三島一八

登録日:2012/01/23 Mon 21:51:15
更新日:2024/03/20 Wed 20:38:28
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PXZ2 ※主人公です 「ドリャ、ドリャ、ドリャ、ドリャ」 ある意味被害者 おじさん とんねるず めんどくさくて大人気ない男 アンチヒーロー オッドアイ スタッフの歪んだ愛情 スニーカー スニーカーマニア スマブラ参戦キャラ ツンギレ ツンデレ? デビル デビルマン ドリャ ニヤリ ネタキャラ ファイターパスVol.2 ラスボス 三島一八 三島家の一族 主人公 主人公にして悪役 冷血なる支配者 冷血御曹司 冷血漢 加害者にして被害者 外道 山路和弘 復讐者 悪のカリスマ 悪役 悪魔より100倍悪魔な性格 愛すべき外道 最速風神拳 父親 篠原まさのり 純粋悪 被害者にして加害者 金持ち 鉄拳 鉄拳シリーズ 風神拳




……話にならんな。



三島 一八(みしま かずや)は『鉄拳』シリーズの登場人物。決して「いっぱち」ではない。

父は三島平八、母は三島一美。息子は風間仁、祖父は三島仁八。
風間準とは一応ではあるが夫婦関係になり、ラース・アレクサンダーソンは異母兄弟に当たる。

プロフィール

格闘スタイル:「三島流喧嘩空手」
身長:181cm
体重:76kg(1~7)、85kg(8)
血液型:AB型
国籍:日本(初代) 捨てた(2以降)
好きな物:親父の嫌がる顔(初代)、混沌とした世界(2)
趣味:スニーカー収集
仕事:親父の邪魔(御曹司なので金には困らない)(初代)、三島財閥党首(2)、G社の実質最高責任者(6~)
キャッチコピー:『冷血御曹司』『冷血頭首』

声優中田譲治(初代~TAG)
  :篠原まさのり(4以降)
  :白石涼子(少年時代)
  :山路和弘(OVA)


キャラクター概要

初代『鉄拳』の主人公。
平八や仁と並ぶ『鉄拳』シリーズを象徴するキャラクターの1人であり、『3』以外の全てのシリーズに登場。
名前およびキャラクターイメージの元ネタは作家の三島由紀夫と俳優・タレントの木村一八。

キャラクター紹介では最初に置かれている事が多く、『ストリートファイター×鉄拳』ではリュウと対になる『鉄拳』側の筆頭になっている一方で、三島家三代(四代)が揃った『5』以降は明確な主人公は設定されないこともあったり、三島一家が全員揃っていても仁がメインとして扱われる事が多かったり*1仁と平八は登場するが一八は登場しない等、主役の様に扱っていながら、ストーリー上の扱いは結構良くない方だったりする。
とはいえ「主人公」でなくとも「鉄拳の看板キャラ」としては常に一定の地位を保ち続けている。

格闘ゲームの主人公にしては珍しく、目的の為には手段を選ばない「力こそ全て」という悪人寄りの性格で、尚且つ金持ちというキャラクター。
従来の格闘ゲームにありがちなストイック・熱血漢・美形な主人公キャラへのアンチテーゼともいうべきキャラ付けであり、シリーズ初期はライバルポジションとして他の格闘ゲームの主人公っぽいキャラであるポールが配置されていた。それが理由かは不明だが一八が不在の『3』にてポールはオッサン化すると共に一気にギャグ方面に舵を切ったキャラと化すことになった。

いわゆるダークヒーローという訳でも無く、劇中で行っている所業の数々は完全に悪役その物
尤も、平八同様に一般的な価値観からは外れた英雄、傑物的な人物という立ち位置であり、初期設定では(デビルの存在も含め)時代毎に現れる革命をもたらす魂の転生という神秘的なキャラ付けもされていた。

『2』では主人公となった平八と入れ替わるように*2キャラ性能も殆どそのままボスキャラ化したことで話題となった。
この時、生物兵器を製造したり、北海道を独立国家にする準備を進めていた。
ボスキャラバージョンの紫タキシードはここからの登場。

シリーズでは『3』のみ登場せず、息子・仁が主人公であった。
また、ストーリー自体もここで19年の時間が空いて『2』以前の初期2作から世界観が大きく変化することに。
結局、ゲーム中では登場こそしなかったものの、家庭用『3』にて生存は示唆されていた。

集大成にしてお祭り的作品である『鉄拳TAG』にて同じく『3』の時点では生存不明*3となっていたキャラと共に再プレイアブル化。
家庭用のOPではメインに据えられており、実質的な主人公扱いであった。

そして、次の正式なナンバリングとなった『4』にて公式にも生存が確定すると共に、 再び主人公として復活したが、ストーリー的には平八と仁の噛ませ犬 となってしまった。
しかも、実は ゲーム内の一八のエンディングとパチスロの一部演出を除き、仁には正式に勝った事がほぼ無い

復活以降は平八、仁と並ぶ主役級の扱いなのだが、仁が「『鉄拳』待望の正統派主人公」、平八が「『鉄拳』の象徴たるボスポジション」だったので、復活以降は微妙に扱いが悪く、影も薄くなった。キャラ性能は安定して高いのが救いだったが。
しかし、仁も純粋に正義側と呼べないポジションになったので、今後はどう転んでいくかは解らない(とは言え、完全に悪事を働くポジションでは無く、自分の行動の責任を取ろうとしているだけ大分マシだが)。

『7』にも最初から登場。コスチュームはこれまでの胴着、紫の燕尾タキシードから黒コートを纏ったスタイルに。
動きに合わせてなびくのでとてもカッコいい。
そして、当初から親子喧嘩の完全決着が予告されており、ストーリーでは遂に二十余年越しに公式に平八にリベンジを果たした。
また、2022年に実施された公式人気投票でも一位に輝いており、後述の『スマブラ』参戦も含めて名実共に『鉄拳』の顔としての復権を果たしたと言ってもいいだろう。

続く『8』でももちろん登場。仁が正統派主人公に返り咲いたので、一八も完全な悪役ポジションに戻っている。

デザイン

胸の大きな傷、赤い左目が特徴。
額は後退していないが、三島家の常で堅そうな髪質で尖った頭をしている。
『初代』~『TAG1』と『4』~現在まででゲーム内の設定に応じてデザインポイントに変化がある。

初代から刻まれている胸の傷は、壮大な親子喧嘩のきっかけとなった、子供時代に平八に崖に突き落とされた時に負ったもの。
左目が赤くなったのは、『2』で平八に火口に落とされた際にデビルの力で生き延びて『4』で復活して以降で、胸の傷以外にも全身に無数の火傷跡が刻まれている。
ポールやロウとは同世代だが、普通の人間ではないので実年齢通りに老化しているのかは不明。

甲には丸型の鋲が三角配置で打ち付けてある*4赤いグローブは『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場するスタープラチナが元ネタである。
……というかそもそも初代のデビル一八はモロにスタプラのパクリであり、そこからグローブ以外のスタプラ要素を引いたのが通常時と言った方が正確かもしれない。


デビル一八

一八はデビルの力を有しており、力を解放すると翼や角、額に第三の目を有した禍々しい姿「デビル一八」と化す。
息子である仁にも受け継がれているものの、仁はデビルの力を持て余している節がある一方、一八はデビルの力をほぼ完璧に使いこなしている。
元々デビルの力は、時代毎に転生する一八の魂に根付く運命の力であり、デビル化も宿主が任意に変身するわけではなく、倒れた一八から逃げ出したデビルの力が宿主の姿を模って具現化し、プレイヤーと戦うという設定であったが、後に改変されていった。
……エンジェルどこ行った。*5

尚、家庭用『2』のEDでは一八がデビルを倒す描写があったり、『4』のEDでデビルの意志を自身の意思で屈服させてイニシアティブを獲る描写があるため、本来の一八とデビルは個別に自我を持っている模様。*6
ただし正史的には『4』で仁のデビルの力を奪おうとして失敗し、動揺したところを一八に抑え込まれてしまい、そのまま一八の自我と一体化した事で、デビル自体の意志は消滅している。
以降デビル一八は別キャラではなく一八のフォームチェンジとして扱われており、一八もデビルの力を自由自在にコントロールしている。
また、デビル一八が単独のキャラクターとして使えるのは『2』『TAG』のみ。
『TAG』でデビルと組むと他キャラのように交代して入れ替わるのではなく自身の「変身」によって切り替わる演出がなされる。

性能

伝家の宝刀『(最速)風神拳』を始め、カウンターヒットで崩れを誘発するホーミングアタック『忌怨拳』、2から登場したノーマル・カウンター問わず崩れさせる『魔神拳』、二択を迫れる『奈落』など優秀な技を多く持つ。
特殊な構えなどは持たず、レバー入力の練習は必要だがシンプルな戦い方ができ、初心者にもオススメできる。

確反も優秀で、発生の早い『速疾號打』や『絶影拳』が頼りになる。

反面、『最速風神拳』を出せないとコンボの火力が低い為、対人戦においては『最風』の修得がもはや必須といえる。100%でなくても、8〜9割は出せるように練習しよう。ドリャ

また初心者にもオススメ出来ると言ったが、いわゆる『出しとけ技』が非常に少なく、相手との間合い、残り体力、ラウンド数等状況を的確に判断して技を出さなければ勝ちには結びつき辛いキャラクターでもある。
『TAG2』『7』では特殊コマンド「7WP」、『8』ではヒート状態で『デビル化』することが可能。
コマンドでのデビル化についての詳細は後述。

主要技

レバー方向はテンキー表記、Nはニュートラルに戻す

風神拳』 6N23RP
ご存知伝家の宝刀であるアッパーカット。
3とRPの完全同時押しでドリャこと『最速風神拳』になり性能が上がる。
一八には『霧足』という特殊ステップが存在し、こちらからも『最速風神拳』を出すことが出来る。(通称『霧足最速風神拳』)

『閃光烈拳』 LPLPRP
三島おなじみの10F確反。
3段目は中段だが、ガードされると-17Fなので2段目までのヒット確認は忘れずに。

『踵切り』 3RKRK
一八の数少ない、とりあえずで出せる技。「風神ステップを見たらしゃがむ相手」に、ステキャンして出すことで立ちガードをさせることが出来るので最風・奈落の布石として使いたい。
2段目をディレイで出すこともできるので初段をガードされても2段目が刺さることがある。

忌怨拳(きえんけん)』 3RP
中段のホーミングアタック。元々はホーミングではなかったが、TAG2にて付与された。
発生14Fという発生の早さとカウンターでコンボという性能から主に相手の暴れ潰し等に使われ、カズヤを使う上で重要な技のひとつ。
詳細は後述するが「忌怨風」というテクニックもある。

『ダブルアッパー』 立ち途中LPRP
立ち途中に出すことが出来る、発生13Fの『最風』と対になる一八の浮かせ技。立ち途中の浮かせ技の中ではもっとも発生が早く、相手の上段をしゃがんでからの反撃や、-13フレームの下段に返せれば相手にリスクを負わせることができる。

『魔神拳』 立ち途中RP
こちらも立ち途中で出せる。
ガードすれば貫通しない下段※をガードした際にほぼ確定し、ヒットすれば魔神やられを誘発。
しかし、ガードされると-18Fで大幅不利。
TAGではタッグチェンジ対応。
※ここで言う貫通とは、ガードしてもモーションが途中で止まらない事を指す。そういった技は基本的にガード時の不利フレームがかなり重い。

六腑閃烈脚(ろっぷせんれつきゃく)』 3LPRK
左アッパーである六腑砕きからの派生の一つ。2段目が上段なので相手のしゃがみに注意。
TAG2までは始動でヒットすれば獅子斬り包丁(1RP)でバウンドさせてコンボに行ける。
最新バージョンの7ではバウンドに代わる新たなやられモーションのスクリューを誘発する。
崩れ誘発からの貫乱烈洸出し切り(LKLPRK)or2段止め(LKLP)>これ>奈落旋風…はよく見られるコンボ。

また、7FRでは壁コンパーツとしても使われている。
よく見られるのが、「壁ヒット~風ステトゥースマ(6N23NRK)>六腑閃烈脚(3LPRK)>忌怨拳(3RP)or絶影拳(WP)」というレシピ。

魔鐘楼(ましょうろう)』 4RK
TAG2で存在した『撥蜷局(はねとぐろ)(4RKLP)』と入れ替わる形で追加された新技中段。モーションはデビル仁の『鬼鐘楼』とほぼ同じ。
カウンターで『左踵落とし』と同じコンボが入る。『忌怨拳』に比べると発生は遅めだがダウン状態の相手に当たるほどの判定を持ち、さらにガードされたときの不利も少なめ。数少ない一八の強気に振っていける新しい主力。

7FRでは同コマンドに新技の刃閃風(じんせんぷう)が充てられ、魔鐘楼は66RKにコマンドが変更された。

『デビル化』 7WP
試合中にデビル化する。
デビル化するとインフェルノ等のビームが使用可能になり、一部技のモーション・性能が変わる。
例:バウンド誘発の六腑凶襲拳が浮かせ技のデビルアッパーに変更、雷神拳ヒット時に9入れで空中投げのヘブンズドアへ派生可能…他
7ではレイジ状態になると発動可能、発動するとレイジは切れるが。
強引な割り込みで相手の体力を一気に吹っ飛ばす事も可能なレイジアーツ・割り込みには使えないがダメ押しの一手として使えるレイジドライブと、状況によってどれを使うかで迷わないようにしたい。

『レイジアーツ』 レイジ中に3WP
始動モーションは魔神閃焦拳(6WP)、ヒットすると演出へ移行。
最風で相手をカチ上げ、落ちてきたところをインフェルノで撃ち抜く。

『レイジドライブ』 レイジ中に6N23LP+RK
その場で雷神拳を繰り出し、ヒット時にレバー9入れでヘブンズドアへ派生できる。
基本的にはスクリュー誘発後の締めに使うが、ガードされても反撃を受けにくいのでぶっぱも選択肢に入る。

忌怨風(きえんふう)
一八のテクニックの一つ。
『忌怨拳』はカウンターヒットすると、崩れやられを起こす。
この崩れやられは13Fの間地上判定となっており、この13Fの間に『霧足最速風神拳』を当てると相手を浮かすことができる。(通常の最風では間に合わないため、霧足最風でやる必要がある)
忌怨拳カウンターと最風という高ダメージの技でコンボを始動するため、「忌怨風が決まれば試合が決まる」とまで言われる、一八の必殺技である。

主なカズヤ使いプレイヤー

※数多くいると思いますが、一部のプレイヤーを紹介しています。

  • 二代目メンストリュウ

5DR~6BRの頃にかけてその名を轟かせた三島使い。反応の良さを活かした防御力と師である初代メンストリュウ仕込みの暴力的な攻めが特徴。
TAG2中盤あたりからはプレイしなくなってしまったようだが、それでも今でも時折名前が挙げられるほどその強さは多くのプレイヤーに衝撃を与えた。

  • ミシマスター

二代目メンストリュウと同時期に活躍したプレイヤー。切れ味鋭い最風は多くのプレイヤーを魅了した。
ちなみに現在はバンダイナムコ勤務で、鉄拳シリーズの開発にも携わっている模様。
イベント等でもレジェンドプレイヤーとして姿を見せることもある。

  • Knee

言わずと知れた韓国最強プレイヤー。4時代から活躍している。メインはブライアンだが、カズヤ(というか全キャラクター)をほぼ完璧に使いこなす。

  • ケイスケ


大乱闘参戦



GET READY FOR THE NEXT BATTLE


2021年6月のニンテンドーダイレクトにて『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』への参戦が発表。
名前は鉄拳を知らない人が読み間違えるのを防止する為なのか、カタカナの「カズヤ」名義となっている(そもそも漢字表記のファイターは勇者しかいない。ただしスピリットは本名で登録されている)。『PROJECT X ZONE 2』でも同様の処置がとられており、あっちに至っては「仁」に「平八」と漢字が並ぶ中1人だけ「カズヤ」なので違和感が凄い。
世界売り上げとe-Sportsシーンでの知名度的には納得の選出と言えるが、鉄拳自体が任天堂ハードでの発売がかなり少なく*7
国内ではマイナージャンルとなった3D格闘ゲームのキャラクターという事で驚きの声や、そもそもキャラクター自体を知らないファンも多かった。
また平八のMiiコスチュームが既に配信されている事や、ディレクターの桜井政博氏が過去に「鉄拳をスマブラに落とし込むのは難しい」と語っていた事から、国内外含めても予想出来た人は少なかった*8
桜井氏曰く、「鉄拳は間合いのゲーム、スマブラは座標のゲーム」。

バンダイナムコゲームズのファイターとしてはパックマンに次ぐ二人目。(元々鉄拳プロジェクト側からも一部スタッフが参戦していたこともあり、)
for』の頃に平八を参戦させる事を考えたが、前述の通り、当時は落とし込みが難しく断念した過去があった。
今作では任天堂側からの「鉄拳」キャラクター実装の要望があり、改めて検討した所、
一八の持つデビルの要素ならファイターとしての個性に繋がるとして、今回実現に至った経緯が桜井氏の口から語られている。
とんちの答えで飛行可能な吉光やアリサ、ジャックシリーズが選ばれていたらどうなっていたのか

リュウ、ケン、テリー、ミェンミェンに続き5人目の格闘ゲームからの参戦キャラ。リュウとケンとは過去に『ストクロ』等、テリーとは『KOF AS』で共演した実績がある。ファイターでは無いが同じ3D格闘ゲームであるバーチャファイターの結城晶や、非格ゲー出身のクロムルキナとも『PXZ2』以来の共演。

PVでは冒頭からガノンドロフを三島家伝統の崖からのポイ捨てで葬り、その後もキャプテン・ファルコン、ピット、ミェンミェン、マルスを次々に崖から投げ捨てていく。最後はカービィの頭を鷲掴みにして落としてみたが「ちゃんと落ちたよな…?」とでもいうように崖下を覗き込む姿と、それを尻目にホバリングで無事に崖上に復帰していくカービィが笑いを誘った。
なお、カービィ以外の投げ捨てていたファイター達はみんな鉄拳シリーズの他のキャラクター達を意識した人選になっている。
バトルシーンでは原作さながらの長いコンボや、最後の切りふだでデビル化からのビーム「ファイナルブラスター」を放つ姿が確認された。
各種Bボタン必殺技によっても瞬間的にデビル化するが、テリーのGOサインやセフィロスの片翼と違い、ダメージ蓄積してレイジ状態になっても常時デビル化はしない。
この瞬間的な翼も生えるデビル化が原作設定で可能なことが父や息子を差し置き参戦出来る要因となったらしい。

性能としては一撃の火力が重いパワーファイター。投げ単発でも30%を稼げたり、基本コンボ1セットで50〜60%を叩き出し、最風コンボで0%から即死までやってのけるなど、何かが刺されば一瞬にして試合をひっくり返す破壊力を秘めている。
格ゲーファイターの特権である自動振り向きも完備。また原作再現として、最風以外はヒットストップが無く、吹っ飛び抵抗がしにくい仕様になっている。
反面、動作が非常に重くリーチも短い。バーストに使える技がいずれもスキが大きかったりクセの強い物が多く、火力は稼ぎやすいがバースト難にも陥りやすい。
原作再現でコマンド技が他の格ゲー出身ファイターの比にならないほど数が多く、通常技が全ファイター中最多。最風などF単位での入力を求められる基本テクニックも健在で、かなり上級者向けのファイターとなっている。それ故に本当に上手い人は壁とやってろレベルで理不尽ムーブをかましてくる。
防御面では体重が重め・常時一部の百烈攻撃に対しスーパーアーマー状態なのでぶっ飛ばされにくいが、ジャンプの軌道が緩やかにフワッと浮くようにゆっくりと飛ぶ事や、復帰に使える横Bや上Bは一度のジャンプでどちらか片方しか出せないため、適切な撃墜拒否や崖外復帰が出来ないと簡単に復帰阻止されてしまう。
体重は原作設定と逆転しテリーより重くなったのは内緒

モーションは原作(『7』基準)を忠実に再現しており各種通常技や投げはほぼ原作そのまま、10連コンボや最速風神拳も実装されていたりとかなり力が入っている。

また勝利ファンファーレのBGMはスマブラ史上初の無音
代わりに『7』でナレーターを勤めているJosh Keller氏が「Kazuya Mishima wins.」と言ってくれる。
勝利ポーズは『初代』『5・6』『7』の物が使われている。

SPの高レベルCPU、特にDLCキャラのそれは過去作や非DLCキャラのものに比べ手ごわいのだが、その中でも一八のレベル9CPUは特に強いことで有名。
CPUであるがゆえのコンボ・操作精度と一八の攻撃性能合わさった結果異様な火力を持つのがその理由。最風は当然としてそこからのコンボもキッチリ決めてくる。即死コンボも当たり前のように完備。
その強さたるや海外スマブラ大会でレベル9CPUカズヤを出場させたところ1回戦を突破するという伝説を打ち建てたほど。
防御面はCPU相応だし慣れたプレイヤーのの人操作とは比ぶべくもないのだが、CPUと舐めてかって2回触られて死ぬプレイヤーは後を絶たない。

参戦記念絵はバンナムの鉄拳開発部署が担当。内容は一八がリュウの胸倉を掴んで崖外に落とそうとするのを任天堂のキャラクター達が静止を試みようとする物。一八の所業にドン引きしているピーチ姫など中々見られない表情をしているキャラクターも多いので必見。

余談だが、上半身裸で凄い大胸筋を持つ一八の参戦により、直近に参戦した同じく上半身裸になり逞しい胸筋を持つ片翼の堕天使存在そのものがCERO:Aギリギリな巨乳とエロさを持つ天の聖杯と並び、
「また巨乳か」と一部でネタにされてしまったりもしてる。
なお、片翼の堕天使とそのライバルとは共に初代PSを最初期から支えた作品の出身で、発売元の会社が後に他社と合併しているという謎の繋がりがある。

余談

  • デフォルメ一八
1997年に登場したアーケードゲーム『アブノーマルチェック』のデモ画面にデフォルメされた姿で登場。
単なる茶番劇ではあるが、そこでは平八のことを「父ちゃん」と呼ぶ珍しい姿が確認できる。
みんなでワイワイ遊ぶゲームの解説役として何故この2人が採用されたのかは謎


  • 地獄門(スマブラ)
コマンド投げの一つで、相手を掴んだ後に反対側に蹴っ飛ばす技。
そこまで強い技というわけでもないのだが、スマブラに参戦したときにこの技がスマブラカズヤの代名詞になるレベルで大化けしたのが有名。
というのも高めの威力に加え、相手を真横に近い角度で吹っ飛ばす*9投げとなっており、これがスマブラのシステムに噛み合いすぎてかなり復帰しづらい技として機能しているため。
復帰の弱いキャラ相手だとこれだけで地獄送りに出来る凶悪性能から崖際ガン待ちするカズヤが発生したほど。



追記・修正は最風をドリャしてからお願いします。

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最終更新:2024年03月20日 20:38

*1NAMCO×CAPCOM』、『PROJECT X ZONE』、『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』等で主役キャラ達、特に格ゲーシリーズの主役達と並び立つのは仁

*2 設定的にも初代で平八から党首の座を奪い取っている。

*3 『3』のラスボスである闘神の使う技等から、かなりのキャラクターが殺されたと思われていたが、後のシリーズにて殆どのキャラが復活しているので、寧ろ誰を殺したんだという話である。

*4 ボウリングのピンを上から見た図をイメージすると分かりやすいか。

*5 『2』のデビルの2P時の姿。デビルの別の側面、或いは見る人によって天使にも見えるデビルの姿。後に設定を補完されると共に本人が登場することになったが母親の一美の魂等とも予想され、準の魂と関連付ける予想もあった。『TAG2』では完全なる別キャラとなり、性能も単なるコンパチキャラ。

*6 4で平八はデビルに意識が切り替わった時に別人と認識して狼狽していた。

*7 今まで三作品のみで直近がWiiU版の鉄拳TT2。さらに言えばスマブラSPの中で、Switchで原作シリーズが出ない最後のファイターになってしまった。

*8 その為、当時バンダイナムコゲームズから一体来るなら、テイルズオブシリーズの誰かとの予想が多かった。

*9 スマブラ的に言うなら超低ベクトル