ケットシー(仮面ライダーウィザード)

登録日:2012/09/30 Sun 09:53:13
更新日:2024/04/30 Tue 21:47:26NEW!
所要時間:約 4 分で読めます




仮面ライダーウィザード』に登場する怪人『ファントム』の一体。
登場は4話、5話。

演:ベルナール・アッカ



【人間態】

ドレッドヘアーが特徴の屈強な体格の黒人男性。名前は不明だが、その人物に成り済ます必要がないため、OPクレジットや劇中でも怪人の名前がそのまま使われている。

その屈強なナリとは裏腹に、

「ゲートを絶望させるのにいろいろやるのちょ~面倒くさいんですけど~」

という程のかなりの面倒くさがり。

その言い分には、フェニックスもノリノリで同意している。それでいいのかフェニックス。

面倒くさがりな所が目立つが、その一方で「ぱっぱと殺ったほうが早い」と、残虐な言動もしている。仕事を終わらせてとっとと寝たいのだろう。
また、人間態でもファントムの運動能力はそのままで、屈強な体格ながらかなり身軽に動く事もできる。


【怪人態】

身長:213cm
体重:132kg

大きな猫のような姿のファントム。
元ネタはイギリスやアイルランドに伝わる猫の伝説獣『ケット・シー』。

素早い動きで相手を翻弄する戦闘スタイルを得意とする。
また、全身に爪が生えており、それを伸ばし攻撃する事もできる。
腕の爪は剣のように変化させる事もできる。

怪人態でも性格は変わらず、メデューサに怒られ地面に「の」の字を書きながら愚痴る等、なかなかコミカルな動きを見せる。かわいい。


【劇中の活躍】

いい日差しの中、廃車の上で日向ぼっこしていた*1所をメデューサとフェニックスに叩き起こされ、ゲートであるピアニスト・高木栄作を絶望させる指示を受ける。

ちなみにこの時、渡された写真を勢いで見る前に切り裂いていた。

おい猫。

その最中でウィザードと戦闘。素早い動きでウィザードを翻弄するも、ウォーターリキッドのコンボで攻撃を無力化され、さらにリキッドで液状化したウィザードによる卍固め→腕ひしぎ十字固め→ロメロスペシャル→キャメルクラッチとプロレス技の連続コンボに参り退散する羽目に。


\さあ、ショータイムだ/



※退散した後メデューサ様に怒られました。


その後人間の姿になり高木に接触する……というか普通に家を訪ねるが、


「ハッハ、こんにちわ!」

「……誰?」

「誰かな~?」



な ん だ こ の 陽 気 な 外 国 人


ゲートを訪ねるまではよかったが、すぐに駆けつけたコヨミにファントムである事をバラされてしまい、また失敗してしまう。

「あぁもう、何でわかんだよぉ~」

正体がバレ、一時退散した先で高木に再び出会い、絶望させようと「手ぇ切っちまうか!」と迫るも、高木がそれを望む事態に。

「いやいや、そーじゃねーだろ」

いちいち絶望させるのが面倒くさいのに、絶望させにきたらゲートが絶望を望むため絶望させられないという、余計面倒くさい事になったケットシー。

ごちゃごちゃやってる内に駆けつけたウィザードと再戦。今度はバインドで動きを封じられピンチになるも、ウィザードの魔力切れ*2で難を逃れ反撃。だが途中でやる気を失い、その場を去った。

その後フェニックス達の元を訪れ、

「今度こそ降りていいっすかね~?」

と愚痴る。

もちろんフェニックスさんに怒られて蹴り落とされてたが。

そして夜、高木を襲うと見せかけ……

「ここならゆっくりできるかな~?」


サボった

こら猫ちゃん。

もちろんメデューサ様はそんな事許すはずもなく、きっちりシメてお説教。

猫の怪人のくせに屋上から落とすという脅しにビビり、解放後は体育座りで両手合わせて必死に謝ってた。
キャワイイ。


そしてフェニックスからグールを生み出す魔石を渡され、会場を滅茶苦茶にするよう指示される。


次の日、グールの石を渡されたケットシーは、グールを召喚しコンクール会場を襲撃しようとする。

……が、またしてもウィザードが現れ、大量に召喚したグール達もコピーで分身したウィザードによる一斉射撃で一掃され、自身もハリケーンスタイルのスラッシュストライク(ハリケーンスラッシュ)で倒された。


たった2話のゲストにもかかわらず、流暢な日本語によるアフレコの上手さや黒人男性という見た目と面白い言動のギャップが際立ち、一部のファンの間でカルト的な人気を博した。


【余談】

中の人はコートジボアール出身の元芸人(塩コショーというコンビ名で活動していた)で、日、仏、英、韓の四ヶ国語を話せるマルチリンガルだったりする。
ちなみに奥さんは日本人。

声優としても活躍しており、何度かアニメにて出演していたこともある。『遊戯王5D's』で実況していたリーゼントのMCと言えばピンと来る人もいるのでは?

写真ではケットシーと仲良く並んでいる。


また、2年後の仮面ライダードライブではガンマンロイミュード役で出演。
アメリカからやってきた西部劇のガンマンそのままの風貌で、弟のロイミュードとペアを組んで重加速発生装置を売り捌き、格好良くも冷徹な裏社会の戦士を演じた。
しかし、仮面ライダーマッハのお披露目回であったために、兄弟まとめてマッハで追跡撲滅された。



「追記・修正するのちょ~面倒くさいんですけど~」

「だよなあ!俺もそう思うぜ!」

「……イラッ いいから、早く追記・修正しなさい」



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最終更新:2024年04月30日 21:47

*1 余談だが、この時は設定上秋半ば…といい感じに暖かい時期なので日向ぼっこには最適なのだが、メタ的に考えると撮影時は真夏に真っ黒な車の上で日向ぼっこしていたということになる。某ギャンブル漫画の拷問みたいだ。

*2 メデューサによってコヨミが魔力を吸い取られてしまった為、1日に二度も彼女に魔力を与えた事が原因。この戦闘ではウィザーソードガン、変身、バインド分しか魔力が残っていなかった。中々基本フォームであるフレイムスタイルでライダーキックが打てておらず、漸く打ったストライクウィザードはノーム戦のランドスタイル+ドリルだった。