PRISM ARK

登録日:2010/05/05(水) 18:21:26
更新日:2023/06/28 Wed 22:38:30
所要時間:約 5 分で読めます




PRISM ARK(プリズム・アーク)は、2006年8月25日にぱじゃまソフトより発売された18禁PCゲーム及びそれを原作としたアニメ。

概要

正式なタイトルは
プリズム・アーク ~プリズム・ハート エピソード2 ~
でプリズム・ハートの続編。
前作キャラクターの子供世代が活躍する。

FDに「プリズム・アーク らぶらぶマキシマム!」「テレサとハート」がある。
PS2に移植され「プリズム・アーク -AWAKE-」というタイトルになっている。

ストーリーはアドベンチャーパートとSRPGの複合型システムになっている。

戦闘シーンの演出とシステムがエロゲの中では最高レベルで、OPムービーに至っては最早別のゲームと称される程。
そのため、スペックの高いパソコンが必然的に要求され、古い物だとOPすら流れない。
ぱじゃま製だが、ストーリーや世界観は重め。

だが、共通シーンが異様に長く、後半からは作業プレイになる事は必至。
どれくらいかと言うと、全13話中各キャラ2話とEDほどしか相違点はなく、戦闘スキップのパッチが出る程。
戦闘が3Dで重過ぎるという事情もあったが。

また、個別ルートの内容がほとんど同じな為、実質的にストーリーは一本道。
しかも、打ち切りENDと言われるくらい中途半端な終わり方をする。

はっきり言って評価はかなり微妙
素材は良いのだが、それを生かせてない不遇の作品。

あらすじ

マイステルが王位について2年が過ぎた。
ヴィントラントの新王マイステルと新女王プリンセアは、生まれたばかりの王女を連れて同盟国ヴィエーラに洗礼を受けに向かう途中、サブルム帝国の軍隊に襲われて行方不明になる。これを発端に、レリヒオン教の総本山であるヴィエーラは十字聖軍を結成してサブルムに攻め込んだ。
そして以後十数年経つ今も、サブルムとヴィントラントは戦争にある。
長く続く戦争……民衆は疲弊し、ずっと心を傷めていた―――。

―――騎士を目指すハヤウェイは、さまざまな人々に出会い、ドタバタな毎日が始まる。
しかし、そんな日常とは関係なく繰り返される戦い。
そして戦地に赴くハヤウェイ達の前にも、強大なサブルム帝国軍が立ちはだかる。

この戦争はどうなるのか…そして、ハヤウェイ達の導き出す未来は!?
それぞれの想いを抱き、人々は戦場で剣を振るい続ける――。

キャラクター

※原作は声優が非公開

  • ハヤウェイ
主人公。アニメでは主人公降格された。
武器はバスタードソードで、剣士だけど攻撃・回復魔法も使える万能型。
基本はヘタレない良い奴だが、エロゲなので戦場だろうがピンチだろうがエロする。

  • プリーシア
今作のメインヒロイン。アニメでは主人公に昇格。
ハヤウェイによく裸を見られる。
武器は独特の形状をしたレイピア。
ヴィンラント王女と噂されているが実は影武者。しかし、一部ルートでは王女になる。
おまけではオチ担当。貧乏くじ引きまくり。

  • 神楽
和の国の巫女でプリーシアの護衛。
武器は弓で治癒魔法を使う。
不死に近い驚異的な回復力を持ち「死なずの巫女」と呼ばれている。

  • フェル
魔法少女。武器はマジカルハンマーで攻撃魔法を使用する。
強力な魔力を持つが精度は低くよく暴発させるトラブルメーカー。口癖は「へちゃー」

  • 壬生華林
二刀流の使い手で武器は二本の太刀。
熱血教官。
料理が兵器レベルで不味く、アイテムになる程。また、方向音痴で幽霊が苦手だったりと欠点も多い。

  • リッテ・アートゥス
今作唯一のロリメガネ担当。
見た目とは裏腹に天才教師。でもドジッ娘。専用ルートのみラスボス化。
アニメでの最大の被害者。
彼女の一連の行動は公式が後にフォローしないといけないほど叩かれた。

  • シスター・ヘル
サブルム軍の傭兵。
武器は十字架の形をした巨大な剣。
本名はテレサ・ティレット。華林とは親友だった仲で、本来は子供にも優しいシスター。肉が食べられない。
彼女の過去は非常に生々しい。肉が食べられない原因は…
人気投票では2連続No.1、ファンディスクが2本作られるほど。

  • フィーリア
ハヤウェイの実妹…と思いきや義妹です。専用ルートでは覚醒する。
今作の真ヒロインだが、専用ルートが打ち切りEND。中の人の都合でエロが無い。 

  • キザーロフ・ファン・ローゼンベルグ
前作の登場キャラ
基本はギャグ担当だけど美味しい所はちゃっかり頂く。
然り気無くアニメで被害を受けなかった唯一のキャラ。

  • 天使
ぱじゃまの本気。
コイツらの登場シーン・ムービー・グラフィック・演出の完成度が異様なまでに高い。
明らかに別のゲームにしか見えない程。

メディアミックス

2007年10月にアニメが放送された。全12話。
ほぼ全てのキャラのキャストを変更、主人公降格と序盤から不安だったが、それが見事に的中する
  • ただでさえ長いはずのストーリーを無理矢理短縮
  • その結果余った尺を埋める謎のオリジナルストーリーを挿入
  • そしてそれでスペースが無くなり打ち切り全開な終わり方をする
まさに黒歴史を代表するかのような最悪のアニメ
言うまでもなく期待していたファンを激怒させた。
しかも当時は、他にもエロゲ原作アニメが多く出ており、それらの評価が高いこともあって、本作は余り注目されなかった
どこまでも不遇な作品である。

ちなみに漫画化もしているが、こちらは完全なオリジナルストーリー。

余談

「美少女ゲームアワード2006」にてグラフィック賞・ベストキャラクター賞・プロモーション賞を受賞している。


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最終更新:2023年06月28日 22:38