魅惑のダンシング・エイリアン

登録日:2012/05/29 Tue 20:23:13
更新日:2024/04/21 Sun 13:42:47
所要時間:約 10 分で読めます




魅惑のダンシング・エイリアン》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMX-07「大乱闘!ヒーローズ・ビクトリー・パック 吠えろ野生の大作戦」に収録されたサイキック・スーパー・クリーチャーである。

登場から実に12年間に渡り、唯一の4つの文明を持つカードだった。
同弾に収録されたサイキック・スーパー・クリーチャーは、他に《弩級合身!ジェット・カスケード・アタック》がいる。


【解説】

魅惑のダンシング・エイリアン R ///文明 (20)
サイキック・スーパー・クリーチャー:エイリアン 12000
このクリーチャーが攻撃する時、自分のエイリアンを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したエイリアン1体につき、相手のシールドをひとつ選んで持ち主の墓地に置く。
T・ブレイカー

自分のエイリアンを任意数墓地に送る事で、同数の相手のシールドを墓地送りにしてしまう。
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》や《暗黒王デス・フェニックス》が証明している様に、反撃の芽を摘むシールド焼却効果は単純に強力。

さらに夫妻の能力はアタックトリガーなので、ブロックによってシールド焼却を阻害される心配がない。

弩級合身!ジェット・カスケード・アタック》と同じくリンク解除を持たないので、リンクしたら早々にシールドを燃やして決着をつけたい。

また、最悪の場合は自壊させればブレイクはできないが焼却数にはカウントされる。

サイキック・セル

エイリアン・ファーザー<一曲いかが?> R 文明 (4)
サイキック・クリーチャー:エイリアン 4000
バトルゾーンにあるエイリアンはすべて「スレイヤー」を得る。
覚醒リンク―自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分の《マザー・エイリアン<よろこんで>》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返してリンクさせる。

サイキック・クリーチャーになった

本家に比べてパワーが低くなり、スピードアタッカーが付加できなくなった。
だが、自分自身もスレイヤーになる上にコスト4の多色のサイキック・クリーチャーなのでかなり出しやすい。
逆に、相手のエイリアンもスレイヤーを得るので注意して欲しい。

マザー・エイリアン<よろこんで> R 文明 (7)
サイキック・クリーチャー:エイリアン 6000
バトルゾーンにある自分のエイリアンはすべて「セイバー:エイリアン」を得る。(自分のエイリアンが破壊される時、かわりに「セイバー:エイリアン」を持つクリーチャーを破壊してもよい)
W・ブレイカー

サイキック・クリーチャーになった

本家とは異なり、完全にエイリアンのサポートカードとなった。
覚醒リンクの為の破壊耐性をつけられるが、当然破壊以外の除去には弱い。
王様とは異なり、コスト7と重いが多色のエイリアンなので意外と出せる手段は多い。

また、パワー6000なので威牙の幻ハンゾウを出されるとセイバーの意味をなさずに破壊されるので注意。
王様よりパワーが高いのを見るとかかあ天下なのだろうか?


相性の良いカード

  • 死海秘宝ザビ・デモナ
S・トリガー獣であり、自分の闇か火のクリーチャーを破壊するとコスト4以下の闇か火のサイキック・クリーチャーが出せる。
後述のシャチホコと組み合わせると……

  • 《天下統一!シャチホコ・カイザー》
サイキックでないクリーチャーが破壊されるとコスト7以下の光、闇、火いずれかのエイリアン・サイキック・クリーチャーが出せる。
コイツが居るときに前記↑のデモナを出してデモナ自身を破壊すると夫妻が同時に出る。

  • パンドラ城 デス・ファントム
自分のエイリアンがバトルゾーンを離れると、それよりコストが低いエイリアン・サイキック・クリーチャーが出せる。
重量級の城なので身代わり効果も持っている。

  • 次元流の豪力
コスト6以下の光、火、自然いずれかのサイキック・クリーチャーを呼び出せるエイリアン。
エイリアン・ファーザーを呼び出しつつ、覚醒リンク後に破壊するエイリアンも工面できる。

  • 電流戦攻セブ・アルゴル
ミランダと同じくコスト5だが、こちらは光、水、闇のコスト5以下のサイキック・クリーチャーを出せるブロッカー。


【12年ぶりのリメイク】

初めに触れた通りこのクリーチャーは長らく唯一無二の単体4色カードだったのだが、アビス・レボリューションの拡張パック「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」でついに2枚目の4色カードが登場した。
それも、《魅惑のダンシング・エイリアン》のリメイクカードとして。

魅惑のロイヤル・エイリアン VR 光/水/闇/火文明 (∞)
進化クリーチャー:エイリアン 12000
パンドラ・シフト:このカードを使うコストの代わりに、[無色(1)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを自分の超次元ゾーンに置く。
自分のエイリアンが出た時、このクリーチャーを超次元ゾーンから出してもよい。
進化V:エイリアン2体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の手札から好きな数のエイリアンを超次元ゾーンに置いてもよい。こうして置かれたエイリアンの数、カードを引き、その後、相手のシールドを同じ数ブレイクする。

サイキック・スーパー・クリーチャーからデッキに入る進化クリーチャーとしてリメイクされ、なんと1枚で4色のマナ数を持つ前代未聞のカードとなった。
これまで「2色以上のマナ基盤である3色」と「マナを生まない5色」の中間にある4色はバランス調整の観点から実現が難しいとされていたが、結果的に「3色以上のマナ基盤」といういい所取りな特性で実装されている。

進化Vとして進化元に2体のエイリアンを用意する必要があるものの、コストは驚愕のなので普通にやっても召喚できず、エイリアン特有の能力「パンドラ・シフト」を活用する事になる。
この能力で∞のコストを使う代わりに1マナ支払って超次元ゾーンに置いた後、自分のエイリアンが場に出る事をトリガーにして超次元ゾーンから踏み倒す事ができる
コスト∞と進化Vで身構えてしまうが、2体のエイリアンと1マナさえあれば場に出せるため、実のところ非常に出しやすい部類のクリーチャーである

そしてアタックトリガーでは手札のエイリアンの数を任意の数送った後、その数だけ山札からドローして相手のシールドをブレイクできる。
出しやすさの兼ね合いで流石にリメイク元のようなシールド焼却とは行かなかったが、相手シールドの数以上のエイリアンが手札に揃っていれば全ブレイクしながらダイレクトアタックまで持って行けるという、さながら《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のような動きが可能。
ドロー効果についても、S・トリガーなどで反撃されてトドメを刺し切れなかった場合に保険として機能してくれる。

また、サイキックセルの2枚も《ロイヤル・エイリアン 〜熱奏のファーザー〜》《ロイヤル・エイリアン 〜激演のマザー〜》としてリメイクされた。

ロイヤル・エイリアン~熱奏のファーザー~ VR 闇/火文明 (5)
クリーチャー:エイリアン 6000
パンドラ・シフト:このカードを使うコストの代わりに、[闇/火(3)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを自分の超次元ゾーンに置く。
このクリーチャーを超次元ゾーンから召喚してもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または自分の超次元ゾーンに置かれた時、コスト4以下のエイリアンを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。
自分の他のエイリアンに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。

ロイヤル・エイリアン~激演のマザー~ VR 光/水文明 (4)
クリーチャー:エイリアン 5000
パンドラ・シフト:このカードを使うコストの代わりに、[光/水(2)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを自分の超次元ゾーンに置く。
ブロッカー
このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
このクリーチャーが出た時または自分の超次元ゾーンに置かれた時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、エイリアンとハンターをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。

両者ともパンドラ・シフトを持ち手札にエイリアンを集める効果で《魅惑のロイヤル・エイリアン》をサポートする能力となっている。
ファーザーはエイリアンを超次元から踏み倒す能力を持ち、オリジナルならば《超次元の王家》やマザー、アドバンスなら各種サイキックが対応している。
マザーは種族指定の手札補充で、ロイヤル・エイリアンを素早く用意するために使っていきたい。

序盤はパンドラ・シフトで手札を整え、中盤以降は超次元ゾーンから召喚しつつロイヤル・エイリアンを呼び出しワンショットと言うコンセプトになっており、エイリアンの超次元ゾーンとの関わりを押し出しつつ現代でも通用するように仕上がっている。


【関連カード】

エイリアン・ファーザー VR 闇/火文明 (5)
クリーチャー:エイリアン 5000
バトルゾーンにある自分の他のエイリアンはすべて「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を得る。
相手の呪文の効果または相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置いてもよい。

マザー・エイリアン VR 光/水文明 (5)
クリーチャー:エイリアン 5000
自分のハンターはブロックされない。
自分のハンターがバトルに負けて破壊される時、墓地に置くかわりにバトルゾーンにとどまる。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置いてもよい。

派生元となった通常クリーチャー版のパンドラ夫妻。
ファザーの方はエイリアンの対するスレイヤー付与が反映されているものの、マザーの方はハンターサポートに特化していた能力がエイリアンのセイバーに置き換わっている。

 SR 光/水/闇/火/自然文明 (5)
進化クリーチャー:エイリアン 15000
超無限進化:光・水・闇・火・自然がすべて揃うように自分のクリーチャーを1体以上選び、その上に置く。
T・ブレイカー
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から好きな枚数の多色クリーチャーをコストを支払わずに出し、好きな枚数の多色呪文をコストを支払わずに唱える。その後、残りのカードを好きな順序で山札の下に置く。

ダンシングから更に自然文明が加わって5色レインボーとなったパンドラ夫妻。
5色全てが揃うように進化元を用意するという一風変わった進化クリーチャーであり、多色に関連したメテオバーンの能力は極めて強烈である。

詳しくは個別項目を参照。

超次元(パンドラ・)の王家(ロイヤルズ) SR 水/火文明 (4)
クリーチャー:エイリアン/ハンター/キング・コマンド 6000
パンドラ・シフト:このカードを使うコストの代わりに、[水/火(2)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを自分の超次元ゾーンに置く。
このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または自分の超次元ゾーンに置かれた時、カードを2枚引く。その後、自分の手札を1枚捨てる。

「パラレル・マスターズ」で登場した、プリンプリン、鬼丸、修羅丸と共に介したファーザーとマザー。
本来両親は鬼丸と修羅丸の顔を見ることなく死亡しているため、まさにパラレルなカードとなっている。

自身をコストを支払って超次元ゾーンに置く「パンドラ・シフト」を持ち、置いた後は超次元ゾーンから正規のコストで召喚できる、パラレル・マスターズの特徴の1つであるオリジナルでも超次元を活用するカード。素の性能も多色とはいえ4マナW・ブレイカーのSAと高水準。
初動として使いつつ中盤の戦力としてカウントでき、キング・コマンドを持つため侵略デッキでも利用できると手堅く纏まった優秀なカード。


【背景ストーリー】


これにより、《永遠のプリンプリン》も救われ、アンノウンの陰謀から始まったハンター、エイリアンの戦争は終局。同時にハンター、エイリアンの連合軍が結成された。

パンドラ城にて、娘と妻の帰還に喜ぶファーザー。
姫が自分の婿として《永遠のリュウセイ・カイザー》を紹介し、連合結成と婚約祝いのパーティーを開いた。


その中で、アンノウンの息がかかったエイリアンの手で殺されかけたマザーに贖罪の意味も込めて<一曲いかが?>と手を差し出すファーザー。

マザーの返事は<よろこんで>であった。
リア充爆発しろとか言うな。これは許せるリア獣なんだ。


しかし、喜ぶのも束の間……
ゾルゲの尻拭いの為、新たなアンノウン《偽りの名 13》が惑星を携えパンドラ城に忍び寄っていた……


【備考】

2012年7月17日以降より、「こうして破壊した〜」に関する裁定が変更となった。
  • 変更前
クリーチャーを実際に墓地に置かないと発動しない効果が一部ある。
  • 変更後
均一化され、実際に墓地に置かれなくても発動する。

つまり、破壊されないエイリアンである《光器パーフェクト・マドンナ》はシャチホコの能力にも反応し、夫妻覚醒リンク後はシールド焼却の弾として使えるので、相性は抜群である。

項目にある通り入手し辛いが、デッキを作る時は検討してみてはいかかだろうか?



追記・修正は魅惑のダンスを踊れるパートナーを見つけてからお願いします。

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最終更新:2024年04月21日 13:42