたのように なりたかっただけなのに… ○[[だんご3兄弟]] うっかり放置されてしまっただんご三兄弟は、食料品の本懐を遂げられない体に… しかし何事もなかったの様に復活しているのは「童謡だから」と言うべきか。 「うっかり寝過ごし、朝が来て…固くなりました」 ○[[Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜(Sound Horizon)]] アルバムそれ自体が1人の男が幼い頃に抱いた恋心を叶える物語と、大切な人と死別した5人の女性の物語。もちろん全て… まあサンホラなのでお察しください。 「──退廃(Decadence)へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語(Romance) 痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ 幾度となく開かれる扉 第四の地平線──」 ○恋人を射ち堕とした日 タイトルの通り。サンホラだし… ○カルマの坂 ある時代の乱れた世の中で、盗みを働いて生きている少年は逃げている最中に人身売買で売られてきたであろう少女を見かけ… ○ロード 異常なまでに長いことで有名なTHE 虎舞竜の名曲。 しかしその内容は……… 〇BAD END 曲名そのものがズバリな、[[蒼井翔太]]の歌うアニメ「[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]」のEDテーマ。 しかし、曲名に反して歌詞の内容自体は意外と前向きである。 蒼井氏演じる[[ジオルド>ジオルド・スティアート]]視点から見た「破滅するならどんとこい!でもそんなの関係ねぇ!」的な歌詞内容である。 〇[[Pieces>Pieces(L'Arc〜en〜Ciel)]] [[L'Arc~en~Ciel]]の楽曲。曲自体はメンバーが「子供を持つ気持ちを想像して書いた」「祖母を想って書いた」と述べている「あなた」を置いて逝く「私」の心情を描いたバラード。 何故かMVでは呪いのナイフを巡る100年の物語が描かれ、その中で「敬愛する主をナイフの呪いで殺してしまう執事」「恋人をナイフの呪いで殺してしまう男」 「うっかり拾ったナイフの呪いで母親を刺し殺してしまう幼児」「人質に取った少女が拾ったナイフの呪いで刺殺されるチンピラ」というバッドエンド&font(l){一つだけ普通に残当}が次々と描写され、 100年後にナイフを手にした呪いを解き放つ「最後の男」=[[hyde>hyde(人物)]]もまた、tetsuyaを刺し殺してしまう…… なお、ラルクの楽曲のMVには他にも「飛び降り自殺して途中で死ぬのが怖くなる男」「ラルクのメンバーがコールドスリープに付いて[[世界が崩壊した後に目覚める>ポストアポカリプス]]」など バッドエンド気味の描写が結構描かれている。 #areaedit(end) } #openclose(show=演劇){ #areaedit() ○11ぴきのねこ(舞台版) 馬場のぼるの原作は呑気だが、井上ひさしの戯曲版『十一ぴきのネコ』は最悪のバッドエンド。 『[[七色いんこ]]』で扱われた初期版は同士討ち、決定版は公害のせいで全員衰弱した所で幕が下りる。 晩年明らかにした『[[ひょっこりひょうたん島]]』の裏設定と言い、井上ひさしの思考回路って…。 ○人間風車 主人公は、感性がシュール過ぎる売れない童話作家。彼の話を面白がってくれるのは近所の子供たちや、知的障害のある青年・サムだけだった。 淡い恋をきっかけに傑作童話を生み出した作家だが、友人の裏切りで作品を奪われた上に盗作の濡れ衣を着せられ、仲の良かった子供たちにも作風が違い過ぎることで盗作ではないと信じてもらえず、挙句の果てにサムの正体が恋する女性の弟・オサムであることを知らずに話題にしたことで、彼女に拒絶されてしまう。 何もかもを失った作家は、やってきたサムに一つの即興物語を聞かせる。 復讐に取り憑かれた不死身の殺人鬼が、彼を裏切り、信じず、拒絶した者たちを次々と惨殺していくおぞましい物語を。 強い恨みとサムの純真さが、その悪夢を現実のものとしてしまうとも知らないまま… 1997年の初演のあと、2000年、2003年、2017年と再演が行われた舞台。2000年と2003年バージョンは救いを持たせた結末に改変されていたが、初演と2017年版の結末は一切救いようのないホラーエンディングとなっている。 ○[[AD-LIVE]] ◆2018年(下野紘・[[小野賢章]]編昼公演) 10年前出会い仲良くなった二人の男。だが世界滅亡が間近に迫った10年後、再会の地で&bold(){交通事故犠牲者の遺族は、加害者に最悪の償いを強いる}。 ◆2018年(AD-LIVE 10th Anniversary stage ~とてもスケジュールがあいました~千秋楽夜編) 「&font(#ff0000){撃たないと、終わらないぞ!}」 世界滅亡阻止のため滅亡の原因たる自分を殺す事を強制した男と、3人の男が見守る中彼を撃つ銃を託されてしまった協力者。だが殺すことを刹那ためらったせいで、&bold(){世界は皮肉なキラーエンドで救われてしまうことに…}。 ◆2020年 &bold(){最後の謎を出演者2人が同時に解けないと一人が沈みゆく豪華客船に残され犠牲になる}というえげつないギミックが搭載されたせいで、平均すると約半数の回で犠牲者が出る羽目になっているのだが、明確にバッド感がするのは少な目。 ・木村昴・仲村宗悟編夜公演 母に会いたいと願う子役と、最愛の妻の遺骨を抱え旅に出た男。居合わせた船の沈没危機に二人で脱出を試みるが、妻の死の真実と子役の秘密が明かされた時、最後の問題で男は[[ある選択>裏切り(展開)]]を下す。 「&bold(){さようなら、売れない役者さん}」 ・蒼井翔太・浪川大輔編昼公演 姉が恋していた男に姉の無念をぶつけるため会いに行こうとするミュージカル歌手と、入院中の友人の元に蒼井翔太グッズをお見舞いに持っていこうとする蒼井翔太ファンの男。 だがグッズの中に『&bold(){BAD END}』があったのがまずかったのか…。 一応取り残された方の願いも生き残った方が叶えたので実質的にはビターエンドに近いのだが、ある意味偶然にもフラグを建ててしまった感のあるエンド。 ・鳥海浩輔・吉野裕行編夜公演 結婚間近な姉の元へ向かう弟と、生き別れの弟が瀕死で入院中と聞いて助けるため向かう兄。 だが兄が受け取った弟からの手紙に秘められた&bold(){裏の意味と}、最後の謎に失敗したことが合わさった事で、物語は&font(#ff0000){AD-LIVE史上最悪の終局を迎えることに…}。 ちなみにこの公演も&bold(){千秋楽}。 ○ノートルダムの鐘(ミュージカル) 「答えてほしい謎がある 人間と怪物、どこに違いがあるのだろう」 怪物のように醜いが清らかなカジモドと狂乱の聖職者・フロロー達による[[愛と宿命の物語、を会衆が即興で演じるという体の作品。>作中作]] 基本的な流れは上記「◎文学作品」の「ノートルダム・ド・パリ」と同じで、善玉化したフィーバス(フェビュス)を除く3人の主役が死に絶える悲惨なデッドエンドである。 しかし悲痛な宿命から解放されたかのように衣装を安らかに脱ぎ捨てて元の青年へ戻るカジモド(役)の姿や、 会衆が一堂に会して本作の主題たる問いを改めて観客に投げかけるフィナーレは決して後味の悪いものではない。むしろ見た者の心を切なさや美しさ、奥深さで響かせるだろう。 ○肝っ玉おっ母とその子どもたち 従軍商人として生計を立てるシングルマザーのアンナとその子供、二人の息子と一人の娘は懸命に三十年戦争の時代を生きる。 戦争に翻弄されつつも飯の種にして逞しく生きる彼女らであったが、 二人の息子たちは徴兵された末に一人は戦死、一人は戦間期に戦時と同じ様に略奪を働いた罪で死刑となり、賄賂で救おうとするも間に合わず処刑される。 最後に残った娘も、街に敵軍が迫っている事を知らせようとしたばかりに射殺される。 たった一人残されてしまったアンナは悲しみに暮れ、子供たちを失う原因となった戦争を憎みつつ、 それでも生きるために戦争を食い物にして「逞しく」生きて行かざるを得ない……。 この様に大筋だけを見ると、戦時中を舞台にした作品という性質上仕方ない面もあるが、救いらしい救いがまるでない後味の悪いエンディング…に見えるが、本編は叙事演劇の旗手ブレヒトによって悲惨な大筋をドライでシニカル、且つコミカルでウィットに満ちた描写で描き出す事によって寧ろ全体的に軽妙なタッチとなっており、悲惨な大筋及び結末にも関わらず後味の悪さはなく、清々しさすら感じられるものとなっている。 #areaedit(end) } &font(#ff0000){YUME KIBOUをかな入力にすると} んなもい のにこらな &font(#ff0000){なんにも のこらない} それでもあなたは望みますか?→[[ハッピーエンド]] 追記・修正はバッドエンドを見た後にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,64) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 反対意見がなかったので、リセットしました。 -- 名無しさん (2022-10-04 09:33:13) - ハピシュガを削除。あれはメリーバッドエンドの方が相応しいと思うし、後日談もあるからね… -- 名無しさん (2022-10-27 01:16:18) - 以前にもコメントしましたがAD-LIVEの「2016年(下野紘・浅沼晋太郎編夜公演) 」は検索した限りでは自業自得に見えるので除去しました -- 名無しさん (2023-04-13 20:28:15) - スティーブン・キングも結構バッドエンド作品があるイメージ -- 名無しさん (2023-08-02 09:11:36) - 悪ノPさんの曲も大多数の曲がバッドエンドっぽい -- 名無しさん (2023-09-18 08:28:38) - ↑×4 メリーバッドエンドと言えば、妖怪人間ベム(アニメ版1作目)も当てはまってると思う -- 名無しさん (2023-10-12 09:32:11) - ゴジラの話を書くのは早すぎるって -- 名無しさん (2023-11-06 17:04:09) - 世にも奇妙な物語に関しては2021年秋スペシャルのやつが全部バッドエンドだったな…ただ、視聴者の中には「これはバッドエンドじゃなくてよかったんじゃ?」という意見もあるんだよな(特に「優等生」「ふっかつのじゅもん」は無理矢理バッドエンドにしてるっていう声もあったし) -- 名無しさん (2024-02-24 19:49:53) - オトナプリキュアも地味にバッドエンド染みた最終回ぽかったけど、、あれはどうなんだろえか… -- 名無しさん (2024-03-17 16:48:06) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/02/13 Sat 23:24:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 86 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,20){バッドエンド(BAD END)}} #contents() *概要 物語が不幸な結末で終わる事。または[[正しい終わり方>トゥルーエンド]]ではないEDを迎える事。 フィクションの王道である[[ハッピーエンド]]の対となる終わり方。 前者は余りにも悲惨な終わり方をした場合に使われ、ゲーム以外の作品にも使われる。 基本的に主人公が死ぬ物語は悲劇やバッドエンドに分類されるが、もちろん例外もたくさんある。比較的有名な例としては絵本『[[100万回生きたねこ]]』か。 「実はバッドエンドではない」「周囲としてはバッドエンドだが本人としてはハッピーエンド」「エンディングの本質は悲惨さではない」なんてものは意外と多い。 主要キャラクターが死亡して終わる「デッドエンド」についても、特に主人公が死ぬものはバッドエンドと捉えられやすいが、 そのキャラクターが死亡したことは確かに当人やその周囲の親しい人間にとっては悲劇ではあるが、 その死によって他の仲間や世界が救われ、物語としてはハッピーエンドを迎えたりすることもあるので、一概にデッドエンド=バッドエンドとは言えないだろう。 中には&font(#0000ff){「ハッピーに見えて最後までやると実はバッドだった」} &font(#0000ff){「ハッピーに見えて冷静に考えると、実際は何も解決してない、むしろ主人公達の行動が深刻な問題の火種をまいている」} というハイレベルなものもある。 このパターンは「メリーバッドエンド」と呼ばれることもある。 有名作品だと、 #co(){この2作についてはここに当てはまるように読み取り辛いのでコメントアウト。戻すならここか作品の項目で補足欲しいです。 ・[[もののけ姫]] ・[[トイ・ストーリー]] } ・[[風の谷のナウシカ(漫画)]] ・[[僕のヒーローアカデミア]]の「神野の悪夢」 ・[[Re:ゼロから始める異世界生活]]の「カララギ√」(「ナツキ・レム」) などがこれらのパターンに該当する。 トゥルーエンドに設定されている作品も少なくない。 この他、大多数にとっては悲劇でも当事者が概ね満足しているなど、視点を変えれば解釈の変わる結末も「メリーバッドエンド」と呼ばれる事もある。 例としてアンデルセンの『[[マッチ売りの少女]]』は、「マッチ売りの少女が誰にも買ってもらえず、家にも帰れないまま衰弱死した」という展開だけ見れば悲劇的だが、 その最期は「マッチの火に見た、優しかった祖母の幻に抱きしめられながら天国に召される」という、少女当人にとっては幸せなものだったことが語られている。 なお誤解されやすいが、同作者の『人魚姫』は主人公の人魚姫が空気の精霊に転生して王子達の結婚を祝福し新しい人生を歩みだすラストで、 先輩の空気の精霊が「悲しむと願いが叶うのが遅くなる(要約)」説明している所を見る限り、夢を目指し前向きに歩んでいくオチである。 こちらも同じく有名作品を例を挙げると、 ・[[秒速5センチメートル]] ・[[天気の子]] ・トイ・ストーリー4 ・[[カーズ/クロスロード]] などが該当する。 またバッドエンドとなった作品を続編等で補完しハッピーエンドにする場合もあるが、その場合は大抵賛否両論が巻き起こる。 「あの[[(ザクの)パイロット>バーナード・ワイズマン]]は奇跡的に一命を取り留めたようだよ」((ただこのセリフが出てくる作品では、作者が『三流のハッピーエンド』になってしまうのをわかったうえで、アニメで涙したファンのために、あえてこうしたというエピソードがある)) これ以外にもバッドエンドになりやすい場合としては、既存作品のスピンオフとして展開される前日譚等が挙げられる。 ただ、前日譚である以上、&bold(){ハッピーエンドで終わってしまっては原作本編に辿り着けなくなる}こともあるので、致し方ない面もある。 連載作品の場合、時には作者の意図しない形で作品がバッドエンドになることもある。 「主人公が死んでしまうが仲間により復活する」という話を予定していたのに、主人公が死んだ時点で[[打>打ち切り(漫画)]][[ち>打ち切り(テレビ番組)]][[切>打ち切り(海外ドラマ・ラジオ番組)]][[り>打ち切り(ライトノベル)]]が決定してしまい、 結果、読者からは主人公が死ぬバッドエンドと認識されてしまうような場合等がそれである。 ほとんどの場合は[[無理矢理にでも話を終わらせる>ソードマスターヤマト]]形で話を畳むが、展開的にどうあがいても少ない話数を畳めなかったり、 作者が急逝して物理的にこれ以上話を進ませることができなくなった場合は投げっぱなしエンドになってしまう。 近年では[[ソーシャルゲーム]]の[[サービス終了]]にそういった事例を多く見かけるだろう。 [[間違えやすいカタカナ英単語]]にもある通り、非常に間違われやすいが、バッ“ド”エンドである。 そしてシナリオライターが稀に患うバッドエンド的終わり方しか作れなくなる&font(#ff0000){「バッドエンド症候群」}と言う疾病がある。 ***◎バッドエンド症候群罹患者 ○石ノ森章太郎(※ストーリーも自分で書いた作品のみ) ○梶原一騎 ○[[首藤剛志]] ○野島伸司 ○[[Revo]] ○雪野みなと ○ダーレン・アロノフスキー ***◎元・バッドエンド症候群罹患者 ○[[富野由悠季]] ○CLAMP ○タイトー ○[[鬼頭莫宏]] ○[[虚淵玄]] *バッドエンド作品の一覧 一応&color(#F54738){ネタバレ注意}。 ゲーム作品のバッドエンドについては[[バッドエンド(ゲーム)]]を参照のこと。 #openclose(show=文学作品){ #areaedit() 【外国文学】 //○[[人魚姫]] //恐らく&bold(){世界一有名}なバッドエンド作品(一応「転生出来るかも」という救いがあるが)。報われない一途な恋心。 //ディズニーの手によるリメイク作『リトルマーメイド』ではハッピーエンドに改変されたが、賛否両論。 //↑人魚姫は「できるかも」じゃなく転生してます(一部のアレンジ訳ではラストがカットされているのがあるが原作は転生後のシーンがある)。ラストの空気の精霊の「(魂を得る願いは)微笑めば早く嘆けば遅くなる(要約)」というセリフや本人が王子達を祝福して去っていく描写からむしろグッドとまではいかなくても十分ハッピーではないかと…まあ家族と別れていますがそれは王子と結ばれても同じだったし。 ○フランダースの犬 世界的に有名な作品。だがネロとパトラッシュが天に召されるシーンしか知らない人も多いと思われる。 唯一の肉親である祖父の死をきっかけにネロの感情の起伏が少なくなり、加えて一部の周囲の大人たちから「甘えるな」と言わんばかりに冷たくあしらわれるなど、鬱展開の要素も強い(アニメ版では特に顕著)。 アニメ版では最後に「ネロとパトラッシュは苦しみの無い、大好きな母や祖父がいる遠い世界へと旅立って行きました(意訳)」と、メリーバッドエンドと取れるようなナレーションが入る。 舞台となった村はベルギーに実在するが、地元住民からの評価は最悪…というより空気扱いで、イギリス人作家がベルギーを舞台に書いた作品だがイギリス・ベルギーの双方で知名度は低く、 「マイナーな児童文学が日本で大ヒットした理由とは」というドキュメンタリーの題材になったほど。現在では日本人観光客の問い合わせが多かったため一応銅像を作ってみたりはしているが。 2015年にはアニメ版最終話のその後の出来事を独自の解釈で描いた映画『[[天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~]]』が公開された。 ○運命の道 O・ヘンリーの短編小説。 彼の作品はハッピーエンドな作品が多いが、この作品はかなりのバッドエンドである。 詩人としての成功を求めてパリへ向かう青年の目の前で左右2つに分かれる道。 右に進むか、それとも左か、はたまた通ってきた道を戻って田舎に帰るか。 御丁寧に3つそれぞれの選択肢を選んだ結果どうなるかが分岐して描かれているがその結果は…。 ○ノートルダム・ド・パリ 純粋ゆえに不純な男達に翻弄された末魔女として処刑されるジプシーの少女エスメラルダ、初めて覚えた恋愛感情に狂って悪魔と化す僧侶フロロ、 そんな2人を愛していた醜い鐘つきカジモドは両者を喪った失意から姿を消す……という主要人物がことごとく悲惨な結末に終わる何の救いも無い作品。 なお主要人物にはフェビュスという浮気性の隊長もいるが、こいつは婚約者がいながらエスメラルダに手を出し、 いざ浮気がばれたら保身のために彼女を魔女扱いして死へ追いやる屑にも関わらず&bold(){何の制裁も受けずに生き残る。} 一応嫉妬深い婚約者と結婚したことが悲劇とされているが、胸糞の悪さは拭いきれない。 ディズニー映画版は原作の悲劇性を薄めて分かりやすいハッピーエンドとしているが、それはそれで原作の魅力を無くしているとして賛否両論。 ○[[水滸伝]] 腐敗しきった政治の犠牲者となった悪人達の生き様(?)を描いた作品。 各々の事情で梁山泊へ集結し、当時の中国王朝である北宋に帰順して賊軍と戦うも腐敗役人の謀略で碌な恩賞も出ないまま、幾多の戦いによって仲間たちが多数死亡(一部は梁山泊を見限って去る者も)。 更に生き残った者も戦争での怪我が原因で死亡するものが多数、一応最後には皇帝にも功績を認められ、恩賞ももらえたが彼らを快く思わない腐敗役人達の謀略で主要キャラが次々と毒殺、それに準じて死亡していく。 流石にあんまりすぎたのか、二次創作の中には黒幕にキッチリ引導を渡す物も。 また、「いくら自分達を理不尽な目に合わせた悪人相手とは言え、やっている事が酷すぎる」「結局こいつ等は好き勝手やってるだけじゃん」「散々暴れまわっておいて官軍として正義面するとは何事だ!!」という意見も多く、 17世紀に作られた「七十回本」の様に梁山泊終結で締めて帰順後のエピソードをバッサリ切り落とす作品もある((類似パターンだと日本でも横山漫画版の「119回目で話を止めて『犠牲は大きいかったが皇帝に功績を認められた』ところで終わらせる」という締めがある。))。 尤も「七十回本」制作背景には「梁山泊の戦う賊軍の中にいた異民族王朝『遼』(リアルにおいて北宋を倒した)≒当時中国を支配していた異民族王朝『清』に見えて政府的によろしくなかったからでは」なんて説もあるが。 史実ではこの作品で扱われた時代に北宋は滅亡しているので、「梁山泊連中がいたら歴史変わるかも」的な配慮(?)があったのかも知れない。 ○三国志演義 史実をベースにした世界的に有名な作品。 前半主人公([[劉備]])は苦難の果てに国(蜀)を起こし宿敵(曹操)の国(魏)との闘いに勝利してようやく軌道に乗り始めた矢先、義兄弟を謀略で殺され仇討ちも失敗して失意の内に病死。 後半主人公([[諸葛亮]])は劉備の遺志を継いで国内を纏め、志を果たそうとするが志半ばで過労死。そして、曹操の国は諸葛亮の宿敵である司馬懿がクーデターを起こして乗っ取ってしまう。 その後劉備が起した国は宦官の不正で弱体化し、司馬懿の子孫に滅ぼされるのであった。 一応、史実準拠なので主人公がバッドなのは当然ともとれるし晋(司馬懿の子孫が興した国)や呉視点で見ればバッドではない。 だがその後の史実では、呉には[[二宮の変>二宮の変(三国志)]]からの[[孫皓]]の暴政、晋には八王の乱→[[五胡十六国時代]]というバッドエンドが待っている… ○[[アーカム計画>アーカム計画(小説)]] 時間がとまった。死が死にたえた。そして大いなる[[クトゥルー>クトゥルフ]]が世界に躍りでた。永遠の治世をはじめるために。 ○[[1984年>1984年(小説)]] [[誰もビッグ・ブラザーからは逃れられない>テレスクリーン(1984年)]]。[[それこそが秩序である>二重思考/ダブルシンク(1984年)]]。 ○西部戦線異状なし 「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」 ○[[帰ってきたヒトラー]] ネオナチの襲撃が、皮肉にも「彼」をヒーローにしてしまう。彼の視点だった原作とは違い、映画版は更に恐ろしいことに…。 「歩き出すのだ。これから全てを」 ○クージョ 狂犬は死んだが、それに至るまでに時間がかかり過ぎた結果…。 作者自身、本気で書き直したいとさえ考え、映画化の際にハッピーエンドに改編されても賛成したほどの悲劇。 ○アイ・アム・レジェンド 「&bold(){俺こそが、伝説の怪物だったのだ(I am legend)}」 「最後の人類」を待ち受けていたのは、自らの価値観をも全壊させる皮肉な終焉だった…。 なお、この作品は何度か映画化されているが(設定などが変更されるが筋書きは大体同じ)、あまりにも救いのないラストだけは原作のテーマなどを維持しつつ、希望の残るラストに変更されることが多い。 2007年の映画では原作に近い価値観の逆転が描かれるラストだったが、試写会で批判が殺到して[[公開版では希望が残るものに差し替えられたという>別エンディング(映画)]]。 …だが、試写会版エンドでは原作と違い主人公が生存し、公開版エンドでは主人公が死亡する(80年代映画版と同じエンド)ため、何をもって「バッドエンド」とするのか考えさせられるものがある。 またこれをモチーフに描かれたのが藤子・F・不二雄の『流血鬼』である(こちらはメリーバッドエンドorハッピーエンドだが、原作に近いオチ)。 〇車輪の下 ヘルマン・ヘッセの小説。 神学校の試験に好成績で合格した主人公だが、次第に勉学に疲弊して自主退学。 職人としてやり直すこととなるが、昔ともに学んだ同級生への劣等感や、一目ぼれした少女との突然の別れ等から自暴自棄になり、最後は慣れない酒で泥酔した挙句…。 【日本文学】 ○[[ごんぎつね>ごんぎつね(児童文学)]] 少年時代のトラウマとして名高い一冊。 自分の悪戯で兵十の母を死なせてしまったごんぎつね。人知れず、その償いを続けるごんであったが、ある日、兵十の誤解により悲劇が起こる… 兵十「ごん…お前だったのか…」 ○吾輩は猫である ビールを飲んでしまって酔っ払い、水甕の中に転落して溺れ、安らかに死んでいく。 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい。」 ○[[赤い蝋燭と人魚]] 欲に目がくらんだおかげで、誰も幸せにならなかった… ○戦国自衛隊 自衛隊の近代兵器をもってしても歴史の修正力には勝てなかったよ… この要素は「続・戦国自衛隊」や「戦国自衛隊1549」にも受け継がれた。 ○[[ラスト・レター>妖精作戦]] 「私、もうやめるね」 超能力少女を助けるために走り続けた少年と同級生たちは、最後の最後で精神が限界を迎えた少女に「助け」られ、無理やり少女と事態から引き離された。 宇宙戦争の危機は有耶無耶の内に少年たちは日常に戻され、そして少女は独り宇宙の果てへ…。 『[[イリヤの空、UFOの夏]]』のベースになったエンディングでもあり、『レインツリーの国』の劇中作のモデルにもなった。 ○[[ハーモニー>ハーモニー(小説)]] <null>さよなら、わたし。さよなら、たましい。もう二度と会うことはないでしょう。</null> ○[[Fate/Zero]] [[主人公>衛宮切嗣]]は愛する妻や相棒を喪い、自身の理想も叶えられることなく、舞台となった街の一角を地獄に変える結果に終わる。 [[原作>Fate/stay night]]の前日譚である以上、少なくとも『主人公の理想の頓挫』『黒幕の生存』『冬木の街の大火災』『原作登場人物達の受難』は確定しており、なるべくしてなったとも言える。 そして10年後、[[主人公の理想を継いだ者>衛宮士郎]]は[[かつての養父の共闘者>セイバー(Fate)]]と共に、聖杯を巡る戦いに身を投じる事になるのだった。 ちなみにアニメ版においても原作に準ずるが、しかし[[1人の少女>遠坂凛]]の勇気によって、無残に散らされる小さな命が1つだけ救われることとなる。 ○マタンゴ 最後の逆襲 [[同名映画>マタンゴ]]の公式続編として発表された小説。 元の映画自体もバッドエンドの代表格な結末だったが、こちらはより一層(それも世界規模で)救いがない。 ○終りに見た街 戦時下にタイムスリップしていたはずの主人公が「終りに見た街」は、焦土と化した現代の東京だった…。 21世紀に作られたリメイクドラマ版とラジオドラマ版では、より「放送時の現代ないし近未来」だと分かる様な台詞が挿入されている。 ○[[リング>リング(小説)]] 妻子を助けるため、舅・姑(下手したら他の連中をも)をもビデオの呪いに巻き込むことを決意した主人公。 しかしその覚悟は『らせん』では完全に裏目に出、主人公一家全滅というバッドエンドに。 ちなみに『リング2』では子供と協力者「だけ」助かり、ストーリーを改編したドラマ版『リング〜最終章〜』のみ主人公が報われる結末となった。 ○王様ゲーム 命令に反すれば死亡という王様ゲームに参加させられたクラスメイトは、主人公を残し全員死亡。次作の「終極」では主人公も含めクラスメイト全員死亡。 しかし、その後も生死をかけた王様ゲームは消えることなく続く…。 ○リアル鬼ごっこ 王様が「佐藤」姓を減らすという名目で、鬼に捕まったら死ぬという「リアル鬼ごっこ」を開始。 1人生き残った主人公は王様を殺し、直後に殺されたため、「佐藤」姓はその後王位に即位した王子以外いなくなった。 ドラマ版も若干設定が変わっているもののたどる結末はだいたい同じ。 映画版第1弾、及びその後を描いた第2弾は「佐藤」姓を追う設定こそ変わらないが、 ほぼ別のストーリーになっていて死者も原作ほどは出ておらず、 主人公も両作品で最後まで生き残り、過酷な環境ではあるがそれに対して前向きに立ち向かうと言う、バッドエンドでない結末になっている。 ◯[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] テロに失敗し捕まった主人公ハサウェイは友人であり良き敵であったケネスの手により処刑される。 ところがケネスの最後の行動が裏目に出た結果、ハサウェイの死に際は連邦に都合が良いように事実を捻じ曲げられて伝えられるという後味の悪い結末を迎えてしまった。 執筆した富野監督が涙したともされるあんまりな結末だったからか、同作が初参戦した『[[スーパーロボット大戦V]]』ではハサウェイがこの結末を回避しようとする意図を見せている。 ○新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~ 『[[新機動戦記ガンダムW]]』の外伝小説だが、結末からすれば&bold(){副題があまりにも皮肉以外の何物でもない。} 「どうして、オレは右の手にこんなものを持っていたんだ!」 ○青の炎 かつて母や自分に暴力を振るったためにすぐに別れた母の元夫が再び家に居ついてしまった母と妹と暮らす17才の高校生。 暴力を振るい金を奪う義父に対して主人公は法的手段に訴えたが、大人は誰も手を差し伸べてくれず、 母と妹を守るため自分で完全犯罪になるであろう手段を思いつき殺害を決行。 この時一部始終を見られた上に物証を知り合いの不良に見られたが、これもトリックを使って正当防衛に見せかけ殺害。 …で、これで全て終わったかに思えたが、実は最初の犯行から既に完全犯罪は破綻しており、 しかも我慢していれば義父も病気でご臨終だった事を知ってしまった主人公は… ○[[乃木若葉は勇者である]] 珠子、杏、千景、高嶋…共に戦ってきた勇者達は若葉を残して皆戦死してしまった。 更に天の神が遣わしたバーテックスの力により、四国以外の大地は生命体が生きられない灼熱地獄へと書き換えられてしまった…。 6人の巫女を生け贄に「奉火祭」を行った事で人類は天の神から「赦され」、結界内の中で命を繋ぐことに成功するも、 結果を見れば人類側の降伏であり、実質的に敗北エンド。 しかし若葉は、同じく生き残った巫女のひなたと共に、長きに渡る反抗の決意を固めるのだった。 そして物語は「鷲尾須美は勇者である」に続いていく…。 ○野ブタ。をプロデュース 大ヒットしたドラマ版とは設定が全く違い、全てがうまくいっていた主人公は最後にはそれが煩わしいとのたまい、ヒロインを振って仲間も見捨てて自分だけで完結。 まさかの主人公自身が意図して導き出したバッドエンド。 #areaedit(end) } #openclose(show=映画){ #areaedit() 【外国映画】 ○[[ミスト(映画)]] あと少し待っていれば… ○ペット・セメタリー 呪いに縋ってでも家族を生き返らせようとした男に待っていたのは、余りにも悲惨な結果であった。 ○[[キャンディマン>キャンディマン(映画)]] 都市伝説を葬り去った主人公自身が都市伝説と化してしまう… ○[[エド・ウッド>エド・ウッド(映画)]] 映画監督としての才能はないが、誰よりも映画を愛していたエド。しかし、それは永遠の片想いだった。 こちらも史実に基づいた映画の為に、バッドエンドにならざるを得ない作品である。しかし、[[エドを愛した映画監督>ティム・バートン]]がその意志を受け継いでいた。 ○[[PLANET OF THE APES/猿の惑星]] 帰ってきたら… なお、原作小説もオチは違うがバッドエンドである。 ○[[スカーフェイス(映画)]] 下っ端からマフィアのボスへ成り上がり憧れの女も手に入れた。が、それは終わりの始まりだった。 ○カリートの道 裏社会から抜け出したくても自身の伝説と周りの人間が許してくれない。それでも平穏な生活を望み足掻くが…… 「悪事から足を洗おうとする人間は死ぬ」という[[死亡フラグ]]を作品全体で表現しているかのような映画。 ○[[ターミネーター3(映画)]] 「恐れるな、未来は変えられる」なんて嘘だったのか… ○テキサスチェーンソー ビギニング 後ろから… ○[[●REC>●REC(映画)]] 拐われた。 ○[[ドーン・オブ・ザ・デッド>ドーン・オブ・ザ・デッド(映画)]] 脱出して島についたら… ○ブレアウィッチ・プロジェクト 映像が途切れました。 ○[[クローバーフィールド>クローバーフィールド/HAKAISHA]] 最後の観覧車シーンを見ると…。海ェ… ○[[ザ・グリード]] お次はなんだ? ○アメリカン・ヒストリーX …そっちかよ。 ○[[アレックス>アレックス(映画)]] 時は全てを破壊する…。平穏も将来の希望も。 ○[[SAW>SAW(映画)]]シリーズ 「GAME OVER」 ○[[ファニーゲーム>ファニーゲーム(映画)]] 善良な家族はゲームに負け、新たな駒が選ばれる。 ○ミリオンダラー・ベイビー 彼の選択を、あなたは受け入れられるだろうか。 ○[[12モンキーズ>12モンキーズ(映画)]] 運命に抗い続けること自体、運命だったのだ。 ○ドラゴン怒りの鉄拳 師匠を殺した日本人に復讐を果たしたチェンは、仲間を守るため警察へ自首することを決意した。 しかし道場の前で日本人の用意した機動隊が銃を持ち、チェンを待ち伏せていた… ヴァチャアーーーッ!ヴァーーーッ! バン!ババン!バン! #center(){終劇 THE END} ○[[レクイエム・フォー・ドリーム>レクイエム・フォー・ドリーム(映画)]] ドラッグという短絡的な手段で夢を叶えようとした結果…。永遠に来ない春。 ○ホステル2 前作とは違ってとっさの駆け引きで身の安全が保障されたのだが、それと引き換えに主人公は二度と表の世界には戻れなかった。 ○ダンサー・イン・ザ・ダーク 真実を言い出さないまま絞首刑。子供の手術は成功しそうなのが救いである。 ○隣人は静かに笑う 隣人のテロ計画を止めようと奔走する主人公だが、逆に利用されFBI本部ビルごと爆死。 爆破は主人公のせいにされ、隣人は新たなテロを起こすべく別の場所へ引っ越していくのだった… 更に公開から3年後には9.11テロが発生。恐ろしいことに&bold(){内容が現実味を帯びてしまっている}。 ○ニンフォマニアック やっぱり童貞なんかこじらせるもんじゃないな。 ○[[鑑定士と顔のない依頼人>鑑定士と顔のない依頼人(映画)]] やっぱり童貞なんかこじらせ(ry ○[[セブン>セブン(映画)]] 最後二つの大罪"Envy"と"Wrath"とはいったい誰のことかというと… ○[[The Room>ザ・ルーム(映画)]] ジョニーは恋人リサの為に懸命に働き、仲間を思いより良い毎日を目指した。しかしなかなか出世できないばかりにリサにはDVを受けたと嘘を広められ、浮気までされる。人間不信になったジョニーは次第に狂いやがて…。 %%え?そんな悲劇的な映画に見えない?ですよねー%% ○ディザスター・アーティスト ↑の撮影状況や背景を基にした映画。冴えない演出家であった彼はある風変わりな男に出会う。 言葉巧みに意気投合し、やがて大勢の同志と共に一つの映画を作る。だがそれは芸術家を気取った「ディザスター=厄災」であった…! ○マーティン・エデン 学のない船乗りマーティンがひょんなことから上流階級の令嬢エレナに一目ぼれし、作家になることを目指す。 艱難辛苦の末にチャンスをつかみ偉大な作家となるが、夢をかなえた代償はあまりに大きすぎた。 学を身につけたが故に見えてしまう、乗り越えがたい階級の壁。さらに思想や発言力を得たことにより、周囲との関係も悪化し、孤独を深めてゆく…… //最後は大切な人の愛さえ拒絶した末に、戦争が始まったとの報が流れ…… 彼はまさに、「成功の犠牲者」だったのである。 ○フローズン スキーのリフト代をケチったばかりに悲劇を味わう三人の男女。 主人公(女)は助かったが、翌日から判断すると…。 ○[[チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~]] 長きに渡って続いてきたホラーシリーズにおいて殺人人形[[チャッキー>チャッキー(チャイルド・プレイ)]]と深い因縁を持つ2人の主人公。 共通の宿敵との戦いの末、1人は肝心なところで足をすくわれ、もう1人は最終的に何もかも失ってしまい、トドメと言わんばかりに新たな恐怖が生まれる等、被害者側にとっては完全敗北エンド。 唯一の救いは[[まだ希望が残っている>チャイルド・プレイ2]]という点。 ○ウォーロード/男たちの誓い(原題:投名状) 「生死を託し助け合い、不幸も苦難も共に乗り越える。義兄弟を傷つけし者には必ずや死を。その者が義兄弟であれ、必ずや死を。天地山河にこれを誓う。裏切りには天誅を。」 「ブラッド・ブラザース 刺馬」という清末において史実に起きた暗殺事件を元にした作品のリメイク。 3人の男たちは投名状という儀式を行い義兄弟となった。だが、悲惨な戦いを経て兄弟たちはすれ違っていき、ついに… ○ワナオトコ 謎の殺人鬼が仕掛けた数々の罠をくぐり抜けたものの、最後の最後で最悪の展開を迎えてしまった。 決着は続編の『パーフェクト・トラップ』に持ち越される事となる… ○ボディ・スナッチャー 「盗まれた街」という小説を原作にした映画で、人間が眠っている間に養分を吸い尽くして殺害し、人間の容姿と記憶をそっくりコピーしてその人に成り代わる宇宙生物の恐怖を描く。 3作品制作されている。 ・1956年版:主人公の周りの人々が次々に成り代わられ、ついに恋人も成り変わられてしまった。絶望した主人公はハイウェイで「次はお前たちだ!」と叫び続けるのだった。本来はここで終わりなのだが、あまりにも救いのないラストに難色を示した配給会社によって、政府が侵略に気付き対応に乗り出すシーンが追加された。だが、故郷も友人も恋人も失った主人公にとってなんの救いもないラストであることに違いはない。 ・1978年版:生物が次々と人に成り代わる中、逃げ回る二組の夫婦。だが主人公の妻が養分を吸われて死んでしまう。そして主人公も追手に見つかり…翌日、一緒に逃げていた女性が主人公を見つけて駆け寄ってくるが、主人公は女性を指差して奇声を上げる。主人公も既に成り代わられていたのだった。 ・1993年版:父親が再婚し、軍事基地に引っ越した少女が主人公。最初に継母が成り代わられ、追手から命からがら逃げ回る。義理の弟も成り代わられてしまうが、ヘリで脱出し、宇宙生物を全滅させるために基地にミサイルを打ち込む。だが侵略は既に世界に広がっており、どこにも逃げ場がないことを示唆して映画は終わる。 ○デモンズ(映画) 呪われた映画館に閉じ込められた人々が次々と怪物「デモンズ」へと変貌していく映画作品。 デモンズとの死闘の末、主人公とヒロインは映画館から脱出する事に成功するのだが…… ちなみにパラレルワールドにあたる『デモンズ2』の方は本作とは真逆の結末を迎えていた。 【日本映画】 ○[[日本沈没>日本沈没(映画)]] タイトル通り。 生き残った日本人が多数いる事と(本来作者は難民化した日本人を書きたかったらしい)、原作者の他作品で「ニュー日本を創るべく宇宙開拓者となる日本人の子孫」という未来が描かれたため、あくまで「日本列島」にとってのバッドエンドである。 ○日本以外全部沈没 ギャグだが題名通り最後は日本も… ○[[世界大戦争]] 人類は素晴らしい物なんですがねぇ… ○[[ゴジラ対ヘドラ]] 怪獣王[[ゴジラ]]と公害により誕生した怪獣・[[ヘドラ]]という2大怪獣の壮絶な戦いはゴジラの勝利に終わる。 勝利に沸く人間たちだったが、公害そしてヘドラを生み出した元凶ともいえる彼らにゴジラは怒りの視線を向けた。 そしてその頃、誰も知らないとある海で…。 ○[[ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃]] 戦没者の怨念の集合体である破壊の神・呉爾羅はとある1人の人間の決死の行動により、自らの熱線によってついにその身を滅ぼす。 …しかしその後、東京湾の底で蠢いていたものは…。 〇[[ゴジラ-1.0]] 主人公が自分の戦争を終わらせ、死んだと思った大切な人も実は生きており、大団円で終わったように見えるが……シーンが切り替わり相模湾海底でGMKと同じく蠢いてるものが……。 ○[[THE END OF EVANGELION>新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]] 「[[気持ち悪い>気持ち悪い(THE END OF EVANGELION)]]」 エンディングの後にどうなったかでファン間でも解釈が分かれるため、バッドエンドではないとする見方も一定数存在する。 ○それでもボクはやってない 痴漢の冤罪をかけられた主人公・徹平は、自身の無実を訴える努力もむなしく、懲役3ヶ月の有罪判決を受けてしまう。しかし、それでも自身が無実であることを証明するために控訴することを選んだ。 &bold(){「どうか私を あなたたち自身が 裁いて欲しいと思うやり方で 裁いてください」} ……この項目を見ているそこの貴方、&bold(){これは決して他人事ではないことを忘れてはならない。}もしかすると明日、自分も徹平と同じことになるのかもしれないのだから。 ○[[さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち]] 乗組員は次々と死亡し、古代はヤマトと共に巨大戦艦に突っ込んでいく… ○人狼 JIN-ROH 「そして狼は、赤ずきんを食べた」 ○吸血鬼ゴケミドロ 「どうしてこんなことになったんだ…こんなことに…?遅すぎたんだ…何もかも遅すぎたんだ!」 ○[[マタンゴ]] 最後まで自制を保っていた主人公も誘惑に負け… 「…あの島に残っていれば良かったんだ」 ○CURE 殺人鬼は滅びた。しかし、悪は形を変えて顕在する。 背景のウェイトレスの動きをよーく見ると… ○[[地下幻燈劇画 少女椿]] 地獄のような生活から解放され、ようやく幸せになれると思った矢先… ○対馬丸 さよなら沖縄 乗っていた疎開船対馬丸がアメリカ軍の潜水艦「ボーフィン号」の魚雷攻撃により沈没し、多くの搭乗者が死亡。 生き乗った主人公・清も「このことを言ったらスパイ」と口止めされ、その後の十・十空襲で父親・英俊も清を庇い死亡。 EDでは実際に犠牲になった人物の名前が映し出され、その後のキャスト・スタッフクレジットも沈没した対馬丸の背景の中であり、前半はギャグ展開も多かったためトラウマアニメと言われている。 清の声を演じた[[田中真弓]]も延々と続く児童名簿のテロップを見て、「こんなに死んだのか!?」と体が震えたと言い、ED中の泣くのを堪えているような清の台詞はリアルで泣きながら台本を読んだそうである。 〇[[火垂るの墓]] 主人公の清太が死亡するところから始まり、それまでの3ヶ月間の出来事の回想と、妹の節子が亡くなる顛末が描かれ、 その遺体を荼毘に付し、遺骨を持った清太は冒頭で亡くなっていた駅に訪れ、そして冒頭に繋がる。 なお、映画では主人公は幽霊となった後も、[[いつまでも成仏できずに現代までずっと上記の三か月間を思い返している>無限ループ]]ことを示唆するシーンが追加されている。 ○on your mark オゾン層が完全に破壊されあらゆる[[放射線]]が降り注ぎ、人々が地下でしか生きられなくなった世界。 ある任務で翼を持った少女を確保した二人の警官(CHAGE&ASKA)はその少女を地上へ返そうと思い立ち、様々な障害を乗り越え、地上への出口でマスクを外す。 無事に送り届けられ空を羽ばたく少女に別れを告げた二人だったが、地上を走り続けていた二人の乗る車は止まっていた…… ○[[平成狸合戦ぽんぽこ]] 住み処を賭けた人類との戦いの果てに、狸達を待っていたものは、あまりにも屈辱的な敗北だった。 多摩ニュータウンの建設を元にした話であるため、ある意味では史実通りの結末と言えるかもしれない。 だがそんな中でもひっそりとではあっても前向きに暮らしていくという結末であるため、どちらかといえばビターエンドとも。 ○[[鋼の錬金術師 シャンバラを征く者]] [[「あれ、きっとエドだ。もう、待たせてくれないんだね……」>ウィンリィ・ロックベル]] 繋がってしまった二つの世界の門を破壊するためドイツに戻った[[エド>エドワード・エルリック]]だったが、諦めきれなかった[[アル>アルフォンス・エルリック]]が付いてきてしまう。 錬金術は二度と使えず、迫り来る戦争と持ち込まれたウラニウム爆弾の行方を憂いながら、エルリック兄弟は現実世界で生きていくことを決意する……。 「この世界が、自分に関係がないとはもう思えない。ここが、俺達の世界だ。何の違いもない。ここで―――俺達は生きていく」 ウィンリィを始めとする残されたアメストリスの人々を思うと非常にやり切れない結末だが、兄弟は前向きに生きる意志を見せているため、メリーバッドエンドとも言えよう。((兄弟の目的であるウラニウム爆弾が史実ではどうなったかは…ここに記すまでもないだろう。)) ○[[劇場版魔法少女まどか☆マギカ 【新編】叛逆の物語]] [[インキュベーター>キュゥべえ]]の企みを破綻させるために[[ほむら>暁美ほむら]]が取った行動、それは「神に対する叛逆」だった… 本編最終話の[[まどか>鹿目まどか]]の選択を否定しかねないものであるが、ほむら視点であればハッピーエンドとも解釈出来る、賛否両論の結末となっている。どちらかと言えばバッドよりも、メリーバッドエンドの趣が強いと言える。 「…やっぱり、あなたの方が似合うわね」 ○[[クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦]] 時は戦国。不思議な力によって時をさかのぼり、[[とある侍>井尻又兵衛由俊]]の命を救ったしんのすけはその時代の人々と交流し、小さな国を守り抜くことに成功した。 しかし、最後に銃声が鳴り響き……。 映画クレヨンしんちゃん初のこの結末には&bold(){テレ朝が抗議を行い}、後に制作されたリメイク実写版では一部変更される事になる。 ○[[クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ夕日のカスカベボーイズ]] 映画の中の世界で、繰り広げられる無限ループから抜け出したしんのすけ達。 そこに待っていたのは「映画の終わり」を体現した、一つの悲しい別れだった。 ○VERSUS ヴァーサス 「もうこの世には壊すモンがなくなっちまったよ」 ○ミュージアム 巴亮介の同名漫画を原作とした映画作品。 殺人鬼「カエル男」との死闘の末、部下を失うも妻と息子を救い出した主人公。 そこまでの大筋こそ原作と同じだが、ラストで主人公の一人息子が「第二のカエル男」になる事を示唆する行動を見せてしまう…… なお原作は一応ビターエンドな結末を迎えているが、&bold(){解釈によっては何の救いも無いバッドエンドの可能性がある}ため、こちらは明確に希望が残されている分マシである。 ○富江re-birth ホラー漫画『[[富江>富江(漫画)]]』を原作とした実写映画3作目。 主人公の恋人や友人達が富江に翻弄されて次々と狂気に呑まれてしまい、愛する恋人だけでも救おうと奮闘したものの、それすらも報われる事なく…… [[世界観の都合上>富江(登場キャラクター)]]、ほとんどの実写シリーズがハッピーエンドとは言い難い結末を迎えるのだが、本作は後味の悪さが強調されている。 #areaedit(end) } #openclose(show=テレビドラマ){ #areaedit() ○[[ジャイアントロボ>ジャイアントロボ(東映版)]] 敵の首領を追い詰めるも、敵を下手に倒そうものなら、大爆発を起こして地球まで滅びてしまう。 地球を、人類を守るため、ロボは最初で最後の命令違反をする… 大作「どうして僕の命令が聞けないんだ!?戻って来い、ロボ!ロボォォーーッ!!」 平山亨によると、ラストにすべての戦いを終えたジャイアントロボが遊園地で子供たちと遊ぶ余生を送るという結末も検討され、こちらは[[ハッピーエンド]]だった。 ○[[パワーレンジャー・ターボ]] ゴールドゴイル戦で主要な装備の大半失い、戦闘員軍団の奇襲によって基地も破壊されて変身能力を失ったレンジャーが、囚われたゾードンを救うべくシャトルで地球を去って終了。 敵との決着は次作『イン・スペース』に持ち越される。 ○[[鉄人タイガーセブン]] 敵を全滅させる[[主人公>滝川剛/タイガーセブン]]。その体に遺された命が、あと数日もないと知ってもなお… ○[[サンダーマスク]] 勝ち目のない戦い、絶望する人々。それでも、ヒーローは命と引き換えに悪との戦いに赴く。 ○仮面ライダーBLACK(TV版) 敵組織を滅ぼしたが、主人公・[[南光太郎]]は[[全てを失った…>ゴルゴム最期の日]] しかし[[続編>仮面ライダーBLACK RX]]ではふしぎな事が起こり、物語はハッピーエンドを迎えた。 …だが、後述するとおりこちらも捉え方によってはバッドエンドである。漫画版よりはましだが。 光太郎「さよなら、みんな…楽しい思い出…」 ○仮面ライダーBLACK RX 上述の「仮面ライダーBLACK(TV版)」の続編。 遂に巨悪・クライシス皇帝を打ち破った光太郎。怪魔界の脅威は去り、地球の人類にとっては平和を手に入れられたハッピーエンドとなる。 だがクライシス皇帝は命と引き換えに怪魔界を道連れにし、罪なき50億の民は宇宙に散る…。 ○[[真・仮面ライダー 序章]] 恐らく全ライダー屈指のバッドエンド。 恋人や父親を失うものの、[[敵組織>財団(真・仮面ライダー 序章)]]は健在。 当初はその後続編(全3部、もしくは5部)が制作される予定だった。 ビデオ売上も良く映画に格上げされ当初は真の続編の案もあったが、完全新作の『[[仮面ライダーZO]]』に企画変更されたたため続編は未だに制作されていない。 [[後日談に当たる作品>MASKED RIDER SHIN EDITION -終わりの始まり、始まりの終わり-]]では更なる悲劇が…。 ○[[仮面ライダー龍騎]] 本編最終回([[劇場版>劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]や[[スペシャル回>仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]])以外は戦いの連鎖が終わるまで毎回全員死ぬゲームが無限ループ。また、本編のエンドも決して一概にハッピーと言えるものではない。 登場人物一人一人も、「[[宿敵との決着、想い人との初デートを前に病死>北岡秀一/仮面ライダーゾルダ]]」「[[幸せになったと思ったら鏡の世界に取り残され、絶望の中で消滅>佐野満/仮面ライダーインペラー]]」「[[答えを出せないまま事故死、皮肉にも死後に賞賛される>東條悟/仮面ライダータイガ]]」とロクな目に合わない。 主人公の[[二>城戸真司/仮面ライダー龍騎]][[人>秋山蓮/仮面ライダーナイト]]もその例外ではなく…… ただ、最終的には再び時間が巻き戻され、戦いがはじめから起きなかった世界が構築された。 [[しかし平成最後の年、再び戦いが起きてしまう。>RIDER TIME 仮面ライダー龍騎]] ○[[仮面ライダー555]] 当面の脅威は去り、平和を手に入れたかに見える。 しかし少年は救えず、[[オルフェノク]]の寿命も違いことから[[主人公>乾巧]]も死期が近いというお先真っ暗エンド。 そして20年後…… ○[[仮面ライダーディケイド]] [[鳴滝>鳴滝(仮面ライダーディケイド)]]「ディケイドが全ての世界を滅ぼす、全ての仮面ライダーを…!そして、門矢士をも滅ぼすのだ!」 映画完結編まで含めればハッピーエンド。 だが、TV放送されていた番組の完結編を映画で行うという手法は現実世界で批判を呼んだ。 ○[[仮面ライダーアマゾンズ]](シーズン2) 人を喰らう異形、「アマゾン」と人間の壮絶な戦いの物語。 シーズン1も決してハッピーとは言えないラストを迎えたが、その5年後を描いたシーズン2はその比ではないバッドエンドである。 人間と異形の存亡をかけた戦いの末、最終的に人間側の勝利に終わったのだが、多くの惨劇を生んだ戦いに晴れやかさは微塵も無く、ただ後味が悪くやりきれないものであった。 シーズン1を含む犠牲者はもちろんであるが、[[やる事なす事が裏目に出てしまった異形の生き残り>水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ]]、 [[身も心もボロボロになった末に愛する者を失った異形の狩人>鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ]]、[[呪われた運命に翻弄され続けた異形の落とし子>千翼/仮面ライダーアマゾンネオ]]等、 新旧主人公達も報われない末路を辿ってしまう。 何より最もやりきれないのは[[全ての元凶たる黒幕>野座間製薬(仮面ライダーアマゾンズ)]]が現在進行形で健在という事実。 そして物語は最終回より2年後を描いた[[「最後ノ審判」>仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判]]へと続いたが、そこではハッピーエンドとまではいかないものの、希望のある結末を迎えている。 ○[[アクマイザー3]] 相討ち&裏ボスに封印。続編『超神ビビューン』でケリはついたが、残念ながらこっちの主人公達は復活できず。 ○[[超新星フラッシュマン]] 敵を倒した末に待っていたのは、「異星で育った」副作用による地球との別れだった… …が、[[後の>高速戦隊ターボレンジャー]][[シリーズ>海賊戦隊ゴーカイジャー]]ではちゃっかり戻ってきてたりする。 ○ライオン丸G 獅子丸ちゃんとヒロイン?姉妹以外全員死亡。 ある意味ピープロ風を忠実に再現した。 ○ケータイ捜査官7 最終回で[[フォンブレイバー]]は全て破壊されてしまった。 //○[[ウルトラマンダイナ]] //人類の宇宙進出を幾度となく妨害してきた宇宙生命体・スフィアの本体を、防衛隊・スーパーGUTSとウルトラマンダイナは撃破に成功するが、 //その爆発によって発生したワームホールの力場から逃れられなかったウルトラマンダイナは消えてしまった。 //カットシーン追加版に「発生したワームホールで別の宇宙に行ってしまう」という台詞があるのだが、テレビ放送版では闇に呑まれた設定のために死んだようにしか見えない。 //[[10年以上後の作品>大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]でその後も元気にやっていることが明らかになったこと、 //現在でも時折「元気に悪の怪獣と殴り合うダイナ(=アスカ)」「相変わらず熱血漢かつ人情家で、どこかコミカルなアスカ」が描かれることから緩和はされている。 //完全なバッドエンドではないし、ビターエンドの項目にもかいてあるのでこっちはコメントアウトとします ○[[ウルトラセブン1999最終章>平成ウルトラセブン]] 人類を愛しすぎたヒーローは、愛ゆえに全宇宙を敵に回した。 それと引き換えに防衛軍は宇宙へ非戦の誓いを発信。これで地球に平和が戻るだろう。 ……と思いきや、続く『EVOLUTION』では侵略者の謀略で防衛軍が壊滅してしまい、人類は再びヒーローを必要とすることになる。 ○[[ファイヤーマン>ファイヤーマン(作品)]] 宇宙人の攻撃が開始され、怪獣と侵略兵器が破壊の限りを尽くす。 怪獣はなんとか倒したが、エネルギーが回復していない状態では侵略兵器を破壊できない。 そんな状況の中、ファイヤーマンは自らの命と引き換えに地球を救う決意をした。 兵器とともに宇宙に飛んでいくファイヤーマン。 そして炎の勇者は、爆発の中に消えたのだった… ○[[世にも奇妙な物語]] オムニバスホラーな都合上、バッドエンド回がやたら多い。 中には「バッドじゃない、ホラーじゃない『世にも』は『世にも』じゃない」というファンまでいる程。 ○戦国自衛隊・関ヶ原の戦い サトエリが悟りを開くと言うまさかのダジャレオチ。 ○探偵物語(ドラマ版) 松田優作が演じる主人公・工藤が組織に殺された仲間の復讐を果たす。 だがその後ビリヤード場で報復に来たゴロツキに背後から襲われ絶命。 彼の帰らない探偵事務所では待ち続ける女達が… ○[[相棒(Season13)>相棒(ドラマ)]] [[3代目相棒>甲斐享]]との余りにも哀しい別離。そして、事件の責任を問われた主人公は… 「愛想尽きかけとはいえ…ええ、些か、自分に愛想が尽きかけています」 その後、主人公はSeason14にて復帰するも、心に負った傷は未だに癒えてはいない…。 ○マジすか学園5 果てしなき殺し合いの末、敵味方全員死亡。 唯一生き残ったセンターも逮捕される運命… ○家なき子(ドラマ)(シーズン1) 家族も恋人も友も亡くしたすず。それでも彼女は一人生き続ける… ○リップスティック かけがえのない仲間である真白を失った主人公達。 そして、真白を死に追いやった彼女の母親と義父はたいしたお咎めも受けず、悪びれる様子もなく外面を良くしてのこのこと真白の葬式に参列。 そのどこまでも腐り果てたクズ親の救いようのなさに怒りが爆発した主人公達は… 「子供産んだんなら女捨てて母親になれよ!」 ○振り返れば奴がいる 死期が近づく中、自分の体よりも同僚・司馬の闇を公開する事にした石川。 何とか司馬の悪事を公開し病院から追放することに成功するも、皮肉にも自分の身を治す事が出来るのは司馬のみであることを知る。 それぞれの思いが交差する中、司馬は石川の執刀を決意。手術は無事執り行われたのだが… 「戻ってこい!!石川!!!」 そして司馬も、自分が破滅させた元上司に後ろから刺され… ○満福少女ドラゴネット 主人公が終盤、悪の組織に連れ去られ、最凶最悪の怪物に改造され、暴走を引き起こしてしまう。 主人公の姉妹とその従兄弟がその怪物を倒し消滅させるものの、主人公も一緒に消滅してしまった。 ○非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛 なんと最後の戦いでアキバレンジャー全員死亡という展開に…。 最終回の終盤で幽霊?となって登場し、殉職した公認の戦隊ヒーローに見守られながら、締めくくった。 &font(l){信夫「何かあったら八手三郎が適当に生き返らせてくれるさ!」} ○[[ギルティ 悪魔と契約した女]] 冤罪で人生を奪われた主人公の復讐劇。 最終的に復讐は達成したのだが、そこで得られたのは皮肉極まりない真相と血塗られた自分だけであり、そして…。 ○iゾンビ(シーズン1) ある突然ゾンビになってしまった主人公が物語後半へ向けて黒幕に立ち向かっていくにつれて運命を狂わされ、彼女の周りから次々と大切な人を失わせ、彼女自身も最悪の結末を迎えてしまう。 次のシーズンでは首の皮一枚で繋がった事が明かされたものの、大切なものを失った事には変わりなく…。 ○セーラーゾンビ 友人・想い人・仲間が次々犠牲になりながらもやっと生き残りのいる場所に着くのだが、最終的に主人公達の行動によって生き残りもゾンビに襲われ全滅し、主人公達も死亡する。 ○[[神ノ牙-JINGA-]] 主人公の存在自体がフラグだったために…。 ○恐竜家族 進みすぎた恐竜文明は、取り返しのつかない環境破壊を巻き起こす。 起死回生の気象変動実験は大失敗に終わり、地球には氷河期が訪れる。 恐竜たちの物語は、[[いずれ訪れる絶滅>恐竜絶滅の原因]]をただ待ち続けるだけの幕引きを迎える…。 ○キャプテンパワー アメリカ製の特撮ドラマで、日本でも放送された。 シーズン2が製作される予定だったが、グッズの売れ行きの不振と暴力的ドラマだという抗議が来たことで製作中止となる。 その結果、最終回で主人公たちの基地が敵に侵攻され、女性隊員が基地を自爆させて戦死するという、ヒーローの完全敗北で終わるバッドエンド作品となってしまった。 ◯[[私は貝になりたい]] 第二次世界大戦で軍人として出征していた主人公は生き残るものも、終戦後に戦犯として逮捕され、死刑を宣告されてしまう。 妻らが死刑を免除するように奮闘するも、その努力も虚しく、主人公は死刑を執行される…。 実際の元軍人が戦犯として牢獄に入れられていた時に書いた手記を原作としており、ドラマの他、映画化もされている。 なお、手記を書いた人物はドラマ・映画とは違い最終的に死刑を免除されて刑を軽減されて出所している。 ○[[TAROMAN]] 人類全体の運命もいつかは消える。 それで良いのだ。 無目的に膨らみ、輝いて最後に爆発する。 平然と人類がこの世から去るとしたら、 それがぼくには栄光だと思える。 &bold(){そう、岡本太郎も言っていた。} #areaedit(end) } #openclose(show=TVA・OVA){ #areaedit() ○魔法のプリンセスミンキーモモ(第1作) あるエピソードで主人公・モモは魔法の力を失った後トラックに轢かれ帰らぬ人となってしまう…が、 モモは人間界で生まれ変わり、(スポンサーの都合で)この後も物語は続いた。首藤剛志、渾身の一品。 ○魔法のプリンセスミンキーモモ(第2作) もはやモモには魔法は使えず、故郷へも帰ることはできない。 そして人間界のパパとママは重病を患い、モモ自身もいつ存在を保てなくなるか知れない。 モモはそれら全てを受け止め、近い将来に砕け散る日常に戻っていく…。首藤剛志のさらに煮詰まった想いの結晶。 その想いはやがて、「[[アニメ ポケットモンスター最終回の没プロット]]」に続いていく。 ○海のトリトン(アニメ) [[原作>海のトリトン(漫画)]]:不死身のポセイドン族の王(とその先祖)を倒すため、主人公・トリトンは彼らをロケットに閉じ込めて一緒に宇宙に運び、二度と帰ることはなかった。 ただ、これからもトリトンの妻・ピピと、7人の子供たちがトリトン族を語り継いでいくだろう。という締めなのでやや悲しいが希望はある締め。 アニメ:敵のポセイドン族がトリトン族を憎む理由は、トリトン族こそが最大の悪だったからと判明する。 (もっとも何も知らない子供のトリトンまで攻撃して、彼と敵対したのはポセイドン族の薮蛇行為だったが) それでもなおトリトンは敵組織を全滅させ、何も知らないピピと仲間達に勝利を語るのだった… 小説版では「勝利の果てに平和は掴んだ。だが正義は無かった」と断言される後味の悪いエンド。 [[富野由悠季]]監督の初監督作品であり、原作との余りの違いに原作者・[[手塚治虫]]先生がマジギレしたとの噂も。 ○[[無敵超人ザンボット3]] 守っているはずの地球人からも時に罵声を浴びせられながら、肉親や友達を喪いながらガイゾックと戦い続けた主人公。 しかし、最終決戦の果てにガイゾックの衝撃的な事実を知り、ガイゾックを倒すことには成功するが、自らの正義やそれまでの行動の意味を否定されてしまう。 そして、心身共に衰弱しながら帰還した主人公を、地球の人々が温かく迎え入れるところで話の幕は降ろされた。 因みに、監督が自ら製作しながらも「墓場まで持っていく」として未発表に終わった小説版においては、ラストシーンでやってきた人々の目的が「&bold(){宇宙人の最後の生き残りを始末する}」ことだと暗示される、原作以上に悲劇的な完結だったとか… ○[[伝説巨神イデオン]] 誤解と無理解から殺し合いをやめない地球人とバッフ・クランを見限ったイデは、両方の種族を根絶やしにすることを選んだ。 富野監督曰く「エゴを突き詰めるとやがて無限大になっていって、それがイデにとっての皆殺しだった」。 後に真の完結編として公開された劇場版『発動編』でも各キャラの壮絶な死に様がこれでもかと描かれたが、そちらでは「死後の世界でようやく分かりあうことのできた2つの地球の人々が、ルゥとメシアという次の世代に新たな世界を託す」という、大団円とは言い難いが希望もある幕引きとなっている。 ○[[聖戦士ダンバイン]] 敵も味方もチャムを残して全滅。 そしてそのチャムも、バイストン・ウェルの物語を地上人に語った後に何処かへと消える。 こうして2つの世界は本来の姿へと戻ったのだった。 一応、「戦争を終わらせる」「全てのオーラマシンをなくす」という主人公達の目的そのものは果たされており、また登場キャラは新しい世界に転生できたため救いがないわけではない。 ○[[重戦機エルガイム]] 自分の出生行方不明だった義妹を探し出し全ての元凶である黒幕を倒す事に成功したのだが、 相棒はヒロインの一人と共に死出の旅に向かい、他のヒロイン達の恋も失恋に終わり、 主人公も精神崩壊した義妹の為に故郷へ帰って隠棲してしまった事で、結果的に黒幕が望んだ通りの結末を迎えてしまう。 一応旅に出た時の目的は果たしており、かつては自分と同じ境遇だった黒幕の末路を目の当たりにした事で争いの連鎖を断ち切る為にこの様な行動に出たとも言える。 …が実は裏設定ではその黒幕も影武者に過ぎなかった事が判明した。 ただし、真の黒幕(過去の大戦の英雄)は自分は戦後の統治力とかないのでそれができる人間に任せようと影武者に後を託してたら影武者がやりたい放題し始めたが、 今更自分が表に出てもさらに状況が悪化すると判断していたというオチで、主人公が影武者倒して争いの連鎖を断ち切ったのは真の黒幕としても望んでいた事だった模様。 &font(l){いやそこは少しは責任取ろうぜ……} ○[[宇宙戦士バルディオス]] 打ち切り津波エンド、まさかの悪が完全勝利して終了。 その上敵視点でもまったく喜べない真実が待ち構えており、文字通り誰一人得をしないエンディングとなっている。 ちなみに打ち切りが決まって何もかもうっちゃったのではなくバッドエンドになること自体は最初から決められていた(後を描いた劇場版では「地球全土核汚染」、TV版を補完した小説版では生き残った仲間全員が自ら死地に……)。 実はタッチの差でイデオンより早かったため、富野が悔しがったとか。 ちなみに脚本は首藤剛志だが「この回で終了」は想定外だったため、本作の経験から「数話余裕があればすぐ最終回が出来るように」最終回案を複数考えるようになり、ミンキーモモ第1期で役に立った。 また「作品世界のことを本当に真剣に考えると、バッドエンドより他に終わらせようがない」という彼のクセは、ここから始まった。 『[[スーパーロボット大戦Z]]』でも再現でき、ご丁寧に特殊ゲームオーバーシーン付き(正史は回避エンド)。 ○[[機動戦士Ζガンダム]](TV放映版) 敵味方問わず、親しい人も含めた多くの人が戦争で死んでいく中、戦争を利用していた宿敵を倒すことに成功するも、主人公は[[肥大化した能力で感じ取ってきた多くの『死』に精神が耐え切れず、精神が崩壊する。>宇宙を駆ける(機動戦士Ζガンダム)]] あまりに救いのない結末に、数多くの視聴者に衝撃を与えた。 しかし、[[続編>機動戦士ガンダムΖΖ]]のラストシーンでは主人公が回復した姿が描かれ、視聴者を安堵させた。 ○[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]] 中立地帯のサイド6で起こったジオン工作隊と連邦の戦いを戦争に憧れる一人の少年の視点から描いた異色作品。 連邦側はコロニーを襲撃したジオン軍を撃退するも戦争に嫌悪感を持つサイド6に一方的に糾弾され、ジオン側は全員死亡。一応元々の目的は達成はして、虐殺も阻止出来てはいるが、&bold(){無意味な戦いにそうとは知らず命を懸け戦死}というバーニィの末路にはやはりやるせなさを感じざるを得ない。 ちなみに小説版は映像作品よりも救済の余地が多少増えている。 ○[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] 主人公は核攻撃もコロニー落としも阻止できず、コロニー落としを成功させたライバルも、成果を最も憎むべき敵に攫われてしまう。 そして、この「最も憎むべき敵」はコロニー落としを利用し、地球至上主義結社「[[ティターンズ]]」を設立(これが作品の本題)、物語は前述の『Ζガンダム』へと続く。 しかもこの「ティターンズ」の前身はこの時点では完全に被害者側である。前期主題歌に歌われた通りの「勝利者などいない戦い」。 ○[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]] 「挫折するプロジェクトX」のコンセプトは伊達ではない、毎回バッドエンド。 しかし登場人物はほぼ全員が「己がやりたいことをやり遂げた」結果の死である為、不思議と読後感は悪くない。…若くして散った少年の死以外は…。 そして歴史の闇に葬り去られたはずの[[ゴーストファイター>ヅダ]]が、後の世に復活することとなり…。 ○[[銀河烈風バクシンガー]] 烈風散華、主人公達全滅エンド。モデルが新撰組だから… ○魔境伝説アクロバンチ 今までの冒険は何だったのか…。 ○[[ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー]] 惑星と仲間たちを守るために破壊兵器に挑んだ主人公は敵の罠により破壊兵器ごと木っ端微塵に… [[続編>超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス]]では復活。というか、元々続けて放送していたものを、日本語版で別作品として区切ったことでバッドエンドになってしまった。 ○[[ハーメルンのバイオリン弾き(TVアニメ)]] 主人公封印。[[でもいつか箱は開く…>終りなきひとつの道(ハーメルンのバイオリン弾き)]] 当初から予定された結末との事である。 ○[[真マジンガー 衝撃! Z編]] [[兜甲児>兜甲児(真マジンガー)]]は眠っている。今、その朽ち果てた全身に戦いの終止符を打ち付けられ、どれ程の悲しげな咆吼がそのマシンの全身に響こうとも、兜甲児に聞こえる事は無い… そして、彼の行く手には自分の立ち向かった「運命の結末と始まり」が、ただ静かに立ちはだかっていた… ○[[革命機ヴァルヴレイヴ]] 全てを失いヒロインと和解できぬまま、たった一人の「友達」に看取られて死んでいった主人公… その後も彼の願いは悉く否定され、他の仲間共々迫害した者達の権威樹立の為に祭り上げられて終わる。 バッドエンドの中でも特に希望の見えない終わり方をした類だが、一定の説明とフォローがあれば見方が変わる好例とも言える。 また、公式サイトで公表された「その後」のシナリオにおいてヒロインは上記の「友達」と共に主人公が遺したビデオメッセージを確認し、 彼の真実と真意を受け止めて前に進むことを決意しており、ヒロインとも(間接的に)和解していたことが明かされている。 ○[[スカルマン>スカルマン(アニメ)]] 妹を失い、主人公は悪に完全敗北…。 「全てを黒き幻影のために!」 そして物語は[[サイボーグ009]]へと続いていく… ○[[蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT]] 「[[そこにはもう、だれもいない>どうせみんないなくなる]]」。 遺された希望と命のバトンは[[後輩達へと託された>蒼穹のファフナー]]が、[[忘れてはならない>蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]。 [[生きて>羽佐間翔子]][[いた証>小楯衛]][[として>日野道生]][[残る>堂馬広登]][[もの>カノン・メンフィス]]が「[[みんなここにいる>蒼穹のファフナー EXODUS]]」[[ことを…>蒼穹のファフナー THE BEYOND]] ○[[ファイアボール チャーミング>ファイアボール(アニメ)]] [[お嬢様>ドロッセル・ジュノー・フィアツェーンテス・ハイツレギスタ・フュルスティン・フォン・フリューゲル]]「チャーミング人類はいなかった。そうでしょ?ゲデヒトニス」 念の為に言うと、この作品は第一期よりも昔の出来事を描いた続編である。 また、第一期最終回『夢の生まれる場所』で[[ゲデヒトニス]]の「良い報せ」にお嬢様が「ワクワクするわね」と言っている事から救いが感じられる。 ○[[X>X(漫画)]] 天の龍・地の龍…どちらの『神威』も破滅を迎える(前者はTV版、後者は劇場版)。 ○[[くまみこ]](アニメ版) 田舎育ちで都会に憧れている主人公のまちは望み通りに仙台に進出し、上手く物事も運んでいたのだが、被害妄想の幻覚から都会恐怖症に陥り精神的に子供になる。 そして友人(クマ)のナツが望んでいた様にまちとナツはいつまでもじゃれあうのだった。 この斜め上の結末はキャラを微妙に黒くして原作の一部を再構成した実質アニオリであり、当然放送後は炎上。アニメ版は各方面から黒歴史と化した。 なお、原作の仙台へ行く云々は&bold(){一話限りのギャグ(※退行などはない)}として軽く片付けられている。 一方原作はハッピーエンドで完結した。 ○[[クロノクルセイド]](アニメ版) 「怖いよ! 死にたくないよ! もっと生きたい、もっと生きたい…!」 最後の戦いに勝利したが、その代償はあまりにも大きなものだった。 逃れられない絶望を突きつけられた主人公は愛する者と共に永遠の眠りについた。その後二人を見つけたアズマリアがそんな中でも二人が幸せを得ていた事を知り、二人の遺志を継いでいく事を決意する。 …だが、その後に待っていたのはその約50年後に「二人が命を捨ててまで葬ったはずの巨悪が何の前触れもなく復活する」という救いのない結末だった。 ちなみに原作単行本だとヒロインが末期の息で死の恐怖を得た時に「主人公と再会」する場面で綺麗に終わり、他キャラもある程度救済されている((アニメ版を否定するファンからはこのラストなどを根拠に原作者がアニメ版に対して憤慨していると憶測で主張する声が出ているが、原作者当人は「原作そのままだと面白くない」、「アニメの空気感は漫画では出せない」というスタンスであり公式でその様な事実はない。又その後出たアニメ版のDVDBOXのカバーイラストも手掛けている。))が、 少年画報社版単行本の解説ではそんな最終回の余韻を台無しにするような「未来(エピローグで描かれた1999年のアメリカ)は最終決戦のせいで別な大問題が発生してるよ!(意訳)」と酷いことが明かされている。 又主人公二人の視点に限れば、見方によっては&bold(){本編後に主人公がヒロインを看取り独りで長い時を生き続けるだろう}原作版より、&bold(){2人で共に逝く事を選んだ}アニメ版の方が報われているのではないかという意見もある。 ○[[デュエル・マスターズ チャージ>デュエル・マスターズ(アニメ)]] 友は救えず闇に堕ち、仲間の一人は主人公を庇い命を落とす。 FE編以降はアニメ化されていないので、続きは[[原作>デュエル・マスターズ(漫画)]]を読むしかない。 展開自体は原作通りになぞっているのだが、試合内容がより重苦しいものになっている。 〇[[シャーマンキング]](2001年版アニメ) 「だからお前じゃダメなんだ!!」 一度は敗北し取り込まれるも、仲間達の声援を受け、ハオを打倒した葉。 G・Sも失われた事でシャーマンファイトは無期限中断になり、葉達は日常に戻るが、最後の最後にオラクルベルが鳴り響き…。 当時原作が未完だったがゆえの結末だが、後に原作で&bold(){ハオを倒すだけでは幾度となく転生を繰り返す}事が明かされたため、バッドエンドである事が確定した。 また原作及び2021年版アニメが「ハオを受け入れ、救う」結末に対し、こちらは「ハオを拒絶し、倒す」という真逆の結末となっている。((実はオパチョが取った行動も真逆で、前者ではハオに拒絶されても寄り添う意志を見せたが、後者では激昂するハオに恐れをなして逃げ出した。)) ○ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~ Z本編はハッピーエンドだが、悟空の親父ィが主役のTVSPはバッドエンド(本編では故人である以上そうするしかないのだが)。ちなみに[[バーダック]]はこれが初登場となる。 奮闘むなしく、バーダックは惑星ベジータを救う事が出来ずに惑星もろとも爆死。 [[フリーザ一味>フリーザ軍]]との決着はバーダックの息子、[[カカロット>孫悟空(ドラゴンボール)]]に託されることとなる… もう一つのバーダックのお話、「[[エピソード・オブ・バーダック]]」はハッピーエンド寄りなのは救いであろう。 ○[[ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日]] とある人物とそれに関連した悲劇・言葉不足・子供に超兵器を託していた結果、社会的にはハッピーエンドと言えるものの(被害多数だがこのおかげで地球に居る生物ほぼ全滅は免れた)、 敵味方ともに非常にやるせない終わり方を迎えた。 作品全体の素晴らしい出来栄えと、「首」とそれに対して反射的に「やってしまった」ことを始めとする悲惨な流れは、視聴者に惜しみない賛美と同時にトラウマを植え付けた。 ○ほれいけ!DEKAPAN-MAN([[おそ松さん]] 第一期第3話『こぼれ話集』) 自分なりの正義を貫き、困った人たちを助けようとする心優しき正義のヒーロー・デカパンマン。しかし彼はその善行の後、乾いた銃声と共に眉間を射抜かれ……… [[おそ松>松野おそ松(おそ松さん)]]「全然、わかってねぇ…」 [[元ネタ>それいけ!アンパンマン]]のイメージをぶち壊しかねない内容だったため、[[お蔵入りに>封印作品]]。 DVD・BD版ではショート映像「リアル松」に差し替えられた。 ○装鬼兵M.D.ガイスト 主人公の個人的な目的が原因で人々は破滅の危機を迎えてしまう。 その後の出来事が描かれた続編でも主人公のせいで多くの犠牲者を出す事に…。 「俺のゲームはまだ終わっちゃいない。…これから始めるんだ」 ○[[バトルスピリッツ 少年激覇ダン]]/[[バトルスピリッツ ブレイヴ]] 「俺が消えても俺が変えた”事実”は残る!これからは俺が作った時代だ!」 新世界の創造のため、今ある世界を破壊する黒幕の企みは[[主人公>馬神弾]]の手で一先ず阻止された。 しかし曲がりなりにも世界を憂いての行動を代案のない「とりあえず」で阻止した「世界を救った英雄たち」に待ち受けていた運命は、まだ”少年”だった彼らには[[余りにも過酷なもの>マスゴミ]]だった… 『少年激覇ダン』単体でみればハッピーエンドなのだが、続編である『ブレイヴ』でその後の出来事が語られたことで実はバッドエンドだったことが明かされた。 そして新たな戦いの果てに主人公は… ○[[デビルマンレディー>デビルマンレディー(アニメ)]] 見方にもよるが、[[主人公>不動ジュン/デビルマンレディー]]やごく一部の人物以外死亡。 更に主人公が[[互いに気持ちを共有できる相手>アスカ蘭]]や両腕、誰かを愛する気持ちを無くし物語から退場する結末は今でも賛否両論。 それでも漫画版よりはマシなのだが……。 ○[[鷲尾須美は勇者である>結城友奈は勇者である]] タカヒロの本気。 主要人物の1人が[[死亡>三ノ輪銀]]、残りの2人もそれぞれ[[全身不随>乃木園子]]、[[記憶喪失&両足不随>東郷美森/鷲尾須美]]という徹底ぶり。 そして物語は「結城友奈の章」へ続いていく…。 ○[[Carnival Phantasm]]『ドキドキデート大作戦』 攻略ヒロイン全員と付き合いバッドエンド一直線の限界水域に達してしまった[[衛宮士郎]]と[[遠野志貴]]。 バカ二人は懊悩の果て2択にまで絞り込むも、&bold(){どうあがいても絶望な未来しか彼らには残っていなかった}。 ・全員とデート:何とか全員の機嫌を取り持とうと無茶な同時並行デートに挑むも、スケジュール管理の破綻、及び別のヒロインとの約束を忘れていたせいで…。 ・メインヒロインとデート:浮気心をすっぱりと切り[[メイン>セイバー(Fate)]][[ヒロイン>アルクェイド・ブリュンスタッド]]を選んだ2人。だがその翌日から、二人の生活は陰りだし…。 ○[[星合の空]] ラスト、主人公は母親が元夫である父親に暴力を振るわれ金を奪われたことをきっかけについに耐え切れなくなり、包丁を持って、父親の住むアパートへ向かい…。 メタ的な事を言うと、&bold(){本来2クール構想だった作品の1クール短縮が決まったのに、スタッフがシナリオ修正を行わなかった結果}という、あんまりにも程のある事情である(一応、後日談であるOVAの制作が決定した)。 ○絶対衝激 〜PLATONIC HEART〜 ヒロインは友達となった少女の行方を追うために、勝ち残ることで願いを叶える事が出来るバトルに身を投じていく。 だが戦いの果てにたどり着いたのは、親友も、想いを寄せる親友の兄も、探していた少女も、皆がヒロインの血筋を怨み、復讐するために自分を騙していたという残酷な真実だった。 銃撃されて痛みにのたうち回るヒロインだが、母親の介入で命は救われる。 しかし、信じていた人全てに裏切られたヒロインには、絶望しか残されていなかった。 物語は、痛む体を引きずったヒロインが、兄妹の母親(同様にヒロインの血筋を怨んでいる)の元を訪れ、母親が驚愕の表情を浮かべたところで終わる。 直前まで普通の萌えバトルとして見ていた視聴者を絶望のどん底に叩き落とす、一片の救いもないラストであった。 ○「艦これ」いつかあの海で そもそも&bold(){[[1944年から始まる物語>太平洋戦争]]}という時点で不穏な空気しかないのだが、 開始時点で&bold(){第一期メインメンバーほぼ全員がいなくなっている}((第一期とは世界線が違うので劇場版の後で第一期メインメンバーが壊滅したというわけではない。))という状況から始まり、途中なんとか盛り返せそうな様子を見せる事もあったが、 最終話にて史実における坊ノ岬沖海戦が発生。史実を越えて生き残っていた主人公も参戦するが圧倒的不利を覆す事はできなかった……。 &font(l){この展開を再現したと思われる[[ゲーム版のイベント>絶対防衛線!「小笠原兵団」救援(艦隊これくしょん)]]もとんでもない難易度になっていた。} とはいえEDでは現代世界である&ruby(いま){未来}、平和な日本で日常を過ごす艦娘達の姿も描かれており、史実通り戦いの果てで敗北はしたものの未来を守り切る事はできたという事だと思われる。 #areaedit(end) } #openclose(show=漫画){ #areaedit() ○アトムの最後 余りに後味が悪すぎて、作者本人すらパラレルだと断言。 「お…俺はジュリーを二度殺したんだ…! さぁ、どうにでもしろ!かかってこいよ!!」 ○アトム今昔物語 宇宙人の手を借り、アトムがたどり着いた先は地球。だが、そこは… 「アトム…とうとうこの日が来てしまったわ。あなたは消えなくてはならないのよ!」(連載版と現行版ではそれを決断したキャラが違う) 作品全体を見ればバッドではないが、「最初に登場したアトム」目線ではバッドである。 ○アトム還る 辿り着いた世界は遥か大昔の地球…なわけがなかった。 「こうして神は、砂漠の中で眠りについた。その姿を後に人はこう呼ぶ…『スフィンクス』と」 ○アトム二世 より人間らしい第二のアトムを作ったは良いが…。 「おれ 正義の味方だからジタバタしないんだ。」 「イヨー、性戯の味方ーっ」 ○悪右衛門 「世界一の…大馬鹿者よ、フン!」 ○泥だらけの行進 「なんでぼくがくるってるんだ! ぼくは正義の味方なんだ!!」 ○安達が原 あさまになりぬ あさましや 我が姿 という声は なお すさまじき 夜嵐の中 ○ブタのヘソのセレナーデ ドタバタ喜劇からの一転鬱エンド。というか、可愛いペットを死にそうだというだけで即食おうとするのもどうかと。 「誰が人間に核兵器なんか埋め込みますか!近くにいたブタに埋めたんですよ、私は!」 ○コラープス 臥薪嘗胆の末、敵には勝った。勝つこと「しか」できなかった。 ○鳥人大系 長い戦いの末、人類は鳥人に滅ぼされた。 しかしその鳥人も、人類と同じ道をたどっていた… ○苦情銀行 「もうあなたみたいに乱暴なお客はおことわりです!エネルギーのまま『そっくり』お返しいたします!!」 ○人間ども集まれ! &bold(){これ以上ない程皮肉なタイトル}。敵は討てたが、敵以外も皆…。 「おまえたちはセックスにシットしているだけなんだ!出ていけッ!!」 連載版での後日談がカットされた結果こうなった。 ○[[MW-ムウ-]] 「悪は滅びた、多大なる犠牲のもとに」。 なんて終わり方をすると思いきや… ○[[奇子>奇子(漫画)]] 奇子「は」生き残る。奇子「は」。これも連載版ではまだましなエンディングだったという…。 ○アドルフに告ぐ 様々な人々の運命を狂わせた「書類」は「公開」も「廃棄」も間に合わず時間切れで紙屑と化し、語り手は弟の骨も拾えぬまま、空襲が切っ掛けで聴力や妻を失い娘だけが残され、 妻の息子(前夫との子)は心を病み外道化し友情を捨て母に絶縁されても信じたかった[[人物>アドルフ・ヒトラー]]に死に逃げされ流浪の旅に。 そしてWW2が終わり、空襲やユダヤ人迫害「は」無くなった世界。だがそれは家族思いで真面目なパン屋すら非情な軍人と化す、泥沼のパレスチナ紛争・中東テロの始まりでしかなく、 題名の言葉により荒野で元親友な「妻の息子」と「パン屋」、2人の「アドルフ」が互いを&bold(){家族の仇}として殺しあうも、勝った「アドルフ」も後に…。 「最後のアドルフが死んだ今 この物語を子孫達へ贈る」。 ○[[仮面ライダー(漫画版)]] 2人の仮面ライダーの力を以てしても[[ショッカー]]は滅ぼすことが出来なかった。 「しまった! 医者を一人さらってくるのを忘れた!!」 そして戦いは『仮面ライダーEVE』に続く… ○仮面ライダーBLACK(原作版) 敵は倒したものの、光太郎が無人の東京湾で沈没した日本丸の上に立ち、自分が何者なのかという問う所で終了。 光太郎「おしえてくれ~!!オレはだれだ!?」 ○[[変身忍者嵐>変身忍者 嵐]](週刊少年マガジン版) 倒した敵の親玉が生き別れの父親であり、更に敵の親玉の女達に罵声を喰らい、主人公が絶叫した所で終了。 この設定を引き継いだ『変身忍者嵐 SHADOW STORM』なんて漫画もある。 ちなみに同作者による『希望の友』掲載版も別ベクトルで救いがない結末。 ○[[人造人間キカイダー]](週刊少年サンデー版) 『ピノキオは人間になりました。めでたし、めでたし…』 「…だがピノキオは人間になって、本当に幸せになれたのだろうか…?」 忘れられやすいが、『イナズマン』の漫画版で語られた後日談を見る限り、この後キカイダーは新人類帝国に捕まって操られ尖兵にされていた。 しかしそれによって、イナズマンと出会い助けられたので人生万事塞翁が馬である。 ○ロボット刑事(週刊少年マガジン版) 埋めることの出来ない、永遠の孤独。 「ああっ、マザー!!!」 ○[[明智警部の事件簿]](原作版) 警察の闇を暴いたせいで大切な人を次々と失った[[明智>明智健悟]]はもう誰にも頼らないことを決意し、冷徹な存在になり果てる。 だが忘れてはいけない。[[とある少年>金田一一(金田一少年の事件簿)]][[との出会い>雪夜叉伝説殺人事件(金田一少年の事件簿)]]が待ち受けていることを。 ○[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]] 公式で3度描かれた最終回の一つ、「[[ドラえもん未来へ帰る>ドラえもん未来へ帰る(ドラえもん)]]」(「小学四年生」1971年3月号掲載)は唯一の完全なバッドエンドとなっている。 時間旅行者の過去の人間に対する迷惑行為や犯罪の増加に伴い、22世紀の政府は時間旅行の規制を強化。 市民の過去への渡航は禁止となるため、ドラえもんも22世紀に帰らなければならない。 ドラえもんは「のび太くんとわかれるのいやだあ」と泣きわめくもセワシに引きずられ、志半ばで未来に帰って行った… 「つくえの引き出しは、ただの引き出しにもどりました。でも……、[[ぼく>野比のび太]]は開けるたびにドラえもんを思い出すのです」 もう一つの最終回「[[ドラえもんがいなくなっちゃう!?>ドラえもんがいなくなっちゃう!?(ドラえもん)]]」(「小学四年生」1972年3月号掲載)も、「のび太のドラえもん依存は深刻であり、このままでは彼がダメ人間になってしまうと危惧したセワシの説得で、ドラえもんは帰還を決断する」という、ややネガティブな理由が設定されていた。 ただしこちらは、自転車の練習に励むのび太をドラえもんがタイムテレビ越しに応援するという、少し希望の持てる結末を迎えている。 これでは手厳しすぎると感じたのか、"最終回の決定版"((上記2作のような雑誌連載の終了回では無く、作品自体も「帰ってきたドラえもん」に繋がっているため、厳密には最終回では無い。しかしその完成度の高さから、ある種の「最終回」とみなされている))とされる事の多い「[[さようなら、ドラえもん>さようなら、ドラえもん(ドラえもん)]]」(「小学三年生」1974年3月号掲載。コミックス6巻収録)では、別れることについて完全な和解をした状態で未来に帰る展開となっている。 ○[[ミノタウロスの皿]] 「あのー『残酷』とは、どういう意味なんですかね」 待望のステーキをほうばりながら、おれは泣いた。 ○[[間引き>間引き(漫画)]] 「だっておなかがすいてしょうがなかったんだもの」 ○流血鬼 明るすぎるバッドエンド。いろんな意味で。 「気が付かなかった。赤い目や青白い肌の美しさに!  気が付かなかった!夜がこんなに明るく優しい光に満ちていたなんて!」 元ネタである『アイ・アム・レジェンド』と比較すると十分ハッピーエンドであるが。 ○どことなくなんとなく 「我々は最後のチャンスを与えてやったのに…」 ○[[大予言>大予言(漫画)]] 予知能力者のジレンマ。そして「危機」に充ち溢れすぎた世界と「危機」に無関心すぎる人々…。 ○[[クレオパトラだぞ>クレオパトラだぞ(漫画)]] 夜毎見るクレオパトラの夢から輪廻転生の存在を確信した主人公は、ろくな目に合わない今の人生から逃れるべく短絡的に自殺を図る。 今より悪くはならない、だめならまた生まれ直せばいい、と楽観する彼を待つ次の人生は… ○[[ヒョンヒョロ]] &bold(){「誘拐ヲ実行スル!」} そして誰もいなくなった。 ○ノスタル爺 「抱けぇっ!!」 主人公が子供の頃からいた気の触れた老翁の正体は…。 ○カンビュセスの籤(くじ) [[藤子・F・不二雄]]版[[ソイレントシステム]]。 「命の籤引き」をしたくないと逃げた男は、皮肉にもたどり着いた果てである女性の「全て」を託されてしまった…。 ○[[ある日……>ある日……(漫画)]] 「「ある日」は「唐突」にやってくる。「伏線」など張るひまもなく。「説得力」のある破壊なんてあるものか。「ある日」がいつくるか……今日にも……」 &bold(){プツン……} ○箱舟はいっぱい 二つの家族は仲良くピクニック…そろそろ気候が…。 世の中、知らない方がいいこともあるのだ…。 ○絶滅の島 漫画版:人類は彼らが[[病気>ハゲ]]特効薬になると言う迷信を信じた宇宙人のせいで絶滅するも、宇宙人側の動物保護官によって最後の少年少女は辛うじて守られた。 OVA版:「&bold(){人類はみな、兄弟なのです}」という↑の内容のアニメが流れる場所は…。 ○自分会議 財産をめぐって醜い言い争いをする未来の「自分」達を見て、嫌気がさした子供の頃の「自分」がとった行動は…。 ○笑ゥせぇるすまん 謎のセールスマン・[[喪黒福造]]が現代人の「ココロのスキマ」を埋めるオムニバス集。 「喪黒との約束を破ったため破滅もしくは死亡する」「本人的にはハッピーエンドかもしれないが、社会的には…」という末路を迎える依頼人が殆ど。 中には喪黒が依頼人へ意図的に不幸を押し付ける場合も… 「さて、今日のお客様は…ホーッホッホッホッホッ…」 ○[[明日は日曜日そしてまた明後日も……]] 永遠に来ることのない「日常」。両親も主人公も疲れ切った顔で… ○総員玉砕せよ! 「誰に見られることもなく…誰に語ることもできず…ただ…忘れ去られるのみ…」 ○ススムちゃん大ショック 親の愛?[[そんなものは最初から存在しなかったのだ。>蛮野天十郎]] ○[[デビルマン(漫画)]] アーマゲドン。主人公・不動明に見捨てられた人類は完全に蚊帳の外のまま滅亡してしまった… 明「俺はもう、何もない…。生きる希望も幸福も…生きる意味さえも! 守るべき何者もない…」 主人公とラスボスの関係性のケリは『[[バイオレンスジャック>バイオレンスジャック(漫画)]]』ラストへと引き継がれる。 ○[[グレートマジンガー(桜多吾作版)>グレートマジンガー(桜多吾作版)]] ハードながらも大筋はTVシリーズに沿ってはいるが、最後に主人公が…… 他にも量産型グレートマジンガーのエピソードなど、話単位で暗い結末を迎えてるものも。 ○[[UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)>UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)]] ベガ星は倒したが、人類もまた滅びの道を辿る。 [[グレンダイザー>グレンダイザー(機体)]]は地上を無に返し、デュークたちは新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入るのだった…。 ラストでは敵味方の生き残りが地球の再建を誓う場面で締め。 ○[[ゲッターロボG(桜多吾作版)>ゲッターロボ/ゲッターロボG(桜多吾作版)]] 関東を手中に収めた百鬼帝国を滅ぼすため、竜馬たちはその若き命を犠牲にする事に。 ○それゆけコンバット [[石川賢]]の連載デビュー作。当初は戦争題材のギャグマンガだったが最終話では…… 「ちくしょー戦争なんかくそくらえだ! 死んじまえみんな死んじまえ 死んじまえー死んじまえー」 ○タイガーマスク(原作版) 世界戦に向かう途中、子供をかばってダンプに轢かれる主人公。 今際の際に主人公が取った行動は、マスクを処分してタイガーマスクの正体を隠蔽する事だった。 アニメ版では交通事故に遭わなかったものの、原作版とは別の意味で悲しい結末を迎える事に…… ○[[ベルサイユのばら]] 副主人公と彼氏はボロボロだった体を押してフランス革命に身を投じ、その直後相次いで戦死。 正主人公は夫を処刑された後子供達と引き離され自らも処刑され、正主人公の本命彼氏も後に故郷で惨殺。 そして数多の血を流しながらも革命は「主導者の処刑」等により成功しつつも中途半端な結果に終わり、後に『栄光のナポレオン-エロイカ』で描かれるナポレオンの時代へ突入する。 『三国志演義』と同様に「史実ベースなゆえにバッドエンドにならざるを得なかった作品」。副主人公カップルに関してはバッドとも言い難いが。 せめてもの救いは、史実ではその後悲惨な末路を辿る事になるルイ17世が無事に生き延びる事ができると示準された事だろうか。 ○紫電改のタカ 母親と幼馴染が基地を見舞う頃、主人公は沖縄の空に散って行った… ○ザ・コクピット 第二次世界大戦を舞台にしたオムニバス形式の戦争漫画。各エピソードの主人公は大抵死亡する場合が多い。 ○[[マーズ>マーズ(横山光輝作品)]] 六神体を倒し、地球爆発の危機も回避したマーズ。 しかし地球人の醜さに絶望した彼は、「本来の任務」を思い出してしまい… 「ナントイウミニクイ姿ダ コレガ人間カ……ドウシテボクハコノ動物ヲ守ロウトシタ」 この作品を原作とするアニメ『[[六神合体ゴッドマーズ]]』は大幅改変されてもはや別物に。 その後原作準拠で再アニメ化されるが、原作と比較すると救いのあるエンディングとなっている。 ○にんじん大好き! 主人公・たかしの祈りが神さまに通じ、たかしは人参嫌いを克服したが…? 「わーー 大きなにんじんだあ… かぷっ おいしぃっっ」 ○[[東京BABYLON]] 姉を殺した星史郎への復讐を決意する昴流。そして物語は『[[X>X(漫画)]]』へ続く… 昴流「あの人だけは僕が…殺します」 ○[[魔法騎士レイアース]](第一章) 囚われの姫から告げられた、魔法騎士の真実と残酷な宿命… 光「こんなのって、こんなのってないよー!!」 [[スパ>スーパーロボット大戦T]][[ロボ>スーパーロボット大戦30]]でも&bold(){全く容赦無し}(強さ的意味でも)。 ○銭ゲバ 「愛」を得られぬ程の醜い顔や困窮で母を失ったことで「銭ゲバ」となり、様々な人々を犠牲にして金と権力を手に入れた主人公。 しかし皮肉にも勝利した後「ささやかな幸せの夢想」と「自分の歩んだ修羅の道」を思い、そして…。 「てめえたちゃ みんな銭ゲバと同じだ。いや銭ゲバよりひでえな。」(主人公を観察してきた作家の言葉)。 ドラマ版でのラストでは原作の「ささやかな幸せの夢想」部分が拡張されて終わった。 ○[[ザ・ムーン>ザ・ムーン(漫画)]] ジョージ秋山唯一のロボットマンガ。 人類と宇宙人の交渉決裂により戦争が勃発、宇宙人の手によって地球全土に降り注ぐカビに次々と倒れる主人公たち。 そして主を失った巨大ロボット「ザ・ムーン」は雪の中、その大きな両目から涙を流した… ○西岸良平短編集「地球最後の日」 「地球最後の日」「海底人8823」「終わりなき悪夢」が該当。 「ミイラの論理」も後味が悪すぎる結末。 ○サスケ 忍者漫画の金字塔。 幼いながらも忍者としての宿命を背負うサスケ。 新しい家族を得てようやく穏やかな生活を手に入れた矢先、隠れ里の崩壊で父と義母は命を落とし、義理の姉は行方不明となる。 最終話では異母弟の子ザルも行方不明となり廃人となりながら荒野をさまようサスケの姿だった。 その生きた屍となった姿は宿敵の柳生十兵衛すらとどめを刺すのをやめてしまうものであった……。 ○milk junkie 『[[封神演義>封神演義(漫画)]]』の藤崎竜による、星新一のSSを思わせる短編。 ただ背を伸ばしたかった。その単純すぎる願いは、止めようもない「欲望」に変わった。 何のことはない、全ては黒幕の予測通りでしかなかったのだ。 ○ピューと吹く!ジャガー [[サザエさん時空]]?そんなものはありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。 連載期間約10年の長編ギャグ漫画。主人公は最終話で、あまりにも残酷な現実を突きつけられる。また、単行本最終巻では登場人物のその後が明かされた。 「どうせいくつになったって、先の事なんてわかんないんだから。それに…お前には珍笛があるじゃないか!」 ○ゆび 「くだらねえ」 ○"LOVe" 最終回で爆死・失踪と一気に暗くなる週刊少年サンデーのテニス漫画。 ○[[Z/X -Zillions of enemy X-]](Vジャンプ版) 真祖の仮面を被ったガムビエルが特異点達を次々に抹殺、世界を海に沈めてしまう。収束するバッドエンドフラグ。 それを見た大和…いや、サタンはほくそ笑み、絶望に打ちひしがれたアラトは、飛鳥から奪った力でタイムリープを発動する――。 ○[[空が灰色だから>空が灰色だから(漫画)]] 全体的に欝な話が多い短編集。 最終話『[[歩み>歩み(空が灰色だから)]]』は将棋の駒(歩兵と桂馬)の動きを知った後に読み返すと…? 唐井「誰かこんな情けない私を、どうか――『許さないでくれ』」 ○[[絶叫学級/絶叫学級 転生>絶叫学級]] 少女漫画とは思えない恐怖の短編集。 「あなたが体験したことのない授業へ、私がご案内します」 ○[[魔石商ラピス・ラズリ]] 各話ごとに出てくる主人公に襲いかかる、[[死亡フラグ]]とバッドエンドの宝庫。 最後はその元凶たる人物が消滅し、被害にあった主人公たちも元通りとなったが……? 「最後にまぶしいくらいの絶望を、ありがとうございました」 ○うわこい 主人公は決して幸せになってはいけなかった。 ○[[彼岸島]]~最後の四十七日間 「いい景色だ、血で溢れている  ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」 宿敵・雅による吸血鬼ウイルスを持つ蚊をバラ蒔く計画を止める事ができず日本は地獄と化す…。 そして物語は『48日後…』に引き継がれる。 ○ステルス交境曲 週刊少年ジャンプにあるまじきハートフルボッコエンド。 物語の中心人物である少年が、最後の最後までその人生を他人の欲望に歪められ、それを救えなかった主人公。 最後は数多の世界が交じり合った都市で、少年の生き写しのような人物が平凡な生活を送っているように描かれていた。 僅かながらまだ希望が残っているだけましか。 ○ノラネコノタマの作品の大半 目の前で妹が射殺されて自身も廃人にされる。 秘密を知った事で輪姦された後に証拠隠滅のために殺される。 仲間を助けに行こうと単身仲間の元へ向かおうとするも、捕まって同化する。 人形に魂を食われ、肉体は人形に乗っ取られる。 etc…… 同人誌から書籍化にあたる際に書き下ろされたものも… ○[[ジンキ エクステンド リレイション>『JINKI』シリーズ]] メインヒロインがガチレイプされ孕んだ事が示唆された挙句、またまた中断。スッキリしないってレベルではない。 ○[[池上遼一版スパイダーマン>スパイダーマン(池上遼一版)]] 守るべき人々こそが真のヴィランという現実を突きつけられたスパイダーマンは絶望の末に… 「ちくしょう! 弱者はいつだって強者によって ふみにじられ しいたげられ 殺されるんだ いつの時代だって!」 ○[[地獄の使者たち]] 「&bold(){小早川大尉どの、愛しておりました…}」 [[山川>山川純一]]先生の作品でバッドエンドには他にも『[[男狩り]]』『[[教育実習生絶頂す]]』などがある。 ○[[シグルイ]] 因習と血で塗れた「武士」という修羅道にて、それぞれの信念を貫かんとした二人の武士の物語。 二人を待ち受ける修羅の道のりとその果ては「残酷無惨時代劇」の肩書に偽りなし。 %%脇に変態共も多いがのう。%% なお原作は同じオチでもここまで無残ではないが、&bold(){結局主人公…というか参加者全員に未来なんて無かった}。というか史実では主催者もろくな死に方してないし…。 ○BM ネクタール ゾンビ物が流行る前に存在していたパニックホラー漫画。ゾンビではなく、有機物なら何でも食べられるように開発された食用人工生物「BM」の暴走による。 第一部は都市一つ、第二部は大型ビル一棟が範囲とかなり規模が小さかったが、その後九州以外のほぼ全ての地域に蔓延した。まあ、その九州も第三部で滅んだけど。 小学生の頃に巻き込まれ、家族を失ってもなおたくましく生きたかつての少年少女は、最終的に半ば崩壊してしまった日本の安全地帯でそれぞれ恋人(あるいは恋人候補)と安堵の時を得る。 と思ったら、第二部の惨劇のきっかけだったアメリカ産BMが開発再開されたという事実がラジオから舞い込む。 日本の現状も顧みない自国の愚行に、救助に来ていたアメリカ軍人は絶望の声をあげてEND。 ○エレル 病院に搬送されてきた探検家の老人は、ジャングルの奥地で謎の生物「エレル」に寄生されていた。 次々に感染が広がり、人がモンスターと化していく中、少年達はやっとの思いで病院の出口までたどり着く。 だがそこで彼らが目にしたのは、エレルに寄生された人間が大挙して押し寄せてくる光景だった。 ○[[金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]] ある意味最も分かりやすい&bold(){「約束されたバッドエンド」}。ついでに言えば犯人死亡エンドのエピソードも容赦なく&font(l){船津先生に追い打ちを受けている}『犯人たちの事件簿』エピソード化されているため、当該回はある意味2重のバッドエンド化も。 せいぜい『本編シリーズにおける[[高遠>高遠遙一]]初登場回』くらいがギリ例外か。 「バレる訳がない…!名探偵でも現れない限り…な」 また[[この回>魔犬の森の殺人(金田一少年の事件簿)]]とかは「そもそも『犯人たちの~』以前に原作が(主役="名探偵"にとっての)バッドエンド」と言えるだろう。 ○[[なるたる]] 強大な力さえあれば、幸せに近づける…と思ってませんか?ひょんなことで超常的な力を得た少年少女たちの、夢と希望と挫折と絶望の物語。 発狂のオードブル、鬱と死の満開全席。 むしろ最終回でウィニングラン感覚に(何言ってるかわからねえとおm(ry 一応エンドシーンは希望的とも言えなくはないが)。 最後の最期で身近な人と日常全てを喪った主人公は、最後の知人となった少女の振るった猛威の後、妊婦二人と竜達だけの廃墟世界で最初に夢想した「願い」を突きつけられる。 「命は代替が利くからこそ、命たりうるんだから」 アニメはちょうど中間点で終わり。そっちも別ベクトルで悲惨な展開+不穏な先行き。 もっとも異能を持ったからと言って''精神や価値観まで成長するかは別問題''であり、実際和解や説得の場面は殆どなく、一方的なエゴの押し付け合いによる結末ばかり。(人や世間から逃げると言う選択もあまりしてない)ゆえに一連の結末も''ある意味必然''、と俯瞰的な評価も多い。 ○むこうぶち 80年代のバブル時代の高レート麻雀で、「人鬼」と呼ばれる青年[[傀]]と卓を囲み翻弄された者達を描くオムニバス集。 &bold(){「御無礼」}されてしまうとただ金を失ったのみならず、人生の残額まで使い切ったり麻雀でのし上がる道を絶たれたり後ろ盾や職を失ったり逮捕されたりして社会的に抹殺されたりもするなど、大概本人あるいはその周囲にとって多種多様なバッドエンドを迎える。 一方でそうした逆境に置かれながらも、傀にリベンジを果たすため舞い戻ってレギュラーに昇格することもある。が、そんな猛者であっても破滅せず被害も軽微になるだけで、肝心のリベンジを果たせることは無い。 本作の狂言回しである麻雀プロ・安永に至っては傀と出会った当初からそんな「呪い」を負わされた人物であり、彼が大会に臨むも勝ち切れない、勝ってもアヤがつくという苦い結末に終わる話も多い。 ○[[BTOOOM!]](Dark真実編) 世界を裏から操っている黒幕が仕組んだ死のサバイバルゲームを強要された主人公達の物語。 もう1つの結末である『Dark真実編』では、ヒロインの命がけの行動で黒幕を葬り去る事に成功したのだが、恋仲であった主人公は……。 なお、連載時に描かれた『Light友情編』では逆に黒幕が生き残っているものの、こちらは一応ハッピーエンドを迎えている。これに関し作者は『Light友情編』は「商業的」な完結を、『Dark真実編』は「物語として」の完結を書きたかったと編集側と議論して作成したと語っている。 なお続編を見る限り、『Dark真実編』は正史ではないifルートになっている。 ○[[Nein>Nein(Sound Horizon)]](漫画版) 骨董店で入手した意志持つサングラスの改竄による「[[他の>Chronicle 2nd(Sound Horizon)]][[地>Thanatos(Sound Horizon)]][[平>Lost(Sound Horizon)]][[線>Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜(Sound Horizon)]][[での>Roman]][[悲>Moira(Sound Horizon)]][[劇>Marchen]](ビター・バッドエンドに繋がる魂をかけた選択)の否定(Nein)」を、最後に自身への干渉を「否定」し、熱い歌をサングラスに届ける事で終わらせた主人公。 だが白昼夢から覚め路地裏を歩いていた彼の元に、突如として骨董店主と黒猫が現れ「サングラスとの『約束』(対価)を果たす時」を宣告。そして… 「&bold(){ワタシの【否定】(Nein)を否定するのなら 貴方の【輪廻】(これから)も決して否定できない}」 …この後のシーンは自らの眼で確認・解釈してほしい。 原作アルバムでは「否定」の「否定」に対しサングラスが気持ちを歌にして返して終了なためバッドではないのだが、 コンサート版では日替わりのエンディング(BD受注限定版収録)があり、中には「骨董店主がお代を取り立てる」場面も登場。 ラスト公演は漫画とは違うもののやはりバッドエンド(そして未だ綴られぬ次回作)を想起させるような場面で終了し、その後行われたタイアップカフェでもそれを補強するような演出がされていたという。 ただCDのスタッフクレジットでは「物語解釈の自由」が謳われているため、これらのエンディングもまた解釈の一つであろう。 ○[[ゴミ屋敷とトイプードルと私]] 自称キラキラ女子が身の丈に合わない生活を続けた結果… ○[[U19>U19(漫画)]] 主人公の笑顔で締めくくられているが、条件付きで子供を刑事罰の対象にできる法案が可決、更に子供が人体実験の被検体となるなど、子供に対する処遇は改善されるどころか逆に悪化とお先真っ暗。 しかもそれらの原因の殆どが主人公が暴れまわったせいと、ある意味ではジャンプ漫画の中でも最悪のエンディングと言える。 ○[[ジオブリーダーズ]] ようやく全てがうまく行く…と思った所から、最終巻の内容は、「知り過ぎた」ことによる神楽総合警備ほぼ死亡の壊滅エンド。 生き残ったのは主人公(皆のおかげで何とか逃亡)、社長(姉の命で現メンバーの記憶を喪失or封印し新企業立ち上げに参加)、高見(拷問か何かを受けて敵に協力させられ、まやを削除したのが最後の姿)のみ。 一応単行本未収録の部分で主人公と社長のその後を描く第三部があるものの、開始直後に作者が病気療養に入り停止中。 ○禍霊ドットコム 謎の予言サイト「禍霊ドットコム」による様々な事件の話。 予言は悉くが人が不幸になるというもので、主人公はそれを防ごうとする。 が、ほとんどの事例において阻止は失敗に終わり、バッドエンドとなる。 主人公の回りだけ見ても、かつての同級生とその兄・現在の親友・年上の旧友・美術の先生・ともに行動する仲間が死亡または消滅する羽目になった。事件に遭遇して生存したのは妹だけ。 なお、サイト自体は余計なことをしなければ本当にただ不幸な怪奇現象を予言するだけの存在である。閲覧期間が切れると死ぬけど。 3巻で終了したが、本人はまだ抗うつもりであるなど、終わり方自体はバッドエンドではない。 ○[[連ちゃんパパ]] 再び元の鞘に戻り、まっとうな暮らしを目指して再出発した日之本一家。 だがパチンコの誘惑からは簡単には逃れられず、このままでは足を洗えないと悟った主人公は東京を離れ借金取りの伝でド田舎への移住を決意する。 一家揃って笑顔で畑仕事に精を出し、充実した自給自足の生活を送る彼らだったが…… 「''こんな所にパチンコ屋建てて儲かるのかね''」 はっきりと結末が描かれているわけでもないのにその後の展開が完璧に理解できてしまう恐るべきラストシーン。 (ある程度改心しているとはいえ)日之本夫妻のこれまでの所業を考えれば''ある意味ハッピーエンド''ではあるかも。 ちなみにラスト5話の表紙絵はピクニック中の楽しげな日之本一家の姿……なのだがよく見ると''端っこの方で妻がまた誰ぞ男と密会している''。君こそ真ノ邪悪ダ。 ○監獄学園 キヨシと千代が結ばれ、ハッピーエンドになるかと思われた矢先、キヨシの恋を応援しようとした花が暴走してしまい… 最終的に千代が裏生徒会21代名会長になり、キヨシたち男子はまた監獄へ収容されてしまう。 ○[[ポケットモンスターSPECIAL]] [[第5章>第5章 ファイアレッド・リーフグリーン編(ポケットモンスターSPECIAL)]]:闘いの果てに、[[デオキシス]]を[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]から解放した[[図>レッド(ポケットモンスターSPECIAL)]][[鑑>グリーン(ポケットモンスターSPECIAL)]][[所>ブルー(ポケットモンスターSPECIAL)]][[有>イエロー(ポケットモンスターSPECIAL)]][[者>シルバー(ポケットモンスターSPECIAL)]]達。だが[[予期せぬ人物>サキ(ポケットモンスターSPECIAL)]]の[[介入>ダークライ]]を受けたことで、物言わぬ石像となってしまう… [[第10章>第10章 ブラック・ホワイト編(ポケットモンスターSPECIAL)]]:[[N>N(ポケモン)]]との和解を果たした[[ブラック>ブラック(ポケットモンスターSPECIAL)]]だったが、[[ゲーチス>ゲーチス(ポケモン)]]を見逃したことで[[レシラム]]の石化能力に巻き込まれてしまう。そしてブラックを取り込んだままライトストーンは虚空へと飛び去り、残された[[ホワイト>ホワイト(ポケットモンスターSPECIAL)]]の慟哭が響き渡るのだった… ○どろろんぱっ! 「あさりちゃん」の室山まゆみ原作のギャグ漫画。 ラストでは、主人公の小町がヒロインの娘として転生するが、その年はノストラダムスが予言した恐怖の大王が降臨する1999年だった。 しかし、人類を滅ぼすような災害も戦争も起こる気配はない。 一体恐怖の大王は何なのかと問う天使アンジーに、大天使ミカエルはその正体を話す。 恐怖の大王とは、やがて核兵器をこえる何かを創り出し、人類を滅亡に導く存在だと。 1999年に恐怖の大王は降臨するのではない、生まれるのだと。 ヒロインの行き過ぎた英才教育の果てに、小町が超兵器を発明して人類を滅亡へと導くことを示唆して、物語は幕を閉じる。 なお、「どろろんぱっ!」は「あさりちゃん」と世界観を共有している可能性があり、もしそうなら「あさりちゃん」の世界もやがて滅亡することになる。 #areaedit(end) } #openclose(show=楽曲){ #areaedit() ○およげ!たいやきくん 不自由な世界から抜け出して新世界へ飛び出そう!→結局そこでも強者から逃げ回る日々、そして食われました。 だがそんな哀愁漂うテーマが当時のサラリーマンの胸に響いて日本一売れたシングルに。 ○泳げたいやき屋のおじさん 不自由な世界から抜け出して海へ飛び出そう!→結局命が惜しかった。 前述の哀愁漂うテーマを所ジョージがパロディした曲だが、結末は変わらなかった。 ○とんでったバナナ 小さな喧嘩をきっかけに広い海へと飛び立った一本のバナナも結局お船の船長さんに食べられてしまいました。 ○チコタン ぼくのおよめさん 4番までの夢溢れる歌詞から急転直下の超鬱展開。悲痛な叫び声が胸を打つ。 ○謳う丘~Salavec rhaplanca.~ 大切な1人を護るため、999人の命を捨て去った「英雄」の物語。 ○スーパーヒーロー(Nem.) ぼくは ただ あなたのように なりたかっただけなのに… ○[[だんご3兄弟]] うっかり放置されてしまっただんご三兄弟は、食料品の本懐を遂げられない体に… しかし何事もなかったの様に復活しているのは「童謡だから」と言うべきか。 「うっかり寝過ごし、朝が来て…固くなりました」 ○[[Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜(Sound Horizon)]] アルバムそれ自体が1人の男が幼い頃に抱いた恋心を叶える物語と、大切な人と死別した5人の女性の物語。もちろん全て… まあサンホラなのでお察しください。 「──退廃(Decadence)へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語(Romance) 痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ 幾度となく開かれる扉 第四の地平線──」 ○恋人を射ち堕とした日 タイトルの通り。サンホラだし… ○カルマの坂 ある時代の乱れた世の中で、盗みを働いて生きている少年は逃げている最中に人身売買で売られてきたであろう少女を見かけ… ○ロード 異常なまでに長いことで有名なTHE 虎舞竜の名曲。 しかしその内容は……… 〇BAD END 曲名そのものがズバリな、[[蒼井翔太]]の歌うアニメ「[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]」のEDテーマ。 しかし、曲名に反して歌詞の内容自体は意外と前向きである。 蒼井氏演じる[[ジオルド>ジオルド・スティアート]]視点から見た「破滅するならどんとこい!でもそんなの関係ねぇ!」的な歌詞内容である。 〇[[Pieces>Pieces(L'Arc〜en〜Ciel)]] [[L'Arc~en~Ciel]]の楽曲。曲自体はメンバーが「子供を持つ気持ちを想像して書いた」「祖母を想って書いた」と述べている「あなた」を置いて逝く「私」の心情を描いたバラード。 何故かMVでは呪いのナイフを巡る100年の物語が描かれ、その中で「敬愛する主をナイフの呪いで殺してしまう執事」「恋人をナイフの呪いで殺してしまう男」 「うっかり拾ったナイフの呪いで母親を刺し殺してしまう幼児」「人質に取った少女が拾ったナイフの呪いで刺殺されるチンピラ」というバッドエンド&font(l){一つだけ普通に残当}が次々と描写され、 100年後にナイフを手にした呪いを解き放つ「最後の男」=[[hyde>hyde(人物)]]もまた、tetsuyaを刺し殺してしまう…… なお、ラルクの楽曲のMVには他にも「飛び降り自殺して途中で死ぬのが怖くなる男」「ラルクのメンバーがコールドスリープに付いて[[世界が崩壊した後に目覚める>ポストアポカリプス]]」など バッドエンド気味の描写が結構描かれている。 #areaedit(end) } #openclose(show=演劇){ #areaedit() ○11ぴきのねこ(舞台版) 馬場のぼるの原作は呑気だが、井上ひさしの戯曲版『十一ぴきのネコ』は最悪のバッドエンド。 『[[七色いんこ]]』で扱われた初期版は同士討ち、決定版は公害のせいで全員衰弱した所で幕が下りる。 晩年明らかにした『[[ひょっこりひょうたん島]]』の裏設定と言い、井上ひさしの思考回路って…。 ○人間風車 主人公は、感性がシュール過ぎる売れない童話作家。彼の話を面白がってくれるのは近所の子供たちや、知的障害のある青年・サムだけだった。 淡い恋をきっかけに傑作童話を生み出した作家だが、友人の裏切りで作品を奪われた上に盗作の濡れ衣を着せられ、仲の良かった子供たちにも作風が違い過ぎることで盗作ではないと信じてもらえず、挙句の果てにサムの正体が恋する女性の弟・オサムであることを知らずに話題にしたことで、彼女に拒絶されてしまう。 何もかもを失った作家は、やってきたサムに一つの即興物語を聞かせる。 復讐に取り憑かれた不死身の殺人鬼が、彼を裏切り、信じず、拒絶した者たちを次々と惨殺していくおぞましい物語を。 強い恨みとサムの純真さが、その悪夢を現実のものとしてしまうとも知らないまま… 1997年の初演のあと、2000年、2003年、2017年と再演が行われた舞台。2000年と2003年バージョンは救いを持たせた結末に改変されていたが、初演と2017年版の結末は一切救いようのないホラーエンディングとなっている。 ○[[AD-LIVE]] ◆2018年(下野紘・[[小野賢章]]編昼公演) 10年前出会い仲良くなった二人の男。だが世界滅亡が間近に迫った10年後、再会の地で&bold(){交通事故犠牲者の遺族は、加害者に最悪の償いを強いる}。 ◆2018年(AD-LIVE 10th Anniversary stage ~とてもスケジュールがあいました~千秋楽夜編) 「&font(#ff0000){撃たないと、終わらないぞ!}」 世界滅亡阻止のため滅亡の原因たる自分を殺す事を強制した男と、3人の男が見守る中彼を撃つ銃を託されてしまった協力者。だが殺すことを刹那ためらったせいで、&bold(){世界は皮肉なキラーエンドで救われてしまうことに…}。 ◆2020年 &bold(){最後の謎を出演者2人が同時に解けないと一人が沈みゆく豪華客船に残され犠牲になる}というえげつないギミックが搭載されたせいで、平均すると約半数の回で犠牲者が出る羽目になっているのだが、明確にバッド感がするのは少な目。 ・木村昴・仲村宗悟編夜公演 母に会いたいと願う子役と、最愛の妻の遺骨を抱え旅に出た男。居合わせた船の沈没危機に二人で脱出を試みるが、妻の死の真実と子役の秘密が明かされた時、最後の問題で男は[[ある選択>裏切り(展開)]]を下す。 「&bold(){さようなら、売れない役者さん}」 ・蒼井翔太・浪川大輔編昼公演 姉が恋していた男に姉の無念をぶつけるため会いに行こうとするミュージカル歌手と、入院中の友人の元に蒼井翔太グッズをお見舞いに持っていこうとする蒼井翔太ファンの男。 だがグッズの中に『&bold(){BAD END}』があったのがまずかったのか…。 一応取り残された方の願いも生き残った方が叶えたので実質的にはビターエンドに近いのだが、ある意味偶然にもフラグを建ててしまった感のあるエンド。 ・鳥海浩輔・吉野裕行編夜公演 結婚間近な姉の元へ向かう弟と、生き別れの弟が瀕死で入院中と聞いて助けるため向かう兄。 だが兄が受け取った弟からの手紙に秘められた&bold(){裏の意味と}、最後の謎に失敗したことが合わさった事で、物語は&font(#ff0000){AD-LIVE史上最悪の終局を迎えることに…}。 ちなみにこの公演も&bold(){千秋楽}。 ○ノートルダムの鐘(ミュージカル) 「答えてほしい謎がある 人間と怪物、どこに違いがあるのだろう」 怪物のように醜いが清らかなカジモドと狂乱の聖職者・フロロー達による[[愛と宿命の物語、を会衆が即興で演じるという体の作品。>作中作]] 基本的な流れは上記「◎文学作品」の「ノートルダム・ド・パリ」と同じで、善玉化したフィーバス(フェビュス)を除く3人の主役が死に絶える悲惨なデッドエンドである。 しかし悲痛な宿命から解放されたかのように衣装を安らかに脱ぎ捨てて元の青年へ戻るカジモド(役)の姿や、 会衆が一堂に会して本作の主題たる問いを改めて観客に投げかけるフィナーレは決して後味の悪いものではない。むしろ見た者の心を切なさや美しさ、奥深さで響かせるだろう。 ○肝っ玉おっ母とその子どもたち 従軍商人として生計を立てるシングルマザーのアンナとその子供、二人の息子と一人の娘は懸命に三十年戦争の時代を生きる。 戦争に翻弄されつつも飯の種にして逞しく生きる彼女らであったが、 二人の息子たちは徴兵された末に一人は戦死、一人は戦間期に戦時と同じ様に略奪を働いた罪で死刑となり、賄賂で救おうとするも間に合わず処刑される。 最後に残った娘も、街に敵軍が迫っている事を知らせようとしたばかりに射殺される。 たった一人残されてしまったアンナは悲しみに暮れ、子供たちを失う原因となった戦争を憎みつつ、 それでも生きるために戦争を食い物にして「逞しく」生きて行かざるを得ない……。 この様に大筋だけを見ると、戦時中を舞台にした作品という性質上仕方ない面もあるが、救いらしい救いがまるでない後味の悪いエンディング…に見えるが、本編は叙事演劇の旗手ブレヒトによって悲惨な大筋をドライでシニカル、且つコミカルでウィットに満ちた描写で描き出す事によって寧ろ全体的に軽妙なタッチとなっており、悲惨な大筋及び結末にも関わらず後味の悪さはなく、清々しさすら感じられるものとなっている。 #areaedit(end) } &font(#ff0000){YUME KIBOUをかな入力にすると} んなもい のにこらな &font(#ff0000){なんにも のこらない} それでもあなたは望みますか?→[[ハッピーエンド]] 追記・修正はバッドエンドを見た後にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,64) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 反対意見がなかったので、リセットしました。 -- 名無しさん (2022-10-04 09:33:13) - ハピシュガを削除。あれはメリーバッドエンドの方が相応しいと思うし、後日談もあるからね… -- 名無しさん (2022-10-27 01:16:18) - 以前にもコメントしましたがAD-LIVEの「2016年(下野紘・浅沼晋太郎編夜公演) 」は検索した限りでは自業自得に見えるので除去しました -- 名無しさん (2023-04-13 20:28:15) - スティーブン・キングも結構バッドエンド作品があるイメージ -- 名無しさん (2023-08-02 09:11:36) - 悪ノPさんの曲も大多数の曲がバッドエンドっぽい -- 名無しさん (2023-09-18 08:28:38) - ↑×4 メリーバッドエンドと言えば、妖怪人間ベム(アニメ版1作目)も当てはまってると思う -- 名無しさん (2023-10-12 09:32:11) - ゴジラの話を書くのは早すぎるって -- 名無しさん (2023-11-06 17:04:09) - 世にも奇妙な物語に関しては2021年秋スペシャルのやつが全部バッドエンドだったな…ただ、視聴者の中には「これはバッドエンドじゃなくてよかったんじゃ?」という意見もあるんだよな(特に「優等生」「ふっかつのじゅもん」は無理矢理バッドエンドにしてるっていう声もあったし) -- 名無しさん (2024-02-24 19:49:53) - オトナプリキュアも地味にバッドエンド染みた最終回ぽかったけど、、あれはどうなんだろえか… -- 名無しさん (2024-03-17 16:48:06) #comment #areaedit(end) }

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