薔薇族かくれんぼ

登録日:2010/07/17 Sat 22:09:57
更新日:2023/10/15 Sun 21:05:07
所要時間:約 3 分で読めます




※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
耐性のない方、18歳未満の方、その内教育委員会を巻き込んだ大問題にハッテンするのではないかと危惧するノンケは今すぐブラウザバックしてください。




山川純一のホモ漫画。初出は『薔薇族』1983年3月号。
単行本『兄貴にド・キ・ド・キ』に収録。後に復刻された『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』および『ウホッ!! ヤマジュン・セレクション やらないか』に収録されている。
当時のホモが置かれた立場がよく分かる(?)一作。



■あらすじ

坂口慎吾はとある都立高校の美術部所属の1年生で、人目もはばかる内気なかくれホモ。
美術部の活動で男性モデルのデッサンを行う事になったが、ヌードでも描かされたらたまらないと慎吾以外は全員帰ってしまう。

やがて顧問の吉武がモデルの大学生・多田信之を率いてやってきた。
紹介が終わると慎吾は吉武に「君…男のはだかに興味があるのかね?」と耳打ちをされるが、かくれホモとしての内気な心が否定してしまう。

吉武はその後すぐ信之に脱ぐように指示しポーズを決めさせた。
その様子に慎吾が見惚れていると、吉武も信之の美を引き立てるためだと裸になり、男性美の象徴である股間の膨らみに手をかけ、
「男の裸体は複数の絡みが美しい」としてごく自然にホモ・セックスを始める。

その様子に興奮してしまった慎吾。
吉武は「同性愛は恥ずべきことではない」と諭し、慎吾はホモである事を隠すのをやめる決意をする。

吉武は慎吾をセックスに誘い、3人で行為に浸る。
これまでの一連の行為は「男のデッサンをやると言って帰らないで残った生徒はホモに違いない」という吉武考案のホモ発見作戦の一環であり、まんまと作戦にはまってしまった慎吾であったが、
望んでいたホモ・セックスに自分も交わっている願望を描いたデッサン画と同じになれた事を喜び、かくれホモを卒業したのだった。



■登場人物

  • 坂口慎吾(さかぐち しんご)
主人公。高校1年生で美術部所属。
内気な性格で同性愛者である事を周りに隠していたが、吉武の作戦によりホモである事を隠すのを止める。
…慎吾が単に美術に真面目に打ち込むノンケじゃなくて本当によかったと思った読者は少なくないはず。
意外に好みにうるさく、デブやガリは眼中にない。筋肉のかたまりのような男性が好み。

【名セリフ】
「オーオー、ノンケは欲がないねェ」
「男性モデルでヌードかもしれないと聞いちゃったら誰が帰れますかあなた」
ガビーン!だんぜん俺好みのいい男!」
「ああかくれホモの哀しさよ、好きを好きと言えないこのもどかしさ」
「先生!俺もホモなんです。もうかくしません。俺…ホモの喜びを知りたい!」

  • 吉武(よしたけ)
美術部顧問。
ガチムチ、ヒゲ面の毛深い同性愛者であり、自身が発案した作戦で慎吾と信之の内気な性格を直した。
本人はこの作戦を実行する理由を生徒にホモの性分を隠したまま卒業させては不憫だからと言っているが、ただ単に未開発の若い肉体とアヘアヘやりたいだけではなかろうか。

【名セリフ】
「君…男のはだかに興味があるのかね?」
「彼のはまさに人間のサラブレッドだ」
「人は感情のおもむくまま行動するのがいちばんだ。君も素直になりなさい」
「どうかね多田君、二本いっしょにくわえこんだ味は?」
「彼を好色青年に開発するのが楽しみだよ」

  • 多田信之(ただ のぶゆき)
大学4年生で美術部OB。
モデルとしてやってきたが、実は「ホモ発見作戦」の協力者。
昔は内気な性格だったが、今では吉武もタジタジの好色青年になっている。

【名セリフ】
「ポーズ!」
「さあ坂口君えんりょはいらん。俺のはタフだからさける心配はない。思いきりぶちこめ」



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最終更新:2023年10月15日 21:05