登録日:2011/06/03 Fri 12:49:13
更新日:2023/01/25 Wed 20:12:27
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確かに威力はある。しかしそのために継続的にエネルギーを投入し続けなければならぬ。そのような失敗の結果はただ一つだ。
― 創殖師エンドレク・サールの処刑命令
《デレロー/Derelor》とは、MtGのカード名である。
Derelor / デレロー (3)(黒)
クリーチャー ― スラル(Thrull)
あなたが唱える黒の呪文は、それを唱えるためのコストが(黒)多くなる。
4/4
概要
初出はフォールン・エンパイアで、第5版と第6版にも採録された。
当時の黒ではシングルシンボルで4/4という優れたコストパフォーマンスを誇る。 しかし、そこは黒。一筋縄ではいかない。
あなたが唱える黒の呪文は、それを唱えるためのコストが(黒)多くなる。
という、明らかに黒単色で使うことを嫌うデメリットを持つ。
そのため、多色コントロールでの採用が多かった。特にデレローは火葬や恐怖と言った除去に耐えられるため、ミラーマッチなどにも有効だったとか。
なお、インベイジョンで各色にサイクルとして存在するヒルがこれと同様のデメリットを持っている。
デレローはエンドレク・サール/Endrek Sahrが生み出した種族である、スラル/Thrulのひとつ。
上にも書いたとおり、継続的にエネルギーを供給しなければならないこの怪物は手に余るものだったらしく、エンドレク・サールは所属していた教団に処刑されてしまった。
しかし、継続的なエネルギーと言ってマナコスト増加はどことなく違う気がするのは気のせいだろうか…。
余談
初出のフォールン・エンパイアではスラルはストーリーにそこそこ関わってくる。
生け贄に捧げることで能力を起動するものが多いのは、スラルは漆黒の手教団/Order of the Ebon Handが信奉するトーラック/Tourachへの供物のため飼育していたため。
まさに生贄。
エンドレク・サールがスラルの培養技術を創始したことがスラルの興り。
そしてスラルが指数関数的に増殖する恐ろしい状態に。そこで1体のスラルに知性を与えて管理させようと考えた。
すると、そのスラルがリーダーとなって反乱をおこすという事態に。これによって漆黒の手教団は崩壊してしまった。
しかし、エンドレク・サールは反乱の前にデレローの件で処刑されている。
教団の崩壊を目にする悲劇は避けられたと言うべきだろうか。
確かに内容はある。しかしそのために継続的に追記修正をし続けなければならぬ。そのような失敗の結果はただ一つだ。
― この項目を書いた者の処刑命令
- 家畜の暴走か、ネズミ算式で増えるのは怖い。経緯がショゴスと似てる気がする。 -- 名無しさん (2014-04-07 19:25:24)
- このスラルの技術で作られた食用家畜のサリッドがペンデルヘイブンを滅ぼすんだよな… -- 名無しさん (2014-05-24 03:35:28)
最終更新:2023年01月25日 20:12