確変

登録日:2011/07/11(月) 21:17:23
更新日:2024/03/12 Tue 15:42:02
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確変とは確率変動の略でCR機や現金機に搭載されているパチンコのシステム。
大当りや電チューの確率を上昇させることで、次回の大当りを速く、簡単に獲得する事が出来るようになるシステムである。

現在のパチンコの多くにこのシステムが搭載されていて、パチンコを楽しく遊ぶために知っておいた方が良い。


確変システムが搭載されているパチンコの大当りと電チューの当選確率は高確率低確率の2種類がある。
大当りに当選すると直後に確変の抽選が行われ、当選すると低確率→高確率状態に移行し、大当りと電チューの確率が大幅に上昇する。

例えばこんなスペックの機種で遊ぶとする。

大当り確率
1/100
確変時の大当り確率
1/10
大当り内訳
通常大当り50%
確変大当り50%
電サポ
次回大当りまで

まず、パチンコを打つ→始動口に入賞→大当り当選→確変抽選→確変or通常→確変の場合は次回まで大当り確率が1/10、通常の場合は1/100
てな感じになる。

現行機は2R通常や、2R確変、小当たり(電チュー抽選とは別)や、演出など複雑にはなっているが、CR、P機においては全てこのような確変システムが搭載されている。


■確変の種類
一口に確変と言ってもたくさん種類があり、中には理解していないとと盤面上で何が起こっているのかわからななかったり、損したりする物もある。

  • ループ式
もっともポピュラーな確変システム。
高速化された短縮機能と、電チューサポートにより持ち玉を減らさずに抽選を消化出来、これが次回の当たりまで継続される。

  • ST
スペシャルタイムの略で、回転切り確変ともよばれる。
一定数回数以内に大当りを抽選しないと、低確率に降格してしまうシステム。
最近では甘デジに良く搭載されている。
代表的な物として、パトラッシュシリーズ及びその類似機種、北斗の甘デジ、アニヲタ的には戦国乙女などが有名か。
また、法改正によって「STの20%が通常である事」を指示されており、これに伴って今までのSTでも「実は100%では無かったのではないか」と言う噂が立った(あくまで噂、だが)


  • ワンセットタイプ
大当りの連チャン回数が固定されている機種。
確変割合100%で2、3回ワンセットが主流。一撃で15000発とかロマン溢れる機種が多いが、その一撃を出すのがしんどいものがほとんど。
CR相川七瀬などが有名か。



以上が大まかな確変システムでCR、P機はは全て以下のシステムのどれかに当てはまる。

中にはこれに羽根ものと融合されたCR牙狼などもある(二種混合型)が、初代牙狼があまりにもやりすぎた為にこの手のスペックは「CR AKB48」が稼動するまで最高継続率が55%に落とされる事となった(AKB以降は通常と確変に4~5Rを入れることにより75%まで継続率が回復した)


■突然確変と潜伏確変
上述の大まかな確変システムに付随する形で搭載されているシステム。
突確、潜確としばしば略される。
現行機の多くに搭載されており、CR機において切っても切れないものである。

  • 突然確変
ほとんど出玉が獲得出来ない当りを経由し、高確率状態に移行する確変のこと。
確変自体は必ず「大当りを経由してからでないと移行出来ない」規則があるため、出玉はほぼないが大当りに当選している。大体電チューサポートが付いている。
CRエヴァンゲリオンにおける暴走モードで知られるようになった。
演出的には激アツ扱いされているが、実際は出玉あり確変大当りに当選していないため外れのようなものである。
店側にとっては、「出玉を出さなくても良い上に、データ上は大当りしているため」美味しい。

  • 潜伏確変
大当りに当選し確変に移行しているものの、明確な告知がされない確変。
大体○○モード突入などの煽りが入る。
電チューサポートはなく、近年は突然通常(所謂2R通常)や小当たりなども合間せている上に、
これらを似たような演出にしているため確変になっていることを気付きにくい仕様の物が多い。
確認するためには、セグを見る必要がある機種もある。
確変大当りに当選しているにもかかわらず、出玉もなく、電チューサポートもないという何とも残念な当たりである。

この2つの確変には批判が寄せられているものの、これらを廃したCRマクロスは演出面において評判は悪く、
CR機は未だ突確、潜確に依存していることを皮肉にも証明することになってしまった。





  • 小当り付き確変
法規制等により新しく搭載された次世代確変の一つ。ぱちんこGANTZやCRレディーガガ、Pベルセルク無双などが有名
確変中、もしくは確変中に規定の条件(主に確変内で16R等)を満たす事で、その大当り中は終了まで小当りが続く特殊なモードに突入すると言うもの。
これにより右打ち時の出玉の無駄を抑え、かつ小当りによって地味に増えると言うのが特徴。
ただ、台によって確変時の大当り確率がピンキリなので、小当り即転落なんてバトルモード以上に酷い事になる事も
(ただし、GANTZの様に転落しても確変が続くモノもある)
他の確変機には無い特徴として、右打ちの仕様がある。小当たりRUSH搭載機はその仕様上、低確率と高確率で電サポの性能に変わりが無い(これは小当たりRUSHの状態が時短無し高確率…所謂「潜伏確変」なのが関係しているが詳細は割愛)ので、低確率の状態でも右打ちで保留を貯める事が出来る。この時の抽選は当然低確率で行われるが、確変や出玉の振り分けは電サポの方が参照されるので、ヘソ抽選よりも出玉の期待度を高くする事が出来る上に小当たりも抽選しているので、タイミングを狙えば低確率でも玉を増やせるのである。
当たり前だがそれの対策も取られており、確変以外での電チューの保留は長時間変動しており(機械にもよるが、保留1個の変動が終わるのに約10分程かかる)小当たりのタイミングを狙われにくくしているが、電チュー保留での大当たり抽選は回避出来ないため、これを狙って通常時から右打ちする人もいる。また、確変終了後の残保留も対象になるので連チャン終了後即ヤメ等で離席した場合も保留が残っている事が多く、結果誰も打っていないのに突然大当たりが始まる…なんて事もしばしば見受けられる。ごく少数ではあるが、これを狙ってハイエナ行為に出る輩がいるがマナーとして宜しく無いので、もし見かけたらホールスタッフに伝えるのが良いだろう。

特徴的な仕様の為か、小当たりRUSHでは無いものの同様のシステムを使い新たな出玉トリガーとして演出しているものもある。(Pめぞん一刻の祝言ループや、甘デジP仮面ライダー轟音の強チャッカーなど)
小当たりRUSH機自体は全体的にイマイチな評価が多いものの、遊技の幅を広げるものとして期待されている分野でもある。



番外 確変とは似て非なるもの


  • 1種2種混合機
大前提として、このタイプは確変では無い事を頭に入れて頂きたい。以下解説。

近年のパチンコシーンで主流になりつつあるものの一つ。CR機ではCR魔法少女まどか☆マギカやCRF戦姫絶唱シンフォギア、P機ではP大工の源さん超韋駄天、P牙狼~月虹の旅人~などが有名。
第一種(デジタル)と第二種(羽根モノ)を組み合わせたもの。その中でもデジタルメインか羽根モノメインかで区分があるが、現在広く出回っているのはデジタルメインのものである。正しくは「旧一種・旧二種複合型」と呼ぶが、あまり認知されておらず小冊子や雑誌等でも大体1種2種混合機と紹介されている。
特徴的なのは確変機では不可能な大当たり確率(厳密に言うと大当たりでは無くV領域に玉を通す為の小当たり確率)と、それによって産み出される高い連チャン性能と出玉スピードである。確変機で言う低・高確率が一種、二種それぞれで設定出来るので、ライトミドル~ミドル帯では不可能な分母一桁台の確率も実現可能。分母が軽ければ必然的に出玉スピードも上がるので、他の確変タイプでは見られないような爽快感が演出出来る。
2008年に「CR牙狼」が登場すると、そのとんでもない爆裂っぷりに主に脳汁で頭をやられたパチンカスを中心に一躍人気をはくしたが、当然と言うべきかすぐ規制のメスが入り2012年に緩和されるまで混合機は鳴りを潜める事になる。
その後、「CRF戦姫絶唱シンフォギア」が登場し大ヒットすると再び注目が集まるようになり、当時は所謂「65%規制」で苦しんでいた事もあり各メーカーもこぞって混合機のマシンを発表。流石にこの頃は当時の牙狼のような爆裂機こそ無かったものの、後にP機移行による新規制が始まると「P大工の源さん 超韋駄天」が登場、こいつが時速3万発と言うかつての爆裂機を彷彿とさせるスペックでパチンカスユーザーを魅了。ホールのメイン機種として君臨し、他メーカーも負けじと爆裂スペックを次々と発表。混合機は瞬く間にメインスペックとして返り咲いたのであった。特に初代の正統後継機として世に出た「P牙狼~月虹の旅人~」は初代を越えるスペックと評価されている。規制とは何だったのかと考えずにはいられない

冒頭でも述べたが、1種2種混合機に確変は搭載されていない。所謂確変時の「高確率」は低確率の10倍までと決められている(例えば現在のミドルの主流である1/319の場合、高確率は1/31.9を越えてはならない)ので、混合機で見られるようなスペックは(確変機として見ると)違法なのである。
この辺の詳細を書くと長くなるので割愛するが、混合機に対して確変やらSTやらと言ってしまうと、その手に詳しい方々にツッコミを受けるので控えよう。




主流となっている確変システムだが、これらを搭載した機種のスペックはあらかた出てしまった感があり、スペック面で個性を出すことが出来ず、
昨今は演出面の強化が施されている機種やタイアップなどに頼る機種が多い。

余談だが、低確率→高確率と言うことに倣い、それまで鳴かず飛ばずだった人物などがそれまでとは打って変わったように良くなることにも確変と言われる。
特に、一時的に活躍したがまた以前のような状態に戻ってしまった時に「あれは確変だった」等と言われることが多い。


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最終更新:2024年03月12日 15:42