BAMBOO BLADE B

登録日:2014/02/01 (土) 12:34:08
更新日:2023/04/16 Sun 22:08:30
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BAMBOO BLADE B(以下BBB)とは、2009年2月号~2013年12月号まで月刊少年ガンガンで連載されていた
土塚理弘&スタジオねこによる剣道漫画のことである。
全60話、雑誌掲載ページ数2050P、外伝3話、ナナちゃんにおまかせ全23回。全12巻。


【概要】

ヤングガンガンで連載されていたBAMBOO BLADE(以下BB)の外伝作品。しかし本編連載の途中から既にガンガン本誌で連載がスタートしている。

『&スタジオねこ』とあるように土塚だけでなく、亜積沙紀を筆頭に複数のスタッフが作画を担当しており(背景とかだけじゃなくてメインキャラも)、そのため序盤は少女漫画のような感じに描きあげられていた。
それ自体はガンガンだと珍しいことでもないが(少年誌なのに)、まあ今までの土塚の絵が絵だったので当初は戸惑いの声があがったことも。
また色気ゼロだった今までの作品と比べて微妙に色気を出そうとしている感がある。まあ絵が絵だからアレだけど。作者本人も連載中に子供が産まれた。土塚・・・色を知る年齢か!そしてハルポリッシュへ。
あと、土塚が影響を受けたと語るあだち充の作風を踏襲している部分がある。

執筆の経緯については、男子は冷遇がデフォだったBB本編において例外的にスポットが当てられた岩堀の話を描いたのがきっかけで、剣道を通した少年を描きたくなったこと、高校生だった本編から年齢を引き下げ中学生を中心に少年誌でという構想が「もっと仕事下さい」という何時もの言葉とともにBB9巻の後書きに描かれている。

ちなみにBBBの『B』とは『BOY(少年)』のことである。また今作の存在でBBはBBA、主に『A』と呼ばれるようになった。『A』は『Atomic Fire Blade』のAである。

【おはなし】

春から飛鈴中に入学した主人公の大城戸優を中心に、剣道を通じて成長する少年少女の物語。
剣道を通じた成長という点はBBから一貫しているものの、競技としての剣道はあんま重視されてなかったBBと比べて、試合や練習と「強くなる」という点が強調されている。
またBB本編とは世界観が共通・・・てかBBのキャラの母校が舞台。そのためBBのキャラやそれにまつわる話も出てくる。時間軸もほぼ同じ。



【登場人物】


○大城戸優/ユウ

「ずっと、あなたを追いかけてた いつしか、あなただけを見ていた」

この物語の主人公である女の子・・・土塚ァ!!
12歳の新1年生とは思えないほどの恵まれた身長とスタイルの持ち主であり、物語冒頭では大人と間違われナンパされた。
ただし内面は非常に純粋で子供っぽく穏やか。特撮やアニメ大好き
身体能力も男子以上であり、特に腕力は『ゴリラ』とまで言われるほど。イメージ映像もゴリラ。女の子なのに。可愛いのに。
近所に道場があり、幼稚園に入る前から幼馴染のケンちゃんに無理やり付き合わされていた。
ケンちゃんとその身内としか剣道をやらず、今まで1回も勝った経験が無いため本人は自覚していなかったが
実は県内屈指の実力の持ち主でその辺の男子より強い。単にケンちゃんとその身内が全国最強レベルだったり道場主だっただけで・・・またある驚異的な才能を秘めている。
中学№1の斎村カグヤとは、彼女がケンちゃんの従姉なため昔からの友達であり、本格的に剣道に打ち込んでからは大きな目標となった。
父は普通のリーマンで、母は料理教室の先生。本人も母親ほどではないが料理できる。


○笹森健太/ケン太・ケンちゃん

「大城戸優に粉砕できないものはねェ!!!」

ユウの幼馴染であり、1学年下で小学6年生。笹森道場の孫で本人も剣道大好き。
見た目も中身も実年齢よりちょっと子供っぽく、特撮・アニメ大好き。あとアホ。
嫌がるユウを引っぱりまわしては剣道させていたが、これは本人が強すぎて同年代で相手が務まるのはユウだけであり
上級生たちは一回り年下のケン太に負けるのが嫌で戦ってくれなかったため。
その実力は3年生の時点で道場の6年生より強く、現在は小学生の中でも最強レベルであり下手な中学生では相手にならない。
ただしユウ以外の女子を相手にすると委縮して全く力が出せない。
またアホなので学力が低く、道場主の祖父から大会出場を禁じられることもあるため実績は皆無。
九州に住む従兄弟の斎村陽(小学生最強)を強くライバル視しているが、今は陽に1歩先んじられている。
何だかんだでユウのことは大切に思っており、ユウも周囲からケンちゃんを彼氏扱いされても否定しない。爆発しろ。


○木場奈々/ナナ

「男は、誰よりも強くなくちゃいけない生き物なのよ」

小学校からのユウの友達。ユウとは逆に小さい。
小学生時代は野暮ったい服装に眼鏡と酷いクセ毛の少々イモ臭い外見だった。
しかし中学入りを期にコンタクトにストパーかけて髪型もBBに登場した人気アイドル沢宮エリナを真似てイメチェンした。
おかげでユウとケン太は最初誰だかわからなかった。
オマケにアニメもカードも漫画もゲームも止めてファッション誌とインディーズバンドに凝るなど分かりやすいほどの中学デビュー組。ただし友達思いで気がきく良い子。
剣道はやらないのでユウが本格的に剣道部の活動を開始してからは出番が激減し、進行役だったオマケの解説コーナーも途中で無くなった。哀れ。
因みに名前の由来は『黄色いバナナ』。


○伊藤錬二/レンジ

「俺にはジンがいれば十分だ」

飛鈴中の2年生でユウの剣道部の先輩。
色々ケン太とキャラが被っている。初対面の時はユウを倒したことで敵視されていたが、レンジはケン太を気に入り、以降は兄弟のように意気投合している。
外見が少し紛らわしいからか、一緒に行動することになった刻龍旗では髪型がスーパーサイヤ人2の悟飯っぽくなった。
物語中盤~終盤手前までは天応中の辻村や親友ジンとのライバル関係もあって主役っぽい。おかげで『BOY』のタイトルの面目は保たれた。
性格や気迫のこもった一見荒っぽい動きとは裏腹に、戦術を立てて戦うのが得意。
面倒見がよく、背負うものが大きいほど強くなる主人公体質。色々背負ってる時のレンジは、互角の実力を持つジンも「勝てない」と言うほど。
当初から高い実力を持っていたものの、体力不足のジンとの時間を制限した練習のせいで試合中の集中力がフルタイムに持続しない欠点を持っていた。
しかし後に克服し、全国の中でもかなりの実力者になった。
可愛い幼馴染というかがいるのに本人はジンとべったり。


○中倉迅/ジン

「白菜!!鶏!!葱!!豆腐!!皆、俺に力を貸してくれ!!」

飛鈴中の2年生でレンジの幼馴染。
女子のような容姿に線の細い体格だが、脅威的な剣速と熱い闘志を持つ。しかし当初は病気がちで体力不足が目立った。
これは母子家庭なうえに母親が夜の仕事で忙しく、本人も偏食傾向があるので食環境が劣悪だったのが原因。あとどっかのバカ(親友)がお菓子や弁当を横取りしたりとか。
見かねたユウの母に食生活を(中学生なんだから自分の面倒くらいみれるように)矯正されたことで食事と料理の楽しさに目覚め、以後は試合会場に鍋とコンロと具材一式を持ち込み鍋料理を始める愉快な人になった。
そのかいあって冬には見違えるほどに体力とパワーがつき、途中で力尽きた夏大会とは違って決勝でも全力で力勝負を戦いぬいた。
もともと周囲にいじめられていた時にレンジの勧めで剣道を始めたが、家庭の事情で月謝の支払いが遅れがちになり、周囲のやっかみもあって道場を追放された。
この時ジンをかばったレンジも半ば巻き込まれる形で道場を追われ、以降は2人で練習を続けていた。
このことや体力不足の自分に付き合ってたことでレンジが長期戦に弱くなったことに負い目を感じており、本人も自覚の無いままにレンジに加減していた。
しかし顧問の持田の指摘でそれに気づき、夏の県大会個人戦ではレンジを強くするために全力で挑み死闘の果てに勝利した。


○川上硯梨/スズリ

「負けるな」

飛鈴中の2年生でレンジの幼馴染であり、姉貴分であり、恋する乙女で嫁。
レンジとは幼稚園に入る前からの付き合いであり、姉のように面倒見たり見守っていたりする。さっさと結婚しろ。
家庭科部との掛け持ちであり、当初剣道部を拒否していたユウが在籍する事になったのも彼女との出会いがあったから。
学校では2年生にして皆から頼られるお姉さんでユウからも大人っぽいと憧れられているが、家ではジャージ・汚部屋・甘えん坊・ゲーマーと色々残念な子。
剣道の腕は大したことはなく、試合でもあんま目立たない。てかレンジの試合を見守ってる時のが目立つ。


○持田歩/もっちー

「俺は胴のことをグランドストラッシュと呼んでいる」

今年度から剣道部の顧問になった若い男性教諭。女神の三十指最強の魔法使いでは無い。
IHに個人で出場した実力者であり、当時は上段の構えをとっていた。
だらけきって腕が鈍ったBBのコジローと違い、今でも高い実力を維持している模様。
胴を自身の必殺技と称し、遠間からの飛びこみ逆胴、本人曰く「グランドストラッシュ改」を一番好んでいる。基本的に気迫あふれる剣道を好む。
学生時代に剣道に誘った親友にオーバーワークさせ、危険な状態に追い込んでしまったことから指導者としての資格が無いと思っていた。
しかしそれは同時に指導者としての自覚も薄いということであり、当たり障りのない練習の指示だけして指導もロクにせず試合中に寝るなどしてレンジの反感を買っていた。(もっともその経歴から生徒の体調などについては真剣に対応していたが)
だがジンの一件でユウの母の指導者としての姿勢を聞いて自分の行いが欺瞞でしかないと悟ってからは積極的に剣道部を鍛えていった。
生徒思いな良き指導者であり、基本的に真面目な人物だが割とギャグ担当。
よく似てるけどマテパのジャンクーアではない。


○角綾子/お角ちゃん
飛鈴中の教師で元女子剣道部顧問。
剣道と剣道部が大好きだが、実力はちょっと・・・。
剣道部の中では女子剣道部部長の宮本タツミと仲が良い。(類友というやつ)
顧問を首になってからも、剣道部にちょくちょく顔を出している。
が、後半は若干空気。
一応笹森道場の門下生でもある。


○竹中先生
飛鈴中の教師で元男子剣道部顧問。
ヒゲでメガネ。えーと・・・あと、何だっけ?


○佐々木大河/部長・トラちゃん
飛鈴中の3年で男子剣道部の部長。
小学生の頃から剣道教室に通っており、恵まれた体格も相まって男子ではレンジ、ジンに次ぐ実力者。(デフォルメのせいで小さく見えるが)
精神的に脆いところがあり試合では実力を発揮できず敗れることが多い。
あとおにぎり


○遠藤俊介/シュン
飛鈴中の3年で男子剣道部の部員。
BBの登場人物である千葉キリノに誘われ剣道部に入部。
余り練習熱心な方ではないため、はっきり言って弱い。
ただ割と仲間思いなのか、他の部員が勝ったときは自分のことのように喜び、負けたときは自分のときよりも悔しがってくれるので、部員からは慕われている。
剣道部のムードメーカー。
一年の遠藤恵は実の妹だが、兄妹仲は悪いらしい。


○有馬照樹/テルキ
飛鈴中の3年で男子剣道部の部員。
クラスメイトの遠藤俊介の誘いで剣道部に入部した。
どこか枯れたような捉え処のない性格で、剣筋も性格そのものを映したかのような難剣の使い手。
中学から始めたため、剣道の腕自体は並みだが、不完全とはいえ即興で辻村圭祐の足さばきをコピーする辺り剣道の才能はある気がする。
早くから将太郎の実力を見抜くなど以外と鋭い。


○宮本竜美/タツミ
飛鈴中の3年で女子剣道部の部長。
BBの登場人物である千葉キリノに誘われ剣道部に入部。
中学から始めたので実力は低いが、剣道自体は好きらしい。
飛鈴中剣道部のOGであり、現・室江高校剣道部部長のキリノは、彼女にとって憧れの人物で、卒業後もちょくちょく連絡を取り合ってる模様。
卒業後は室江高校に進学。高校でも剣道部に入部した。


○菊川紗里子/サリ
飛鈴中の3年でタツミの幼馴染。
外見は不良っぽいが、根はマジメな良い子。
幼馴染のタツミがほっとけなくて剣道部に入った。
ついでで始めた剣道だが、根がマジメなので影ではしっかり稽古しており、ユウが入部するまでは、女子では一番の実力者だった。
小さい頃から幼馴染のタツミの面倒をみてきたが、前の代が引退した時、部長に指名されたのが自分ではなくタツミだったので、部長のタツミやタツミを指名したお角ちゃんに対しては反抗的。
ただ、幼馴染のタツミの事は内心ではとても大切に想っており、卒業後はタツミと同じ室江高校に進学。高校でも一緒に剣道部に入部した。
要するにツンデレ


○谷崎繭/マユ
飛鈴中の3年の剣道部部員。
外見はメガネっ子の委員長タイプ。
サリと仲が良く、普段は大抵サリと一緒に行動している。
実力はユウを遥かに上回っており、ユウも作中で斎村カグヤと戦わせてみたいと内心呟いていたほど。
マユ本人もチャンピオンであるカグヤを倒すため日々練習に明け暮れている。

あ、これ剣道じゃなくて格闘ゲーム『MONONOFU BLADEⅥ』の話ね。

卒業後は室江高校に進学。
タツミとサリから少し遅れて剣道部に入部。
前作BAMBOO BLADEの実質的な主人公だった川添珠姫からその実力を認められライバルとして認定された。


○小野清夢/ムーちゃん
飛鈴中2年の剣道部部員。
清村緒乃を女体化させたようなキャラ。
おもにチィへのツッコミを務める。


○杉山小路/チィ
飛鈴中2年の剣道部部員。
杉小路隆千穂をロリ化させたようなキャラ。白黒ページではわからないがピンク髪
おもにムーちゃんと遊んでたりお菓子食べてたり。2人とも団体戦には出場せず試合描写もない賑やかし要因。
高校はあの『とりごや高校』に進学する予定。おそらく清杉たちとは入れ替わりになる。
部内でのジャンケンの結果、二学期からはちゃっかり剣道部部長に就任した。


○遠藤恵/ケイ

「はい!!キモいです!!」

飛鈴中の1年であり、3年で剣道部員の兄が引退するのを待ってから剣道部に入部した。
八重歯が特徴の小柄な少女であり、小学生のころから3年剣道やっているだけあって1年にしては強い。
しかし規格外の強さのユウには一撃で失神昏倒され、試合でも勝ったり負けたり。
色んな意味で中1とは思えないユウに憧れており、またレンジの剣道バカのノリにもついていける。
最終章の人数合わせとかいったヤツは道場行きな?



○奥園緋姫/ヒメ

「ボクの言う事、何か間違ってる!?」

天応中2年の正論バカ女。ボクっ娘。
自分を正義と信じて疑わない性格であり、やりすぎな行動も目立つ上にそれを指摘しても意に介さずかみついてくるため周囲からは煙たがられている。
何を言っても言うことを聞かないうえに自分より強く、さらに自分が苦手な猫に好かれている辻村を毛嫌いしている。
かつて月謝の支払いが滞っていたジンと彼をかばったを道場から追放した張本人であり、当時は2人より強かった(今は2人のがずっと強いが)。
なお、本人は数え切れないほどの人間を剣道やめさせたり退部に追いやっているために一切そのことを覚えていない。
県内女子最強の一角であり、一度は判定の甘さに救われユウに勝利したものの、本人にとって不本意な勝利だったためユウを強くライバル視するようになった。
再戦時には間合いを巧みに使い、個人戦最有力候補の柳沼からは「狼」と例えられ、一時はユウを圧倒するものの最後は完敗した。
後に光陰流門下に入る。
中学卒業後はBAMBOO BLADE Cのメインヒロインで実質的な主人公だった朝比奈希輝に憧れ、キキたちが通う亀之宮高校へ進学。
個人戦では東京都予選で惜しくも敗れるも団体で全国優勝を果たす。


○辻村圭祐

「上手くなったもんだ」

天応中2年男子。
恵まれた体格に加え、多彩な足さばきを使い試合全体を組み立てる完成度が高い実力者。しかし本人はその完成度故に伸び悩みを感じている。
幼い頃に古流の流れをくむ剣道家・佐藤将蔵(今は故人)の指示を受け「剣の本質は人を『斬る』こと」という思想と足さばきなどの技を叩きこまれている。
普段は試合を楽しんでいるが、追いつめられると強い殺気を放ち相手にプレッシャーをかける。しかしこの状態だと本人も緊張感から消耗が激しい。
一度はレンジの集中力切れもあり圧倒したが、再戦時にはレンジが戦いの中で「『斬る』のではなく最小限の動きで『打つ』」という
殺人のための剣術から離れ、人を活かすために発達した剣道の動きを体得したために敗れ去った。
敗北後、師の友人だったケン太の爺さんから将蔵の教えは「人を活かすための剣道」を教える前に「剣の危うさ、怖さ」を叩きこむためのものだったことを伝えられ自分も、戦いの中で成長していったレンジたちのような力が欲しいと思った。
その後、中学で使用できる範囲の技を全て習得。中学レベルにおいて隙の無いとまで言える存在になるも、再び成長の壁にぶつかることに。


○佐藤将太郎/将ちゃん

「あの人・・・俺と同じ匂いがする。解説役の匂いが・・・!!」

天応中2年男子。
佐藤将蔵の孫であり、BBに登場した末野将子の弟(両親は離婚している)。妹もおり、現在手術のために入院している。
部活では辻村をはじめとするマイペースな面々に少々ふりまわされがち。
辻村とは幼馴染だが、実力は大したことが無いのか制限時間いっぱいに辛うじて一本取る姿を「上手くなったもんだ」と評された。
3年生になって伸び悩んでいる辻村のことを案じている。
県大会では飛鈴中の対戦相手が佐藤門下だったり天応中だったため、彼らの剣道についての解説役を務める。
実はレンジや辻村よりずっと強くて、自身に制限かけた状態でも一本もとられず余裕で全国男子個人戦で優勝できるほど。
刻龍旗大会では準決勝でBAMBOO BLADE Bのラスボスであり、BAMBOO BLADEシリーズ最強のキャラである斎村カグヤと壮絶な死闘を繰り広げるも、ギリギリのところで惜しくも敗れた。


○吉田隆司
天応中3年男子。
小四から剣道を始める。
小学校時代はパッとしなかったが、中学入学後背がぐんぐん伸びた事もあり才能が開花。
追い込まれた方が力を発揮するタイプで、先取した試合は調子に乗って勝ちを逃す事が多いが、先取された試合は大抵逆転して勝利する。
作中では中倉ジンと対戦するも敗北。


○斎村陽

「そうだっ!!気だ!!俺が闘気を発せばそれを感じとってくれるはず」

ケンちゃんの同い年の従兄弟であり、小学生男子最強の天才少年。
小学生ながら試合を組み立てる能力に長け、表面的にクールを装っているが根っこは熱くなりやすいケンちゃんと同レベルのガキ。迷子になって半泣きになるし。
自分をライバル視し、何かと突っかかってくるケン太を煽っているが、内心認めている(上から目線だけど)。
幼い頃から姉に溺愛されており、何かと守られ続けてきたのもあって時々不満を見せながらも姉のことは大切な模様で、いつかは姉を超えたいと思っている。
わかりやすい程にユウにべた惚れだが、まあ何というか諦めろと。
どう考えても前世は太陽丸さんでいやがります。



○お母さん

ユウの母親。
料理教室の先生を勤めており、いつもおいしいご飯を作ってくれる。
その甲斐あって(?)、ユウはすくすくと大きく育っていった。

○お父さん

ユウの父親。
ごく普通のサラリーマン。
特に普通です。

○笹森 賢造

ケンちゃんのお祖父ちゃん。
笹森道の場主でユウの剣道の腕も、元々は彼が鍛えたもの。
孫の幼馴染であるユウの才能を高く評価している。
佐藤や辻村の師である佐藤将蔵とは友人でありライバルだった。

○大田原さん(31)

「やるねお嬢ちゃん ノーダメージでここまで来るなんて」

斎村カグヤと全国大会決勝戦で戦った女性。前年度優勝者。
特訓のために有給を取って会社を休んで家族の冷たい視線に耐えながらもひたすら家に引きこもって
そのまま有給を使い切っても会社に行かずもう2年も経つ程の実力の持ち主。
迷子になった陽を心配して実力が出せないカグヤを追いつめる。
しかし陽が帰ってきてカグヤが集中力を取り戻してからは巻き返され、激闘の末に敗れ去った。



あ、これ剣道じゃなくて格闘ゲーム『MONONOFU BLADEⅥ』の話ね。


ねこ
何時ものねこ。50話に一度出てくるアレも健在。
普通の猫に群がられている辻村に驚いていた。


【用語】


○光陰流
古流の流れをくむ剣道家、佐藤将蔵の流派。殺人剣としての剣術の側面を色濃く残す。
人格形成を主とする現代と剣道とはかけ離れた精神性から疎まれ、本人も時代に合わないと思って道場を畳んだ。
だが晩年、死期を悟ったのか孫たちとその友人に活人剣としての剣道を伝えたいと思い、そのための前段階として教えられた。
剣術の流れのためか様々な動きの型が存在する(トンデモなものでもなく、基本の動きの連携だが)。
またその精神性故に並の精神力では殺気に呑まれて委縮してしまう。
だが剣道は剣道で人を斬る必要の無い環境の中で独自に発達しており、
あくまで剣道は剣道でしかなく、実戦の斬り合いを想定した古流だから普通の剣道より強いとかそんなことはなかった。


○刻龍旗
長野は川中島で行われる剣道の大会。トーナメント。
学校では無く道場単位でのエントリーであり、参加可能なのは中学生以下。
参加者に1人『高3』とか書かれてるヤツがいるけど気にするな。
団体戦でチームは5人の男女混合(最低でも1人は異性を入れる必要がある)。
全国各地から参加者が集まる全国レベルの戦い。




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最終更新:2023年04月16日 22:08