ワールドヒーローズ~激闘英雄伝~

登録日:2011/10/09 Sun 01:50:13
更新日:2024/01/10 Wed 22:03:59
所要時間:約 3 分で読めます





憎悪(ヘイトレッド)エネルギー…

それは、人々の心の中に潜む、マイナスのエネルギー…。

嫉妬、憎しみ、怒り…

そのエネルギーを求め、今、何かが動き出した…。

『ワールドヒーローズ~激闘英雄伝~』は、別冊コロコロコミック並びに月刊コロコロコミックにて連載されていた漫画作品。
作者は『サイファー』や『駆けろ!大空』、『チョコボのふしぎものがたり』等でお馴染みのかとうひろし。
単行本はてんとう虫コミックスより全3巻。


【ストーリー】

戦国時代の日本。
主人公・ハンゾウの師匠である次元斎は何者かに斬られてしまう。
そして死ぬ間際、次元斎はハンゾウに告げた。
「ハンゾウよ、輪有怒非色宇頭(ワールドヒーローズ)の覇者となれ…。」

次元斎、レバーを倒して仏像型ワープ装置を起動。
ハンゾウは時を越え、現代に到着。

其処で彼は現地の少年・ジョーと出会い、彼の道案内のもと、ワールドヒーローズを目指すのであった…。


【作品の見所】

本作はADKの格闘ゲーム作品『ワールドヒーローズ2』を原作とした漫画だが、キャラ設定が原作とは大分異なる。
  • 原作ではコミカル担当だったラスプーチンがシリアスな渋いキャラクターになっている*1
  • マッスルパワーが極悪レスラーになっている。
  • ブロッケンは幼少時代にサイボーグとなり、それ故周りから気味悪がられ嫌われていた。
  • ネオギガスが黒幕として登場し、DIOは物語のはじめのシーンにてチョイ役としての出番のみ。
  • マキシマムの家族は強盗によって殺された。
  • ジャンヌにはフィリップという名前の恋人がいた。
等々。


【ヘイトレッドエネルギー】

必ず人々の心の中に潜むと言われているマイナスのエネルギー。
本作においてワールドヒーローズに出場するには、ヘイトレッドエネルギーの値が100を越えていないとゲートを潜れず、参加出来ない様になっている。
しかし、ハンゾウはヘイトレッドエネルギーが0(つまり憎悪の心が無かった)だった。
にもかかわらず、何故かゲートを通過出来た。


【キャラクター】

  • ハンゾウ
主人公。憎悪の心を持たない好青年。

  • ジョー
本作のオリジナルキャラクター。ハンゾウをワールドヒーローズに案内する少年。

  • フウマ
ハンゾウのライバルで、彼とは幼少時代からの親友。

  • ブロッケン

  • シュラ
「俺の手足は凶器だ。遠慮なく武器を使うが良い」

  • ジャンヌ
「フィリップ…仇は討ったよ…」

  • ドラゴン

  • 次元斎
本作オリジナルキャラクターで、ハンゾウの師匠。小源太に殺害される。
「ハンゾウよ、輪有怒非色宇頭の覇者となれ…」

  • マキシマム

  • ラスプーチン
原作ではギャグ担当だったのに、かなりシリアスに…。

  • エリック

  • 小源太
本作オリジナルキャラクターで、フウマの同胞。次元斎を殺した犯人。

  • ジョン
エリックの息子。原作での名前は「ビッケ」。

  • キャプテン・キッド

  • リョウコ

  • マッスルパワー

  • マッドマン

  • J・カーン

  • ブラウン博士

  • ネオギガス
原作では中ボス。本作では黒幕にステップアップ。

  • DIO
本作では物語冒頭にてチョイ役(かつシルエット)として登場するのみ。


【余談】

本作は『ワールドヒーローズ2』の頃に製作されたコミカライズであるため、以降のシリーズで追加されたジャック、リョフ、ゼウス、孫悟空、NEO-DIOは登場しない。

上述の通りDIOは存在が仄めかされたのみで未登場に終わったが、これについては作者のかとう先生曰く、
ワールドヒーローズ2のコミカライズだった事と、思った以上に人気が取れず、新キャラを出す迄続かなかった」との事。


いつかまた会えるさ。
いつかまた…

このアニヲタWikiの世界で。

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最終更新:2024年01月10日 22:03

*1 誤解されがちだが、ラスプーチンがオカマの様なキャラ付けにされたのは事実上のシリーズ最終作『パーフェクト』であり、『2』の時点ではそのような設定は無かった。