シーアーチンロード(超越生命体)

登録日: 2011/07/31 Sun 23:17:22
更新日:2022/05/21 Sat 00:57:51
所要時間:約 4 分で読めます





●シーアーチンロード(Seaurchin Lord)

シーアーチンロードは『仮面ライダーアギト』の登場怪人。

殺害された涼が薄れゆく意識の中で回想した、ある夏の日の思い出を描いたVol.28に1種1体が登場した。

(いい意味で)ウニに見えない。
ぶっちゃけムチャクチャカッコいい

ウニというよりかはオニか悪魔のよう。

そのカッコ良さでアンノウンの中でも屈指の人気怪人であり、担当したスーツアクターさんからも評判が良く、アクションをヒーローっぽくしたほど。
一話のみの出演が実に惜しい。



【各個体の解説】

◆エキヌス・ファメリカーレ(飢餓の雲丹)

種族:超越生命体(使徒)
通称:シーアーチンロード
身長:206p
体重:145s
専用武器:深淵の菱
能力:標的を飢餓状態に追い込む
殺害方法:標的を深淵の菱で打ち抜き、瞬間的に餓死させる。

ウニに似た超越生命体で、平成ライダーシリーズでは初となるウニモチーフの怪人でもある。
固い外皮と全身から生えた棘が特徴で、ウニらしく水中から出現していた。

遠距離から専用武器である深淵の菱(手裏剣)を放ち対象を飢餓状態にする「不可能殺人」を行った。


本エピソードに於ける涼と並ぶもう一人の主人公である浅野一輝少年の両親(父親)を殺害したアンノウンであり、その遺児である一輝少年をも狙って暗躍した。

劇中ではAパートでアギト(翔一)と、ラストではギルス()と交戦。
アギトとの戦いではライダーキックを深淵の菱で相殺する活躍を見せている。

最終的には一輝を守るべく、追い詰められ乍らも必死の抵抗を見せた涼に、必殺のギルスヒールクロウを受けて撃破されている。

尚、この戦いでは涼が戦っていると云う印象を深めるためか生身の涼自身が戦う描写や、ギルスレイダーが自走すると云う珍しい描写がある。



【劇中の経緯】

死にゆく涼の回想……と云う物悲しい舞台設定で描かれる外伝的エピソード。

ある夏の日、涼が出会った乗り物(バイク)好きの少年は黒い服の男達に追われていた……。

「今がウソになる位に遠くへ行きたい……」

そう語る少年……浅野一輝に自分と似た物を感じた涼は、この数ヶ月で自らの身に起きた数奇な運命を回想しつつも

「何処へ行ったって同じだ。今はウソになんかならない……」

と厳しく諭すのだった。


逃げ切れない事を判っていながらも、それを認めようとしない一輝に敢えて厳しい態度で臨み、自らにそれを認めさせようとする涼。

一輝に逃げたいと思った事はあるかと問われ、「それを聞いたらお前が俺から逃げたくなる」と自嘲気味に微笑みながら答える涼だったが、2人の前に一輝を狙いアンノウンが姿を現した……。



◆関連人物

本エピソードの主人公。
傷つき、薄れゆく意識の中で少年との出会いと、こんな自分のために涙を流してくれた少年の優しさ、そして苛酷な運命に立ち向かう事を決意した強さを思い出す。

砂浜を涼とギルスが併走するシーンは無闇に格好良い。


  • 浅野一輝
もう一人の主人公。「何か」から逃げている少年。

彼を追う黒服の男達の正体や、彼が逃げようとしていた「現実」はラストにて明かされる。


……特別出演。一輝少年とは「花村ベーカリー」の常連と云う間柄であった。

アンノウンの気配にアギトとなって戦いを挑むも逃げられてしまう。


一輝の両親の死が描かれる場面にて登場。
本エピソードを引き締める。



◆余談

本編中のエピソードながら「外伝的な位置付けにある」という理由からか、本エピソードが収録されているDVD第7巻では、同エピソードのみ独立した扱いになっている。

本エピソードではストームフォームで高く飛び上がるアギトや、意志を持ち、主人を救うべく走り出すギルスレイダーなど、
設定のみは存在していたが、劇中では殆ど披露されていなかった描写が積極的に取り入れられている。



◆今回の教訓

“それでも生きていくしかない、終わりがくるまでは(葦原涼)”





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最終更新:2022年05月21日 00:57