神田強(龍が如く)

登録日:2012/02/19(日) 18:17:29
更新日:2024/04/26 Fri 21:39:03
所要時間:約 5 分で読めます






「そんなに桐生に跡目渡したいっちゅうんやったら…いっそのこと俺が桐生の首取ったるわ!」







神田 強(カンダ ツヨシ)とは、『龍が如く』の登場人物。
声は当時のお笑い芸人、宮迫博之が担当。『ONLINE』では諸事情(後述)により声優の武虎が担当。



【人物】
東城会若頭補佐であり直系団体、錦山組三代目組長。

『2』における東城会と近江連合の抗争の終結後、二代目組長新藤浩二を失った錦山組を継ぐ。
ちなみに桐生とは沖縄に行くまで強姦罪で刑務所に服役していたため面識はない。

典型的な脳筋・体育会系で、部下は疎か目上の人物にもケンカを吹っかけようとするなど、性格は極めて短気で粗暴。
直系組長の中でも徹底した武闘派路線を貫き、弱体化した神室町全体のシマを飲み込もうとしている。
また、直系団体白峯会の会長、峯義孝を極道の世界に引き入れたのも神田であり、峯の兄貴分とも言える。
しかし神田はそれを良いことに、財力豊富な峯から度々金をたかっており、峯には疎まれている。
もっとも、峯からすれば極道の世界に入るために口利き出来る人物であればぶっちゃけ誰でも良かったので、恩もクソもないのだが。

丸々と太った体躯とスキンヘッドが特徴。
いつも裸の上半身にそのまま背広を着ており、背中から胸にかけておたふくと天女の刺青が彫られている。

錦山組には錦山が組長だった時代から所属している古株だが、その頃は鉄砲玉にもならないと言われるほど取るに足らない存在だった。しかし、知り合いであった峯を極道の世界へ引き入れ、多大な利益に貢献したことから現在の地位を得た。





【活躍】
『龍が如く3』で新幹部として登場。
初登場シーンは、事務所の奥の部屋でなにやらギシアンしていたり、組員達に一人ずつビンタをかまして活を入れたり、東城会の跡目を狙って戦争起こす気満々だったりと、いかにもこれから何かやらかしそうなキャラクターとして現れる。

初代組長の錦山、二代目の新藤が桐生に倒されている事で錦山組のメンツが潰されたと思い込んでおり、桐生を錦山組の敵として憎んでいる。(実際のところ、錦山は自身が起こした過ちのケジメをつけるために自ら命を落とし、新藤は私利私欲で組を滅茶苦茶にしたことに激昂した大吾に倒されている。)
その事から幹部会では、何者かに銃撃され意識不明の重体、更に入院先はトップシークレットとされる大吾の埋め合わせとして東城会に桐生を呼び戻す事に猛反対。
議題の内容を組の立て直しから跡目の話に無理矢理替えて、自分が桐生の首をとって東城会のトップに立つと宣言する。

この時ばかりは、東城会若頭の柏木さんも「何言ってんだこいつ…」と思っただろう。



そして神田は戦争の準備として錦山組若頭の長谷部に、神室町のホストクラブ『スターダスト』を拠点として買収するよう命じる。

しかし丁度その時、桐生が神室町に戻ってくる。
そしてスターダストの騒ぎを聞きつけた桐生によって長谷部は叩きのめされたのだった。

そのすぐ後に、ミレニアムタワー襲撃事件によって哀れ柏木さんが命を落とす。
この事件の犯人を探す桐生はホテル『赤レンガ』に居た神田に接触する。

しかしいきなり現れた桐生に焦った神田は部下を呼び出して逃走。
スイートルームに追い詰められた神田はプールに身を隠し、桐生に不意打ちをかけて直接対決を挑む。
この時の神田は通称海坊主と呼ばれている。






ちなみにバトルが始まってみると、このプールの深さが足首位までしかない事が判明。
神田は一体どうやって体全身を沈めて身を隠したのか…?

桐生に挑みかかった神田だったが、その実力差は歴然。
神田は桐生に敗北した。




その後、神田は峯の事務所に居座っていた。

桐生に負けた屈辱でかなり苛立っており、その腹いせとして数十億ものする峯のコレクションの数々を次々と破壊し出す。
挙げ句、桐生に報復したいからと、峯に構成員と金を寄越せと強要するが……

高価な品々を平然と破壊する彼への怒りや、そもそも既に愛想尽かしていたことで、峯は拒否。

神田は逆上して峯に殴りかかるが、峯の圧倒的な強さに逆にボコボコにされる。
そして最期は、峯の部下達によって殺害された。





神田の死体はケジメとして、切断した頭部をアタッシュケースに入れられ、峯によって桐生の元へ運ばれたのだった。(通称神田.zip)

こうして、錦山から3代に渡って続いた錦山組は消滅した……。



【戦闘】
大振りな喧嘩技で戦う。
カウンター等を駆使するが、さほど強くはない。
しかし神田の戦闘スタイルの最大の特長は、ステージ内に豊富に設置されているオブジェクト武器を使用する事にある。

オブジェクト武器を手にしている時の神田はヒート状態となり、桐生の攻撃にも全くひるまずに武器を振り回すため、非常に厄介。
バトル開始時にオブジェクトを速やかに破壊しておくといい。

ヒートアクションも所有し、壁にはめ込まれた巨大な円盤を引っこ抜いて殴りかかる『ぶっこ抜きオブジェアタック』を使用。
発動後も円盤を武器として使用する。
ちなみにこの戦闘では『回転ベッドの極み』という限定ヒートアクションが存在する。
これは、カウンターにしがみつく神田を無理矢理ひっぺがして回転ベッドの上に放り投げ、その上で神田にロメロスペシャルを決めるというヒートアクション。

…なのだが、ひっぺがす時の絵面が明らかに……


\ アッー /



ご丁寧にも画面がピンクがかっている。
何考えてんだスタッフ…



『IF7』にも『欲望の巨人』として登場。
最初は小人サイズの神田が現れ倒される度に一回り大きくなって出現し、最終的に2mを越す巨体となって現れるという、これまたネタに満ち溢れた戦闘となっている。





そして神田の驚愕の事実が判明する。
劇中に登場する錦山組構成員から、実は神田が大柄な女性にマッサージするのが好きな指圧フェチである事が明かされる。もっとも、構成員からは理解し難い趣味としか見られておらず、その趣味に付き合わせる事に関して内心不満を抱かれているが。

つまりは初登場シーンのギシアンもただ女性にマッサージしていただけで、強姦罪で捕まっていたのももしかしたらマッサージしようとしただけなのかもしれない…。


……ただし、先述のバトルスタイルからも分かるように、神田は膂力だけなら桐生以上のものがある。
こんな奴に似非整体をやられた仕舞には体に変な後遺症が残る可能性もある。*1
が、実は神室町で明らかに神田の素人マッサージを受けた被害者と思わしき人物が「身体の凝りが取れた」と話しているシーンを聞き出せる為、割と素人施術としては腕があった疑惑すらあったり



龍が如くはまったく惜しい人を亡くしたものである。

これだけインパクト(ネタ的な意味で)ある人物にもかかわらず「維新」への登場はできなかった………と思いきや、バトルダンジョンの隊士としてこっそり登場を果たした。

そして『3』から月日が経って、今度は宮迫氏が声優とモデルを務める「南雲剛」が『6』にて発表された際は、シリーズファンが爆笑に包まれたのであった。
しかも何の因果なのか、弟分のキャラの声優とモデルは神田.zipの中身を見てえずき、同じく『3』で屈指の人気キャラである島袋力也を演じた藤原竜也氏。
この配役は狙ったわけではなく、双方の声優としての実力から再度オファーを掛けたらしい。
…キャラの「つよし(強と剛)」繋がりは狙ったのかもしれないが。

ニコニコ生放送での発表においては、視聴者が余りにも神田の名前を連呼するため名越氏が紹介ムービー終了後に「神田じゃありません」と苦笑する一幕もあった。


【龍が如くONLINE】
2019年7月末開催のイベント「峯義孝という男」でイベント報酬として実装。
ただし前声優の宮迫博之が先月前の不祥事により降板。声優は武虎へ引き継ぐ形に*2。『ONLINE』の声優交代はかなり異例。
同イベントでは出所直後からが峯の人となりに並行して描かれる事となり、彼なりに峯を兄弟分兼右腕として可愛がっていた様子が描かれた。
そのイベントシナリオによれば出所直後で金欠に喘いでいるところで峯と出会い、金欠でソープにいけず道に迷っていた女性を襲うとするなど本当に強姦罪で御用となった事が示唆されるが、
峯の窮地を車で包囲網に突っ込んで救っており、他にも極道の世界に足を突っ込んで日の浅い彼に仁義を教え、他の組の買収には親への仁義という点から失敗するのではと危惧する等、『3』本編中のように頭に血が上った状態でなければ極道の常識を弁えた性格であるとバックグラウンドが補強された。
実際、買収行為そのものは東西抗争直後で東城会全体が弱体化していた事も加わって半ば黙認はされていたが、買収絡みの揉め事が増えていくにつれ大吾に直接警告される事態にまで発展、中断せざるを得なくなったのでこの危惧はあながち間違ってはいなかった。

東西抗争後、代行こそいるが事実上の空席状態が続いていた錦山組三代目組長の椅子を巡り、代行と神田及び峯の間で水面下の内部抗争が勃発。
最終的に神田が自身の持つ武器密輸ルートを代償に代行を嵌め、三代目の椅子に座ることになったが、上納金輸送中に代行勢力に峯と共に襲撃され窮地に陥り、
嘗て峯を救出した際に自分が口にした「兄弟分の危機には命がけで助けるのが仁義である」という趣旨の言葉をもう一度口にし、あろうことか峯を敵の真っ只中へ突き飛ばし、自身は上納金を抱えて逃走し幹部会に出席するという行為に出る。
この結果、峯は長時間暴行を受け、神田自身は神田の様子を不審に思った大吾に問い詰められた挙げ句経緯を白状し、
大吾は上納金を峯の身代金として代行へ差し出すが頭に血が上っていた代行が峯に発砲、咄嗟に峯を庇って負傷し1日入院する羽目になる。
退院直前、流石に不義理を感じたか後ろめたかったのか、それともゴマすりが目的だったのかは不明だが、神田は大吾の見舞いに訪れたが峯が先客として訪れていた事に動揺しつつ峯を言葉で持ち上げるが、
この一連の騒動で一時は神田に着いていく事を思案していた峯は神田を完全に見限り、大吾への信頼が狂信めいたものへと暴走する事となった。

【龍が如く維新極】
中村半次郎として登場。声優は『ONLINE』と同じく武虎氏。田中新兵衛役の新藤とは同じ道場で兄弟分らしい。
設定の関係上、忠誠を誓っているのは西郷隆盛である郷田龍司なのだが相変わらずの濃い言動であった。




おぅ峯!お前んとこのWiki篭もりこっちにまわして追記、修正させろや!!

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最終更新:2024年04月26日 21:39

*1 一応本人は指圧が出来ればいいのでガタイのいい頑丈な女性を好む傾向にはあったようだが。

*2 芸能人でキャストしたキャラクターは基本、ゲーム内に使われた音声のままで実装するが神田強のみスタッフが緊急で武虎に収録したと見られる。