登録日：2013/01/17(金) 23:21:45
更新日：2024/03/26 Tue 20:48:00
所要時間：約 7 分で読めます
2007年10月26日に発売された
ういんどみる制作のエロゲー、ココロツナガルADV。
相も変わらずなヒロインたちとのドタバタラブコメディと全身から砂糖が噴出しそうになるほどの甘々なういんどみるらしさは本作でもしっかり保たれている。
2008年7月18日にはファンディスクである「
ツナバン▽らぶみくす」も発売している。
◆あらすじ
過去にある1人の大魔法使いが作り出し、彼の遺産が多く残っている港町である和泉崎(いずみさき)
そんな街に住む主人公の鳴海弘太は高校生でありながら未だに童心を忘れない冒険大好きの超わんぱく男児。
周りの視線も気にせずに、大魔法使いの残した和泉崎中を1人駆け回る日々を過ごしていた。
が、そんな彼の生活を一変させたのが、ある日校舎の中で出会った一ノ瀬悠夏という名の少女。
弘太は自分と同じ冒険大好きな悠夏と一目会った瞬間に意気投合。
そして彼女のおじいちゃんが残したという謎の地図の発見と、和泉崎のシンボルでもある時計塔への侵入。
その最上階に隠されていた謎の装置に触れた瞬間に彼女たちに装着されたのは、如何にも何かありそうなバングル。
幼馴染の望月真穂、共通の友人である夕凪樹里、更には突如として彼らを追ってやってきた津宮雫とそのメイドである藤倉いつき。
多くのヒロインたちを巻き込んだ和泉崎での宝探しが幕を開ける―――
◆登場キャラ
○鳴海弘太
CV:なし
主人公。上述したようにとにかく冒険大好きで行動的な男子学生。
ういんどみる主人公の中でもこれまた色んな意味で異質なキャラクター。
大魔法使いの残した宝を巡ってヒロインたちと和泉崎を駆け回る。
根が只管に明るく、決めたことには一直線に突っ走る。
自前のフック付きロープで家の壁を登ったり、かなり本格的な秘密基地を所有していたりと
その手の技術に関してはなかなか定評があったりする。
○一ノ瀬悠夏
160cm B型 81(B)/55/86
CV:
木村あやか
弘太と同じかもしくはそれ以上に冒険大好きで明るい美少女。
弘太とのファーストコンタクトが、
学校の天井裏を散策中に逆向きになって落ちてきたところを発見されるという
まともな恋愛ゲーのヒロインならまず無いであろうシチュエーション。
基本的に弘太と同類故に前向きで一直線、時折ブレーキが利かずに自覚なく暴走することもしばしば。
普段してることが命綱なしで断崖絶壁をロッククライミングだったり、花の蜜を吸ったりと
野生児かと言いたくなる。
あと、どみるではお馴染みのプロフ詐欺の体現者、あの大きさでBカップはありえねえ。
○望月真穂
156cm AB型 93(G)/57/88
CV:
まきいづみ
弘太のことをこたくんと呼び、毎朝おにぎりを作ってきてくれる幼馴染。
ただ、引っ込み思案で押しの弱い性格故に弘太のノリにはついていけない部分も。
他のキャラがみんなノリノリでイケイケなのばかりなので
基本的にイジラレ役。
そして何と言っても語るべきはおっぱい。立ち絵の時点で他を遥かに凌駕する存在感を見せつけている。
本編共通ルートで度々エロスの片鱗を見せていたが、個別ルート後にはそれを全く自重しなくなる
本作の糖分量産要員その1。
FDの個別シナリオの時点では、
もはや構成成分の10割がエロとおっぱいだと言っても過言ではないネタキャラと化してしまった。
○夕凪樹里
164cm O型 84(C)/56/82
CV:
一色ヒカル
弘太のクラスメートで真穂の友人。この手の作品には1人いそうな傍観者ポジション。
ノリと勢いが中心の本作ではある意味珍しいリアリストな心情の持ち主でもあるが
同時に基本的に面白ければオールオッケーなスタンスでもあるので付き合いは良い。
手先が器用な一面もあり、何かと意外な場面で活躍を見せることも多い。
その辺の謎については彼女自身の個別ルートで明かされることになる。
飄々としている割に、恋人になった後のリアクションはなかなか初々しかったり。
○津宮雫
144cm A型 69(AA)/50/71
CV:佐元二厘
和泉崎の名家、津宮家出身のちびっこお嬢様。弘太たちの一つ年上の先輩で学園の理事長も兼任している。
勝ち気でプライドが高く尊大な態度を取ることが多く、何かにつけてカッコつけたがる。
しかし、牛乳愛好家で好きな物はいつきの焼いたホットケーキと可愛いクマさんの刺繍だったりする。
乗せられやすいわ詰めが甘いわすぐムキになるわで見事にイジラレ役第二号の位置に収まるかりちゅまお嬢様。
ただし、恋愛事に関してはかなり一途で、乙女の妄想全開で愛くるしい言動を振りまく本作の糖分量産要員その2。
しかも理事長の肩書は決してお飾りではないので、一部ルートで本気を出した時は正真正銘のカリスマになる。
○藤倉いつき
162cm O型 88(E)/59/90
CV:岩田由貴
常に雫の傍らに控えているメイドさん、雫の世話係でブレーキ役で保護者的な存在。
単純な能力は登場人物の中でも群を抜いており、一度本気を見せれば誰も敵わない。
ただし、メイドの身分を弁えて常に一歩引いた位置にいることが多く、基本的に物腰丁寧な人当たりの良い女性である。
ただ、時折雫に見せる妖しい言動の数々はメイドの領分を間違いなく逸脱している、所謂駄メイドの気がある。
そしてプライベートでは散らかり放題の部屋でワンカップ片手にゲソを食らう親父臭さ全開の生活をしていたりもするギャップ萌え要員。
○関谷
CV:皇帝
弘太のクラスメートで友人の1人、作中でも随一の常識人。
弘太の趣味に関しては呆れながらも「自分が話を聞いてやらねば他の人間に飛び火する」といった感じで付き合っている。
妹がいるようなことを言ったり、恋バナについては意外な食いつきを見せるといった一面も。
○森の主
CV:秋山樹
弘太の幼少期から存在している巨大なｸﾏｰ。
赤飯炊いたり街中で買い物してたりと、どう考えても普通のクマじゃない。
ヒロインたちの反応は様々で、悠夏は本気で怖がっているが、樹里は完全にパシリ扱いしている。
○おっぱいラーメン店主
CV:KoKo一番
おっぱい……というより巨乳をこよなく愛する危ない性癖を持ったラーメン屋の店主。
真帆のおっぱいに惚れ込んでいる一方で、ナイチチや野郎相手には思いっきり侮蔑するような言動を取る。
それが自分の作るラーメンにまで影響するのだから始末に負えない。
おまけに言動の節々を見る限り普通に触ろうともしてるので紳士でもない。何で逮捕されないんだろこの人。
○津宮奏
CV:
成瀬未亜
一部ルートの回想にて若かりし頃の姿で登場する雫が尊敬して止まないおばあ様。
嘗ては弘太たちと同じように、大魔法使いの残したバングルをはめて宝探しをしていたらしいが……
FDでは何とエロシーンが追加された。
○大魔法使い
CV:???
とある個別ルートでワンカットだけ登場するある意味で本作の全ての根幹を担う存在。
見た目は髭の似合うダンディズム溢れる男性。
◆余談
本作はまずこの一点に尽きると言っても過言ではない。
開始時点で主人公がかなり独特のノリで、些細なことを全力で楽しんでいる様を見せつけられるので
そういった空気に冷ややかな物を感じてしまうと後が辛いかもしれない。
が、一度慣れてしまえばヒロインたちと織りなすハチャメチャ振りと個別ルート突入後の甘々ぶりを楽しめる。
シナリオも長すぎず短すぎずでBGMも本作の雰囲気とマッチした良曲揃い。
躍動感溢れる楽しい世界観でのラブコメディは決して他のういんどみる作品にも劣る物ではない。
……しかし、同ブランド出世作の
はぴねす!と、これまた姉妹ブランド、ういんどみるOasisの人気作
祝福のカンパネラに挟まれている所為もあるのか
ういんどみる作品としての知名度はお世辞にも高いとは言い難い。
上述した二作を除いて現状で唯一FDも出している作品であるにもかかわらず、である。
作品自体の出来は特段悪いわけでもないのだが……
だからって無印ブランドの次作に、下手すりゃブランド崩壊にも直結しかねなかったあんな核地雷級の代物が出るとは誰が予想できたろうか？
オープニングテーマ「One Dream」
歌:佐藤ひろ美
作詞:kanoko
作曲・編曲:菊田大介(Elements Garden)
エンディングテーマ「ツナガル★ミライ」
歌:佐藤ひろ美
作詞:佐藤ひろ美
作曲・編曲:上松範康、菊田大輔(Elements Garden)
追記・修正お願いします。
- 面白いけどノリについていけないとってのとはぴねす！のイメージがあるからなんかちがう？って感じるから余計に・・・ちなみに俺は良作だと思ってます -- 名無しさん (2014-11-10 13:40:01)
最終更新：2024年03月26日 20:48
