アルティメットフェニックス(ビーダマン)

登録日:2012/10/05(金) 15:04:05
更新日:2022/04/24 Sun 10:26:09
所要時間:約 5 分で読めます





アルティメットフェニックスは、ビーダマンの機体で、フェニックス系列の一種である。
…記憶力の高いアニヲタ諸君は「あれ?」と思ったことだろう。



爆球連発!!スーパービーダマン」で主人公のタマゴが使っていたフェニックスシリーズは、


  • 全日本ビーダー選手権で観客全員の度肝を抜いた「ファイティングフェニックス」(OSビーダマン)

  • キングビーダーズとの戦いに終止符を打った「バトルフェニックス」(PIビーダマン)

  • ヴァンクィッシャーズとの戦いで八点射のバーニングアトラスをも倒した「コンバットフェニックス」(EXビーダマン)

  • シャイニングウォリアーズの高原光より受け継いだ「ガーディアンフェニックス」(Rビーダマン)

  • 最凶最悪の敵に挑み勝利した「バンガードフェニックス」(Eunitビーダマン)

この5種類である(ガーディアンフェニックスに追加パーツのついたスピーダーフェニックス、バンガードフェニックスに改造パーツがついたスマッシュフェニックスというものもあるが)。



ではアルティメットフェニックスとはなんなのか。それをこの項目で説明していこう。
アルティメットフェニックスは、ビーダマン5周年記念に伴って発売されたビーダマンのことである。バトルフェニックスの改良版のため、分類としてはPIビーダマンに属する。


「なんだただの追加ver.なのか」と思うかもしれないが、なんとこのアルティメットフェニックスの値段は、一般的なビーダマンのそれを遥かに凌駕していたのである。

フェニックスシリーズは780円(コンバットフェニックスのみ680円)だが、このアルティメットフェニックスは





5000円である。



ビーダマを入れて出すだけのおもちゃが




5000円である。




そりゃタマゴだって手が届かないだろう(サラーなら量産できそうだけど)
 一体このアルティメットフェニックスのどこに、それだけの価値があるのか。




機能紹介
○メタルショルダーウイング

まず目を引くのがこのウイングで、前提としてバトルフェニックスの肩にはキャノンサスがついている。しかしより大きな力を入れ、なおかつ安定性を高めるために、金属製のウイングが付いており、なおかつラバーパッドが装着されている。
この時点でもうおかしい。

○アジャスターキャノンサス

そしてキャノンサスだった部分もパワーアップしている。締め付けを強くするために、ここにも金属製のナットがついている。これを締めることで、アホみたいなパワーショットが撃てるのだ。
この無機質な造形がたまらない。

○ハイブリッドローラー
○サポートスプリング

フェニックスといえば伊集院と同じく3クロウズのデルタシステムでお馴染みである。ファイティングフェニックスからバトルフェニックスへ移った時に、そのデルタシステムの中にプラスチックのローラーが付属していたのが印象的だったことだろう。アルティメットではそれすら改造している。このローラーをアルミ製+ラバー化することにより、摩擦力の軽減を為し得ている。そして3クロウズにまでご丁寧にスプリングがついている。
そこにはおもちゃらしさがない。あるのはエグさだけである。

○ロングメタルトリガー

このように非常に力強いのだが、いくらパワフルでもビーダマを押す力時にうまく力を入れられなかったら意味がない。そこで使われているのがこのトリガーである。ツインアルミトリガーを更に使いやすくしてあり、指の力を余すところなく伝えることができる。
ぶっちゃけ重火器にしか見えない。


○PIメタルボディー
○PIメタルフット

パワーショットを撃とうにも、機体が脆いと壊れてしまう。そこでボディと足をダイキャスト製にしているのである。足底にはラバーパーツがついており、抜群の安定感を見せるのである。
抜かりがなさすぎる。


以上の点を見たらわかるように、最早これはプラスチックでできたおもちゃではないのである。これでもか!というぐらいガッチガチに金属で固められた機体は、劣化することもなく、いつまでも大事にとっておけるアンティークでもある。したがってこのようなふざけた値段になってしまったのだ。
友達と差をつけたいビーダーや、お洒落なアンティークが欲しかったアニヲタの皆さんは、ぜひオークションなどで買ってみてほしい。



余談
○アルティメットフェニックスのビーダマ発射速度は約20km/h。これは最終進化系のバンガードフェニックスバスターキャノンモードとほぼ同じ速度である(ファイティングフェニックスが10km/hぐらい)。

もっともビーダマンは改造次第でいくらでも速度を上げられる。しかしあまりにも力を入れすぎると当たり前だが機体が壊れてしまう。その点アルティメットフェニックスにはその心配もないので、こころゆくまで限界に挑んで欲しい。




○ちなみに5000円もするこの機体。単体の高さのランキングとしては

1位アルティメットフェニックス(5000円)
2位ギャラクシーフォートレス(1980円)
3位Dr.タマノスペシャル(1500円)

となっているように、ブッチぎりの一位である。


○この機体をタマゴが使えば最強じゃね?と思うかもしれないが、最初からアルティメットフェニックスだったら、伊集院はあっさり負けるため改心しないし、ガンマとトキオは仲直りする前に試合が終わるし、マダラ一家は荒れたままである。そう考えると出番がなくてよかったのかもしれない。


○更にブラッククリアver.もある。




追記・修正をアルティメットフェニックス所持者にお願いします。

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最終更新:2022年04月24日 10:26