ディアボロモン

登録日:2011/03/22(火) 08:58:33
更新日:2023/11/24 Fri 15:04:07
所要時間:約 16 分で読めます





ネットの深部に潜み込む世界を滅ぼす、混沌と破壊の権化!


『ディアボロモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 究極体
タイプ 不明
属性 不明
勢力 ダークエリア
必殺技 カタストロフィーカノン
胸部の球体から超強力な破壊エネルギー弾を発射する技。
得意技 パラダイスロスト
体内の全エネルギーを解放し、自爆する。
ルーチェモン:フォールダウンモードと技名が被ってるのはご愛嬌。
システムフェイル
自分の周囲のデジモンのエネルギーを吸収し、強制的に一段階退化させる。
ケーブルクラッシャー
手を伸ばし、上空の敵を粉砕する。
ラインサージ
両腕を伸ばし広げ、高速回転し、周囲のモノを刻み、吹き飛ばす。
ページファルト
丸まった状態で地を這うように転がって、敵に突進する。
ウィルスダウンロード
鋭い爪から強力なウィルスを撃ち出し、敵に埋め込む。
闇の力
周囲のデータを吸収し巨大化。
テンタクルバグ
無数の腕で攻撃する。
マルチプライ
自身のコピーを作成する。

【概要】

ネットワーク上のあらゆるデータを吸収し、進化と巨大化を繰り返すデジモン。
あらゆるデータや知識を吸収したディアボロモンは、自身を全知全能の存在と思い込み、デジタルワールドで破壊と殺戮を楽しむ。
一見すると華奢で、特に手足は細長く非力にも見えるが、その実、膂力もなかなかのものがある。

数多く居るデジモンの中でも、その存在目的がはっきりしているのも大きな特徴。
その最終目的とは、軍事用コンピュータを乗っ取り、核攻撃によって現実世界(リアルワールド)をも破壊することである。
破壊や遊びを楽しみ、一見ただ幼稚なようにも見えるが、実力は確かなもので、無秩序であるが故の恐ろしさがある。
ただ、初登場の劇場版ではそこまで明確な目的意識があったかどうかは不明である。

また、幼年期時代にあった自身の複写を作り出す能力も再び手に入れ、数秒の間に無数の分身を作り出す。

初登場はWSソフト「アノードテイマー」だが、オメガモン同様、劇場版での活躍により今なお根強い人気を得ているデジモン。
しかしその不気味なデザインと作中の所業からトラウマになってしまう人もいる。

進化前の形態からカウントして3回に渡って進化シーン中に攻撃して妨害するという反則技を使った唯一のデジモン。

名前の由来は、イタリア語で「悪魔」を意味する単語“Diavolo(ディアボロ)”。


【関連種】

進化系譜は光にも闇にも属さない特殊な存在らしく、元来属性の存在しない幼年期を除きタイプ・属性は不明。
勢力はダークエリアであるため、そこらへんは割愛する。

◆クラモン

コンピュータネットワーク上に突如出現した正体不明のデジモン
世代 幼年期Ⅰ
属性 なし
必殺技 グレアーアイ:巨大な目から泡状の物体を放つ。
コンピュータネットワーク上に突如出現した正体不明のデジモン。
コンピュータネットワークを悪用する人間の悪意や、ネットワーク上で繰り広げられる争いから発生する攻撃性が具現化し、生まれたデジタマから発生したとされている。
そのデジタマには人間の破壊本能が凝縮されており、デジタマから発生した“謎のデジモン”ことクラモンは非常に危険であるとされる。
病原菌のように増殖して、軽度のネットワーク障害を引き起こす。

名前の由来は恐らく「クラゲ」。
ただ、その後の進化の事などを考えると“Clash(クラッシュ)”や“Crack(クラック)”等のニュアンスも含まれていると思われる。


◆ツメモン

世代 幼年期Ⅱ
属性 なし
必殺技 スクラッチネイル:鋭い鉤爪でデータを破壊する。
クラモンが進化した姿。
目がクラモンと比べ僅かに赤いのは闘争本能の表れが原因らしい。
基本的にはクラモン時と差はないが、爪を利用して電脳世界を高速で移動し、凄まじい速度でデータを破壊する。


◆ケラモン

ネットを侵す、データ暴食家!
世代 成長期
必殺技 クレイジーギグル:笑いながら口から破壊の光弾を吐き出す。
得意技 フールアウト:聞くに耐えない不協和音を発する。
クレイジーターン:回転し、伸ばした両手で攻撃する。
クレイジースモーク:毒の煙を吐き出す。
ツメモンが進化した成長期デジモン。
体格が大きくなり、その大きな口でツメモン以上に大量のデータを侵食する。
一秒間に100メガ以上のデータを侵食するため、ケラモンが侵入すると同時にデータが破壊される。
非常に陽気な性格で、破壊行為は遊びの一環だと思っている。

笑顔が素敵な成長期。
ちなみに、あの特徴的な眉毛みたいな模様はこの頃からある。

X抗体を得ると、1つの体のまま顔だけが分裂を起こした姿になる。(莫大なデータ量でも一気に咀嚼するため)
デジモンすら獲物となり、捕まれば究極体でさえ食べられてしまう。
顔1つ1つに意思があり、同じ獲物を咀嚼しながら美味しそうだったり、不味そうな表情をそれぞれ見せる。
必殺技は『クレイジーギグル』のままだが、威力が3倍以上に膨れ上がった。


◆クリサリモン

静かなる攻撃性を秘めた、超邪のサナギ!
世代 成熟期
必殺技 データクラッシャー:敵の背後から触手で攻撃し、データを破壊する。
得意技 ミスコネクティング
ケラモンが進化して堅い殻に包まれたサナギのような姿をとった成熟期デジモン。
完全体へのエネルギーを蓄えている状態で、基本的に移動を行わない。
鋭く長い触手で遠距離攻撃を行ったり、近距離で格闘攻撃を行い、データを破壊する。

名前の由来は英語で「(チョウ類の)サナギ」を意味する“chrysalis(クリサリス)”。

劇場版では唯一ハブられた形態。尺もないしね。


◆インフェルモン

地獄の業火を垣間見せる、禍々しき銃口!
世代 完全体
必殺技 ヘルズグレネード:凄まじい破壊力のエネルギー弾を口内の銃口から発射する。
得意技 コクーンアタック:繭形態で敵に突進する。
ウィルススケーター
手足の長い蜘蛛のような姿をした完全体デジモン。
クリサリモン時の触手が進化した六肢を持ち、頭と手足を出した通常形態と、それらを体内に収納した繭形態をもつ。
繭形態になると、あらゆる攻撃を跳ね返すほどの防御力を得るが、軌道を変えられずに一直線にしか進めなくもなる。
強固なセキュリティをものともせずに突破し、あらゆるネットワークに侵入ができる。
インフェルモンがネットワークに放たれたら最後、世界は大混乱に陥るとされる。

名前の由来は英語で「地獄・業火」を意味する“inferno(インフェルノ)”。

旧名クモモン。*1
映画では手足を引っ込めた姿の高い防御力とスピードを生かし、グレイモンとカブテリモンを進化中に攻撃した。
劇場版では2段階進化をしたが、実はこの進化をしてしまうと本来の時より弱体化してしまうという隠し設定が存在する。
(近年、公式設定となった。)


◆アーマゲモン

究極の破壊で世界を蹂躙する邪悪の最終決戦体!
世代 究極体
必殺技 アルティメットフレア
口からすべてを破壊する巨大なエネルギー弾を撃ち出す。
デビモンの究極体、ダンデビモンが同名の必殺技を持つが関連性は不明。
ブラックレイン
全身から空に向けて大量の破滅のエネルギー弾を放つ。
放ったエネルギー弾は雨の如く地上に降り注ぐ。
とてつもない数のクラモンが集合し、融合して突然変異的に誕生した特殊なデジモン。
圧倒的に巨大な体躯と、インフェルモンのような六肢を持つ。
頭部は前方に伸びた他、小さいが鼻先に角も生えたことにより、ディアボロモン時代から受け継いだ曲った二本角も合わさって、ややグレイモン染みた形になった。

ディアボロモンが持つ「自らを大量にコピーする能力」は本来持っている能力を下げてしまう特性があった。
しかし、幼年期を大量に発生させ、1個体に凝縮・融合させることで、(能力を分散させるのではなく)ディアボロモン以上のパワーを得た。
復讐のためだけに誕生したためか、凶暴で凶悪な性格をしており、オメガモンをも越える力を持つ。
また、細胞の一つ一つがクラモンで形成されているため、ダメージを負って身体が破壊されても、目視できないほど瞬時に複写(コピー)を作り出すことで、超高速再生を行う。

映画では策によって現実世界に出現した大量のクラモンが集まって出来たデジタマから誕生した究極体。
ゲーム「デジモンストーリー ロストエボリューション」では究極体2扱い。
デジモン図鑑では「ディアボロモンの幼年期が大量に融合し、突然変異を起こし誕生した究極体のデジモン」と記載されている*2
カードゲームで初登場した際のフレーバーテキスト(Bo-430)では「大量のツメモンが融合して~」と記載されている。
誤植なのか、クラモンではなくツメモンでも融合が行えるのかは不明。(後者ができても、決しておかしくはない)

名前の由来は「(聖書世界観における)終末戦争」を意味する“Armageddon(アルマゲドン)”。


◆ディアボロモン(X抗体

世代 究極体
必殺技 スプーキーザッパー
コマのように回転し、巨大なツメと腕で切り裂く。
フェイタルゲイズ
全身にある12の瞳で見つめたデジモンのデータを吸い上げる。
リワインドアビス13(サーティーン)
隠された13の瞳が開かれるときに始まるカウントダウン。
カウントが0になるとデジモンを強制的に退化させる最凶最悪の呪い。
ディアボロモンがX抗体を取り込んだ結果、思考ルーチンが暴走し、自身が「全知全能の神」であることを体現するべく、電脳世界で破壊の限りを尽くす。
目的や自身が優位に立ち回るためならば、残忍かつ狡猾な罠を張るなど、手段を選ばない。
敵の前には尻尾を軸にヤジロベエのような佇まいで現れ、戦いでは奇怪な動きと軟体生物のような不可解な体勢から放つ攻撃で相手に生理的嫌悪感を与える。

「コマのように回転し~」という部分から、大道芸の一種「ディアボロ」の要素も入っている可能性もある。
なお、こちらのディアボロはスペルが“Diabolo”で、「悪魔」のディアボロとは無関係である。


【登場人物としてのディアボロモン系譜】

WSソフト『デジモンアドベンチャー アノードテイマー』

上述したように、ディアボロモンの初登場作品。
ただ、このゲームでは完全体・究極体のデジモンはほとんど特定のデジモンでチームを組んで戦うと閃く必殺技(ヴァリアヴル技)として出演。
ディアボロモンもその例に漏れず、ヴァリアヴル技として登場。(ピエモン×メラモンorブイドラモン)。
必殺技は「やみのちから」相手全員を空腹+ウンチ状態にする効果。

また、その際のグラフィックは、今よく知られている姿と異なり、無数の触腕が伸びた姿であった。
ただし、その触腕のある姿だが、完全な没デザインとも言えない。
というのも、『ウォーゲーム』時の設定画で、肩アーマーのハッチ状の部分が展開し、そこから触手が伸びているものがある。
そのため、今後の展開次第では無数の触腕が伸びた姿のディアボロモンが登場する可能性も否定はしきれない。


アニメ『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!

項目先を参照のこと。


PSソフト『デジモンワールド2』

育成可能デジモンの1体として登場。
ただし、進化系譜はいないため、オオクワモンがJP(ジョグレスポイント)20以上の場合にのみ進化可能。
野生の個体はクリア後の「グレート・ホール」に出現。ベタモン、ベタモン、ディアボロモンのコンビで登場する。
また、本作での「カタストロフィーカノン」は核ミサイルを打ち出す技になっている。
恐らく、映画で該当する技をディアボロモンが使用しなかった*3ため、技の詳細を誤認されたのだと思われる。

また、没技として「パラダイスロスト」と「マルチプライ」が存在していることが、データ上に確認されている。


PSソフト『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』

条件を満たすとインフェルモン、ディアボロモンがムゲンタワーに出現。
遊び感覚で世界の破壊を目論み、主人公に勝負を挑んでくる。戦闘BGMは映画を観た人なら鳥肌もの。

カードとしてもインフェルモン、ディアボロモンが登場。
いずれも属性は暗黒、レベルは「完」*4

ディアボロモンは暗黒属性らしい強力な攻撃力と高めのHPを持つ。
○攻撃「カタストロフィカノン」に関しては、アポカリモン(990)、ムゲンドラモン(980)に次ぐ値(970)。
△攻撃「テンタクルバグ」も威力720を誇り、これはアポカリモン(680)すら上回り、メタルエテモン(750)に次ぐ数値。
どちらの技を出しても相手に大ダメージを与えていける上、豊富なHPとそれを生かした「じばく」まで可能な、場に出れば非常に強力なデジモン。
反面、進化に必要なパワーもトップタイの70、一方このカードを生贄にすることで出せる進化パワーはゼロなので「重い」カードである。
また援護能力は『自身のHPを10にし、相手の属性は暗黒になる』という、自殺級のデメリットに対して残念すぎる効果。うかつに頼るとプレイヤーが襲われるということか。
全体として、上級者向けのカードであるといえよう。

一方、インフェルモンは「必要進化P20」という、驚異の軽さ。
その分、HPや攻撃力は控えめで、一般的なレベルⅣと完の中間ぐらいの性能。このカードを使って溜められる進化パワーもゼロ。
HPや攻撃力がほぼ横並びのヴァンデモン・レディーデビモン・ファントモン*5と比べた場合、インフェルモンは特に×攻撃の威力が低く「すいとる」もなく、他デジモンの援護能力やオプションカードを投入しなければ低いHPを補完できないのも弱点。
援護能力は『自分の山札から五枚捨てて、自分の攻撃力+400』。デメリットはかなり大きいが、全攻撃力をあげられるので使いどころを考えれば……。
映画同様のトリッキーな進化で相手をかく乱させるカード、と言えるかもしれない。


WSソフト『デジモンアドベンチャー02 タッグテイマーズ

まさかの最初のステージ、ファイル島の『ハカイのどうくつ』のボス。
隠しボスなどではなく、ストーリーボス。
なお、グラフィックは前作同様の多腕のものが使用されている。
ウォーゲームで倒されたはずのディアボロモンが突然復活した、というところからストーリーが始まるとはいえ、
成長期であるブイモンの「ホップアタック」や「ブイモンヘッド」で倒されるディアボロモンェ…。

…が、
「ディアボロモンは オマエをよぶタメの フセキに すぎん…」
「オマエと えらばれしコドモが えいきゅうに あいまみえぬように」
「それだけが コヤツの やくめだったのよ…」
その復活も、前作ラスボス、ミレニアモンの手によるものであったのだ。
なので、恐らくその弱さも意図的な物であったのだろう。うん、多分。


アニメ『デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲

項目先を参照のこと。


アニメ『デジモンテイマーズ

デジタルワールドの荒野で大量のクリサリモンが登場するが、ベルゼブモンの虐殺に遭う。
集合しインフェルモンに進化するも、最終的にはベルゼブモンに敗れる。

また、終盤にも大量のクリサリモンが登場。
またもベルゼブモンと戦っていた(戦う意欲を無くしたベルゼブモンをリンチしていた)が、クルモンの力により三体のディアボロモンに進化。
デ・リーパー掃討のために主人公たちに味方した


ゲーム『デジモンバトルクロニクル

プレイアブルキャラとして登場。声優はまさかの千葉繁
人語を話すという意味で声が付いたのは本作が初。
ゲームのシステム上、退化が存在しない固定形態モンスターとして参戦しており、長いリーチと飛び道具が強烈。


アニメ『デジモンセイバーズ

現実世界にあらわれたデジモンとしてケラモンが登場。クリサリモンに進化するも敗れる。
また、メルクリモンの勢力の偵察係としてクラモン、ツメモンが登場した。


アニメ『デジモンセイバーズ デジタルワールド危機イッパツ!』

2006年7月から約2年サンリオピューロランドで公開されていた3Dアニメ作品。
腕に赤バンドを巻いてる方のアグモンとガオモン、ララモン、クルモンがライドマシンに乗ってデジタルワールドの各地を巡る、というもの。
デジモン達のライドと、客のライドが連動して動く体験型アトラクションで使用された映像。
約10分弱の超短編で、現在では「とびだす!3D東映アニメまつり」としてDVDレンタルなども行われているため、気になる人はチェックしてみてほしい。

そんな、所謂チビッ子向けのアトラクションなのだが、『デジタルワールド危機イッパツ!』のサブタイは伊達ではなく、なんとその最後にアーマゲモンが登場する!!
アーマゲモンは周囲のデータを食らいつくし、ブラックホールを誕生させ、デジタルワールドの崩壊を企んでいた。

……ガチの危機過ぎね??

なお、そのアーマゲモンの企みは(クルモンの援護を得た)ジオグレイモンとガオガモンという成熟期2体の手によって、彼自身とともに見事に打ち砕かれたのであった。
チビッ子向けだし、ツッコミは勘弁してあげよう


アニメ『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち

ツメモンが登場。
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!のように次々に進化を繰り返し、インフェルモンにまで進化し、オメガシャウトモン達と抗戦する。
倒されると同時に自らをコピーする事でオメガシャウトモン達を苦しめる。

しかし、クロスアップしたアレスタードラモンの早すぎる攻撃にコピーが追い付かず倒されそうになるのだが…


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース

真田アラタがケラモンを連れている。
シナリオを進めるにつれてクリサリモン、インフェルモンへと進化していき、終盤のデジタルワールドにてディアボロモンに進化している。
デジタルワールド突入前にアラタより受ける依頼「少年A」にてインフェルモンからディアボロモンに進化するシーンがあるが、これをデジタルワールド突入後に攻略した場合、ディアボロモンになった後に一度退化した事になってしまう(退化も作中のシステムにあるので問題はないが)。


カードゲーム『バトルスピリッツ コラボブースター デジモン超進化!

バンダイのTCGバトルスピリッツとのコラボではケラモン~ディアボロモンの4形態がカード化。

本コラボに登場するのはデジモンアドベンチャーに出演したデジモン限定なのだが、映画にいなかったクリサリモンもしっかり登場する。
デジモン専用効果【進化】【超進化】と究極進化を再現した《煌臨》で成長期から究極体までの進化を目指すのがデジモンデッキの特徴だが、
ディアボロモンの場合はケラモンとクリサリモンそれぞれがインフェルモンに直接超進化し、そこからディアボロモンに究極進化するデッキとなっている。
カードの色は6色全てを持つ。シンボル自体は紫のみ。

ディアボロモンは劇中再現でデッキに何枚でも入れることができる特徴を持ち、
一体を場に出せればそこから大量のディアボロモンが場を埋め尽くすというデザイン。
コスト10の大型スピリットであるディアボロモンが増殖し続けるのはまさしく『ぼくらのウォーゲーム!』クライマックスそのもの。トケイヲモッテイルノハダーレダ?
事故率は高いが、デッキの構築幅が広く様々なカードとコンボを狙える独特なデッキ。

しかしディアボロモンは何枚でも入れることはできるが、同時にディアボロモンほどのデジモンがコモンカードなわけもなく、
レアリティはマスターレア(オメガモンのXXレア、パートナー最終形態のXレアの下。レオモンアポカリモンムゲンドラモンなどと同格)
簡単に言うと封入枚数が少なく、1箱買っても1枚出るかどうかというディアボロモンを大量にデッキに入れなくてはいけないという非常に矛盾したデッキになってしまっている。

具体的に言うと、相場はだいたい1枚1000円前後
XXレアのオメガモンが8000円前後、同じマスターレアではこの数ヶ月後に出たあらゆるデッキで3枚フル投入が望まれる「選ばれし探索者アレックス」というカードが2500円前後で単価こそそれらに比べると安いのだが、
アレックスを3枚入れると7500円、ディアボロモンのおおよその採用枚数基準である10枚入れると1万円。とまあ簡単に逆転してしまう。
流石に問題視されたのか『デジモン超進化!』の改訂再販版『Ver.1.5』ではパラレルイラストカードと通常イラストを同じ枠に封入することで、出現率を2倍に上げている。まあそれでも出ない時は出ないんだが。

イラストはどの形態も映画劇中をイメージした画風になっており、あの独特のオレンジ色の輪郭線とデジタル空間はファン必見。
なおクリサリモンもあたかも劇中にいたかのような描き方をされている。良かったネ。


『デジモンクロニクルX』

旧デジタルワールドとニューデジタルワールドの戦いの裏で暗躍するルーチェモンXに利用される形で登場。
ケラモンXからディアボロモンXへ一気に進化を遂げ、さらに7体に分裂した上で、各々がダークエリアの最下層コキュートスに転送されていた、無力化された七大魔王の肉体を取り込んだ。
作戦の成功を確信したルーチェモンXもディアボロモンの一体に取り込まれ、魔王の力を得たディアボロモン達はロイヤルナイツとの戦いに挑む。
当初は押されていたロイヤルナイツだが、徐々に巻き返しを図る。
だが、引いたところで戦況を見ていた1体のディアボロモンXが叫び、それに共鳴するように7体のディアボロモンXが再び一つに融合し、超巨大なデジモンへと変貌を遂げた。
そのデジモンの名は……、オグドモンX

というところで、ディアボロモンの出番は終了。


アニメ『デジモンゴーストゲーム

第61話「ヨミガエリ」において、大量のツメモン(とイビルモン)が登場。
本作では既に七大魔王紅一点や、伝説の十闘士の一画も登場していたため、『このまま最終形態まで…?』と予想した視聴者は多かった。

……が、本話の黒幕は更に予想を覆す存在であった。



追記・修正スル?

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最終更新:2023年11月24日 15:04

*1 ハチモンとの説も

*2 デーモン以外で唯一、デジモン図鑑で「超究極体」の記述がかかれているデジモン。誤植の可能性もあるにはあるが、超究極体クラスなのはおかしくはないスペックを誇るデジモンには間違いない。

*3 正確には使用しようとしたところを阻止された

*4 前作同様、完全体も究極体もレベル「完」として扱われてる

*5 特にファントモンは必要進化パワー30と、インフェルモンに次ぐ軽さ。