ドルビックモン

登録日:2011/10/22 Sat 17:09:52
更新日:2024/01/28 Sun 12:06:25
所要時間:約 6 分で読めます




『ドルビックモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

英名 Dorbickmon
世代 究極体
タイプ 竜人型
属性 ウィルス種
所属 ビッグデスターズ
必殺技 タイラントコルブラント
戦闘において昂る怒りとし、自身の激怒と同期させて強大な威力を発揮する。
英語版での名称は“Dragon's Fury Blade(ドラゴンズ フューリー ブレード)”。
バーニング・ザ・ドラゴン
地形に龍脈を突き、地形変動させ敵団体にダメージを与える。
ドラゴンブレストニックファイア
触れた者を一瞬にして焼き払う超高熱の火炎攻撃。
英語版での名称は“Dragon Infernal Fire(ドラゴン インファーナル ファイア)”。

【概要】

「ビッグデスターズ」火烈軍団将軍。
数多のドラゴンデジモンを一糸乱れず統率し、どんな戦況下でも圧倒的な戦力で敵を討ち滅ぼしてきた。
パワー・スピードのいずれも長け、戦闘経験も豊富な上に直感力も優れており、臨機応変に戦いをこなす。
戦場に迸る破滅の炎を好む性格で、平穏な地域を見つけては争いを起こし、世界とそこに住むデジモンが燃え死んでいく様を眺めて快楽を得ている。

なお、クロスウォーズからの新種であるため、世代・属性は存在しなかったが、2020年10月2日に世代・属性が判明した。

名前の“Dorbick(ドルビック)”だが、“ドラゴン”+“bicker(ビッカー)”(口論・論争)の造語であろうか…?


【派生種】

◆ドルビックモン ダークネスモード

ダークネスローダーを使用してファンロンモンとデジクロスした姿。
外見は下半身がファンロンモンと連結したドルビックモン。

◆ドルビックモン(全軍デジクロス)

ダークネスローダーを使用して全ての配下デジモンを強制デジクロスした姿。
巨大化し、背中に翼が生える。

◆グランドジェネラモン

七人のデスジェネラルが強制デジクロスした姿で、頭部と胸部が使用されている。
詳細はキメラモンの項目にて。


【関連作品でのドルビックモン】

アニメ『デジモンクロスウォーズ ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』(第2期)

CV:堀秀行(日本語版) / グラント・ジョージ(英語版)

デスジェネラルの一人である“火烈(かれつ)のドルビックモン”として登場。
登場話数は第1話(通算第31話)~第2話(通算第32話)及び、第20話(通算第50話)~第21話(通算第51話)。
第一の国であるドラゴンランドの将軍で「火烈(かれつ)将軍」または「火烈のドルビックモン」と呼ばれる。
基本カラーは赤、属性は炎、紋章は炎のエンブレム、紋章の位置は両胸に配置。一人称は「俺」
バグラ軍のフラッグおよび量産型ダークネスローダーのマークも炎のエンブレム、紋章の位置は胸に配置。
フラッグには赤い炎のように見える物が付け足されている。
配下はドラゴン型デジモンで統一されている。

こそが強いデジモンであり、竜であっても弱い竜には生きる価値がないと考えている。
竜のデジモンに対するこだわりは相当なもので、小竜型デジモンでありオメガシャウトモンに超進化しても竜人型であるシャウトモンを“見どころある竜”として、「部下になれば命だけは救ってやる」と言った事もある。
徹底的に敵を追い、取り囲み、焼き尽くすのが必勝戦法。

本編においては、他のデスジェネラルと共にシルエットで“魔殿提督”ことダークナイトモンへの報告会にて初登場する。
その報告会で魔殿提督が反乱分子について尋ねたところにちょうど蒼沼キリハ率いるブルーフレアがランドに攻め込んで来た為、「遊んで来てやりますよ」と余裕の態度を魔殿提督に見せる。

魔殿提督「フフ、頼もしいヤツ…。」



報告会終了後、進撃するブルーフレアがいた辺り一帯を自慢の地形操作で陥没させ、その姿を現す。

「フハハハハハ、今日こそ決着? それはこっちが言いたい事だ! ブルーフレア!」

天空から閃光とともに下りてくるドルビックモン。
その下半身には、なんとあの四聖獣の長ファンロンモンの姿が……。
多くの視聴者が色々な意味で目を疑った事だろう。
しかも、強制デジクロスにより無理矢理融合させられているという訳でもなく、ファンロンモンは「我が主」とドルビックモンを格上として認識……。
ちなみに、ファンロンモンが本来どれくらいすごい存在かは彼の項目を参照してくれれば分かるだろう。

そのファンロンモンとデジクロスしたダークネスモードでは、それまでの話で強力なデジモンの一体と認識されていたデッカーグレイモンを圧倒する。
「我ら七人のデスジェネラルは完全無欠」、と力の差を思い知らせる……。

「望み通り今日が決着だ!」

しかし、ドラコモンの助けを借りた謎のデジモン「オハナモン」によってブルーフレアとの決着は付かなかった。
そこで、ドルビックモンは逃げたキリハ達反逆者の追跡&始末を、最も信頼するファンロンモンに任せる。

その後、シャウトモンが現れていた事を知り、オハナモンの正体が超A級反逆者工藤タイキと気付き、ファンロンモンの下に合流。
自身の戦いの流儀を思い知らせる為に再びファンロンモンと強制デジクロスし、オメガシャウトモンをも圧倒する強さを見せる。
ちなみにこの時放ったドラゴンブレストニックファイアは追尾効果、もしくは弾道をコントロールできる描写となっている。
乳首ファイアなどと言ってはいけない。

その一撃で退化したシャウトモンを仲間達と共に惨たらしく始末しようとするも、ここでもまたオハナモンに邪魔される。
(今度のは、タイキではなく我らがネネさんのコスプレである)
実は、ドルビックモンは竜哭の花の花粉を苦手とする花粉症持ちのデジモンであり、その花粉ハリケーンの前に身体を痺れさせられ、タイキ達を取り逃がしてしまう。

その後は、タイキ達を捕まえる策として、時空凍結していたクロスハートの公開処刑を餌として、ドラゴンの滝にタイキ達が駆け付けざるを得ない状況を作り出す。
これは、滝の近くでは、空気中の水分が多く花粉が効かないという事を考えての事でもある。

更にはファンロンモンと共に公開処刑の数時間前から念入りに部隊の配置の確認もしていたのだが、逆にその滝の地形を利用され、元々捕らえていたクロスハートの仲間達までも奪還されてしまう。

何度も出し抜かれた怒りで、遂にはファンロンモンだけでなく、全ての配下デジモン達を強制デジクロスで取り込み大きな翼が生えた姿になり、タイキ達を追跡するドルビックモン。
X5Bでタイキ達は立ち向かうが、通用するはずもない。
ドラコモンも捕まり、ピンチに陥るタイキ達。
そこへ誇りを取り戻したキリハとメタルグレイモンが現れた為、今度はメタルグレイモンと交戦する。

「貴様ごとき弱者の出る幕ではないわ!」

…が、もちろんメタルグレイモンでは相手にならず、ズタボロにしてしまう。
そのまま『タイラントコルブラント』によって、メタルグレイモンに止めを刺そうとしたところで、メタルグレイモンがジークグレイモンに超進化する。
得意の『バーニング・ザ・ドラゴン』による地形操作も破られ、ジークグレイモンの必殺技『ファイナルストライクス』の一撃で倒される。

消滅間際、
「第一の国の主の俺にこれほど手こずるようでは、これからの将軍には手も足も出ないだろうよ…。」
と言う捨て台詞を残して……。

そう、このドルビックモン、偉そうにしていたが実は幹部最弱というテンプレな敵キャラだったのである。
視聴者からも、この捨て台詞のせいで《デスジェネラル最弱》とネタにされることもしばしば。
まあ実際デスジェネラルの中では弱い方なのは確かなのだが。

後に第20話(通算第50話)でダークナイトモンによって、ダークストーンとリヴァイブサーキットの力で復活させられる。
(他のデスジェネラルと共に魂を抜き取られた状態で)
なお、復活前の二つ名は「デスジェネラル」とテロップされていたが、復活後の二つ名は「火烈将軍」とテロップされた。
プリズンランドにて彼の心が再登場した際には、自身こそが最強とするアポロモン:ウィスパードに対して「聞き捨てならんな」と不満を露わにしていたりする。
視聴者「自分から最弱発言してたくせに」

き…きっと、「自分は最弱だが他のデスジェネラルがウィスパードより弱いとは限らない」と言いたかったに違いない!!
デスジェネラル版X7とでも言うべきグランドジェネラモンでは頭部から胸部(上半身)を担当していた。
微妙に形状に違いがあったりするので、ドルビックモンの部分が100%と言うわけではないのかもしれないが……。

その後、ダークナイトモンに利用されていたことを悟った際には「今までバグラ軍の為に戦ってきたというのに、この仕打ちか…」と嘆いていた。
グランドジェネラモン敗北と共に再び消滅した。

消滅間際には「願わくば、今度こそゆっくり眠らせてほしいものだな…。」と悲しげに言っていた。
その台詞を聞き、彼らのを悲しむ視聴者も多数いたことであろう…。

ところで、最弱発言をネタにはされてはいるが、他のデスジェネラルの中にもやられ方がしょぼかったのがいたことに加え、シリーズ初出演となる担当声優の堀秀行氏の熱演のため、『最弱に思えない』という声もある。
2020年10月に設定された世代でも、ドルビックモンが究極体なのに対し、それより下の完全体に設定されたものもいる。
良い意味でも悪い意味でも悪の幹部らしいキャラだったという事だろう。


漫画『デジモンクロスウォーズ

本編未登場。
単行本第2巻のカバー裏オマケ漫画ばぐら家の横顔」ではネオヴァンデモン、スプラッシュモン、オレーグモンと共に登場し、本編に登場しなかったことに怒り、「ドラゴンブレストニックファイア」を繰り出して、作者の中島諭宇樹を攻撃した。
(他のデスジェネラルであるザミエールモン、グラビモン、アポロモンは登場していない)

続く第3巻のカバー裏では『お料理将軍・中華のドルビックモン』になった。

ちなみに、第2巻のカバー裏では目の傷跡が描かれていなかったが、続く第3巻のカバー裏では傷跡が描かれていた。
恐らくオレーグモン(第2巻のカバー裏では兜の部分に丸の模様が描かれていたが、続く第3巻のカバー裏では模様が描かれていなかった)と同様に作者の中島諭宇樹が作画ミスをした可能性が高い。




竜こそが最強と思う方は追記・修正頼みます。

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最終更新:2024年01月28日 12:06