冷血党(メタルマックス3)

登録日:2011/12/11 Sun 16:42:26
更新日:2023/07/23 Sun 13:45:06
所要時間:約 8 分で読めます




冷血党とはメタルマックス3に登場する武装集団。正式名称はクラン・コールドブラッド
2で言えばバイアス・グラップラーに相当する敵組織。
きちんと武装化したグラップラーに比べると無法者ばかりで構成されており、とっても世紀末臭が漂っている。
その先祖返りっぷりは完全に北斗の拳とかマッドマックス状態。

一方、幹部級は「クランナンバーズ」と称され、作中では4人確認されている。
強さを認められた構成員は何らかの生体改造を受けるか、メタモーフ細胞を投与されて「幹部候補」に格上げされる模様。
その脅威からか、幹部級・幹部候補は賞金が掛けられている。
基本的に構成員はマインドコントロールや麻薬メタモルフィンで制御している。ただし、オルガ・モードに限り事情が違う。

一応党首はグラトノスではあるものの、彼が立ち上げたと言うわけではない。
彼から金品を強奪しようとして返り討ちにあった盗賊団が命乞いをし、服従を誓ったことで自然発生した集団である。

コーラ護衛の依頼を受けたドラムカンが遊撃隊長ドミンゲスと戦う過程で「変身」したのがきっかけで、
ドラムカンの存在が冷血党に知れ渡り、彼の失われた記憶にも関わっているため、対立を深めていく事になる。

幹部候補クラスとの戦闘BGMは「お尋ね者との戦い(WANTED!)」ではなく専用BGM「宿敵」。

ちなみにMM3では街や組織毎に好感度が設定されているが、こいつ等とも一応仲良くなれる



●構成員(括弧内は賞金額)
  • 雑魚の皆さん
フィールド上ではモヒカン。従来作のならず者の中でも屈指のヒャッハーぶりである。
○○クランという名称でランダムエンカウントでも出現し、主人公一向に蜂の巣にされる宿命。ゾンビ化もする。
トレーディングカードの交換をしている者もおり、彼らとのやり取りも可能。
好感度が高いとモヒカンが運営してる掘り出し物屋で量子ドールのパーツを売ってくれたりする。


  • サメクマ
ムガデスの部下。敵対さえしなければ意外と気前が良い人。
幹部候補かは不明だが、すでにメタモーフ細胞を投与されておりサメとクマのミュータントへと変身する。
プエルト・モリの酒場を占領している。(この街はムガデスの管轄の為)
部下やレジスタンスの赤亀達からは相当恐れられている実力者。
選択肢次第で彼と戦う事が出来るが、この時に「変身」を使用して撃破すると、戦闘後に酒場の人間がほとんどいなくなってしまう。
上司のムガデスよりも余程堂々とどっしり構えていてボスらしい余裕がある。


  • カロン
リミテッドエディション付属の外伝「夢見るカルメン」に登場する幹部候補。通称「迅雷のカロン」
ただし生体強化を受けていない模様。
攻撃ヘリと水中翼ミサイル哨戒艇を組み合わせたカスタムマシン「ハイドロコブラ」を駆る。
元々はヤマダニンゲン家の使用人で本名はマガリ。
クビにされたのを逆恨みしており、ドミン毛の襲撃と連動してタロミオの護衛部隊を強襲。
カルメンのアンチ・マテリアルライフルによる攻撃で死亡。
名称はギリシャ神話のカロンに由来。


  • ガリンド
外伝「双銃身の魔女」に登場する幹部候補。通称「蛇舌のガリンド」
「ダブルバレルズ」のテッカ・タマにとっては恩人ハビエルの仇。独眼のサラギという部下を持つ。
巨大な蛇のミュータントに変身し、テッカの操縦するMBT-Xと壮絶な死闘を繰り広げる。
性格は非常に残虐非道でいくつもの町や集落を壊滅させ、恋人アレハンドラすら捨て駒にした上で殺すほど。
唯一、冷気に極端に弱いという弱点を持っている。

  • ドミンゲス(9999G)
悪名高い遊撃隊長。武装バイクのドミンゲス号が愛車。ドミン毛。
幹部か幹部候補なのかは不明だが、右腕に移植されたチェーンソー以外に生体改造を受けた様子はなく、二つ名(通称)も持っていない。
コーラ護衛隊を襲撃するが、これが原因でドラムカンの変身能力を覚醒させてしまう。
後に冷血砦で主人公達と再び対峙。2度戦うが2戦目はブルフロッグと全く同じ手口を使う。しらじらしさ大爆発。
少女メリーアンを誘拐しており、手元においてた事からロリコン説がある。
少女の身柄が大事ならむさい野郎の嬲り者にして、憎しみに駆られた紳士はバースト砲クラスの電光石火で吹き飛ばしてあげよう。

ドロップ品と攻撃手段がマッチしており、愛車の戦闘力もなかなか高い。クルマやHPの高いキャラの用意はわすれずに。
ドロップ品のドミンゲスガンは時期的にかなり強力な広範囲武器。逆にジェットチェーンは高威力だが単体攻撃なので微妙。
ドミン毛は論外であり勲章。2Rにでもどうぞ。


  • アルメイダ(44444G)
対冷血党組織「煮えカカシ」元メンバー。現在では冷血党の一員であり、最も組織内で注目される人物。通称「狂騒のアルメイダ」
巨大な爪「アルメイダ・クロー」による攻撃は会心が出るため、高い攻撃力を持つ。
また、愛車「アルメイダ号」を持ち、ブルフロッグ作戦をドミン毛と同じように敢行する。
元々は煮えカカシのリーダー、ゼインに憧れて入団したが、後にある事をきっかけにブレードトゥースにより強い憧れを抱く。
生体改造した長い爪を武器としてるのもこの為。
イヴリンに懇意だったが、彼女がゼインに一筋だったことが原因でゼインを裏切り、冷血党に鞍替えした。賞金額の高さはこれが原因か。
…要するに煮えカカシが崩壊したのは大体イヴリンのせい。冷やかに見送り別の目的に明け暮れるのが漢の対応である。
ドロップ品はクローやベストといった限定品。クローでヒャッハーできるのは2Rなので、勲章目的でなければ躍起になる必要はない。
愛車も本人も強いし面倒なイベント手順を踏んでまでマラソンするほどの価値はないだろう。

名称の由来は没作品メタルマックス ワイルドアイズの同名人物からだと思われる。
元仲間のトレドの話では煮えカカシ時代はチャラい奴だったらしい。

クランナンバーズ


元No3。シリーズ初の討伐済み賞金首。サーベルタイガーのミュータント。
通称は不明だが「ハンターキラー」としてその悪名を轟かせていた。
獰猛・残虐さで知られ、実働隊として動いていた為か多くの恨みを買っており、賞金額は格上のオルガやオーロックよりも高い。
目的の為なら仲間でも平然と殺す冷血漢。気に入らなければ味方も手に掛ける為、組織内でも恐れられていた。

その実力は素手で砲弾すら迎撃し、巨大な爪により戦車の装甲すら容易くぶち破るほど。
名の知れたハンターであるオズマの率いる魔犬の群れをほぼ全滅に追い込んだ事さえある。
メタモーフアクティベータにより常にメタモルフィンを常用してトランス状態を保っており、組織の者達でさえその素顔を見た者はほとんどいない。
愛車はナンバーズ以前から愛用しているらしい武装チョッパーバイク。

詳細は個別記事参照。


  • ムガデス(40000G)
現No3。通称「百銃のムガデス」
名前通りムカデのミュータントなのだが、エビかGに見える。大量に手があるのでこれを利用した銃の乱射が得意。
幹部なのにアルメイダより賞金額が低い。
元々幹部候補だったのがブレードトゥースの死亡により後釜になった為、この事を非常に気にしている。

ストーリー上、グラトノスに敗れたドラムカンをプエルト・モリ地下で拷問。
メタモルフィンを使用して変身した主人公と対峙した際には対抗意識を燃やすも、不利になるとあっさり逃走。
その後プエルト・モリ脱出後に愛車「ムガデス号」を駆り再び挑んでくる。
ムガデス号が破壊されると生身で戦う。

ドラムカン一人(脱出時点では一人)で来ると思ってたらしいのだが、
転送装置を使えばPTの再構成が可能な上にMM3では修理屋が戦車回収が出来るので、これに気付けば苦戦しない。

ドロップ品のマグナムガデスは高めの攻撃力に加えて、4回攻撃と人間装備の単体攻撃品では最高級品の為、リセット込みで何回も殺される羽目になる。
他のドロップ品も2R向けに放電用のカーボンナノ触覚(電気耐性は正義です)をむしりとられたり、ハズレのムガデストーチを置いて毒づかれたりさんざんである。
時にはスルーされたりもして…幹部ェ…。


  • オーロック(60000G)
No2。通称「漆黒のオーロック」
黒牛のミュータントで、見た目通りの脳筋。オマケに自分の戦車に「黒鋼爆牛号」とDQNネームを付ける程。
エルルースを占拠しており、エルルースビルの最上階に居座って居る。

「ぶしゅるるるー」と言ったり、戦闘中「まんたーんドリンク!」と叫んで使用したりと、あの御方を髣髴とさせる言動。
賞金額もSFC版のあの御方と全く同じ額。

戦闘では「黒鋼爆牛号」こと「オーロック号」を駆り、撃破されるとムガデス同様生身で勝負してくる。
戦車も見た目にたがわぬ硬さだったが、なんと乗ってる戦車より生身の方が攻撃力・防御力が高い。
猛牛罵流管を撃つよりも猛牛罵流管を使った殴り付け(痛恨確定)や頭突き・突進の方が高威力という脳筋の鏡みたいな人。
一方で敗れると「見事」と称えて散るなど、潔い一面もある。

ドロップ品の猛牛罵流管は高威力・超軽量の機銃で超改造向き。ただしドロップ率は劣悪な為、根気必須。
アースチェインの上位互換である黒鋼の鎖で妥協するのも手。

後に雑魚共々ゾンビ化。戦えるが大幅に強化されている上、満タンドリンクを2回も使う。
更にドロップ率も1/10程に落ちている為、戦うメリットは薄い。


  • オルガ・モード(90000G)
No1。最高幹部でグラトノスの側近。正体は謎が多く、ハンターオフィスでも全貌を掴めていない。

見た目はメガネをかけたクールビューティーな女性秘書。
だがメタモーフ細胞を移植されており、右腕には触腕のようなものが巻き付いている。
変装の達人で作中では2度戦闘を行うが、どちらも白兵戦になる。
なお、サブロミオにタロミオの暗殺を唆したのは彼女。

実はプエルト・モリの地下に囚われている老人ニックマンの娘。
幼少の頃からグラトノスに懐いており、これを利用されてメタモーフ細胞の実験体にされた。
この為洗脳で制御されている他の構成員とは違い、自らグラトノスへの愛情で従っていた模様。
尚、クランナンバーズで唯一愛車を持っていない(AH666バズズがそれ?)

1戦目はサブロミオに化けていたことをドラムカンに見破られ、対峙。
対象を誘惑してくる攻撃が厄介だが、この時点ではそれなりに削ると逃走してしまう。
ちなみにネツィブ・メラハで先に撃破していると雑魚のコピードールに変化する。

2戦目はネツィブ・メラハ地下。戦闘前の選択肢でメモリーセンター役をやってくれる。(実際にセーブ可能)
ある程度ダメージを与えると「オクトパス・モード」というタコのミュータントに変身。
厄介なのが麻痺と魅了で、全員が麻痺・魅了状態になると全滅扱い。
(犬は計算に入らない)
また、一時的に硬化化すると防御力の上がり方が尋常ではなく、耐性の薄いガス属性以外ではまともにダメージが通らなくなってしまう。
ミサイル8連射も迎撃が使えない生身で挑むとナースあたりがお陀仏しかねないので、短期決戦を心がけた方が良い。

正攻法ならきっちり武器を揃えて相手するべきだが、バグ技で戦車を持ち込むことが可能。
戦車にのっていれば麻痺も魅了もかからない上、高質化に対してもダメージを与えやすいため楽勝となる。
ただ、一度は普通に戦ってマトモな死闘を繰り広げ、マラソンする時だけこれに頼るくらいにとどめたほうが礼節だろう。

ドロップ品は蒸着アーマー(身体防具)・オルガのダイナモ(無限携帯バリア)・オルガのメガネ(ハンタースカウター系アクセサリ)。
蒸着アーマーは女性用装備品中2番目に高い防御力を誇り、通常耐性もあるという素敵なスーツなのだがドロップ率が悶絶モノ。

ちなみにMM2Rだと超そっくりさんのオフロディテが登場する。使いまわされ乙。

名前はアルメイダ同様ワイルドアイズの同名人物からだと思われる。


冷血党党首。詳しくは該当項目参照。
とっても人間臭くて小者と評判。

公式設定資料集によると冷血党を結成直後、調子に乗ってシエルタを襲撃したが、アラモ・ジャックにフルボッコにされたとか。
何処まで小者なんですかあの人。
南斗孤鷲拳伝承者とは関係ないぞ!! いいね?!

主な所有大型兵器

  • AH666バズズ(66600G)
メタルマックスの世界では極めて稀な、ノアの支配下にない、人が乗り込める有人航空兵器。
主にグラトノス移動用タクシーだが、なんと自立行動をしない単なる兵器なのに賞金首という破格の扱いをされている。
ラスト手前で白兵戦での戦闘になりターン毎に戦場離脱を行う為、予め速さを調整しておかないと長期戦になる。

が、こいつも戦車バグ可能。それでも離脱が面倒なので、セメントでコンセプトごと壊した方がマラソンしやすい。

レアドロップは666スウォーム・666バズーカ。バズはレアリティこそ最高峰だが、他に優秀な単体攻撃武器があるので不要。
実用性を重視するなら、ハンター・ソルジャー最強の全体攻撃武器スウォーム一択か。

「大破壊」以前にノアに対抗するために造られた決戦兵器と言うべき巨大潜水艦。
しかし起動に必要なナノチップユニット「双子の蓮」が見つかっていない。
たった一撃でアラモ・ジャックを制御不能にするほど強力な火力を持つ。
ぶっちゃけた話、グラトノスよりもこちらの方が強敵
ある意味MMシリーズ恒例のラスボス直前の相手が一番手強い、というやつである。





クラン兵「こりゃ、追記・修正のキラだぜ、キラ!すっげぇーーーっ!」

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最終更新:2023年07月23日 13:45