フロート(AC)

登録日:2012/02/27(月) 19:02:56
更新日:2024/04/08 Mon 11:56:02
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ここではARMORED COREシリーズの脚部パーツの一種である。

全脚部の中で唯一途中で追加された脚部であり初登場はARMORED CORE2である。
その形状は多種多様の一言に尽き、潜水艦のようなもの、円盤のようなもの、花のようなものなど様々。
操作が難しいというか特殊で(後述)、慣れるまで結構かかる。

フロートの名の通り常時わずかに浮いており、まるでホバークラフトの如く滑るような移動が特徴。
またそれ故に、全脚部中で唯一水上でも水没せずに戦える。
(しかし、LR以外ではキャノン系を構えると水没する。)

一定時間動かないでいるとどうやら省エネモードに入るらしく、その時は接地して周囲を警戒するようなモーションをとる。かわいい。
……が、もちろん水上でこの状態になると水没します。



●特徴

メリット
  • 水上でも戦える
  • リーチが長いブレードが使いやすい
  • 速度が早い(地上のみ)

デメリット
  • 操作が難しい
  • 積載量が少ない
  • APが少ない
  • 空中では速度が遅い
  • リーチが短いブレードが使いづらい

以上のことからかなりの癖があり愛用者は少ない。特にACLR及びその移植版であるACLRPでは部位破壊システムの実装により、非常に壊れやすいという深刻なデメリットを抱える。(地面から浮遊しているため、高度の関係で射撃武器が足に当たりやすい)

また全体的な防御性能は各脚部中ダントツ最低といって過言ではない。
元々の装甲の薄さに加え、ACシリーズはブースト速度が速いことと回避力が高いことは同義ではなく、さらに事実上空中を使うこともできないので、後述する特殊テクニック等を駆使しないとマッハで蜂の巣にされてしまう。
ちなみに空中時のブースト速度は地上時の歩きホバーと同じ。
他脚部の歩行速度と比べれば格段に速いが、実戦、特に対AC戦での使用に耐えられるようなものではない。

しかしその独特な機動や玄人向けな性能に魅せられた、根強いファンも存在する。



●戦術(あくまで一例)
フロートは上下移動が致命的に遅いため、通常の脚部が行う戦闘機動、通称「小ジャンプ移動」を行うことが出来ない。そこでそれを補うのが「連続ブースト」である。
フロートはブーストを行なった後、ブーストを停止してもしばらく慣性で移動し続ける。この時ブーストが停止しているため、ENを回復することが出来る。よって

@移動したい方向にブースト
Aブースト停止
B慣性移動(EN回復)
C@に戻る

と、繰り返すことでEN消費を最小限に、フロートの速度を発揮することが出来る。これが「連続ブースト」である。
ただしこれはタイミングを誤ると単なるブーストジャンプになってしまう危険性があり、安定させるには慣れを要する。

また、左右にブースト後にブーストを停止し、慣性移動中に逆方向にブーストすることで、他の脚部には真似出来ない鋭い切り返しを行うことが出来る。
常に動き回り、相手に的を絞らせないように心がけるべし。

戦闘では、フロートの速度を活かした近距離戦が望ましい。なんと言っても地上では最速の脚部である。敵に近付き、ショットガンやマシンガンをばらまいて翻弄してやろう。
ブレードが使いやすいということから剣豪を目指すのも良いだろう。
積載量が低いため、火力と防御力を両立することはほぼ出来ない。思い切って武器腕にしてしまうのも一興である。

脚部によっては最高速のブースタ以上の出力を誇るので機動力を活かして接近しぶっぱ後離脱という戦法も良いだろう。というかSLの攻略本にその戦法用のアセンが載っていた。しかも二機。
それでなくとも防御力は低いので、敵に補足されたら射程外まで素早く逃げる潔さも必要。出来ないことは出来ないと割り切ろう。

また、くどいようだが空中戦は絶対にやめよう。上昇中に鉄屑にされるのが関の山である。



●著名なフロート使い

  • コッコリス(AC2)
アリーナで最初に戦えるフロート使い。しかし、ブレードでなくシールドなので弱い。

超法規的にアリーナ参戦している服役囚レイヴン。最高級のジオ脚にグレネードを満載した基準違反機体。
フロートの機動力とグレネードの火力が噛み合った強敵。でもエリアオーバーは勘弁な!

  • サイプレス(AC3)
管理者フェチの珍しいフロートの初心者キラー。彼のチェインに泣かされたレイヴンも多いはず。

  • エグザイル(AC3)
クリア後出現する隠しランカー。武器はマシンガンと月光のみという洗練された機体。ステルスを使うので注意。
自身が倒したACに大穴を開けると紹介されているが、上の武器でどうやって穴を開けるのだろうか……まさか月光でえぐる訳でもあるまいし。

  • ビルバオ(AC3)
エネルギー兵器は地球に優しいという変わった考えの持ち主で、全身E兵器で固めた機体に乗っている。
女性レイヴンであり、レイヴンとしては礼儀正しく、声もかわいい。

  • コールリミット(ACNX)
フロートの特性を殺す動きをするもの(誰とは言わないが)が多いフロート使いNPC中、数少ない滑走によるヒット&アウェイを行うレイヴン。
最速軽フロ機による爆発的な機動力はまさにフロートと言うべきだが、武装が貧弱な上に作中の活躍も少なく空気。
たぶん速すぎて多くの人の目には見えないのだろう。

  • プリンシバル(ACLR)
扱いが不遇な女フロート。部位破壊が導入されたACLRでは生き残れるはずもなく、最初期に撃破される。どうやら、髪型は縦ロールではないかとの噂がある

  • ウォーンタン・バスカー(ACLR)
ボラボラと共にダム襲撃を目論むレイヴン。ふたりは☆ダムキュアの片割れで最初に出てくる紫の方。水上移動しかしない上ステージが嫌らしいが、ダムの地形を上手く使えば垂直ミサイルでなぶり殺せる。
くびれが美しい




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なんと、AC4以降ではリストラされてしまった。


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最終更新:2024年04月08日 11:56