バイザー(アムドライバー)

登録日:2011/07/12(火) 00:09:30
更新日:2020/05/31 Sun 08:17:04
所要時間:約 8 分で読めます




バイザーとは、アニメGet Ride! アムドライバーに登場する兵器の一種。
正式名称は「Binary Silhouette Armor(バイナリィ・シルエット・アーマー)」

第三話の終わりにシルエットだけ登場し、本格的に登場したのは第五話から。

一部を除いて移動形態の「ビークルモード」、アムドライバーに装着し鎧となる「ブリガンディモード」の二形態に変形する事ができ、状況に応じて使い分けていく。

アムドライバーの能力を飛躍的に上げるが、旧ジャケットではフル装備でもネオジャケットには勝てない。

デザイナーの常木志伸氏のサイトではバイザーの設定画や裏話を見れる。


以下、劇中に登場したバイザーを簡易的にまとめていく。

◆モトバイザー《グリフォン》
劇中で初めて登場したバイザーで、モチーフはバイク。
ブリガンディモード時の武器は、両腕のガトリングガン「バーレスク」で、途中でジョイの手によりガラクタから組み上げた右肩の長距離狙撃砲「ギルバーク」が追加された。
最初の使用者はシーンで、シーンがエッジバイザーに乗り換えてからはKKに譲られる。
しかしKKが負傷した時にラグナが搭乗(借りパク)し、以後はラグナに譲られた。
初登場した回のサブタイトルは「バイザー・オン・ステージ」だったが、実際はあんまりいいところが無かった。
後に、バイザー紹介でアップデート版のネオモトバイザーが登場した。


◆ボードバイザー《ワイバーン》
モトバイザーの次に登場したバイザーで、アムドライバー達が普段使用するライドボードを発展させたバイザー。卓抜したボードテクが求められ、ヘタクソが使うとすぐに転倒する。
主役機なのに変形バンクが無い。
ビークルモードはぶっちゃけビックバイパー。ブリガンディモード時は両腕に装着されたダブルブレード「アンサラー」で闘う。
序盤はジェナスが使用し、後にビークルモード限定でニルギースが使用した。
ちなみに、ブリガンディモードの登場回数は僅か6回である…主役機ェ…
なおビッグバイパー似のデザインはわざとであり、常木氏が新宿のイエローサブマリンを訪れた際に本機が店員からビッグバイパーと呼ばれたのを聞いて「勝った」と思ったらしい。


◆エアバイザー《バンシー》
バイザーの中でも貴重な航空可能バイザー。
飛行する為に体重の軽い者(つまり女性)が使用する事が望まれる。
ビークルモードはステルス戦闘機そのもの。この形態でも羽による体当たり斬撃が可能。ブリガンディモード時は両腕に装着された、徹底的に軽量化されているハンディビームガン《クラウ・ソナス》で攻撃する。また翼を開くと出現するレンズ状パーツからもビームが撃てる。
主な使用者は、セラとパフ。
こちらもボードバイザーと同じく、シャシャがビークルモード限定で(ry
よくトパスの触手電撃の餌食になった。


◆エッジバイザー《デュラハン》
高性能と高出力を追求したシーン専用のバイザー。登場当時としては最高性能のバイザーである。
ビークルモードは水上も移動可能なエアロバイク型。レーシングボートのようにも見え、シーンはそこが気に入っているらしい。ブリガンディモード時は、「デュランダル」と呼ばれる二振りのエッジで闘う。
初登場回でボコボコにされて撤退という屈辱的なデビュー戦を飾り、ようやく用意された見せ場ではデビューしたてのクロスバイザーの出番を食うなど販促事情にとことん恵まれない。
終盤に緑のネオエッジバイザーに改良され、再びシーンが使用した。
最終決戦の際にデュランダルの一振りをジェナスが受け継ぎ、勝利へと導いた。


◆バーストバイザー《サラマンダー》
ビークルモードは戦車に似ており、ブリガンディモードは搭載された八基のレゾネートミサイル「メギド」で闘う。常木氏曰く漢魂メカその1。
このミサイルは強力なのだがそれ以外の武器が無く、使い切ったらアムドライバー自身が持つ武器で闘うしか無いのが欠点。その為、何も無いと手足が寂しい事に……

第十話で、ダークがジェナス達を逃がす為に殿を買って出た時に初登場。
BGMと相まって、トパスの軍団を蹴散らすシーンは相当格好良い。残念ながら諸事情により玩具は発売中止。OPにも出てるのに…

再登場した時の主な使用者はタフト。
メガベース防衛用にも何機か見られている為おそらく量産型。


◆ジャイロバイザー《フューリー》
ヘリをモチーフにしたバイザーで、数少ない飛行可能なバイザー。
目立った能力は無いが、ビークルモード時のアムドライバーを輸送する効率は良く、生産性も高く最も量産され成功したバイザー。民間向けにも生産されているのか富豪のポーラ・ガブリエルが移動手段に用いた事がある。
ブリガンディモード時の武器は、両腕のビームガン「ヴァナルガンド」とローター部を変形させたビーム砲「レーヴァティン」。
だがレーヴァティンは強力な反面使い勝手が非常に悪い。
使用者はKK、ジュリとジュネなど多数。


◆ランスバイザー《ユニコーン》
再登場時にダークが使用した強襲用バイザー。漢魂メカその2。
ブリガンディモードでは特徴的な大型ランス「グングーニル」を振り回して闘う。
「トパスがぁ、ドォォーン!」
しかし装備が大型な為、ダークの様なパワフルな者しか扱えない。色で解るが元々ジェナス用だった。


◆ライドバイザー《テュポーン》
ジェナスが使用した簡易タイプのバイザーで、単体ではブリガンディモードへの変形機構を持たない。
形状はでっかいボード。機動性能は高く、当時最高性能のエッジバイザーすら超えるほど。
後にジョイによってヒドゥンシールドが装着される。
分離した際にパーツの一部が余るが、こちらは組み合わせてシールドに出来る。


◆ライトバイザー《エキドナ》
ラグナが使用したこちらも簡易タイプのバイザーで、単体で(ry
キャタピラ付き小型戦車の様な形状で、後部に大型ビーム砲「ブルドガング」を二門装備している。
こちらもジョイによってヒドゥ(ry


◆クロスバイザー《オルトロス》
上記二機のライドバイザーが合体したバイザーで、ジェナスが使用。
武器は両肩の「ブルドガング」と両腕のキャタピラ。従来の単体バイザーより性能は高く、中盤の主戦力として活躍した。
この形態になるとエキドナには武装が無くなる為、ラグナはオマk(ry……もとい機動性を活かした援護をする。
このバイザー以降、バイザーの高性能化が顕著になり、着込む形から乗り込む形へと変わっていく。


◆トライクバイザー《マンティコア》
ダークが使用した三輪車の形をしたバイザー。ハイトルクエンジンとマルチパーパスクローラーによってあらゆる環境を走破できるタフなバイザーだが一度しか使用されなかった不遇な子。
これまた、玩具化されなかったバイザーである。出番の少なさもそのため。
また、バイザー紹介の方にも載らなかった。
武装はビームガンを内蔵したカニバサミ状の武器と、劇中未使用のガーラントアックス「ケラノウス」。


◆ストームバイザー《シームルグ》
エアバイザーの発展型。こちらのビークルモードは前進翼付きの戦闘機だが搭乗の仕方が謎。
ブリガンディモードではロングビームライフル「ピナーガ」とライトニングブーメラン「サルンガ」が武器。またサルンガを機体後部に接続して機動力の高いハイマニューバ・ブリガンディマードにもなれる。
使用者はセラとパフ。

因みにこれ以降のバイザーは、装着者のアムスペック(アムジャケットの性能)を踏まえてそれを各機関に反映させる「ネオバイザー」となっている。


◆ランドバイザー《ベヒモス》
後半にシーンが使用したバイザー。
ビークルモードは悪路走破に長けたトラック。ブリガンディモードでの武装は荷台部分が変形した4つのデバステイトキャノン「ニョルミル」に腕部のラピッドガン「ラビリス」と重装備で、火力が非常に高い。
また、ブリガンディモードになっても乗り込んだ姿勢は変わらず、完全に乗り込む形のバイザーである。
一度エッジタイプのバイザーバグからデュランダルを奪って使った事があるがあの腕でどうやって掴んだのか不明。


◆ライトバイザー《ファーブニル》
後半でジェナスが使用したバイザー。ビークルモードとその変形方法がボードバイザーに似ている。
デュポーンと違い単体でブリガンディモードへの変形が可能。
武装は両腕のダブルブレード「フルンティング」と両肩のビームガン。
ネオボードバイザー入手以後も、射撃武器がある為かよく使用される。


◆ライトバイザー《フェンリル》
後半にラグナが使用。側面にハイキャパシティビームライフル「グラム」を装備した、バイクタイプのバイザー。
グラムは砲身の角度を変更可能で、劇中では前向きに走りながら後ろの岩を正確に撃ち抜く離れ業を披露した。
こちらはファーブニルと違い、単体でブリガンディモードに変形が出来ない。


◆ネオクロスバイザー《ザイフリート》
ファーブニルとフェンリルが合体したクロスバイザー2号。
ジョイ曰く「今までの3倍のパワー」を持つバイザー。丸腰だが桁外れの出力を誇り、格闘戦に優れている。
エキドナと違い「グラム」はフェンリルの残ったフローター部に装備したままの為、ラグナはオマケ化していない。

このバイザーの最大の長所は、ザイフリートとフェンリルのフローター部が合体することで、ジェナスとラグナの2人分のエネルギーを集約した強力な砲撃が撃てる点である。
そのため後述のネオボートバイザー入手後も使用していた(もっとも合体後はグラムの砲台になるケースが多かったが)。
因みに、常時二人乗りで銃と剣を使う4本腕と言うゲテモノ機体になる案もあったがビジュアルが強烈過ぎてお蔵入りになった。


◆「モノクルバイザー《ウェンディゴ》
後半でダークとタフトが使用した、一輪車タイプのバイザー。漢魂メカその3。
ブリガンディモード時の武器は、デカイ車輪がそのまま右手となったグラップルハンド「ガラハッド」と左腕に付けられたマルチランチャー「アロンダイト」。
2対1とはいえあのディグラーズをボコり倒した強力なバイザーだが、なんと製作したのは小さな町工場。
因みにバイザー紹介コーナーで本機が紹介された際シーンが一輪車に乗れない事が判明し、ジョイに「やっだぁ〜」とコメントされた。


◆ネオボードバイザー《リンドヴルム・タイプS》「ソードダンサー」
その名の通りボートバイザーの発展機で、ジェナスが最後に使用したバイザー。
ブリガンディモードでは巨大なギガブロートソード「エクスカリバー」、ブーステッドソード「セクンテンス」、非常用のソード系ギア「カルンウェナン」を装備し、近接戦闘では無類の強さを誇る。
また「エクスカリバー」にバックパックを接続することで、ブリガンディモードでも乗れるライドボードにする事が出来る。

出力が高いせいかメンテにかなり時間がかかるらしく、ファーブニルと併用された。


◆ネオボードバイザー《リンドヴルム・タイプG》「ガンシンガー」
こちらはラグナが使用。名の通り射撃戦特化のバイザー。
エクセルビームライフル「ロンゴミニアド」、肩部ビームキャノン「クレシューズ」、非常用のガン系ギア「クレタナ」といった射撃武装を装備している。
こちらもバーニアを付ける事で、ライドボードとして使用する事が出来る。
ソードダンサーと違いネオクロスの合体砲撃以外は基本的にこちらを使用した為、登場は終盤だが使用頻度は高かった。


◆ブレードバイザー
ジン・クロスがちょっとだけ使ったバイザー。
あだ名をつけるならヴィングスコルニルらしい。


◆バグブレイム《バンダースナッチ》
JAが開発したバイザーバグシーン。バグシーンモード、クルーズモード、ガトリングショットモード、ブリガンディモードに切り替え可能。
主な使用者はロシェットとKKで、色違いの量産型も登場。
初期案ではニルギース用だった。


◆バイザーバグ
バイザーを装備させた最新モデルのバグシーン。ボード、エア、エッジ、ジャイロ、ランスの5タイプが存在。
数の暴力でPAを散々苦しめたが量産した所為か単体での性能はあまり対した事はなく、ネオジャケットとバイザーがあれば対処できる。


◆アドバンスドボードギア《グリンブルスティ》
正確にはバイザーではないが、分離させる事で武器になりそれを全身に装備させる簡易ブリガンディモードとも言うべき形態になれる。


◆ボードバイザーX(エクシブ)
ゲーム「閃光のヒーロー誕生!」登場の色違いボードバイザー。
性能は折り紙つきだが全身金ピカでカッコ悪い。しかもブリガンティモードでは何故かアムジャケまで金ピカに。
シムカ用バイザーという説が有力。


因みに上の通りバイザーには神話の動物等の名前が愛称として付いているが、
何故かそう呼ばれたことは一度もない。





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