竹取物語

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&font(#6495ED){登録日}:2009/05/26 Tue 18:33:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[源氏物語]]曰く、「物語のいできはじめの親」 日本最古の物語にして、[[日本>日本国]]で最初の仮名文字本。 書かれた年代や作者等一切不明。 その完成度の高さから、&bold(l){現在に至るまで殆ど改訂版の出回らなかった}珍しい本でもある。 *物語の流れ その昔、讃岐のみやつこ(通称《&ruby(オールドバンブーハーヴェスター){竹取翁}》)が居た。 野竹を使って様々な物を造る事を生業とする彼は、今日も山中で竹を採る最中、[[&color(#FFE921){光}>光]]&color(#FFE921){輝く}一本の竹を発見。 不思議に思って伐採してみると、中に可愛らしい[[女児>赤ちゃん]]が……。 「おお!! 快なり!!」と女児を抱き上げ、翁は家路に付き、『かぐや』と名付けて妻と可愛がる。 &color(#FFE921){金が詰まった竹}を見つけて裕福になった夫妻の元でかぐやはすくすく育ち、わずか数ヶ月で巷で評判の美少女となった。 その美貌を一目見ようと、[[貧>貧乏キャラ]][[富>金持ちキャラ]]を問わずして集まる男たち。 それを見かねた翁は結婚しろと言うも、当のかぐやは[[唄を詠んだり、ゴロゴロしたりと悠々自適>ニート]]で断固拒否。 次第に翁の家に通う男も減って、最後に5人の男が残った。 この&font(l){翁のしつこさに耐えかねて}5人それぞれに条件を提示し、条件をクリアし一番先に持って来た人と結婚すると発表。  #region(その条件詳細) ・御仏の石鉢 釈迦が使った天竺(インド)に有るとか無いとかいう石鉢。 磨くと&color(#FFE921){超光る}。これがなかったらまだましだったのに。 ・蓬莱の玉の枝 日本海の何処かに在るとされる『蓬莱山』に生えている根は白銀、茎は黄金で、真珠の実が成る枝。 [[浦島太郎]]の原型作品にも蓬莱は登場しているんだとか。まぁ蓬莱にしろ竜宮城にしろ桃源郷であることは変わりない。 ・火鼠の皮衣 火中に生息しているとされる伝説の生物「火鼠」の皮を使って作られた衣。[[火]]にくべても燃えない。 マルコ・ポーロの東方見聞録に登場する「サラマンダーの皮」、[[鉄砕牙]]で有名な[[あの犬っころの服>犬夜叉(キャラクター)]]が有名だが、実際は平賀源内が山で拾い「火浣布」として幕府に献上している国産の石綿(アスベスト)だろう。 ・龍の首の玉 [[ドラゴン>龍(東洋神話)]]が口にくわえている五色に光輝く玉。 &font(l){[[7個集めても>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]][[願いを叶える>どんな願いでも叶えてやろう(テンプレ)]]力はないと思われる。} ・燕の子安貝 一応国内で手には入る、巷で噂な安産の御守り『子安貝』を燕が産んだもの。因みに[[某子安>子安武人]]とは関係ない。   #endregion ・&ruby(いしづくり の みこ){石作皇子}  →御仏の石鉢 ・&ruby(くらもち の みこ){車持皇子}  →蓬莱の玉の枝 ・&ruby(あべ の みうし){阿倍御主人} →火鼠の衣 ・&ruby(おおとも の みゆき){大伴御行}  →龍の首の玉 ・&ruby(いそのかみ の まろ){石上麻呂}  →燕の子安貝 と決定し、それぞれが成婚に向けて動き出す。 #region(そんなかぐやの無茶振りの果てに) ・石作皇子 かぐやに天竺行きを告げると近場(大和国=[[奈良>奈良県]])の適当な石鉢を見つける。古めかしい石鉢だし大丈夫だろうと踏んで下山。 かぐやに『御仏の石鉢』と偽って差し出すも、「言ってなかったけどこれ磨くと光るんだよね」とその場で磨かれ、&color(#FFE921){光ら}なかったため音速でバレる。 ・車持皇子 「蓬莱山へ行ってきます」と告げて山中に篭もり、有り余る財力に物を言わせ、腕利きの職人等6人と共に3年掛かりで&bold(){自作}。 ボロボロの服に着替えて下山し、長ったらしい嘘武勇伝を喋りつつ献上。全員完全に騙されて、翁は寝床を準備し始める始末。 刹那、その場に躍り出る6つの影!! 彼らは口々に言う、「&bold(){給料払え}」と……((情報の漏洩を防ぐために3年間もほぼ監禁状態だったため。踏み倒されてはたまらないため、かぐや姫の方へ礼金をせがみに行った。))。 察したかぐやは皇子に枝を返すと、6人に対し大量の褒美を与え、翁は準備した寝床で一人狸寝入り。 皇子は帰る道々6人をシバきつつ、褒美を没収しましたとさ。 一応モトを取ってるのを考えると他と比べマシな結果か?   ・阿倍御主人 大陸に生息しているとされる火鼠狩にはわざわざ行けない。唐の行商人を集めると、どうやら『火鼠の衣』を売っている奴がいると聞く。 大枚叩いて買い付け、早速かぐやの家に持って行く。かぐやは「火鼠の皮って燃えないらしいわね」と&color(#F54738){着火}。 途端に&color(#F54738){凄い勢いで燃え上がり}泣く泣く家路に……。 ・大伴御行 大見得切ってとりあえず[[海]]に出てみるも、往けども往けども波ばかり。部下の手前、ただ突っ立っている訳にも行かず、海に向かって、 「&bold(){龍は俺に恐れをなして出てこれぬと見える、仕方ないから出直すか}」 と叫んだところ、忽ち[[雷鳴>雷(自然現象)]]轟き強風が波を逆立てる。流石の大伴御行も肝を冷やし、 「ナマ言ってすみませんでした。&bold(){もう二度とアホな事言いませんから}」 とバッタのように這いつくばって謝りまくり何とか生きて帰るも、[[龍の祟り>逆鱗]]か、両目がスモモのように腫れ上がるという二度と人前に出れない顔に。&bold(){日本最古のインスマス面。}   ・石上麻呂 倉に燕の巣が出来たとの報を受け、「我が世の春が来たぁぁぁ!!」と喜び勇んで見に行き、燕の巣に手を突っ込んでソレを握った。 「[[う〜ん、かぐわしいかおり。>うまのふん(ドラゴンクエスト)]]って!燕のふんじゃないですかぁ!」 ゲィイィィィィィン!! っとなった石上麻呂はびっくりした反動でハシゴから落下。そのまま[[尻]]を強く打って[[死亡>死]]。 オ・ノーレ! 死因が&bold(){ケツ強打}。なんともショボ……ゲフンゲフンケツ末である。因みに「&ruby(貝){甲斐}なし」という言葉はこのエピソードが由来である。 かぐや姫が唯一その結末に悪く思った求婚者とはいえ、しかしまあ、まさか無茶ぶりで死ぬとは思わんだろう。実際、他の四人は死んでないし、[[ダーウィン賞]]じゃないんだから。 そんなこんなで求婚者を全て退けたニー……ゲフンゲフン、かぐや姫であった。 #endregion 「是非会ってみたい」と帝の使いがやってくるが、「面倒くさい」と相変わらず引き篭もる。 そんなやりとりを何度か繰り返したある夜、帝が乱入((垣の間から女性を見て、いい女だな!と思ったら歌のやり取りをして仲良くなってから会いに行く。それ自体は当時としては割と普通の恋愛である(妻問婚)。これは「垣間見える」などの語源にもなっている。))。 対するかぐやは謎の力で[[姿を消したり>隠蔽能力]]出したりして、[[自分の非人間性>人外(属性)]]をアピール。 「とりあえず友達から」とひとまず帰ってもらい、以後手紙や和歌を交換するような仲になった。 #Right(){&font(l){5人の求婚者涙目}}((これはさすがにやんごとなさすぎる身分の人だったため、思いっきり批判するわけにもいかなかったのだろうとされている。そもそも昭和天皇の批判だって戦前はタブーである。当時のことなら推して知るべし。)) #center(){それから3年。} かぐやはしばしば[[月>月(天体)]]を眺めるようになり、8月に入ると涙まで流し出す。 心配する翁に、かぐやは「[[自分は月の人>宇宙人]]」、更に「十五夜に月から迎えが来る」とまさかのカミングアウト。 話を聞いた帝は「見送るから」と、見送り精鋭部隊を編成。 あわよくば………と考えていたが、いざ十五夜になり月から降りてくる迎えを目の当たりにすると全員戦意を喪失。中には勇ましい者が矢を射かけるがまるで命中しなかった。 かぐやは記念品として帝に、 ・&font(l){[[反重力>重力操作]][[推進装置>飛行能力]]}天の羽衣 ・[[不老長寿>不死]]の霊薬 ・手紙 の三点セットを送る。 しかし「&bold(){彼女の居ない世で長く生きる意味など無い}」と三点セットを月に一番近い山頂で燃やさせた。 その霊薬の煙に包まれた山頂は、「[[ふしのやま>富士山]]」と称えられている。 *余談 ・かぐやのモデル [[古事記]]曰く、垂仁天皇の妃、&ruby(かぐやひめのみこと){迦具夜比売命}の親は&ruby(おおつつきたりねのみこ){大筒木垂根王}という。よって「つき」の人が「筒状の木」から生まれたので、かぐやは迦具夜比売命だという説がある。 ・貴族のモデル 作中登場する5人の[[貴族]]にもそれぞれモデルが存在し、少なくとも、皇子ではない3人には同名の貴族が実在。石作と車持の皇子に関してもモデルはいる。((石作は石作氏と親戚の多治比嶋とする説、車持は[[母親>お母さん]]が車持氏の藤原不比等とする説あり。特に車持のシーンは本作屈指の見せ場であり、かぐや姫が絶体絶命にまで追い込まれてからコケにされるという力の入れようもあり、当時文字通り右に出る者のいなかった不比等であるという説に説得力を持たせている。)) ・考察 実のところかぐや姫が五人に貴公子に対して要求した無理難題は実際には当時の貴族の女性が男性を振る時の定番の断り文句なのである。 ようは五人の貴公子は無理難題を言われた時点で「かぐや姫は自分と結婚するつもりはないのだな」と察しないといけないのである。 しかしこの五人は言葉通りに受け取り無理難題をこなそうとして自滅してしまう。 これは「貴族(政治家)たるもの言葉の裏を理解できなければ破滅するぞ」という教訓であると考えられている。 ちなみにそれぞれの無理難題の裏の意味とは次の通り。 ・御仏の石鉢 石鉢とは修行僧が修行中に托鉢や食事に使う粗末な食器のこと。これは修行僧の禁欲の象徴である。 すなわちこれを持ってこいとは「貴方が好色であることは知っています。お寺で修行でもしてお釈迦様並みにストイックになってから出直してください」くらいのニュアンスである。 ・蓬莱の玉の枝 蓬莱は高貴さ、玉とは妻子の隠喩。枝とは木(一族)の一部、すなわち家庭を意味する貴族言葉。これを持ってこいとは「貴方には立派な妻子がすでにいますよね。他所の女(かぐや姫)にうつつを抜かさず自分の家庭を大事にしてください」くらいの意味である。 ・火鼠の皮衣 火は火葬を意味し、誰かが亡くなったことを暗示する。鼠(ねずみ)とは寝ず身のことであり、夫が来るのを眠らずに待つ女性、すなわち既婚女性を意味する。皮衣とは乾かない衣、つまり濡れた衣服を意味する。これらを合わせると「妻を亡くした悲しみの涙で濡れた衣服→奥さんを亡くした直後」という意味となる。 これを持ってこいとは「貴方はつい最近奥さんを亡くしたばかりではないですか。それなのにすぐに次の女に目移りするのは薄情ではないですか」ということである。 ・龍の首の玉 龍とは国家の最高位の存在、つまり天皇を意味し、首はその特に重要な存在、玉は妻子。すなわち天皇の正室のことである。これを持ってこいとは「天皇の正室を連れてこい」ということだがもちろんそのままの意味ではない。天皇の正室と会えるくらい天皇の信頼を得ろ、ということ。 ようは「貴方は最近マジメに仕事をしてなくて天皇から睨まれているようですね。天皇に信頼されるくらいマジメに仕事をしてから私を口説いてください」ということである。 ・燕の子安貝 燕はつがいで協力して卵を温めて子育てをすることから子煩悩な夫婦の象徴。子安貝は安産のお守り。すなわち夫婦の子供への愛情ということである。 子供への愛情を持ってこい、とは「あなたには小さいお子さんがいますよね。私を口説いてる暇があったら奥さんとお子さんを大事にしなさい」ということである。 文体は高等教育を受けた人でないと書けないものなので、上記の貴族達の[[ライバル]]貴族が書いたと思われる。つまり、 #center(){&bold(){「俺の考えた美少女が憎いアイツをフルボッコwww」}} 諸説は源順、源融、遍昭、紀貫之、紀長谷雄、菅原道真など。 間違っても「ただの&bold(){美少女引きニート物語}じゃん、綺麗に纏めたけど!」等と言ってはいけない。 かぐや姫が[[地球]]に来た理由は所業から考えるに「&bold(){結婚詐欺}」とか、「&bold(){不倫}」とかの「&bold(){月でなんかやらかしたことによる流刑}」が意外と有名。 上記の霊薬のエピソードから、この時代の富士山は噴火していたとする学者さんも居る。ちなみに都から近いって距離感ガバな大臣はほざいてたけどこの&bold(){当時の都は奈良}。((奈良から富士山までは直線距離で300キロ越え))富士山の[[山梨>山梨県]]・静岡論争ではこの距離ガバ大臣が「&bold(){駿河国にあるらしいよ!}」というので、富士山は[[駿河国>静岡県]]とする主張もあるらしい。 ・類似する物語 平安末期の説話集「今昔物語集」にも収録されているが、具体的には、かぐや姫が空に鳴る雷、優曇華と云ふ花、不打ぬに鳴る鼓を持ってくるように命じているなど微妙に内容が違っている。&font(l){勿論、誰も成功しなかった。} 求婚者に姫が課題を課す『謎かけ姫伝説』、天女が天に帰れなくなり、結婚するが羽衣を取り戻して天にかえってしまう『羽衣伝説』、東南アジアに分布する『竹生神話』や『卵生神話』の亜種、輝きから月上と名付けられた美女が殺到する求婚者達に仏の教えを説いて天人を召喚し欲の空しさを悟らせ、成仏が約束された『月上女経』、さらに『万葉集』に神仙との遭遇を詠んだ歌を残している竹取の翁、夫を捨て不老不死の薬を持って月へ逃げた『嫦娥伝説』 ………などなどの影響が見られ一種の古代[[クロスオーバー作品>クロスオーバー(創作)]]なのかもしれない。 これらの元ネタのうち『嫦娥伝説』における不老不死の薬を一人で服用すれば神になれるもので、『羽衣伝説』で天に帰るときに何かを残していく場合は「&bold(){それを使って貴方も昇ってきなさい}」という意味を頭の片隅に置いておくとまた違う余韻が残るかもしれない。 ただしチベットの物語「斑竹姑娘」に関しては、日本の竹取物語を採集者が翻案してしれっと混ぜておいたという説が現在では有力視されている。 繁原央「日中説話の比較研究」によると、斑竹姑娘の話について現地で尋ねまわったところ、「すでにその本を読んだ人以外は知らなかった」としている。 **現代における受容 東宝が1988年に映画化しているが、[[怪獣>怪獣/モンスター(文化)]]は出るわ[[UFO>未確認飛行物体(UFO)]]は出るわとまるで[[ゴジラ]]である。 2013年に[[スタジオジブリ]]が、原作に忠実な部分もそこそこある高畑勲監督の「かぐや姫の物語」として[[アニメ映画化>アニメ化]]している。 [[東方Project]]にはかぐや姫本人とされる[[蓬莱山 輝夜]]というキャラクターが登場する。上記の流刑の件は「禁忌とされた不死の薬を飲んだから」とされており、輝夜の不死能力の裏付けにもなっている。 また、彼女の初登場作である永夜紗に登場する[[藤原 妹紅]]によれば「父はかつて輝夜に恥をかかされた」と語っており、求婚者の1人が藤原不比等(玉の枝の人)説を採用している模様。 さらに同シリーズに登場する[[稗田 阿求]]のモチーフである稗田阿礼は、藤原不比等と同一人物とする説も存在し、そこから発展させて二次創作では家族愛的な意味で阿求は妹紅を愛しているとか、恋愛的な意味で輝夜を愛しているというえらく経緯がまわりくどいカップリングを組まれることもある。なお稗田阿礼=藤原不比等説に根拠は全くない。 [[ドラえもんの世界>ドラえもん(作品)]]では&bold(){実話だった}ようで、[[ドラえもん のび太の月面探査記]]では&bold(){現在のかぐや姫本人}が出ている。 現在稼働中のSEGAのゲーム「[[Wonderland Wars]]」では、7月の大型アップデートより「かぐや」として大聖と共に参戦している他、ソウルとして「さかきの造」((SSQによりグランマ同様かなり[[筋肉モリモリ>筋肉キャラ]]))が登場している。 漫画『[[かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜]]』では主要登場人物のモチーフとなっており、終盤では「かぐや姫が残していったアイテムは、再会を願うメッセージだったのではないか」という前述した解釈が展開の鍵となっている。 かぐや姫を匿おうとする翁に月からの迎えが「かぐや姫は月で犯した罪に対する罰として地上に落とされ、今刑期を終えて帰るのだ」と明かしているが、何の罪なのかは全く触れられないため、メディアミックス作品などでは様々な解釈がなされることも多い。 前述の通りイメージソースの一つが[[仏教]]の経典っぽいので、[[六道輪廻>死後の世界#id_cfc7390e]]的な意味であろうか。 現在はインターネットが発達しているため、他国の文化を明瞭な画像付きで受容できる。&s(){暇と知識を持て余した人}ウィキペディアンが洋の東西を問わず、情報の充実のために日夜項目を書いている。 しかしそれができなかったころというのは他国の文化は、ある程度の想像に任せるしかなかった。さらに当時の国民の一般的な知識レベルに中身をある程度変えることが求められた。 そのためインターネットが発達する前に書かれた海外翻訳版の挿絵は非常に面白く、「&bold(){鎧武者が江戸時代の浮世絵みたいな女性に求婚する}」という日本人には突っ込みどころ満載の挿絵があったりもした。&bold(){何もかもが違う}。 ただしこれ自体はたとえば[[タートルズ>ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)]]の武器がどう見ても[[忍者]]に見えないように、別に当時としてはありふれたものである。日本人だって、たとえば宮崎駿の「[[天空の城ラピュタ]]」も文化がだいぶごちゃ混ぜで海外圏にはほんとに怪訝な顔をされたらしい。 1996年には「和英併記 かぐやひめ - The Moon Princess」という真面目な本で 「&bold(){かぐや姫の罪とは一族が月で内戦を起こしたことへの連座で、勝てば官軍というわけで許された}」となっていたらしく、 [[英語]]版[[Wikipedia]]に2005年から2022年までその設定が一般的なものとして載ってしまったとか……。 かぐや「[[月は>機動新世紀ガンダムX]][[出ているか?>ジャミル・ニート]]」 追記・修正は月を眺めつつお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,15) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 車持皇子=藤原不比等か &br()日本の伝奇には必ず藤原氏の影が… -- 松永さん (2013-06-23 12:38:02) - 俺が大学で受けた講義では他はモデルが居る程度だけど石上麻呂だけは実話の可能性って習った。別の記録に同じエピソードで死んだやつがいたとか。 -- 名無しさん (2013-11-05 12:45:23) - 大判御行は鋼「龍」か煌黒「龍」か嵐「龍」の怒りに触れたのかな? -- 名無しさん (2013-11-05 13:05:09) - ↑雷鳴が轟いたわけだから白い祖「龍」もありうるな -- 名無しさん (2013-11-09 00:10:22) - ついにジブリ映画になります! -- 名無しさん (2013-11-10 15:01:07) - ジブリの放映が遅れた遅れた理由がわかった気がする CM見るとどうやって描いてんだろうって思う -- 名無しさん (2013-11-10 15:18:10) - 結果としてこの話は何が伝えたかったんだろう。 -- 名無しさん (2013-11-10 16:17:36) - 「債務が残っておるぞ」「月からは遠いしぃ~」 踏み倒す気満々ですかかぐや姫 -- 名無しさん (2013-11-10 16:50:52) - 何故ウルトラマンレオとエースのタグが? -- 名無しさん (2013-11-10 19:08:58) - エースの相棒が &br()リアルかぐや姫 -- 松永さん (2013-11-10 19:10:15) - ↑4 かぐや姫は宇宙人との交流と別れを描いたSF短編なので教訓とかは別に・・・ -- 名無しさん (2013-11-26 23:53:39) - ↑3 一方、レオにはかぐや姫がモチーフになってるエピソードがある -- 名無しさん (2013-11-27 00:12:46) - 映画思った以上におもろかった -- 名無しさん (2013-12-23 19:42:12) - そういえば小さな小型のロケットなら光るタケノコに見えんことも無い。やっぱり宇宙人なのかな・・・。 -- 名無しさん (2013-12-23 20:01:21) - ↑8 教訓とかではなく、今にも通じる当時の考え方とかだと思う。美しいものは手に入らないから美しいとか? -- 名無しさん (2013-12-23 20:12:46) - ↑×2ただ、正体ばらしシーンの台詞からすると、月ででかい犯罪やったらしいんだよな。 -- 名無しさん (2013-12-23 20:17:38) - 帝の見送り部隊が月からの使者が放った光を浴び、脱力したという描写がある。スタングレネードを放り込んだのか、タクティカルライトを浴びせたのか。 -- 名無しさん (2014-06-30 00:46:16) - もしも「火鼠の衣」が実在したなら、材質は十中八九アスベストだ。触らないようにしよう。 -- 名無しさん (2015-01-16 01:22:40) - 確か、当時の作法として妻乞いに訪れた男は、女性側が拒否したら無条件で帰らなければいけなかったんではないか。それを無視して金や権力含む力で無理を通していた男達がいたとしたら、作中でいじめたくなる気持ちは解らんでもない。 -- 名無しさん (2015-01-16 10:30:06) - 富士山の名前の由来ともされてるな。不死の薬を焼いたから「不死山」とか、供の侍がいっぱいいたから「士に富む山」とか。 -- 名無しさん (2015-01-16 10:32:39) - ↑6永遠に手に入らない浄土の女、ってイメージが有るな。かぐや姫には。 -- 名無しさん (2015-01-23 03:35:48) - 結婚に当たって無茶な要求をする姫の話は世界中に数あれど、最後まで逃げ切ってしまうのは他に類を見ないだろう。 -- 名無しさん (2015-01-23 20:51:32) - この作品の見所って何処なんだろう -- 名無しさん (2015-03-05 20:45:13) - 東方の輝夜はニートとかネタにされてるけど本家の姫様はもっとひどいニートだったのか… -- 名無しさん (2015-08-20 17:53:52) - いつ迎えの軍隊が来るかわかんないから別れの辛さを与えないために他人と関わる事を拒否してたんじゃない? -- 名無しさん (2015-08-20 18:10:40) - 鬼灯の冷徹だと、私もモテたい→私の時代キター→図に乗ってたらツクヨミに月から追放された→竹取物語→無償の愛をくれた老夫婦と群がってきた貴族共を比べたら、美とかどうでもよくなった -- 名無しさん (2016-05-19 17:40:48) - 平安時代でよかった。『夜明け前より瑠璃色に』の世界・時代だったら、オイデュプス戦争が始まってたぞww ……あれ? もしかして、あれのアイデアの元ネタは竹取物語? フィーナは月の王女様だし。 -- 名無しさん (2016-05-19 17:53:27) - アニメとかでは翁さんちがいつの間にか金持ちになってるからかぐや姫への貢ぎ物でそうなったのかと思ってたら拾得物横領だったとは… -- 名無しさん (2016-09-07 16:03:00) - 成長スピードが普通の人間と異なるとはいえ求婚され始めてから月の迎まで6年以上か。当時の適齢期を考えると最後のほうは帝も焦ってたんだろうな -- 名無しさん (2016-09-07 18:51:03) - 世界最古のチート容姿ハーレム小説(ただし、逆ハーレム)。昔から人間の考えることはかわらんのかもしれん。 -- 名無しさん (2016-09-08 04:31:34) - 月上女經という仏典の導入部がよく似ていると言って「輪廻転生を日本人にわかりやすく解釈したもの」という説を聞いたことがある -- 名無しさん (2016-09-08 21:11:00) - チベットに斑竹姑娘ってこれと酷似した話あるんだよなぁ。あっちは結ばれるが竹から女が出てきたり難題や求婚の部分そのまんま。あっちがこれを翻案したって説もあるけど -- 名無しさん (2016-12-12 03:58:34) - 静岡県には、月ではなく、富士山のなかへと去っていたという話もある。 -- 名無しさん (2017-04-24 22:33:53) - 老夫婦が世話係に選ばれたのはウグイスを助けたからだが、そのウグイスは月の世界で罪を犯して地上に落とされたという。かぐや姫の犯した罪はどのようなものだったのか。 -- 名無しさん (2017-04-24 22:42:35) - 子安貝という貝は実在する。 -- 名無しさん (2017-04-24 22:43:32) - レオのは最後、地球人としての意識がなくなるらしいけど、かぐや姫の物語も似たような結末だったような -- 名無しさん (2017-10-05 14:09:32) - 数ヶ月で赤子→美少女になったと言う事は作中の5つの難題で3年+α、帝とペンフレンドになって3年+α、終盤の容姿が気になるところだ -- 名無しさん (2017-12-14 15:39:04) - 御大将www -- 名無しさん (2018-06-15 12:59:11) - 老夫婦との別れの際、悲しんでいたけれど、月の人がなにかして記憶か思いかをなくしてさっさと帰った、という説も聞いた気がする。ここの説を見ると生まれ変わりとか罪を許されたとかの比喩だったりするのかな? -- 名無しさん (2018-09-08 02:50:53) - 数ヶ月でデカくなった、つまり精神的、実年齢的にはロリなので実質かぐや姫はロリだろ? -- 名無しさん (2019-03-20 00:45:56) - ジブリ版はなんか納得いかなかった… -- 名無しさん (2019-07-02 12:31:26) - 月で罪を犯して島流れ、穢土に送りやすいよう赤子に戻しただけで実質異世界転生なんだよなあ。それより罰則の割に悠々自適すぎない?と思う。逆説的に月の居心地はどれほど良いのか -- 名無しさん (2019-10-22 08:45:42) - ↑ 考えてみ? 俺らからスマホネット取り上げて年単位で -- 名無しさん (2020-02-20 11:21:02) - ↑途中投稿すみません 放逐されたらゴロゴロするしかないでしょ -- 名無しさん (2020-02-20 11:21:32) - 一番のギャンブルは最初に爺さんが竹を切る所……切る場所や角度によっては物語が始まらない -- 名無しさん (2020-03-17 16:42:15) - 流刑で地球にやってきたのだとしたら何で態々月から迎えが来てるんだろう。不死の薬を残したのは『月でずっと待ってるから月に行ける術を手に入れたら迎えに来い』って解釈をどっかで見て感心したなぁ。 -- 名無しさん (2020-11-29 22:29:57) - 犬夜叉の映画にかぐや姫をモチーフにした「神楽夜」ってキャラが登場するよね。五つの品も登場して、しかもその一つは犬夜叉の赤い着物っていう。 -- 名無しさん (2020-11-29 23:57:51) - 1988年版の実写映画では幼女の生尻が丸見えなのでおススメ。デアゴスティーニのDVDコレクションで初めて見たがカットもボカシもなかった。あと乳首もチラッと見えるかな。 -- 名無しさん (2021-06-22 20:46:34) - 実はチベットにも似た話しが有るらしい。そっちでは竹から女の子を取り出すのは爺さんじゃなく少年で、貴族や金持ちに言い寄られるも最終的に少年と結ばれ幸せに暮らしましたで終わる -- 名無しさん (2021-10-11 02:03:26) - 「月でなんかやらかしたことによる流刑」っていう点は週刊ストーリーランドで「月から見たかぐや姫」ってやつで使われてたっけ。子供から育て直し更生を図るけど、性悪のまま成長して無理難題出して更生できてないから月に連れ戻されるってやつ -- 名無しさん (2022-03-06 16:31:51) - ↑3この実写版の「竜」(正体はエラスモサウルス)は設定が全長200mなので「東宝特撮史上最大の地球怪獣」のはずだが…言及する人がおらんのだなあ… -- 名無しさん (2022-03-06 16:50:24) - 異世界に絶世の美女として転生して貴公子たちに言い寄られるけど独身希望します!って最近流行りのあれやこれやみたいだな -- 名無しさん (2022-09-23 17:20:08) - かぐや姫は別にニートではない。歌の制作などで大金を稼いでて竹取の翁が働かなくても屋敷が豪勢になるほど。つまりニートなのは翁だったりする。 -- 名無しさん (2024-04-03 22:01:51) - 実のところかぐや姫が五人に貴公子に対して要求した無理難題は当時の貴族の女性が男性を振る時の定番の断り文句。それを察せずに言葉通りに解釈してしまった五人の貴公子は空気を読めない無粋な男、という意味だったりする。 -- 名無しさん (2024-04-03 22:45:20) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/05/26 Tue 18:33:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[源氏物語]]曰く、「物語のいできはじめの親」 日本最古の物語にして、[[日本>日本国]]で最初の仮名文字本。 書かれた年代や作者等一切不明。 その完成度の高さから、&bold(l){現在に至るまで殆ど改訂版の出回らなかった}珍しい本でもある。 *物語の流れ その昔、讃岐のみやつこ(通称《&ruby(オールドバンブーハーヴェスター){竹取翁}》)が居た。 野竹を使って様々な物を造る事を生業とする彼は、今日も山中で竹を採る最中、[[&color(#FFE921){光}>光]]&color(#FFE921){輝く}一本の竹を発見。 不思議に思って伐採してみると、中に可愛らしい[[女児>赤ちゃん]]が……。 「おお!! 快なり!!」と女児を抱き上げ、翁は家路に付き、『かぐや』と名付けて妻と可愛がる。 &color(#FFE921){金が詰まった竹}を見つけて裕福になった夫妻の元でかぐやはすくすく育ち、わずか数ヶ月で巷で評判の美少女となった。 その美貌を一目見ようと、[[貧>貧乏キャラ]][[富>金持ちキャラ]]を問わずして集まる男たち。 それを見かねた翁は結婚しろと言うも、当のかぐやは[[唄を詠んだり、ゴロゴロしたりと悠々自適>ニート]]で断固拒否。 次第に翁の家に通う男も減って、最後に5人の男が残った。 この&font(l){翁のしつこさに耐えかねて}5人それぞれに条件を提示し、条件をクリアし一番先に持って来た人と結婚すると発表。  #region(その条件詳細) ・御仏の石鉢 釈迦が使った天竺(インド)に有るとか無いとかいう石鉢。 磨くと&color(#FFE921){超光る}。これがなかったらまだましだったのに。 ・蓬莱の玉の枝 日本海の何処かに在るとされる『蓬莱山』に生えている根は白銀、茎は黄金で、真珠の実が成る枝。 [[浦島太郎]]の原型作品にも蓬莱は登場しているんだとか。まぁ蓬莱にしろ竜宮城にしろ桃源郷であることは変わりない。 ・火鼠の皮衣 火中に生息しているとされる伝説の生物「火鼠」の皮を使って作られた衣。[[火]]にくべても燃えない。 マルコ・ポーロの東方見聞録に登場する「サラマンダーの皮」、[[鉄砕牙]]で有名な[[あの犬っころの服>犬夜叉(キャラクター)]]が有名だが、実際は平賀源内が山で拾い「火浣布」として幕府に献上している国産の石綿(アスベスト)だろう。 ・龍の首の玉 [[ドラゴン>龍(東洋神話)]]が口にくわえている五色に光輝く玉。 &font(l){[[7個集めても>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]][[願いを叶える>どんな願いでも叶えてやろう(テンプレ)]]力はないと思われる。} ・燕の子安貝 一応国内で手には入る、巷で噂な安産の御守り『子安貝』を燕が産んだもの。因みに[[某子安>子安武人]]とは関係ない。   #endregion ・&ruby(いしづくり の みこ){石作皇子}  →御仏の石鉢 ・&ruby(くらもち の みこ){車持皇子}  →蓬莱の玉の枝 ・&ruby(あべ の みうし){阿倍御主人} →火鼠の衣 ・&ruby(おおとも の みゆき){大伴御行}  →龍の首の玉 ・&ruby(いそのかみ の まろ){石上麻呂}  →燕の子安貝 と決定し、それぞれが成婚に向けて動き出す。 #region(そんなかぐやの無茶振りの果てに) ・石作皇子 かぐやに天竺行きを告げると近場(大和国=[[奈良>奈良県]])の適当な石鉢を見つける。古めかしい石鉢だし大丈夫だろうと踏んで下山。 かぐやに『御仏の石鉢』と偽って差し出すも、「言ってなかったけどこれ磨くと光るんだよね」とその場で磨かれ、&color(#FFE921){光ら}なかったため音速でバレる。 ・車持皇子 「蓬莱山へ行ってきます」と告げて山中に篭もり、有り余る財力に物を言わせ、腕利きの職人等6人と共に3年掛かりで&bold(){自作}。 ボロボロの服に着替えて下山し、長ったらしい嘘武勇伝を喋りつつ献上。全員完全に騙されて、翁は寝床を準備し始める始末。 刹那、その場に躍り出る6つの影!! 彼らは口々に言う、「&bold(){給料払え}」と……((情報の漏洩を防ぐために3年間もほぼ監禁状態だったため。踏み倒されてはたまらないため、かぐや姫の方へ礼金をせがみに行った。))。 察したかぐやは皇子に枝を返すと、6人に対し大量の褒美を与え、翁は準備した寝床で一人狸寝入り。 皇子は帰る道々6人をシバきつつ、褒美を没収しましたとさ。 一応モトを取ってるのを考えると他と比べマシな結果か?   ・阿倍御主人 大陸に生息しているとされる火鼠狩にはわざわざ行けない。唐の行商人を集めると、どうやら『火鼠の衣』を売っている奴がいると聞く。 大枚叩いて買い付け、早速かぐやの家に持って行く。かぐやは「火鼠の皮って燃えないらしいわね」と&color(#F54738){着火}。 途端に&color(#F54738){凄い勢いで燃え上がり}泣く泣く家路に……。 ・大伴御行 大見得切ってとりあえず[[海]]に出てみるも、往けども往けども波ばかり。部下の手前、ただ突っ立っている訳にも行かず、海に向かって、 「&bold(){龍は俺に恐れをなして出てこれぬと見える、仕方ないから出直すか}」 と叫んだところ、忽ち[[雷鳴>雷(自然現象)]]轟き強風が波を逆立てる。流石の大伴御行も肝を冷やし、 「ナマ言ってすみませんでした。&bold(){もう二度とアホな事言いませんから}」 とバッタのように這いつくばって謝りまくり何とか生きて帰るも、[[龍の祟り>逆鱗]]か、両目がスモモのように腫れ上がるという二度と人前に出れない顔に。&bold(){日本最古のインスマス面。}   ・石上麻呂 倉に燕の巣が出来たとの報を受け、「我が世の春が来たぁぁぁ!!」と喜び勇んで見に行き、燕の巣に手を突っ込んでソレを握った。 「[[う〜ん、かぐわしいかおり。>うまのふん(ドラゴンクエスト)]]って!燕のふんじゃないですかぁ!」 ゲィイィィィィィン!! っとなった石上麻呂はびっくりした反動でハシゴから落下。そのまま[[尻]]を強く打って[[死亡>死]]。 オ・ノーレ! 死因が&bold(){ケツ強打}。なんともショボ……ゲフンゲフンケツ末である。因みに「&ruby(貝){甲斐}なし」という言葉はこのエピソードが由来である。 かぐや姫が唯一その結末に悪く思った求婚者とはいえ、しかしまあ、まさか無茶ぶりで死ぬとは思わんだろう。実際、他の四人は死んでないし、[[ダーウィン賞]]じゃないんだから。 そんなこんなで求婚者を全て退けたニー……ゲフンゲフン、かぐや姫であった。 #endregion 「是非会ってみたい」と帝の使いがやってくるが、「面倒くさい」と相変わらず引き篭もる。 そんなやりとりを何度か繰り返したある夜、帝が乱入((垣の間から女性を見て、いい女だな!と思ったら歌のやり取りをして仲良くなってから会いに行く。それ自体は当時としては割と普通の恋愛である(妻問婚)。これは「垣間見える」などの語源にもなっている。))。 対するかぐやは謎の力で[[姿を消したり>隠蔽能力]]出したりして、[[自分の非人間性>人外(属性)]]をアピール。 「とりあえず友達から」とひとまず帰ってもらい、以後手紙や和歌を交換するような仲になった。 #Right(){&font(l){5人の求婚者涙目}}((これはさすがにやんごとなさすぎる身分の人だったため、思いっきり批判するわけにもいかなかったのだろうとされている。そもそも昭和天皇の批判だって戦前はタブーである。当時のことなら推して知るべし。)) #center(){それから3年。} かぐやはしばしば[[月>月(天体)]]を眺めるようになり、8月に入ると涙まで流し出す。 心配する翁に、かぐやは「[[自分は月の人>宇宙人]]」、更に「十五夜に月から迎えが来る」とまさかのカミングアウト。 話を聞いた帝は「見送るから」と、見送り精鋭部隊を編成。 あわよくば………と考えていたが、いざ十五夜になり月から降りてくる迎えを目の当たりにすると全員戦意を喪失。中には勇ましい者が矢を射かけるがまるで命中しなかった。 かぐやは記念品として帝に、 ・&font(l){[[反重力>重力操作]][[推進装置>飛行能力]]}天の羽衣 ・[[不老長寿>不死]]の霊薬 ・手紙 の三点セットを送る。 しかし「&bold(){彼女の居ない世で長く生きる意味など無い}」と三点セットを月に一番近い山頂で燃やさせた。 その霊薬の煙に包まれた山頂は、「[[ふしのやま>富士山]]」と称えられている。 *余談 ・かぐやのモデル [[古事記]]曰く、垂仁天皇の妃、&ruby(かぐやひめのみこと){迦具夜比売命}の親は&ruby(おおつつきたりねのみこ){大筒木垂根王}という。よって「つき」の人が「筒状の木」から生まれたので、かぐやは迦具夜比売命だという説がある。 ・貴族のモデル 作中登場する5人の[[貴族]]にもそれぞれモデルが存在し、少なくとも、皇子ではない3人には同名の貴族が実在。石作と車持の皇子に関してもモデルはいる。((石作は石作氏と親戚の多治比嶋とする説、車持は[[母親>お母さん]]が車持氏の藤原不比等とする説あり。特に車持のシーンは本作屈指の見せ場であり、かぐや姫が絶体絶命にまで追い込まれてからコケにされるという力の入れようもあり、当時文字通り右に出る者のいなかった不比等であるという説に説得力を持たせている。)) ・考察 実のところかぐや姫が五人に貴公子に対して要求した無理難題は実際には当時の貴族の女性が男性を振る時の定番の断り文句なのである。 ようは五人の貴公子は無理難題を言われた時点で「かぐや姫は自分と結婚するつもりはないのだな」と察しないといけないのである。 しかしこの五人は言葉通りに受け取り無理難題をこなそうとして自滅してしまう。 これは「貴族(政治家)たるもの言葉の裏を理解できなければ破滅するぞ」という教訓であると考えられている。 ちなみにそれぞれの無理難題の裏の意味とは次の通り。 ・御仏の石鉢 石鉢とは修行僧が修行中に托鉢や食事に使う粗末な食器のこと。これは修行僧の禁欲の象徴である。 すなわちこれを持ってこいとは「貴方が好色であることは知っています。お寺で修行でもしてお釈迦様並みにストイックになってから出直してください」くらいのニュアンスである。 ・蓬莱の玉の枝 蓬莱は高貴さ、玉とは妻子の隠喩。枝とは木(一族)の一部、すなわち家庭を意味する貴族言葉。これを持ってこいとは「貴方には立派な妻子がすでにいますよね。他所の女(かぐや姫)にうつつを抜かさず自分の家庭を大事にしてください」くらいの意味である。 ・火鼠の皮衣 火は火葬を意味し、誰かが亡くなったことを暗示する。鼠(ねずみ)とは寝ず身のことであり、夫が来るのを眠らずに待つ女性、すなわち既婚女性を意味する。皮衣とは乾かない衣、つまり濡れた衣服を意味する。これらを合わせると「妻を亡くした悲しみの涙で濡れた衣服→奥さんを亡くした直後」という意味となる。 これを持ってこいとは「貴方はつい最近奥さんを亡くしたばかりではないですか。それなのにすぐに次の女に目移りするのは薄情ではないですか」ということである。 ・龍の首の玉 龍とは国家の最高位の存在、つまり天皇を意味し、首はその特に重要な存在、玉は妻子。すなわち天皇の正室のことである。これを持ってこいとは「天皇の正室を連れてこい」ということだがもちろんそのままの意味ではない。天皇の正室と会えるくらい天皇の信頼を得ろ、ということ。 ようは「貴方は最近マジメに仕事をしてなくて天皇から睨まれているようですね。天皇に信頼されるくらいマジメに仕事をしてから私を口説いてください」ということである。 ・燕の子安貝 燕はつがいで協力して卵を温めて子育てをすることから子煩悩な夫婦の象徴。子安貝は安産のお守り。すなわち夫婦の子供への愛情ということである。 子供への愛情を持ってこい、とは「あなたには小さいお子さんがいますよね。私を口説いてる暇があったら奥さんと協力して子育てに励みなさい」ということである。 文体は高等教育を受けた人でないと書けないものなので、上記の貴族達の[[ライバル]]貴族が書いたと思われる。つまり、 #center(){&bold(){「俺の考えた美少女が憎いアイツをフルボッコwww」}} 諸説は源順、源融、遍昭、紀貫之、紀長谷雄、菅原道真など。 間違っても「ただの&bold(){美少女引きニート物語}じゃん、綺麗に纏めたけど!」等と言ってはいけない。 かぐや姫が[[地球]]に来た理由は所業から考えるに「&bold(){結婚詐欺}」とか、「&bold(){不倫}」とかの「&bold(){月でなんかやらかしたことによる流刑}」が意外と有名。 上記の霊薬のエピソードから、この時代の富士山は噴火していたとする学者さんも居る。ちなみに都から近いって距離感ガバな大臣はほざいてたけどこの&bold(){当時の都は奈良}。((奈良から富士山までは直線距離で300キロ越え))富士山の[[山梨>山梨県]]・静岡論争ではこの距離ガバ大臣が「&bold(){駿河国にあるらしいよ!}」というので、富士山は[[駿河国>静岡県]]とする主張もあるらしい。 ・類似する物語 平安末期の説話集「今昔物語集」にも収録されているが、具体的には、かぐや姫が空に鳴る雷、優曇華と云ふ花、不打ぬに鳴る鼓を持ってくるように命じているなど微妙に内容が違っている。&font(l){勿論、誰も成功しなかった。} 求婚者に姫が課題を課す『謎かけ姫伝説』、天女が天に帰れなくなり、結婚するが羽衣を取り戻して天にかえってしまう『羽衣伝説』、東南アジアに分布する『竹生神話』や『卵生神話』の亜種、輝きから月上と名付けられた美女が殺到する求婚者達に仏の教えを説いて天人を召喚し欲の空しさを悟らせ、成仏が約束された『月上女経』、さらに『万葉集』に神仙との遭遇を詠んだ歌を残している竹取の翁、夫を捨て不老不死の薬を持って月へ逃げた『嫦娥伝説』 ………などなどの影響が見られ一種の古代[[クロスオーバー作品>クロスオーバー(創作)]]なのかもしれない。 これらの元ネタのうち『嫦娥伝説』における不老不死の薬を一人で服用すれば神になれるもので、『羽衣伝説』で天に帰るときに何かを残していく場合は「&bold(){それを使って貴方も昇ってきなさい}」という意味を頭の片隅に置いておくとまた違う余韻が残るかもしれない。 ただしチベットの物語「斑竹姑娘」に関しては、日本の竹取物語を採集者が翻案してしれっと混ぜておいたという説が現在では有力視されている。 繁原央「日中説話の比較研究」によると、斑竹姑娘の話について現地で尋ねまわったところ、「すでにその本を読んだ人以外は知らなかった」としている。 **現代における受容 東宝が1988年に映画化しているが、[[怪獣>怪獣/モンスター(文化)]]は出るわ[[UFO>未確認飛行物体(UFO)]]は出るわとまるで[[ゴジラ]]である。 2013年に[[スタジオジブリ]]が、原作に忠実な部分もそこそこある高畑勲監督の「かぐや姫の物語」として[[アニメ映画化>アニメ化]]している。 [[東方Project]]にはかぐや姫本人とされる[[蓬莱山 輝夜]]というキャラクターが登場する。上記の流刑の件は「禁忌とされた不死の薬を飲んだから」とされており、輝夜の不死能力の裏付けにもなっている。 また、彼女の初登場作である永夜紗に登場する[[藤原 妹紅]]によれば「父はかつて輝夜に恥をかかされた」と語っており、求婚者の1人が藤原不比等(玉の枝の人)説を採用している模様。 さらに同シリーズに登場する[[稗田 阿求]]のモチーフである稗田阿礼は、藤原不比等と同一人物とする説も存在し、そこから発展させて二次創作では家族愛的な意味で阿求は妹紅を愛しているとか、恋愛的な意味で輝夜を愛しているというえらく経緯がまわりくどいカップリングを組まれることもある。なお稗田阿礼=藤原不比等説に根拠は全くない。 [[ドラえもんの世界>ドラえもん(作品)]]では&bold(){実話だった}ようで、[[ドラえもん のび太の月面探査記]]では&bold(){現在のかぐや姫本人}が出ている。 現在稼働中のSEGAのゲーム「[[Wonderland Wars]]」では、7月の大型アップデートより「かぐや」として大聖と共に参戦している他、ソウルとして「さかきの造」((SSQによりグランマ同様かなり[[筋肉モリモリ>筋肉キャラ]]))が登場している。 漫画『[[かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜]]』では主要登場人物のモチーフとなっており、終盤では「かぐや姫が残していったアイテムは、再会を願うメッセージだったのではないか」という前述した解釈が展開の鍵となっている。 かぐや姫を匿おうとする翁に月からの迎えが「かぐや姫は月で犯した罪に対する罰として地上に落とされ、今刑期を終えて帰るのだ」と明かしているが、何の罪なのかは全く触れられないため、メディアミックス作品などでは様々な解釈がなされることも多い。 前述の通りイメージソースの一つが[[仏教]]の経典っぽいので、[[六道輪廻>死後の世界#id_cfc7390e]]的な意味であろうか。 現在はインターネットが発達しているため、他国の文化を明瞭な画像付きで受容できる。&s(){暇と知識を持て余した人}ウィキペディアンが洋の東西を問わず、情報の充実のために日夜項目を書いている。 しかしそれができなかったころというのは他国の文化は、ある程度の想像に任せるしかなかった。さらに当時の国民の一般的な知識レベルに中身をある程度変えることが求められた。 そのためインターネットが発達する前に書かれた海外翻訳版の挿絵は非常に面白く、「&bold(){鎧武者が江戸時代の浮世絵みたいな女性に求婚する}」という日本人には突っ込みどころ満載の挿絵があったりもした。&bold(){何もかもが違う}。 ただしこれ自体はたとえば[[タートルズ>ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)]]の武器がどう見ても[[忍者]]に見えないように、別に当時としてはありふれたものである。日本人だって、たとえば宮崎駿の「[[天空の城ラピュタ]]」も文化がだいぶごちゃ混ぜで海外圏にはほんとに怪訝な顔をされたらしい。 1996年には「和英併記 かぐやひめ - The Moon Princess」という真面目な本で 「&bold(){かぐや姫の罪とは一族が月で内戦を起こしたことへの連座で、勝てば官軍というわけで許された}」となっていたらしく、 [[英語]]版[[Wikipedia]]に2005年から2022年までその設定が一般的なものとして載ってしまったとか……。 かぐや「[[月は>機動新世紀ガンダムX]][[出ているか?>ジャミル・ニート]]」 追記・修正は月を眺めつつお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,15) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 車持皇子=藤原不比等か &br()日本の伝奇には必ず藤原氏の影が… -- 松永さん (2013-06-23 12:38:02) - 俺が大学で受けた講義では他はモデルが居る程度だけど石上麻呂だけは実話の可能性って習った。別の記録に同じエピソードで死んだやつがいたとか。 -- 名無しさん (2013-11-05 12:45:23) - 大判御行は鋼「龍」か煌黒「龍」か嵐「龍」の怒りに触れたのかな? -- 名無しさん (2013-11-05 13:05:09) - ↑雷鳴が轟いたわけだから白い祖「龍」もありうるな -- 名無しさん (2013-11-09 00:10:22) - ついにジブリ映画になります! -- 名無しさん (2013-11-10 15:01:07) - ジブリの放映が遅れた遅れた理由がわかった気がする CM見るとどうやって描いてんだろうって思う -- 名無しさん (2013-11-10 15:18:10) - 結果としてこの話は何が伝えたかったんだろう。 -- 名無しさん (2013-11-10 16:17:36) - 「債務が残っておるぞ」「月からは遠いしぃ~」 踏み倒す気満々ですかかぐや姫 -- 名無しさん (2013-11-10 16:50:52) - 何故ウルトラマンレオとエースのタグが? -- 名無しさん (2013-11-10 19:08:58) - エースの相棒が &br()リアルかぐや姫 -- 松永さん (2013-11-10 19:10:15) - ↑4 かぐや姫は宇宙人との交流と別れを描いたSF短編なので教訓とかは別に・・・ -- 名無しさん (2013-11-26 23:53:39) - ↑3 一方、レオにはかぐや姫がモチーフになってるエピソードがある -- 名無しさん (2013-11-27 00:12:46) - 映画思った以上におもろかった -- 名無しさん (2013-12-23 19:42:12) - そういえば小さな小型のロケットなら光るタケノコに見えんことも無い。やっぱり宇宙人なのかな・・・。 -- 名無しさん (2013-12-23 20:01:21) - ↑8 教訓とかではなく、今にも通じる当時の考え方とかだと思う。美しいものは手に入らないから美しいとか? -- 名無しさん (2013-12-23 20:12:46) - ↑×2ただ、正体ばらしシーンの台詞からすると、月ででかい犯罪やったらしいんだよな。 -- 名無しさん (2013-12-23 20:17:38) - 帝の見送り部隊が月からの使者が放った光を浴び、脱力したという描写がある。スタングレネードを放り込んだのか、タクティカルライトを浴びせたのか。 -- 名無しさん (2014-06-30 00:46:16) - もしも「火鼠の衣」が実在したなら、材質は十中八九アスベストだ。触らないようにしよう。 -- 名無しさん (2015-01-16 01:22:40) - 確か、当時の作法として妻乞いに訪れた男は、女性側が拒否したら無条件で帰らなければいけなかったんではないか。それを無視して金や権力含む力で無理を通していた男達がいたとしたら、作中でいじめたくなる気持ちは解らんでもない。 -- 名無しさん (2015-01-16 10:30:06) - 富士山の名前の由来ともされてるな。不死の薬を焼いたから「不死山」とか、供の侍がいっぱいいたから「士に富む山」とか。 -- 名無しさん (2015-01-16 10:32:39) - ↑6永遠に手に入らない浄土の女、ってイメージが有るな。かぐや姫には。 -- 名無しさん (2015-01-23 03:35:48) - 結婚に当たって無茶な要求をする姫の話は世界中に数あれど、最後まで逃げ切ってしまうのは他に類を見ないだろう。 -- 名無しさん (2015-01-23 20:51:32) - この作品の見所って何処なんだろう -- 名無しさん (2015-03-05 20:45:13) - 東方の輝夜はニートとかネタにされてるけど本家の姫様はもっとひどいニートだったのか… -- 名無しさん (2015-08-20 17:53:52) - いつ迎えの軍隊が来るかわかんないから別れの辛さを与えないために他人と関わる事を拒否してたんじゃない? -- 名無しさん (2015-08-20 18:10:40) - 鬼灯の冷徹だと、私もモテたい→私の時代キター→図に乗ってたらツクヨミに月から追放された→竹取物語→無償の愛をくれた老夫婦と群がってきた貴族共を比べたら、美とかどうでもよくなった -- 名無しさん (2016-05-19 17:40:48) - 平安時代でよかった。『夜明け前より瑠璃色に』の世界・時代だったら、オイデュプス戦争が始まってたぞww ……あれ? もしかして、あれのアイデアの元ネタは竹取物語? フィーナは月の王女様だし。 -- 名無しさん (2016-05-19 17:53:27) - アニメとかでは翁さんちがいつの間にか金持ちになってるからかぐや姫への貢ぎ物でそうなったのかと思ってたら拾得物横領だったとは… -- 名無しさん (2016-09-07 16:03:00) - 成長スピードが普通の人間と異なるとはいえ求婚され始めてから月の迎まで6年以上か。当時の適齢期を考えると最後のほうは帝も焦ってたんだろうな -- 名無しさん (2016-09-07 18:51:03) - 世界最古のチート容姿ハーレム小説(ただし、逆ハーレム)。昔から人間の考えることはかわらんのかもしれん。 -- 名無しさん (2016-09-08 04:31:34) - 月上女經という仏典の導入部がよく似ていると言って「輪廻転生を日本人にわかりやすく解釈したもの」という説を聞いたことがある -- 名無しさん (2016-09-08 21:11:00) - チベットに斑竹姑娘ってこれと酷似した話あるんだよなぁ。あっちは結ばれるが竹から女が出てきたり難題や求婚の部分そのまんま。あっちがこれを翻案したって説もあるけど -- 名無しさん (2016-12-12 03:58:34) - 静岡県には、月ではなく、富士山のなかへと去っていたという話もある。 -- 名無しさん (2017-04-24 22:33:53) - 老夫婦が世話係に選ばれたのはウグイスを助けたからだが、そのウグイスは月の世界で罪を犯して地上に落とされたという。かぐや姫の犯した罪はどのようなものだったのか。 -- 名無しさん (2017-04-24 22:42:35) - 子安貝という貝は実在する。 -- 名無しさん (2017-04-24 22:43:32) - レオのは最後、地球人としての意識がなくなるらしいけど、かぐや姫の物語も似たような結末だったような -- 名無しさん (2017-10-05 14:09:32) - 数ヶ月で赤子→美少女になったと言う事は作中の5つの難題で3年+α、帝とペンフレンドになって3年+α、終盤の容姿が気になるところだ -- 名無しさん (2017-12-14 15:39:04) - 御大将www -- 名無しさん (2018-06-15 12:59:11) - 老夫婦との別れの際、悲しんでいたけれど、月の人がなにかして記憶か思いかをなくしてさっさと帰った、という説も聞いた気がする。ここの説を見ると生まれ変わりとか罪を許されたとかの比喩だったりするのかな? -- 名無しさん (2018-09-08 02:50:53) - 数ヶ月でデカくなった、つまり精神的、実年齢的にはロリなので実質かぐや姫はロリだろ? -- 名無しさん (2019-03-20 00:45:56) - ジブリ版はなんか納得いかなかった… -- 名無しさん (2019-07-02 12:31:26) - 月で罪を犯して島流れ、穢土に送りやすいよう赤子に戻しただけで実質異世界転生なんだよなあ。それより罰則の割に悠々自適すぎない?と思う。逆説的に月の居心地はどれほど良いのか -- 名無しさん (2019-10-22 08:45:42) - ↑ 考えてみ? 俺らからスマホネット取り上げて年単位で -- 名無しさん (2020-02-20 11:21:02) - ↑途中投稿すみません 放逐されたらゴロゴロするしかないでしょ -- 名無しさん (2020-02-20 11:21:32) - 一番のギャンブルは最初に爺さんが竹を切る所……切る場所や角度によっては物語が始まらない -- 名無しさん (2020-03-17 16:42:15) - 流刑で地球にやってきたのだとしたら何で態々月から迎えが来てるんだろう。不死の薬を残したのは『月でずっと待ってるから月に行ける術を手に入れたら迎えに来い』って解釈をどっかで見て感心したなぁ。 -- 名無しさん (2020-11-29 22:29:57) - 犬夜叉の映画にかぐや姫をモチーフにした「神楽夜」ってキャラが登場するよね。五つの品も登場して、しかもその一つは犬夜叉の赤い着物っていう。 -- 名無しさん (2020-11-29 23:57:51) - 1988年版の実写映画では幼女の生尻が丸見えなのでおススメ。デアゴスティーニのDVDコレクションで初めて見たがカットもボカシもなかった。あと乳首もチラッと見えるかな。 -- 名無しさん (2021-06-22 20:46:34) - 実はチベットにも似た話しが有るらしい。そっちでは竹から女の子を取り出すのは爺さんじゃなく少年で、貴族や金持ちに言い寄られるも最終的に少年と結ばれ幸せに暮らしましたで終わる -- 名無しさん (2021-10-11 02:03:26) - 「月でなんかやらかしたことによる流刑」っていう点は週刊ストーリーランドで「月から見たかぐや姫」ってやつで使われてたっけ。子供から育て直し更生を図るけど、性悪のまま成長して無理難題出して更生できてないから月に連れ戻されるってやつ -- 名無しさん (2022-03-06 16:31:51) - ↑3この実写版の「竜」(正体はエラスモサウルス)は設定が全長200mなので「東宝特撮史上最大の地球怪獣」のはずだが…言及する人がおらんのだなあ… -- 名無しさん (2022-03-06 16:50:24) - 異世界に絶世の美女として転生して貴公子たちに言い寄られるけど独身希望します!って最近流行りのあれやこれやみたいだな -- 名無しさん (2022-09-23 17:20:08) - かぐや姫は別にニートではない。歌の制作などで大金を稼いでて竹取の翁が働かなくても屋敷が豪勢になるほど。つまりニートなのは翁だったりする。 -- 名無しさん (2024-04-03 22:01:51) - 実のところかぐや姫が五人に貴公子に対して要求した無理難題は当時の貴族の女性が男性を振る時の定番の断り文句。それを察せずに言葉通りに解釈してしまった五人の貴公子は空気を読めない無粋な男、という意味だったりする。 -- 名無しさん (2024-04-03 22:45:20) #comment #areaedit(end) }

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