登録日:2011/05/18 Wed 21:13:16
更新日:2024/04/26 Fri 19:42:37
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デーンデンデーンデデンデーンデンデーン
それは太古の昔から速攻、ビートダウンを司るTCGの伝統的なカラーリング。数多くの名勝負を彩ってきた王道。
愚直に殴ることしか出来ず速さでも劣った赤緑は長い間不遇を囲った…
しかし2011年初頭、ある1匹の速攻獣の登場が、不遇の赤緑に革命を起こした。
概要
無頼勇騎タイガㅤ火/自然文明 (2) |
クリーチャー:ヒューマノイド/ビーストフォークㅤ2000 |
スピードアタッカー |
5体目の無頼勇騎にして、コスト2のスピードアタッカー。
効果だけを見れば地味だが、シンプルかつ強いのがこの無頼勇騎タイガの特徴。
実は、コスト2の無条件スピードアタッカーはこいつが初登場なのだ。
さて実際に使うとどうなるか……
1ーン目に《凶戦士ブレイズクロー》を召喚し2ターン目に《無頼勇騎タイガ》を出せば、そのターンで2枚ブレイク。
3ターン目は豊富に存在する定番スピードアタッカーやブレードグレンオー・マックス等を出して3体で総攻撃。
…特別なことは何1つしていない。テキスト? なにそれ美味しいの? という出して殴るだけの愚直さ。
にもかかわらず僅か3ターンで敵のシールドは無くなる。
…速い。速すぎる。マッハで蜂の巣とかそんなレベルじゃない。
赤緑の速攻において、このクリーチャーは救世主的な存在なのだ。
このクリーチャーが誕生した事により、墓地進化速攻の専売特許だった、3ターンキルが可能になる。
それでなくともこいつの登場直前には、まさかの0コストクリーチャーを筆頭に優秀な速攻獣が赤と緑に数多く登場している。
じょ、冗談じゃ……
かつてトーナメントで結果を残した赤緑は無双竜騎ボルバルザークによるボルバルステロイドのみである。そのボルバルステロイド以降、赤緑のみのカラーでトーナメントが制されたことはない。
ウィニーがどれだけ完成度を高めても、ネクラカラーやドロマーカラーによるコントロールがそれを阻んでいる。
2マナ2000SA持ちというスペックはそのある意味では閉塞したコントロール重視な環境を破壊する起爆剤になりかねない威力なのである。
何故ならばコントロール側が先攻でローズ・キャッスルを張ろうが、タイガは問答無用でローズ・キャッスルの盾をぶち破ってしまう。
エンフォーサーを張れば一旦は止まるがダルマンディでパンプされたり獅子幻竜砲で叩き割られてしまえば元の木阿弥。
このカードはテキストのシンプルさ故に今までウィニーに対する返答として使われてきたモノの信頼度を大きく揺るがしているのだ。
既に結果は出始めており、赤緑が最速を駆け抜ける時が今まさに来ている。
さて、如何にもヤバいカードのように説明したが実はコスト論上では妥当なスペックである。
以下のカードを見て頂きたい。
無頼勇騎ゴンタㅤ火/自然文明 (2) |
クリーチャー:ヒューマノイド/ビーストフォークㅤ4000 |
タイガが出る遥か前に出た事実上のバニラクリーチャーなのだが、同コストのクリーチャーに対して混色という点でパワーが2000も上乗せされている。
そして、もう一枚
解体屋ピーカプㅤ火文明 (3) |
クリーチャー:マシン・イーターㅤ1000 |
スピードアタッカー |
こちらはコスト3で本来のパワーは3000だが、SA持ちという点でパワーが2000差し引かれている。
以上のカードから考えると適切なスペックと言える。
むしろなんで今まで出さなかったのか、と言えるスペックなのだがコスト論が正しくても壊れているカードは存在する。
革命編で登場した「侵略」とも相性がいい。
《音速 ガトリング》か《獣軍隊 サイノス》に侵略でき2ターン目にW・ブレイカーで殴る事も。
関連カード
種族違いの同型再販。
種族はタイガの方が恵まれているので墳墓避けか5枚目以降の採用に。
タイガと同じく2コスSAに加え、ブロッカーを持った上位とも言えるカード。
ただしブロッカー破壊に引っ掛かるので一長一短。
2コスSAでパワー3000ととうとう文明種族異なるとはいえタイガの上位互換と言えるカード。
1000の違いは割と大きく《ゼンメツー・スクラッパー》を回避できる。
さあ、追記修正というジャングルに繰り出す時!
- チェイサーとか出ましたね -- 名無しさん (2014-03-04 04:58:42)
- ガトリングに進化して二ターン目からWブレイク!三ターンキルが更に現実的に -- 名無しさん (2015-07-16 12:55:39)
- 4ターン目に生き残っていればマサトのMタッチで戻し即再召喚、と使いまわせるのがいいね -- 名無しさん (2019-11-25 17:41:07)
最終更新:2024年04月26日 19:42