OB選手(パワプロ)

登録日:2011/03/10 (木) 01:56:55
更新日:2024/01/07 Sun 13:06:46
所要時間:約 4 分で読めます




OB選手とはパワプロ98開幕版以降のパワプロで使用できる選手の枠である。
一時期廃止されていたが2014版より復活した。


入手方法

登場初期は人数は少なかったがシリーズを重ねるごとに人数が増えていった。
一方で使用可能な選手が全てホームラン競争の隠し選手や対決伝説選手で入手するシステムも存在。
ホームラン競争後の野球盤方式のミニゲームで隠し選手が出る作品もあったが、ハズレ(つまり、何ももらえない)もあるのでミニゲームが下手な人にとっては地獄だっただろう。

初期は大スター選手が隠しであったうえ弾道の能力が着く前だったためホームラン競争で隠し選手を出すのに苦労したプレイヤーは多いはず。

収録されている選手

大抵は実績のある選手が収録されている事が多いものの、川藤幸三やパンチ佐藤などのように個性的な選手も収録されている。

特に99開幕版、決定版においてミスタープロ野球・長嶋茂雄世界のホームラン王・王貞治打撃の神様・川上哲治を出すのは極めたプレイヤーでないと厳しいレベルだった*1

また、シリーズを重ねるにつれてかつてパワプロに現役選手の枠でいた選手がOBとして使えるのは時代の流れを感じるものである。

しかし、中にはかつては使用できたのに後に使えなくなってしまった選手もある。
大体は他界した場合であるが、稲尾和久や衣笠祥雄などのように他界した後でも登場する選手も何人かおり、村山実などのように他界した後に初めて収録された選手もいる。

なお、一部選手はバージョン違いで何種類も収録されているが、これに関しては賛否両論である。


また、OB選手が現在球団の監督、コーチをしている場合その球団の背番号とユニフォームで出てくるのも問題点である。

PS2版の途中から外国人選手もOB選手に加わっており、リー兄弟、クロマティ、バース、ブライアント、ローズ(横浜)といったメジャーな助っ人はもちろん、宣やバッキーやシピンなどの助っ人も登場経験があり、さらにはホーナーまで使えた作品も存在する

初登場時からしばらくはお楽しみ要素だったが、パワプロ8のサクセスでは「伝説最強チーム」としてサクセス本編にも登場。パワプロ10以降のマイライフにおいては主人公に技術を教えに来たりコーチとして来たりするようになった。

ここまで読んだだけでも多くの選手がいることがわかるが、これに満足しないプレイヤーは収録されてない選手を自分で作ってドリームチームを作っている。
特に2001年以降はメジャーリーガーとなったイチローを作成するプレイヤーは多かったが、2022で初めてOB選手として収録された。

例えば、年代別のオールスターや球団別の歴代メンバーで固めるなど。

2000年までのパワプロで、イチロー、松井秀喜、松坂大輔などのメンバーにOBを加えてさらなるドリームチームを作るプレイヤーや、現在のパワプロだと、松井稼頭央、古田敦也、石井琢朗、山本昌、岩瀬仁紀、長嶋茂雄、王貞治、北別府学、佐々木主浩などの名球界チームを作るプレイヤーもいる。

幸い10の頃から各球団の歴代ユニフォームが使えるようになったためリアリティも倍増(帽子の球団マークはOBに修正されているが)
ダイエーの鷹ヘルメットや大洋の緑オレンジユニフォームなどもある。

他にも、かつてのパワプロで現役選手のユニフォームだったもの再現されている。


現在のOB選手の扱い

最初に書いてある通り、2014より復活。
ユニフォームの再現はなくなり、一律で無地のユニフォームを着用するようになっている。
また、外国人選手は登場しておらず、登場する場合は監督またはコーチで在籍している場合のみである。

入手はアイテムショップから行う形に統一されており、普通にプレイしていれば全員揃う程度の金額。
なお、近年のパワプロは2年に1回の発売になった為、OB選手として収録されている監督やコーチが退団した場合はアップデート後に収録漏れになる事がほとんどである*3
また、バッテリーコーチなどで球団に所属している捕手OBもほとんど収録されておらず、昭和で活躍した捕手で収録されているのは阪神OBの田淵幸一のみで、それ以外は平成で活躍した捕手しかいないなど扱いが非常に悪い*4

以前のOB選手のようにマイライフで登場するほか、2016以降のパワフェスでは隠しチーム「プロ野球レジェンズ」として主人公達に立ちはだかる。
このプロ野球レジェンズ、2016では世代ごった煮状態だったが、2018以降では世代ごとに2種類のパターンのチームに分かれるように。1つはメジャーリーガーや近年引退した選手中心のチーム、もう1つがパワプロ98時点で既にOB選手だったようなレジェンド選手中心のチーム。特に後者のチーム構成はパワプロ8の「伝説最強チーム」にそっくりである。

2022からはペナントモードで転生選手として登場するようになり、現役選手らとプレイする事が可能となった。
なお、OBの投手の中には稲尾和久、平松政次、米田哲也などのように打撃能力が高い為、同じく転生選手として登場する栄冠ナインで二刀流として活躍させる事も可能である。


能力値に関して

能力に関してはベースとなった年の成績を参考にしている。

しかし、当時のプロ野球のレベルは今と違う為、とてつもない強さの選手も多数いる。

ベースになった年がパワプロが発売した以降の年だとその当時のパワプロがベースとなる。
Cが平均能力値だった99決定版までの能力基準値仕様の時代だと現在のDが平均能力値の仕様になっている。

そのため、99年以降の成績がベースとなっている選手は当時と能力があまり変わっていない(99年以降なのは能力値の基準が改訂されて初めての作品64版2000が99年終了時をベースにしたデータだから)

例として元横浜の波留敏夫の能力は
2000年初夏発売のPS2版パワプロ7とほとんど同じDBBCBである。ちなみに98年64版の現役波留の能力はCEAAA。シーズン中の本塁打数で決まるパワーはさておき、仕様変更で軒並み能力がダウンしているのが分かる。

また、一部選手にはオリジナル変化球持ちもいる。
元阪急佐藤義則のヨシボールや元大洋平松政次のカミソリシュートなど

かつて、2001年に発売されたパワプロ8に現在の村田兆治がいたがその能力は50代にもかかわらず球速142キロであった。
これが本当の話だからスゴい。


追記・修正はホームラン競争で100本打ってからお願いします。

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最終更新:2024年01月07日 13:06

*1 条件に冥球島編が絡んでいる為。

*2 阪神時代と異なり、守れるポジションが一塁手のみ。

*3 退団後の翌年にOB選手として収録されたのは、福岡ソフトバンクホークスの前監督である工藤公康くらいしかいない。

*4 内外野のOB選手は多く登場しているにもかかわらず、捕手に関しては1作品に10人も登場していない。