モーションキャプチャ

登録日:2011/10/20(木) 14:46:07
更新日:2024/01/09 Tue 19:11:20
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モーションキャプチャは人や物の動きをデジタルに記録する技術のことである。

スポーツや医療、映像作品、ゲーム作品などに大いに採用されている技術であり、特にゲームでは欠かせない要素と言える。

記録する際にはピッチリした服にピンポン玉サイズの丸いセンサーを沢山つけるので、記録している最中の映像などを見ると中々に滑稽ではある。


高度な技術っぽいし、高価な機械が要りそうな気がするが実はそうでもなく、
簡単なモーションキャプチャならば専用のビデオカメラと前述のセンサーと服があれば記録出来たりする。
体育系の大学や学部には入り用になることも多いのでモーションキャプチャをする設備と言うか備品は大体ある。

スポーツにもこの技術を用いる人はいる。特に野球やバスケットボールのようにフォームが重要視されるスポーツでは用いられることが多い。
例えば福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手は大学時代に自身のフォームをモーションキャプチャで記録してフォームの改善をした。

医療においては現実の動きを仮想空間に反映させ手術のシミュレーションをしたりする。
こちらは仮想空間で起きる事象をシミュレーションをしている人の手指にフィードバックさせる必要があるため、ロボットみたいな機械を装着する。


アニヲタ的にもモーションキャプチャは浸透している。と言うよりはモーションキャプチャを1番使っているのはこの業界ではないだろうか?
より人間らしい動きを再現できるため、昨今のゲームではモーションキャプチャをしている物が多い
そのためモーションアクターと言う仕事もある。
FF10ティーダの中の人である森田成一DMC3のダンテの中の人であるルーベン・ラングダンも声だけでなく、モーションキャプチャをしていたりする。

モーションキャプチャで有名所と言えば鬼武者2などが挙げられるか。
騎馬隊のリアルな動きを再現するために馬に搭乗した状態でモーションキャプチャしている。(もちろん馬にもセンサーをつけている)

身体だけでなく、顔にもつけられるので、表情もリアルにとれたりする。

また、最近ではアメリカのアニメやアニメ版『ULTRAMAN』で使われたりと、アニメ界にもモーション・キャプチャの時代が来るかも知れない。
(日本のは平面アニメが多いから厳しいかもしれないが)

またマイクロソフトよりKinectというものが発売された。
これはゲームでプレイヤーを簡易キャプチャ(ピンポン球要らず)しようとする機器だが、
マイクロソフトがPC用ドライバを公開したことでKinectを利用したソフトが次々に発売され、一気にモーションキャプチャの敷居が下がった。
日本ではMikuMikuDanceなどが有名だろうか。


だが、これらが逆効果になることもある。
例えばロマンシング サガ ミンストレルソングでは全てのキャラクターが3頭身にもかかわらずモーションキャプチャを採用している。
このためリアル過ぎて逆に気持ち悪がる人もいたりした。
基本的にはSDキャラとの相性は良くないと思われる。

また、「人間らしい動きを再現できる」と言うのは逆に言えば「人間らしい動きしか出来ない」と言うことでもあり、
キャラクターの動きを全てモーションキャプチャにしてしまうと地味になってしまったりする。
このためなのかDMC3のメイキング映像などを見ると、モーションキャプチャに加えワイヤーアクションも使っていたりする。

DISSIDIA FINAL FANTASYではカッコイイ動きをさせるためにモーションキャプチャを採用していない。

モーションキャプチャはゲームにとって切っても切れない関係にあり、この技術の発展がゲームの発展に繋がると言っても過言でもないかもしれない。


追記、修正はキャプチャーしながらお願いします。うごうご

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最終更新:2024年01月09日 19:11