ベアーコンガー(ショッカー怪人)

登録日:2011/10/16Sun 17:31:05
更新日:2023/04/04 Tue 13:36:49
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これまでだなライダー!


出典:仮面ライダー/東映/第46話「対決!!雪山怪人ベアーコンガー」/1972年2月12日放送


ベアーコンガーとは、『仮面ライダー』に登場する怪人。

▽目次

【概要】

所属組織:ショッカー
モチーフ:クマ
登場作品:『仮面ライダー』
話数題名:第46話「対決!雪山怪人ベアーコンガー」


クマ型の改造人間。雪山で活動するためか眼がゴーグル状になっている。
マタギの老人に化けて相手を欺き作戦を遂行する。
雪原での戦闘に長けており、荒々しい戦い方と刃物状になっている左手の鋭い爪で接近戦を行う。
スノーモービルをも乗りこなし、ライダーとの戦いを繰り広げる。
鳴き声は「ベアー!」と発する。
は阪脩、またぎの老人は、依田英助が担当している。


【各作品において】

●仮面ライダー

第46話にてショッカーの幹部死神博士は草津高原の雪を全て溶かし、大洪水を起こす「スノー作戦」を計画する。
その為、物理学者の美川博士に2000度の高熱を保つエネルギー爆弾の完成を急がせていた。
アジトでエネルギー爆弾が完成されて、死神博士はこの秘密を美川博士の息子・正が知れば殺すと脅し、その見せしめに雪山怪人ベアーコンガーが囚人を殺す。
だが、正が秘密を知った為、ベアーコンガーは正の抹殺に向かうが運悪く立花レーシングのメンバーがスキー旅行に訪れていた為、一文字隼人滝和也に目撃され交戦となる。
鋭い爪で一文字の左腕を負傷させるが倒すには至らず、正の抹殺もできないまま一時撤退する。
その後は立花レーシングのメンバーを攫い、人質にして寄せつけておき、その間に阻止されないようスノー作戦を実行する。
しかし、ライダーが立花藤兵衛等を救出し、爆弾も発見されてしまう。
邪魔されないようスノーモービルに乗ってライダーを引きずるが、滝が爆弾を解除したことで失敗に終わる。
縄を解いたライダーに降ろされ戦闘になるが、最期はライダーキックを受けて爆散した。


【関連人物】

  • 美川博士
物理学者。
ショッカーの脅威に抗えずエネルギー爆弾を開発する。
人質にされるが救出された後に一文字等にショッカーの作戦場所を伝えた。

  • 美川 正
美川博士の一人息子。
夜中にこっそりと美川博士の跡をつけてショッカーの作戦を知ってしまい命を狙われる。


【余談】

本話は一文字隼人/仮面ライダー2号役の佐々木剛氏の単独での最後の撮影であり、長年本郷猛/仮面ライダー1号役の藤岡弘氏のピンチヒッターを務めた彼への慰労を兼ねた撮影だった。
本来はそのまま卒業の予定だったが、1号復帰後も2号人気は衰えず、その後も出演してダブル主人公となったのは周知の通り。

ベアーコンガーに殺される囚人役を大野剣友会・中屋敷鉄也が演じた。
同時に本話の仮面ライダーの(後述のシーンを除き)スーツアクターも兼任し、以降新1号編で活躍していくこととなる。

今作はライダーのスーツアクターの一人・岡田勝氏の殺陣師デビュー作。
初代ライダー全体の殺陣師を務めていたカシラこと高橋一俊氏がショーのリハーサルで捻挫して全治3ヶ月となった為、ピンチヒッターとして務める事となった。
スノーモービルでライダーを引きずり回すというのは彼のアイディア。
本人は中屋敷氏にライダーをやらせるつもりだったが、怪我を押して佐々木氏の激励に来たカシラに見つかり、自分が引きずり回されるハメになってしまった。
(カシラにしてみれば、新人にやらせるより言い出しっぺかつベテランの岡田氏にやらせた方が怪我も少なく確実だと思ったからである)




―――追記・修正を怠る者には死、あるのみ。


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最終更新:2023年04月04日 13:36